- フリーター就職支援「ハタラクティブ」トップ
- お役立ち記事TOP
- 転職理由の好印象な伝え方は?状況別の例文とポイントを紹介!
転職理由の好印象な伝え方は?状況別の例文とポイントを紹介!
更新日

この記事のまとめ
- 転職理由で好印象を与えるには、結論から簡潔に伝えることが大事
- 転職理由とともに入社意欲をしっかりアピールすることも大切
- 面接官が転職理由を聞くのは、応募者の性格や価値観などを把握したいから
- 好印象を与える転職理由を準備する際は、「転職後どうなりたいのか」を考える
「好印象を与える転職理由の伝え方が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。好印象を与える転職理由の伝え方としては、「転職をしようと思ったきっかけを前向きに伝える」「転職先で実現したいことを伝える」などが挙げられます。
このコラムでは、好印象を与える転職理由の例文を状況別にご紹介。このコラムを参考に自分なりの好印象な転職理由を伝えて、転職を成功させましょう。
自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう
性格でわかる
私の適職診断
好印象を与える転職理由の伝え方
好印象を与える転職理由の伝え方は、「なぜ現職に就いたのか」「転職をしようと思ったきっかけ」「転職先で実現したいこと」を盛り込むことです。以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。
なぜ現職に就いたのかを簡潔に伝える
転職理由を印象良く伝えるには、まず、「なぜ現職に就いたのか」を簡潔に伝えましょう。採用担当者は、求職者の仕事に対する向き合い方や転職の軸などを知りたいと思っています。
そのため、現職に就いた理由を伝えることで仕事に対する意欲や熱意、転職に至るまでの経緯などをより具体的に伝えられるでしょう。
転職をしようと思ったきっかけを伝える
前職に就いた理由を述べたら、転職をしようと思ったきっかけを伝えましょう。面接官は「なぜ転職しようと思ったのか」を知りたいため、前職に就いた理由と合わせて、そこで叶えられなかったことや新たにできた目標などを伝えると効果的です。
転職しようと思ったきっかけが明確であるほど、転職に対する意欲や熱意が伝わりやすくなります。
転職しようと思ったきっかけはエピソード形式で話すと、より具体的に伝わるため面接官もイメージしやすくなるでしょう。
転職先で実現したいことを伝える
最後は、働く意欲や熱意をアピールするために転職先で実現したいことを伝えます。応募先の会社でしか実現できない目標を伝えることで、「ほかの会社でも良いのではないか」という会社側の懸念点を払拭できるでしょう。
入社後どのようにキャリアアップ、スキルアップしていきたいかなど、長期的に働く姿勢を示せると面接官に好印象を与えられます。
転職理由を伝える際に好印象を与えるポイント
転職理由を伝える際に好印象を与えるポイントには、「先に結論から伝えなるべく簡潔にまとめる」「ネガティブな退職理由は避ける」「転職が必要な理由を前向きに伝える」などがあります。
以下で、転職理由を伝える際に好印象を与えるポイントについて詳しく解説するので見てみましょう。
1.先に結論から伝えなるべく簡潔にまとめる
転職理由を伝える際に好印象を与えるには、先に結論を伝え、そのあとに詳しい説明を加えましょう。先に結論を持ってくることで、読み手に伝わりやすい体系的な文章になります。分かりやすい文章に仕上げれば、論理的思考力があるというアピールにもつながるでしょう。
2.ネガティブな退職理由は避ける
ネガティブな退職理由は、面接官にマイナスな印象を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。たとえば、現職の給与や人間関係、労働条件への不満を伝えると、面接官に良い印象を与えません。不満が理由で転職する場合も、不満の先にある「次はこうしたい」という希望に目を向け、転職先で実現したいことを伝えましょう。
ネガティブな転職理由はポジティブな表現に置き換える
実際の転職理由がネガティブな理由だったとしても、転職活動の面接で回答する際はできるだけポジティブに置き換えましょう。置き換えの例を紹介します。
