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儲かる仕事とは?高収入を狙える業界・職種と男女別の年収ランキングを紹介
この記事のまとめ
- 一般的に儲かる仕事とは需要が高く利益率が大きい職業を指し、専門性の高い職種が多い
- これから儲かる仕事は、市場が成長している業界やAIで代用しにくい分野と予測される
- 未経験から儲かる仕事を目指す場合は、営業職やIT系技術職に注目しよう
- 儲かる仕事を探すためには、市場や技術に関する最新情報の収集が欠かせない
- 儲かる仕事を選ぶときには「簡単に稼げる」といった甘い言葉や法的リスクに注意する
「儲かる仕事とは?」「これからも稼げる職種は?」と気になる方も多いでしょう。専門性が高い職種は高収入の傾向がありますが、長く働くためには自分に合う仕事を見極めることも重要です。このコラムでは、儲かるといわれる仕事の特徴や、高収入を狙える分野について解説。平均年収が高い業界や職種も男女別にランキング形式で紹介します。高収入が期待できる仕事を把握し、理想の将来を目指してステップアップしましょう。
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儲かる仕事とは?高収入といわれる職業の特徴
儲かるといわれる仕事とは、高いニーズがあり、競争が少なく利益率の高い職業のことを指し、専門的な知識や技術を要する仕事が多い傾向があります。一般的に高収入が期待できる職業の特徴を把握し、仕事探しに役立てましょう。
大きな利益を生んでいる
大きな利益を生み出していることは、儲かる仕事の必須条件です。働いて生まれた利益の一部が給料として支払われるため、大きな利益を生みやすい業界や職種で働けば、結果的に給料も高くなります。
たとえば、急速に成長しているスマホメーカーと、デジタル化の影響で需要が減少している印刷・出版メーカーを比較すると、市場規模の違いが分かるでしょう。つまり、利益を多く生み出す業界に属するかどうかで、儲かる仕事に就けるかが大きく影響します。自分のスキルや興味を活かしながら、大きな利益を生みやすい業界を選ぶことが、収入を増やすための重要なポイントです。
実力や成果が重視される
儲かるといわれる仕事は、実力や実績が重視されやすい傾向があります。給与形態には「年功序列型」と「実力主義型」がありますが、後者の「実力主義」のほうが、若いころから高収入を得られる可能性が高いでしょう。年功序列型が勤続年数に応じた昇給を基本とするのに対し、実力主義型は成果に応じた報酬体系のため、業績を上げれば20代・30代のうちから高収入を狙えます。
ただし、成果を出せなければ収入が減るリスクもあるため、自身の実力を磨く努力はしなければなりません。早くから高収入を得たいなら実力が重視される仕事を選び、正当に評価してもらえる職場で挑戦するのがおすすめです。
専門性が高く従事できる人が限られる
専門性が高く、従事できる人が限られる仕事も、高収入を得やすいといえます。パイロットや弁護士のような職業はその代表例といえるでしょう。専門性が高まるほど、他社から高い年収でのオファーが舞い込みやすくなります。企業は貴重な人材を逃さないために、高い給料を提示してでも引き止めようとすることも多いため、結果的に高収入につながるでしょう。
専門性の高い仕事は、独立の道も開けています。独立すれば経費はかかるものの、利益がそのまま自分の収入になるため、仕事を獲得し続けられればさらに収入を伸ばせる可能性があります。専門性の高い仕事を目指したい方は「専門職とは?職種を一覧で紹介!向いてる人やメリット・デメリットも解説」も参考にして検討してみてください。
市場が成長しており将来性がある
市場全体が拡大している業界の仕事は、将来も安定した収益を生み出しやすいといえます。特に、技術革新が進む分野では、新しいサービスやビジネスモデルが次々と登場するため、さらなる成長の可能性を秘めているでしょう。
たとえば、ITや再生可能エネルギー、バイオテクノロジーといった分野では、社会の変化に伴い今後も需要が増えていくと考えられます。将来性のある業界は、未経験からでも成長の波に乗るチャンスがあり、将来の収入アップも期待できるでしょう。「将来性のある仕事とは?業界や職業とあわせて就くためのポイントも解説」では、将来性のある業界や職種を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
社会にとって欠かせない事業を行っている
安定して利益を上げられる仕事の特徴として、社会的に必要とされる事業を展開していることも挙げられます。人々の生活に欠かせないサービスやインフラを支える仕事は、景気の影響を受けにくく、長期的に安定した収益を確保しやすいといえるでしょう。
