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大学中退者のその後はどうなる?主な進路や正社員を目指す方法をご紹介

更新日2025/01/27

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この記事のまとめ

  • 大学中退したその後の進路には「編入」「就職」「再入学」などが挙げられる
  • 大学中退者の就職率は26.4%で、大卒者の半分程度の割合
  • その後が不安な大学中退者は、できるだけ早く就活に取り組むのがおすすめ
  • 就職エージェントに相談して、大学中退したその後の就活をサポートしてもらおう

「大学中退したその後の進路には何がある?」と不安に思う方もいるでしょう。大学中退後の進路には、「違う大学へ編入する」や「フリーターとしてアルバイトをする」、「正社員を目指して就職する」などの選択肢があります。
このコラムでは、大学中退後の主な進路を紹介。また、大学を中退した方が正社員就職を成功させるためのポイントや具体的な方法なども載せています。大学中退後の進路に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  • 大学中退者のその後の主な9つの進路
  • 大学中退者の割合と主な中退理由
  • 大学中退したその後の現実は?就職できる?
  • 大学中退したその後の就職を成功させる5つのポイント
  • 大学中退者が取り組むべき選考対策
  • 大学中退したその後に正社員を目指す方法
  • 大学中退者のその後に関するQ&A

大学中退者のその後の主な9つの進路

ここでは、大学中退後の方が選ぶ主な進路を紹介します。「中退後にどの進路を選択するかまだ決めていない」という方は、以下を参考にしてみてください。

大学中退者のその後の主な進路

  • 違う大学へ編入する
  • 在学していた大学に再入学する
  • 留学する
  • フリーターとして働く
  • 仕事で役立つ資格を取得する
  • 起業・フリーランスとして働く
  • 公務員を目指す
  • 契約社員や派遣社員として働く
  • 正社員を目指して就活する

1.違う大学へ編入する

大学中退後の進路の一つは、「編入」です。編入とは、通っている大学を辞めて別の大学へ途中年次から入学する制度のことを指します。最初に在籍していた大学で必要な単位数を取得済みで、かつ編入学試験に合格すれば、中退者の方もほかの大学に編入することが可能です。

編入をする際は、再び中退を繰り返さないように、志望校で学べる内容をしっかり調べたうえで入学後の目標をあらかじめ設定することが大切といえます。大学中退者が編入する方法は「大学中退者が編入する方法や条件を解説!大卒の経歴を得て就職を目指そう」のコラムで詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

2.在学していた大学に再入学する

在学していた大学に再入学するのも、中退後の選択肢の一つです。再入学制度とは、中退後、数年以内に申請すると大学に再び籍を置けるようになる制度のこと。経済的理由や体調不良など、やむを得ない事情で中退した人に向け、大学側は再入学制度を設けているのです。

なお、同じ大学に再入学する場合、中退時に取得していた単位を持ち越しできます。復学を希望する方は、所属していた大学に再入学制度がないか調べてみましょう。

3.留学する

大学中退後に海外留学するという進路も考えられます。海外で生活しながら身につけた語学スキルは、将来日本に戻って就活する際に強みとしてアピールできるでしょう。また、留学先の国で活躍できる仕事が見つかる可能性もあります。
留学するにはある程度まとまったお金が必要になるものの、中退後の期間にスキルアップを目指したい方には魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。

4.フリーターとして働く

中退後の目標が明確になっていない場合、フリーターとして働きながら将来について考えることも選択肢の一つです。アルバイトをすることによって生活費の確保ができるだけでなく、正社員より時間の融通がききやすいため、将来について考える時間を確保しやすいといえます。
将来的に正社員として就きたい業種が決まっているのであれば、関連するアルバイトで実績を作ることで、就活がしやすくなる可能性もあるでしょう。

5.仕事で役立つ資格を取得する

大学を中退後にやってみたい職業に必須な資格や入社後に役立つ資格があれば、取得のために勉強をすることも選択肢の一つです。資格を取得することで、スキルや知識、意欲があることを証明しやすくなります。

しかし、資格の有無よりもポテンシャルや適性を重視する会社はあるので、応募必須の資格でない場合は先に就職を目指すのが無難でしょう。就職先によっては入社後の資格取得支援制度を導入している企業もあるので、資格を取りたい方は応募の際に募集要項をチェックしてみるのがおすすめです。

