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25歳での転職は遅い?転職するメリット・デメリットや成功のコツを解説
更新日

この記事のまとめ
- 25歳は需要が高く、キャリアチェンジもしやすいため転職は遅くないといえる
- 25歳で転職するメリットは、ポテンシャル採用や失敗しても取り返せる可能性があるなど
- 早期離職を懸念されるといったデメリットも25歳の転職にはある
- 25歳で複数回の転職経験がある場合はよく検討することが大切
- 25歳からの転職活動では、自分の軸を決めたり在職中に行動したりするのが成功のコツ
「25歳での転職は遅い?」と不安に思う方もいるでしょう。しかし、25歳の転職活動はニーズも高く、異業種への転職も比較的しやすいようです。
このコラムでは、25歳での転職が遅くない理由についてまとめています。また、25歳で転職するメリット・デメリットや成功のコツなども詳しく解説。25歳での転職がおすすめできるかどうかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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25歳の転職は遅い?
25歳は市場価値が高かったりキャリアチェンジしやすかったりすることから、「25歳の転職は遅い」とはいえません。25歳は「3年ほどの社会人経験がある」という点で有利になりやすく、前職での経験を活かした転職が叶う年齢です。また、若さや成長性に加え、業務実績やこれまでのキャリアもアピールできるため、25歳は転職のチャンスが多い年齢といえるでしょう。
第二新卒の25歳は需要が高い
25歳の転職者のなかで第二新卒に該当する場合は、より転職が成功しやすいといえます。第二新卒とは、一般的に「新卒入社してから3年以内に転職活動を検討している人」のことです。4年制の大学をストレートで卒業している場合、25歳は第二新卒というカテゴリーに当てはまります。
「3年以内の転職は忍耐力がない」というイメージがある一方で、第二新卒は「まだ若く、今後の成長が期待できる」と高い評価を得られることも多いようです。ほかにも、企業が第二新卒を採用するメリットとして、「入社後の教育コストがかからない」「企業のカラーに染まっておらず育てやすい」「多様な視点や経験を組織に取り入れられる」などが挙げられます。第二新卒は転職市場での需要が高く積極的に求人を出す企業も多い傾向のため、転職が成功しやすいでしょう。
第二新卒の需要や転職成功のポイントについては、「『第二新卒』はいつまでが該当する?市場での需要や転職に有利な時期も解説」のコラムでご紹介しているので、ぜひご覧ください。
異業種への転職も比較的しやすい
25歳は若く、無資格・未経験から異業種への転職が比較的受け入れられやすい年齢といえます。企業は、「伸び代と成長スピード」「育てやすさ」「新しい環境へ適応力」などの理由から、少しでも若い人材を積極的に採用しようと求人を出す傾向です。
特に、異業種から転職する場合、新しいことを覚えるための柔軟な対応力や発想力が重要と考えられます。25歳の第二新卒であれば、「前の会社のやり方や慣例に囚われていないため育成しやすい」と評価され、転職が成功しやすいといえるでしょう。
年齢が高くなるほど一つの考え方に固執する傾向が見られるため、異業種への転職は早いうちがおすすめです。異業種の転職について詳しく知りたい方は「第二新卒の異業種転職は有利になる?面接のコツと応募書類の書き方」のコラムを参考にしてください。
社会人としての基礎が大事
25歳の転職者は、社会人経験が浅いものの3年間の経験があるため、社会人としての基礎やビジネスマナー、一般常識などが求められます。第二新卒の場合も、「新卒」の言葉が使用されていますが中途採用枠を使用する「転職者」であり、社会人としての基礎は必要です。25歳の転職時には、社会人として働くなかで基礎が身についたことをアピールすることで、転職成功の可能性を高めるでしょう。
「社会人としての基礎が備わっている」と企業にアピールする方法が知りたい方は、「社会人の立ち振る舞いのマナーとは?仕事や就活でのポイントを紹介」のコラムを参考にしてみてください。