具体的には、医療・福祉や教育、エネルギー関連の職業、公的機関の仕事などです。社会全体の需要が高い業種は、大きな変革がない限り安定した雇用と利益を維持しやすいといえます。
少人数で運営でき柔軟に対応しやすい
少人数、あるいは個人でも運営できる仕事は、利益率が高くなりやすい傾向があります。特に、少人数で自営業を行う場合は人件費がかさみにくいため、初期投資を抑えて事業をうまく軌道に乗せられれば、収益を確保しやすいのが強みです。
個人事業主として、フリーランスでオンラインビジネスやコンサルティング業務を行っている場合などは、比較的少人数で運営しやすく、スピーディーな事業展開ができます。少数精鋭のビジネスは意思決定が早く、時代の変化に柔軟に対応しやすいため、継続的な利益を生み出すチャンスが広がるでしょう。
AIに置き換えられにくい
将来的に安定して高い利益を得るには、AIに置き換えられにくいことも重要なポイントです。テクノロジーの発展に伴い、近年は多くの業務が自動化される時代になってきています。創造性が求められる職業や、人間ならではの判断力・コミュニケーション能力が必要な職業は、今後より重要視されていくでしょう。
たとえば、経営戦略の立案や専門性の高いコンサルティング、芸術・クリエイティブ分野、高度な医療技術を要する仕事などが代表的です。AIで完全に代替するのが難しい仕事は、今後も価値を維持しやすいと考えられます。
AI化が進んでも将来なくなりにくい仕事は「10年後もなくならない仕事とは?特徴や代表的な職種を紹介!就職のコツも」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。
これからの時代も儲かると期待される仕事・業界
一般的に儲かるといわれている業界を紹介します。将来的にも安定して利益を出し続けられる仕事を探したい方は、今後の成長が期待される業界の仕事に注目しましょう。
IT業界
デジタル化の進展に伴い、IT業界は今後も成長が期待される分野です。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進やクラウドサービスの普及などにより、エンジニアの需要が高まっています。AIやIoTといった先端技術が発展し続けているため、市場の拡大も見込まれるでしょう。IT業界の仕事は平均より収入が高い傾向があるので、スキルを身につければ高収入が期待できます。
インターネット広告業界
IT技術の進化により、インターネット広告業界は急速に拡大しています。日常的に利用する検索エンジンや動画投稿サイト、SNSなどで広告を目にする機会も多いでしょう。需要の急増に伴って多くの企業が進出しており、インターネット広告費はテレビ広告費を上回りました。5Gの普及で高速かつ大容量の通信が可能になったため、インターネット広告業界のさらなる成長が見込まれています。
エンタメ業界
映画やゲーム、音楽などの楽しみを提供するエンタメ業界も、今後期待されている業界の一つです。昨今、サブスクリプションサービスの普及により、動画配信がさらに身近な存在になっています。ITの進化もあって、誰でも簡単に趣味やゲームのライブ配信、日常生活の動画をシェアできるようになったため、エンタメ市場の成長は今後も続くでしょう。
医療・福祉業界
高齢化が進む日本において、医療・福祉業界の需要は今後も拡大していくと考えられます。医師や看護師はもちろん、介護職やリハビリ専門職など、必要不可欠な仕事ばかりです。さらに、近年は予防医療や在宅医療のニーズも増加しており、新たなサービスの開発が進んでいます。安定性が高く、社会的な貢献度も大きい業界といえるでしょう。
保育・教育業界
共働き世帯の増加に伴い、保育・教育業界の重要性はより一層高まっています。特に、待機児童の解消や保育の質の向上が求められる中、保育士や幼稚園教諭の需要は根強いといえるでしょう。オンライン教育の普及により、ITを活用した学習支援サービスの拡大が進んでいます。子どもの成長を支えるやりがいのある仕事でありながら人手不足が続いているため、今後も高い需要が見込まれる分野です。
コンサルティング業界
企業の経営戦略や業務改善を支援するコンサルティング業界は、専門知識と高度なスキルが求められる分野です。デジタル化の推進、環境対策、海外展開など、企業が直面する課題は多岐にわたるため、それぞれに応じたアドバイスを提供することで高収益を上げられる可能性があります。コンサルタント自身の経験や知見が資産となるので、スキルを磨けば長期的に活躍できる業界です。
