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10代の転職先はある?高卒者が求職活動を成功させるコツを紹介!
更新日

この記事のまとめ
- 10代の転職では「若さ」が強みになる場合がある
- 10代の転職では協調性や成長意欲、フレッシュさをアピールしよう
- 短期間で転職を繰り返すと、今後の転職活動で不利になることがある
- 転職活動をする際は、なるべく在職中に行うのがおすすめ
- 10代の転職活動では、転職サイト以外にもエージェントなどのサービスを活用しよう
「10代は経験が浅いから転職は難しい?」と不安を感じている人もいるでしょう。10代が転職成功を目指すには、長所をうまくアピールすることが重要です。転職活動において若さは武器になるため、面接の場では元気にハキハキと受け答えをするよう意識しましょう。
このコラムでは、10代の方が転職でアピールできるポイントや知っておくべきことを紹介します。強みを活かした転職活動を行うための参考にしてみてください。
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高卒の10代は転職で採用されにくい?
高卒・10代の方の転職は、大卒者に比べて不利になる部分があります。理由としては、「大卒以上」という条件つきで採用を行っている企業があるためです。しかし、それはあくまで一部の企業で、学歴を限定せず、高卒者や10代の方を積極的に採用している企業も存在します。10代のうちに転職を考えている方は、「採用されづらいのでは…」とマイナスに考えず、前向きな気持ちで取り組んでみましょう。
ここでは、10代の高卒者の転職事情を解説するので、参考にしてみてください。
高卒・10代の転職は難易度が高いものの強みがある
高卒の10代の転職は男性・女性問わず一定の厳しさを感じるかもしれませんが、「若さ」という強みがあります。一般的に、若い人材は飲み込みが早く、将来的にも伸びしろがあると考えられるのが主な理由です。なかには若くて勢いのある人材が歓迎される職種もあるため、若手が活躍している職種・企業に目を向けてみるのも一つの選択肢といえます。
前向きに転職活動をすることが大切
高卒・10代での転職はメリットもデメリットもありますが、「自分には無理そう」と諦めず、前向きに行動することが大切です。実力主義の傾向にある販売職や、人手が不足しがちなサービス業など、業界や職種によっては年齢に関係なく活躍できる場は多くあります。しっかりと業界研究を行い、自分に合った仕事を探してみましょう。
「高卒の就職は本当に不利なのか?項目別の比較で大卒との違いを徹底検証!」のコラムでは、高卒者の転職活動について詳しく解説しています。悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
10代の転職でアピールできる3つのポイント
ここでは、10代の方が転職する際にアピールしやすい3つのポイントを紹介します。自己PRや志望動機など、企業に自分の魅力を示す際には以下を意識してみてください。
10代の転職でアピールできるポイント
- 協調性
- 成長意欲
- フレッシュさ
1.協調性
協調性とは、立場や主張、考え方の異なるメンバーと円滑にコミュニケーションを取り、協力して仕事を進められる能力です。協調性があることを示すと、「教えられた内容を素直に受け止められる人材」「適切なコミュニケーションが取れる人材」などの好印象を与えられる可能性があります。そのため、企業の目に留まりやすいアピールポイントといえるでしょう。前職でどのように上司や先輩、同僚と協力的に関わってきたか、具体的なエピソードを交えると説得力が増すのでおすすめです。
また、10代で社会人経験が浅い場合、企業側から「前の会社の色に染まりきっておらず、特定の固定概念や仕事の進め方にとらわれていない」と考えられる傾向にあります。そのため、ほかの中途採用者に比べて「教育しやすい」「職場に馴染むのが早そう」と好意的に見る企業も一定数存在するようです。
2.成長意欲
10代で社会に出て間もない方は、伸びしろや将来性に期待されやすいため、成長意欲を全面的にアピールしましょう。成長意欲とは、「将来どのようなポジションにつきたいか」「どのようなスキルを身につけたいか」を考え、その目標に向けて積極的かつ前向きに行動できる意識のもち方を指します。選考では日々の業務に関することだけではなく、将来像に向かって努力していく熱意を見せるのが望ましいでしょう。
成長意欲のアピールでは、「先輩や上司に教えてもらったことをこなす」という受け身の姿勢ではなく、主体性を示す必要があります。これはどのような業界・職種においても共通です。「今までに起きたトラブルとその対処法」や「努力してきたこと」など、自分が積極的に頑張った出来事に注目したエピソードを添えると、より伝わりやすくなるでしょう。
「履歴書の『学生時代に力を注いだこと』の例文をご紹介!書き方のコツも解説」では、学生時代の経験から、自分のスキルや主体性を企業にアピールする方法について解説しています。ぜひご参照ください。
3.フレッシュさ
10代の転職においては、フレッシュさがアピールポイントになり得ます。会社が若い人材に対して、新しい風を吹き込んでくれたり、職場の雰囲気に活気を与えてくれたりすることを期待しているのが主な理由です。若年層の募集に積極的な企業は、社会経験が浅い10代に対して即戦力を期待することは少ない傾向にあるため、未熟さを過度に心配する必要はないでしょう。
