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本に関わる仕事24選を紹介!未経験から就職・転職するコツや注意点とは?
この記事のまとめ
- 本に関わる仕事でライティングに関するものは、ライターや小説家などが挙げられる
- 編集関連で本に関わる仕事は編集者や校正者、出版社社員が挙げられる
- 本に関わる仕事でデザイン力を活かせるのは、イラストレーターやブックデザイナーなど
- 本の流通や販売に関わる仕事には、出版取次店の社員や書店員が当てはまる
- 本に関わる仕事は無資格から挑戦できるが、未経験者向けの求人が少ない職種もある
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「本に関わる仕事がしたい」と思う方もいるでしょう。しかし、一口に「本に関わる仕事」といっても、ライターや小説家、編集者など選択肢はさまざまです。
このコラムでは、「本に関わる仕事」を5つのタイプ別にご紹介します。そのほかにも、本に関わる仕事に向いている人の特徴を解説。「自分はどのような職種を目指したいのか」「必要な資格や適性はあるのか」などを考える際の参考にしてみてください。
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【本に関わる仕事】1.ライティング
本に関わる仕事と聞くと、小説家やライター、書店員、編集者などをイメージする方は多いでしょう。ここで紹介するのは、ライティング関係で本に関わる仕事です。「文章を書くのが好き」「ライティングを通して本に関わる仕事をしたい」という方は、参考にしてみてください。
ライティングで本に関わる仕事
- ライター
- 小説家
- 漫画家
- 絵本作家
- 詩人・歌人
- エッセイスト
ライター
ライターは、主に雑誌や書籍、Webサイトなどに掲載される記事を書く仕事です。文章のジャンルは、記事を掲載する媒体の特性によって異なるものの、いずれも取材や資料の収集をし、テーマに沿った記事を執筆することが求められます。
近年では、企業に就職せず、クラウドソーシングサービスを使って仕事を獲得するフリーライターもいるようです。フリーライターは、好きな場所とタイミングで執筆できるのがメリットといえます。また、たとえば美容やスポーツ、経済などといった専門知識があると、記事を書く際に知識を活かせるでしょう。
ただし、ライターの仕事では執筆経験やライティング力を問われる傾向にあります。そのため、本に関わる仕事で未経験から十分な生計を立てられるようになるには時間が掛かる可能性に留意しましょう。
ライター関連の仕事にはコピーライターもある
「文章を書く仕事に就きたい」という方は、コピーライターの仕事もおすすめです。コピーライターとは、商品や作品、サービスなどのキャッチコピーを考える仕事。商品や企業の広告に使用されるため、人々の印象に残り、購買意欲や行動を起こさせる宣伝文句を書くことが求められます。本との関わりは薄いですが、「文章を書くことが好き」という方は、就きたい仕事の候補として考えてみるのも選択肢の一つです。
小説家
小説家は、物語を執筆するのが仕事です。ジャンルは、ミステリー・恋愛・SFなど、作家によってさまざま。執筆した作品は、単行本として出版したり、新聞や雑誌で連載したりするのが一般的です。
小説家として知名度が上がると、インタビュー対応やサイン会、コラムの執筆を行うことも。新人小説家が世に出るための方法としては、コンテストでの入賞や出版社への作品の持ち込み、自費出版などが一般的です。
漫画家
漫画家とは、魅力的なキャラクターや物語を創作し、漫画を描く仕事です。物語やキャラクターだけでなく、コマ割りやセリフの配置なども考えながら、読者に楽しんでもらえる作品を作ります。漫画家になるには画力が何より大事と思うかもしれませんが、ストーリーを考える「原作者」と絵を描く「作画担当者」に分かれて漫画を創る場合もあるため、絵が描けないと漫画家になれないということはありません。原作・作画で分業する場合も、一人で両方を担当する場合も、絵だけでなく文章で描く力が作品の魅力を大きく左右します。
漫画家になるには、作品を描いて出版社に持ち込みをしたり、新人賞に応募したりといった方法が一般的といえます。また、昨今ではインターネット上に投稿した作品が編集者の目に留まり、漫画家としてデビューする方もいるようです。
絵本作家