25歳で転職をするメリット
25歳で転職する場合、社会人3年目であれば「社会人としての基礎が出来ている」と評価を受けやすくなります。また、25歳は若くポテンシャルに期待できる年齢といえるため、経験やスキルが不十分でも採用が叶うことも。
以下で、25歳で転職するメリットをまとめたのでチェックしてみてください。
3年間努力してきた忍耐力が評価される
大卒後に入社した企業で働き続けている25歳が転職する場合、社会人3年目となります。「石の上にも3年」といわれるように、3年間仕事を頑張ったことについて一定の努力や忍耐力を評価する採用担当者もいるでしょう。
また、3年間の実務経験があることは、社会人としてのビジネススキルが身についていると評価されるポイントでもあります。異業種への転職の場合は即戦力にはならないものの、新卒よりも育てやすく教育コストも少なく済むため、積極的に採用したいと考える企業も多いようです。
ポテンシャル採用に期待できる
先述のとおり、25歳は年齢が若く「今後の伸びしろや成長スピードに期待ができる」と考える企業もあります。そのため、25歳の転職時にはポテンシャルを評価され、採用してもらえる可能性が高いでしょう。
伸び代や成長スピードといったポテンシャルが期待されやすいのは20代が多く、年齢を重ねるにつれて経験やスキルが重視されるようになる傾向です。ポテンシャル採用を狙うのであれば、年齢が若いうちに転職活動を開始しましょう。
未経験の業界・職種への転職が成功しやすい
25歳であれば働いていた会社のやり方に囚われている可能性も低く、新しい環境への適応力が見込めます。そのため、前職とは異なる業界や職種の場合も「早期に自社の業務に慣れて活躍してくれそう」と評価されやすく、転職成功の可能性が高いでしょう。
また、先述したとおり、25歳は年齢が若くポテンシャル採用が期待できます。同業種への転職では、年齢を重ねている場合も成功の可能性はありますが、未経験の分野へのキャリアチェンジは難しくなることも。未経験の業界・職種に挑戦したいのであれば、年齢が若いうちに転職活動を行うのがおすすめです。
25歳なら失敗しても取り返せる
25歳で転職に失敗したとしても、その後のキャリア形成に大きく影響する可能性は低いといえるでしょう。先述のとおり、年齢を重ねるほど経験やスキルが備わった即戦力となる人材を求められますが、25歳であればまだポテンシャル採用の可能性があります。転職に失敗したとしても、ポテンシャル採用を狙って再び転職活動を行えば、失敗を取り返せるでしょう。
ただし、転職回数が増えると選考でマイナスイメージを持たれやすい点には注意が必要です。経験の浅い第二新卒での失敗は許容される場合があるものの、転職回数が2回目、3回目と増えていくにつれ懸念されやすくなります。
25歳で転職するデメリット
25歳の転職にはメリットがある一方で、デメリットもあります。社会人3年目の場合「経験が浅い」と判断されることもあり、実績を求められる会社では評価を得られない可能性も。
以下で、25歳で転職するデメリットについて詳しくご紹介します。
早期離職を不安視されやすい
入社3年ほどで退職する転職者に対し、「忍耐力が高くない」「早期離職をしてしまうのではないか」と不安視する企業もあります。特に、明確な退職理由がない場合、「現職から逃げるための転職なのでは?」と厳しい目で見られる可能性も。
そのため、転職活動の選考では説得力のある退職理由を示し、「次こそ長く働きたい」とアピールする必要があります。応募先企業への志望動機や自己PRで意欲・熱意を伝えて、早期離職のマイナスイメージを覆しましょう。
経験・スキルが足りない
応募先企業が即戦力を求めている場合、社会人3年目の25歳は経験・スキルが足りないと見なされる可能性があります。特に、医療業界や金融業界、IT業界などの専門職に未経験・無資格で応募する場合、採用されるのは難しいでしょう。
