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高卒の転職は可能?厳しい?内定を得るコツや求人探しのおすすめ方法を紹介
更新日

この記事のまとめ
- きちんと対策をすれば、高卒者が転職するチャンスは十分にある
- 高卒者が大企業に転職することは可能
- 高卒者の転職にはサービスや製造など、学歴不問で実務経験を問わない業界がおすすめ
- 高卒の転職で月給アップを目指すなら、キャリアプランを明確にすることが大切
- 高卒者の転職活動には、転職エージェントを活用しよう
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高卒で転職するのは厳しい?その実態と理由
十分な対策を行えば、高卒者の転職は難しくありません。「学歴不問」や「未経験歓迎」など、企業によって提示する条件はさまざまです。
「高卒から転職するのは厳しいイメージがある」「高卒だと転職できないのでは?」と不安を感じている方は、以下で高卒者の転職事情を確認してみましょう。
高卒者が転職する際の難易度はどのような箇所にあるでしょうか?
高卒者が転職する際には転職情報を集めるツールの選別が必要です
求人情報全体からみれば、高卒以上はもちろん、そもそも学歴不問という求人はたくさんあります。なので、高卒の方の転職自体が難しい、制限されるという心配は必要ありません。
ただし、学歴は、応募資格のなかでも一般的によく設定される項目です。そのため、転職サイトや転職エージェントによっては「大卒以上」をターゲットにしているサービスがあります。あらかじめ登録時の条件に記載されていればわかりやすいのですが、登録は誰でも受け付けるが実際に案内できる案件はほとんどない、というケースも。
利用しようとしたサービスが偶然そのような学歴をターゲットにしたものばかりだと、せっかくやる気になったのに全く応募できる企業が見つからない……と転職活動のはじめにつまずいてしまうことがあるかもしれません。どのように応募する会社を探すか、その選択が高卒の方が転職活動をスムーズに行うポイントになります。
「高卒歓迎」の求人もあるためチャンスは豊富
条件に合った仕事や企業を選べば、高卒者の転職のチャンスは豊富にあります。昨今の若手人材不足の波を受け、応募条件の門戸を広げて正社員の募集を行う企業は多い傾向にあるからです。「学歴不問」「未経験歓迎」の求人もあるため、新しい業種や職種、または高月給の仕事にチャレンジすることも可能でしょう。
「高卒だから厳しいかも…」と弱気にならず、広い視野をもって転職についての情報を集めることが大切です。
3年以内に離職する人の割合は学歴で大きな差はない
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」によると、就職してから3年以内に離職した人の割合は、高卒者は38.4%、大卒者は34.9%となっており、学歴ごとの離職率に大きな差はないことが分かります。
そのため、企業側から学歴だけで「すぐに辞めるのでは?」と判断される可能性は低いでしょう。選考の際は、退職した理由を前向きに伝えることが大切です。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します
高卒の転職では応募できない求人があるのも現実
「大卒以上」「専門卒以上」など学歴を応募条件にしていて、高卒は応募対象外となっている求人があるのも事実です。特に、応募者が集中しがちな都心にある大手企業や人気の業種では、ある程度の人数を学歴で絞ることもあります。
より選択肢の幅を広げるなら、「学歴関係ない仕事には何がある?探し方や高収入が得られるものも紹介」のコラムで紹介しているように、資格の取得なども検討してみると良いでしょう。転職活動をする際の目安にしてみてください。
高卒者の転職は早めのタイミングが望ましい
高卒で転職を考えているなら、できるだけ若いうちに転職活動を始めた方が良いでしょう。特に未経験の業種・職種への転職を考えているなら、ポテンシャルや柔軟性が評価される20代のうちが歓迎される傾向にあります。年齢を重ねるとこれまでの経験やスキルが求められる傾向にあり、未経験の仕事に挑戦しづらくなるので、早めに行動に移すのがおすすめです。高卒者が大企業に転職するのは難しい?