絵本作家は、物語を考え絵を描き、絵本を制作する仕事です。ストーリーと絵の両方を手掛ける作家もいますが、それぞれを分業している場合もあるでしょう。
絵本作家になる方法は、コンクールでの入賞や出版社への作品の持ち込みなどです。専業の絵本作家は限られており、イラストレーターや小説家、漫画家などが兼業で絵本を制作している場合もあります。
ライターや作家といった製作関係の仕事に興味がある場合、クリエイティブ職に向いている可能性もあるでしょう。「クリエイティブ職の適性とは?仕事内容や未経験からの転職方法も解説」のコラムで、クリエイティブ職の適正や仕事内容などについてまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
詩人・歌人
詩人や歌人は、感情や情景、思想を言葉を通じて表現し、それを作品として世に送り出す仕事です。日常の何気ない出来事や風景、人との関わりからインスピレーションを得て、それを短い言葉のなかに凝縮し、読む人の心に訴えかける作品を生み出します。
詩人や歌人を仕事にするには、まず作品を文芸誌や同人誌、SNSなどに投稿し、世に認められることが大切です。ただし、生計を立てていくのは容易ではなく、生活のためにはほかの仕事との兼業が必要になる場合が多いでしょう。
エッセイスト
エッセイストは、エッセイ(随筆)を書く仕事です。小説とは異なり、筆者が実際に体験したことをもとに考えや想いをつづります。エッセイは「散文」という手法にあたり、誰にでも読みやすい文章で書くのが一般的です。
近年では、タレントやコメンテーターなど、知名度の高い人もエッセイ本を出版することがあるため、宣伝に力を入れないとエッセイストとして名を上げるのは難易度が高い可能性があります。コンテストなどで入賞し、デビューするのが近道ですが、エッセイストとして本に関わることは、平坦な道ではないと覚えておきましょう。
ライティングの仕事は在宅でできることが多い
ライティングは在宅でできる仕事が多いため、在宅ワークを希望している方にもおすすめです。パソコンとインターネット環境が整っていれば、自宅でも記事の執筆や編集などができるため、時間や場所にとらわれず柔軟に働けます。「子育てや介護があるから外で働きにくい…」という方にとっても、生活と両立しやすい仕事といえるでしょう。
※なお、本文中でご紹介する職種はすべてハタラクティブでご案内できるとは限りませんが、ご自身の希望や適性などを踏まえて求人を紹介可能です。
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【本に関わる仕事】2.編集
本に関わる仕事に就くには、編集者や出版社の社員になるのも一つの手です。小説家のように一から物語を創る仕事と自分の関心分野が合わない場合は、編集関係の仕事も視野に入れてみましょう。
「編集の立場から本に関わる仕事をしたい」という方には、以下の職種がおすすめです。
編集で本に関わる仕事
- 編集者
- 校正・校閲
- 出版社社員
- 印刷会社社員
編集者
編集者は、雑誌や新書、文庫本などの企画や品質管理を行う職種を指します。書籍が完成するまで、工程の全体を視野に入れながら制作を進め、必要に応じてライターや写真家などに指示を出すのが役割です。
文芸部門の編集者になった場合は、作家の相談役になることも。打ち合わせや資料集めのサポート、原稿確認などを行い、作家と協力して本の完成を目指します。
本に関わる編集者の仕事が気になる方は、「編集者の仕事内容とは?向いているタイプも紹介」のコラムをあわせてご覧ください。
校正・校閲
校正や校閲は、原稿の文章や写真などに誤りがないか確認する仕事です。誤字脱字の確認だけでなく、「読み手にとって不快な印象を与える表現がないか」「ストーリーの整合性が取れているか」といった文章の内容に踏み込んだ修正を行うこともあるでしょう。
修正点は編集者や作家に伝えられ、間違いや修正箇所がなくなる「校了」まで作業を繰り返します。
出版社社員
出版社の社員となり、書籍や雑誌、漫画などを企画・編集して世に送り出すのも、本に関わる仕事の一つです。有名な大手出版社から、専門誌や教科書などを手掛ける出版社まで、就職先によって取り扱うジャンルや商材は異なります。
一般的な仕事内容は、制作・営業・管理の3つが挙げられ、本の制作だけでなく、書店への営業や広告宣伝なども行います。そのため、「本を作りたい」という漠然としたイメージだけで就職してしまうと、希望する仕事と実際の業務内容にミスマッチが起きる可能性も。前述した「編集者」のほかにも、出版社社員が担う役目は多くあることを覚えておきましょう。