専門スキルを必要とする業種・職種へ転職したい場合は、今の仕事を続けながらオンライン講座の受講や資格取得にチャレンジするなどして、採用の可能性を高めるのがおすすめ。「職種を変える転職は難しい?キャリアチェンジの叶え方と注意点」のコラムでも、転職でキャリアチェンジを成功させるポイントについて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
転職理由の説明が難しい
25歳の場合、転職理由によっては企業にマイナスな印象を与えてしまう可能性もあるため、説明をする際は注意が必要です。「職場の人間関係がつらかった」「仕事が楽しくなかった」という理由で転職を決めたとしても、そのまま伝えると「またすぐ転職してしまうのでは?」と懸念される恐れがあります。転職理由を伝える際は、なるべくポジティブな印象を与えられるように言い換えて伝えましょう。
25歳での転職をおすすめできる7つの状態
25歳で転職に至る理由は、人によってさまざまです。厚生労働省が実施している「雇用動向調査」によると、転職入職者が前職を辞めた理由は、男性は「給与など収入が少なかった」、女性は「職場の人間関係が好ましくなかった」が多くなっています。
前職を辞めた理由 | 男性:全年齢 | 男性:25~29歳 | 女性:全年齢 | 女性:25~29歳 |
---|---|---|---|---|
労働条件が悪かった | 9.1% | 16.9% | 10.8% | 11.1% |
職場の人間関係が好ましくなかった | 8.3% | 8.9% | 10.4% | 7.4% |
給与が少なかった | 7.6% | 8.5% | 6.8% | 9.8% |
会社の将来が不安だった | 7.1% | 9.2% | 4.4% | 7.2% |
仕事内容に興味を持てなかった | 4.5% | 4.4% | 5.9% | 4.9% |
能力や資格を生かせなかった | 4.0% | 4.0% | 4.3% | 4.4% |
参照:厚生労働省「令和4年雇用動向調査 転職入職者の状況 3 転職入職者の状況 (2)転職入職者が前職を辞めた理由」
調査の結果をみると、全年齢に比べて25歳は人間関係や給与、労働条件が転職の理由になる傾向が強めであるといえます。また、結婚や出産の割合も高くなっていることから、ライフスタイルの変化に伴って転職を決めている人も一定数いると分かるでしょう。
現職で自分が抱えている不安や悩み、希望などを解決できない場合、25歳での転職がおすすめです。以下で、25歳での転職をおすすめできる状態を7つご紹介するので、自分に当てはまっているかどうか確認してみてください。
25歳での転職をおすすめできる状態
1.人間関係にストレスを感じている
25歳の方で上司や先輩、同僚など社内の人間関係に悩み、ストレスを感じている場合、改善が難しそうであれば転職を検討してみるのも一つの手です。人間関係の複雑さが社風として根付いている職場では、すぐに改善が期待できないこともあるでしょう。
ただし、転職を決断する前に、職場環境の変化が見込めるかどうかを見極めてから行動に移すのがおすすめです。上司との関係が良好なら、自分の悩みを相談することで部署異動をしてもらえる場合もあり、ストレスが改善する可能性もあるでしょう。
2.残業や休日出勤が多い
サービス残業や休日出勤の多さ、提示された雇用条件と違うなどでつらいと感じている場合は、転職をするのがおすすめです。この場合、個人の働きで改善できる可能性が低く、日が経つほど心身ともに疲労が蓄積されてしまう恐れもあります。
「そこで学びたいことがある」「やりがいを感じている」など特別な理由がなければ、早めに転職を決断しましょう。25歳の若いうちに転職を成功させるためにも、健康な状態で転職活動ができる余力を残しておくことが大切。労働環境を重視するなら、転職先として公務員や労働環境の改善に力を入れている企業がおすすめです。
労働環境を重視するなら転職先として公務員を視野に入れよう
カレンダー通りの休日や安定した賃金を求める25歳の方は、公務員への転職を視野にいれてみるのも一つの手。公務員として働くにあたって学歴は必要なく、公務員試験に合格すれば転職できます。ただし、試験の多くが30歳前後までと年齢制限があるので注意が必要です。地方公務員の自治体によっては26歳を上限にしているケースもあるため、25歳から公務員を目指す場合は事前に確認しておきましょう。
