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「指示待ち人間」に向いてる仕事は?特性に合った職種や不安の解消法を解説
この記事のまとめ
- 指示を待ってしまうタイプは、マニュアルが整備されている仕事がおすすめ
- 必ず指示が入る「誰かをサポートする仕事」も向いている
- 指示を待ってしまうのは、自分に自信がもてないのも原因の一つ
- 「指示待ち」の姿勢を前向きに評価してくれる企業も存在する
- 自分の適性に合う仕事を見つけたいなら、エージェントに相談するのがおすすめ
あなたにおすすめ!
指示待ち人間・マニュアル人間に向いてる仕事の特徴
自分から積極的に動くよりも、指示を受けてから行動するほうが得意な方に向いている仕事には、いくつかの特徴があります。ここでは、「指示待ち人間」「マニュアル人間」に向いてる仕事の特徴や共通点について解説します。
1.進め方が明確で迷わない
指示待ちタイプに向いている仕事の特徴の一つは、作業の進め方があらかじめ明確に決められていることです。たとえば、オフィスでの事務作業や倉庫での商品の仕分け作業、コールセンターでの電話応対などが当てはまります。
業務の流れがはっきりと決まっているため、一度流れを覚えてしまえば、自分のペースで作業を進められるでしょう。
2.毎日同じ作業を繰り返す
毎日の業務内容に大きな変化がなく、同じ作業を繰り返す仕事も、指示待ちタイプに向いています。データ入力作業や清掃スタッフ、製造工場での組み立て作業などは毎日同じリズムで働けるため、急な変更やイレギュラーな対応が苦手でも、ストレスを感じにくく続けやすいでしょう。
3.誰かのサポートをする
「誰かをサポートする役割」がメインであることも、指示待ちタイプに向いている仕事の特徴の一つです。たとえば、営業アシスタントや秘書、IT関連のヘルプデスクといった補助的な仕事が当てはまるでしょう。
指示や依頼を受けてから仕事に取り組めるほか、感謝される機会も多く、大きなやりがいを感じられるのもメリットの一つです。
受け身な人に向いてる仕事についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのコラム「受け身な人に向いている仕事はある?自分の強みを活かせる転職のコツ」も合わせてご一読ください。
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「指示待ち人間かも…」と心配な人に向いてる仕事
「指示待ち人間」の強みを活かしやすく、その特性に向いてる仕事に、事務職やシステムエンジニア、運送業などが挙げられます。以下で詳しく紹介しているので、「自分は指示待ち人間かもしれない…」と不安になっている人はぜひ参考にしてみてください。
紹介している年収は2025年5月時点のデータです。
1.工場勤務
工場でのライン作業や組み立て作業、検品作業などは、ルーティーンワークであることが多く、誰かの指示を待っている状態になっても問題がない仕事です。
業務内容がマニュアル化されているので、自分で考えて行動する場面は少ないといえます。そのため、工場の業務は指示通りに作業をこなすのが得意な方に向いてる仕事といえるでしょう。
仕事内容 | 工場内で原材料や製品の搬入出、機械清掃、構内清掃、廃棄物処理などを行う |
平均年収 | 345.4万円 |
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向いている人 | ・指示を正確に守れる人 ・安全意識の高い人 ・報告や連絡をきちんとできる人 |
ポイント | ・男女比は職場、仕事内容などにより異なる ・雇用形態は多様で、非正規社員の割合が高い ・シフト制で早朝勤務になることがある |
2.事務職
事務職の業務である電話やメール対応、書類作成などはマニュアル化されていることが多く、上司や先輩に支持を仰いで動ける人に向いている可能性が高い仕事です。
自分で考えて仕事を進めるのが苦手で「指示待ち人間かも…」と感じている場合も、マニュアル化された作業を繰り返す仕事であればスムーズに進めやすいでしょう。
仕事内容 | 社内の文書作成、データ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する |
平均年収 | 529.6万円 |
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向いている人 | ・正確さ、几帳面さ、スピード感をもって作業することが得意な人 ・電話応対や来客対応などができる、コミュニケーション力のある人 ・一つの作業を集中して続けられる人 |