- ・「給与が少ない」→「正当に評価される環境で頑張りたい」
- ・「人間関係が悪い」→「チームで連携をとりながら働きたい」
- ・「休日や残業時間などの条件が悪かった」→「限られた時間の中で効率よく成果を出したい」
転職理由をポジティブに言い換える方法は、「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
前職の不満や愚痴ばかりにならないよう注意する
転職理由の内容は、前職の不満や愚痴ばかりにならないよう注意する必要があります。不満だけを述べるのではなく、「状況改善のためにとった行動」や「転職先ではどのような働き方をしたいか」など、ポジティブな内容に重点を置くことが大切です。
3.転職が必要な理由を前向きに伝える
転職理由で好印象を与えるには、自分のやりたいことが現職ではどうしても実現できない旨を前向きに伝えましょう。転職理由によっては、「部署異動すれば済む話では?」「数年待てば解決することでは?」と思われ、「採用してもちょっとの不満ですぐに転職する人」という印象を与えかねません。
自分が考えた転職理由が面接官を納得させられる内容になっているか、選考前にもう一度見直しましょう。「○○職に就きたい」「早くから裁量のある仕事がしたい」といった希望があるなら、「なぜそう思うのか」まで掘り下げて考えることが重要です。
待遇や年収の話題は必要なければ避ける
「給与が低い」「有給休暇を取得しにくかった」といった条件や待遇面の不満を理由に転職する人もいるでしょう。待遇面に関する内容をそのまま伝えると、「仕事のやりがいよりも条件を気にする人」という印象を与え、あまり良い評価につながりません。転職理由を答える際は、年収や待遇の話題は必要なければ避けるのが賢明です。
4.将来の目標と転職理由に関連性を持たせる
転職理由は、将来の目標と転職理由に関連性を持たせる内容にしましょう。目指す将来像やキャリアプランと転職理由の内容に矛盾がなければ、発言に信憑性をもたせやすくなります。
さらに、「入社後は目標に向かって仕事に取り組んでくれるだろう」という好印象にもつながりやすいでしょう。
現実的でない目標は立てない
「3年後に部長職になる」「1年後に年収1000万を目指す」など、入社の時点で現実的でない目標は立てないようにしましょう。あまりに飛躍した目標やキャリアプランは企業側も評価ができず、「現実的な判断ができない人」という印象を与えてしまう恐れもあります。
5.入社意欲をしっかりアピールする
転職理由では、入社意欲をしっかりアピールすることも大切です。面接官に「嫌なことから逃げるために仕方なく自社を選んだのでは」と思われてしまわないように、志望した理由を具体的に述べます。志望先企業ならではの強みや他社との違いなどを盛り込むと、「自社について事前に下調べをしている」として好印象につながりやすいでしょう。
転職理由を伝える中で入社意欲をアピールするためには、入念な企業研究を行う必要があります。企業研究の手順は、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」で紹介しているので、ご一読ください。
6.転職理由と実現したいことをバランス良く盛り込む
転職理由と実現したいことをバランスよく盛り込むと、前向きな意欲を伝えられます。転職で実現したいことは、その企業で叶えられる可能性が高い目標を伝えることが重要です。叶わない目標を説明すると、企業側に「入社後にギャップを感じて辞めてしまうのではないか」と判断されやすくなるため注意する必要があるでしょう。
なお、転職理由を説明する際に退職理由に触れるときは、退職理由と転職で叶えたいことの説明の割合は2:8程度が理想的です。退職理由がネガティブな場合、退職理由を中心に話すとマイナス印象につながりかねません。退職理由は転職を考えたきっかけ程度に扱い、転職で実現したいことに重点を置いて話しましょう。
7.転職理由と志望動機は一貫性をもたせる
転職理由と志望動機には一貫性を持たせるようにしましょう。2つが矛盾していると、「適当なことを言っているのでは?」と警戒される恐れがあります。転職理由と志望動機には、つながりがあるのが自然です。両者が連動していれば、「目的意識を持って行動している求職者」という好印象を与えられるでしょう。
面接官が転職理由を聞くのはなぜ?