3.給与や待遇に不満がある
給与や待遇に不満がある場合、転職することで解決できるといえます。25歳という年齢は、スキルや経験を積み始め自信がつき、他の企業で働いている人と比較して自分が適正な給与をもらえているのか気になる時期。また、結婚や住宅購入など、将来のライフイベントを意識し始めることも考えられます。給与や待遇を現在の勤め先で変えてもらうことは簡単ではないため、自分の理想を叶えたいのであれば、別の企業に転職するのも一つの手といえるでしょう。
ただし、給与や待遇だけに囚われると、長期的なキャリア形成や成長の機会を逃す可能性があります。給与や待遇だけでなく、仕事内容や将来性、職場環境など総合的な視点で求人を選ぶことが重要です。
4.望む仕事ができない
「自分がやりたい仕事がない」「希望する仕事に携われない」などの悩みを抱えている場合は、転職がおすすめです。こういった悩みの原因は、「入社前の企業研究が不十分だった」「数年のキャリアが必要な仕事で若手には任せられない」など、人によって異なります。後者であれば、経験を積んだ数年後にやりたい仕事を任せてもらえる可能性もあるでしょう。しかし、原因が前者で「やりたいことが別にある」「今の仕事が自分に合わない」と感じている場合、悩みを解消するのは難しい場合も。
本当にやりたいことがある場合、25歳のうちに転職活動を始めれば就職成功の可能性が高まります。転職活動の際、次の職場で同じことを繰り返さないよう、企業研究を十分に行い、やりたい仕事ができるかどうかを事前に確かめておくことが重要です。
挑戦したい仕事が見つかった
3年間の社会人経験のなかで、新たに挑戦したい仕事が見つかった人は転職がおすすめできるでしょう。前述の通り、25歳ならポテンシャル採用の可能性もあり、未経験の分野への転職もしやすいため、やりたいことに挑戦できる年齢といえます。
30歳になると経験やスキルが重視されやすいことから、やりたい仕事に挑戦したくてもできない可能性も。「あのとき転職すれば良かった」と後悔しないように、早めに行動を起こすのが大切です。
5.仕事内容や社風が合わないと感じた
自己分析や企業研究をしっかりと行ったにもかかわらず、職種が自分に向いていなかったり、業界そのものが合わなかったりする場合もあるでしょう。事前に十分な情報を得て判断をしても、実際にその立場になると「違う」と感じることも少なくありません。
企業の社風や価値観は、実際に入社してみないと分からない側面があるのも事実。自己分析や企業研究をしたにも関わらず発生してしまったミスマッチは、今の会社で解決するのが難しいため転職を検討するのがおすすめです。ミスマッチの経験を通して「本当にやりたいこと」が見えてきた場合は、転職活動時に活かしましょう。
6.キャリアアップができない
年功序列制度が根付いている会社では、25歳を含む若手のキャリアアップが困難な傾向にあります。入社時は「成果」に対してそれほど気にしていなかったとしても、成果を出したのにきちんと評価してもらえないという不満が募ると退職につながりやすいでしょう。また、同僚や先輩よりも成果を出しているのに、給与の変化がなかった場合も、仕事に対するモチベーションを失ってしまう原因になります。現在勤めている会社ではキャリアアップが難しいと感じるのであれば、転職するのも一つの手です。
転職活動をする際は、採用ページでキャリアアップ・キャリアチェンジ制度を確認したり、先輩社員の話を参考にしたりして、事前に評価基準を把握した状態で求人へ応募しましょう。
7.スキルを活かせる仕事が少ない
スキルを身につけたものの「仕事で活かせる機会が少ない」という状況では、現職に不満を抱いたり「この仕事を続けて将来性はあるのだろうか」と不安を感じたりすることもあるでしょう。仕事内容に不満や不安がある場合は、スキルを活かして働けるほかの企業へ転職するのが効果的といえます。
自分の向上心を保つためにも、職場でどのようなスキルが活かせるのか、入社後の教育体制はどうなっているのかなどを、転職活動前に求人を確認してみてください。このように転職理由は人それぞれですが、考えようによっては、25歳は転職の好機とも言えます。詳しくは「25歳で仕事は変えられる!その理由や転職で失敗しない方法を解説」でも取り上げています。