高卒者が大企業に転職することは可能です。大手のなかでも、学歴や経験を問わない求人を出している企業であれば、チャンスは十分にあります。大企業への転職を考えている高卒者は、学歴を問わず活躍しやすい業界・業種から仕事を探す、実務経験を積んで知識やスキルを身につけるといった対策を取りましょう。
高卒者が大企業に入社するためのポイントについては、「高卒から大企業に就職しやすい業種とは?ポイントや注意点もご紹介」のコラムでも解説しているので、あわせてご覧ください。
中小企業にも優良企業はある
大企業だけにこだわり過ぎず、中小企業にも目を向けてみましょう。大企業だけでなく、中小企業にも働きやすかったり、将来性があったりする企業があります。可能性を狭めないためにも、視野を広くして求人を探してみることが大切です。
「優良中小企業とは?就職・転職するメリットとホワイト企業の探し方を解説」のコラムで優良中小企業について詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
高卒者が転職する際に企業側から評価されやすい強み
高卒者が転職活動で内定を得るには、自身の強みを知ることが大切です。たとえば、勤務経験は高卒で正社員として就職をした方ならではの強みになります。
大卒者よりも長い社会人経験
高卒者は大卒者よりも4年早く社会に出ているので、その分社会人としてのマナーやスキルを身につけている点は企業に評価されやすいでしょう。さらにこれまでの経験や仕事に対する熱意を自分の言葉でアピールできれば、内定獲得に近づける可能性があります。
転職を考えている高卒の方は、ビジネスマナーの再確認やこれまでの経験で身につけたスキルの棚卸をしておきましょう。
ビジネスマナーについては、「社会人の立ち振る舞いのマナーとは?仕事や就活でのポイントを紹介」のコラムも参考にしてみてください。
同業界に関連する知識
同業界に転職することを検討している場合は、これまでの仕事で身につけた関連知識も強みになるでしょう。ある程度仕事のスキルや知識が身についている状態であれば、企業から即戦力になる人材として評価される可能性があります。
高卒の転職におすすめの業界6選
ここでは、高卒者が転職しやすい業界と、おすすめのポイントをご紹介します。「高卒者が正社員として転職できる仕事の探し方が分からない」「業界の特徴をよく知らない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
学歴不問で実力が歓迎される仕事、業種ごとの歓迎されるスキルもチェックしてみましょう。
高卒者の転職におすすめな業界とその理由を教えてください
人材ニーズが高く、スキルアップやキャリアアップしやすい仕事がある業界がおすすめです
【1】IT業界
学歴よりも実力を評価するカルチャーがあり、未経験者を育成しようとする企業も少なくありません。また、フロントエンドエンジニアやバックグラウンドエンジニア、インフラエンジニアなどさまざまな職種がある点も特徴です。働き方の柔軟性も高く、人気の業界といえるでしょう。
【2】土木・建設業界
施工管理や作業スタッフなど、学歴や経験不問とする求人が豊富です。エリアを問わず人材ニーズが高く、特に若年層を歓迎しているため、資格取得支援制度も充実しています。国家資格を取得するなど、将来を見据えてキャリアアップを目指せる業界の一つです。
【3】介護・福祉業界
超高齢社会の影響から人材不足が深刻化しており、今後も人材ニーズが高まる業界です。未経験者歓迎の求人が数多くあります。土木・建設業界同様に資格取得支援制度を導入している職場が多く、スキルアップしやすい業界といえるでしょう。
【4】公務員
学歴不問の試験もあり、安定した仕事への就職を望んでいる方や「国、地域に貢献したい」と考えている高卒者の方に適しています。年齢条件や資格の保有が必要な職種もあるため、事前のリサーチを忘れずに。
高卒の転職におすすめの業界
- IT業界
- 土木・建設業界
- 介護・福祉業界
- サービス業界
- 製造業界
- 公務員
1.IT業界
スマートフォンや生活家電、企業内の管理システムなど、今や日常生活に欠かせないIT技術。技術の進化に伴って事業領域のさらなる拡大が見込まれる、注目の業界です。IT業界には専門職が多く存在しますが、入社時点では専門的なスキルは不問としている場合もあります。
以下で、IT業界の特徴や、高卒者が転職しやすいとされている理由をチェックしましょう。
多様な働き方ができる
IT業界はパソコンでの作業が基本のため、働き方も比較的自由といえます。フレックスタイム制の導入が進んでいたり、リモートワークを最大限に取り入れたりと、勤務体制が比較的柔軟な傾向がある業種です。
会社が東京都に所在していても会社の近くに住まずに済み、転勤にもある程度リモートで対応できる点は、今後長く勤務するうえでうれしいポイントといえるでしょう。また、デスクワークのため、体力面に不安のある方も安心して働けます。
学歴よりも実力を評価する風土がある
近年はIT業界の人材不足が深刻化しており、学歴・経験不問の求人を出している企業が多い傾向にあります。
IT業界は学歴よりも実力やポテンシャルが評価される傾向にあるため、異業種・異職種から転職して活躍している人の多い業界です。実力次第で満足いく月給が得られる可能性もあるでしょう。
将来的なキャリアプランが立てやすい
IT関連の職種の多くはスペシャリストとして活躍したり、将来的に独立したりすることも可能です。
業務を通して専門的な知識やスキルを身につけていけば、重要なプロジェクトに携われる可能性があります。
また、「今後長期勤務を考えていない」「転勤の心配もしたくない」という方は、ライフスタイルに合わせて働き方を変えやすい業界なので、一度検討してみると良いでしょう。
IT業界への転職については「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムで詳細を紹介しています。
2.土木・建設業界
土木・建設は、住宅やビルなどの建築、道路・ダムなどの建設を担う業界。業界全体で高齢化や人手不足が続いているため、若い働き手を特に歓迎していて、年齢不問・学歴不問・経験不問である求人が多い業界です。