ポイント | ・特別な学歴や資格は不要で、経験を積みながらスキルアップ可能 ・パソコンスキル、文書作成、簿記などに関する資格を取得すると活躍の幅が広がる ・就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない |
3.コールセンターオペレーター
コールセンターオペレーターは、主に電話を介してお客さま対応を行う仕事です。業務の種類は、お客さまからの電話を受ける「インバウンド業務」と、お客さまに電話をかける「アウトバウンド業務」の2つに大きく分けられます。
インバウンド業務ではお客さまの問い合わせや相談に沿ったサポートを行い、アウトバウンド業務では市場調査やサービスの紹介・勧誘などを行うことが多いようです。基本的な対応方法はマニュアル化されている傾向にあるため、指示通りに動くのが得意な方に向いてる仕事でしょう。
仕事内容 | 電話を通じて商品販売や問い合わせ対応、市場調査などを行う |
平均年収 | 393.6万円 |
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向いている人 | ・表情が見えないぶん、声のトーンや言葉遣いに気を遣える人 ・顧客ニーズを把握して適切な回答や提案ができるコミュニケーションがある人 ・感情的にならず、冷静な対応ができる人 |
ポイント | ・電話を通して顧客と直接つながれる ・スキル、学歴問わずチャレンジできる求人が多い ・24時間365日対応を実施している場合、出勤時間が不規則になることがある |
4.システムエンジニア(SE)
上流工程を担当するシステムエンジニアはクライアントと関わる必要がありますが、下流工程に携わるシステムエンジニアは上流から降りてきた要件定義を守りながら業務を進めます。指示を受けてから仕事を進め、納品する流れが一般的なため、「指示がないと仕事ができない」と過度に心配する必要もないでしょう。
仕事内容 | Webサービスの設計から開発、保守運用まで一連の工程を担当し、システムを構築する |
平均年収 | 574.1万円 |
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向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味を持っている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
ポイント | ・学歴や資格は必要とされないことがほとんど ・在宅・リモート勤務、フレックス制で働ける場合が多い ・技術だけでなくコミュニケーション能力も重視される |
5.運送・配送業
運送・配送業は、荷物を指示された場所に運ぶことが仕事なので、指示通りに業務を進めるのが得意な人に向いています。どのようなルートを通り、どの顧客を優先すべきか考える必要はありますが、全体を通して指示通りに動くことが求められる仕事です。
仕事内容 | トラックを運転し、全国各地の荷物や商品を、安全・確実に目的地まで届ける |
平均年収 | 491.9万円 |
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向いている人 | ・体力と集中力があり、健康管理が得意な人 ・安全運転への意識が高く、責任感のある人 ・地理に詳しい、または地理を覚えるのが得意な人 |
ポイント | ・月給制が主流で、基本給の他に各種手当や歩合給がある ・現状は男性が98%程度を占める ・荷役作業の軽減や待ち時間削減などの改善が進められている |
6.ルート営業
ルート営業は、顧客の要望を聞いて、要望をもとに商品を用意したり、アフターサービスを行ったりすることが仕事。新規顧客を獲得することが求められる通常の営業職とは異なります。
ルート営業は顧客の指示を聞いて行動することを求められるので、指示に沿った仕事ができる人に向いてる仕事といえるでしょう。
仕事内容 | 決められた時間とルートで、店舗や事業所に商品を配送し、空容器などの回収も行う |
平均年収 | 394.5万円 |
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向いている人 | ・安全運転ができる人 ・計画的に行動できる人 ・地理に詳しい人 |
ポイント | ・運転免許(車両に応じた種類)が必要 ・「運行管理者試験」「安全衛生管理者試験」などに合格すると、管理職への昇進できる可能性がある ・一人乗車で担当の店舗や事業所を回るのが基本 |
7.清掃スタッフ
清掃スタッフは、オフィスビルや公共施設などの清掃を行います。トイレや洗面所などは汚れやすいため、一日に数回清掃に入って備品を補充する場合も。一方、オフィスや店舗などは、日中使われている時間以外の夜間や早朝に清掃することが多いようです。