参照元
厚生労働省
雇用動向調査
25歳での転職をおすすめできない人の4つの特徴
25歳という転職に大きなチャンスがある年齢であっても、転職を避けたほうが無難な場合もあります。ここでは、25歳での転職をおすすめできない人の特徴を4つまとめました。
1.明確な転職理由がない人
先述したように、25歳は転職市場で評価されやすい年齢ですが、明確な目的なく転職を検討することは避けるべきです。転職したい理由が明確でないままだと、転職先で似たような事態になったり、早期離職を繰り返してしまったりする可能性もあります。そのため、「何となくこの会社が嫌だ」という理由から勢いで転職を決めたり、職場での人間関係の辛さから逃げるように転職したりするのはおすすめできません。
転職を成功させるなら、25歳という若さのみで安易に決断せず、転職先の職場で自分がどうなりたいのかを具体的に決めてから行動を始めましょう。
2.キャリアビジョンを明確にしていない人
キャリアビジョンが明確でない状態のまま転職をしてしまうと、ミスマッチや早期離職につながりやすく、今後も仕事を転々としてしまう可能性があります。また、年齢を重ねるにつれて求められる経験やスキルのレベルが上がるため、1社での勤務経験が浅いと評価が低くなってしまうことも。
そのため、転職をする際は「新しい職場でこれまで経験してきたスキルを磨きたい」「異業種へ転職して知識の幅を広げたい」など、目指したいキャリアプランを明らかにすることが重要です。キャリアプランがなかなかイメージできないという方は、転職エージェントや転職サイトを利用して、目指すべき方向を分析してもらうのも一つの手としてあります。
3.年収ダウンを避けたい人
25歳で転職をする際、挑戦する分野や応募する企業によっては、現在よりも年収が下がることがあります。たとえば、未経験の業界や職種にキャリアチェンジをする場合、評価できる実績や経験が少ないと判断され、現在の年収を下回る可能性があるでしょう。また、大企業から中小企業へ転職する場合も、現在の年収より下がってしまう傾向にあります。
そのため、「一時的であっても年収が下がるのは嫌」という場合は、25歳で転職するか否かよく検討しましょう。年収ダウンを避けたいのであれば、あと数年現職で経験を積んでから転職をするか、希望年収を実現できる転職先を見つけるという手もあります。
4.転職が2回目の人
25歳で転職が2回目の場合、4年制大学の新卒者であれば1~2年に1度のペースで転職していることになります。前述の通り、入社3年ほどで転職する人に対して早期離職を懸念する採用担当者もいるため、25歳で転職回数が2回以上になると採用ハードルは高くなりがちです。転職経験がない人に比べて、「今後もこのペースで転職を繰り返す可能性がある」「忍耐力がない」と判断される恐れがあるので、転職をするかどうか今一度考えてみましょう。
どうしても転職したいという場合は理由を明確にして、マイナスな印象を与えないよう伝え方に注意が必要です。転職回数が多くても、アピールの仕方を工夫すれば採用につながるケースもあります。詳しくは、「転職回数が多い人必見!即採用の理由や面接のコツを詳しく解説」で解説しているので、参考にしてみてください。
即戦力になり得る場合は問題ない
25歳で転職が2回目以上でも、経験やスキルが備わっていたり同業種への転職だったりして、即戦力になり得る場合は問題ないといえます。
特に、前職で大事な仕事を任されたり、プロジェクトリーダーを担当したりされた方は、その実績が強みになるでしょう。若手ならではの柔軟性に加え、リーダーシップがあることを証明できると、未経験の業界や職種への転職時にもキャリアを高く評価される場合もあるようです。
意欲や熱意をアピールしよう
転職活動では、希望の企業へ入社したい理由を、熱意を持ってアピールすることも大事です。たとえば、「最初に入社した会社と次の会社を通して、本当にやりたいことが分かった」など、今度こそ長く勤められると考える具体的な理由を伝えましょう。転職回数が2回目、3回目の場合も過去の失敗をしっかりと振り返りつつ、前向きな姿勢をアピールできれば転職成功の可能性はあります。
