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高卒でも取れる資格で高収入を目指すには?具体例やおすすめの職種も紹介
更新日

この記事のまとめ
- 資格をアピールすることで、高卒者も高収入を目指せる
- 高卒でも取れる国家資格のなかでは、宅地建物取引士やFPなどが高収入を得やすい
- 高卒でも取れる民間資格のなかでは、簿記やTOEIC600点以上などで高収入を目指せる
- 営業職や建設業界の現場監督といった職種は、高卒から高収入を目指しやすい
- 「高収入」だけでなく、「自分に合った働き方ができるか」を確認して求人を選ぼう
「高卒でも取れる資格を活かして高収入を得られる?」と疑問に感じている方もいるでしょう。受験資格に学歴要件のない資格を取得すれば、高卒から高収入を目指せる可能性があります。
このコラムでは、高卒から高収入を得るための資格や選択時の注意点、おすすめの職種などをご紹介します。会社選びのコツを活かして資格を効果的にアピールすれば、高卒者も高収入の仕事に就けるでしょう。高収入を目指したい高卒の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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高卒でも取れる資格を目指すメリットとは?
高卒でも取れる資格を取得すれば、就活時や収入面で良い影響を与える可能性があります。以下では、高卒でも取れる資格を目指すメリットを解説するので、資格取得を検討する際の参考にしてみてください。
就活で評価されやすい
応募先の業務に関連する資格を取得することで、採用担当者から「仕事に活かせるスキルや知識を持っている」と評価され、選考を有利に進められるというメリットが考えられます。特に未経験職種に応募する際は、スキル不足を資格によって補える可能性もあるでしょう。また、資格そのものだけでなく、学習意欲や向上心も評価の対象になります。
就活で役立つ資格については、「就活に資格は必要?おすすめ11選や履歴書への書き方を解説」をご覧ください。
大手企業を目指せる可能性もある
難関資格を取得すれば、将来的に大手の企業を目指せる可能性があります。最初から難関資格に挑戦するのは難しいため、働きながら経験・知識を身につけ、少しずつ上級資格を取得するのがおすすめです。
大手企業への就職・転職を考えている高卒者は、「高卒から大企業に就職しやすい業種とは?ポイントや注意点もご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
資格によって高収入を目指せる
専門的な資格を取得すれば、資格手当が付いたり、キャリアアップにつながったりして高収入を目指せるようにもなるでしょう。また、資格試験に向けて勉強することで知識が身につき、実務に役立つのもメリットです。上位資格の取得によって任される仕事の範囲が広がったり、成果を挙げられるようになったりすると、結果的に収入アップにつながることも考えられます。
高卒者におすすめ!高収入を目指せる7つの「国家資格」
学歴を問われない内容であれば、高卒者も高収入につながる資格を取得することが可能です。ここでは、高卒者におすすめの高収入を目指せる資格試験を紹介します。
1.宅地建物取引士
宅地建物取引士は、「宅建」という略称で呼ばれる国家資格です。主に不動産に関する知識や売買経験が少ないお客さまの不動産取引をサポートする役割を担います。
「重要事項の説明」や「説明書への記名・押印」などは、宅建の独占業務。不動産業界には、宅地建物取引士の設置義務があり、事業所に専任の宅地建物取引士を在籍させなくてはならないのが決まりです。そのため、宅建資格は不動産業界の選考で有利に働く可能性が高いといえます。
2.通関士
通関士は、貿易に関する業務を行う国家資格です。資格を活かせる仕事として、通関業者、運送会社、倉庫会社、貿易会社などが挙げられます。
主な業務内容は、商品の輸入・輸出に必要な通関書類の作成や通関手続きの代行など。通関士の平均年収は会社ごとに大きく異なりますが、人によっては年収1,000万円以上稼ぐ場合もあるようです。