フレッシュさをアピールするには、明るさや初々しさ、元気さ、前向きさなどを示す方法が効果的といえます。しかし、自分で「フレッシュさがあります!」とアピールし過ぎるのは避けるのが無難です。転職でフレッシュな印象を与えるには、面接の場でハキハキと元気良く挨拶をしたり、話したりする姿勢を意識してみましょう。
10代での転職前に知っておくべき3つのこと
「今の仕事を辞めたい」と考える10代の方は、転職をする際にぶつかりがちな壁について把握しておくのがポイントです。「若いからすぐに転職できるだろう」と思い込まず、準備を万全にしたうえで転職活動を進めましょう。
10代での転職前に知っておくべきこと
- 短期間で転職を繰り返すと不利になりやすい
- 空白期間を避けるためなるべく在職中に転職活動を行う
- フリーター歴が長いと復帰が困難になる可能性がある
1.短期間で転職を繰り返すと不利になりやすい
短期間で転職を繰り返すと、その後の転職活動で不利になる恐れがあります。企業から「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」と懸念されやすくなるためです。短期間で転職を繰り返さないよう、業界や職種、仕事内容などが自分に合った転職先を探すことが重要といえます。
転職理由を説明する際は、前職の在籍期間にかかわらず企業にプラスの印象を与えることを意識しましょう。そのためには、前向きな転職である旨をしっかり伝える必要があります。
「前職では上司との折り合いが悪かった」「残業が多くて大変だった」といったネガティブな理由は、採用担当者がマイナスなイメージを抱く場合があるため、たとえ事実でもそのまま伝えるのは避けるのが無難です。「働いてみて自分にはこのような長所があると気付き、長所を活かせる場で働きたい」「スキルアップのために転職を決意した」など、ポジティブな表現で伝えましょう。
2.空白期間を避けるためなるべく在職中に転職活動を行う
10代の方が転職活動をする際は、できるだけ在職中に行うのがおすすめです。「在職中は自由に動ける時間が限られる」「今すぐに就業できないと応募先企業の希望に添えないのでは」などの理由から、先に退職するべきと考える方もいるかもしれません。しかし、在職中であることを伝えると、1〜2ヶ月程度であれば入社を待ってくれる会社も多くあるので、あまり気にする必要はないでしょう。
在職中の転職活動がおすすめな理由は、万が一転職活動が長引いても職歴に空白期間ができないためです。空白期間があると、選考で空白期間について詳しく尋ねられたり、収入減が途絶えて生活や転職活動に支障が生じたりするリスクも。できるだけ在職中に転職先を見つけてから退職をするのが安心といえます。
「無職期間が長いと転職では不利?与える影響や効果的な過ごし方を解説」のコラムでは、退職後の転職活動について説明しているので、あわせて参考にしてみてください。
3.フリーター歴が長いと復帰が困難になる可能性がある
フリーター歴が長いと、将来的に正社員として働くのが難しくなる恐れがあるため注意が必要です。ある程度フリーター経験を経てから「正社員として働きたい」と考えても、年齢を重ねているほど採用の壁が高くなり、一筋縄ではいかない場合があるためです。
もし10代の転職でフリーターになることを視野に入れているならば、その理由を書き出してみましょう。シフトの自由さや休みの多さなどを重視する場合、まずは希望の条件下で正社員の仕事を探してみるのがおすすめです。
高卒で就職後、1~3年で退職し転職活動を始める場合、「第二新卒」という枠で転職活動を進められる可能性もあります。詳しくは、「第二新卒とは?高卒も入る?転職するメリットと成功させる秘訣を紹介」のコラムで解説しているので、ぜひご一読ください。
10代の転職で意識しておきたいこと
10代で社会人経験が浅かったり、そもそも転職経験がなかったりすると、「経歴が気になる…」「高卒歓迎の仕事ってあるの?」といった不安を感じる方もいるでしょう。
ここでは、10代の方が転職するにあたって意識しておきたいことを紹介しているので、チェックしてみてください。
応募先で役立つ資格を取っておく
資格の取得は、自分がもつスキルを企業へ分かりやすく伝えられるのが主なメリットです。ハタラクティブの「若者しごと白書2025 6-3. リスキリングに取り組む理由(p.55)」によると、リスキリングに取り組む理由として、フリーター・正社員ともに「資格取得をしたいため」が3位に入っていることが分かります。10代での転職となると、経験の浅さから実績のアピールが難しい傾向にありますが、業務に役立つ資格があればスキルの証明が可能です。
また、「働きながら資格を取りたい」という意欲を示す行為も、向上心があるというアピールにつながるでしょう。応募先の業務と照らし合わせて役立つ資格を取得してみるのも、転職を成功に導くカギといえます。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
転職を決めたら早いうちに行動する
「転職をする」と決めたら、1日でも早く転職活動を始めるのがおすすめです。先述したように、若い人材を歓迎し積極的に採用する企業は一定数あるため、若さは転職において武器になります。
「気づけば20代・30代になっていた」ということにならないよう、早め早めに行動に移しましょう。
企業選びは視野を広くもつ
企業を選ぶときは固定概念にとらわれず、視野を広くもちましょう。ネームバリューや大まかな印象だけで企業を選ぶことはリスクを伴います。自分が関心のある業界・職種のなかで複数の企業を比較すれば、転職先選びの判断の軸が見えてくるでしょう。