清掃の仕事では、担当を任された場所を定期的に清掃するのが一般的なため、ルーティンワークが好きな方におすすめといえます。
仕事内容 | オフィスビル、店舗、学校、病院などの室内外を清掃し、美観と衛生を保つ |
平均年収 | 286.3万円 |
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向いている人 | ・体力のある人 ・几帳面で細かい作業が得意な人 ・ほかの人と共同作業ができる人 |
ポイント | ・1日3~4時間、週3~4日のような短時間勤務が一般的 ・清掃場所によっては早朝や夜間で勤務することがある ・資格を取得すれば、清掃作業監督者になれる道がある |
8.警備員
警備員は、主に商業施設や企業のビルなどに配置され、事故やトラブル、不法侵入などの防止・対応を担う仕事です。基本的に業務内容や見回り経路は決められているため、指示やマニュアルに沿って動く傾向にある「指示待ち人間」の特性に向いてる仕事の一つとして挙げられます。
ただし、警備中に非常事態や突発的な事故・トラブルなどが起こった場合は、状況に応じた判断や対応が求められることがある点は念頭に置いておきましょう。
仕事内容 | 施設や工場、商業施設などで、事故・火災・不法侵入の防止と対応を行う |
平均年収 | 353.8万円 |
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向いている人 | ・迅速な判断、冷静な対応ができる人 ・人の生命や財産を守る意識が高い人 ・時間や規則を守れる人 |
ポイント | ・勤務形態は施設により異なる(日勤のみ、三交代制など) ・警備会社の約90%は従業員100人未満の規模 ・18歳未満、破産宣告を受けている人、刑務所出所後5年未満の人などは就業ができない |
規則やルールが決まっておりマニュアルが整っている環境がおすすめです
上記で例として紹介している仕事のように、ルールや規則が決まっている仕事や、上長の指示通りに行うべき仕事が向いているといえます。
こういった仕事は、指示をもらった通りに行わないと成り立ちません。勝手に自分の意見を言って自分流に進めてしまうと大変なことになってしまいます。
指示待ちタイプの方にとっては仕事がしやすく、評価されやすい職種といえます。
また、職種や業種だけではなく、企業風土にも注目してみましょう。歴史ある老舗企業や大手企業は、長年のノウハウに基づいたマニュアルがあり、そのやり方に従って仕事をしていることがあります。また、一定の年齢や役職に就かないと意見などは言えないという風土の企業もあり、そういった企業のほうが安心して働ける可能性もあるでしょう。
逆に、ベンチャー企業など「若手でもどんどん意見やアイディアを出して自ら行動してほしい」という企業は苦痛に感じてしまうかもしれません。
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「指示待ち人間」とは?
「指示待ち人間」とは、一般的には仕事に対して自分から考えて行動するのが苦手な人を指します。指示通りに仕事をこなすことは得意ですが、その後何をすべきか自分で判断できなかったり、トラブルが発生した際に臨機応変に対応できなかったりする場合があるようです。
また、指示待ち人間と言われる人のなかには、自ら考えることはできてもそれが正しいか判断できず、自主的に行動することを避ける人もいます。指示待ち人間とは何か疑問に思っている方は、「指示待ち人間になる原因とは?周囲に与える影響や直し方、改善策などを解説」もあわせてご覧ください。
「指示待ち人間?」自分に自信が持てない原因
「自分は指示待ち人間なのでは?」「指示通りに動くばかりだと向いてる仕事がないのでは?」と自信が持てないのは、仕事に対するやりがいを感じられない、臨機応変な対応が苦手といった原因があります。以下で詳しくご紹介するので、自分に当てはまる原因がないか確認してみましょう。
1.仕事に対するやりがいが持てない
自分で物事を考えて行動することが難しく「自分は指示待ち人間?」と感じるときは、仕事にやりがいを見出せていない可能性があるでしょう。
たとえば、自分のやりたい仕事ができていない、希望していた職種とは異なる部署に配属されたといった場合、仕事に対するモチベーションが保てず、判断が他人任せになってしまうこともあるでしょう。その場合、「自分で考えて仕事ができないのかも…」と自分に自信が持てなくなってしまう可能性があります。
2.責任ある立場や主体的な行動を避けがち
自分を「指示待ち人間?」と思ってしまう原因として、責任ある立場や主体的な行動を避けがちな傾向も挙げられます。
