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新卒の離職率がどれくらいか知っていますか?新卒から数年の社会人経験を積んだ人は「第二新卒」とされ、近年様々な企業が積極的な採用に乗り出しています。新卒時の就活とは勝手が違う第二新卒の転職活動。そのポイントをチェックしていきましょう。
厚生労働省が平成25年3月の新規学卒者に対して行った調査によると、新卒で入った会社を卒業後3年以内に退職した人の割合は、およそ32%。10人のうち3人が、短期のうちに退職あるいは転職していることがわかっています。
参照元:厚生労働省 新規学卒者の離職状況(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000140526.html)
3割という離職率の背景にある退職・転職の理由は様々ですが、残業時間の長さや入社前に持っていた企業へのイメージと実際の仕事内容のギャップ、給与の低さや人間関係などが代表的な例として挙げられます。
「今の仕事が合わない」「労働時間が長い」
そんな風に感じている方は、退職・転職に向けて動く前に現状の問題点を把握し、それが今の会社では解消されないものなのかを考える必要があります。ひょっとしたら、仕事が合わないのは現状のスキル不足のためかもしれないし、残業が多くてもそれが自分の成長に繋がっているのなら一概に労働環境が悪いとは言い切れません。
冷静に自分の現状を振り返った上で、やはり退職・転職したいという方は、転職活動における「第二新卒」の強みを知っておくと良いでしょう。新卒として就職後、数年以内に退社・転職をする人は第二新卒と呼ばれ、近年様々な企業からのニーズが高まっている人材。
第二新卒はなぜ企業に必要とされるのか? 第二新卒に対して、企業が感じる3つのメリットをご紹介します。
①社会人としての基本マナーが身についている
第二新卒は数年の正社員経験を持ち、社会人としての基本マナーを身につけています。入社後に基礎的な研修をする必要がなく、教育コストがかからない点が企業にとっての魅力です。
②高い柔軟性を持っている
第二新卒は社会人経験はあるものの、前の会社にいた年数が短く他社の風土や仕事のやり方に染まっていません。そのため企業は自社の技術を継承し、組織を若返らせる人員として第二新卒を迎えたいと考えています。
③過去の経験に学んでいる
第二新卒は初めて就職した会社で自らの限界を知ったり、環境が合わず自分の力を発揮できなかったりと、それぞれの挫折を経験しています。一度失敗した経験のある第二新卒は仕事に対して強い意欲を持ってることが多く、採用を行う企業は若く熱意のある第二新卒の伸びしろに期待しています。
人材市場において第二新卒には大きなメリットがあることがわかりましたが、だからといって転職活動での油断は禁物。第二新卒だからこそ気をつけたいポイントを押さえて、転職活動に役立てましょう。
【新卒の時と同じ心持ちで転職活動を進めない】
第二新卒は「新卒」とは言っても、学生という身分で就職活動をする新卒とは立場が異なります。先ほど、基本マナーが身についていることが第二新卒の強みとお伝えしましたが、逆に言えば、企業側は第二新卒の社会人としての振る舞いを厳しくチェックしているということ。新卒時の就職活動以上に、転職活動では自分の立ち居振る舞いを意識する必要があります。
新卒の就活では、企業は説明会やインターンを開催しますが、第二新卒の転職活動では企業の方からそういった機会を提供してくれることはありません。新卒の就活と比べ転職活動では自分から積極的に行動する場面が増え、求人探しや企業研究にも就活の時以上に力を入れる必要があるでしょう。
【退職の理由はポジティブに!】
第二新卒の面接では、必ずといって良いほど退職理由に関する質問があります。この時避けたいのが、「人間関係が悪かった」といった会社への不満ととられるようなネガティブな回答をすることです。 面接官の多くは、「この人と一緒に働きたいか?」「仕事をする仲間としてふさわしいか?」という視点で応募者を評価しています。退職の理由は「人間関係が悪かった」→「チームワークのある職場で力を発揮したい」のようにポジティブにまとめ、今後に対する前向きな姿勢をアピールしましょう。【自分が求めているものを知る】
安定、成長、給与、将来性、職種…。人が仕事に求める物は様々ですが、一度正社員として経験を積んだ第二新卒の人は、新卒の頃と比べて仕事に対する希望が固まってきているのではないでしょうか。
「多少給与は低くてもプライベートと両立できる職場がいい」「残業が多くてもスキルアップできる業務内容が理想」など、企業を選ぶ前に自分が重視する条件を洗い出し、優先順位をつけていきましょう。こうすることで自分の本来の希望や志望と合わない企業に入社する失敗を避けられます。
入社から3年以内で約3割という新卒の離職率は、多く感じられたでしょうか?ひょっとすると、思ったよりも少ないと感じた人もいるかもしれません。しかし、離職率はあくまでもひとつの目安として考え、退職・転職は自分の置かれた状況やこれからの志望によって判断していきましょう。
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