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28歳は仕事と人生の転機?辞めるならキャリアアップにつながる転職を!
更新日
この記事のまとめ
- 28歳が抱える仕事に関する悩みは、「周りに対する劣等感」や「将来への不安」など
- 28歳はポテンシャルと社会人スキルを兼ね備えているため、企業側から注目されている
- 28歳の転職活動では、これまでの仕事で得た経験やスキルをアピール材料にすると良い
- 28歳が未経験の仕事へ挑戦する場合、ポータブルスキルが武器になる
- 理想のキャリアアップを実現させるには、十分なキャリアプランニングが大切
28歳になり、仕事で抱える不安や悩みが変化してきたという人も多いでしょう。28歳という年齢は、5~10年の社会人経験を積み、今後のキャリアをどうすべきか迷うタイミングだとされています。
20代後半の転職に対しては、「もう遅い」と言う人もいれば、「まだ十分チャンスはある」という意見もあり、考え方はさまざまです。このコラムでは、28歳がキャリアアップにつなげる転職を叶えるための方法についてご紹介します。
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28歳が仕事に対して持つ不安
社会人になってから数年が経過した28歳という年齢は、自分の力量や将来に対して不安を抱きやすいタイミングだとされています。厚生労働省の調査によると、仕事に対する不安や悩みがストレスになっていると感じる20代の割合は57.6%。つまり、20代の労働者のうち、半数以上が仕事に関する何らかのストレスを抱えていることが分かります。
また、20代~30代の労働者はほかの年代と比べて、「会社の将来性に対して強いストレスを感じる」と回答した人の割合が若干高い傾向にあるようです。企業の将来性は、自分の将来にも大きく影響するであろう要因の一つ。労働寿命がまだ十分にある世代が自分たちの将来を心配するのは、自然なことだといえるでしょう。特に、28歳という年齢は、30代を目前にこの先の仕事と生活のバランスを見直したいと考える始める時期でもあります。
20代でありながら30代にも近い立ち位置の28歳。ここではまず、28歳が仕事で抱える悩みやストレスにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
参考元
厚生労働省
平成30年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況
平成30年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況-労働者調査(PDF)
周りと比べて仕事ができないと感じる
28歳になると、ポジションや給与といった面で周りの同年代と差が出てくることもあり、「自分は劣っているのでは?」と感じ始める人が少なくないようです。
入社当初から肩を並べて仕事に励んできた仲間が、どんどん別の道に進んでいく姿を見て、「自分も頑張ろう」と思う人もいれば、「自分だけ何も変わっていない」とマイナスに捉える人もいるでしょう。
業績を挙げながら順調に社内で昇進する人や、転職によって活躍のフィールドを広げる人、独立して自分の会社を立ち上げる人など、28歳ともなると、キャリアの積み方も多岐にわたります。周りにさまざまなサンプルが増えることで、つい他人と比較してしまい、自分を過小評価してしまう人が多いようです。
結婚や出産後も仕事を続けられるか心配
28歳という年齢は、結婚や出産などによる働き方の変化に不安を感じやすいタイミングでもあります。「産休に入ることで、これまで積み上げたキャリアはどうなるのだろうか」という不安を抱える女性は多いでしょう。また、父親の育休取得が広がる一方で、「自分が仕事を休んでいる間に周りに後れを取らないだろうか」と心配する男性も少なくありません。
性別に関わらず、結婚や出産によるライフステージの変化は多少なりとも働き方に影響を与えます。働き盛りの28歳は、仕事とプライベートのどちらを優先すべきかという悩みを抱えやすい立ち位置だといえるでしょう。
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仕事の不安を取り除く方法
先述のような不安を取り除くには、他人と比較しないことや、仕事と生活のバランスを保つことが大切です。どのように仕事の不安と向き合うべきかを知り、充実した28歳を過ごすために役立ててみてください。
他人と比較しない
自分を過小評価しないためにも、他人と比較するのはやめましょう。28歳ともなれば、働き方やキャリアの積み方に、違いや差が出てくるのは自然なこと。大切なのは過去の自分と比べたときに、今の自分の方が成長しているかどうかです。そういった見方ができるようになれば、自然と他人と比較して劣等感を抱くこともなくなるでしょう。
