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「一身上の都合」とは?意味や退職時の使い方を例文付きで解説!
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この記事のまとめ
- 「一身上の都合」とは、自分の身の上や境遇に関わる事柄に関する都合のこと
- ビジネスシーンでは、退職理由の説明や履歴書への記載などで「一身上の都合」を使う
- 「一身上の都合」が退職時に使われるのは、幅広い事情で使えて円満退職しやすくなるため
- 「一身上の都合」を使うとトラブルやマイナスイメージのリスクを減らせる
- 会社都合による退職や契約期間満了による退職の場合「一身上の都合」は使えない
退職を検討している方のなかには、「退職理由に『一身上の都合』を使っても問題ない?」「どんな状況で使うのが正しい?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。一身上の都合は、病気やケガ、家族の介護など、個人や身内に関する事情を幅広く指し示す言葉で、ビジネスシーンで使うことが多い表現。しかし、理由によっては「一身上の都合」を使うのが適切でない場合があるため、注意が必要です。このコラムでは「一身上の都合」の適切な使い方を紹介します。退職・転職を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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一身上の都合とは?意味を解説
「一身上の都合」とは、自分の身の上や境遇に関わる事柄に関する個人的な都合のことです。おもに退職理由や履歴書などに用いられる言葉で「病気・ケガ」「転職」「結婚」など、個人の事情や問題を意味します。「一身上の都合」の類似語に「私事」「自己都合」などがありますが、ビジネスシーンでは「一身上の都合」を使うのが一般的です。
「一身上の都合」は、自分だけではなく、身内(家庭内)の事情があるときにも使用できます。家族の介護や看護など、プライベートな事情を詳細に述べたくない場面で活用できるでしょう。
「一身上の都合」とはどんなときに使う?
ビジネスシーンでは、おもに退職届や内定辞退といった場面で「一身上の都合」を使います。以下ではそれぞれの場面ごとに詳しく解説するので、参考にしてみてください。
1.退職届を提出するとき
退職届には具体的な退職理由を記載する必要がないため「一身上の都合」と記載できます。詳しい事情を伝えなければならない決まりやルールはないため、退職理由の詳細を述べたくないときは「一身上の都合により退職」と書くだけで問題ありません。
ただし、会社側の都合で退職する場合は、失業給付の受け取り方に違いがあるため、退職届に「一身上の都合」と書かないよう注意が必要です。どのような事例が会社都合退職になるのかは、「離職票で会社都合となるケースとは?当てはまる退職理由などを解説」のコラムをご確認ください。なお、書き方の例文については後述する「『一身上の都合』の例文と書き方のポイント」で詳しく解説します。
2.内定を辞退するとき
内定を辞退する際も「一身上の都合」が使えます。就職・転職活動により複数の企業から内定をもらった場合、入社しない会社に対して内定辞退の連絡をしなければなりません。
内定辞退の理由を詳しく伝えたくないときは「一身上の都合で内定を辞退したい」旨を伝えるとともに、内定のお礼も伝えるのがマナーです。ただし、企業側から内定辞退の理由について聞かれた場合に、嘘をつくのは避けましょう。「第一志望の職種や業界に内定が決まったため」「地元の企業に内定が決まったため」「大学院に進学するため」など、失礼のない対応を心掛けましょう。
内定を辞退する場合は、会社へ連絡を入れるのがマナーです。まずは電話で内定辞退の意思を伝え、補足でメールを利用するのが望ましいでしょう。詳しくは、「内定を辞退したい!転職活動での断り方を例文付きで紹介」をご覧ください。
3.履歴書に自己都合退職の旨を記載するとき
履歴書や職務経歴書に職歴を書く際、前職を自己都合で退職した場合に「一身上の都合により退職」と記載できます。ただし、面接の際には退職理由について深掘りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
採用担当者は「入社後に同じような理由で退職しないか」を懸念しています。入社後のミスマッチや早期退職を防ぎたいという意図により、詳しい退職理由を確認する場合も少なくありません。面接で退職理由を聞かれたときは「一身上の都合で…」と濁したり、退職した企業に対する不満を述べたりするのは避けましょう。退職理由の書き方については、「履歴書の退職理由の書き方とは?書かないのもあり?例文も紹介」のコラムでも解説しています。ぜひチェックしてみてください。
「一身上の都合」が退職時に使われる理由
