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18歳での就職の現状は?一人暮らしできる?フリーターの就活方法も解説
更新日
この記事のまとめ
- 18歳で就職する人は高校卒業者全体の13%だが、専門学科では40%を占める
- 18歳で就職すると、同年代より早く社会人経験を積んだりお金を稼げたりする
- 18歳で就職するデメリットは、賃金が低めなことや職業選びの幅が狭いことなど
- 18歳におすすめの就職先は、働きながら技術や知識を身につけられる業界や職種
- 18歳のフリーターやニートの方が就活するなら、第三者の力を借りるのがおすすめ
18歳で就職することを考えていても、周囲の進学率や意見を聞いて悩んでしまう方もいるでしょう。正しく仕事選びができれば、キャリアアップなどに有利にはたらく可能性も十分あるでしょう。
このコラムでは、18歳の就職率やおすすめの職業を解説しています。また、おすすめの業界やフリーターやニートから正社員になる方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
18歳の就職率は約11%
文部科学省の「令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年10月末現在)に関する調査について」によると、令和6年3月に高校を卒業した92万9,568人のうち、就職者は9万9,768人でした。これは、全体のおよそ11%にあたります。この結果を受けて、「周囲の就職率とは違う」と感じた人もいるでしょう。それには、学科ごとの就職率が関係しているようです。
学科ごとの就職率
普通科と総合学科の卒業人数は、合わせて73万7,313人で、全体の高校卒業者のおよそ79%を占めます。このうち、就職者数は約5%にあたる3万5,200人です。普通科・総合学科では90%以上の学生が進学を希望していることになり、従って就職希望者の数が少ないことが分かります。
一方、専門学科全体の卒業人数は19万2,255人で高校卒業者のおよそ20%。そのうち就職者数は6万4,568人で、36%となります。これらのデータは、18歳での就職率が学科によって大きく違うことを示しています。専門学科では、普通科よりも就職が一般的な選択肢であるといえるでしょう。
参照元
文部科学省
令和6年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和5年10月末現在)に関する調査について
18歳高卒者の初任給で一人暮らしはできる?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況 (3) 学歴別にみた賃金(p.8)」によると、令和5年の高卒者の平均初任給は19万1,500円でした。保険料や税金などが引かれた手取り額は月収の約8割が一般的なため、初任給の平均手取り額は約13万円と考えられます。
18歳で就職したら扶養を外れて年金や社会保険料を払う
18歳で就職した場合は、親の扶養を外れて年金や健康保険や厚生年金保険、労災保険などの社会保険料を払うことになります。18歳で年金手帳がない場合も、就職すると会社側の手続きによって社会保険の加入手続きが可能になるので、把握しておきましょう。社会保険料を支払うことによって、業務に関連する怪我や病気を負った際の労災保険、老後の生活のための年金などの手厚い保障が受けられるようになります。「ニートが就職して社会保険に入るには?仕事探しのポイントを紹介」のコラムでは、各種社会保険の種類を解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
手取り13万円で一人暮らしはできる?
結論からいうと、手取り13万円で一人暮らしは可能です。しかし、家賃が高すぎたり頻繁に外食したりすると生活が厳しくなり、節約する必要が出てくるでしょう。ここでは、13万円(月収16万)で一人暮らしをした場合、どのような生活になるのかをシミュレーションしてみます。
どのくらいの家賃の家に住める?
月収16万円の人は管理費や共益費込みでおよそ5万3,000円以下の物件であれば、賃貸契約が結びやすいでしょう。一般的に「月収の3分の1以下の家賃」が審査通過の目安です。全国の一人暮らしの人の平均家賃はおよそ5万円弱ですが、地域によって金額に大きな差があります。首都圏は特に高い傾向にあるので、できるだけ安い地域を探すなど、視野を広げて物件探しをする必要があるでしょう。
家を借りるときは入居審査に通過する必要がある
賃貸契約を結ぶためには、契約者に家賃の支払い能力があるか確認するための入居審査があります。入居審査に通過しないと、家を借りられないので注意しましょう。2020年の4月1日から民法改正により「第四条」で成人年齢が18歳に引き下げられたことで、親権者の同意がなくても賃貸契約が結べるようになりました。ただし、18歳はまだ収入が低く、安定しない傾向があります。そのため、企業によっては変わらず親権者の同意を求められる場合もあることを把握しておきましょう。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)
生活費はどのくらいかかる?