たとえば、自分から行動を起こした結果、「勝手なことをしないでほしい」と言われた経験がある場合、積極的に行動しづらくなってしまうこともあるでしょう。そのようなことが積み重なり、「自分は責任を負う立場ではない」と考えてしまい、自主的な行動を避ける人もいるようです。
3.マニュアルにない臨機応変な対応が苦手
マニュアルにないことや臨機応変な対応をすることが苦手だと、「自分は積極性に欠けているのではないか」「指示待ち人間なのでは?」と不安を抱く原因になります。
指示通りに作業するのは得意な一方、急な仕事やトラブルが発生した際に、状況に応じて適切な対応をするのが苦手な人もいるようです。特に、社会人になりたての方や転職したばかりの方はそのような状況に陥りやすい傾向にあります。
4.自分の意見・考えを言うのが苦手
自分の意見や考えを言うのが苦手な場合も、自分を指示待ち人間だと悩んでしまう可能性があるでしょう。
たとえば、職場の会議で自分の意見を発言できず、「今回も自分の考えを言えなかった…」というような出来事が続けば、自分に対する肯定感が次第に薄れてしまうことも考えられます。自分に自信が持てなくなり、誰かが発言するのを待っている状態が当たり前になると、「自分は指示通りにしか動けないのかも」と感じてしまう原因になるでしょう。
5.仕事の知識が不足している
仕事の知識が不足していることで、「自分で考えて仕事ができない…自分は指示待ち人間なのでは?」と不安になる可能性もあります。仕事の知識が不足していると、業務を進めるために何から取り組めば良いか判断できないという状況に陥ってしまう場合も。その結果、自主的に行動できず指示を待つだけの状態になってしまうこともあるようです。
仕事への知識やスキル不足によって不安になっている人は「仕事についていけないのは能力不足のせい?原因や対処法をご紹介!」のコラムもご覧ください。仕事の能力を向上する方法について解説しています。
6.失敗することを怖がっている
自分からアクションを起こして失敗するのが怖い…という気持ちが強く、いわゆる「指示待ち人間」のような行動を取ってしまう人もいるでしょう。仕事をするうえで「できるだけ怒られたくない」「周りに迷惑をかけたくない」と考えていると自分の行動に自信が持てなくなり、リスクを避けがちに。指示通りに動いたり無難な対応を優先したりすることが増えるようです。
7.仕事のゴール(目的)が分からない
「指示待ち人間かも…」と感じるときは、仕事で目指すべきゴール(目的)が曖昧である可能性も考えられます。仕事のゴールが定まっていないと、自分の行動に責任を持つことや動機づけすることが難しくなるでしょう。
自分がどのように動くべきか分からなくなり、仕事をするうえでの決断や選択に自信を持ちづらくなってしまうため、自発的な行動が減る場合もあります。
仕事へやりがいが持てなかったり、仕事のゴールが見えなかったりする場合は転職した方がいいのでしょうか?
安易な転職はおすすめできません。状況にあわせて客観的な判断を行いましょう。
働いている年数、業務内容、タイプや適性にもよるので一概にはいえませんが、「やりがいが持てない」「ゴールが見えない不安」などの理由で安易に転職をすることはおすすめできません。
その仕事に主体的に取り組む努力をどこまで行いましたか?やりがいを持つ、好きになる努力をするなど、面白味を感じるまで業務の中身を知ることも時には必要です。
特に社歴が浅い場合は、簡単な仕事を任せて徐々に深い仕事を任せていくための途中段階という場合もあります。まだ慣れていないから自信が持てず、指示待ちになってしまっているだけかもしれません。また、ジョブローテーションで最初の数年は自分に合わないと感じる部署に配属されても、その後適材適所で異なる部署へ異動になるという会社もあります。
もちろん、仕事内容と自身のタイプで合う合わないは存在します。下記で紹介するように指示待ちタイプの方だからこそ合う仕事も存在します。
仕事が適性に合っているか不安な場合は、客観的に自分のタイプを調べるために自己分析ツールを使ってみるのも有効です。自己分析ツールの結果を持って、転職エージェントなどでプロのキャリアアドバイザーに相談し、どんな仕事が向いているのかを相談してみましょう。
転職をする場合には転職後どうなっていたいのか?どんな会社や仕事であればやりがいが持てるのかということを明確にする必要があります。
「指示待ち人間」は悪いこと?仕事における強みと弱み
「指示待ち人間」という呼び方にマイナスなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、企業や部署によっては、指示通りに仕事を進める点でプラスに捉えることもあるようです。この項では、働くうえで考えられる「指示待ち人間」の強み(メリット)と弱み(デメリット)について考えてみましょう。