退職時に「一身上の都合」を使うのには「トラブルを避けられる」「マイナスイメージを与えにくい」といった理由があります。それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。
詳細を伏せて幅広い事情で使えるため
「一身上の都合」は幅広い事情を表現できるため、自己都合の退職理由として使用されています。退職理由の本音として多いのが「人間関係の悪化」「業務内容に対する不満」「給与が低い」など。しかし、これらをそのままに伝えてしまうと「自分で改善する努力はしなかったのか」「待遇ばかりを重視しているのではないか」などネガティブな印象を与えてしまう恐れもあります。「一身上の都合」とすることで、個人的な理由があると伝えられるでしょう。
ほかにも、「結婚」「家族の転勤・引っ越し」「出産・子育て」といった家庭の事情も「一身上の都合」に含まれます。面接の時点で家庭について詳しく述べたくない場合、「一身上の都合」は便利な言葉といえるでしょう。
トラブルを避けて円満に退職するため
退職理由を詳細に述べずに「一身上の都合による退職」と伝えることで、無用なトラブルを避け、円満退職しやすくなります。「教育体制が不十分」「上司や同僚とのトラブル」など退職理由が会社に対する不満だった場合、そのまま伝えるのは得策ではありません。
退職時は、在職者への配慮も大切です。職場の雰囲気を壊したり、特定の人物に対する心証を悪くしたりする恐れがある場合は「一身上の都合」で済ませるのが退職者のマナーといえます。
退職理由がマイナスな印象にならないようにするため
退職理由がネガティブな事情によるものだった場合、採用担当者にマイナスな印象を与える恐れがあります。捉え方は人によって異なるため、伝え方によっては評価が下がる可能性も。「一身上の都合」を使うことで、印象が下がるのを避けられるでしょう。
面接時にマイナスイメージを避ける方法について知りたい方は、「面接で好印象を残すコツとは?話し方就活時の身だしなみも解説」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
「一身上の都合」の例文と書き方のポイント
退職時に「『一身上の都合』をどのように記載すればいいのか分からない」という方もいるでしょう。以下では、書き方の例や電話での伝え方を紹介します。
退職届・退職願
退職届と退職願に「一身上の都合」と記載する場合、表記に違いがあります。以下では、それぞれの書き方を紹介するので、参考にしてみてください。
退職届に書く場合
退職届は、退職したことを証明する書類です。会社からすでに退職の了承を得ているときに書く退職届で「一身上の都合」を使用する場合は、以下のような文章が望ましいでしょう。
この度、一身上の都合により、20▲▲年▲月▲日をもって退職いたします。
退出届の提出方法については、「退職届はいつまでに出す?提出のスケジュールと必要な手続きを紹介」のコラムをご参照ください。
退職願に書く場合
退職願は、退職する意思を会社に伝えるための書類です。そのため、書面のほか口頭で伝える際も以下のような文章を使用することができます。
この度、一身上の都合により、20▲▲年▲月▲日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
退職願と退職届の違いについては、「退職願と退職届の違いとは?書き方や仕事を辞めたいときの流れをご紹介」のコラムで詳しく解説しています。あわせてご参照ください。
内定辞退
以下では、内定辞退の意向を「一身上の都合」を使ってメールまたは、電話で伝える際の例文を紹介します。
内定辞退をメールで伝える場合
▲▲様、お世話になっております。▲▲と申します。
先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ではございますが、一身上の都合により、内定を辞退させていただきます。
内定に至るまで貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなご連絡となってしまい誠に申し訳ございません。
また、本来であれば貴社へお伺いし、直接お詫びをするべきところ、メールでのご連絡になりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
「内定辞退はメールのみでOK?転職活動の守るべきマナーと例文」のコラムでも、メールの例文を紹介しています。ぜひご一読ください。
内定辞退を電話で伝える場合
内定辞退の意向を「一身上の都合」を用いて電話で伝える場合は、以下の例文を参考にしてみてください。
応募者:「この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変恐縮ではございますが、一身上の都合により、内定を辞退したく、ご連絡を差し上げました。」
担当者:「さようでございますか。残念ですが、内定をご辞退される旨、承知いたしました。」
応募者:「ご期待に添えず、申し訳ございません。本来であれば御社へ伺って、直接お詫びをするべきところですが、電話連絡となり大変失礼いたしました。ご理解いただきありがとうございます。それでは、失礼いたします。」