3.ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は、FP技能検定という国家検定に合格することで取得できます。税金や投資、住宅ローンなど、生活に関するお金の専門的な知識があることを証明でき、保険会社や保険代理店、銀行員などの金融業界、不動産業界での活躍が期待できる資格です。
FP技能検定は3級、2級、1級と難易度が分かれています。2級以上の試験では顧客の相談に対応できる程度の知識が必要になるため、キャリア市場での評価も高いようです。
4.行政書士
行政書士とは、法律の専門家であることを証明する資格です。主に、官公署に提出する書類や事実証明などに関する書類の作成、および提出手続きなどを行います。業務の内容が幅広いのが特徴で、高収入を望める国家資格の一つです。
法律事務所や弁護士事務所はもちろん、建設業や不動産業、一般企業の総務部や法務部などでも資格を活かせるでしょう。
5.中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営課題を解決するために、現状分析や取り組み方をアドバイスする国家資格です。企業内診断士や一般企業の人事・総務・労務部で力を発揮することから、金融業界や情報技術業界など幅広い業界で需要があるでしょう。管理職に必要な知識を身につけられるため、管理職への昇進を目指す方にもおすすめです。
6.弁護士
弁護士も、高卒者が取得するのにおすすめな資格試験の一つです。弁護士は国家資格で、裁判官、検察官と並んで「法曹三者」と呼ばれており、法律に関する仕事のなかでも、司法試験や司法修習生考試に合格しなければ取得できません。
「法科大学院を修了する」「予備試験に合格する」のどちらかを満たすことが司法試験の受験資格なので、高卒の方は予備試験に合格することを目標にしてみてください。独学での資格取得はかなり難しいといわれているため、弁護士を目指す際にはどのように学ぶかの計画を立てる必要があります。
7.基本情報技術者
基本情報技術者は、IT系の技術職を目指す際に取得する資格の一つです。受験資格は設けられていないため、高卒から取得を目指せます。試験に合格するとIT技術の基本的な知識があることを証明できますが、高収入を目指すにはより難易度の高い資格を取得する必要があるでしょう。
IT業界で高収入を目指したい場合の最初のステップとして取得すると、その後のキャリアアップにもつながります。
高収入やキャリアアップにつながる「高卒で取れる民間資格」
ここでは、高収入を目指す高卒の方が取りやすい資格としておすすめの民間資格を紹介します。自分にとって将来的に活かせる資格があるかどうか、ぜひ参考にしてみてください。
高卒で取れる民間資格
- AFP
- CFP
- 簿記
- TOEIC
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- 秘書技能検定
1.AFP
AFP(アフェリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)は、日本FP協会が認める民間資格です。一度取得すれば資格が維持できる国家資格のFP技能士とは異なり、2年ごとに資格を更新しなければいけません。
AFPの難易度は、FP2級と同程度といわれています。しかし、継続的な研修や資格を更新する際の単位取得のために、常に最新の金融情勢を勉強しておく必要があるため、FP資格保持者のなかではより高い信頼を得ているようです。
2.CFP
CFP(サーティファイド・ファイナンシャルプランナー)もAFP同様、日本FP協会が認める民間資格の一つ。CFPも更新制の資格であるため、2年ごとに単位を取得し、資格を更新する必要があります。難易度は、FP1級と同程度であるといわれているようです。
3.簿記
簿記とは、経済に関する一般常識があり、企業の経営状況やお金の流れを把握する力が身についていることを証明する資格です。企業が行う金銭のやり取りなどの記録を行い、「財務諸表」を作成することを目的としています。業種や職種に限らず、どの企業でも活かせるスキルであるため、幅広い業界で活躍できるでしょう。
資格のなかでも知名度が高く、保有している方も多いことから、人気がある資格の一つです。「簿記で身につく力とは?保持するメリットと活用できる仕事」のコラムでは、簿記の概要や試験内容も記載しているので、こちらもあわせてご参照ください。
4.TOEIC
TOEICとは、日本を含め世界150か国以上で実施されている検定試験です。英語によるコミュニケーション能力のレベルを図る試験で、10〜990点のスコアによって評価される仕組みになっています。
