ニートが使える就労支援機関は?引きこもりから就職する方法を解説

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この記事のまとめ

  • ニートは就学や就労、職業訓練などを行っていない状態の人のこと
  • 就労支援機関とは、就職をサポートしてくれるサービスのこと
  • ニートが利用できる就労支援機関はハローワークやサポステ、就職エージェントなど

「ニートを卒業したいけど何をすれば良いか分からない」という方は、多いのではないでしょうか。ニートを卒業するには、仕事を見つけることが必要です。
このコラムでは、ニートの就職を支援している就労支援機関の特徴や使い方を紹介しています。また、ニートが就職に向けてやるべきことも解説しているので、ニートを脱却したいと考えている方は一読してみてください。

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ニートが使えるおすすめの就労支援機関とは

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ニートが利用できる就労支援期間を4つ紹介します。就労支援機関とは、仕事を求めている人が就職できるようにサポートをしてくれる施設やサービスのことです。サービスによって、就職に必要なマナーから求人情報の紹介、就職後のサポートまで行ってもらえます。

ニートからの就活を有利にする方法を見つけよう

ニートから就職するには、長期間のブランクがあっても採用されやすい求人を見つけることが大切です。また、就職活動は慣れないことも多いので、相談できる人がいると安心でしょう。下記で紹介する就労支援機関は、複数利用しても構いません。自分に合っていそうな機関を見つけて、社会復帰の第一歩を踏み出しましょう。

ハローワーク

ハローワークの正式名称は公共職業安定所で、厚生労働省が運営している就労支援機関です。
厚生労働省の「ハローワーク」によると、主に求人の紹介や失業給付の受付、職業訓練の相談、就職活動全般におけるセミナーなどを開催しています。利用の対象者に制限はないので、引きこもりの方やニートも利用可能です。
求人検索を利用する際には、直接ハローワークに出向いて、求職申込書に氏名や生年月日、住所、就職における希望条件などを記入してください。求職申込書が受理されたらハローワークカードを受け取って、ハローワークに設置してあるパソコンで求人情報を検索します。応募したい求人を発見したらスタッフへ伝えて、履歴書や職務経歴書の準備などを行いましょう。

ハローワークは全国にあるため、世間からの認知度が高く、求人情報量が多いことが特徴です。開庁時間は平日の午前8時30分から午後5時15分が基本となっていますが、場所によっては時間が前後しているため、あらかじめ確認してから行きましょう。
ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでも、ハローワークの利用方法や受けられるサービスについて詳しく解説しているので、参考にしてください。

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションは、サポステの愛称で親しまれている就労支援機関です。厚生労働省の委託により、若者の自立支援に対するノウハウと実績を持つNPO法人や株式会社が運営しています。同省の「地域若者サポートステーション」によると、サポステは、引きこもりやニートといった働くことに不安を抱える15歳~49歳までが対象です。臨床心理士や産業カウンセラーといった専門家との面談や、各種講座、就業体験プログラム、就職後のキャリア構築の相談などができ、就職支援全般を手厚くサポートしてもらえます。

主に社会で働き続けられるか不安な方やコミュニケーションが苦手な方、就職活動における不安や悩みごとがある方が利用しているので、ニートも利用しやすい就労支援機関です。 電話かメールで予約を取ったあと、直接サポステに出向いて就職に関する相談をしてください。サービスは、無料で利用できます。就職活動前の相談から就職後の職場に定着するまでをサポートしてくれる、求職者にとって心強い就労支援機関です。初回の登録から1年未満で8割以上の人が就職を決めており、2022年度の就職等率は7割を超えています。ニートを脱却して就職したい方には、適しているでしょう。

ジョブカフェ

ジョブカフェは通称で、正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。
厚生労働省と経済産業省が支援を行いながら、各都道府県が主体となってカウンセリングや職業紹介、就職セミナー、職場体験などを行っている就労支援機関です。ジョブカフェの対象年齢や利用時間、利用方法、サービス内容などは地域ごとに異なるので、厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」から事前に確認しましょう。