将来を見据えた転職先選びをしよう
早期離職や転職を繰り返さないために、10代の転職では「長く働き続けられる企業選び」が重要です。3年後や5年後、10年後を想像し、「どのような仕事」「どのような生活」をしていたいかをイメージしてみましょう。
たとえば、「3年後には資格を取得し、5年後には新人指導をしていて、10年後には役職につきたい」といった将来像を立てます。また、「土日休みの仕事をしたい」「残業は避けたい」など、働き方の希望条件に関しても優先順位をつけてみてください。これらを総合的にまとめたうえで、理想の働き方やキャリアプランを実現できそうな企業に出会えれば、長く勤務しながらスキルと経験を積めるでしょう。
「キャリアプランシートとは?就職・転職のときに役立つ?」では、将来のキャリア形成をシート(紙)に書いてビジョンを明確にする方法を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
転職サイト以外にも10代におすすめのサービス
10代の方のなかには「転職が初めて」「転職経験があまりない」という方もいるでしょう。そのような場合は以下のサービスを活用し、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策といったサポートを受けながら転職活動をすることをおすすめします。
ハローワーク
各地方自治体のハローワークには、転職サイトや転職エージェントでは扱っていないその地域の企業の求人が掲載されている場合があるため、今住んでいる場所で働きたい方に合っているといえるでしょう。職場付近や自宅付近など、自分が行きやすい場所にあるハローワークの利用がおすすめです。
ハローワークの窓口では自分のしたいこと、してほしいことを適切に伝えるのがポイント。どのようなサポートが受けられるのかをしっかり把握し、積極的に行動してみましょう。ハローワークの利用方法については、「ハローワークを利用する流れは?求職者登録や失業保険の申請方法も解説!」のコラムをご参照ください。
転職エージェント
自分に向いている仕事や転職活動のやり方が分からない方は、転職エージェントを利用するのも手です。プロのキャリアアドバイザーによるカウンセリングや求人紹介だけではなく、応募書類の添削や面接対策なども行っているため、1人きりでの転職活動に不安がある方に向いています。
経験が浅いと判断されやすい10代の転職では、履歴書や面接で採用担当者に「ポテンシャルがある」「将来に期待できる」などプラスの印象を与えることが重要です。10代に合った転職エージェントを利用すると、効果的なアピールポイントや年齢を活かした転職のノウハウを指導してもらえます。
転職に悩んでいる10代の方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブはフリーターや既卒、第二新卒といった若年層の就職支援に特化しており、学歴や経験よりも人柄を重視している未経験者歓迎・経歴不問の求人を豊富に扱っているのが特徴です。
専任のキャリアアドバイザーが1対1でカウンセリングを行い、あなたの適性や希望に合った仕事を厳選してご紹介します。メールやチャットツールを利用してアドバイザーと連絡が取れるため、「直接相談するのは緊張する」という方もお気軽にご利用ください。
また、1分程度でできる適職診断もあるので、自分に向いている職種を調べることも可能です。履歴書・職務経歴書作成のアドバイスや面接対策などのサポートも充実しています。サービスのご利用はすべて無料のため、就職・転職が初めての方もお気軽にお問い合わせください。
10代の転職に関するお悩みQ&A
「10代の転職先はあるの?」とお悩みの方もいるでしょう。ここでは、10代の転職に関する質問をQ&A形式で解決していきます。
10代で転職しやすい業界は何ですか?
建設業界や製造業界などは人手不足から未経験者を歓迎している企業が一定数あるため、10代の方の転職において挑戦しやすい業界といえます。また、トラックドライバーや配達員といった職種がある運輸業界は、自動車免許以外に必須となる資格が求められにくい傾向にあるため、未経験からチャレンジしやすいでしょう。
「未経験での転職におすすめの業界は?成功のコツや内定を得やすい職種も解説」のコラムでは、未経験からの転職におすすめの業界を紹介しているので、あわせてご一読ください。
10代の転職活動で企業選びをする際に何を重視すべきですか?
企業選びでは、長く働き続けられるかどうかを重視しましょう。自己分析と企業研究をしっかりと行い、自分のキャリアプランや目指す将来像を叶えられる企業に転職することで、長期的にキャリアとスキルを磨ける可能性があります。
自己分析の方法については、「フリーターが自己分析するのは何のため?やり方がわからない方へのヒント集」のコラムをご参照ください。
高卒で優良企業への転職は可能ですか?
高卒者が優良企業への就職を目指すことは可能です。応募先企業の福利厚生が充実しているかどうかや、前年度の有給休暇消化率などを確認してみましょう。
「高卒で入れる優良企業はある?おすすめの就職先や探し方のポイントを紹介!」では、より詳しく優良企業の探し方を解説しています。長く働ける会社を探したい方は、あわせてチェックしてみてください。
転職先はどのようにして探せば良いですか?
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。