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無職期間が長いと転職に不利?与える影響や効果的な過ごし方を解説
この記事のまとめ
- 半年を超える無職期間がある場合、再就職で不利になる可能性がある
- 無職期間が長いと、企業側から「働く意欲がない」「計画性がない」と懸念を抱かれる可能性がある
- 無職期間が長い理由が資格取得や介護、語学留学などは不利にならないこともある
- 転職を成功させるには、無職期間に規則正しい生活やスキルアップを心掛けることが大切
- 自己分析で転職の軸を明確にし、積極的に応募することが転職成功につながる
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退職後の無職期間が長引くと、「転職活動で不利になるのでは」「このままで大丈夫?」と焦りや不安を抱えている方もいるでしょう。無職期間が長くなると、焦りや不安から転職活動がうまくいかない悪循環に陥ってしまうことがあります。また、面接でも「無職期間中に何をしていたのか」と聞かれる可能性があるため、明確に説明ができるようにしておくことが重要です。
このコラムでは、転職活動における無職期間が与える影響や、無職期間にやるべきことについてご紹介します。無職期間を不利にすることなく再就職を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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無職期間が何ヶ月続くと転職活動に影響が出る?
転職活動に要する期間は人によって異なりますが、無職期間は平均的な3ヶ月〜半年程度であれば、不利にはならないでしょう。
しかし、無職期間がそれ以上長引いた場合は注意が必要です。「無職期間が何ヶ月以上だとNG」という明確なルールはありませんが、無職期間が長ければ長いほど、転職活動で不利になる傾向があります。
労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書 No.199 大都市の若者の就業行動と意識の分化(4.フリーターから正社員への離脱)」によると、フリーターから正社員への離脱成功率は7ヶ月〜1年が最も高く、男性80.0%、女性60.0%でした。
引用:労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書 No.199 大都市の若者の就業行動と意識の分化(図表6-34 フリーター継続期間と正社員になれた割合)(p128)」
上記の結果から、無職期間が1年以上になると、転職が難しくなる可能性があるといえるでしょう。
また、半年を超える無職期間がある場合、その理由を面接で聞かれることも。その際に説得力のある理由を説明できなければ、採用担当者に「働く意欲がないのでは」と懸念を抱かれてしまう恐れもあります。
参照元
労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.199 大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」から―
一般的な転職期間
転職するまでの期間は、一般的に2〜3ヶ月といわれています。厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」によると、在職者で転職活動を始めてから次の転職先が決まるまでの期間で多いのは、1ヶ月以上3ヶ月未満の28.8%でした。
※男女計
1ヶ月未満 | 1ヶ月以上3ヶ月未満 | 3ヶ月以上6ヶ月未満 | 6ヶ月以上9ヶ月未満 | 9ヶ月以上1年未満 | |
---|---|---|---|---|---|
総数 | 18.3% | 28.8% | 15.7% | 5.9% | 2.9% |
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況(表19 性・年齢階級・現在の勤め先の就業形態、転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間階級別転職者割合)」
また、在職中に順調に次の仕事が決まらなかった場合、3ヶ月〜半年程度のブランクであれば転職活動でマイナス評価につながることはないでしょう。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
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無職期間が長くなる前にまずやるべきことは?
