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仕事を辞めるのは逃げ?退職の判断基準や辞め癖の克服方法を解説
更新日
この記事のまとめ
- 仕事を辞めることが必ずしも逃げではなるわけではない
- 逃げたくないなら仕事を辞める前に原因の解決に向けた努力をする
- 精神的に追いつめられたときは仕事を辞めることも逃げではない
- すぐ仕事を辞める逃げ癖がつくと、転職活動で内定獲得しにくい可能性がある
- 逃げ癖は「問題解決に動く」「適性がある仕事や企業を探す」などで改善をめざす
「仕事を辞めると逃げになるのか」と迷う方は多いでしょう。仕事を辞めることが「逃げ」になるかは、理由次第です。逃げなのか迷うなら、一定の判断基準を設けて考えてみましょう。基準を満たしていれば、辞めるという選択をしても問題ないと考えられます。このコラムでは、仕事を辞めたいときの判断基準や逃げ癖の改善方法を解説していますので、ぜひご一読ください。
今の仕事を辞めるのが逃げなのかの判断基準
仕事を辞めること自体は、必ずしも「逃げ」になるわけではありません。今の仕事を辞めることが逃げになるかは、状況や退職理由によるでしょう。
なかには、「まだ頑張るべき」「辞めてはいけない」と考え、限界まで無理をしてしまう人も。そして、無理をして働き続けると心身に大きな負担がかかり、健康を害してしまう可能性があります。心身ともに健康な状態でいるためにも、「仕事を辞めたい」と思う理由の分析や退職する判断基準を知ることが重要です。
1.その仕事にやりがいがあるか
「やりがいのある仕事か」という視点で考えるのは、自分に合った仕事かを見極めるのに役立つポイントの一つです。働くうえでやりがいを感じているなら、業務に関するミスマッチは起きていないため、自分に合っている仕事だといえます。
仕事のやりがいについては「仕事にやりがいがないと感じる原因とは?対処法も合わせて紹介」で紹介していますので、ぜひご覧ください。
2.辞めずにいたときにメリットがあるか
今の仕事を続けた場合、「自分の望むスキルが得られる」「昇進して望む業務ができる」など、メリットがあるかどうかを考えてみてください。もし、仕事を続けて得られるものがあるなら、辞めることを再検討するのもおすすめです。入社当時の目標を思い出し、スキルや成果を得ることに集中するのも良いでしょう。
3.原因を解決できるか
「仕事を辞めたい原因を自分で解決できるのか」という点も、今の仕事を辞めるか判断するための重要なポイントです。仕事を辞めたい理由が「なかなか仕事を覚えられず、ミスが多いから」といったものであれば、退職を決める前に、自分の努力で改善を試みるのが良いでしょう。
仕事の進め方について先輩や上司に相談してみたり、自分で工夫してみたりするなど、できる限り対策を取ってみてください。仕事ができるようになれば精神的にも楽になり、「仕事を辞めたい」という気持ちが解消されることがあります。
「今の仕事から逃げたい…」とお悩みの方は、「仕事から逃げたいと思うのは甘え?会社を辞める3つのタイミングと対処法」のコラムも参考にしてみてください。
仕事を辞めるのが逃げにならない4つのパターン
仕事を辞めるのが「逃げ」であるとはいえないときには、以下のような場合があります。「仕事を辞めるのが逃げになるか不安」という場合は、ぜひご覧ください。
仕事を辞めるのが逃げにならないパターン
- 原因を自分で変えられないとき
- 精神的に追い詰められているとき
- 今の仕事が向いていないと考えられるとき
- ほかにやりたい仕事があるとき
1.原因を自分で変えられないとき
仕事を辞めたい理由が、職場環境や人間関係などのように自分の意思で解決するのが難しい場合は、退職を検討する道もあるでしょう。
ただし、嫌だと思うだけで何も行動を起こさずに辞めると、転職活動時に「何も努力しなかったのか」という印象を採用面接官に与えかねません。職場環境を改善できないか上司にかけあってみたり、人間関係で悩んでいることを周囲に相談したりして、まずは自分でできることをしてみましょう。
2.精神的に追いつめられているとき
精神的に追い詰められているときも、退職が逃げにはならない代表的なパターンです。
追いつめられて心身に深刻な影響を及ぼしているなら、退職を真剣に検討する必要があるといえます。健康を害してしまっては働けなくなるどころか、私生活にも大きな支障をきたす可能性があるためです。精神的に参ってしまい身動きが取れなくなる前に退職を検討してみてください。