「指示待ち人間」の強み・メリット
仕事における「指示待ち人間」の強み・メリットとしては、以下のような事柄が挙げられます。
ルーティンワークが正確で安定感がある
指示待ち人間のような行動傾向がある人は、指示された業務をしっかりとこなせる点が強みといえます。ルーティンワークを正確にこなし、仕事に安定感があるため、周囲から「安心して仕事を任せられる人」と信頼を寄せられることもあるでしょう。
上司や同僚から協調性を評価されやすい
自分を指示待ち人間と感じている方は、上司や同僚から「協調性がある」と評価されやすいのがメリットです。全社員が主体的に動いてしまうと、チームとしてのまとまりがなくなる可能性も。そのため、指示通りに行動できる人も組織のなかには必要であると考えられています。
適職に身を置けば作業効率アップが期待できる
指示待ち人間の特性に合った仕事や役割に身を置けば、効率良く作業が行える可能性が高いでしょう。たとえば、任された業務を黙々と進めなければいけない仕事の場合、「指示通りに業務をこなせる」という強みを活かせます。自身の良さや力を発揮しやすく、仕事での活躍が見込めるでしょう。
「指示待ち人間」の弱み・デメリット
仕事における「指示待ち人間」の弱み・デメリットとしては、以下のような事柄が挙げられます。
自己肯定感を持ちづらくスキルアップしにくい
指示待ち人間と言われるような行動が多いと、自己肯定感が高まりにくく、スキルアップが難しい場合があるでしょう。前述したように、自分の知識や能力に自信がないことから自発的な発言や行動を避け、相手からの指示を待つ人もいます。
しかし、指示を待つだけの状態が続けば、「自分から挑戦したことをクリアできた」という体験を積み重ねられません。目標を達成したり、難題を乗り越えたりといった経験に乏しいため、自己成長やスキルアップしにくい可能性があります。
自己判断が苦手だと昇進のチャンスを逃す可能性がある
仕事上の判断や決断を相手任せにする傾向が強い場合、昇進のチャンスを逃しかねません。指示通りに動ける、協調性があるといった指示待ち人間の特性は強みといえますが、組織内で活躍するには一定の主体性や判断力も求められます。
そのため、仕事の遂行力は認められていたとしても、消極的な行動が目立ってしまうと、「自ら動こうとする積極性に欠ける」「周囲を先導するような役職は苦手そう」と評価され、昇進が見送られてしまうことも考えられるでしょう。
周囲の士気を下げてしまう恐れがある
指示待ち人間として常に受け身の姿勢で仕事をすると、周囲の士気を下げイライラさせてしまう恐れがあります。たとえば、意見やアイディアを出し合う場で、毎回「特にありません」「△△さんの考えに合わせます」のような回答に終始してしまうと、活発な意見交換ができず、相手を落胆させたり周囲のモチベーションを下げたりする可能性があるでしょう。
特にチーム一丸となって取り組もうとしている場合、「他人事だと思っているのでは?」と相手に不満を抱かせるリスクもあります。
仕事にやりがいや満足度を得るのが難しい場合がある
他者の指示を待ったり相手の考えを優先したりといった指示待ち人間の働き方は、仕事にやりがいや満足度を得にくい場合もあるでしょう。「上司に言われたから」「指示されているから」を基準に仕事のやる・やらないを決めがちだと、「自ら仕事をやっている」という感覚が薄れ、やりがいを見出しにくくなる可能性があります。
「自分は指示待ち人間かも」と不安になったときの解消法
「自分は指示待ち人間かもしれない」という不安を解消するには、第三者に自分のことを聞く、興味のあることに取り組んでみるといった対処法が有効です。
不安な現状を放置せず改善したいと思っている人は、以下の方法を試してみてください。
「自分は指示待ち人間かも」と不安になった場合には、周りの人に相談してみるのも有効です。会社の人に聞きにくい場合は、ご家族や友人、恋人に聞いてみましょう。
自分が知っている自分はほんの一部といわれています。周りの方から意外なあなたの良さや、あなたらしく改善できるようなアドバイスをもらえる可能性があるでしょう。また、周りの人から見た自分を知ることで、「それほど指示待ちタイプではないのでは?」と思えるなど意外な発見があるかもしれません。
1.興味のあることに取り組んでみる
「指示がないと動けないのは自分が仕事ができないからでは?」という不安を解消したいときは、自分が興味のあることに取り組んでみる方法もあります。興味のあることに取り組むことで、積極性が増すでしょう。
日ごろから興味のあることに取り組んでいる場合は、もう少し深く踏み込んで行動してみるのがおすすめ。たとえば、歌うことが好きであれば、動画で配信してみるといったように、積極性を足して取り組んでみると良いでしょう。
2.第三者に自分のことを聞く