土木・建設業界に興味のある高卒の方は、以下の特徴を確認してみてください。
地域を問わず需要がある
住宅や道路の建設など生活に必要不可欠な役割を担っている土木・建設業界は、地域を問わず需要のある仕事です。幅広い地域で活躍できるので、「地元で再就職したい」「地方に移住したい」という人も仕事を見つけやすいといえます。また、全国的に人手不足が続いているため若い人材を歓迎しており、高卒者が正社員として転職を成功させるチャンスも豊富にあるといえるでしょう。
キャリアアップを目指しやすい
土木・建設業界では、2019年4月から「建設キャリアアップシステム(CCUS)」が運用されています。国土交通省の「建設キャリアアップシステムの概要」によると、このシステムは、現場で働く人の資格や経験、現場歴などをデータベース化し、ICカードで情報を蓄積するものです。
これらの情報から技能者の技能レベルが設定されるため、キャリアや収入の見通しをもちやすく、より明確な目標をもってキャリアアップを目指せるでしょう。なかでも、施工管理は資格取得によってキャリアアップしやすく、一級施工管理技士や一級建築士などの道も選択でき、比較的高い月給を得やすくなるのも魅力の一つです。
参照元
国土交通省
建設キャリアアップシステムポータル
給与水準が高い
職種によって収入に違いがあるため一概にはいえませんが、20代で経験をしっかり積んで現場主任や職長に抜擢されると、月給アップできる可能性があります。転職後に4~5年働けば年収500万円以上を目指せることも。30代40代と年齢を重ねてキャリアを積み、なかには900万円以上の年収を得る人もいるようです。学歴よりも経験やスキルが評価されるため、高卒者の転職におすすめの業界といえます。
3.介護・福祉業界
介護・福祉の業種は、高齢者や障がい者など、生活のサポートが必要な人に対して多様なサービスを提供しています。業界全体で採用枠を広げているため、経験・スキルは不問で採用することが多いのが特徴です。
以下の介護・福祉業界の特徴を把握し、「勤務したい」と感じたら挑戦してみると良いでしょう。
未経験者歓迎の求人が多い
超高齢社会の影響で介護職のニーズが高まっている今、全国的な人材不足が問題となっている業界です。「経験・スキル不問OK」と、多くの施設で未経験者の採用を積極的に行っています。勤務を始めてからでも「介護職員初任者研修」や「実務者研修」などの資格取得支援制度を導入している職場もあるので、特別な資格や経験がない高卒者も勤務しながらスキルアップしやすいでしょう。
キャリアパスを描きやすい
未経験・無資格から転職した高卒者も、正社員として勤務してからスキルやキャリアの向上を目指せます。働きながら専門性を高めることで、介護福祉士や介護支援専門員などへの段階的なステップアップが可能です。また、保有する資格に応じた手当が付くことで、月給アップも見込めるでしょう。
施設形態が幅広く職種の選択肢が多い
訪問介護やデイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなど、高齢者向けのサービスは目的や利用条件に違いがあります。それぞれの勤務形態や仕事内容など、自身の関心がある分野や生活スタイルに合わせて職場を選べ、転勤を意図的に避けられます。
4.サービス業界
宿泊や飲食サービス、医療、情報通信など、サービス業界にはさまざまな業種があります。「旅先で宿泊したい」「情報が欲しい」など、利用者の希望に沿ったサービスを提供する仕事のため、人々のニーズが増えるだけサービス業の種類も多様化するといえるでしょう。それぞれの分野によって多少の違いはあるものの、市場は拡大を続けています。
経験不問・学歴不問で若い人材を歓迎する企業が多く、勤務する地域を限定して選べる場合も。転勤の有無が時前に確認できることもあります。サービス業界には以下の特徴があります。
職種の選択肢が多い
どの世代の人にも馴染みのある業種が多く仕事のイメージがしやすいので、経験不問・スキル不問で求人をしている企業も多くみられます。自分の興味のある職種へチャレンジしやすいでしょう。転職の際は、サービス業のなかでも興味のある業種に具体的に絞って、細かく企業研究を行うことをおすすめします。
若い人材が活躍しやすい
20〜30代の若年層が多く、エネルギッシュに勤務できるのもサービス業界ならではの魅力です。着実に経験を積めるので、若いうちからマネジメントや管理業務などに携われる場合もあります。
経験を積んで現場を任せられると、月給アップも見込めるでしょう。地方への転勤がOKなら、より大きな仕事を任せられ、自分を高めることが可能です。
5.製造業界
製造業界は、車の部品や電子機器など、さまざまな分野でものづくりに携わっている業界です。入社時にスキルや経験を求めない求人が多い傾向があり、マニュアルも完備しているため、未経験からスタートしやすいでしょう。
興味がある分野を選びやすい
製造業界は、部品や半導体、食品など、幅広い分野があります。そのため、自分が興味がある分野の仕事に携われる可能性が高いのがメリットといえるでしょう。製造業界への転職を検討している方は、自分の好きな分野から求人を探してみるのがおすすめです。
6.公務員
正確にいえば「業界」に分類されるものではありませんが、高卒者の転職先の選択肢の一つとして公務員もおすすめです。条件や制限を満たす試験を受ければ、学歴に関係なく合格の可能性はあるといえます。
安定した仕事で国や地域に貢献したいと考えている高卒者の方は、民間企業から公務員に挑戦するのも良いでしょう。公務員試験は35歳までが対象となっているものも増えています。年齢不問ではないことを念頭に入れておきましょう。
公務員試験はレベル別に実施される
公務員試験は、大卒程度試験や高卒程度試験など、レベル別に試験を実施しています。高校卒業程度の公務員試験は、地方公務員の一般事務職や国家専門職の皇宮護衛官、国家特別職の裁判所事務官などです。なお、学歴不問の試験であれば高卒の方が大卒程度試験を受験しても問題ありません。
公務員への転職についての詳細は、「公務員に転職したい!民間との違いや成功のポイントを解説」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
学歴別とそれぞれの年齢の月給はどのくらい?