総務省の「家計調査」によると、単身世帯でかかる1ヶ月間の生活費の平均は以下のとおりです。
項目 | 金額 |
---|---|
食費 | 4万2,049円 |
家賃 | 2万3,799円 |
光熱費・水道代 | 1万3,045円 |
家具・家事用品 | 5,760円 |
服飾品・靴 | 4,447円 |
医療費 | 7,367円 |
交通費・通信費 | 2万1,654円 |
教育費・教養娯楽費 | 1万8,794円 |
その他雑費 | 3万704円 |
交際費 | 1万3,731円 |
計(※使途不明金は含まない) | 18万1,350円 |
参照:総務省「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 年報」
この結果をもとにすると、13万円で生活するには約5万円ほど節約する必要があります。貯金やいざというときのお金も考えると、13万円では切り詰めた生活になる可能性があるでしょう。一人暮らしを検討する場合は、一人暮らしの必要性や予想される生活水準に関して、十分に考えたうえで判断するのがおすすめです。
参照元
総務省統計局
家計調査
18歳で就職する4つのメリット
18歳という若い年齢で就職すると、同年代よりお金を稼げる、早くから社会人経験を積めるなどのメリットがあります。以下、内容をそれぞれ見ていきましょう。
18歳で就職するメリット
- 同年代より使えるお金が多くなる
- 若さを評価してもらえる
- 早くから社会人経験を積める
- 未経験の仕事にチャレンジしやすい
1.同年代より使えるお金が多くなる
就職した場合は、同世代より自分のお金が増えるというメリットがあります。コラム冒頭の「18歳の就職率は約11%」で示したとおり、18歳では就職せずに進学する人が多数派です。進学した場合、アルバイトで収入を得る傾向があるため、稼げる額には大きな差が生まれるでしょう。18歳で就職すれば、周囲よりも金銭的に余裕のある生活が送れる可能性があります。
2.若さを評価してもらえる
就職活動では、若さも評価される要素の一つとなります。柔軟性のある若い年齢の人材を採用することで、長期的に企業で活躍できる人材を確実に育成できるためです。18歳という年齢が若い人材を歓迎している企業もあるため、スムーズに就活が進む可能性があるでしょう。
3.早くから社会人経験を積める
早くから社会人経験を積めるのは、18歳という年齢で就職する大きなメリットといえるでしょう。大卒の人が新卒で就職するのは22歳なので、4年間の差があります。4年間あれば業務に必要な知識やスキルが十分に身につくので、同年代よりも一歩リードすることが可能です。
4.未経験の仕事にチャレンジしやすい
18歳での就職はポテンシャルが評価されるため、未経験の仕事も採用される可能性があるでしょう。若いうちにさまざまな仕事を経験できれば、どのような業務が自分に合うのか探せるメリットもあります。
一方、年齢を重ねると知識やスキル、実務経験が求められることが多くなるため、若いときよりも未経験の仕事に挑戦しづらくなるでしょう。「やりたいことがある」「適性に合う仕事を探したい」という場合、18歳で就職するのも選択肢の一つといえます。
18歳で就職する5つのデメリット
18歳で就職するデメリットとしては、賃金の低さや出世のしにくさ、職業選びの幅が狭まる可能性などが挙げられるでしょう。以下でそれぞれ詳述します。
18歳で就職するデメリット
- 比較的賃金が低い傾向がある
- 大卒と比べると出世しにくいことがある
- 進学する人より自分の時間が少ない
- 学歴の条件を満たせない求人がある
- 職業選びの幅が狭くなる可能性がある
1.比較的賃金が低い傾向がある
18歳の年齢で就職するデメリットには、比較的賃金が低く設定されている場合があるでしょう。一般的に企業では賃金を学歴や経験、保有スキルなどによって決める傾向があるためです。ただし、得られる給料は企業規模や業界などによっても異なるため、自分がどれくらいの賃金を得たいか考えてみましょう。
「高卒の初任給はどれくらい?収入アップの方法や高収入を狙える職種を紹介」のコラムでは、企業規模別・業界別に見る高卒の平均賃金学歴ごとの初任給の違いを解説しているので、参考にしてみてください。
2.大卒と比べると出世しにくいことがある