無職になると、これまでの生活スタイルが変わることから「動きたくない…」と感じる人もいるでしょう。しかし、税金関係は納付期限を忘れたり支払いが滞ったりしてしまうと、後々困る可能性も。休息をとる前に、各種手続きを済ませておくことが重要です。
以下では、失業保険の申請や保険の切り替えなど、無職期間が長くなる前にやっておくべき手続きについて解説します。それぞれ無職期間が始まるタイミングで必要になる手続きのため、なるべく早めに対応しておきましょう。
1.失業保険の手続きを行う
仕事を辞めたら、まずはハローワークで失業保険の手続きを行いましょう。失業保険は、受給条件を満たしていれば、離職後に一定期間給付金を受け取ることが可能です。
失業保険を受給できる期間は90〜350日の間で、離職理由や雇用保険の被保険者期間、年齢などによって決定します。また、給付金額も状況によって異なるため、居住地にあるハローワークの窓口へ相談しましょう。
生活費の不安を少しでも和らげるためにも、早めの申請が大切です。
参照元
ハローワークインターネットサービス
トップページ
全国のハローワークの所在案内
2.健康保険を切り替える
日本では、「国民皆保険制度」によって日本国内に住んでいるすべての国民が、何らかの医療保険に加入する義務があります。退職すると会社の健康保険も失効するため、速やかに健康保険の切り替えを行いましょう。
健康保険には、以下4つの選択肢があります。
健康保険の手続き | 期限 |
---|---|
転職先企業の健康保険に切り替える | 転職後すぐ |
家族の扶養に入る | 退職後5日以内 |
国民健康保険に加入する | 退職後14日以内 |
前職の健康保険を任意継続する | 退職後20日以内 |
各手続きにはそれぞれ異なる期限が設けられているため、早めに対応を進めましょう。
以下のコラムでは、健康保険の詳細や手続き方法について解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
参照元
e-gov 法令検索
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3.厚生年金から国民年金に切り替える
退職と同時に厚生年金の加入資格も失われるため、国民年金への切り替え手続きを行いましょう。なお、転職先が決まっている場合は自分で手続きをする必要はありません。
状況別の選択肢は、以下のとおりです。
年金の手続き | 期限 |
---|---|
転職先が未定で厚生年金から国民年金に切り替える | 退職後14日以内 |
被扶養者になる | 退職後14日以内 |
年金は将来の自分の生活を支える大切な制度です。無職だからといって後回しにすると、後々の手続きが煩雑になったり、未納によるペナルティが発生したりすることも。忘れずに対応しておきましょう。
4.住民税の支払い手続きを行う
住民税は前年の所得に対して課されるため、たとえ無職で収入がなくても支払い義務は残ります。退職後は給与天引きがなくなり、納付書で自分で支払う必要があるので、忘れないよう注意が必要です。自治体から届く書類を確認し、支払い方法や期日をきちんと把握しておきましょう。
各手続きと期限は以下のようになります。
住民税の手続き | 期限 |
---|---|
退職後1ヶ月以内に転職する場合 | 退職後すぐ |
1~5月に退職、1ヶ月以上の離職期間ができる場合 | ※退職時、給与や退職金から住民税が全額一括で差し引かれる |
6~12月に退職、1ヶ月以上の離職期間ができる | 退職後すぐ |
経済的に厳しい場合は、役所に相談すれば分割や猶予が可能なこともあります。心配な方は一度役所に相談してみましょう。
これまで解説した退職後にやるべきことは、以下のコラムにリスト形式で詳しく解説しています。手続きのやり方や手順に迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
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無職期間が長くなることで抱える不安や悩み
転職までに時間が空きやブランクが長くなることで、ストレスを感じたり精神的に余裕がなくなったりする場合もあるようです。それには、以下のような理由があるといわれています。
収入がない
無職期間は、働いていないので収入がないことが一般的です。そのため、携帯料金や食費といった生活するうえで発生する支出は貯金を削って生活することになるなど、金銭面の不安があります。
世間の目が気になる
無職期間は毎日の生活に自由度はあるものの、家族や近所、友人からの「目」が気になる人も多いようです。必要以上に気にしてしまい、「転職活動がうまくいっていないと思われるのでは?」「働いていないことに対して肩身が狭い」とストレスを感じることもあります。
転職に必要な期間については、以下のコラムでも詳しく解説しているので、参考にしてください。
現在の状況に対する不安がある
無職期間が長く続くと、現状に対する不安が募る可能性があります。収入がないことへの焦りや社会から取り残されているような感覚のほか、周囲の目が気になって外出すら控えてしまうこともあるようです。
また、これまでできていた仕事とプライベートを切り分ける機会がないぶん、気持ちの切り替えができずに「このままでいいのかな」「もう就職できないかも…」といったマイナス思考に陥りやすくなる場合があります。こうした不安は誰にでも起こり得るもの。あまり自分を責めすぎないようにしましょう。
なかなか就職が決まらない
無職期間が長くなると、就職自体が難しくなる可能性があります。無職期間が長引く焦りから、自己分析が疎かになってしまったり、求める条件と異なる求人を選んでしまったりすることがあるためです。
また、せっかく面接に進んでも、無職期間の長さから「何か問題があるのではないか」「計画性がないのではないか」などの懸念を抱かれてしまい、不採用になることも少なくありません。就職のチャンスを逃さないためにも、早めの行動が大切です。
自己肯定感が低くなる
自己肯定感が低くなるのも、無職期間に生じやすい不安や悩みの一つです。働いていないと、社会から切り離されたような孤立感をおぼえ、「自分には価値がないのかも…」と自分に自信を失ってしまうことがあります。また、周囲と比べてしまうとその差を強く実感してしまい、さらに自信を失う原因になりがちです。
仕事の有無で人の価値が決まるわけではありません。マイナスの感情が払拭できないときは、小さな達成感を積み重ねて、自分の存在を認めていけるようにしましょう。
無職期間が長引く理由には何がある?