25歳の未経験者でも転職しやすい業界・職種
25歳で未経験でも応募可能な求人は、人手不足の業界や実力主義の職種に多くみられる傾向にあります。先述のとおり、25歳は未経験の分野への転職も比較的成功しやすい年齢ではありますが、ここでは、特に採用されやすい業界・職種についてまとめました。
人手不足で育成に力を入れている業界
人手不足の業界は、人材確保のために未経験者や若手を積極的に採用したいと考えている傾向にあります。入社後に教育することを前提と捉えている場合が多く、研修や制度が整っていてスキルアップしやすい点が魅力です。人手不足といわれている業界としては以下が挙げられます。
- ・介護業界
- ・IT業界
- ・建築業界
- ・運輸業界
いずれの業界も「未経験歓迎」「資格不問」「学歴不問」といった求人が多い傾向にあり、学ぶ意欲や熱意があれば転職できる可能性が高いといえるでしょう。
実力主義の職種
実力主義の職種は年齢や経歴に関係なく、適性があれば採用される傾向にあるようです。企業によっては成果報酬を導入している場合もあり、25歳の転職で年収アップを目指すこともできるでしょう。実力主義の職種としては、以下が挙げられます。
- ・営業職
- ・販売職
- ・クリエイター
なお、実力主義の職種は高度なスキルやキャリアが求められることも多く、応募しても選考に通らない可能性もゼロではありません。転職時に実力主義の職種を検討している場合は、自分の適正を踏まえて応募するかどうか判断しましょう。
25歳の転職に向け、効果的な求人の選び方を知りたい場合は、「25歳の仕事探しのコツ!求人の選び方と就職成功のポイントを解説」のコラムもチェックしてみてください。
25歳からの転職活動を成功させる8つのコツ
ここでは、25歳からの転職活動を成功させるコツを8つご紹介します。転職成功の可能性を高めたい方は、以下をぜひ参考にしてみてください。
1.何を軸に転職活動をするのか決める
自分が何のために転職をするのかを理解しましょう。前述したように、転職したい理由を明確にしないまま転職活動をすると、転職に成功したとしても同じ内容で不満を抱く恐れがあります。退職理由と転職の目的は「転職活動の軸」としてはっきりさせ、途中でブレないようにするのが成功のコツです。
自己分析を行う
転職の軸を決める際は、自己分析を行うのがおすすめ。これまでに経験したことを振り返ることで、前職で抱えていた不満や不安が浮き彫りになってきます。また、自分の強みや身につけたスキルなども洗い出せば、転職時に自己アピールしやすくなるでしょう。
自己分析のやり方が分からない場合は、「フリーターが自己分析するのは何のため?やり方がわからない方へのヒント集」のコラムを参考にしてみてください。
2.市場価値を把握しておく
自分の市場価値を把握しておくことも、転職成功のコツといえます。自分の適性やスキルが求められている業界・職種を選ぶことで、採用される可能性が高まるためです。
市場価値を調べる際は、企業のWebサイトや社会四季報などで調べてみましょう。自分一人で調べるのが難しい場合は、就職支援サービスを利用するのもおすすめです。
3.自分の軸に合う求人を選ぶ
転職先に求める条件を明らかにして、応募先企業の求人内容が自分の軸とマッチしているかを確認しましょう。業種・職種が希望に合っていても、転勤の有無や残業時間といった条件が合わないと、転職後に不満を抱く原因になり得ます。
転職先に求める条件をいくつかピックアップし、さらに優先順位をつけて応募先企業の求人を選ぶのが、転職成功のコツです。自分の軸がはっきりとしていない場合は、「転職の目的がないと成功しない?明確化したほうがいい理由と整理する方法」のコラムを参考にしてみてください。
企業研究を行う
自分の軸とマッチしている求人が複数みつかった場合は、企業研究を入念に行うのがおすすめです。自分と合うと感じた企業すべてに応募してしまうと、履歴書や職務経歴書の作成に時間がかかり、面接対策が疎かになって選考が通らなくなってしまう可能性も。企業のWebサイトや口コミなどを確認し、より自分の適性や希望する条件に合う企業を絞り込みましょう。