高卒者と大卒者の月給を比較すると、将来的な生涯年収に差が出るのが現実です。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (3) 学歴別にみた賃金」によると、たとえば学歴別で30歳~34歳時点においての月給は高卒者が26万5,400円なのに対し、大卒者は32万5,200円と、5万9,800円の差があることが分かります。
最終学歴 | 高校 | 大学 |
---|---|---|
20~24歳 | 21万7,300円 | 25万800円 |
25~29歳 | 24万3,000円 | 28万3,900円 |
30~34歳 | 26万5,400円 | 32万5,200円 |
35~39歳 | 28万2,900円 | 37万3,200円 |
40~44歳 | 30万1,100円 | 40万6,200円 |
45~49歳 | 31万6,700円 | 45万9,200円 |
50~54歳 | 32万7,600円 | 49万1,700円 |
55~59歳 | 33万1,300円 | 52万7,200円 |
60~64歳 | 27万3,300円 | 40万4,900円 |
上記の表の結果から、年齢を重ねるごとに月給の差は開き、生涯で得られる賃金に大きな差が開いていくことが予想できます。年功序列だったり学歴を重視されたりする企業の場合、将来的にも収入に大きな差が生まれる可能性が高いでしょう。
月給アップに興味のある高卒の方は、このコラムの「高卒者が転職で給与アップを目指す方法」で給与を上げる方法の詳細を解説しているので、こちらを参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒の方が年収を上げるにはしっかり「実務経験」を積むことが大事
新卒採用と中途採用で大きく異なる点のひとつに、給与の決め方があります。新卒では入社年次で横並びの給与体系でスタートするのが基本です。中途採用でもいわゆる「第二新卒」と呼ばれる卒業3年目までの年齢では、経験よりも年齢で給与が決まることが多いでしょう。
しかし、卒業3年目以降の中途採用になると、業務の経験年数と役割が年齢よりも重視されやすくなります。
つまり、大卒の方に遜色ない年収を目指すには、しっかりと職務経験を積み、その職務経験を評価されて転職することが大切です。そのためには「一度の転職」ですべてを達成するというルートだけではなく、長期的に年収を上げていくことも検討しましょう。
たとえば、まずは職種を変えるために未経験・高卒で応募できる会社に転職し、そこで得た経歴を使って、経験者としてさらなるステップアップを狙うというルートです。目安として「職務経験3年以上」が、経験者として優遇される最低限の期間とされています。
高卒者が転職で給与アップを目指す方法
高卒者が転職で給与アップを目指す場合、学歴以外で評価する体制のある会社へ転職したり、キャリアプランを明確にして行動したりする方法がおすすめです。
以下で詳しく解説するので、収入アップに興味のある高卒の方は参考にしてみてください。
学歴以外の評価体制がある企業を選ぶ
高卒者は、転職の際に学歴以外の評価体制がある企業を選べば、収入アップが目指しやすいといえます。たとえば、学歴や勤続年数よりも実力を重視する会社であれば、努力次第で若いうちから責任感のある仕事を任されたり、インセンティブで月給がアップしたりなど、収入アップのチャンスがあるでしょう。
学歴以外の要素を評価してくれる企業を見つけたい場合は、求人サイトや企業のWebサイトの採用ページを閲覧する、転職エージェントに相談して求人を紹介してもらうといった方法があります。
企業の探し方については、「高卒者におすすめ!転職先の探し方」も参考にしてみてください。
キャリアプランをもとに行動を起こす
「学歴別とそれぞれの年齢の月給はどのくらい?」で紹介した学歴別の月給は、あくまでも平均の数値です。キャリアを積み重ねて大卒より稼いでいる高卒者も多くいるので、月給アップは転職活動次第といえます。
高卒の転職で収入アップを目指すなら、キャリアプランを明確にすることが大切です。「将来はどのような仕事がしたいか」「稼いで実現したいことは何か」などの目標を明確にしておけば、収入アップのために何をすべきかが見えてくるでしょう。
高卒者の転職活動に役立つ6つの資格
高卒者が転職を成功させるには、資格を取得するのも効果的です。資格があると、ある分野に特化したスキルや知識をもっていることを証明できます。「学歴不問・無資格OK」の仕事だけを絞るよりも、企業側が求めるスキルに沿った資格があれば、さまざまな業種で正社員として採用される可能性がぐっと高くなるでしょう。
ここでは、高卒の方の転職で役立つ資格をまとめました。
1.MOS
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは、ExcelやWord、PowerPointといったマイクロソフト社製のソフトを扱える証明となる資格です。マイクロソフトオフィスは多くの業種で導入されているため、業務上パソコンを使用する機会があるなら、MOSの資格があると良いでしょう。
高卒者が未経験から事務職などへ転職したい場合は、MOSを取得しておくと選考が有利に働く可能性があります。
2.簿記検定