また、SNSを通じて発信される情報に振り回されないことも大事です。仕事で大きな成果を出したり、昇進したり、SNSを見ていると周りの人たちの輝かしい投稿ばかりが目に入って、ますます自分が劣っているように感じるという人がいます。しかし、それらの投稿は、日常からほんの一部を切り取ったものに過ぎません。投稿している人たちも、毎日華やかな生活を送っているとは限らないため、あまり気にしないようにしましょう。どうしても気になってしまうという人は、SNSと距離を置く時間を取ってみるのがおすすめです
ワークライフバランスを重視した働き方を目指す
ライフステージの変化をうまく乗り切りながら働くには、“ワークライフバランス”に注目しましょう。ワークライフバランスとは名前のとおり、仕事と生活のバランスを調整しながら充実した日々を過ごすこと。昨今、ワークライフバランスを重視した働き方の実践をアピールする企業も増えているようです。各種休暇制度やフレックスタイム制など、働きやすい環境の整備は従業員の満足度やモチベーションアップにつながり、ひいては企業にプラスの影響を与えます。
現在の職場では自分の希望に合わせたワークライフバランスを実現させるのが難しいという場合、28歳というタイミングで転職を視野に入れてみるのも一つの手です。いざというとき、自分ばかりが負担を背負わないためにも、生活の変化に理解のある企業で働くほうがあなた自身のためになるでしょう。
28歳は仕事を変えるのに良いタイミング
28歳は仕事を変えるのに適したタイミングともいわれています。20代後半での転職は遅いと感じる人もいるようですが、近年は企業側の中途採用に関する考え方も変化しつつあり、以前よりも年齢を気にしなくなっているようです。とはいえ、社会人生活に慣れ、ある程度経験も積んだ28歳で転職していいものかと悩む人も多いでしょう。ここでは、なぜ28歳が転職に適しているのかという理由について解説します。
28歳が転職に適している理由
28歳は仕事におけるポテンシャルと社会人としての経験を兼ね備えているため、企業側が魅力を感じる人材です。新卒のように教育に時間やコストをかける必要もなく、経験を基に自発的に動けるという点において、28歳は評価されやすい年齢といえるでしょう。
以下では、28歳が転職に適している理由をさらに具体的に解説します。
社会人としてのスキルが身についている
社会人経験をもつ28歳は、基本的な仕事のスキルを身につけていることが武器です。大学や高校を卒業後に働き始めた場合、28歳の年齢ではすでに5~10年ほどの社会人経験を積んでいます。基本的な社会人マナーや知識も兼ね備えており、新卒や第二新卒のように基礎研修を要しません。このように、若いながらも即戦力として動ける28歳は、企業側から注目を集めています。
柔軟性や適応力が期待できる
28歳の年齢で転職すると、30代に入るころには新しい仕事や職場環境に慣れ、基本的な業務を問題なくこなせるようになります。30歳を過ぎた人材は、スキルの面で重宝される一方、「いままでに得た経験や知識から固定概念に縛られやすい」といった、マイナスな見られ方をする場合があるようです。すで確立されたスキルをもっていることで、その後の成長が見込めないと判断されることも。その点、まだ20代の柔軟性を持っている28歳は企業からすると扱いやすく、その先の成長も期待できる人材だといえます。
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28歳が転職のアピール材料にすべきポイント
28歳が転職を成功させるためには、過去の仕事における経験やリーダーシップ、先に述べた柔軟性などをバランスよくアピールすることが大切です。具体的にどのようなポイントを押さえてアピールすべきかを、以下の項目で確認しておきましょう。
前職での知識や経験
社会人としての基本的なスキルや前職で得た経験、身につけた知識をうまくアピール材料として使いましょう。とくに、これまでに仕事上で身につけた専門的スキルは、同じ職種や同業他社に転職する場合に強い武器となります。仕事に直結する資格などを持っている人は、実務経験と合わせて積極的にアピールすると良いでしょう。
リーダーシップ
率先してリーダーシップを取れる人物であることも、アピール材料の一つです。中途採用に期待されているのは、即戦力としての働き方。指示されたことだけをこなすよりも、リーダーシップを発揮して、自分から積極的に動ける人材のほうが評価される傾向にあります。
なかには28歳までに仕事でリーダー業務を経験したことがないという人もいるでしょう。しかし、ここで大切なのは、企業が28歳の人材に求めるのはリーダーとしての経験よりも、素質だということ。「〇年後にはチームリーダーになりたい」「管理職になるために、こういった努力をしていきたい」というように、将来に向けて前向きな気持ちや姿勢を見せるのが重要です。
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28歳からでも未経験の仕事にチャレンジできる