印刷会社社員
印刷会社とは、印刷物の企画や制作を行う会社です。社員は、印刷工程に関わる作業だけでなく、企画や営業、品質管理などさまざまな業務を行います。出版社社員と同様、必ずしも本の制作に関わる仕事ができるわけではないでしょう。
印刷会社では、本を形にする「製版」という工程が行われます。製版は、パソコンを使ってレイアウトされたデータをもとに、指定の紙とインクを使用して印刷する作業です。会社によっては、チラシやポスター、商品のパッケージなどを印刷していることもあります。
本に関わるために印刷会社へ就職することを考えている人は、あらかじめ事業内容をよく確認しておきましょう。
印刷業界に興味がある方は、「印刷業界とは?将来性はある?具体的な職種や志望動機の書き方も解説」のコラムを参考にしてみてください。
※なお、本文中でご紹介する職種はすべてハタラクティブでご案内できるお仕事とは限りませんが、ご自身の希望や適性などを踏まえてキャリアアドバイザーに相談ができます。
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【本に関わる仕事】3.デザイン
本のデザインに関わる仕事は、イラストレーターやブックデザイナーなどが挙げられます。本に関わる仕事のなかでも、「文章ではなくデザインで関われる仕事がしたい」という方もいるでしょう。以下を参考に、本に関わるデザインの仕事にはどのようなものがあるのかチェックしてみてください。
デザインで本に関わる仕事
- イラストレーター
- ブックデザイナー(装丁家)
- エディトリアルデザイナー
- 電子書籍サイトやアプリのWebディレクター
イラストレーター
イラストレーターは、発注者の依頼に応じてイラストを作成する仕事です。イラストは、手描きの場合もあれば、グラフィックソフトを使ってパソコンで制作することもあります。本の挿絵や表紙の制作に携わることもあるため、イラストレーターとして本に関わることも可能でしょう。
発注者の依頼内容を実現しつつ、オリジナリティのあるイラストを描ける人は企業から重宝されることもあり、表現力やセンスが問われる仕事といえます。
ブックデザイナー(装丁家)
ブックデザイナーは、装丁家(そうていか)とも呼ばれ、本の表紙・カバーなどのデザインを考案する仕事です。編集者や本の著者と打ち合わせをし、デザインや紙の材質、文字のフォントなどを決めます。書籍の「顔」ともいえる表紙は、本の売れ行きを左右する可能性もある大切な部分です。
ブックデザイナーは多くの書籍が並ぶ書店で人々の目を惹きつけ、手に取ってもらえる装丁を考える必要があります。また、本の内容や物語の世界観を表現する、読解力やセンスも問われるでしょう。
エディトリアルデザイナー
エディトリアルデザイナーは、雑誌や書籍、カタログなどページ数の多い印刷物の編集とデザインを行う仕事です。ブックデザイナー(装丁家)が本の外見をデザインする仕事であるならば、エディトリアルデザイナーは本の中身をデザインする仕事といえるでしょう。
編集者やアートディレクターの指示を受け、ページ全体のテイストやカラー、画像の配置などを細かくデザインするのが主な業務内容です。美しさはもちろん、読者にとっての読みやすさも求められるでしょう。
電子書籍サイトやアプリのWebディレクター
電子書籍サイトやアプリのWebディレクターは、電子書籍を扱うサービス全体の企画や運営、サイト・アプリの機能改善、コンテンツ展開などを進める仕事です。
たとえば、「どうすれば読者が本を探しやすくなるか」「どんな特集を組めば購入につながるか」といった視点で、ユーザーの行動を分析し、具体的な施策を立案するのが主な業務。そのため、デジタルメディアの知識や進行管理能力に加え、本や出版への関心がある人に向いている仕事といえます。
DTP(デスクトップパブリッシング)
DTP(デスクトップパブリッシング)は、文章や図版、写真などの素材を組み合わせ、印刷物として読みやすく整えるのが主な仕事です。書籍や雑誌、パンフレットなどの紙媒体はもちろん、電子書籍のレイアウト制作にも関わっています。
DTPは書籍の魅力を引き出せるよう、文字の大きさ、行間、余白、図版の配置といった細部まで気を配るため、繊細な感性と技術力の両方が求められます。見た目の美しさだけでなく、読みやすさや情報の伝わりやすさを重視する人にとって、本作りに深く関われる仕事です。