3.今の仕事が向いていないと考えられるとき
「今の仕事に適性がない」「どれだけ努力をしても成果が出ない」「自分は無能だ…」などと感じてしまうときは、会社の退職を検討しても良いでしょう。仕事が出来ず、結果が出せないと周囲から厳しい目で見られたり、出勤することが億劫になってしまい、会社から逃げたくなる場合も。そうなると辛い気持ちで働き続けなくてはならず自信も失ってしまいます。
今後も働き続けるイメージができない場合には、エージェントや周囲の第三者に相談したうえで、新しく見つけた企業へと転職するのも手でしょう。
4.ほかにやりたい仕事があるとき
ほかに挑戦したいと思う仕事や働きたい企業が見つかったなら、今の会社の退職を前向きに検討しても良いでしょう。
しかし、注意すべきなのは「辞めるタイミング」です。ほかにやりたい仕事が見つかっても、「今の職場でまだ学べることはないか」「自分のスキルで転職できる見込みがあるか」などの観点から慎重に検討すべきでしょう。
仕事を辞めるかどうかの判断で迷っている場合は、「仕事が辛いのは甘え?辞めたいと思う理由と4つの対処法」のコラムもぜひご一読ください。今の状況を俯瞰で見て、どのような思考で行動するべきかをまとめています。
すぐ仕事を辞める逃げ癖で生じる4つのリスク
仕事が嫌になるとすぐ辞めてしまう「逃げ癖」がつくと、以下のような4つのリスクがあります。失業保険や企業側が受ける印象についても記載していますので、ぜひご覧ください。
すぐ仕事を辞める逃げ癖で生じるリスク
- 期間によっては失業保険が受け取れない
- 短期退職が多いと仕事が決まりにくい
- 職場への理解が足りないまま辞めることになる
- 会社で嫌な出来事があったとき我慢できなくなる
1.期間によっては失業保険が受け取れない
仕事をすぐ辞める「逃げ癖」がついて1年未満ごとの短期退職を繰り返すと、失業保険を受け取れません。失業保険を受け取るには、自己都合退職の場合は1年以上の在籍が必要です。また、失業保険を受け取れない不安定な生活で就活をすることになるため、金銭的な不安感のある期間があるでしょう。
失業保険の受給については、「失業保険の受給条件は?給付日数やもらい方などもあわせて紹介!」のコラムで解説しています。失業保険について詳しく記載していますので、特に退職を考えている方は参考にしてみてください。
2.短期退職が多いと仕事が決まりにくい
すぐに仕事を辞めてしまうと、履歴書に短い職歴をいくつも書くことになります。そのため、企業の採用担当者から「こんなに転職回数が多いと、うちもすぐ辞めてしまうのでは…」と警戒されてしまい、採用されにくくなるリスクがあります。年齢や社会人歴にもよりますが、新卒で仕事が長続きせずにすぐに辞めた場合など、20代で2回以上短期離職の経歴があると「転職回数が多い」という印象になりやすいようです。
企業からの理解を得られるようなアピールをするためには、就職・転職エージェントに相談してみましょう。就職・転職エージェントとは、専任のアドバイザーが求職活動全般をバックアップしてくれるサービスのことです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-10.就職活動・転職活動における選考中の不安度(p.32)」によると、求職者のほとんどが面接でのアピール方法や事前の面接対策に不安を抱いていると分かります。エージェントの支援を受けて面接対策をしっかり行い退職理由を回答する準備をしておくと、自信を持って選考に臨めるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
3.職場への理解が足りないまま辞めることになる
短期間で仕事を辞めると、職場の良いところが分からないまま退職となってしまいます。
場合によっては、働き続けることで次第にスキルを習得して仕事や職場に慣れ、会社を退職せずに済むこともあるでしょう。会社に入社したばかりの不慣れな時期に仕事の向き不向きを見極めようとするのではなく、ある程度慣れてから退職を検討する方が、良いこともあります。
4.会社で嫌な出来事があったとき我慢できなくなる
短期での退職を繰り返していると忍耐力がなくなり、嫌な出来事があったとき我慢できなくなるというリスクもあります。嫌な出来事があったときは、まず改善するための対策が必要です。逃げ癖をつけないよう、まずは問題を改善する方法がないか考えてみましょう。