企業側が求職者に転職理由を聞くのは、「ミスマッチを防ぎたい」「仕事に対する考え方を知りたい」といった理由があります。
そのため、「仕事が嫌になった」や「周囲と馴染めなかった」など、仕事への不満を述べると、「また同じ理由で辞めてしまうのでは?」と不安視されやすくなるので気をつけましょう。
ここでは、企業側が転職理由を聞く背景についてそれぞれご紹介します。面接官の質問の意図を知り、好印象を与える回答を考える参考にしてみてください。
ミスマッチを防ぎたいから
面接で転職理由を聞かれるのは、企業と求職者のミスマッチを防ぐためです。入社後にミスマッチが発覚すると早期離職のリスクがあるため、企業にも求職者自身にも良いことはありません。
履歴書や職務経歴書といった応募書類だけでは分からない部分まで求職者を理解するためにも、転職理由は企業にとって大切な質問といえます。
応募者の性格や価値観などを把握したいから
面接で転職理由を聞くのには、「応募者の性格や価値観などを把握したい」という企業側の意図もあるようです。転職者のなかには、「前職あるいは現職に何かしらの不満を抱いている人」「スキルアップなどの目的をもっている人」「ただ何となく転職を始める人」など、さまざまな人が存在します。
転職理由によっては、第三者から見ると「努力が足りないのでは?」と思う内容もあるでしょう。たとえば、実力主義の職場で評価されなかったという転職理由の場合、「成果を出すための努力や工夫が足りなかった」という可能性があります。面接官は転職理由を聞くことで、「他責思考が強い傾向がないか」といった候補者の性格や価値観を判断していると考えられるでしょう。
長く働いてほしいから
企業側は採用する求職者に長く働いてほしいと考えているため、早期退職してしまいそうな要素がないかを転職理由から探ろうとします。採用した人材が退職してしまえば、これまでの人件費や教育コストが無駄になってしまい、企業にとってメリットがありません。
そこで企業は転職理由の質問を通して、応募者の働く意欲がどれくらいあるかを見極めています。回答から転職への意欲が感じられる人は、困難があっても仕事を継続できる可能性が高く、好印象を与えられるでしょう。
具体的には、「前職と同じ理由で退職しないか」「同僚や上司とうまくやっていけそうか」などの視点から、早期退職につながる要素がないか判断されます。仕事や人間関係への不満をそのまま述べると、「自社でも同じ理由で辞めるかも」と思われるので気をつけましょう。
仕事への考え方や成長意欲を知りたいから
企業側が転職理由を聞くのは、求職者の仕事への考え方や成長意欲を知るためでもあります。求職者の考え方が自社の社風に合うか、目標やキャリアプランが自社で実現できるかなどを知り、企業と求職者がどれだけマッチしているかを図っているのです。
面接官が転職理由を聞く理由は、「転職理由の書き方を解説!面接で本音を伝えて良い?好印象を与える例文」でも詳しく解説しているので、ご一読ください。
面接で好印象になる退職理由を考える際の準備
企業に好印象を与える転職理由を考えるには、自分について理解を深めておく必要があります。
ここでは、転職理由を考える際の準備として、自己分析の方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
「なぜ退職したいのか」を書き出す
まずは、素直に仕事を辞めたいと思った理由を書き出しましょう。素直な気持ちを書きだすことで、転職理由がはっきりと見えてくることがあります。この段階では、企業側の反応を意識する必要はありません。なぜ転職したいのか、転職によって何を解消したいのかを自問しましょう。
「転職後どうなりたいのか」を考える
転職することで、どのようなキャリアプランや目標を実現したいのか考えましょう。さらに、目標に近づくために現在何をすべきか考えておけると理想的です。将来のために着手している仕事や資格勉強など、具体的な行動を示すことで転職への熱意を伝えられます。
就活時の考えから変化がないか振り返る
転職理由を考える際は、就活していたころを思い出し、変化がないかを振り返るのも有効です。入社後のギャップが不満で転職を考えている場合、そもそもの原因は就活時の自己分析や企業研究不足だった可能性もあります。
入社後に自分の考え方が変わって転職を希望する人は、「なぜ考え方が変わったのか」を自分に問いかけることも重要です。転職するきっかけとなった変化を明らかにしておけば、面接で堂々と伝えられるでしょう。
【ランキング】転職をする理由とは?