※なお、本文中でご紹介する職種はすべてハタラクティブでご案内できるお仕事とは限りませんが、ご自身の希望や適性などを踏まえてエージェントに相談可能です。
【本に関わる仕事】4.流通・販売・貸出
出版取次店社員や書店員などの立場で本を売ることも、本に関わる仕事の一つです。「書店の売り上げに貢献したい」「良い本を世間に広めたい」という考えを持っている方に向いているといえます。完成した本の流通・販売に関われる仕事は、以下のとおりです。
流通・販売・貸出で本に関わる仕事
- 出版取次
- 電子取次
- 広報
- 書店員
- インターネットカフェのスタッフ
- 司書
出版取次
出版取次店社員は、書店へ卸す部数の決定や代金の請求、売れなかった本の回収や出版社への返品を行っています。出版取次店とは、出版社が発行した本を仕入れ、書店に送品する機能を持つ会社です。出版社で作られた書籍・雑誌の多くは、出版取次店から書店に委託販売されています。
出版取次店社員は、販売促進の企画や提案を行ったり、出版に関連する情報を出版社や書店に提供したりすることもあるようです。
出版社と書店の間をつなぐ出版取次店は、いわば「本の商社」。本の制作に直接関わることはありませんが、売り上げを左右する重要な存在といえるでしょう。出版業界に興味がある方は「出版業界の仕事」のコラムをご覧ください。
電子取次
電子取次とは、出版社と電子書店の間をつなぐ役割を担う仕事で、デジタル出版の流通を支える役割をもっています。具体的には、出版社から提供された電子書籍のデータやメタ情報(書名、著者名、価格など)を電子書店へ届けたり、販売実績や売上データを集計して出版社に報告したりするのが主な仕事です。
電子取次の仕事では、コンテンツ管理や配信システムに関する知識、正確なデータ処理能力、そして複数の関係者とスムーズに連携できる調整力が求められます。裏方的な業務が中心ではありますが、電子書籍市場の成長とともに注目されている分野でもあり、出版業界のデジタル化を支えるやりがいのある仕事です。本が好きで、かつITや仕組みにも関心がある人にとっては、向いている職種のひとつと言えるでしょう。
広報
書籍の広報は主に出版社に勤め、新刊の発売情報をメディアに発信したり、SNSや出版社の公式サイトを通じて読者と直接コミュニケーションを取ったりするのが仕事です。また、新聞や雑誌、テレビ、Webメディアなどへの掲載依頼や、作家のイベントやインタビューの調整なども広報の業務となります。
読者の目線を意識しながら、どのような切り口で紹介すれば関心を持ってもらえるかを考える力が求められるため、本が好きであることに加えて、情報発信や企画力、対外的な調整能力が活かされます。作品と読者の橋渡し役になれる仕事といえるでしょう。
書店員
書店員は、書店(本屋)で接客業務や在庫管理などを行う仕事です。書籍の仕分けや補充、会計だけでなく、本の配置やPOPで売り上げアップを図る役割もあります。本に関わる仕事に就きたい人にとって、常に本との距離が近い書店員の仕事は、やりがいのある仕事になるでしょう。
インターネットカフェのスタッフ
インターネットカフェのスタッフは、書籍の整理や清掃、棚の補充など、利用者が快適に読書を楽しめるように環境を整えるのが役割です。漫画や雑誌、小説などの書籍を豊富に取り揃えている店舗もあり、直接的に本を扱う業務が多いため、特に漫画が好きな人にはやりがいを感じられるでしょう。
近年のネットカフェは設備やサービスが多様化しており、接客スキルや臨機応変な対応力も求められます。しかし、読者のニーズに触れながら本を取り扱える環境は、本好きの方にとって貴重な経験になるでしょう。
司書
司書は、図書館の本を管理し、各種サービスを提供することで本に関わる仕事です。具体的な業務内容は、本の貸出・返却の対応、調べ物や探し物をしている利用者へのレファレンスなどが挙げられます。
図書館によっては、絵本の読み聞かせや企画展などのイベントを提案・運営することもあるでしょう。蔵書の点検や新刊の配置、傷んだ書籍の修繕といった作業も担当するため、根気強さを求められる場面もあります。
資格がなくても図書館で働ける場合がありますが、司書の仕事をするためには資格が必須になるため、注意が必要です。司書の仕事内容をより詳しく知りたい方は、「図書館司書の仕事内容を解説!やりがいや就職先も紹介」のコラムをあわせてご覧ください。
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【本に関わる仕事】5.資格や語学力を活かす