退職前には冷静に考える時間が必要
「逃げ癖」は自分にとっても企業から見てもあまりいい未来が期待できず、一度冷静になって考える時間が大切です。就職エージェントなど、第三者とのつながりがあると、冷静で適切なアドバイスが貰えて対策が講じやすくなりますよ。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
「仕事の逃げ癖を治したいと思ったら?原因と克服方法を解説!」は同じ悩みを持つ人の考えやアドバイスを確認できるコラムですので、「逃げ癖がついているのではないか」「退職するときに逃げといわれた」とお悩みの方は、ぜひご覧ください。
すぐ仕事を辞める逃げ癖を改善する4つの方法
すぐに仕事を辞める「逃げ癖」がついているのなら、改善をめざしましょう。40代、50代と年齢を重ねても働き続けられるように、逃げ癖を改善する方法をチェックしてみてください。
1.逃げたときのデメリットを考える
逃げ癖を改善するのなら、逃げたときのデメリットには何があるか考えてみましょう。
「貯金がなく生活できない」「周囲にまた辞めたのかといわれる」「次の仕事が決まりにくい」など、思いつくままにデメリットを挙げてみてください。紙に書き出してみると、自分が思っていたよりもデメリットが多いかもしれません。「退職せずにこのまま働く方が良い」と冷静になれる可能性があります。
2.問題に直面したら解決に向けて行動する
「仕事を辞めたい」と思うような問題が起こったら、その原因や理由を解決すべく行動してみましょう。自分一人で抱え込むのではなく、誰かに相談して周囲を巻き込むのも一つの手段です。努力をして「解決できない」と分かってから退職を検討しても遅くはありません。まずは、今の会社で問題を解決する方法を探してみましょう。
3.企業を選ぶ基準を明確にする
短期退職を繰り返してしまう場合は、企業選びが適切ではない可能性があります。仕事をすぐ辞めてしまわないよう、どのような企業なら自分に合うのかを真剣に検討する必要があるでしょう。
自己分析や企業研究が不十分なまま仕事選びをすると、なかなか合う仕事が見つからず、辞め癖が改善しません。企業にとっても自身にとってもいい結果にはつながりにくくなってしまいますので、求人を探す前に企業選びの基準を設けるようにしてみましょう。
企業研究については「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」の記事で解説していますので、ご一読ください。
4.今の仕事で目標を設定してみる
逃げ癖を改善するなら、今の仕事にとどまり、改めて目標を立ててみるのも良い方法です。「今の仕事でスキルや知識を得てから辞めよう」と目標を設定して、達成に注力してみてください。
成果を出せるようになると自分に対する職場での評価が変わり、仕事を続けやすくなるというメリットがあります。企業にも自身にもプラスの方向へと働く、両者にとってメリットが多い方法です。
逃げるように仕事を辞めなくてもすむ仕事探しのコツ
仕事をすぐに辞めないためには、仕事探しの方法を見直してみることも大切です。自分に合わない仕事だと、退職のリスクが高くなってしまいます。一人で考えるより、「第三者の意見を聞いてみる」「エージェントなどを活用する」といった方法をとってみてください。
1.自分の好きな仕事以外にも目を向ける
適性を踏まえて仕事探しするために、自分の得意分野・不得意分野を明確にしてみましょう。
仕事を探す際、やってみたいことや好きなことから選ぶ人は多いものの、自分の適性と合っているとは限りません。洗い出した得意分野・不得分野のなかから、どうしても苦手で避けたいものから順位付けし、その苦手要素がある業務内容を含む求人を除いていくと効率的です。
2.自分に必要な条件をよく考える
すぐ仕事を辞めずにすむよう、仕事探しでは自分に必要な条件をよく考えるのもコツの一つです。希望条件の洗い出しや、順位付けをしないまま求人を探すのは避けましょう。自分に必要な条件を考えないと、業務内容や職場環境においてミスマッチを起こし、働き続けるのが苦痛に感じられるようになってしまいます。
大切なのは、「高収入」「豊かな福利厚生」などといった良い条件を多く備えていることではなく、自分にとっての必須条件を満たしているかどうかです。自分にとって譲れない、どうしても必要な条件を見つけたら、そのほかは必須条件としないほうが応募できる求人が増えます。