コンサル業界の具体的な仕事については「コンサル業界の仕事」で確認してください。コンサルタント業の将来性やメリット・デメリットも紹介しています。
建築・土木業界
都市開発や災害復旧、老朽化したインフラの修繕など、建築・土木業界の仕事は多岐にわたります。特に日本は地震や台風などの自然災害が多いため、今後も防災のための公共事業が必要となるでしょう。スマートシティ構想の推進により、最新技術を活用した建設プロジェクトも増加しています。経験を積むことで高収入を得られる職種も多く、将来的にも安定した需要が見込まれる業界です。
建設・土木業界の中でも、総合建設業者である「ゼネコン」は高収入が期待できるといわれます。建設・土木業界で儲かる仕事を見つけたい方は「ゼネコンとは何の略称?仕事内容や魅力についても分かりやすく簡単に解説!」のコラムをご覧ください。
インフラ業界
電力・ガス・水道・通信といったインフラ業界は、日々の生活に欠かせない分野です。景気の影響を受けにくく、安定した収益を得られる点がメリットといえます。昨今は、再生可能エネルギーや次世代通信技術(5G・6G)の発展により、新しい事業分野が拡大中です。ライフラインを支える仕事としての社会的意義が大きく、今後も需要が継続する業界と考えられます。
これからの時代も需要が高く儲かる仕事や業界を知りたい方は「2025年版!これから伸びる業界は?需要が増える可能性がある仕事も解説」のコラムをチェックしてみてください。
儲かる仕事に就きたい人が注目すべき職種
一般的に儲かるといわれる仕事は、専門職から未経験者が挑戦できる職種までさまざまです。専門的なスキルを活かして独立し、自営業で稼ぐ道もあれば、フリーランスとして自由に働ける仕事で収入を得る方法もあります。高収入が期待できる職種をチェックして、自分に合う仕事を探しましょう。
専門性が高く儲かるといわれる仕事
専門的な知識や技術が求められる仕事は、平均より収入が高い傾向があります。医師をはじめ、弁護士や税理士といった士業が代表的です。一般的に儲かるといわれる専門職について解説します。
医師
儲かる仕事・高収入のイメージがある代表的な職種として、医師が挙げられます。医師になるためには大学の医学部を卒業し、国家試験に合格して医師免許を取得しなければなりません。医師免許を取得しても2年間は臨床研修を受ける必要があるため、最短でも8年かかります。収入は医師によって異なりますが、勤務医よりも開業医のほうが収入が高い傾向です。
弁護士
法律のスペシャリストとして裁判で活躍する弁護士も、高収入で儲かる仕事というイメージが強い職業の一つです。弁護士として働くには、司法試験に合格する必要があります。司法試験は法律系国家資格のなかでも最難関といわれており、就職の難易度は高いといえるでしょう。法律事務所での勤務弁護士を経て独立するケースが多く、個人で開業すると高収入が期待できます。
税理士
所得税や法人税、固定資産税といった税金のエキスパートである税理士も、高収入のイメージが強い職種といえます。税理士は、個人や中小企業を対象に、円滑に納税できるようサポートするのが仕事です。税理士になるには、税理士試験に合格し2年間の実務経験を積むか、弁護士や公認会計士の資格を保有している必要があります。弁護士と同様、税理士事務所や企業の税理士として勤めたあと、独立・開業するケースが多いでしょう。
公認会計士
企業の財務諸表の監査や経営アドバイスを行う公認会計士も、高収入が期待できる専門職の一つです。特に上場企業では、適正な財務報告のために公認会計士の監査が必須のため、安定した需要があります。資格取得の難易度が高く、3年以上の実務経験も必須ですが、公認会計士になれば高い報酬が期待できるでしょう。独立開業する道もあり、実績次第ではさらに収入を伸ばせます。
一級建築士
一級建築士は、オフィスや一般住宅、店舗、病院、学校など、あらゆる建物の建築を手がける仕事です。一級建築士の受験資格を得るには、まず二級建築士の資格を取得しなければなりません。二級建築士の受験資格は「大学などでの指定科目の履修」「建築設備士の資格取得」「7年の実務経験」などいずれかの条件を満たす必要があります。建築士は一定の知識や実務経験が求められ、試験の難易度も高いですが、専門性が高いぶん高収入が期待できるでしょう。
航空機操縦士
航空機操縦士とは、いわゆるパイロットのこと。旅客機などの航空機を操縦し、乗客を安全に目的地まで運ぶ仕事です。航空機操縦士は、旅客や貨物など操縦する飛行機によって必要な資格が異なります。旅客の場合、多くの人の命を預かる責任が大きく、勤務時間が不規則なことなどから肉体的・精神的に負担が大きいため、収入が高く設定されているケースが多い傾向です。
不動産鑑定士