ここでは、資格や語学力を活かせる司書と翻訳家の仕事をご紹介します。本に関わる仕事に興味があり、語学力に自信がある方や資格を持っている方は、ぜひチェックしてみてください。
大学教授
大学教授の仕事は、大学での講義を通じて学生に専門知識を教えることと、自分の研究を進めて学問の発展に貢献することです。自分の専門分野に関する研究成果を一般書籍や学術書、論文という形で発表することが多く、出版活動は職務の一部といえます。また、研究だけでなく、学生に向けての教科書の執筆や監修、講義内容をまとめた著作なども手がけることがあり、知識を本という媒体を通じて広める役割もあるため、仕事のなかで本に関わることができるでしょう。
翻訳家
翻訳家は、外国語の文章を日本語に翻訳する仕事です。翻訳するものは小説から学術書まで、ジャンルは多岐にわたります。翻訳する書籍の分野によっては、日常的に使用しない専門用語が出てくることもあるため、作業をしながら自らも学習しなければいけない場面に直面するでしょう。
また、単に外国語を日本語に転換するだけではなく、読みやすい文章に整えるのも翻訳家の大切な役割です。原作の意味をねじ曲げず、なおかつ読者に寄り添った表現を心掛ける必要があります。
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本に関わる仕事に向いている人
ここでは、本に関わる仕事に向いている方の特徴をまとめました。仕事の向き不向きは、職場や業務内容によって異なりますが、自分自身に適性があるか考える際の参考にしてみてください。
ライターに向いているタイプ
本に関わる仕事のなかでも、ライターや小説家に向いているタイプとして以下が挙げられます。
- ・好奇心旺盛
- ・コミュニケーションを取るのが好き
- ・時間管理が得意
- ・観察力がある
人々の興味を引くライティングを行うには、さまざまな経験や知識、情報の収集が必要です。好奇心や観察力を持ち合わせていると、より質の高い文章を書けるでしょう。
また、締め切りまでに文章を仕上げるタスク管理能力、取材や編集者との打ち合わせを行うコミュニケーション力も大切です。「黙々と文章を書いていれば良い」というイメージを持っていると、実際の仕事内容にミスマッチが生じる恐れがあるので注意しましょう。
コミュニケーション力を身につけたい方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムをご覧ください。
編集者や校正者に向いているタイプ
編集者や校正者などの本に関わる仕事に向いているタイプには、以下のような方が挙げられます。
- ・集中力がある
- ・探究心がある
- ・流行に敏感
- ・統率力がある
本の編集に関わる仕事では、人々に正しい情報を届けることが求められるため、どのようなミスでも見落とさずに修正する、高い集中力が欠かせません。読者のニーズに応えられる本を生み出すには、政治・経済・スポーツ・エンターテインメントなど、さまざまな分野の最新情報をキャッチするアンテナを張り巡らせておくことも大切です。
また、編集者は、企画出しや予算取り、記事の編集、原稿チェックなど、書籍が出来上がるまでの全工程に携わる場合もあります。筆者やデザイナー、印刷会社など幅広い人と関わりながら書籍の仕上がりを目指すため、全体をまとめる統率力も求められるでしょう。
イラストレーターやブックデザイナーに向いているタイプ
イラストレーターやブックデザイナーなどの本に関わる仕事に向いているのは、以下のタイプの方が挙げられます。
- ・アイデアを出すのが好き
- ・相手の意見をじっくり聞ける
- ・忍耐力がある
- ・細かい作業が得意
多くの人の目を惹きつけるイラストや装丁を制作するには、オリジナリティのある作品を生み出す力が求められるでしょう。ただし、本に関わるイラストレーターやブックデザイナーは、単に自分のイメージや世界観を表現するだけでは成立しません。著者や編集者の意見を聞き、それを作品に落とし込むことも必要です。
本の出版や流通の仕事に向いているタイプ
本に関わる仕事のなかで、出版や流通の仕事に向いているタイプには、以下が挙げられます。
- ・本への興味や愛着がある
- ・コミュニケーション能力がある
- ・几帳面である
出版に関わる仕事は、著者や編集者、印刷業者など多くの関係者と連携して進めるため、コミュニケーション能力が重要になります。また、本に対する愛情や読者目線をもちつつ、商業的な視点で物事を考えられるバランス感覚も求められるでしょう。また、流通の分野では、効率的な物流管理や正確なデータ処理が求められるため、几帳面で実務に強いタイプが活躍しやすいでしょう。
