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新卒の離職率はどのくらい?退職する理由とあわせて解説
更新日
この記事のまとめ
- 新卒の卒業後3年以内の離職率は2020年度の時点で高卒が37%、大卒で32.3%
- 新卒の離職理由には「給与」「労働環境」「仕事内容」などが挙げられる
- 転職を考える前に、今の会社で改善できることはないか見直してみることが大切
- 新卒で退職する際は、会社を辞める理由を明確にしておこう
- 第二新卒は企業にとってのメリットが多く、就職しやすい傾向にある
「新卒の離職率や退職理由が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、新卒の離職率や退職理由を紹介。離職率が高い理由を知り、対策を練ることで離職を防ぐことができる場合もあるでしょう。一方、新卒で入った会社から転職する場合は、退職後に自分がどうしたいのかを明確にすることが重要です。転職を考えた際に注意するポイントなどもまとめているので、参考にしてみてください。
新卒の離職率はどれくらい?
厚生労働省の「学歴別就職後3年以内離職率の推移」によると、2020年度における新規学卒者の卒業後3年以内の離職率は、高卒で37%、大卒で32.3%でした。また、厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況(13p)」の年代別の入職・離職率で見ると、20~24歳の男性が38%、女性が37.3%なことに対して、25歳~29歳以降の離職率は、男女ともに約20%以下です。そのため、ほかの年代と比べると新卒の離職率は高いといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
令和3年雇用動向調査結果の概要
新卒の離職理由とは?
新卒で離職に至る理由として、どのような出来事がきっかけとなるのでしょうか。以下で、代表的な理由をいくつか挙げてみました。
給与
正社員の募集求人に記載されている給与額は、「額面給与額」といわれるものが一般的。額面給与額は、税金や各種手当などを含んだ金額で記載されています。そのため、税金分や支給対象外の手当分が差し引かれると、実際の「手取り金額」は募集求人に記載されている金額より低くなることも。また、「1年勤めても昇給がなかった」「予想より少なかった」などの理由から、離職する場合もあるようです。給与が気になる場合は、「手取り給与額」がどれくらいになるか確認しておく必要があります。
労働環境
「残業が多い」「職場の人間関係が上手くいかない」など、労働環境の悪さから離職することも多いようです。労働環境は、入職前には分かりづらい一面のため、対処方法は少なめです。しかし、面接時や説明会などで担当者の様子をよく観察したり、どのような社風か、社員はどのようなことにやりがいを感じて働いているかを聞いてみたりすると、参考にできるでしょう。
仕事内容
「やりたい仕事ではなかった」「想像していたよりも地味な作業が多くて大変」など、仕事内容に不満を抱き、離職に繋がることもあるようです。憧れの職種への理想が高すぎることが原因であるケースも多いため、実際に現場で活躍している人や、就職・転職エージェントから現場や業界の様子について話を聞いてみるなど、情報を集めておくことをおすすめします。
新卒で入った会社から転職する前に
転職という行動を起こす前に、今の会社でできることはないのかを見直してみることも大切です。「業務を見直して残業を減らせるか試す」「自分からアクションを起こして人間関係の改善に努める」など、状況改善に向けて取り組めることもあります。入職してすぐは難しかったことでも、1年、2年と積み重ねてきた時間の中で「自分でできることは何か?」「どう動いたらみんなが働きやすいか?」を把握できるのではないでしょうか。環境の改善に努めた経験は、これから先の仕事や人間関係の構築にも役立つはずです。転職を考える前に、まずはできることを探してみましょう。「新卒入社した仕事を辞めたい…退職前に考えることは?」では、新卒入社した会社を辞めるメリット・デメリットや退職前にできることなどを解説。また、退職した方が良いケースや仕事を続けた方が良いケースなども紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
新卒で退職する際の注意点
退職する前に「退職したら自分は何をしたいのか?」ということを、一度確認しておきましょう。退職してからやりたいことが決まらず、「あれもこれもやりたい」「どんな会社でも良い」と手当たり次第面接を受けると、採用担当者にも熱意がないことが伝わり、スムーズに転職先を決めることは難しくなるでしょう。また、退職理由が明確でないと、転職できても以前と同じ理由ですぐに退職してしまうこともあります。退職理由を明確にしてから就活・転職活動を行うことで、同じような環境の会社を選んでしまうことは防げるでしょう。
第二新卒として新たな一歩を踏み出す前に
新卒として働き、短期間で退職したあとは、第二新卒として転職活動を行うことになります。以下では第二新卒として転職活動を行うにあたって、理解しておくべきポイントをご紹介します。
企業が第二新卒を採用するメリット
第二新卒は企業にとって、「ほかの社風に染まっていない」「柔軟性がある」「成長率が高い、社会常識が身についている、研修など人材育成にかかるコストの削減が望める」といったメリットの多い人材です。そのため、積極的に第二新卒を採用している会社も多い傾向にあります。企業が第二新卒を採用するメリットについては「第二新卒採用の特徴とは?メリットとデメリットを解説!」でも解説しているので、参考にしてみてください。
第二新卒なら未経験の業種にも挑める可能性が大きい
未経験の職種へ転職する際、熱意や柔軟性のほかに「仕事をどれだけ早く、正確に覚えられるか?」ということも重視されます。第二新卒は仕事の吸収力、成長率が期待できるため、未経験の業種でも歓迎されるでしょう。未経験の職種にチャレンジするなら、第二新卒という強みを活かして就職・転職活動を行うのもおすすめです。
早期離職で第二新卒になった場合
新卒として入社後、1年以内に退職して第二新卒になる場合もあるでしょう。入社して数ヶ月で第二新卒になった場合、就職活動で応募先の企業から「仕事に対する意欲がない」「またすぐ辞めてしまうのでは」などと見られる可能性があります。そのため、面接の際には早期離職に対する反省点や改善点を述べ、熱意を伝えることが重要です。「入社3ヶ月で転職すると第二新卒?退職理由の伝え方やアピールポイントは?」では、早期離職で第二新卒になった場合の就職活動への影響や成功するポイントなどを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層の就職・転職活動に特化したエージェントです。カウンセリングをはじめ、書類の書き方から面接対策、日程調整、入職後のフォローまで、就活アドバイザーがマンツーマンでサポートしています。「新卒で入った会社を離職したけど、やりたいことが分からない」「第二新卒としてのアピール方法が知りたい」など、就職・転職活動でお悩みの際は、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。