「自分は自主性がない指示待ち人間かもしれない」という不安を解消したいと思ったら、第三者に自分のことを聞いてみるのも良い方法です。第三者に自分のことを聞けば、自分では気づけなかった強みや弱みを知れる可能性があります。
また、第三者の意見を取り入れることで、客観的に自分を分析できるので、向いてる仕事も把握できるでしょう。
3.物事に疑問や好奇心を抱くことを習慣にする
「指示待ち人間かも」と不安になっている方は、物事に疑問や好奇心を抱く習慣をつけましょう。些細なことにも「なぜだろう?」「何だろう?」と問いを投げかけてみるのがおすすめです。突き詰めて考えたり情報収集したりする癖をつけることで、仕事に対しても積極的にアプローチできるようになる可能性があります。
4.「自分にできること」を意識的に探してみる
職場や仕事で「自分にできること」を意識的に探してみるのも、「指示待ち人間かも」という不安を解消する一つの方法です。
たとえば、職場の共有スペースを整頓する、仕事で使う備品を補充するなど、気軽にできそうなことから始めてみましょう。日ごろから「自分にできること」を探すよう意識すれば、物事を自分事として捉えて主体的に動く習慣が身につくはずです。
5.上司や同僚と積極的に交流してみる
「指示待ち人間かも」と不安なときは、仕事の上司や同僚と積極的に交流してみるのも良いでしょう。日常的にコミュニケーションを取っておけば、仕事上の意見やアイディアを言いやすくなる可能性があります。
また、周囲と良い関係性を築くことで、「このチームに貢献したい」「△△さんの力になりたい」という思いに繋がることも。結果として、仕事での自発的な行動が増える場合があります。
6.自分に向いてる仕事への転職を検討する
なかなか今の仕事がうまくいかず、「指示待ち人間だからでは…?」と不安を感じている方もいるでしょう。自分なりに努力したものの、不安やストレスを感じる状況が続く場合は、より自分に向いてる仕事への転職を検討するのも選択肢の一つです。指示待ち人間の特性に合った仕事に就くことで、今抱えている不安から解消される可能性があるでしょう。
自分は指示待ち人間と言われました。どうやったら指示待ち人間じゃなくなるでしょうか?
G-PDCAサイクルを意識してみましょう
仕事で「指示待ち人間」と見られる要因としては、主に2点が考えられます。
【1】仕事の流れや全体像が把握できていない
仕事の前後関係が理解しきれておらず、段取りに手間取ってしまうことで消極的になり、結果的に待ちの姿勢が多くなって受け身な印象を与えてしまう
【2】視点が部分最適になっている
目の前のタスク(作業)に集中しすぎてしまい、チーム全体での成果や物事に取り組む流れを意識できていない
指示待ちの状態を改善するためには、「G-PDCAサイクル」を意識して仕事を進めると良いでしょう。
•G:GOAL(目標) - 目標を明確に理解する
•P:PLAN(計画) - 計画を立てる
•D:DO(実行) - 実行する
•C:CHECK(評価・検討) - 改善点がないかを検討する
•A:ACTION(改善) - 改善点を行動に反映する
このサイクルを地道に繰り返すことで全体最適で物事をとらえられるようになり、自発的に行動する力が高まるでしょう。
「指示待ち人間」と言われたことについて真摯に受け止め、前向きに取り組もうとしている姿勢は能動的で素晴らしいと感じます。誰もが最初は初心者です。視点を広げながら、少しずつ主体的に取り組むことで着実に成長できるでしょう。
「指示待ち人間?」という不安から脱することで得られるプラスの影響
「自分は指示待ち人間ではないか?」という過度な不安を解消することには、自分に自信を持てる、仕事の選択肢が増えるといったプラスの影響があります。
どのようなメリットがあるのか、以下を確認してみましょう。
「自分は指示待ち人間かも」とお悩みの方が自信を持つためには、コミュニケーションの量を増やすことがポイントです。まずは、気になったことや「こうしたら良いのでは」と感じたことを、周囲に発信してみましょう。
積極的に考えを発信することで、考えながら仕事に取り組んでいる姿勢が伝わりやすくなります。また、主体的に発言している実感を得ることで、少しずつ自信を持てるようになるでしょう。
自分に自信を持てる
「指示を待つだけでは良くない」と過度に自分を追い込むことをやめれば、自分に自信を持てるようになるでしょう。自分に自信がつけば、挑戦することに前向きになれるはず。新たな物事への挑戦から、経験やスキルが身につき、さらなる自信に繋がるでしょう。
自分に自信を持てない状況になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事の選択肢が増える