ジョブカフェによっては、合同就職面接会や地域就職面接会、企業説明会、企業交流会などが開催されることも。ハローワークが併設されているところでは、職業紹介の選択肢を増やせるでしょう。基本的には、直接ジョブカフェに行って利用登録を行ったあと、各サービスを受けるという流れです。若者の就職支援にも力を入れているので、ニートも安心して利用できます。ジョブカフェで受けられる支援については、「ジョブカフェとは?受けられるサービスとハローワークの違い」のコラムで詳しく解説しているので、一読ください。

参照元
厚生労働省
トップページ

就職エージェント

就職エージェントは、就職活動のプロであるアドバイザーが就労支援を行う民間のサービスです。サポートの内容は公的支援に比べると手厚いところが多く、1対1での個別サポートや就職に関するカウンセリングや自己分析のサポート、求人の紹介、面接対策、入社までのフォローなどをしてもらえます。そのため、就職率が高いところも魅力です。ニートやフリーター、若者の就職に特化したサービスもあるので、利用しやすいでしょう。利用方法は会社によって異なりますが、基本的にはインターネットで予約をして、アドバイザーとのカウンセリングや求人紹介を受ける流れとなります。

就職エージェントの魅力は、求職者一人ひとりに合わせた対応をしっかりと実践してもらえるところです。「就職活動をしたことがない」「社会人経験が一度もない」「どのように仕事を探したら良いのか分からない」という方でも、就職活動において必要なことを一から教えてもらえます。就職活動を行っていくうえで出てくる質問や悩みに対して迅速に対応をしてもらえるところが多く、求職者にとって満足のできる就職活動が行えるといえるでしょう。

ニートやひきこもりからいきなり正社員を目指すのは難しいこともあります。そんなときは、こういった就労支援機関を利用して少しずつ就職への道へ踏み出していきましょう。中には主要都市にしかない機関や対象年齢に制限がある機関もあるので、事前に情報収集をしてから向かうことをおすすめします。

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ニートの定義とは?

ニート(NEET)とは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取ったものです。直訳すると、「就学や就労、職業訓練などを行っていない状態の人」という意味になります。厚生労働省の定義するニートは、「15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求
職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」です。
厚生労働省の「今後の若年者雇用に関する研究会報告書(案)の概要~コロナ禍を受けて社会・産業構造が変化する中での若年者雇用の当面の在り方について~」によると、国内のニート数の推移は下記のようになっています。

今後の若年者雇用に関する研究会報告書案(概要及び本文)図表6-1 無業者(15~34歳)数の推移の画像

引用:厚生労働省「今後の若年者雇用に関する研究会報告書案(概要及び本文)図表6-1 無業者(15~34歳)数の推移

ニートになったきっかけや理由は「働きたくなかった」「学校を卒業して就職したけど辞めた」「親がいるから生活に困っていない」「やりたいことが見つからない」など、人それぞれです。上の図からは、どの年代にも一定数のニートがいることが分かります。

参照元
厚生労働省
第7回 今後の若年者雇用に関する研究会資料

通学していない

ニートの定義の1つ目は、「Not in Education」です。通学していないことを指します。具体的には、下記のような状況の人が対象です。

  • ・不登校になってしまった
    ・高校や大学を中退してしまった
    ・就職や進学をせずに学校を卒業してしまった
    ・学校以外で資格やスキルの勉強をしている

学校に行かない理由は人それぞれですが、同年代の人の多くが学生をしているときに通学していない人は、ニートといえるでしょう。

働いていない

ニートの定義の2つ目は、「Not in Employment」、働いていないことです。具体的には、下記のようなケースが考えられます。

  • ・就職活動をしたが、就職が決まらなかった
    ・一度は就職したが、退職してしまった
    ・事情があり就職していない

働く意欲はあるものの、何かしらの理由で働けなってしまった方は、働くことへの抵抗を感じる人も多いでしょう。

訓練を受けていない

ニートの定義の3つ目は、「Not in Training」です。直訳すると「訓練を受けていない」となります。ここでいう訓練とは社会人として働いたり、世間に貢献したりする訓練のことです。訓練には、下記のようなことが挙げられます。