出世に必要なのは実力や実績、適性ですが、なかには大卒を基準に総合職の管理職を選出する企業があるのも事実です。実力主義の企業なら問題ありませんが、学歴が重視される企業に18歳で就職した場合は、出世のチャンスに恵まれにくい可能性があるでしょう。
3.進学する人より自分の時間が少ない
大学や専門学校などに進学した同年齢の学生と比べると、自由な時間が少ないのもデメリットの一つです。同年代の学生は講義やアルバイト、サークルなど、さまざまな活動に時間を割いている一方で、18歳で就職すると仕事中心の生活になりがちです。同年代よりも早く収入を得られたり社会経験を積めたりするメリットがある一方、自由な時間が多い生活が「うらやましい」と感じる場合もあるでしょう。
4.学歴の条件を満たせない求人がある
求人には、学歴が条件となっているものも存在します。高度な専門性が要求されたり、条件の良い求人は「専門・大卒以上」となっている傾向があるため、応募したくてもできない場合があるでしょう。
5.職業選びの幅が狭くなる可能性がある
職業によっては、大学や大学院、専門学校でスキルや資格を身につけるのが条件になっている場合があります。18歳で就職する場合はこれらの条件を満たせない場合があるため、必然的に選択肢が狭まるでしょう。
18歳の場合は、メリット・デメリットを比較しながら、進学や就職などの進路を慎重に決める必要があります。「大卒と高卒の違いとは?就職時のメリットや学歴ごとの生涯賃金を解説!」のコラムで高卒からの就職と大卒からの就職のメリット・デメリットを解説しているので、参考にしてみてください。
18歳で就職する際におすすめの職業
18歳での就職を考えている方におすすめの職業には、働きながら知識やスキルを身につけられたり、若さや体力が武器になったりする職業が挙げられるでしょう。業界と職種に分けて、それぞれおすすめの職業をご紹介します。
おすすめの4つの業界
18歳の就職を検討する際におすすめの業界には、介護業やサービス業、建設業などが挙げられるでしょう。以下でそれぞれについてご説明します。
1.介護・福祉業界
介護・福祉業界は、資格や経験のないことが多い18歳という年齢であっても就職しやすい業界といえます。日本では高齢者人口が増加し、介護職のニーズが高まっていく一方で人材確保が難しいため、未経験者を積極採用している傾向があるでしょう。
また、未経験で業界に入り、経験を積みながら資格取得を目指せるのも魅力の一つ。働きながら資格やスキルが身につけられるうえ、資格を取得すればキャリアアップも目指せるため、長く働き続けたい人におすすめの業界です。
2.飲食業界
18歳で就職を考えるなら、飲食業界もおすすめです。飲食業界の仕事は調理師やホールスタッフ、店舗責任者などさまざま。たとえば、人とのコミュニケーションが好きならホールスタッフ、手に職をつけたいなら調理師というように得意分野や適性から選べるのが魅力といえるでしょう。
調理師は専門学校に行かなくても、2年の実務経験があれば受験資格が得られるため、働きながら資格が取得できます。ホールスタッフの場合は、店長としてキャリアアップする道も目指せるでしょう。
また、ホールスタッフの仕事で得られる臨機応変な対応力や全体を俯瞰する力は汎用性のあるスキルなので、将来転職を考えるときにも役立つ可能性があります。
3.建設業界
建設業界では労働者の高齢化が進んでいることから、体力のある若い人材が求められる傾向があるでしょう。未経験から挑戦でき、働きながら必要なスキルを身につけられるのがメリットの一つです。
また、経験を積んで現場監督など施工管理の職を目指すのもおすすめ。建設業の仕事はチームワークが重要なので、体力に加えてコミュニケーション能力も必要ですが、適性があれば長く続けられる仕事といえるでしょう。
4.運送・旅客業界
運送・旅客業界も、人手不足や高齢化により体力のある若い人材が求められているため、18歳から活躍できるでしょう。自動車の運転に興味があり、長時間の勤務に耐えられる体力のある人におすすめです。
同じ輸送業でも、長時間1人で運転する運送業に対し、人と接する旅客業はさまざまな人と関わるのが大きな違い。一人で黙々と業務にあたるのが好きなら運送業、人とのコミュニケーションが好きなら旅客業が向いているでしょう。
18歳で就職した場合、仕事は何時まで働ける?