企業研究のやり方が分からない場合は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムをチェックしてみてください。
4.転職活動は在職中に行う
転職活動は在職中に行い、転職先を決めてから退職するのがおすすめです。「転職活動に集中したい」「今すぐ仕事を辞めたい」といった理由がある場合は、退職後に転職活動をすることもできます。しかし、転職活動は明確な終わりが見えないため、「なかなか仕事が決まらない」と焦ったり金銭面が厳しくなったりする恐れがあるので注意が必要です。
先方に在職中であることを伝えれば面接の日時を調整してくれる企業もあるため、今の仕事と転職活動を両立することは可能といえます。「転職活動は在職中と退職後のどちらですべき?伝えるタイミングはいつ?」のコラムで、在職中に転職活動を成功させるポイントを紹介しているのでぜひご一読ください。
5.転職することを伝える際は注意する
周囲に転職することを報告する際、説明の仕方や伝えるタイミングを誤ってしまうと、仕事に影響が出る可能性があるため注意が必要です。たとえば、仲のいい職場の人に転職することを先に伝えた場合、「𓏸𓏸が転職する」という噂が立ってしまうことも考えられます。上司の耳にまで届いていた場合、「マナーがない」とマイナスな印象を抱かれて円満に退社できない恐れもあるでしょう。
こうした自体を回避するためにも、転職を会社の人に伝える際は、上司に先に伝えるのがおすすめです。伝えるタイミングとしては、退職する1ヶ月前が一般的とされています。しかし、会社によっては退職を申し出る時期が決められている場合も多いため、就業規則を確認しておきましょう。
6.転職理由は前向きに伝える
明確なキャリアプランがあり、それに基づいた前向きな転職理由があるかどうかで、企業は自社とのマッチ度や熱意を確かめています。転職理由が職場での人間関係や一時的な感情などの場合、企業は「また同じようにすぐ退職してしまうのではないか」と考えて採用を見送る可能性も。転職を成功させるためには、誰が聞いても納得できるような前向きな転職理由を伝えることが重要です。
7.キャリアだけでなく自分の活かし方もアピールする
転職時の面接で企業が知りたいのは「これまでのキャリアを自社でどう活かすのか」であるため、ただ自分のキャリアを伝えるだけでは不十分といえます。自分のキャリアが「企業の利益にどうつながるか」「どのように貢献できるか」などを具体的に伝えることが大切です。
たとえば、企業が抱える課題に対して、「自身の経験やスキルは親和性が高いため課題解決に貢献できる」といったアピール方法なら、採用担当者の評価は高くなるでしょう。
8.就職支援サービスを利用する
求人選びや自己PRなど、転職活動の進め方に不安がある場合は、就職支援サービスの利用がおすすめです。就職支援サービスを利用すれば、「自分に合う仕事を見つけたい」「応募書類の作成や面接に自信がない」といった悩みを解消しながら転職活動を進められます。
以下で、25歳での転職時に利用可能な就職支援サービスを2つご紹介するので、利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営している就職支援サービスで、公共職業安定所とも呼ばれます。全国に点在しているので利用しやすく、それぞれの地域に特化した就職支援を受けられるのがハローワークのメリットです。「住み慣れた場所で転職したい」という方は、ハローワークの利用が向いているといえるでしょう。
ただし、ハローワークは幅広い求人があるため、自分とマッチするかどうかを見極めなければならない点には注意が必要です。「第二新卒はハローワークを利用するべき?メリットとデメリットを解説」のコラムでは、第二新卒がハローワークを利用するメリット・デメリットについてまとめているので、あわせてご一読ください。
就職・転職エージェント
「自分の適性や希望条件にマッチした求人を選んで欲しい」「企業分析や自己PRをしっかり行いたい」という場合は、プロのキャリアアドバイザーからの指導を受けられる就職・転職エージェントの利用がおすすめです。就職・転職エージェントの多くは、一人ひとりの適性や希望にあった求人を紹介してくれるほか、応募書類の作成や模擬面接などもサポートしてくれます。応募先企業の詳しい情報も事前に伝えてくれるため、ミスマッチになりにくいのもメリットです。
