- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- 大学中退就職TOP
大学中退後の進路とは?メリットとデメリットや就活成功のコツを解説
更新日
この記事のまとめ
- 大学中退を後悔しないためには、第三者に相談したり次の進路を明確にしたりしよう
- 大学中退の理由は、「転学」「経済的困窮」「学力不振」「病気」など
- 大学中退後の進路には、「正社員へ就職」「フリーター」「専門学校」などがある
- 大学中退者が就職する場合、若さやポテンシャルのアピールで採用の可能性が広がる
- 大学中退後に効率的に正社員を目指すなら、就職・転職エージェントに相談しよう
大学生の方のなかには、「大学中退しようかな…」と考えたり不安を抱えたりしている人もいるでしょう。大学を中退したからといってこの先の人生が決まるわけではありませんが、中退後に明確な目標がない場合、できるだけ早く目標を見つけることが大切です。
このコラムでは、大学中退後の進路や就職事情をご紹介します。大学中退のメリット・デメリットも解説するので、進路に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
大学中退すると後悔する?大学中退者の現状
ここでは、大学中退者の現状についてご紹介します。具体的には、日本における大学中退者の割合や、中退したことを後悔する人としない人の違いなどを解説。大学中退からの進路を考える際の基礎知識として、ぜひお役立てください。
大学中退者の人数とその割合
文部科学省の「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」によると、2021年度の全国の国公私立大学(短期大学を含む)・高等専門学校の中退者数は5万7,875人、中退率は1.95%となっています。直近3年間の中退者数は、以下のとおりです。
年度 | 中退者数 | 中退率 |
---|---|---|
2019年度 | 7万4,129人 | 2.50% |
2020年度 | 5万7,913人 | 1.95% |
2021年度 | 5万7,875人 | 1.95% |
引用:文部科学省「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」
過去3年間の中退率は、1〜3%の範囲内で推移しており、大学生全体の人数からみれば少ない割合であることが分かるでしょう。
大学の中退率に関しては「大学の中退率は高い?低い?理由や就職に与える影響を解説!」にもデータが掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
参照元
文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等
大学中退後に後悔する人としない人の違い
大学中退後に後悔する人と後悔しない人の違いは、「中退後の目的があるか」「周囲に相談したか」にあるといえます。目的がないまま大学中退を決断したり、周囲の意見を聞かずに中退を決めたりすると、「視野が狭かった」「誰かに相談すれば良かった」と後悔する可能性があるでしょう。
一方で、大学中退後の目的や進路が明確な人は、後悔せずに次のステップに進みやすくなります。家族や大学関係者などに相談して意見をもらえた人も、広い視野で考えたうえで大学中退を判断できるため、後悔を防ぎやすくなるでしょう。
大学中退者が正社員として就職するのは厳しいのか
大学中退した方は最終学歴が高卒になり、求人によっては「大卒以上」を応募条件にしている場合もあるため、正社員就職の可能性が低くなることも。ただし、「学歴不問」「高卒以上」としている正社員採用の求人もあるため、可能性はゼロではありません。
また、アルバイトからの正社員登用や高卒の方を対象とした就職エージェントへの相談など、正社員を目指す方法はさまざまなので、前向きに行動するのがおすすめです。
大学中退から正社員を目指したい方は「大学中退だと正社員は無理?おすすめの仕事と就職活動のコツを紹介」のコラムを参考にしてみてください。
大学中退者が就職するには年齢が若いうちの行動がおすすめ
年齢の若い20代であれば、学歴や経験関係なく、人柄やポテンシャルで採用される可能性が高まります。特に、人手不足の企業や職種では、若い人材に対して将来性を見越してポテンシャル採用していることもあるでしょう。そのため、大学中退後の就職活動は早めに行動を起こすのがおすすめです。ポテンシャル採用については、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」のコラムを参考にしてみてください。
大学中退の理由とは?