内定辞退の例文については、「内定を辞退したい!転職活動での断り方を例文付きで紹介」のコラムでも詳しく解説しています。あわせてご参照ください。
履歴書
ここでは、履歴書の職歴欄に「一身上の都合」を使用する際の例文について解説します。
履歴書に書く場合
履歴書や職務経歴書に「一身上の都合」と記載する場合は、以下のように記載するのが一般的です。
職歴 | ||
年 | 月 | |
20▲▲ | ▲ | 株式会社▲▲ 入社 |
20▲▲ | ▲ | 一身上の都合により退職 |
履歴書の書き方について詳しく知りたい方は、「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」のコラムで詳しく解説しています。学歴や志望動機の書き方のポイントも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ブランク期間があるときの書き方や言い換え例は?
ブランク期間に前向きな理由がある場合は、「一身上の都合」とせずに詳細を伝え自己アピールに繋げるのがおすすめです。たとえば、「語学留学のため退職」「資格取得の勉強のため退職」と言い換えると、努力していた過程を伝えられます。
「一身上の都合」の理由を聞かれた場合の対処法は?
退職や転職の際、退職理由の詳細を伝える義務はありません。しかし、退職理由の詳細を聞かれることも少なくないため、以下の対処法を参考にしてみましょう。
「家庭の事情」や「体調の問題」などに置き換える
退職理由が複数ある場合、そのなかから差支えのない理由を選んで伝えましょう。たとえば、残業が多いことに対する不満から退職をする場合は、「早く帰って家族と過ごす時間が欲しい」「しっかり睡眠をとって規則正しい生活を送りたい」という理由も含まれます。そのため、会社への不満を「家庭の事情」や「体調の問題」などに置き換えて伝えてみましょう。
前向きな内容を伝え前職に対する不満は述べない
業務内容や社風とのミスマッチを退職理由にする場合も、前職に対する不満は口にせず、転職先では自分の能力を活かせることをアピールするのがおすすめです。
「前職では△△ができなかったので退職しました。これからは▲▲に積極的に携わりたいです」のように、明るく前向きな内容にするのがポイントです。面接を受ける際は、退職理由を聞かれても慌てることがないよう、あらかじめ回答を準備しておきましょう。
退職理由の適切な伝え方については、「退職理由は建前を伝えてもいい?仕事を辞める本当の理由と効果的な伝え方」で解説しているので、ぜひ読んでみてください。
「一身上の都合」を使わない退職理由
「一身上の都合」は、会社都合による退職や契約期間満了による退職の際は使えないため、注意しましょう。
会社都合による退職
会社都合による退職の場合は「一身上の都合」を使うのを避けましょう。会社都合による退職は、倒産や会社の移転、ハラスメントなど、自分の意思では避けがたい離職について認められるものです。にもかかわらず「一身上の都合」を使用してしまうと、「退職は本人の都合」と解釈されてしまい、失業保険の受給や再就職活動に影響をおよぼします。
退職の理由を改めて確認し、「もしかしたら会社都合ではないか?」と思うようなケースがあった場合は、会社に相談してみましょう。このコラムの冒頭でも触れたとおり、退職理由によって失業保険の内容が大きく変わるためです。もし、会社に相談しても解決しない場合は、ハローワークで失業保険を申請する際に、異議を申し立てれば会社都合による退職と認められる場合もあります。
詳しくは、「失業保険は会社都合と自己都合退職で給付金額や期間が違う?手続き方法は?」のコラムをご参照ください。
契約期間満了による退職
契約社員や派遣社員などが企業と有期雇用契約を結んでいる場合、契約を更新しない限りは契約期間満了日に退職となります。この場合も、自分で退職を決意したわけではないため、「一身上の都合」ではなく「契約期間満了による退職」と記載しましょう。
ただし、契約社員や派遣社員として働く方が契約期間を満了する前に自らの意思で退職する場合は、「自己都合による退職」に該当します。なお、契約期間が満了していないにもかかわらず「契約期間満了による退職」と偽った場合は、経歴詐称になるので気をつけましょう。
退職や転職活動に不安がある方は、転職のプロに相談してみるのがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブには、経験豊富なキャリアアドバイザーが多く在籍しています。求職者に個別にヒアリングを行い、希望や適性を踏まえて求人をご紹介。
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「一身上の都合」の退職に関するQ&A
以下では、「一身上の都合」の意味や用法についてよくある質問をまとめました。退職をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「一身上の都合」の意味と読み方は?