簿記検定は、企業のお金のやりとりを記録するための知識を証明する資格です。社会人の受験者も多いのが特徴で、一般的に転職でOKとされるのは簿記2級以上といわれています。
業種を問わず、企業の売上や利益、資産などを整理する経理職をはじめとして、事務職や営業職などへの転職に有利な資格といえるでしょう。
3.TOEIC
TOEICは、日常生活やビジネスシーンにおける英語スキルを証明するテストです。
昨今、海外へ事業を展開する企業も多いことから、英語スキルがある人材を歓迎する企業も少なくありません。そのため、選考で評価される最低ラインといわれている600点以上のTOEICスコアを取得するのが望ましいといえます。入社後の昇進・昇給にTOEICスコアを用いる企業も存在するため、将来英語を使う仕事に関わりたいと考えている方は勉強し、スコア600点以上を目指しましょう。
4.宅地建物取引士
「宅建」「宅建士」とも呼ばれる宅地建物取引士は、不動産取引に関する知識の保有を証明する資格です。毎年20万人以上の人が受験する、人気の国家資格の一つとなっています。
宅地建物取引士の資格は学歴問わず受験できるので、高卒で不動産業界に転職するなら取得しておくのがおすすめです。宅地建物取引士は業務独占資格のため、入社後に勤務先で経験を積むことでキャリアアップや月給アップが期待できます。
5.ITパスポート資格
ITパスポート資格は、ITに関する基礎知識が証明できる資格です。パソコンを活用する場面はIT企業だけでなく、多くの業界や職種で活用されています。そのため、高卒からどの業界に転職しても役立つ資格といえるでしょう。
ITパスポート資格の取得を推奨している企業もあり、取っておいて損はない資格といえます。
6.普通自動車運転免許
一般的に取得している人も多い普通自動車運転免許は、介護職や営業職、運送業など仕事内容によって必須条件となる場合があります。運転免許を取得するには教習所へ通う必要があるため、転職活動を始める前に、免許が必要かどうかも確認しておきましょう。
また、会社が保有する車によっては「オートマチック限定免許」だと対応できない可能性があるので、「マニュアル免許」が必要かどうかもチェックしておく必要があります。
資格は高卒者の転職に必ずしも必要なものではありませんが、業界・職種によっては大きなアピールポイントになることも。高卒から挑戦できる実用的な資格については、「高卒でも取れる資格はある?おすすめ27選と就活事情をご紹介」で詳しく解説しています。
高卒で転職する際に取り組んでおきたい6つのポイント
高卒で転職する際は、目的を明確にしたり幅広い視点で情報を集めたりすることが重要です。ここでは、6つのポイントについて解説します。
高卒で転職する際に取り組んでおきたいポイント
- 毎日続けられることや自然にできることを見つける
- 好きなこと・嫌いなことを書き出す
- 将来やってみたいことを明確にする
- やりたくない仕事は何かを考える
- 条件を絞り過ぎない
- 視野を広げて情報収集する
1.毎日続けられることや自然にできることを見つける
毎日続けられることや自分にとって当たり前に行っていることに注目すると、自分に合った仕事探しのヒントになることもあります。今の仕事内容に苦痛を感じている人も、「仕事が辛い」という悩みを解消できる可能性があるでしょう。
自分に合った仕事を見つけたい場合は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。アドバイザーが自己分析をサポートしてくれます。詳しくは、このコラムの「就職・転職エージェントを利用する」をご覧ください。
2.好きなこと・嫌いなことを書き出す
自分の好きなことや嫌いなことを書き出してみると、転職してやりたい仕事を見つけられる可能性があります。たとえば「人と関わることが好きだから接客業が良い」「じっとしていることが嫌いだから身体を動かしたい」など、会社に勤務するうえでの自分の方向性が見えてくるでしょう。
3.将来やってみたいことを明確にする
転職の前に、「将来実現したいことを叶えるには今何をすべきか」を考えることが大切です。やりたい仕事や挑戦したい分野があれば、それを実現できる転職先を探すと良いでしょう。
特にやりたいことがなければ、「一軒家を建てたい」「家庭をもちたい」など、仕事以外の内容でも構いません。将来的に実現したいことを具体的に考えてみてください。「家を建てるために高収入の仕事に転職したい」「家庭に使う時間を確保するために自由な働き方ができる会社に転職したい」など、どのような企業に転職したいかを明確にできる可能性があります。
4.やりたくない仕事は何かを考える
やりたい仕事が見つからない場合は、消去法を活用するのもおすすめです。やりたくない仕事はモチベーションを維持するのが難しいため、転職を後悔してしまう可能性もあります。
これまでの経験を振り返り、今後関わりたくない業種などを紙に書き出してみましょう。やりたくない仕事を避けることで、自分に合った理想以上の勤務先に出会えることもあります。
5.条件を絞り過ぎない
希望条件をすべて満たす求人を見つけるのは難しいため、「転勤はしたくない」「これ以上は譲れない、これはOK」など、仕事に求める条件の優先度を決めましょう。