18歳で就職した場合、時間帯の制限なしで仕事ができます。「労働基準法第六十一条」によって、18歳未満は深夜22時から早朝5時までの時間帯は仕事ができないという点に注意しましょう。ただし、18歳になるとこの制限がなくなるため、夜勤や深夜帯に及ぶ業務も問題なくこなすことが可能です。参照元
e-Gov法令検索
労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)
18歳の就職におすすめの4つの職種
18歳で就職する際におすすめの職種は、販売職や営業職などです。以下で、これらの職種にはどのような人が向いているのか、何が求められるのかを紹介していきます。
18歳の就職におすすめの職種
- 販売職
- 営業職
- 技術職
- 事務職
1.販売職
アパレルやIT、保険など、あらゆる業界で活躍できる販売職は、18歳の就職におすすめの職種といえます。なぜなら、販売職で重視されやすいのは学歴や専門技術よりも、商品への深い知識やコミュニケーション能力だからです。
ほかにも、相手がどのような商品やサービスを求めているか察する分析力、相手の立場に立った案内をする対応力なども求められます。これらは実際に働きながら身につける能力のため、就職活動の場でやる気や意欲をアピールできれば採用の可能性があるでしょう。
2.営業職
自社のサービスや商品を売り込むのが主な業務である営業職も、18歳で就職する際の候補の一つです。営業職の仕事は、顧客のニーズを読み取って最適な商品やサービスを提案することのため、コミュニケーション能力だけでなく傾聴力やプレゼンテーション能力が求められるでしょう。
仕事内容の特性上、営業職には学歴が問われないほか、給料も出来高制を採用している企業もあるので、頑張り次第で収入を伸ばせるのも魅力です。年齢や学歴に関係なく、営業成績によって収入を大きく伸ばせるので、チャレンジしがいのある職業といえるでしょう。
3.技術職
技術職とは、プログラマーや施工管理など、主に理系の専門知識を活かして製造や管理に携わる仕事のことです。身につけた専門スキルを活かして長く働き続けられるだけでなく、専門性の高さからある程度雇用が安定しているのも魅力といえるでしょう。
技術職では、高い技術を身につけるために長年の経験が必要です。そのため、長期キャリア形成の観点から、若い人材が歓迎される傾向があります。未経験から技術やスキルを学べるため、18歳で就職を考えている人にもおすすめです。
4.事務職
事務職は、企業の部署やプロジェクトが業務を行いやすいようにサポートする仕事です。パソコンでの書類作成や来客の応対、備品の管理など、さまざまな業務があります。ほかの人が働きやすいように雑務をこなすのが業務の目的なので、細かいところまで気配りできる人に向いているでしょう。
また、パソコンの基本操作ができればOKという求人もあるため、事務経験がない方もチャレンジしやすいのも魅力です。さらに経理などのスキルも身につければ、スキルアップも目指せるでしょう。
ここで紹介した職業は一例のため、就職活動の前にいろんな業界・職種を調査してみるのがおすすめです。「高卒者が就職するのにおすすめの仕事は?正社員になるメリットや方法も紹介」では、18歳の就職におすすめな業界・職種をさらに詳しくご紹介しています。気になる方は、ぜひご確認ください。
18歳で就職するのに役立つ4つの資格
就職する際に役立つ資格は、普通自動車免許や秘書検定などです。これらの資格を持っていなくても就職はできますが、資格があることで採用担当者に「真面目で勤勉な人」という印象を与えられる場合も。また、志望する業界に関するものなら、やる気や適性もアピールできるでしょう。
18歳で就職するのに役立つ資格
- 普通自動車免許
- ITパスポート
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 秘書技能検定
1.普通自動車免許
普通自動車免許は汎用性が高く、運送業や営業職など、さまざまな業界・職種で重宝される資格です。運送業や建設業では業務に必要不可欠なほか、スキルアップのために大型免許を取得する際にも普通自動車免許の保有が条件になります。
また、営業職など外回りをするような職種でも、普通自動車免許を求められる場合があるでしょう。多くの場面で役立つ資格のため、18歳で就職を考えている人は取得を検討してみてください。