職業訓練や専門学校でスキルを身につけるのも手

大学中退後に職業訓練校や専門学校に通ってスキルを身につけるのも一つの手です。職業訓練校も専門学校も、就職に役立つ知識や技術を学べる場所。講師から指導を受けられるので、就職に向けたスキルを着実に身につけられるでしょう。
職業訓練の内容や申し込み方法は「ハローワークの職業訓練を受けるには?具体的な内容や受講給付金制度を解説」のコラムで確認しているので、チェックしてみてください。

6.起業・フリーランスとして働く

大学中退後にやりたいことが明確に決まっている方は、起業したりフリーランスとして働いたりすることも検討してみましょう。「会社に属さず自由に働きたい」「自分の実力を試してみたい」という方にも向いている働き方です。

ただし、起業・フリーランスには、事業が軌道に乗るまで収入が不安定になりやすい側面もあります。まずは正社員として就職し、副業として始めたビジネスが軌道に乗ったら独立するというキャリアプランも検討してみてください。

7.公務員を目指す

大学を中退した場合も、公務員試験を受けて公務員を目指すことは可能です。公務員試験には「大卒程度」「高卒程度」といった区分があるものの、これらはあくまで目安のため大学中退者の方も「大卒程度」の試験を受けられます。

ただし、試験を受験できる年齢には制限が設けられていることがある点には注意しましょう。大学中退から公務員を目指す方法は「大学中退者は公務員になれる?面接の通過方法や給料事情をご紹介!」のコラムで解説しているので、参考にしみてください。

8.契約社員や派遣社員として働く

契約社員や派遣社員として働くことも、大学中退者のその後の進路として挙げられます。
正社員が企業に無期雇用されているのに対し、契約社員は、雇用期間が決まっている「有期労働契約社員」です。また、派遣社員とは、人材派遣会社と雇用契約をしてほかの会社に派遣されて働く社員を指します。

正社員の場合は「大卒以上」の募集のみの大手企業であっても、契約社員や派遣社員としてなら学歴を重視されず働ける場合も。「いきなり正社員として働くのは抵抗がある」「いろいろな仕事を経験して適職を見極めたい」といった方におすすめの働き方です。

9.正社員を目指して就活する

大学中退後に、正社員を目指して就活する方もいるでしょう。大学を中退したからといって、正社員になれないということはありません。大学中退した理由を前向きに伝え、入社後の目標や意欲をアピールできれば、正社員として就職できる可能性は十分にあります。

前述のように、正社員は無期雇用のため、非正規雇用で働くより雇用や収入が安定するのがメリットです。正社員になるメリットは「正社員のメリット・デメリットは?その他の雇用形態との違いや特徴を紹介」で紹介しているので、中退後の進路に迷っている方はチェックしてみてください。

大学中退後の引きこもりやニートから就職を目指せる

大学中退後の進路が定まらず、引きこもりやニートとなり「就職できないのでは」と不安を感じている方もいるかもしれません。しかし、就業経験のない状態から就職を目指すことは可能です。
若い人材の確保が難しい傾向にある昨今では、学歴やスキルよりも若さや人柄などを評価する企業が増えつつあります。20代であれば就職のチャンスは豊富にあるため、まずは行動してみることが大切です。

一人で就活をするのが不安な方は、就職支援機関に相談してみるのも手でしょう。
「大学中退後のひきこもり状態から卒業!就職する方法やニートとの違い」のコラムでは、おすすめの支援機関や就活のポイントなどを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

大学中退者の割合と主な中退理由

文部科学省の「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によると、2023年度の大学中退者数は5万3,470人で、全体の学生数に占める割合は2.04%でした。

また、主な中退理由は以下のとおりです。

中退理由割合
転学・進路変更等22.0%
学生生活不適応・修学意欲低下16.5%
就職・起業等14.4%
経済的困窮13.6%
学力不振7.3%
精神疾患6.6%
病気・けが・死亡4.1%
海外留学0.7%
その他13.8%
不明1.0%

参照:文部科学省「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」

中途退学者のもっとも多い中退理由は「転学・進路変更等」によるもので22.0%、次に多いのが「学生生活不適応・修学意欲低下」で16.5%、次いで「就職・起業等」、「経済的困窮」と続きます。目標達成のために中退の道を選ぶ人もいれば、やむを得ない事情で大学を辞める人もいることが分かるでしょう。

参照元
サイト名:文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等

中退することはあらかじめ家族や身近な人に伝えよう

中退するつもりであることは、あらかじめ家族に伝えておきましょう。親の気持ちを確認せず大学を中退すると、親子関係に亀裂が入る恐れがあります。事前に自分の気持ちや今後のビジョンを話すことで、中退後の新たな進路を応援してもらえる可能性も。中退後の新たな目標に向かって気持ちよくスタートを切るためにも、前もって家族に話して理解を得ておくのがおすすめです。
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大学中退したその後の現実は?就職できる?