若年層向けの就職・転職エージェントであるハタラクティブは、「正社員が転職活動を始めたきっかけ」についてアンケート調査を行い、「若者しごと白書2024」にまとめています(回答者数:551人 / 3つまで回答)。
順位 | 転職活動を始めたきっかけ | 割合 |
---|---|---|
1位 | 給与が低い | 44.6% |
2位 | やりがい・達成感がない | 29.9% |
3位 | 人間関係が悪い | 23.0% |
4位 | 企業や業界の将来性が不安 | 15.8% |
5位 | 残業や休日出勤が多い | 13.8% |
参照:若者しごと白書2024 3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ
転職理由の1位は「給与が低い」、2位は「やりがい・達成感がない」という結果でした。面接で転職理由を説明する際、正直に給与や待遇について話すことは難しい場合があります。
面接官に好印象を与えられるように「自分の成果によってキャリアを発展させたい」「正当な評価制度のある会社で働きたい」など、活躍の可能性を感じてもらえるような伝え方をすることが大切です。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
スキルアップが転職理由の場合は特に具体的な説明が必要
スキルアップは好意的に受け取られやすい転職理由ではあるものの、具体的な説明がなければ説得力に欠けてしまいます。新しいスキルを身につけたいのか、または現在の能力を伸ばしたいのか、どのような人材を目指しているのかなどを詳しく述べましょう。
スキルアップが転職理由の場合の回答例は、「転職理由はスキルアップ!考える際のポイントは?面接で伝える例文も紹介」でも紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
好印象を与える転職理由の例文
ここでは、応募書類や面接で伝える転職理由別の例文をご紹介します。「面接で転職理由をどう伝えれば良いだろう?」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
1.転職することで問題が解決することをアピールする例文
転職理由を伝える際は、転職することで問題が解決するという面をアピールするように意識しましょう。
たとえば、人間関係の問題を転職理由としてそのまま伝えると、他者への愚痴と捉えられる可能性があるので注意が必要です。「会社の方針や上司の考え方などと合わなかった」と述べるだけでなく、志望先企業では問題が解決できると思った根拠をしっかり述べるようにしましょう。
職場の人間関係が転職理由の場合
「前職は個人主義的な社風で、周囲と協力することよりも個人の結果が重視される環境でした。協調性を大切にしたいという自分の考え方とは合わないと判断したことが転職理由です。
新しい環境では周囲とコミュニケーションをとりながら、チーム一丸となって目標に向かいたいと思っております。協調性を重んじ、一致団結して成果につなげる御社の働き方に魅力を感じ、志望いたしました」社風の相違が転職理由の場合
2.前職の不満を批判ではなく前向きに伝える例文
給与への不満が理由で転職を決意した場合、面接官に「給料の額のことばかり気にしている」と思われないようにするのがポイントです。下記の例文のように、「評価制度が整っている環境でやりがいを感じながら働きたい」といった前向きな思いを伝えましょう。
実力で評価されないことが転職理由の場合
労働時間の長さが転職理由の場合
3.具体例とともに根拠を述べる例文
転職理由の説明では、具体例とともに根拠を伝えることで説得力が増します。たとえば、労働時間の長さが転職理由の場合、伝え方によっては、面接官に「残業をしたくない」「休日出勤をしたくない」と主張しているように捉えられかねません。その場合は、具体的な労働時間を伝えることで、客観的に見ても「残業時間が長過ぎる」と理解してもらえるようにしましょう。
転職理由として漠然と「嫌だった」という気持ちを伝えるのは避け、労働環境を変えたいと思う必然性を示し、面接官に納得してもらうことが大切です。
ワークライフバランスの実現が転職理由の場合
「前職では月平均で80時間以上の残業が常態化していました。自主的な勉強時間を確保することもできず、プライベートとの両立も困難だと感じたため転職を決意した次第です。