文部科学省の「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」によると、大学を中退する理由で最も多いのは、「転学など」で16.3%です。
大学を中退した理由 | 中退者に対する割合 |
---|---|
転学等 | 16.3% |
学生生活不適応・修学意欲低下 | 15.7% |
就職・起業等 | 14.3% |
引用:文部科学省「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」
上記のほかにも、「経済的困窮」「学力不振」「心身消耗・疾患」などの理由により、大学を中退する場合もあります。
転学や就職といったポジティブな中退理由もあれば、「学生生活に馴染めなかった」「精神的な理由でつらくなってしまった」といったネガティブな理由も。「この理由であれば中退後も後悔しない」という基準はないので、自身の状況や環境に合わせて判断をすることが大切です。
以下では、大学を中退するに至った主な理由について詳しく解説しているので、ご自身の状況に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
経済的理由
文部科学省の「新型コロナウイルスの影響を受けた学生への支援状況等に関する調査(令和3年2月16日)」によると、2020年の4〜12月の期間に大学を中退した学生のうち、経済的理由による中退者は19.3%です。また、同省の「学生の中途退学や休学等の状況について」によると、2014年の経済的理由による中退の割合は20.4%でした。
このことから、経済的な理由での大学中退は新型コロナウイルス感染症の影響により増加したわけではなく、以前から一定数存在していたことが分かります。
中退の背景には、「両親の失業」「家族の病気による治療費」「バイトと学業の両立の困難」「家業の不振」「留年による学費支払いの困難」などが考えられるでしょう。
精神的理由
大学中退の背景には、精神的な理由も考えられます。たとえば、「友人関係による孤独感」「大学生活に馴染めない不安感」「精神的な持病」などです。
大学は自由度が高い反面、先生やクラスメイトと馴染めなければ、一人で過ごすこともあるかもしれません。大学選びのミスマッチにより、学校内での人間関係の悩みを相談できる人がいない場合、結果的に学業に支障をきたしたり、大学中退をしたりすることもあるようです。
学業不振
大学生のなかには、学業不振から中退を決意する方もいるでしょう。興味をもてない授業や学習の遅れによって、学業に挫折感を覚えることがあるようです。
また、授業を欠席したり課題の提出を怠ったりすることで、単位不足となり留年や大学中退を決意する場合も考えられます。
大学が合わない
中退する理由の一つに、「大学が合わない」ことも考えられるでしょう。たとえば、「希望する大学に進学できず、諦めざるを得なかった」「自分の価値観と学校の環境や人との相性が合わない」という場合に、合わないと感じやすいようです。
やりたいことが見つかった
大学中退の理由として、「やりたいことが見つかった」という場合が考えられます。たとえば、「時間を費やしたい仕事が見つかった」「芸能活動や起業に専念したい」「海外での夢や目標が見つかった」「本当に学びたいことのために転校したい」などです。
大学中退は慎重に考えたほうが良いですが、やりたいことが明確であり、周囲を説得できる内容であれば前向きに検討してみましょう。
ただし、目標を達成できなかった場合や挫折した際に、大学中退を後悔するリスクもあることを念頭に入れておくことが大切です。
「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」のコラムでも、大学中退の理由についてご紹介しています。こちらの内容も参考に、自分にとってどの選択が良いのかを探ってみてください。
参照元
文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等
大学中退した後の主な8つの進路
「大学中退したら終わりだ…」というネガティブなイメージをもつ方もいますが、大学を中退したあとの選択肢は多岐にわたります。そのため、あまり不安になり過ぎないようにしましょう。たとえば、大学中退後に違う学校に進学して、勉強を続ける方は一定数いるようです。また、学業に未練がない場合は、正社員として就職したり公務員試験を受けたりする方もいます。進路が決まっていなければ、期限を設けたうえでフリーターやニートになり、将来を考える時間を作る選択肢もあるでしょう。以下で、それぞれの選択肢について解説します。
1.一般企業に正社員として就職する
大学中退後の進路として、正社員就職を目指す選択肢があります。大学を中退した状態から正社員を目指す場合、最終学歴は高卒。目指す企業や職種によっては、大卒以上の学歴が求められることもあるため、大学を卒業したほうが良いか、中退して就活するか応募条件を確認することが重要です。
学歴よりも人柄やポテンシャルを重視する企業では、大学を卒業していなくても挑戦しやすいでしょう。
大学中退者が就職を目指しやすい仕事はある?