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大学中退をしたあとに正社員として就職することは可能です。ここでは、大学中退者の就職率や就職難易度を解説します。「中退歴があると就職で不利なのでは…」と不安な方は、ぜひご一読ください。

大学中退者の就職率は26.4%で大卒者の半分程度

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「大学等中退者の就労と意識に関する研究 第5節 現在の就業状況 図表1-13 現在の有業・無業の状況 (p.28)」によると、調査が行われた2012年時点で大学・大学院中退者の26.4%が正社員として働いているという結果でした。一方で、大卒者の正社員就職率は57.8%。中退者の就職率は大卒者の就職率の半分程度にとどまっていることが分かります。
とはいえ、一定数の人が大学中退からの就職を成功させており、正社員になるのが決して不可能なわけではないといえるでしょう。

正社員を志すもフリーターになる中退者の割合は多い

大学中退後に正社員としての就職を志すも、フリーターになる方の割合は多いようです。前述したデータによると、大学中退者が直後にしたいと思ったことと実際の進路は以下のようになっています。

 中退した直後にしたいと思ったこと中退した直後に実際にしていたこと
正社員として就職したい
(正社員として就職するための準備をした)
46.6%32.1%
アルバイトをしたい
(アルバイトを探した)
21.4%31.8%
在学中から行っていたアルバイトを継続
(アルバイトを継続した)
11.1%27.3%
他の学校へ入学したい
(入学するため勉強した)
12.8%3.9%
資格を取得したい
(資格取得のための勉強をした)
11.4%10.6%
職業訓練を受けたい
(職業訓練を受けるための準備をした)
3.6%3.7%
特に何も考えていなかった
(何もしなかった)
16.4%8.5%

参照:「大学等中退者の就労と意識に関する研究 第5節 現在の就業状況 図表3-12 中退した直後にしたいと思ったことと実際にしていたこと (p.96)」

大学を中退したら「正社員として就職したい」と考えている人は46.6%いるものの、中退直後に実際に就職した人の割合は32.1%と数値が下がっています。一方で、大学中退後は「アルバイトをしたい」と考えている人は21.4%なのに対して、中退したあと実際にアルバイトをした人は31.8%と数値が高くなっていることが分かるでしょう。
この結果から、内定を得られなかったり就活の途中で諦めたりして正社員就職を諦めてフリーターとして働く方が多いことが読み取れます。

就職は可能だが大卒者と比較すると不利な面がある

前述のように、大学中退者の正社員就職率は大卒者の半分程度にとどまっています。その要因として、「大学中退の場合、大卒者と比較すると就活において不利な面があるから」という点が挙げられるでしょう。以下でその理由を解説します。

大卒者よりも求人の選択肢が限られる

大学中退者の方の場合、大卒者よりも求人の選択肢が限られる傾向にあります。企業のなかには、応募条件を「大卒以上」としているところも存在するためです。「大卒以上」の求人に中退者の方が応募できないわけではありませんが、書類選考を突破するハードルは大卒者よりも高いでしょう。
難易度の高い「大卒以上」の求人を避けることになれば、大卒者よりも就職先の選択肢は少なくなってしまいます。

中退の経歴を不安視されることがある

「大学を中退している」という経歴により、企業側から「入社してもすぐ辞めてしまうのでは」「意欲的に仕事に取り組んでくれるだろうか」と懸念される場合もあります。企業側の不安を払拭できるようなアピールができなければ、内定獲得は遠ざかってしまうでしょう。

就活中のモチベーションの維持が難しい

大学中退者の方は、大卒者と比較すると就活中のモチベーションの維持が難しいという側面もあります。全員同じスケジュールで就活する大卒新卒者とは違い、大学を中退した方は基本的に一人で就活を行わなくてはいけません。情報共有したり励まし合ったりする仲間が身近におらず、「もう一人で就活を続けたくない」とモチベーションが低下してしまうこともあるでしょう。