TOEICは資格ではありませんが、試験結果のスコアを履歴書に書くことで英語力を示すことが可能です。
ただし、就職・転職でTOEICの成績をアピールするには、600点以上が望ましいとされています。スコアが500点に届かない場合、英語が苦手と判断される可能性があるので注意しましょう。就活でアピールする方法が知りたい方は、「TOEICのスコアは就活でアピールできる?概要と学習方法について解説」のコラムもご覧ください。
5.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)とは、WordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフト社製品に関する知識やスキルを持っていることを証明する資格です。マイクロソフト社の製品は、どの業界や企業でも使用されている傾向にあるため、汎用性が高い資格といえるでしょう。
事務職や営業職ではパソコンでの作業も多いため、選考時にある程度の戦力として見てもらえる可能性があります。
6.秘書技能検定
秘書技能検定とは、秘書として働くための知識や技能を証明する資格です。秘書を目指していない場合でも、社会人として持っていたい基本的な知識やマナーを学べるため、どの業界・職種でも活かしやすい資格といえます。
秘書技能検定の試験には3級から1級があり、級が高くなるほど就活の選考でも好評価を得やすいでしょう。
高卒者が取得する資格を選ぶ際の注意点
高収入を目指して資格取得を考える際に、どの資格へ挑戦するか悩む高卒者もいるでしょう。ここでは、資格を選ぶ際の注意点について解説します。
取得までに時間がかかる資格に注意する
難易度の高い資格は就活で有利になりやすい反面、取得に時間がかかる傾向にあります。経験・スキルが少ない高卒者の場合、少しでも若いほうが選考に通りやすいこともあるようです。そのため、タイミングによっては、選考時に資格取得ができていない状態も考えられます。
とはいえ、資格取得は就活に間に合わなくても「勉強中」とアピールすることが可能です。早めの就職を第一に考え、同時並行で資格の勉強も進めるのも方法の一つといえます。
独学が難しいときは予備校を利用する
高卒から資格を取る際、独学で取得するという方法も少なくありません。独学が不安だと感じる方は、時間や金銭面に余裕があれば予備校で資格に関する講座を受けるのがおすすめです。予備校では資格取得のために必要な知識を分かりやすく教えてくれるため、効率良く勉強ができます。
志望職種を絞ってから資格を選ぶ
取得する資格を決める前に、ある程度は志望職種を絞っておきましょう。せっかく資格を取得しても、就職先で役に立たなければ高収入は得られません。高収入を得たい方は就活の軸やキャリアプランを考え、そのために必要な資格を選ぶのが重要です。
汎用的な資格の取得もおすすめ
キャリアプランが確定しにくい高卒者は、幅広い仕事で活かせる資格を取得するのがおすすめです。たとえば、簿記やTOEICは職種を限定せず、持っていると評価されやすい資格といえます。応募職種で必要とされなくても、取得していれば一定の学力があることの証明にもなるでしょう。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
無資格もOK!高卒者が就ける高収入の職種
ここでは、高卒者が無資格で高収入を目指しやすい職種をご紹介します。営業職やアパレル販売員などさまざまな職種があるので、自分に合った仕事を探すヒントにしてみてください。
1.営業職
営業職は、高収入を得たい高卒者におすすめな職種の一つです。「学歴不問」や「未経験者歓迎」の求人が多く、資格も必要ないため初めて就活する高卒者も応募しやすい傾向にあります。
成果を挙げれば給与に反映される「歩合制」を導入する会社なら、売上に貢献したぶんだけ収入アップを目指せるでしょう。ただし、人と接する職種なので、コミュニケーション能力が必要であったり、企業によってはノルマ達成を求められたりします。そのため、人と話すのが好きな方や、目標を設定されるとモチベーションが上がる方に向いている職種といえるでしょう。
2.工場作業員