無職期間が長引く理由には、「やりたい仕事が見つかっていない」「アピールにつながるスキルが足りていない」などがあります。再就職先が見つからない、内定が出ないのは主に以下の理由が考えられるので、チェックしてみましょう。
希望する業界や職種が定まっていなかった
転職を希望する業界や職種が定まっていないと、再就職できずに無職期間が長くなる恐れがあります。なぜなら、業界・職種の研究や自己分析から始めると、応募するまでに時間がかかるからです。
前職を退職する前に、転職先に希望する業界や職種を定めていれば、ブランクなく退職後すぐに応募できるでしょう。退職前から再就職へ向けたスケジュールを考えておくことが重要です。
アピールになるスキルや実績が足りていなかった
応募書類や面接時にアピールできるスキルや経験が不足していると、自分自身の強みや魅力がうまく伝わらず転職活動が長引くことがあるようです。前職の社内独自の勤務や業務により、現在もっている資格やスキルが前職でしか使えない場合、ほかの企業ではアピール材料になりにくいと感じることもあるでしょう。
また、フリーター歴が長く正社員経験がない場合は、「アピールできるような仕事をしていない」と悩んでしまうこともあるようです。
ただし、華やかな実績やスキルでなくても、仕事で頑張ったことや努力したことを伝えることで、意欲や能力が伝わる可能性は大いにあります。前職で任されていた仕事の程度や取得した資格といった、具体的な内容を伝えましょう。
自分の強みの探し方は、以下のコラムを参考にしてみてください。
転職活動において無職期間がマイナス評価になる3つの理由
無職期間が長いのは良くないことだと漠然とイメージできても、具体的に何が問題なのかが分からないという方も多いでしょう。ここでは、無職期間が長い人やブランクがある人に対して面接官がどう感じ、何を懸念しているのかを解説します。
転職活動において無職期間がマイナス評価になる理由
- 働く意欲が低下していると思われることがあるため
- 転職に対する計画性がないと捉えられることがあるため
- これまで身につけたスキルが鈍っている可能性があるため
1.働く意欲が低下していると思われることがあるため
無職期間が長いと、働く意欲が低下しているのではないかと懸念を抱かれる場合もあるでしょう。無職であることは、その期間は仕事から離れているということを意味します。
ブランクが長くなるほど「働いていないことに慣れてしまっているのではないか」「楽な方へ流されやすいのではないか」という印象を面接官に与えてしまうことも。結果的に「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と敬遠されてしまうリスクがあるでしょう。
2.転職に対する計画性がないと捉えられることがあるため
無職期間が長引いた場合、面接官に「計画的に転職活動ができなかったのでは」と懸念を抱かれることも。その結果、「仕事でも優先順位やスケジュールを意識した行動ができないかもしれない」と判断されてしまう可能性があります。
再就職に向けて転職活動をする際は、できるだけブランクを作らないように配慮しながら行動するのが理想です。退職する前に一度スケジュール感をつかんでおきましょう。
3.これまで身につけたスキルが鈍っている可能性があるため
在職中に高いスキルを活かして働いていた場合も、業務から離れブランクがあると技術や知識は徐々に衰えていきます。無職期間が長くなるほど、以前の勘を取り戻すのに時間がかかることは避けられず、面接官に「即戦力として活躍してもらうのは難しい」と思われてしまう恐れがあるでしょう。
無職期間というデメリットをメリットに変えるために
無職期間が長引くことによる具体的なデメリットが理解できれば、今後の目標や改善点を考えやすくなります。このコラムの後半で、転職を成功させるためのポイントや無職期間の有効的な過ごし方を確認してみましょう。
無職期間の理由によっては転職に不利にならない場合も
無職期間が長くなる理由は人それぞれで、事情によっては必ずしも選考でマイナスになるわけではありません。以下のように、面接官が納得できるような理由がある場合ははっきりと伝えましょう。
資格取得のため勉強をしていた場合