2.ITパスポート
ITパスポートは、情報技術に関する基本的な知識を広く問う資格です。初歩的な内容なので、IT関連の業務に直接活かせるわけではありませんが、「ITに関心があり、基礎知識は得ている」というアピールになるため、就活の面接で好印象を得られる可能性があります。18歳でIT業界への就職に興味のある方は、取得を検討してみても良いでしょう。
3.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、マイクロソフト社のWordやExcelといったソフトの習熟度を判断する資格です。一般レベルであるスペシャリストを取得しておくと、パソコンスキルの証明になります。事務職をはじめとするパソコン作業中心の仕事を志望する場合は、就職活動でのアピールポイントになるでしょう。
4.秘書技能検定
秘書技能検定は、業務で活かせるビジネスマナーを問う資格です。3級では社会人としての基本的なマナー、2級では電話対応や仕事の優先順位のつけ方などの応用力が身につきます。取得していれば実務に活かせるほか、採用担当者に良い印象を与えられるのもメリットです。18歳で就職を検討している人でビジネスマナーに不安のある方は、ぜひ確認してみてください。
勉強に時間がかかり過ぎてしまうのは避けたほうが良いですが、資格を取得することで就職活動や就職後に役立つ可能性は十分にあります。18歳で資格取得を考えている人は、「高卒でも取れる資格はある?おすすめ31選と就活事情をご紹介」も参考にしてみてください。
18歳で仕事選びをする際の4つのコツ
18歳で仕事を選ぶときには、視野を広く持つことや自己分析の実施、キャリアプランの形成などいくつか押さえておくべきポイントがあります。以下、それぞれ解説します。
18歳で仕事選びをする際のコツ
- 視野を広くもつ
- 自己分析をする
- 学歴・経験不問の求人を探す
- 今後のキャリアプランを考える
1.視野を広くもつ
18歳で就職するなら、仕事探しの前に業界や職種について視野を広くもつことが大切です。限られた選択肢しか知らないまま就職先を決めようとすると、自分に本当に合っている仕事を見つけにくくなるでしょう。
できるだけ多くの選択肢のなかから納得できる仕事探しをするためにも、業界や職種の知識を得ておくのもおすすめです。ハタラクティブの「業界図鑑」や「職種図鑑」では、特徴や具体的な仕事内容などを業界・職種別に解説しています。知らなかった職業について知るチャンスでもあるため、ぜひ確認してみてください。
2.自己分析をする
仕事探しには、自己分析が重要です。自己分析とは、自身の経験を振り返ることで強みや長所、短所を分析し、「どんな仕事をやりたいのか」「自分には何ができるのか」を導き出す作業のこと。自己分析を丁寧に行うことで、仕事選びの軸となる譲れない条件や仕事の適性が明確になります。高卒で社会人経験がない場合は、アルバイトや部活の経験をもとに考えてみてください。
自己分析の詳しいやり方は「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」で解説しています。
3.学歴・経験不問の求人を探す
18歳で就活をする場合、「学歴不問」「未経験可」を条件にしている求人を探してみましょう。学歴不問と書いていない求人は、学歴によって待遇に差があったり、応募条件が大卒以上だったりする可能性があるためです。
学歴や経験を問わない企業では、人柄やポテンシャルを重視している傾向があります。柔軟性や就業意欲の高さをアピールすれば、採用担当者から好印象を得られ内定につながりやすくなるでしょう。
4.今後のキャリアプランを考える
18歳で納得できる就職を叶えるためには、「就職が決まれば良い」という目先の目標だけでなく、そのあとのことも考えましょう。仕事は長年続けていくものなので、どのようなキャリアを形成したいか考えることが大切です。
「△年後には資格を取得してキャリアアップしたい」「年収△△万円を目指したい」などの目標を定めてみましょう。就活の時点からキャリアアップの道筋をある程度考えておくと、実現するためにやるべきことが明確になるため仕事選びの軸になります。
18歳の就職活動を効率良く進める5つの方法