工場勤務の作業員も、学歴不問や未経験者歓迎の求人が多くあります。学歴によって給料に差をつけない工場が多く、高卒から高収入を見込めるのが特徴です。黙々と取り組むルーティンワークが基本なので、人とのコミュニケーションが苦手な場合も働きやすいでしょう。
また、残業が少なく、正社員の福利厚生が手厚いのもメリット。プライベートを大切にしたい方や、黙々と仕事をこなせる方に向いています。
工場作業員に興味がある高卒者は、「高卒で工場勤務のキャリアデザインは?年収や転職方法も解説」のコラムもご一読ください。
3.アパレル販売員
「人とコミュニケーションを取るのが好き」「好きなアパレルブランドがある」という高卒の方は、アパレル販売員を目指すのも選択肢の一つ。アパレル販売員は未経験・無資格で挑戦しやすく、高収入も目指せる職種です。
アパレル業界の多くの企業では店舗予算や個人予算が設定されており、予算を達成するとインセンティブをもらえる場合があります。自身の頑張りが給料アップにつながるので、モチベーションを維持しながら高収入を目指したい高卒者におすすめです。
4.保険外交員
保険の営業は基本的に実力重視なので、顧客を獲得して多数の契約を取ることで収入アップを目指せます。自分の頑張り次第で高収入が望めるため、やりがいも大きいでしょう。
生命保険の営業をするには「生命保険募集人」、損害保険の営業をするには「損保一般試験」の資格が必要です。しかし、基本的には入社後に研修を受けて取得するため、応募時点では無資格で問題ありません。保険業界が未経験の場合も挑戦しやすい職種といえます。
5.公務員
公務員試験は学歴不問なので、試験や面接を通過すれば公務員になれます。職種によっては、高卒者も高収入を目指すことが可能です。
国家公務員になりたい方は国家公務員試験を、地方公務員になりたい方は地方公務員試験を受ける必要があります。試験は、最終学歴を目安に「大学卒業程度」「高校卒業程度」などに分類されますが、学歴要件ではないためどちらを受験しても構いません。とはいえ、大卒程度のほうが難易度が高いため、高卒程度の試験を受けるのがおすすめです。
公務員試験には年齢制限があるので注意しよう
公務員試験には年齢制限があるので注意しましょう。試験の種類や自治体によって異なります。年齢制限は緩和される場合もありますが、なかには25歳までを対象としている自治体もあるようです。公務員を目指す際には、自分の受験する地域の年齢制限をチェックしましょう。
公務員を目指す際の注意点は「フリーターから公務員になれる?注意点や公務員試験について解説」のコラムでもまとめています。6.運送ドライバー
運送ドライバーは、インターネットショッピングの拡大で需要が高まっている職種です。軽貨物で荷物を届ける宅配便ドライバーも稼げますが、大型トラックの資格を取得し長距離ドライバーとして活躍すれば、より高収入を期待できるでしょう。
7.建設業界の現場監督
建設業界の現場監督も、高収入を目指す高卒者におすすめの職種です。建設業界は人手不足に悩まされているので、体力があり現場を指揮できる現場監督であれば重宝されるでしょう。
ただし、未経験の状態から現場監督になるのはハードルが高いので、まずは現場での経験が求められます。そこで結果を残していけば、現場監督として活躍でき、政府からの大型案件を受けられるようになるでしょう。
この項で紹介した職種以外にも、高卒者が高収入を目指せる職種は数多くあります。正社員として高収入を得たい高卒者は、「高収入を目指せる正社員求人とは?給料が高い職種ランキングも紹介」のコラムも参考にしてみてください。
高卒者が高収入を目指す6つの方法
高卒者が高収入を目指すには、年齢が若いうちに正社員就職して経験を積んだり、需要の高いスキルを身につけたりするのが効果的。また、キャリアアップを目指して転職するのも一つの方法です。ここでは、高卒者が高収入を目指す方法を6つご紹介しているので、ぜひご一読ください。
高卒者が高収入を目指す方法
- 年齢が若いうちに就職して経験を積む
- 高収入の企業に非正規雇用で入社して正社員を目指す
- 需要の高いスキルを身につける
- キャリアアップを目指して転職をする
- フリーランスや起業に挑戦する
- 高収入を得やすい業界・企業に就職する
1.年齢が若いうちに就職して経験を積む
高校卒業後すぐに正社員就職すれば、大卒者よりも早くキャリアを積めます。経験を積んでスキルを磨くことで、学歴に関係なく活躍できる可能性があるでしょう。高卒者で高収入を目指す場合は、年齢が若いうちに正社員として就職し、大卒者に引けを取らないスキルと経験値を身につけるのがおすすめです。