不動産鑑定士とは、その名のとおり不動産の価値を鑑定する専門家のこと。土地は普遍的なものであり、銀行や不動産会社、官公庁からの依頼も多いため、景気の変動に関わらず有資格者の需要は続くといえるでしょう。国家資格で難易度も高いですが、不動産鑑定士として活躍できれば、高収入を得るチャンスが広がります。独立して成功すれば、さらに収益を拡大できるでしょう。
将来性があり高い報酬がもらえる専門職は、ほかにもたくさんあります。「これからの仕事とは?需要や将来性のある職業・業界と転職ポイントを解説!」のコラムでは、これから需要が増える仕事を多数紹介しているので、あわせてご覧ください。
未経験から挑戦しやすい儲かる仕事
一般的に儲かるといわれる仕事の中には、特別な経験やスキルが不要の職種もあります。未経験から高収入が期待できる仕事を目指したい方は、チェックしておきましょう。
営業職
学歴や経験を問わず、高収入を狙える仕事の代表格が営業職です。不動産や保険、金融、IT商材などの営業職は特にインセンティブ制度が充実しており、成果次第で大きく稼げる可能性があります。未経験からスタートしても、コミュニケーション力や交渉力を磨けば活躍の場を広げられるでしょう。法人営業やコンサルティング営業へキャリアアップすれば、さらに高収入が期待できます。
未経験から営業職を目指したい方は「営業職への転職は未経験だときつい?厳しいといわれる理由とおすすめの業界」のコラムにも目を通しておきましょう。
タクシードライバー
頑張り次第で大きく稼げる仕事の一つが、タクシードライバーです。会社によって違いはあるものの、歩合制もしくは完全歩合制が多く、売上に応じた報酬が支払われます。歩合制は歩合率によって報酬が左右される反面、固定給があるので毎月の収入が安定しやすい傾向です。一方、完全歩合制だと売上が給与に直結するリスクはあるものの、経験豊富なドライバーなら高収入を狙えるでしょう。
タクシードライバーの仕事内容や働き方は「タクシー運転手はきつい?仕事内容や年収を向いている人の特徴とともに解説」のでも詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。
IT系技術職
未経験からでも挑戦しやすく、将来的に高収入が期待できるのがIT系技術職です。独学でもスキルを身につけられるため、異業種から転職を目指す人も珍しくありません。実力主義の業界なので、経験を積んでスキルを磨けば、年収アップやフリーランスとして独立する道も開けます。AIやクラウドなど最新技術の需要も高まっており、スキル次第では未経験からでも高収入を目指せるでしょう。
「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムでは、IT業界の主な職種や未経験からの転職を成功させるコツなどを紹介しています。あわせてチェックしてください。
フリーランスで活躍したい人向けの儲かる仕事
会社に縛られず、自分のスキルやアイデアを活かして自由に働けるフリーランスの仕事は、努力次第で高収入を狙えるのが魅力です。個人で取り組みやすく、収益化しやすい仕事を紹介します。
ブログ運営者
文章を書くのが得意な人に向いているのが、ブログの運営です。興味があることや専門知識を活かした記事を投稿し、成果に応じて報酬を得るアフィリエイトや広告収入で収益を得ます。ブログが検索結果の上位に表示されるようになるとアクセスが増え、安定した収益が得られるでしょう。収益化まで時間を要しますが、一度軌道に乗れば自動的に収入を生み出す仕組みを構築できます。
YouTuber
YouTubeは、動画コンテンツを通じて広告収入や企業案件を得るビジネスモデルとして人気です。特定のジャンルに特化したチャンネルを運営し、継続的に視聴者を獲得できれば、高収入を狙えます。動画の企画力や編集スキルが重要であり、再生回数を伸ばすのは容易ではありませんが、視聴者のニーズを捉えたコンテンツを発信し続けることで収益化のチャンスが広がるでしょう。
動画編集者
近年、動画コンテンツの需要が高まる中、YouTuberや企業向けの動画編集を請け負う仕事が注目されています。特別な資格は不要で、動画編集ソフトを使いこなせれば未経験からでも始めやすいのが魅力です。単価の高い案件を獲得するためには、カット編集だけでなく技術を駆使して魅力的な動画を作るスキルが求められます。スキルを磨けば、企業PVやCM制作など幅広い分野で活躍できるでしょう。
動画編集者をはじめ、クリエイティブ系の仕事で独立したい方は「クリエイティブな仕事がしたい!主な職種一覧や向いている人の特徴を解説」のコラムもチェックしてみてください。
儲かる仕事で起業するには?