大卒者より生涯年収が低くなる可能性もある

最終学歴が高卒となる大学中退者の場合、大卒者よりも生涯年収が低くなる可能性もあります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、高卒者と大卒者の賃金推移の比較は以下のとおりです。

年齢階級大卒者の賃金高卒者の賃金
20~24歳23万9,700円21万6,200円
25~29歳27万2,600円24万700円
30~34歳30万9,000円25万8,500円
35~39歳35万4,100円27万6,800円
40~44歳39万4,700円29万3,400円
45~49歳43万900円31万400円
50~54歳47万3,500円31万9,700円
55~59歳49万9,100円32万2,500円
60~64歳38万3,300円26万6,100円
65~69歳36万8,600円23万6,000円

参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(3) 学歴別にみた賃金(p.8)」

上記のデータによると、高卒者の賃金は大卒者よりも低く推移していることが分かります、最も賃金が高い年齢階層で比較すると、55~59歳で大卒者は49万9,100円なのに対して、高卒者は32万2,500円。両者には約17万円の差があります。賃金格差により、結果として高卒者の生涯年収は大卒者よりも低くなる可能性もあるといえるでしょう。

人手不足により若い人材を必要とする企業も存在する

近年の日本では少子高齢化による人手不足が深刻化しており、学歴よりもポテンシャルを重視する企業も存在します。そのため、「大学を中退したら就職するのは難しいのでは…」と不安になり過ぎないようにしましょう。特に、「学歴不問」「未経験歓迎」といった求人を出している企業では、若さや人柄を評価してもらえる可能性があるため、大学中退者の方におすすめです。

高卒から挑戦しやすい業界や仕事は「高卒からの就職先におすすめの業界や職種一覧!向いている人の特徴も紹介」のコラムで解説しているので、参考にしみてください。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
トップページ
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況

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大学中退したその後の就職を成功させる5つのポイント

大学中退したその後の就職を成功させる5つのポイントの画像

大学中退後の就職を成功させるには、なるべく早く就活に取り掛かったり、学歴不問の仕事を選んだりするのがおすすめです。以下では、大学中退者が心掛けるべき5つのポイントを紹介します。

大学中退したその後の就職を成功させるポイント

  • なるべく早く就活を始める
  • 情報収集に注力する
  • 中退後のビジョンを明らかにする
  • 学歴不問の求人を選ぶ
  • 大学中退の理由を前向きに説明できるようにしておく

1.なるべく早く就活を始める

大学中退後はなるべく早く就活を始めましょう。採用市場では、若い人材のほうが将来性を期待されやすく、内定獲得のチャンスが大きい傾向にあるからです。一人で就活を進めるのが不安な場合は、就職エージェントやハローワークといった就職支援サービスの利用も検討してみましょう。

早めに正社員を目指すことをおすすめする理由は、「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」のコラムで解説しているので、あわせてご確認ください。

2.情報収集に注力する

大学中退者の方が就活をする際は、情報収集に注力しましょう。中退した方は基本的に大学のキャリアセンターは利用できないため、自分自身で就活に関する情報を集めなければいけません。「自己分析」と「業界・企業研究」をしっかりと行い、必要な情報を着実に揃えていく必要があります。

自己分析

効率的に情報を集めるには、まず自己分析をして自分の興味関心や強みなどを把握することが大切です。過去の経験を棚卸しして、自分が興味のある分野や、就職後に活かせそうな強みなどを考えてみましょう。自己分析をすることで就活の軸が定まり、自分に合う求人情報を探しやすくなります。

業界・企業研究

大学中退後に働きたい業界や応募したい企業が決まったら、業界・企業研究をして情報収集しましょう。選考を受けたい企業の業界での立ち位置や、事業内容の特徴などを調べてみてください。また、業界の現状や今後の課題、求められていることなども分析しておくと、志望動機の作成や面接で役立つ可能性があります。
業界研究のやり方については、「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムをご覧ください。

3.中退後のビジョンを明らかにする

中退後のビジョンを設定しておくことも重要なポイントです。たとえば、「△△の分野で正社員を目指す」「中退後○ヶ月以内に内定をもらう」など、具体的なビジョンを考えておきましょう。目標を設定することで、実現に向けて行動を起こそうというモチベーションにつながりやすくなります。