待遇を最優先に考えるのは注意が必要
自分の必須条件を待遇だけで決めないようにしましょう。待遇も大事ですが、日々の仕事では会社の職場環境や業務内容の影響が大きくなります。職場環境や業務内容を考慮したうえで応募する求人を決めましょう。3.第三者からアドバイスをもらう
進路や適性について悩むときは、第三者に自分を分析してもらう方法もあります。
一人で自分の進路や適性を考えていても、なかなか自分のことが見えないものです。第三者の分析によって、自分では気づかなかった新たな一面を発見できる可能性があるでしょう。思いもよらない適性が見つかる・知らなかった仕事を紹介されるなど、職業選びの選択肢が増えるかもしれません。
4.就職支援サービスを活用してみる
仕事探しなら、ハローワークや就職・転職エージェントといった、転職支援サービスを活用してみる方法もおすすめです。就職支援サービスには、就活のプロのアドバイスやサポートを受けられるという大きなメリットがあります。求職者の経歴やキャリアの悩みを聞き、一人ひとりの適性に合う求人を探してくれるため、よりマッチした仕事に出会いやすくなるでしょう。
民間企業が運営する就職・転職エージェントでは、サービスによって対象者や扱う業界がそれぞれ異なるのが特徴です。自分に合ったサービスを選ぶと、よりマッチした求人に出会えるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、「今度こそ長く働ける仕事に就きたい」と考える若年層の第二新卒・フリーター・ニートに向け、正社員就職を支援。人柄やポテンシャルを重視する会社の求人も多く扱っています。これまでの職歴に不安のある場合や、職務経験の浅い場合もご安心ください。専任のキャリアアドバイザーが、カウンセリングでお悩みを丁寧に伺い、多数の求人のなかから求職者一人ひとりに合ったものを厳選してご紹介します。
サービス内容はすべて無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。1分程度の適職診断を通して、自分の適性を見極めることも可能です。
「すぐ仕事を辞める」「逃げ癖」に関するQ&A
「すぐ仕事を辞めてしまう」「逃げ癖がある」といったお悩みについて、質問と回答をまとめました。「仕事を辞めたい」という気持ちから退職を決断する前に、ぜひご一読ください。
すぐに仕事を辞めてしまい職歴が増えてしまいます
まずは、なぜ短期間で離職してしまうのかを深掘りして考えてみてください。職場に対する不満や適性のない仕事に就いているなど、理由は人によってさまざまです。原因を特定しないと、同じような理由で離職を繰り返し、どんどん仕事が決まりにくくなってしまうかもしれません。
「仕事をすぐ辞めるのは甘え?主な理由や転職のための改善策を紹介!」のコラムでは、改善策について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
「逃げ癖」かどうかはどうやって判断すれば良いですか?
辞めたいという気持ちが逃げ癖かどうかは、今の仕事を続けた場合のメリットを考えてみましょう。このコラムの「今の仕事を辞めるのが逃げなのかの判断基準」でご紹介した、3つの判断基準を参考にするのもおすすめです。やりがいや得られるスキルなどがあると思うなら、辞めたい気持ちは一時的なものである可能性が高いでしょう。
すぐ仕事を辞める「逃げ癖」は改善できますか?
逃げ癖を改善するには、今の仕事で目標を設定したり、問題を回避せずに解決するよう行動する方法が有効です。また、今の仕事がどうしても合わない場合は、企業を選ぶ段階で問題がある場合も考えられますので、転職活動時には会社選びの軸をしっかり定めましょう。
仕事が続かないことへの対処法は「仕事が続かない人の特徴とは?長続きしない原因と対処法11選をご紹介!」のコラムで詳しく解説しているので、ご参照ください。
すぐに仕事を辞めてしまうのですが改善できますか?
自分に合った仕事を選ぶと、辞め癖の改善に役立ちます。「すぐ次の仕事を決めたい」と焦って決めるのではなく、まずは自分が仕事や企業に求める条件をよく検討したり、信頼できる第三者、またはエージェントに相談したりしてみてください。
ハタラクティブでは就活のプロが一緒に適職を考えますので、仕事の選び方に迷う人も安心です。ぜひ一度ご相談ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。