取次店社員や書店員に向いているタイプ
取次店社員や書店員などの本に関わる仕事に向いているタイプには、以下のような方が挙げられます。
- ・コミュニケーションを取るのが好き
- ・体力がある
- ・スケジュール管理ができる
- ・臨機応変に対応できる
出版社と書店の仲介役である取次店社員や、多くのお客さまと接する書店員にはコミュニケーション能力が欠かせません。スムーズなやり取りのためにスケジュール管理ができる方や、どのような状況でも臨機応変に対応できる方であれば、より活躍できるでしょう。
また、本を扱う取次店・書店の仕事は文化系のイメージを持たれがちですが、日々大量の本を運んだり陳列したりする必要があるため、体力が必要になることもあります。
資格や専門知識が必要な仕事に向いているタイプ
資格や専門知識が必要な仕事に向いているタイプには、以下のような方が挙げられます。
- ・学ぶことに抵抗がなく、知識を深めるのが好き
- ・業務に対する正確性がある
- ・リサーチ能力がある
- ・情報を整理して人に伝えることが得意
資格や専門知識が必要な仕事には、学ぶことに抵抗がなく、もっている知識を実務に活かせる方が向いているでしょう。一定の知識や資格が求められる分野では、正確性や専門的なリサーチ能力も重要になります。また、情報を整理して人に伝えることが得意な方も、専門性や難易度の高い業務に前向きに取り組みやすいでしょう。
仕事の適性を知りたいなら適職診断を受けてみよう
「自分がどのようなタイプかよく分からない」「何の仕事に向いているか知りたい」という場合は、適職診断を受けるのも一つの手です。Web上で「適職診断」と検索すれば、すぐに利用できる診断ツールにアクセスできます。
ただし、適職診断の結果が必ずしも正しいわけではないので、就職・転職活動に迷ったときの参考程度に留めましょう。
このコラムにも、適職診断が設置されています。1分程度で結果が分かるので、仕事探しでお悩みの方はぜひご利用ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
本に関わる仕事に就く際の注意点
ここでは、本に関わる仕事に就く際の注意点をご紹介します。本に関わる仕事がしたいと考えている方は、就職・転職活動に移る前にご確認ください。
未経験者の就職・転職は難しい場合がある
本に関わる仕事に就職・転職するにあたって、必要な資格はほとんどありません。しかし、経験が問われる場合があるため、業界・職種未経験者は注意が必要です。業界や職種によっては未経験者を受け入れていない可能性があります。
未経験から目指す場合は、別部署で働きながら業界のことを学んだり、アシスタントとしてある程度の経験を積んだりしてから挑戦するのが望ましいでしょう。
正社員が厳しいならアルバイトから始めるのも手
正社員としての就職が厳しければ、アルバイトから始めるのも一つの手です。正社員と比べて給料は安定しにくい側面はありますが、仕事で経験を積みスキルを身につけられます。また、アルバイトであれば、実際に働いて「自分に合わない」と思ったときに転職しやすい点もメリットです。
「本が好き」というだけでは厳しい
本に関わる仕事に就きたい場合「本が好き」という気持ちも大切ですが、「本が好きだから」という理由だけで仕事を続けるのは厳しい場合があるでしょう。たとえば出版や書店、流通の現場では、好きな本に関わる機会ばかりではなく、売上や納期、コストなど、ビジネスとしての厳しい判断を求められる場面も多くあります。また、電子書籍やSNSを活用した広報など、新しい技術や流行に対応する柔軟さも必要です。体力仕事や残業が発生することもあり、「好き」だけで突き進むと、理想とのギャップに苦しむこともあるでしょう。
キャリアパスを考えてから就職・転職活動に移る
本に関わる仕事に就きたい方は、将来的にどのようなキャリアを築きたいのかを考えたうえで、就職・転職活動に移りましょう。本に関わる仕事といっても、その職種は多岐にわたります。それぞれ必要とされるスキルや経験が異なるため、キャリアパスを考えずに就職・転職すると、「思っていた仕事じゃなかった」と感じる場合があるでしょう。「自分はこの分野でどんな働き方をして、将来どう成長していきたいのか」というビジョンをもつことで、仕事選びや面接の際のアピールに一貫性が生まれ、納得のいくキャリアを築きやすくなります。
本に関わる仕事へ就職・転職するには?