いくつも条件を設定し過ぎると出会える求人が減ってしまい、転職の視野を狭めかねません。条件に順位づけをしたうえで仕事を探すことで、自分に合う勤務先を見つけられます。
6.視野を広げて情報収集する
知識のない業種や職種を調べたり、将来性のある仕事を調べたりするなど、視野を広げて情報を集めてみましょう。自分の持っている情報だけで仕事探しをすると、自分に合った勤務先を見つける可能性を見失ってしまう場合もあります。現状以上に情報収集をして、自分がOKだと思える業種の幅を広げることが大切です。
高校3年生のとき以来はじめて転職活動をする方なら、実質その転職活動が「はじめて自分でする仕事探し」といっても過言ではありません。高校での就活はひとり1社制、会社見学も先生同伴と、転職活動のスタイルとは大きく異なります。いわゆる「会社を探す」という意味では、経験が全く参考にならないでしょう。
はじめてのことはわからないこと、難しいことが多くて当然です。ぜひ周囲の人を積極的に頼ってください。
高卒者の転職で内定に近づくための6つのコツ
高卒者の転職活動では、自分に合ったアピール方法を見つけることで理想の正社員採用に近づくでしょう。
ここでは、転職で気をつけておきたいポイントのほか、応募書類や面接で意識するべきことを分かりやすく解説しています。以下を参考に、選考対策にお役立てください。
在職中に転職活動をスタートし、応募書類や面接時には成長プロセスを具体的なエピソードで伝えることが、転職活動で内定を得るポイントです
高卒者の転職活動で内定を得るためのポイントは、自己理解と戦略的なアプローチの2つです。
履歴書や職務経歴書には、これまでの職務経験やスキルを具体的に記載するとともに、「応募先の企業にどのように貢献できるか」を明確に示すことが大切です。
面接では、自分の経歴をシンプルに説明しましょう。業界特有の専門用語は避け、誰にでも理解しやすい言葉を心がけることで、あなたの経験やスキルをわかりやすく伝えられます。そして、具体的なエピソードを交えて自分をアピールすることも忘れずに。成長の過程や改善に向けた努力を示すエピソードは、あなたのポテンシャルを相手に印象づける重要な要素です。
上記に加えて、面接官の意図を汲み取るための練習を積み、質問に対する回答を明確にするなど、本番を想定した練習を積むことも欠かせません。
また、転職活動は、在職中に進めることをおすすめします。安定した収入を得ながら活動をすすめることで経済的な不安をなくし、じっくりと今後のキャリアを思案し、応募先を検討できます。
1.在職中に転職活動をする
転職活動は在職中から始めるのがおすすめです。
退職後に転職活動を始めると、万一仕事が見つからなかった場合に、焦りから自分の実力以上の力が出せない可能性があります。そのため、最適な勤務先が見つからずにいい結果につながらないことも。在職中であれば、そのようなリスクは回避できます。在職中に時間を掛けてじっくりと転職活動を行い、これまで培ったスキルが歓迎される勤務先に出会う機会を待ちましょう。
2.自己分析や企業研究に力を入れる
転職を検討している高卒者は、自己分析や企業研究に力を入れましょう。
自分の魅力や強みを的確に伝えるためにも、自己分析は徹底的に行う必要があります。自己分析をきちんと行えば、自分のやりたいことが判断でき、志望動機や自己PRにもつなげられるでしょう。
自己分析で気になる業界や企業を見つけたら、応募する前に業界研究と企業研究を行います。業界研究や企業研究をする際は、気になる業界や企業だけに留まらず、範囲を広げて情報収集を行うことが大切です。「希望と異なる分野が実は自分に合っていた」という場合もあるので、広い視野をもって転職活動に取り組みましょう。企業研究は企業の公式サイトや求人広告、採用ページなどで行えます。
自己分析については「自己分析が大事!「やりたいこと探し」の方法とは」のコラム、企業研究については「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムをご覧ください。
3.職務経歴書はしっかりと作成する
職務経歴書は、転職先の採用担当者に「このスキルは仕事に活かせそうだ」と思ってもらうことを意識して作成しましょう。職務経歴書とは、これまで在籍していた会社でどのような仕事をしてきたのかを記載するものです。志望企業で活躍できる素質を持つ人物かどうかをアピールするための材料ともいえます。
職務経歴書のフォーマットに決まりはありませんが、「経歴の要約」「会社概要」「仕事内容」「実績」「アピールポイント」の5点で構成されるのが一般的です。職務経歴書はA4用紙1~2枚程度にまとめ、見出しやレイアウトなどに配慮しながら読みやすくなるように作成しましょう。また、誤字や脱字などのミスがないか念入りにチェックすることも大切です。
職務経歴書の作成に関する詳細は「転職時に職務経歴書は必要?履歴書との違いや書き方の注意点を解説」のコラムで確認できます。
4.面接では自分の経歴をシンプルに説明する
転職活動の面接では、自分の経歴をいかに分かりやすく説明できるかが大切です。
自分にとっては使い慣れた言葉でも、業界特有の専門用語などを使用すると、採用担当者に上手く内容が伝わりません。誰にでも理解しやすい説明ができればOKです。経歴がシンプルに説明できると、より正社員になってからのイメージがつきやすく、歓迎されるでしょう。