  • ・働くために就職活動をする
    ・アルバイトや派遣などで働く
    ・資格やスキル取得のために勉強する
    ・ボランティア活動を行う

つまり、アルバイトや就職活動、スキルアップなどを図っていれば訓練を受けているといえるため、ニートではありません。仕事や勉強、求職活動もしていない場合は、引きこもりといえる場合もあります。

ひきこもりとニートの違い

ひきこもりとニートの違いの画像

よくニートと混同される「ひきこもり」についても理解しておきましょう。厚生労働省の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン 2.ひきこもりの定義・出現率・関連要因 2-1 ひきこもりの定義(p.6)」を参考にすると、「社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」がひきこもりです。
同じ働いていない人であっても、外出したり友人と会ったりしていれば「ニート」、家から出られない状況であれば「ひきこもり」といえます。

やむを得ない事情があってニートになる人はいる

ニートの定義である「就学や就労、職業訓練などを行っていない状態の人」に当てはまる方の中には、やむを得ない事情を抱えている人もいるでしょう。何らかの理由で思い通りに働けない人、家族の介護が必要で働く余裕がない人もいます。

参照元
厚生労働省
ひきこもり支援推進事業

就職を希望するニートが就労支援と並行してやること

ニートの中には「働いた方が良い」と分かっているのに、なかなか就職に踏み切れない人も多いでしょう。上記で紹介した就労支援機関を利用するのも1つの手段ですが、ほかにも取り組めることがあります。ニート状態を脱却したいと考えている方は、積極的にアクションを起こしていきましょう。

​​​​​​​就職を希望するニートが就労支援と並行してやること

  • 現状に対する危機感をもつ
  • 生活リズムを整える
  • 社会復帰に対する恐怖心を除く

現状に対する危機感をもつ

ニートから「抜け出したい」「就職したい」と思いつつなかなか行動に移せない理由として、現状に対する危機感が薄いことが挙げられます。収入のないニートは、親の経済的支援があって生活できている方も多いでしょう。自分が働かなくても生活していけるため、仕事をする必要性を感じなくなります。働く意欲がないため、就労支援機関を利用してもなかなか仕事が決まらないでしょう。
しかし、親の支援がいつまで続くかは分かりません。学校卒業や前職退職からの空白期間が空くほど、就職は難しくなるものです。「1日でも早く動かないと就職が厳しくなる」「いずれは親の支援が期待できなくなる」といった危機感を持つことで、就職に近づけるでしょう。

ニート状態で30代になると就職は難しくなる

30代でニート状態にある場合、働いていない期間が長くなるため20代に比べると就職は難しくなるといわれています。「30代ニートにおすすめの就職支援サービス!職歴なしから正社員になるには」でも説明しているように、30代後半になるとそもそも応募できる求人が少なくなります。また、企業も30代の人材に対して「即戦力」「年齢に応じたスキルや経験」を求める傾向があるため、危機感を覚えたら支援機関を活用し、1日でも早く行動を起こしましょう。

生活リズムを整える

生活リズムの乱れも、ニートからの就職を先延ばししてしまう原因です。時間に縛られないニート生活では、夜型の生活になってしまっている人も多いでしょう。夜型の生活が続くと体内リズムが乱れがちになり、朝から仕事をすると想像するだけで気分が憂鬱になってしまいます。
仕事はもちろん、就労支援機関が利用できる時間帯も、日中がほとんどです。ニートから脱却したい人は、まず生活リズムを見直し、朝方の規則正しい生活に戻すことから始めましょう。

社会復帰に対する恐怖心を除く

長年ニートや引きこもりを続けていると、社会に対する恐怖心が芽生えてきている人も少なくないでしょう。しかし、それは自分が行動することでしか解消されません。正社員として働くことに抵抗がある人は、アルバイトや派遣などの雇用形態から始めてみるのもおすすめです。社会とのつながりを持つことで、働くことに対する恐怖心や不安を払拭できるでしょう。特に職歴のないニートの場合は、働く経験を持つことで、自分の得意・不得意が明確になり、目標が見つかるかもしれません。

就労支援機関を利用するのと並行して、アルバイトを始めてみるのも手です。アルバイトの中には、正社員登用制度がある職場もあります。「ニート脱出におすすめのバイトは?正社員として就職できる?」のコラムも参考に、アルバイトをすることも検討してみましょう。

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