「どのようなビジョンを描くべきか分からない」という方は、就職エージェントに相談してみるのもおすすめです。詳しくは、後述する「就職エージェントに相談する」をご一読ください。

4.学歴不問の求人を選ぶ

大学中退後の就職活動では、「学歴不問」の記載がある求人を選ぶのがおすすめ。学歴不問の求人を出す企業は、人間性やポテンシャルなど、学歴よりも応募者の素質を重視して採用活動を行っている傾向にあるためです。学歴を重視されにくい求人を選ぶことで、中退後の就職成功率アップを狙えるでしょう。

「大学中退後の就職先におすすめの業界や職種は?就活のやり方や体験談も紹介」のコラムでは、大学中退者におすすめの仕事を紹介しているので、あわせてご覧ください。

気になる求人を見つけたら積極的に応募する

気になる求人を見つけたら、積極的に応募しましょう。大学中退者が応募する中途採用枠は、新卒枠に比べて採用予定人数が少ない傾向にあります。「応募を迷っているうちに採用枠が埋まってしまった…」という状況をできる限り避けるために、気になる求人を見つけたらすぐに申し込んでみるのがおすすめです。

5.大学中退の理由を前向きに説明できるようにしておく

大学中退後に就活を成功させるには、大学中退を前向きに説明できるようにしておくことも大切です。前述したように、大学中退の経歴に懸念を示す企業は少なくありません。面接で「なぜ大学中退に至ったのか」「反省点がある場合はそれを将来にどのように活かすのか」をポジティブな言葉で伝えられれば、採用担当者の不安を払拭しやすいでしょう。

大学中退理由の伝え方は、「大学を中退した理由は面接でどう伝える?履歴書の書き方や就活のコツを解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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大学中退者が取り組むべき選考対策

大学中退者が取り組むべき選考対策の画像

大学中退から就職を目指す際、選考対策を適切に行うことが大切です。以下では「履歴書」と「面接」の2つの対策を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

履歴書の作成

履歴書を作成する際は、「体裁を整える」「黒インクのボールペンで記入する」「間違えたら修正ペンは使わず新しい用紙に書き直す」など、基本的なマナーをひととおり押さえておきましょう。なお、大学を中退した場合は学校名のあとに「中途退学」と書きます。やむを得ない事情や前向きな理由であれば、簡潔な理由を添えておくと、中退理由を理解してもらいやすいのでおすすめです。

大学を中退したことを隠すと、将来的に学歴詐称と見なされ懲戒処分が下ったり信頼を失ったりするリスクがあるので、注意しましょう。「中退歴は履歴書に書く?書かない?学歴詐称による影響と書き方の工夫」のコラムを参考に、履歴書の学歴欄の正しい書き方を確認しておくと安心です。

面接対策

面接練習をするときは、本番を意識して声量や話すスピードを調整してみてください。一人で練習するだけでなく、家族や友人に協力してもらったり就職支援サービスの模擬面接を活用したりして、第三者からフィードバックをもらうのがおすすめです。

大学中退者が面接でよく聞かれる質問

よく聞かれる質問の回答をあらかじめ考えておくのも、面接対策として有効です。大学中退者の方が面接で聞かれる可能性が高い質問には、以下のようなものがあります。

  • ・大学を中退した理由
  • ・中退後の過ごし方
  • ・就職しようと思った理由

前述したように、大学中退の理由は、前向きな言葉で説明しましょう。中退後の過ごし方を聞かれた場合は、就職後に活かせる経験をピックアップして伝えるのがおすすめです。就職しようと思った理由を聞かれたら、「志望企業に入りたいと思ったきっかけ」を述べて、入社意欲を示しましょう。
採用担当者が抱く中退歴への懸念を払拭するためにも、熱意や企業とのマッチ度の高さをアピールするような回答を心掛けるのがおすすめ
です。

「大学中退者は新卒扱いになる?就活が厳しいといわれる理由と成功のポイント」のコラムでは、大学中退後の就職を成功させるコツを紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

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大学中退したその後に正社員を目指す方法

大学中退者の就活方法には、3つの進め方があります。以下の解説を参考に自分に合った方法を選び、正社員就職への一歩を踏み出しましょう。

大学中退したその後に正社員を目指す方法

  • 就職サイトで求人を探す
  • ハローワークを活用する
  • 就職エージェントに相談する

1.就職サイトで求人を探す

就職サイトとは、多種多様な職種の求人が掲載されているWebサイトのこと。スマートフォンやタブレット、パソコンなどを利用して、自分の好きなタイミングで求人を探せるのがメリットです。