また、悩みに対する相談や具体的な対策などをアドバイスしてもらえます。面接の日程調整や入社日の交渉も代行してくれるので、在職中で仕事が忙しい方でもスムーズに転職活動を進められるでしょう。転職エージェントには、既卒や第二新卒を対象としたものや業界特化型など種類があるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
就職・転職エージェントの利用を検討している方は、ぜひハタラクティブにお問い合わせください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒などの若年層を対象とした就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを実施し、一人ひとりにあった求人紹介や選考対策を行います。適職診断もご用意しており、自分に合った仕事を探すことも可能です。サービスはすべて無料で利用できるので、お気軽にご相談ください。
25歳の転職時に抱えやすいお悩みFAQ
ここでは、25歳で転職する際の悩みや不安についてQ&A方式で回答します。
25歳で未経験から挑戦できる仕事はありますか?
人手不足といわれている業界や実力主義の職種では、未経験者を積極的に採用する傾向にあります。特に、介護業界やIT業界などは、体力やポテンシャルに期待ができる若い人材を求めているようなので、25歳も比較的採用されやすいでしょう。
「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムでは、未経験から挑戦しやすい仕事をご紹介しているで、ぜひご一読ください。
25歳で3回目の転職は厳しいですか?
転職回数が多いと「またすぐ辞めてしまうのではないか」と企業に懸念されやすくなるため、転職の難易度は高くなる可能性があるでしょう。
一般的に、入社後の勤続年数は3年以上あるのが好ましいとされる傾向にあります。大卒の場合は1年に1回ほど、高卒の場合は2年に1回ほどのペースで転職をしていることになるため、企業に懸念される可能性は高いといえるでしょう。
転職時期については、「転職する時期は社会人何年目が良い?判断するポイントを解説」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
大卒で社会人3年目の場合も公務員に転職できますか?
定められている年齢制限や社会人経験年数を満たしている場合は、公務員を目指せます。しかし、大卒で25歳の場合、社会人採用だと職歴が足らなかったり、高卒程度だと年齢制限を満たしていなかったりするため注意が必要です。大卒程度試験は年齢制限が幅広い傾向のため、25歳の場合も受験できる可能性が高いでしょう。
公務員の種類や受験資格については、「第二新卒が公務員を目指すのは不利ではない!種類や採用試験について解説」のコラムをご確認ください。
25歳でスキルなしの高卒女性も転職できますか?
25歳の女性で特別なスキルがない場合も転職は可能といえます。転職時に、自分の適性に合う仕事や未経験歓迎の求人に応募するのが成功のコツ。「20代の高卒女性は転職しやすい?おすすめな仕事の例をご紹介」のコラムで、20代の女性におすすめの仕事を紹介しているので、仕事選びの参考にしてみてください。
25歳の第二新卒に転職サイトはおすすめ?
転職サイトを利用するのはおすすめできます。転職サイトのなかには第二新卒向けもあるので、利用する際は自分にあうものを選びましょう。
また、25歳の第二新卒なら就職・転職エージェントを利用する手もあります。自分の適性や希望条件にあった求人紹介をしてくれるほか、選考対策や企業とのやり取りも行ってくれるため、転職活動をスムーズに進められるでしょう。就職・転職エージェントの利用を検討している場合は、お気軽にハタラクティブにお問い合わせください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。