2.高収入の企業に非正規雇用で入社して正社員を目指す
高収入を得たい高卒者は、月給が高い大企業にアルバイトや契約社員などといった非正規雇用で入社し、正社員を目指すのも一つの手。非正規採用は正社員採用に比べて就職しやすい傾向があるため、高卒者も高収入を得られる大企業に入社できる可能性があります。
ただし、必ずしも正社員に登用してもらえるとは限らないので、正社員登用の実績や条件を事前に調べておきましょう。
高収入の仕事は都市部に集まりやすい
賃金は都道府県によって差があります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(10) 都道府県別にみた賃金」によると、都道府県別賃金の全国計は31万8,300円。全国平均よりも賃金が高い地域の詳細な数値は、以下のとおりです。
地域 | 賃金 |
---|---|
東京 | 36万8,500円 |
神奈川 | 35万400円 |
愛知 | 32万1,800円 |
大阪 | 34万円 |
兵庫 | 31万6,800円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(10) 都道府県別にみた賃金(p.15)」
全国で最も賃金が高いのは東京都で、平均より約5万円高いという結果です。都市部は人も仕事も集まりやすいため、地方に比べて賃金水準が高くなりやすい傾向があります。高収入を得たい高卒者は、賃金が高い地域での就職を検討してみるのも一つの手です。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
3.需要の高いスキルを身につける
志望業界で役立つ知識や希少性の高いスキルを身につけておくとキャリアアップにつながりやすく、高卒から高収入を得ることが期待できます。
たとえば、ITやWeb、通信系の仕事で役立つプログラミングスキルやマーケティングのスキルは、今後も需要が高まるといわれているのでおすすめです。資格手当を支給している会社であれば、対象のスキルを身につけることで月給が上がる可能性もあります。
4.キャリアアップを目指して転職をする
正社員就職をしている高卒者が高収入を得る方法として、キャリアアップを目指して転職することも挙げられます。転職先が同業他社であれば、即戦力となる知識やスキルがすでに身についているため、前職よりも高い月給で転職できる可能性があります。
評価制度や教育体制が整っている会社を選ぶ
評価制度や教育体制の整っている会社では、スキルアップやキャリアアップによって昇給が見込めます。評価制度の整っていない会社に入社した場合、努力を重ねて実績を出しても評価されず、給料がなかなか上がらない恐れも。実力主義の会社なら、高卒者も自身の頑張り次第で高収入を得ることが可能です。
東証一部上場企業は評価制度が整っている?
東証一部上場企業は、ほかの会社より多くの投資家が資金を投資するため、月給が高かったり福利厚生が充実していたりする傾向があります。ただし、東証一部上場企業は人気が高いので、高卒の場合だと選考で不利になる可能性も考えられるでしょう。
「そもそも東証一部上場企業って何?」と疑問に思っている方は、「東証一部上場とは?正しい意味や就職メリットとデメリットにも言及」のコラムをチェックしてみてください。5.フリーランスや起業に挑戦する
高収入を得たい高卒の方は、フリーランスや起業に挑戦し、特定の組織に属さないのも一つの方法です。フリーランスや事業主になれば、自分の裁量次第で収入を増やせます。
ただし、「収入が安定しない」「社会的信用を得にくい」といったリスクも伴うため、本当に自分に向いているかどうかよく検討したうえで挑戦しましょう。「自営業とは?確定申告は必要?個人事業主との違いや始め方を解説」のコラムでは、自営業のメリット・デメリットに触れているので、ぜひご参照ください。
6.高収入を得やすい業界・企業に就職する
高卒から高収入を得るには、高収入を得やすい業界や企業に就職するのも効果的。たとえば、学歴よりも適性を重視する仕事や、実力主義の仕事に就くことで、高卒から高収入を目指せる場合があります。
適性重視の仕事
学歴ではなく、本人の人柄や仕事に対する考え方などを重視する企業もあります。たとえば、販売職や営業職は会話力や柔軟性が重視される傾向にあり、学歴は問われないのが一般的です。インセンティブが付く会社であれば、努力次第で高収入を目指せるでしょう。