起業で成功して高収入を得るためには、需要が高く利益率の良いビジネスを選ぶことが重要です。まず市場のニーズを分析し、自分の強みや経験を活かせる分野を見極めましょう。特に、IT・コンサル・教育・健康関連の分野は、比較的少ない資本で始められ、高収益を狙える可能性があります。最初は小規模でも、着実に実績を積んで信頼を得られれば、収益の拡大につなげられるでしょう。【職種/産業別】儲かる仕事の年収ランキング
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに、儲かる仕事を職種・産業別にランキング形式で紹介します。なお、平均年収は「きまって支給する現金給与額(月収)×12(ヶ月)+賞与(ボーナス)」で算出した金額です。あくまで平均年収のため、実際には年齢や経験年数、企業規模などによって異なります。
職種別の儲かる仕事ランキング
年収が高い職種をランキング形式で紹介します。
【男性】職種別の儲かる仕事ランキング
男性で年収が高い職種は、以下のとおりです。
順位 | 職種 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 航空機操縦士 | 約1,801万円 |
2位 | 医師 | 約1,522万円 |
3位 | 法務従事者 | 約1,176万円 |
4位 | 大学教授(高専含む) | 約1,086万円 |
5位 | 歯科医師 | 約1,018万円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
男性で平均年収が最も高い職種は、航空機操縦士で約1,801万円です。次いで医師が約1,522万円、法務従事者が約1,176万円と続きます。データからも分かるように、専門性の高い職種は年収が高いことが明らかです。高収入を目指すのであれば、専門スキルを磨いて長期的なキャリアプランを立てましょう。
【女性】職種別の儲かる仕事ランキング
女性で年収が高い職種のランキングは、以下のとおりです。
順位 | 職種 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 医師 | 約1,148万円 |
2位 | 大学教授(高専含む) | 約1,036万円 |
3位 | 法務従事者 | 約865万円 |
4位 | 大学准教授(高専含む) | 約810万円 |
5位 | 管理的職業従事者 | 約772万円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
女性で平均年収が最も高い職種は、医師で約1,148万円です。医師は、男女ともに収入が高い傾向があります。次に大学教授(高専含む)が約1,036万円、法務従事者が約865万円という結果でした。
男性の職業ランキングと比較すると、多少の順位の違いは見られるものの、やはり資格が必要な専門職が多く上位に入っていることが分かります。昨今は男女の年収格差をなくそうとする動きが進んでいますが、同じ職種であっても年収に差が生じるのは、職場内での役割や責任の違いが影響している可能性もあるでしょう。
産業別の儲かる仕事ランキング
同様に、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」で公表されている賃金データをもとに、年収が高い産業を男女別にランキング形式で紹介します。
【男性】産業別の儲かる仕事ランキング
男性で年収が高い産業のランキングは、以下のとおりです。
順位 | 産業 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 金融業・ 保険業 | 約855万円 |
2位 | 電気・ガス・熱供給・ 水道業 | 約721万円 |
3位 | 学術研究・ 専門・技術・サービス業 | 約712万円 |
4位 | 教育・学習支援業 | 約691万円 |
5位 | 情報通信業 | 約651万円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類」
産業別に男性の年収を見ると、金融業・保険業の年収が最も高く、約855万円です。続いて、電気・ガス・熱供給・ 水道といったインフラ業が約721万円、学術研究・専門・技術・サービス業が約712万円でした。男性の場合、ほかの業界に比べ、金融・保険業の年収がかなり高いことが分かります。
【女性】産業別の儲かる仕事ランキング
女性で年収が高い産業のランキングは、以下のとおりです。