質問にマッチした回答ができるよう練習する
面接に慣れていないと、相手の質問意図を汲み取れていない回答をしてしまいがちです。スムーズな質疑応答のためにも、本番前に模擬面接を何度も繰り返し行うことをおすすめします。
自分の経歴や自己紹介を短く端的に伝えられるように練習し、相手が自分に何を求めているのか聞き取り、察知する力が必要です。
5.面接官の意図を理解したうえで受け答えをする
面接で「面接官が求めている人材」を意識した受け答えができると、好印象を残せる可能性があるでしょう。たとえば、経験不問・スキル不問の業種に転職する場合、面接官は応募者にどれだけの伸びしろがあるかを見ています。この場合、「素直な姿勢」「協調性」「自ら学ぶ意欲」など、現状以上に成長につながる点をアピールできると評価されやすいでしょう。
実際に勤務することを想定し、回答例を準備しておくのがおすすめです。
自身のポテンシャルをアピールする
高卒者の転職ではスキルや経験も大切ですが、人柄やポテンシャルも重要な要素です。これまでの業務で努力してきたことや、次の勤務先で活かせる経験をアピールするのが良いでしょう。志望する仕事と関連性のあるアピールポイントがあれば、優先して伝えてみてください。
6.アピール内容は具体的なエピソードとセットにする
アピール内容を伝える際は、具体的なエピソードを添えてください。自身をアピールする際は、「成長意欲」「改善する努力」「継続してやってきたこと」などを盛り込むのがおすすめです。実際のエピソードを根拠に強みを伝えれば、より採用担当者があなたの勤務後の成長や周囲との調和を想像しやすくなるでしょう。
以下で、アピールのコツとエピソードの具体例を紹介します。
成長意欲
仕事では自分自身を今以上に成長させられるか、その意欲があるかが重要視されます。「悔しさをバネにして自ら行動した」「失敗を糧にできた」「成長のために△△にチャレンジした」といった経験は、成長意欲のアピールに活かしやすく、今後の勤務態度も想像しやすいでしょう。
「失敗した」「うまくいかなかった」といった経験を話す場合は、それをどのようにして克服したか、次につなげたかを伝えることが重要です。
成長意欲をアピールするエピソードの具体例
「営業を始めてからしばらくの間、なかなか成約に結びつかずに下位の成績が続いていました。このままではだめだと思い、上長や同期に相談したりやり方を見て学んだりして努力を重ねた結果、自分が話し過ぎていて聞き下手だという問題点が明確になりました。相手の話にしっかり耳を傾けるよう意識することで、相手の意図を汲み取れるようになり、徐々に成約数も増え勤務先から良い評価をされるようになりました」改善する努力
問題意識を持ち、それを改善するために行動したという経験は、業種や職種に関係なく必要な資質です。結果として改善には至らなかったとしても、その姿勢を評価する勤務先は多い傾向にあります。
何かを提案したエピソードや、同じ職場の人にノウハウや気づきを共有したエピソードがあれば、ポジティブな評価を得られるでしょう。勤務先の問題を解決した場合は、成果内容も付け加えるとより魅力的なアピールになります。
改善する努力をアピールするエピソードの具体例
「販売職で商品の発注を行った際、注文数を間違えてしまい勤務先に損害を与えてしまいました。同じ失敗を繰り返さないようダブルチェックの仕組みを提案することで、発注ミスの大幅な軽減に成功しました」継続してやってきたこと
1つのことを投げ出さずに取り組める継続力は、多くの正社員に求められ、歓迎される能力です。「××を△△年継続しました」と単純に継続してきたことだけを伝えるのではなく、「なぜ継続できたのか」「継続するために行った工夫」「継続したことで学んだ点」などを盛り込むと伝わりやすくなります。
継続力をアピールするエピソードの具体例
「私はブログを投稿するのが趣味で、高校1年生から続けています。始めたばかりのころは、アクセス数がなかなか伸びないことに悩んでいました。辞めることも頭をよぎりましたが、せっかく始めたのだから高校3年生の卒業までは続けてみようと思い、目を引くようなタイトルの共通点は何か、読まれやすい記事はどのような表現を使用しているか、などを分析して改良しながらブログの投稿を継続してきました。多くの記事を投稿していくなかで、とにかくやってみて学ぶというクセが身につきました。アクセス数が上がることに喜びを感じるので、今でもトライアンドエラーを繰り返しながら続けています」
面接時に上手にアピールするためには、3つのポイントを意識しましょう。1つは、具体的なエピソードを添えること。経験を通じて得た教訓や問題解決の事例を話すことで、あなたの印象を強めます。
もう1つは、面接官の求める人材像をイメージして、相手のニーズに応える姿勢を示すことです。事前に企業研究を行い、応募先が重視する経験やスキル、人間性を意識しましょう。
最後に、自信を持って話す姿勢を忘れずに。明るくはっきりと話すことで、良好な印象を与えられます。高卒者におすすめ!転職先の探し方
以下では、転職先探しのやり方や高卒の方が仕事探しをする際のポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
転職サイトを利用する