効率良く就活を進める方法は、求人サイトを利用する以外にも、ハローワークや就職エージェントなどで求人紹介を受けるやり方などさまざま挙げられるでしょう。ここでは、就活するときの5つの主な方法についてご紹介します。
18歳の就職活動を効率よく進める方法
- 求人サイト
- 求人雑誌
- 人からの紹介
- ハローワーク
- 就職・転職エージェント
1.求人サイト
求人サイトでは、手軽に幅広い職種や業種の求人が見られるでしょう。頻繁に更新されるので、新しい求人を閲覧できるほか、気になった求人にスピーディーに応募できるのも魅力です。
一方で、情報が多過ぎて絞り込みにくい、企業の詳細が分かりにくいといったデメリットも。また、応募管理もすべて自分自身でしなくてはいけないので、就職活動に不慣れな場合は難しく感じることもあるでしょう。
2.求人雑誌
求人雑誌では、職種や地域別に求人情報が掲載されているため、仕事内容や勤務地などの希望がある方は使いやすいでしょう。求人雑誌で仕事を探すデメリットには、情報量が少ないことが挙げられます。まだ仕事の軸が定まっていない人には、内容が限定的過ぎて使いづらい可能性もあるでしょう。
3.人からの紹介
知人から求人紹介してもらうのも、就活を効率良く進める方法の一つです。知人から仕事を紹介してもらえれば企業からの信用を得られている状態で面接を受けられるでしょう。そのため、採用担当者が比較的採用に前向きになりやすい傾向があります。また、仕事上で何かあれば、紹介者に相談したり間に入ってもらったりすることもできるでしょう。
一方、自力での就活に比べて、求人が気に入らなくても断りづらい、仕事を辞めづらいという点がデメリットです。紹介者との人間関係にも影響するので、それがプレッシャーになってしまう恐れもあるでしょう。
4.ハローワーク
ハローワークやジョブカフェといった、公的な就職支援機関を利用するのも手です。求人紹介以外にも無料の就職セミナーや相談受付を行っているので、就活の進め方が分からない場合も安心して臨めるのがメリット。また、ハローワークごとに管轄地域があり、その地域の求人を多く扱っているので、すでに働きたい地域が決まっている人はより利用しやすいでしょう。
デメリットは、ハローワークを通じてしか応募できない点と、一度にいくつも応募できない点。求人サイトと違って気になった求人すべてに応募するのは不可能なので、不自由さを感じる可能性もあります。ハローワークの利用方法については「ハローワークを利用する流れは?初めての応募申し込みや失業保険の申請方法」のコラムで詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
5.就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。利用するメリットは、サービスのきめ細やかさと、自分に合った求人を紹介してもらいやすい点など。年齢層や業界に特化したサービスを展開している就職・転職エージェントならではの特徴です。また、専門知識をもったアドバイザーによる担当制のため、じっくり就職相談に乗ってもらいやすいのも魅力といえるでしょう。
デメリットは、自由に求人に応募できない点と、求人サイトやハローワークなどに比べて扱う求人が少ない点です。しかし、そのぶんカウンセリングやマッチングに力を入れている傾向があるので、仕事選びを誰かに相談しながら進めたい人に就活・転職エージェントは適しているでしょう。
求人サイトや支援機関など、さまざまなサービスを利用してみて、自分に合ったサービスを探してみてください。
フリーターやニートから就職するには?
18歳のフリーターやニートの方が就活するなら、第三者の力を借りるのも有効です。社会経験や知識が豊富な第三者のアドバイスを受けることで、より自分に合った仕事を見つけられるでしょう。親や周囲の人も良いですが、できるだけ自分を客観的に評価してくれる人に頼ってみてください。
求職者に求人を紹介してくれるハローワークや就職・転職エージェントなどでは、求人紹介以外にも、就活のプロが求人選びのアドバイスをしてくれます。このように、求職者と企業とのマッチング経験が豊富な人に相談するのも一つの手です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。