順位 | 産業 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 電気・ガス・熱供給・ 水道業 | 約568万円 |
2位 | 鉱業・採石業・砂利採取業 | 約510万円 |
3位 | 金融業・ 保険業 | 約495万円 |
4位 | 学術研究・ 専門・技術・サービス業 | 約494万円 |
5位 | 教育・ 学習支援業 | 約487万円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類」
産業別に女性の年収を見ると、電気・ガス・熱供給・ 水道業が最も高く、約568万円です。次いで、鉱業・採石業・砂利採取業が約510万円、金融・保険業が約495万円と続きました。男女のランキングを見ると、インフラ業や金融・保険業の年収が高い傾向があることが分かります。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
儲かる仕事を選ぶ際に注意したい7つのこと
高収入を得られる仕事を探す際、給与の高さだけで判断すると後悔する可能性があります。仕事選びで失敗しないためには、収入以外の要素もしっかり考慮することが大切です。仕事を選ぶ際に気を付けるべきポイントについて詳しく解説します。
1.「簡単に稼げる」のような言葉に注意
「簡単に稼げる」「楽して稼げる」といった甘い言葉には注意しましょう。特に副業の世界では「1日数時間!やればやるだけ儲かる!」「初期費用ゼロで始められる!一人で簡単に儲かる仕事!」「誰でもできる!簡単に稼げる在宅ワーク!」などといった広告も出回っています。
もちろん、なかには信頼できる仕事もあるものの「簡単に儲けられる話は存在しない」という意識を強く持ち、情報を慎重に取捨選択することが重要です。魅力的な言葉に惹かれて安易に登録してしまうと、リスクを伴う場合があります。高額な教材やパソコンを買わされたり、不当に低い報酬で働かされたり、個人情報が流出したりするケースがあるので注意しましょう。
2.法的リスクがないかを見極める
「知らず知らずのうちに法律に違反していた」という事態を避けるためにも、仕事を選ぶ際は法的に問題がないかを慎重に確認することが大切です。「すぐに稼げる」「簡単に高収入」といった仕事には、違法性のある案件が紛れていることがあります。
仕事の内容が曖昧なまま契約を求められたり、不審な指示があったりする場合は注意が必要です。儲かるという理由でグレーの仕事や違法な業務に関与すれば、のちに大きな責任を負いかねません。少しでも不安を感じたら、自分で調べたり専門家の意見を参考にしたりして慎重に対応しましょう。収入だけにとらわれず、法令を遵守した健全な仕事を選ぶことが、長期的な成功につながります。
3.儲けるためには継続的な努力が必要
運に恵まれて一時的に大きく稼げたとしても、収入を維持するには継続的な努力が不可欠です。たとえば、フリーランスとして独立したり起業したりして、初年度に大きな利益を上げたとしても、常に廃業のリスクが付きまといます。独立したからといって必ずしも安定した収入が得られるわけではありません。
個々の適性によっては、独立するよりもむしろ会社で長く勤めるほうが生涯の収入が高くなることもあります。総合的な観点で自分に最適な道を見極めることが重要です。
4.職種によっては収入変動のリスクがある
職種や企業によっては、収入が不安定になるリスクがあることも注意すべき点です。実力主義の会社で営業職をしている場合などは、業績が良ければ収入は増えますが、逆に業績が悪化すると収入が減少する可能性があります。本業自体が成果報酬型であれば、収入の波が生活費や固定費に直結するため、家計の管理が難しくなる場合もあるでしょう。
特に、住宅や車のローンや家賃、保険など、定期的な支出がある場合、収入の変動が大きな影響を及ぼすことがあります。安定した収入を求めるのであれば、堅実な職種を目指すのも一つの選択肢です。正社員のメリット・デメリットは「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムもご参考ください。
5.企業文化が自分に合っているか確認する
仕事を長く続けるためには、企業との相性も重要です。企業風土や職場の雰囲気が自分に合っているかをしっかり見極めましょう。仕事は人生の大半を占めるため、職場環境が自分に合っていないと、長く続けるのが難しくなります。たとえ給与が高くても、働くこと自体がストレスになってしまうと心身の負担が大きくなり、やがてモチベーションも低下しかねません。