新しい仕事に就くために資格の勉強をしていた場合、スキルアップの一環として前向きにアピールできます。転職活動をしながら、次の仕事に向けての明確な目標をもって勉強に取り組んだことをしっかりと伝えましょう。前職と異なる業界や職種にチャレンジする場合は、目指すきっかけとなった背景についても説明できるようにしておくと、選考時に面接官に対して志望度の高さをアピールできます。
転職で役立つ資格については、以下のコラムも参考にしてみてください。
家族の介護をしていた場合
家族の介護を理由に退職した場合、無職期間が長期に渡ることは十分に考えられることです。きちんと理由を説明すれば、選考で面接官の理解を得やすいでしょう。
しかし、面接官は入社した後、介護が仕事に影響しないかどうかを心配しています。ただ理由を述べるだけでなく、「家族の介護は解決し、現在は問題なく働ける」という点を必ず伝えましょう。また、差し支えのない範囲で介護施設の利用状況やサポート体制などについても説明しておくと、面接官の安心につながります。
語学留学をしていた場合
無職期間を利用して短期の語学留学をしていた場合は、TOEICスコアといった具体的な成果とともに語学力をアピールしましょう。無職期間内に語学スキルを向上させ、仕事に活かせるレベルに到達していることを示すと、選考で面接官に向上心や努力を評価してもらえます。
目指す仕事のポジションで語学力が求められていること、ほかの応募者と比較しても高い語学力が身についていることが評価のポイントになるようです。
アルバイトや派遣の仕事をしていた場合は?
選考時に、転職活動と並行してアルバイトや派遣の仕事をしていたことを、職歴としてアピールすることは可能です。その場合、アルバイトや派遣での仕事内容が応募先の企業での業務と関連していることが重要。生活維持のためだけではなく、スキルアップや将来を見据えた目的をもって働いていたことを面接官に伝えましょう。
転職に備えた無職期間の過ごし方のポイント
無職期間は、規則正しい生活を送ったりスキルアップの時間を作ったりすることが大切です。
転職活動中は思うように選考が進まないと気持ちが落ち込み、ネガティブなことばかり考えてしまいがち。不安にとらわれず、前向きに転職活動を続けるにはいくつかのポイントがあります。
以下を参考にしながら、無職期間を有意義な時間にしていきましょう。
転職に備えた無職期間の過ごし方のポイント
- メリハリのある生活を心掛ける
- 前職でのスキルが鈍らないように意識する
- 勉強やスキルアップのための時間を作る
- うまくいかずつらいときはリフレッシュも大切にする
メリハリのある生活を心掛ける
次の転職活動に備えて、メリハリのある生活を心掛けましょう。毎日決まった時間に仕事に行く生活から無職になると、生活リズムが乱れてしまうのはよくあることです。やるべきことが分からず、なんとなく一日を終えてしまう方もいるでしょう。
しかし、転職先が決まった際にスムーズに復帰するためにも、無職期間中は生活にメリハリをつけて規則的に過ごすのがポイント。「決まった時間に寝起きする」「1日に1回は外出する」「1日や1週間のスケジュールを立てて実行し振り返る」などを意識し、生活習慣を整えましょう。
前職でのスキルが鈍らないように意識する
前職でのスキルが鈍らないように意識することも大切です。前職で身につけてきた技術や知識は自分の強みといえます。自宅でできる作業であれば毎日継続してみたり、最新の情報をチェックする習慣をつけてみたりするなど、身についたものをキープできるような方法を考えましょう。
会社という組織から離れている間も、仕事の勘を忘れないように意識することで、転職活動へのモチベーションを保つことにもつながります。
勉強やスキルアップのための時間を作る
無職期間中は、仕事に追われることなくまとまった時間が作りやすいので、今まで実行できなかったことに挑戦する絶好のチャンスです。在職中は忙しくて諦めていたことや、興味があって詳しく知りたいと思っていたことを始めてみましょう。
再就職に有利になるスキルや知識を身につけることで、前職とは違った未経験の業界にチャレンジする可能性も見えてきます。
うまくいかずつらいときはリフレッシュも大切にする