多くの求人を比較検討したい方は、転職サイトの利用がおすすめです。業界や勤務地、転勤の有無や高卒歓迎など、希望条件を絞って検索できるサイトもあります。求人を自分で探して応募するスタイルのため、自分のペースで仕事を探して転職活動したい方に合っているでしょう。
「学歴不問」「高卒以上・高卒歓迎」の求人を選ぶ
高卒者の転職活動では、求人の募集要項に「学歴不問」や「高卒歓迎」と書かれている求人を選ぶようにしましょう。求職活動で良い求人を見つけたとしても、「大卒以上」と条件が限定されていると申し込めないので注意が必要です。
若い人材の採用に積極的な会社を選ぶ
若い人材を積極的に採用している企業であれば、高卒者も近い年代とともに活躍できます。気になる企業があれば、在職している人の年齢比率もチェックしてみましょう。また、先述したように学歴を問わない求人を探すのもおすすめです。
ハローワークを利用する
自分に合った仕事を探すなら、ハローワークを活用するのも良いでしょう。ハローワークは管轄地域の求人情報を豊富に扱っているため、地元や居住地区の近くでの転職に向いています。
最近では若者に特化したサービスも展開されているので、転職を考えている高卒者は積極的に利用するのがおすすめです。
就職・転職エージェントを利用する
自分に合った求人を探すなら、就職・転職エージェントを利用しましょう。就職・転職エージェントでは経験豊富なアドバイザーによる求人紹介が受けられるほか、応募書類の書き方のアドバイスや本番を意識した面接対策を受けられます。
就職・転職エージェントの利用の仕方を詳しく知りたい方は「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」をご覧ください。
高卒の転職でエージェントを利用した人の体験談
Tさん(23歳)は、高校を卒業後に航空自衛隊に入隊し、3年間の勤務を経て施工管理技士へ転職しました。一人で幅広い業務を担当し、稼働時間が長く、休日出勤も多いという勤務状態でした。
そのような中で祖母との同居生活が決まり、介護をする時間の確保が必要になったことで、転職を決意し、ハタラクティブに登録して求職活動を開始しました。
転職に不安な気持ちを感じていましたが、ハタラクティブのアドバイザーにお願いして本当に良かったと思います」
高卒の転職におすすめのエージェントの選び方は?
高卒の方が転職でエージェントを活用する際は、「学歴を問わない求人を多く取り扱っているか」「面接対策や応募書類などのサポートが手厚いか」を判断基準にして選ぶのがおすすめです。また、やりたい仕事が決まっていない場合は幅広い求人を取り扱っている総合型、特定の業種や職種を希望している場合は特化型のエージェントを視野に入れましょう。
ハタラクティブでは若年層の就職・転職に特化しており、学歴や経験不問の求人を取り扱っているので、気になる方はぜひご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
高卒での転職に関するQ&A
ここでは、高卒で転職活動をしている方のお悩みやよくある質問に、Q&A方式で回答をしていきます。
高卒だと転職できないって本当ですか?
高卒で転職するのは十分可能です。未経験の別業種に転職を希望する場合は、「未経験歓迎」や「学歴不問」の求人へ積極的に応募することで転職のチャンスを増やせるでしょう。
このコラムの「高卒者の転職で内定に近づくための6つのコツ」では、転職を成功させるコツを紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください。
高卒の20代ですが、資格なしでの転職は難しいですか?
資格をもっていなくても転職することは可能です。とはいえ、希望する仕事に活かせる資格があれば、取得を目指すのもOKです。資格を持っていた方が、スキルや志望度の高さをアピールしやすく、評価につながりやすいといえます。
ただし、資格を取ることはokですが、取得に時間を掛け過ぎて、転職するタイミングを逃さないように気をつけましょう。「高卒から手に職をつけるメリットとは?就職に有利な資格もご紹介」も参考にしてみてください。
同じ高卒でも20代と30代で転職難易度は変わりますか?
状況によって異なります。たとえば、全くの未経験の仕事に正社員として転職するなら、柔軟性が高く吸収が早い20代のほうが有利になるでしょう。しかし、経験やスキルを活用した転職なら、30代の方が有利になる可能性が高まります。
転職と年齢の関係性については、「未経験転職は何歳まで可能?年齢の壁や希望の職種につくためのコツも紹介」のコラムで詳細を解説しているので、ご覧ください。
高卒・転職者向けの求人情報を効率良く探す方法はありますか?
高卒者を対象としている就職・転職サイトやエージェントを併用して、効率良く求人情報を集めるのがおすすめです。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーによる丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人を紹介しています。応募書類の添削や面接対策も行っているので、転職活動に不安がある方も安心です。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。