また、ベンチャー企業やスタートアップ企業のなかには、学歴より意欲や価値観の一致を重視する会社も少なくありません。組織が小さい分、多種多様な経験ができるのでスキルアップしやすいのもメリットの一つ。会社とともに自己成長できれば、高収入を得られる可能性があります。
実力主義の仕事
実力主義の仕事も、高卒者が高収入を得やすい傾向があります。実力主義とは、仕事での成果に応じて昇給・減給、昇進・降格といった処遇が決まる制度のことです。学歴は評価基準に入らないため、高卒者が努力次第で高収入を得られる可能性も。実力主義の仕事が多い業界として、アパレル業界や不動産業界などが挙げられます。
実力主義の仕事に興味がある高卒者は、「実力主義が向いている人は?会社の評価制度やメリット・デメリットも解説」のコラムもチェックしてみてください。
履歴書の作成や面接対策をしっかり行うことも大切
初めて就活をする高卒者の方は、応募書類の作成や面接対策をしっかりと行うことが重要です。「正社員になりたい」という気持ちが強くても、履歴書や面接でのアピールが不十分だったり、マナーが悪かったりすると、採用が遠のいてしまう可能性もあります。
選考対策に自信がない場合は、「高卒でも就職のチャンスはある!おすすめの就職先や就活成功のコツを紹介」のコラムで、就活のポイントをチェックしてみましょう。高卒で取れる資格を活かして高収入を目指す際の心掛け
高卒者が資格を活かせる高収入の職種に就くためには、自分の希望を明確にして、希望条件に優先順位をつけることが大切です。下記では、高卒者が高収入を目指して就活する際のポイントを4つ紹介します。
高卒で取れる資格を活かして高収入を目指す際の心掛け
- 自分のビジョンを明確にする
- 希望条件に優先順位をつける
- 仕事に活かせる経験・スキル・意欲をアピールする
- 積極的にスキルアップを図る
1.自分のビジョンを明確にする
高収入の仕事を探す高卒者の方は、「どのような仕事に就きたいか」「どのような環境や待遇を求めているか」など、自分のビジョンを明確にしましょう。
たとえば、一口に営業といっても、「モノ」を売る営業や、「サービス」といった形がないものを売る営業など、種類はさまざまです。また、「ルート営業か新規開拓か」「お客さまは法人か個人か」などの違いもあります。細かい部分まで希望条件を整理することで、自分の適職を見つけられるでしょう。
「高収入ならどの会社でも良い」という考えでは、志望動機に説得力が出ず、採用を見送られる可能性があるので注意してください。
2.希望条件に優先順位をつける
就職先に求める希望条件には優先順位をつけましょう。希望条件が多いほど、すべてを満たす仕事を見つけるのが難しくなるからです。高収入を目指して就活する高卒者は、「高収入」という条件を含めて3つ程度に絞り込み、そのなかで優先順位をつけるのがおすすめです。
希望条件を絞り込む際は、どうしても譲れない条件だけでなく、妥協できる条件も洗い出してください。そうすることで、自分が仕事をするうえで大事にしていることが明確になり、ミスマッチの防止につながります。
3.仕事に活かせる経験・スキル・意欲をアピールする
高収入の仕事に就きたい高卒者の方は、応募書類や面接の場で、仕事に活かせる経験やスキル、就業意欲をしっかりとアピールしましょう。アピール内容と会社が求める人物像がマッチしていれば、採用される可能性はぐっと高まります。
経験者の場合は、「これまでどのような経験を積んできたか」「経験から得たものを入社後どう活かすか」などをアピールし、企業側に採用のメリットを感じさせるのがポイントです。未経験者の場合は、「なぜこの仕事をしたいと思ったか」「なぜこの会社に入りたいと思ったか」「入社後は具体的にどうなりたいか」などといったことを伝えると、就業意欲を重点的にアピールできるため、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
4.積極的にスキルアップを図る
資格試験を受けたり、セミナーを受講したりしてスキルアップを図るのも、高収入を目指す高卒者に有効な方法です。スキルアップには一定の時間がかかるというデメリットもありますが、学歴を補う強力な武器になります。
高卒者が高収入を得るには向上心も大切