選考が思うように進まないときには、思い切って転職活動から少し離れてリフレッシュする時間を作るのも有効です。無職期間中は、不安や焦りに押しつぶされそうになってしまうこともあるでしょう。そのような場合は、少し身体を動かしたり意識的に深呼吸をしたりするだけでも、気持ちを切り替えるのに効果的です。
また、「友人と話をする」「好きな場所に出掛ける」「お気に入りの映画を見る」など、不安な気持ちから離れられる自分なりの手段をいくつか用意しておくと効果的でしょう。
公共職業訓練でスキルアップするのもおすすめ
「新しい職種に就きたい」「学びたい分野がある」という場合は、ハローワークが実施している職業訓練コースを受講してみるのもおすすめです。学びながら転職活動を続けることができ、科目によっては専門分野の資格を取得するチャンスもあります。
受講の条件やメリットについては、以下のコラムをご一読ください。
無職期間がある人が転職を成功させるためのコツ
転職活動では無職期間のマイナス要素を払拭し、前向きな姿勢をアピールすることが大切です。無職期間があっても、転職を成功させるために押さえておくべきポイントをご紹介します。
無職期間がある人が転職を成功させるためのコツ
- 自己分析をやり直して自分と向き合う
- 自分がやりたいこと・できることに優先順位をつける
- 周囲と比較しすぎない
- 企業研究を徹底し求められる人材やスキルを把握する
- 無職期間がある理由を面接でポジティブに説明できるようにする
- 応募先を絞り過ぎない
- エージェントに相談する
自己分析をやり直して自分と向き合う
転職活動において、自己分析は欠かせないものです。特に無職期間が長引いている場合、不安や焦りから「自分が何をしたいのか分からなくなってきた」と感じる方もいるでしょう。そのような場合、自己分析で過去の自分を振り返り客観的に整理することで、あやふやになっていた転職活動の軸を明確にすることが可能です。
自己分析の詳しい方法は以下のコラムでも解説しているので、参考にしながら進めてみましょう。
自分がやりたいこと・できることに優先順位をつける
自己分析から自分のやりたいこと・できることが把握できたら、それらの優先順位をつけましょう。自分の得意なことや興味があることを活かせる仕事を選べば、スキルや知識を十分に発揮できる可能性があります。優先順位の決め方は、それぞれを比べてどちらがより譲れないかどうかを判断するのが効果的です。
すべてを満たす理想の仕事に出会うのは簡単ではありませんが、「譲れないこと」と「妥協できること」をはっきりさせることで、選択肢が明確になり、後悔のない決断ができるようになるでしょう。
周囲と比較しすぎない
周囲と比較しすぎないことも、転職を成功させるコツの一つといえます。無職期間が長くなると、同年代の友人や同僚の活躍と自分を比べてしまいがちです。「自分だけ置いていかれている気がする」といった思いがよぎることもあるでしょう。
しかし、人生のペースは人それぞれです。比較することで自分を責めてしまうより、自分の将来に目を向けて、今できることに集中するようにしましょう。「これからどう進むか」に意識を向ければ心も前向きになり、自然とチャンスも見えてきます。
企業研究を徹底し求められる人材やスキルを把握する
企業研究は、転職活動時の書類作成や面接対策をするのに役立ちます。企業のWebサイトや採用情報、口コミなどから、その会社がどのような人材やスキルが求められているのかをしっかり把握しておきましょう。自分の経験と照らし合わせて「何が活かせるか」「足りない部分はどう補うか」を考えることで、応募書類や面接でも説得力が増します。
注意しておきたいのは、無職期間の焦りから準備を疎かにしないこと。早く就職したいからといって会社の知名度だけで選んだり、企業風土や求められる人物像などを十分に把握していなかったりすると、「自社を理解していない」と判断され、不採用になる可能性があるでしょう。
無職期間がある理由を面接でポジティブに説明できるようにする
転職活動や就活では無職期間を前向きに捉え、それを明確に伝えることが重要です。「無職期間にこれだけのことをやり、このようなことを身につけた」とはっきり言えるだけの成果があれば、伝え方次第でプラスの印象を与えられます。無職期間の行動や成果をまとめ、無職期間の説明や自己PRなどに有効活用してみましょう。