「自分は仕事で人任せになっているのではないか?」と過度に不安に思うことをやめることで、仕事の選択肢が増える可能性があります。
仕事の状況や企業が求めている人材にもよるため、誰かからの指示を待ってから動くことが人任せや自主性を欠いているとは言い切れません。過度なネガティブ思考を脱することで、向いていないと思っていた仕事を選べるようになる場合があるでしょう。
たとえば、営業や接客業、コンサルタントなど、行動力が重視される仕事にも挑戦しようと思えるようになる可能性も。仕事の選択肢が増えれば、自分のやりたい仕事に就くこともできるはずです。
仕事の選択肢を広げることで収入アップが見込める
仕事の選択肢が増えれば、専門的なスキルが身につく仕事にも挑戦できるようになるため、年収アップも見込めます。IT業界や営業職といったスキルが身につく仕事は、年収が高い傾向にあり、スキルがあれば独立もできるので、より高い収入を得られる可能性があるでしょう。
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指示待ち人間かも…自分に向いてる仕事を探すコツ
自分に向いてる仕事を探すコツには、「自分の得意・不得意を知る」「自分の強みを活かせる仕事を探す」などが挙げられます。また、転職サポートのプロに相談するのもおすすめです。
「指示待ち人間かも…」と転職を検討している方は、下記を参考に自分に向いてる仕事を探しましょう。
自分の得意なこと・苦手なことを洗い出す
「指示待ち人間の自分に向いてる仕事が分からない…」という場合、まずは自己分析を行って、自分の得意なこと・苦手なことを洗い出してみましょう。自己分析とは、過去を振り返り、自分の強みや行動傾向、価値観などを知る作業です。自分の特性を客観視できるため、仕事探しに役立ちます。
自己分析の詳しいやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」をチェックしてみてください。また、自分の強みの見つけ方について知りたい方は、「自分の強みの見つけ方7選!具体的な手順や見つからないときの対処法を紹介」もご一読ください。
自分の強みやスキルに合った仕事を探す
自己分析で自分の得意・不得意や価値観などを洗い出せたら、それをもとに仕事を探してみましょう。人によって適性は異なるため、「指示待ち人間」と一括りにはできません。「自分の強みやスキルを活かせる仕事は何か?」を考えながら、求人をチェックしてみるのがおすすめです。
たとえば、「細かい情報や数字を正確に扱える」なら経理職やデータ入力、「ルーティンワークが好き」なら事務職や工場作業員といった仕事が向いている可能性があります。
転職のプロに相談する
「自分に自信がなくて就職できるか不安」「今の仕事は向いてない気がする…」とお悩みの方は、就職・転職エージェントの活用がおすすめです。
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自分に合った仕事を見つけるために、第三者のサポートも活用しよう
人にはそれぞれ特性があり、自分で考えて仕事を進めたいタイプの人もいれば、決まったやり方で確実に仕事をしたいタイプの人もいます。
自分自身の特性や適性は、意外と自分では理解しにくいもの。そして、自分に合った仕事を見つけるには、どのような業種や職種が存在し、どのような選択肢があるのかを知ることが重要です。
また、現在の労働市場(仕事を探す人と雇いたい企業が出会う場)の動向や、求められるスキルについての情報をリサーチすることも欠かせません。
情報を効率よく収集し、自分に合った選択をするためには、キャリアコンサルタントなどキャリアに詳しい専門家や第三者のサポートを受けることも有効です。
客観的な視点を通じて自分の強みや適性を再発見することで、あなたにマッチする仕事に巡り合う可能性が高まるでしょう。一人で悩まず、積極的にサポートを求めてみることが、成功の近道になります。
まとめ
「指示待ち人間」に対してネガティブな印象を持つ人がいる一方で、「指示通りに仕事を進めてくれる」「計画的かつ確実に作業を遂行できる」とポジティブな印象を持つ人もいます。「自分は指示待ち人間なのでは」と悩んでいるなら、「指示待ちの状態を改善したいのか」「指示待ちの適性に合う仕事に就きたいのか」を考え、適性や希望に合う仕事に転職するのも選択肢です。
前述したように、自分に合う仕事を見つけたいならエージェントに相談するのがおすすめ。プロの視点から適性を判断するので、ミスマッチの少ない仕事探しが叶います。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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