検索窓に「学歴不問」「未経験歓迎」などの好きなワードを入れて、求人を絞り込むこともできます。自分のペースで就活を進めたい方に向いている方法です。

2.ハローワークを活用する

ハローワークは、国が運営する公共職業安定所です。幅広い世代の求職者向けに無料で就職支援サービスを提供しており、もちろん大学中退者の方も利用できます。

ハローワークは扱う求人数が多く、管轄地域の求人に強い傾向があるため、働きたい地域が決まっている方に向いているでしょう。また、求人検索だけでなく、無料の就職セミナーや職員による就職相談を受けられるのも魅力です。ハローワークのサービス内容や利用方法は「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」で紹介しています。

3.就職エージェントに相談する

就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが求人紹介をしてくれるうえ、企業とのやり取りや選考対策なども行ってくれます。プロからのきめ細かなサポートが受けられるので、「一人で就活をするのは不安…」という方も安心でしょう。

複数のサービスに登録するのがおすすめ

大学中退者の方が就職支援サービスを利用する場合、複数のサービスに登録するのがおすすめです。サービスによって、扱う求人の種類や支援対象、サポートの内容は異なります。
たとえば、一人で就活を進める自信がない方が就職サイトのみを利用すると、「選考対策の仕方が分からず行き詰ってしまった」という状況に陥る可能性も。「就職サイトで求人情報を集めつつ、エージェントにもサポートを依頼する」というようにサービスを併用することで、効率的に就活を進められるでしょう。

大学を中退したその後が不安な場合は、就職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、若年層の既卒や第二新卒、フリーターの就職支援に特化しています。専任のキャリアアドバイザーがあなたのお悩みや希望をヒアリングし、一人ひとりに合った求人紹介を実施。1分程度で性格から適職候補を導き出せる適職診断も活用して、多角的に仕事探しができるでしょう。
企業とのやり取りや選考対策もマンツーマンで全面的にサポートするので、就活に不安がある場合も安心です。ハタラクティブのご登録、ご利用はすべて無料。ぜひお気軽にご相談ください。

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大学中退者のその後に関するQ&A

大学中退者の就職に関して、よくある質問と回答をまとめました。「大学中退後の進路には何がある?」「大学中退者におすすめの仕事はある?」といった疑問にお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退者のその後の主な進路は何ですか?

大学中退後の進路には一般企業への就職のほか、公務員試験の受験や資格取得のための勉強などがあります。大学中退を後悔しないよう、自分の目標が達成できる進路を選びましょう。
大学中退後の進路でお悩みの場合は、「大学を辞めたあとの選択肢は?後悔しない人生を送るために考えること」のコラムをご参照ください。

大学中退したその後の人生がうまくいきやすい人の特徴は?

中退後のビジョンが明確にある方の場合、本当にやりたかったことができて「大学中退して良かった」と感じる可能性もあるでしょう。「中退後は○○の資格を取得して活かせる仕事に就きたい」「正社員を目指して就活を始めたい」など、具体的なビジョンをあらかじめ描いておくのがおすすめです。
このコラムの「大学中退者のその後の主な9つの進路」を参考に、中退したあとの進路を考えてみましょう。

大学中退者におすすめの仕事はありますか?

大学中退から就く仕事としておすすめなのは、IT業界や建設業界といった未経験者を歓迎する傾向にある業界や、営業職のような実力主義の職業です。どちらも比較的学歴を重視しない傾向にあるので、大学中退の経歴をネガティブに捉えられにくいといえます。
大学中退者が目指しやすい業界や職種を知りたい方は、「大学中退後の就職先におすすめの業界や職種は?就活のやり方や体験談も紹介」のコラムもあわせてご覧ください。

大学中退後、就活に踏み出せないときはどうする?

大学中退後、就活に踏み出せないなら、就職エージェントを活用してみるのがおすすめです。民間企業が運営する就職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行ったうえで求人紹介や選考対策など、就活を全面的にサポートしてくれます。
就職に不安のある大学中退者の方は、若年層に特化した就職支援を行っているハタラクティブにご相談ください。

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  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
  • 定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ
  • 厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援厚労省認定「サポステ」で若者の就労支援
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