一方で、社風が自分に合っていれば、多少の困難があっても前向きに取り組めるでしょう。「この会社で働きたい」「この仲間と一緒に成長したい」と思える環境であれば、仕事を楽しみながら継続できます。求人情報だけでは職場の雰囲気は分かりにくいため、企業のWebサイトや口コミ、社員の働き方などを調べて、実際に自分に合いそうかを確認することが大切です。
6.やりがいが感じられる仕事を選ぶ
自分がやりがいを感じられそうな仕事であるかを確認しましょう。どんなに給与が高くても、仕事にやりがいを感じられなければ、長く続けるのは難しくなります。人は成長を実感できるときにモチベーションが高まり、仕事に対して前向きになれるものです。自分が興味を持てる分野か、達成感を得られる環境かどうかを見極める必要があります。
業務内容を事前にしっかりと確認し、自分がその仕事を通じて何を得られるのかを考えることも重要です。単なる「作業」としてこなすだけではなく「自分のスキルを活かせるか」「社会に貢献できるか」といった視点を持つことで、より満足度の高い仕事選びができるでしょう。
7.労働環境が整っているか確認する
労働環境が整っているかどうかも確認しておく必要があります。労働環境は、仕事の質や長期的なキャリアに大きな影響を与える要因の一つです。高い給与である代わりに過重労働や劣悪な労働条件が潜んでいる場合があります。
応募を検討している企業の労働環境を把握するためには、社員の口コミやレビューを参考にするのがおすすめです。実際の働き方や職場の雰囲気、福利厚生についての情報を得ることで、安心して働ける環境かどうかを判断しやすくなるでしょう。労働時間や休暇の取りやすさなども重要な要素なので、入社前にしっかりとリサーチしておくことが求められます。
10年後も儲かる仕事を探すための3つのコツ
時代の変化とともに、仕事の価値や需要は大きく変わります。現在、高収入が期待できる職業でも、10年後には状況が変わっているかもしれません。長期的に収入を伸ばせる仕事を見つけるためのポイントを押さえておきましょう。
1.将来性のある分野を見極めるために情報を収集する
将来的に需要が高まる分野を見極めるには、業界の成長トレンドや最新技術の動向をつかむことが重要です。競争率の低い分野にいち早く参入できれば、大きく稼げるチャンスが生まれます。経済ニュースや市場レポート、株式市場の動向などを確認し、成長が期待できる業界を見定める習慣をつけましょう。企業の動きや政府の施策にも注目すると、将来性のある仕事を見つけやすくなります。
2.リスクを抑えて挑戦するなら副業から始める
将来性があり儲かる仕事を見つけたら、まずは副業で始めるのも賢い選択です。初期投資が少なく個人でできる仕事であれば、万が一うまくいかなかった場合でも、経済的なダメージを最小限に抑えられます。現在の仕事を続けながら副業に取り組むことで収入の柱を増やし、安定した環境で新たなチャンスを探ることが可能です。将来の本業につながる副業を選ぶと、リスクを抑えつつキャリアの可能性を広げられるでしょう。
3.求人サイトや就職・転職エージェントを活用する
多くの企業の採用情報が集まる求人サイトを活用すれば、幅広い選択肢から条件に合った仕事を探せます。職種や業界、給与水準などの条件を設定して探すと、高収入が期待できる仕事を効率よく絞り込めるでしょう。スカウト機能を活用すれば、企業側からオファーを受け取るチャンスもあります。
安定した収入が得られる求人を探したい場合は、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。エージェントはキャリアアドバイザーがマンツーマンで対応し、希望や適性に合った求人の紹介から応募書類の添削や面接対策、給与交渉のサポートも行ってくれます。自力で求人を探すよりも、有利な条件での就職・転職につながる可能性が高まるでしょう。
「儲かる仕事がしたいけれど、向いているか分からない」「自分に合った職場で働きたい」などのお悩みがある場合は、ハタラクティブの利用を検討してみませんか。若年層の就職・転職支援に特化したハタラクティブでは、プロの視点で仕事探しをサポートしています。取り扱っている求人は、アドバイザーが実際に足を運んだ信頼できる企業ばかりなので、希望や適性にあわせて紹介が可能です。書類の添削や面接対策なども実施しており、サービスの利用はすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
儲かる仕事に関するQ&A
儲かる仕事に関してよくある質問にQ&A形式で回答します。それぞれの回答を参考に、キャリア選択や転職の判断材料にしてください。
インセンティブ制度の仕事は儲かりやすいですか?