高卒から高収入を得るには、就職後も向上心を保ち続けることが重要です。会社で働き始めると、学歴よりも、向上心やそれに伴う実績が評価されるようになります。「どうすればサービスの質が上がるか」「顧客が求めているものは何か」というように、常により良いサービスの提供を考えて行動し、実績につなげましょう。高卒者が就職・転職で確認したい「高収入」以外のポイント
高卒者が仕事を探すときは、月給以外のポイントにも着目するのがおすすめ。たとえ高収入を得られても、条件や仕事内容が自分に合っていないと長続きするのが難しい恐れもあるからです。
高卒者が就職・転職で確認したい「高収入」以外のポイント
- 好きなこと・やりたいことかどうか
- 自分に合った働き方ができるか
好きなこと・やりたいことかどうか
高卒者が月給以外でチェックしておきたいポイントは、「自分が好きなこと・やりたいことかどうか」です。自分が好きなことや、やりたいことに関連する仕事に就けば、モチベーションを維持したまま働けます。
好きなことがなかなか思いつかない高卒者は、自分が得意な分野を洗い出してみるのもおすすめです。得意なことに関連する仕事に就けば、業務でスキルを活かすことができ、結果的に高収入を得られることもあります。
自分に合った働き方ができるか
労働条件や社風が自分に合っているかどうかも、職種選びにおいては重要なポイントです。冒頭で述べたとおり、収入以外の条件が自分に合わなければ仕事が長続きしない場合もあります。転職を繰り返すと、次第に採用されにくくなる可能性もあるので、求人に応募する前にしっかりとチェックしておきましょう。
仕事の選び方をより詳しく知りたい高卒者の方は、「高卒からの就職先におすすめの業界や職種一覧!向いている人の特徴も紹介」のコラムもご一読ください。
「高収入を目指したいけど自分には無理かも...」「高い月給は大卒以上でなければもらえない?」と考えている高卒者の方は、ハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒など、若年層の就職・転職支援に特化したエージェントです。未経験歓迎の求人や大手企業の求人も多数取り扱っています。
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高卒でも取れる資格で高収入を目指す方向けのQ&A
ここでは、高収入を目指す高卒者が抱えるお悩みを、Q&A形式で解説します。高収入を目指すことに不安や悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
高卒でも取れる食いっぱぐれない資格とは?
食いっぱぐれない資格の特徴には、「将来性や需要がある」「広く認知されている」「専門的な知識をアピールできる」などがあります。志望先の業界や希望職種に合わせて資格を取得するなら、キャリアアップにつながり、より高収入を目指せるでしょう。
「高卒でも取れる資格はある?おすすめ27選と就活事情をご紹介」のコラムでは、高卒者が取りやすい資格についてまとめています。
高卒でも取れる資格で、医療に関連するものはある?
高卒で取れる医療関係の資格としては、登録販売者や医療事務資格などが挙げられます。医療関係の資格は需要が高いため、取得をすれば仕事探しもしやすくなるでしょう。
医療事務については「医療事務は高卒からなれる!求人選びのコツや役立つ資格をご紹介」のコラムをご一読ください。
高卒でも取れる資格で高収入を目指すコツは?
資格を活かして高収入を得るには、「今後のキャリアに役立つかどうか」を考えるのがポイントです。また、「就活に有利に働くかどうか」「多方面の分野で活かせるかどうか」なども意識し、高収入につながる資格取得を目指しましょう。
「高卒から手に職をつけるメリットとは?就職に有利な資格もご紹介」のコラムでは、高卒者におすすめの資格を紹介しているので、ぜひご一読ください。
高収入を目指す高卒者が仕事を選ぶポイントは?
平均賃金が高い地域の仕事を選んだり、教育体制・評価制度が整っている仕事を選んだりするのがポイントです。また、成果に応じて評価される仕事を選べば、努力次第で高収入を得られるでしょう。「高卒で稼げる職業は?高収入を得る方法やホワイトな企業の見つけ方」のコラムでは、高卒者が稼げる仕事を紹介しています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。