「本に関わる仕事」を目指すときは、どのような分野に就職・転職したいのかを明確にし、自分の適性を把握することが大切です。ここでは、本に関わる仕事への就職・転職活動をする際に気をつけるべきポイントをご紹介します。
求人サイトで仕事を探す
本に関わる仕事へ就職・転職するには、まず求人サイトで求人情報を集め、希望する職種をこまめにチェックしましょう。出版や編集、校正など、本に関係する仕事は幅広く存在しているため、定期的にサイトを確認しながらチャンスを逃さないようにすることが大切です。また、一般的な求人サイトに加えて、出版業界やクリエイティブ職などに特化した求人サービスも活用すると、より自分の志向に合った仕事が見つかりやすくなるでしょう。
企業のWebサイトから直接応募する
求人サイトからの応募だけでなく、企業のWebサイトから直接応募する方法も有効です。企業によっては、自社のWebサイトで中途採用や契約社員の募集情報を掲載している場合があり、求人サイトに出ていない独自情報が見つかることもあります。興味のある企業があれば定期的にWebサイトを確認し、募集が出たタイミングで応募できるように準備しておきましょう。
就職・転職エージェントで仕事を紹介してもらう
本に関わる仕事に就きたい方は、就職・転職エージェントを活用して仕事を紹介してもらうのもおすすめです。エージェントは希望の業種や職種、スキルや経験をヒアリングしたうえで、自分では見つけにくい求人や非公開案件を提案してくれるため、効率良く求職活動を進められるでしょう。エージェントのアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるため、未経験からの転職や異業種へのチャレンジの際も、心強い味方になります。
「自分に合った仕事を見つけたい」という方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒といった若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングをもとに、あなたの適正や希望に合う求人をご紹介します。
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本に関わる仕事をしたい場合のお悩みQ&A
ここでは、本に関わる仕事をしたい場合のお悩みをQ&A方式で解決します。好きな仕事に就くためにできることも解説しているので、チェックしてみましょう。
自分にぴったりの仕事はどうやって判断できますか?
「好きなこと」「やりたいこと」を考えることももちろん大切ですが、自分のスキルや強みを活かせるかどうかも考えてみましょう。
たとえば、「誤字脱字を見つけるのが得意」であれば校正の仕事、「人と接するのが得意」であれば営業や販売の仕事というように考えていくのがおすすめです。
自分に合った仕事の見つけ方については、「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムで詳しく解説しているのでご覧ください。
好きな仕事で長く働くにはどうしたら良いですか?
ただ「好きだから」というだけでなく、「なぜ好きなのか」を改めて考えてみましょう。
たとえば、本が好きな場合は「本を読むのが好きなのか」「本を作りたいのか」「流通に関わりたいのか」というように、根本的な部分を深堀りしていくのが有効です。
好きなことを仕事にする方法について詳しくは、「好きなことを仕事にするには?辛いって本当?メリットや就職の実現方法」のコラムで解説していますので、ぜひご一読ください。
どうしたら好きな仕事ができる企業に就けますか?
スキルを磨いたり、エージェントを利用して就職・転職のプロからアドバイスを受けたりすることで、好きな仕事ができる可能性が高まるでしょう。具体的な方法や就職成功のコツなどについては、「やりたいことを仕事にするのはあり?実現方法やしたいことの見つけ方も解説」のコラムにまとめています。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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