インセンティブ制度がある仕事は、成果に応じて給与が変動するため、年齢や勤続年数に関わらず高収入を目指せるチャンスがあります。特に中途採用の場合、実力や意欲次第で高い収入を得ることが可能です。
しかし、インセンティブ制度にはリスクも伴います。毎月の収入が安定しないことがあり、受注が難しい時期や予期せぬ事態によって期待通りの収入を得られない場合もあるでしょう。インセンティブ制度のメリットとデメリットをしっかり理解し、自分に合った職場を見つけることが重要です。「インセンティブの意味とは?制度の具体例や手当との違いを簡単に解説」ではインセンティブ制度について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
未経験者も儲かる仕事に就けますか?
未経験でも高収入を狙える職種に就くことは可能です。具体的には、MR(医薬情報担当者)、不動産営業、保険外交員などが挙げられます。どの仕事も業界自体の給与水準が高く、さらにインセンティブや歩合制を導入していることが多いため、成果を上げれば収入が増加する可能性があるでしょう。
未経験者におすすめの仕事は「未経験でもできる仕事20選!採用されやすい職種を一覧で紹介します」でも紹介しています。あわせてご参照ください。
人手不足の業界で儲かる仕事はありますか?
人手不足の業界では、高収入を得られるチャンスが多くあります。たとえば、深刻な人材不足が続いている建設業や運送業、IT業界などの仕事が代表的です。建設業や運送業は経験を積むほど給与が上がりやすく、IT系の仕事であれば独立やフリーランスとしても活躍できる可能性があります。待遇改善が進んでいる業界も多いので、今後も安定した需要が期待できるでしょう。
「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムでは、人手不足の業界に就職するメリットを紹介しています。あわせて目を通してみてください。
高卒で儲かる仕事に就くにはどうすべき?
高卒者で高収入が得られる仕事に就きたいなら、営業職や工場の技術職、IT系の技術職などがおすすめです。どれも未経験からチャレンジしやすく、実力次第で高収入を実現できる可能性があります。資格の取得やスキルアップに励んで実力をつければ、収入アップに近づけるでしょう。
高卒から儲かる仕事に就きたい方は「高卒でも稼げる仕事に就ける?高収入を得る方法やおすすめの職業をご紹介!」のコラムもチェックしてみてください。稼げる仕事に就くために役立つ資格も紹介しています。
田舎で儲かる仕事はありますか?
農業や林業、地域密着型の小売業やサービス業は需要があり、工夫次第で高収入を目指せます。田舎にある観光地であれば、夏冬に需要が高まるレジャー業や宿泊サービス業なども儲かる仕事に入るでしょう。インターネットを活用したリモートワークやECサイト運営、動画配信など、場所に縛られず稼げる仕事をするのも一つの手です。
田舎で活躍できる仕事が知りたい方は「田舎暮らしの仕事とは?求人の実態や探し方と移住時に確認したい項目を紹介」のコラムもご参照ください。観光業からリモートワークができる仕事まで幅広く紹介しています。
理工系で儲かる仕事はありますか?
理系や工学系の分野では、儲かるといわれる仕事が多くあります。たとえば、データサイエンティストやAI開発者、電気・機械エンジニアなどは需要が高い職種です。専門性の高い資格を取得することで、医療機器や建築、工業関連の仕事でも高収入を狙えるでしょう。
理工学系で高収入を目指せる仕事を探したい方は「理工学部の就職先におすすめの業界や職種は?就活の進め方もご紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
儲かる仕事に転職したいです。
儲かる仕事への転職を考えている方は、転職エージェントの利用をおすすめします。未経験で挑戦したい方や転職活動自体に不安を抱えている方は、ハタラクティブまでお気軽にご相談ください。担当エージェントが市場動向や求職者のニーズを把握し、一人ひとりの希望に沿ったサポートを提供いたします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。