「一身上の都合」とは、退職届や履歴書の職歴欄に用いられる定型句で、個人的な問題や家庭の事情などを指します。読み方は「いっしんじょうのつごう」です。
具体的には、結婚や家族の介護、病気・怪我など、さまざまな理由で使用可能です。ほかの言い方としては「私事」や「自己都合」などもあります。詳しくはこのコラムの「一身上の都合とは?意味を解説」をご覧ください。
「一身上の都合」とはバイトの場合も使いますか?
「一身上の都合」は、アルバイトを辞める際にも使えます。一身上の都合は個人的な事情による退職を示す一般的な言い回しのため、正社員以外の退職理由としても適切です。
ただし、アルバイトの場合は比較的カジュアルな職場も多いため、「個人的な事情で辞めさせていただきます」や「都合により退職します」といった、よりシンプルな表現でも問題ないことが多いでしょう。
「一身上の都合」とは仕事や学校を休む際も使えますか?
「一身上の都合」は、退職や退学などの場面で使われる言葉のため、仕事や学校を休む際に使用するのは適切ではありません。仕事を休む場合には、「体調不良」「私用のため」「家庭の事情」などの表現を使うのが一般的。学校を休む際も、「体調が優れないため」「家の用事のため」といった具体的な理由を伝えるほうが自然です。
面接で退職理由を聞かれたときも「一身上の都合」で問題ないですか?
「一身上の都合」でも問題はありません。しかし、面接ではなるべく退職理由を明確に答えた方が好印象になるでしょう。
面接官が退職理由を聞くのは、自社で長く働いてくれる人物であるかどうかを判断するのが主な目的です。無理に答える必要はありませんが、可能な限り退職理由を説明できるようにあらかじめ準備しておきましょう。
面接で退職理由を伝えるときの注意点は?
面接で退職理由を伝える際は、嘘をついたり、愚痴や悪口を言ったりするのは避けましょう。前職の仕事内容や職場環境に不満があったとしても、ネガティブな内容ばかりでは面接官にマイナスイメージを与えてしまいます。
たとえば、「人間関係が悪かった」という退職理由なら「周囲と協力し合って仕事をしたい」とポジティブな内容に変換するよう心掛けましょう。退職理由を伝えるときの注意点については「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例9つを紹介!」を参考にしてください。
面接で退職理由をうまく答えられる自信がありません。
なるべく後ろ向きな理由を述べるのは控えましょう。
ただし、無理やりポジティブにまとめようとせず、反省点は正直に伝える姿勢が大切です。詳しくは「面接官が退職理由を聞く理由は?好印象な例文と思いつかないときの対処法」を参考にしてください。
面接で退職理由をきちんと答えられるか不安な方は、エージェントの利用がおすすめです。ハタラクティブでは、若年層の方に向けた転職のサポートを実施しています。企業ごとの面接対策も行っているので、ぜひご相談ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。