今後は、最小限の時間で最大限の力を発揮できる環境に身を置き、自身を成長させたいと考えております。業務効率化のために積極的な取り組みを行っている御社であれば、自分が望む働き方ができると思い、志望いたしました」体調不良が転職理由の場合
勤務地による転職理由の場合
キャリアチェンジが転職理由の場合
今後は幅広い顧客の要望に対応できるよう、商品開発業務に取り組める職場に移りたいと思い、転職を決めました。御社では、これまで現場でお客さまのニーズや困りごとを見聞きした経験を活かし、商品開発を行いたいと考えております」
4.転職によって実現可能なビジョンを伝える例文
転職によって実現可能になるビジョンを伝えるのも効果的です。ただし、仕事のモチベーション低下が転職理由の場合、面接官に「嫌なことから逃げている」と判断されないように言い回しを工夫しましょう。例文のように、「今の業務よりも意欲をもって取り組みたい」という熱意を積極的に伝えるのがおすすめです。
業績悪化が転職理由の場合
年収の低さが転職理由の場合
キャリアアップが転職理由の場合
「私は、将来的にARやVR領域で活躍することを目標として、前職ではエンジニアとしてアプリ開発に携わっておりました。しかし、前職の会社にはARやVRに特化した部署がなく、望んだキャリアが築けないと感じたことが転職のきっかけです。
ARやVR領域において最先端の開発を行っている御社に入社したあかつきには、前職で身につけたノウハウを役立てながら、貢献度の高い人材に成長したいと考えております」スキルアップが転職理由の場合
避けるべき転職理由の例
ここでは、面接で避けたほうが良い転職理由の例文を紹介しています。イメージダウンにつながる恐れがある内容や言い回しを、事前に把握しておきましょう。
1.不平不満だけを述べる
上記の例文のように、前職での不満だけを転職理由として述べるのは得策とはいえません。人間関係のトラブルは「つらい」「嫌だ」といった個人の感情に左右されるため、当事者ではない面接官には真意が伝わりにくいのが実情です。内容によっては面接官に愚痴だと受け取られたり、「合わない人がいればまたすぐに退職するのでは」と懸念されたりすることもあるでしょう。
2.ポジティブさや働く意欲が伝わらない
上記の例文では、「企業にどのように貢献するのか」という視点が抜け落ちています。転職理由を考える際は、企業が自分を採用するメリットは何かという視点を持ち、仕事に対する熱意が伝わる内容に仕上げましょう。
3.自分の主張のみをアピールする
例文のように、自分の主張ばかりを並べた転職理由も、面接官に悪いイメージを与える可能性があります。「受け身」や「わがまま」な人は、求める人材像に当てはまらないとして、採用を見送る傾向にあるでしょう。
4曖昧で漠然とした内容を伝える
面接で述べる転職理由は、曖昧で漠然とした内容にならないように注意しましょう。上記の例文のように、「将来の夢」や「前職でできなかったこと」といった分かりにくい表現は避け、具体的な目標の内容や、自身が備えているスキルを具体的かつ簡潔に説明することが大切です。
転職理由の面接での上手な伝え方は、「面接で転職理由を伝えるときのポイントは?好印象を与える回答の例文を解説」で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
好印象になる転職理由を伝えるために注意すること
企業に応募する際、履歴書のフォーマットや企業の要望によっては詳しい転職理由を書く場合があります。その際は、次の2点に注意して記載しましょう。
仕事に関連がない個人的な情報は書かない
転職理由として「趣味」や「遊び」などのプライベートな理由を挙げるのはおすすめできません。趣味が業務に直結する場合は別ですが、そうでなければ転職理由はあくまで前職の経験をもとに説明しましょう。
たとえば、プログラマー志望の人が「趣味でWebサイトをつくっている」という場合は、選考が有利になる可能性があります。プライベートな内容を伝えるべきか迷ったら、それが業務に直結するかどうかで判断すると良いでしょう。
嘘の転職理由はいわない
企業側に伝える転職理由を考える際は、嘘の内容にならないように気をつけましょう。面接官に好印象を抱いてもらうために嘘の転職理由を作り上げても、志望動機や自己PRなどとの矛盾点から嘘だとバレてしまう恐れがあります。