28歳から未経験の職種や業界にチャレンジする人もいます。経験や専門的スキルが28歳のアピール材料だとすると、「未経験の仕事へ挑戦するのは厳しいのでは」と躊躇する人は多いでしょう。しかし、28歳からの挑戦は決して遅くはありません。大事なのは、これまでの経験を新天地でどのように活かせるかを考えることです。見方や考え方を変えることで、前職で身につけた専門スキルを、ほかの職種や業界で活かす方法が見いだせるでしょう。
28歳の転職においては、「きっと無理だ」と自分で将来の道を狭めるのではなく、可能性を広げる考え方にシフトすることが大切です。
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未経験職にはポータブルスキルを武器に転職しよう
28歳が未経験の仕事に挑戦する際には、ポータブルスキルを売りにするのも一つの手です。ポータブルスキルは、どのような場所でも活かせる汎用性の高いスキルのこと。転職希望先で自分の専門スキルを活かすのは難しそうと悩む人は、このポータブルスキルに注目してみましょう。
ポータブルスキルとは
ポータブルスキルとは、職種や業種を問わずに活用できる汎用性の高いスキルのことです。
厚生労働省監修の資料によると、ポータブルスキルは大きく2つに分けられます。一つはマネジメント力や提案力など仕事に必要な技術を含めた「仕事の行い方」に関わるスキル。もう一つは、人柄や性格などを含めた「人との接し方」に関わるスキルです。
28歳で未経験の仕事への挑戦を検討している人は、これらのスキルを効果的にアピールできるようにしておくと良いでしょう。ここでは、それぞれのスキルの詳細を解説します。
仕事の行い方
仕事の行い方に関するスキルが身についているかどうかは、次の3つのポイントから判断されます。
1.課題の明確化:情報収集や分析により、正しい課題設定を行う
2.計画の立案:関係者や取り組む期間、調整項目などに鑑みて計画する
3.実行:課題遂行および、イレギュラーへの対応を行う
これらは仕事で成果を上げたり、効率的に業務をこなしたりするうえで重要とされているポイントです。そのため、上記3つの作業を適切に行える力がある場合、仕事の行い方に関するスキルが身についているといえるでしょう。
人との接し方
人との接し方に関しては、3つのポイントによって判断されます。
1.社内対応力:受けた指示に従うだけでなく、状況に合わせて自分から提案を行う力
2.社外対応力:取引先や顧客と関係を構築、継続していく力
3.部下に対するマネジメント力:部下を適切に評価し、育成する力
これらは、周囲と良好な関係を保ちながら仕事を行う上で重要なポイントだと見なされています。転職の有無に関わらず、28歳の社会人として身につけておきたいスキルといえるでしょう。
参考元
厚生労働省
ミドル層のキャリアチェンジにおける支援技法
一般社団法人 人材サービス産業協議会
ポータブルスキル活用研修 講義者用テキスト
28歳が転職でキャリアアップを成功させるコツ
28歳の仕事探しは、自分が望むキャリアパスを明確にしたうえで行いましょう。ただ闇雲に転職活動を進めても、充実した働き方や生活は手に入りません。納得いく転職を叶えるためには、自分自身を知ることも大切。己を知り、キャリアアップにつながる転職先を見つけましょう。
十分なキャリアプランニングを行う
28歳が仕事で理想のキャリアアップを叶えるためには、あらかじめ十分に計画を練る必要があります。28歳は企業から人気の高い人材。なかには良い条件で声をかけられる人もいるでしょう。しかし、目先の利益やその場の感情で安易に転職を決めるのは危険です。良い条件ばかりに気をとられてしまうと、入社後にほかの面でミスマッチが起こる場合も。
そのような状況を防ぐためにも、まずは自分のキャリアにおけるゴールを設定しましょう。目指すべき到達点がはっきりしていれば、途中でさまざまな選択を迫られたとしても、間違った方向へ進むことが防げます。また、自分の人生設計と合わせたキャリアマップを作成すれば、ワークライフバランスの調整もしやすくなるでしょう
自身の経験やスキルを再確認する
28歳の自分が持つ経験や仕事に関するスキルを再確認し、キャリアアップのために何が足りないのかを把握しましょう。足りない要素が分かれば、あとはそれらを身につけるためにどうすればよいのかを考えます。資格が必要なら勉強する、実務経験が必要ならそれが叶う職場を探すなど、何をすべきかは人によってさまざま。場合によっては、今は転職せずに同じ場所で働き続けるほうが良いという結論に至る人もいるでしょう。自分の実力やスキルを見直すことで、キャリアアップのために何が必要なのかを冷静に判断できるようになります。
自分が活躍できる企業を見極める
28歳がキャリアアップにつながる仕事に転職するためには、自分が活躍できる環境を見極める必要があります。自分のスキルや経験が活かしにくい職場では、せっかくの転職が無駄になってしまう可能性も。理想の仕事への転職を実現させるには、自己分析だけでなく企業研究にも力を入れましょう。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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