ブランクの理由を前向きに伝える方法については、以下のコラムを参考にしてみてください。
応募先を絞り過ぎない
無職期間をできるだけ短くするためにも、応募先を絞り過ぎず複数の企業に同時に応募するのがおすすめ。転職活動では、転職先が決まるまでに20社以上の求人に応募することもあるようです。
複数の求人に同時に応募することで書類選考や面接に慣れ、余裕をもって転職活動に臨めます。また、複数の求人を比較・検討しながら転職活動を進められるメリットも。自分のペースを保てる範囲で、興味をもった企業の求人に積極的に応募してみましょう。
やみくもに選考を受けるのはNG
仕事の探し方が分からず、ただやみくもに選考を受けるのは避けましょう。目的がないまま転職先を決めてしまうと、たとえ採用されても自分の希望する条件と合わず、早期離職につながる可能性が高まります。
選考を受ける際は、自分のやりたいことや目標などを明確にするほか、「前職を辞めた理由」もあわせて考えるのがポイント。転職先で同じことを繰り返さないよう、原因を把握したうえで次の仕事を検討しましょう。
退職理由は面接でもよく聞かれる質問です。うまく伝えられるか分からない…と不安な方は、ハタラクティブにご相談ください!自分をしっかりアピールできる面接対策を実施しています。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
エージェントに相談する
転職活動を進める中で、「自分なりにやってみたけどこれで合っているのか不安」「成果が出ず、何を改善したらいいのか分からない」と不安を抱いている方は、転職アドバイザーに相談するのも一つの手です。
エージェントとは、キャリアアドバイザーと一対一で面談を行い、求職者の希望や適性などに合った求人を紹介する民間の就職・転職支援サービスです。書類作成や面接のポイントなどのサポートも行っているので、自信をもって転職活動に挑戦できます。
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【まとめ】無職期間は時間を有効活用して次の転職活動に備えよう
無職期間が長くなる理由は、人によってさまざまです。ただし、何もしないまま過ごしているとせっかくの時間をもて余すだけでなく、転職活動時にマイナスの影響を与えてしまう恐れがあります。自分の将来を考えるなら、幅広い情報収集や勉強、スキルを磨くなど、無職期間を有効に使いながら次の転職活動に備えておきましょう。
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無職期間の履歴書の書き方は?
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病気療養や親族の介護など特別な事情がある場合は、「親族の介護のため退職」と書き、一行空けて「現在は回復し、働くうえでの支障はありません」と記入しましょう。
転職に向けて無職期間にやることは?
退職する時点で転職先が決まらず無職期間になる場合は、年金や健康保険の手続きが必要です。退職日から14日以内に市区町村役場へ赴き、手続きをしてください。雇用保険の加入状況によっては失業保険も受給できるので、ハローワークで失業保険の手続きも行っておきましょう。
以下のコラムでは、年金や健康保険、失業保険の詳細にも触れています。
転職活動に疲れたらどうすべき?
一度、転職活動から離れてリフレッシュするのがおすすめです。趣味に没頭したり興味があることにチャレンジしたりしましょう。アロマや温泉、マッサージなどリラックス効果の高いものも有効です。十分疲労がとれたら、これまでの転職活動を見直してから再出発しましょう。
転職を成功させるコツは?
転職の軸を定めるとともに、働くうえで譲れない条件を絞っておくことが大切です。「どのような企業で、どう働きたいのか」が定まっていないとミスマッチが起こる恐れがあります。詳しくは、以下のコラムをご覧ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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