また、嘘の転職理由を話して入社したとしても根本的な問題は解決できないため、同じ要因で再び退職せざるを得なくなる恐れも。面接官に悪い印象を与えないように言い回しは工夫しつつ、転職に至った経緯は正直に話しましょう。
転職理由を本音で伝える方法は、「転職理由は本音で答えた方が良い!ポジティブな表現に言い換える例文」で紹介しているので、ご一読ください。
転職理由に迷ったらエージェントに相談するのがおすすめ
「好印象を与える転職理由が分からない」という方は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。転職エージェントでは、求人の紹介だけでなく、履歴書や職務経歴書などの書類の添削や面接対策を行ってくれるため、転職理由の書き方や答え方に迷っている人も安心して転職活動に臨めます。
また、一人ひとりの要望を聞き、その人に合った求人を紹介するため、入社後のミスマッチも防ぎやすいといえるでしょう。
「転職理由の伝え方が分からない」などのお悩みがある方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
専任のキャリアアドバイザーが求人紹介から内定獲得後のケアまで、転職活動を一貫してサポート。応募書類の添削や面接対策などを通して、効果的な転職理由の作成をお手伝いします。回答内容やマナーを押さえたうえで面接に臨めるので、転職活動に不慣れな方も安心です。サービスはすべて無料なので、お気軽にご利用ください。
転職理由に関してよくある質問
ここでは、転職理由に関してよくある質問をQ&A形式でお答えします。
転職理由が思いつかないときの対処法は?
転職理由が思いつかないときは、退職のきっかけや経緯をすべて紙に書き出してみましょう。客観的に見つめ直せるように整理することで、転職理由に盛り込める要素を発見できます。
転職理由が浮かばないときの対処法を詳しく知りたい方は、「転職理由と退職理由に違いはある?思いつかないときの対処法も解説」をご覧ください。
事務職に就きたい人はどのような転職理由を伝えれば良い?
事務職への転職理由は、同業種からの転職なら「その企業で実現したいことや目標」を、異業種からなら「なぜ事務職にキャリアチェンジするのか」を伝えるのが良いでしょう。また、どちらの場合であっても、自分が事務職としてどのように貢献できるかをアピールするのが効果的です。
事務職の仕事内容や求められるスキルは、「事務の仕事内容とは?求められるスキルや働くメリット・デメリットを解説!」で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
20代が転職理由で好印象を与えるには?
20代が転職理由で好印象を与えるには、就職に対する意欲や柔軟性をアピールすることをおすすめします。20代は年齢的にもまだ若いので、スキルや経験よりもポテンシャルを重視される可能性が高いためです。入社後の目標や今後伸ばしていきたいスキルなどを含む要素を盛り込むと効果的といえるでしょう。
転職活動を行う20代の方は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
退職届への転職理由の書き方は?
退職届の書き方は、自己都合退職か会社都合退職によって異なります。基本的に、自己都合退職の場合は、「一身上の都合により」と記載し、会社都合退職の場合は、「退職勧奨に伴い」「事業部門縮小により」などの書き方が挙げられます。
会社都合退職の場合は、誤って退職届に「一身上の都合により」という転職理由を記載してしまうと、たとえ本当は会社都合であっても自己都合による退職として処理される可能性があるので、注意が必要です。
「新しいことに挑戦したい」は転職理由として成り立つ?
「新しいことに挑戦したい」という理由で転職活動をする方もいますが、企業に伝える際は伝え方に工夫が必要です。具体的には、企業に採用したいと思われるような前職の経験やスキルをアピールする必要があります。未経験の職種への転職であっても、新しい仕事に活かせる経験を洗い出してみましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人紹介をはじめ、面接対策のサポートも行っているので、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。