以下は、人手不足や需要の増加により、学歴や経験を問わない求人が増加傾向にある職種です。人柄やポテンシャル次第で、正社員としての就職を目指せる可能性があるでしょう。
・営業職
・ITエンジニア
・介護スタッフ
・販売職
・接客スタッフ
・建設作業員
・施工管理職
たとえば、営業職や販売職の場合、専門的なスキルは問われず、人柄やコミュニケーション能力が評価されて採用につながることも。また、ITエンジニアや介護スタッフは、ポテンシャル採用で未経験からチャレンジできる求人もあるでしょう。
また、上記の職種はあくまで一例です。特定の職種や業界に囚われず、視野を広げて仕事を探してみましょう。
2.公務員試験を受けて公務員になる
大学中退後に、試験を受けて公務員になる選択肢もあります。公務員試験のなかには高卒から受験できる枠が存在しますが、合格するためにはそれ相応の準備が必要です。
公務員試験対策を行っている予備校を検討したり、試験内容や募集要項などを確認したりしたうえで対策をすることをおすすめします。
高卒から公務員を目指す方法については、「高卒で公務員になるには年齢制限がある?受験資格や注意点について解説」のコラムを参考にしてみてください。
3.資格を取得して専門職に就く
大学中退後、資格を取得して専門職に就く道もあります。なかには、専門学校に入学して、資格取得や技能訓練を受ける方もいるようです。
ただし、大学に在籍しながら資格取得が可能な場合もあるため、中退を決意する前に両立できないかどうか検討するのも手。また、目指す資格によっては、関連する学部の卒業が必要な場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
4.ほかの大学や専門学校で学び直す
大学中退後、ほかの大学や専門学校への再受験も一つの進路です。大学を再受験する際には、志望校の必須科目や制度が以前とは異なる場合があることに注意しましょう。また、編入制度を利用できることもあるため、志望大学の編入試験について調べてみる方法もあります。
手に職をつけたいという方には、専門学校への入学するのも選択肢の一つです。専門学校では、各種職業に直結する実践的な技術や知識を学べます。専門学校は大学とは異なりますが、高等教育機関として同じ位置づけです。
大学や専門学校の再受験を検討している方は、「大学中退をして再受験するメリット・デメリットを解説!就職への影響は?」のコラムを参考にしてみてください。
5.海外へ留学をする
大学を中退して、海外へ留学するという選択肢もあります。語学を学びたい、海外で働きたいといった方は、大学を中退して留学を考える場合もあるでしょう。
ただし、大学や学部によっては在学中に留学が可能なことも。また、休学して留学する方法もあるため、まずは大学で情報収集してみるのがおすすめ。また、留学をするには手続きの手間や費用も掛かるため、勢いや感情だけで実行するのはハードルが高い可能性があるでしょう。
6.アルバイトをしてフリーターになる
大学中退後にアルバイトとして働く方もいるでしょう。アルバイトは求人数が多く、未経験者歓迎や短期の仕事が豊富にあるため、急ぎで収入が必要な方に適しています。
また、アルバイトで多種多様な仕事を経験することで、自分の適性が分かることも。アルバイト先に正社員登用制度があれば、アルバイトから正社員になれる可能性もあります。
7.起業してフリーランスになる
大学中退後にフリーランスとして働く選択肢もあります。たとえば、プログラミングやデザイン、ライティング、動画編集などのスキルや専門知識がある方は、フリーランスとして収入を得られる可能性も。ただし、フリーランスとして活躍するためには、特定のスキルに加えて、営業力やコミュニケーション能力など幅広いスキルも必要になります。
8.ニートとして仕事をせず暮らす
大学中退後、働いたり通学したりする意思がない場合は、ニートとして過ごす可能性もあなるでしょう。大学中退をネガティブに引きずると、なかなか次のステップに進めないこともあります。
しかし、ニート期間が長引くと社会復帰のハードルが上がることもあるため、まずはアルバイトや資格取得など、可能な範囲で行動してみるのがおすすめです。
「ニートから就職するには?6つの理由別の対処法やおすすめの職種をご紹介!」では、ニートから就職する方法について紹介しています。
心身の不調で療養する場合もある
病気や怪我、精神的な疲れにより大学を中退した場合は、療養を必要とすることもあります。将来どのような進路を選ぶ場合であっても、医師の指示で療養が必要と判断されたら、体を休めたほうが良いでしょう。療養期間後の目標がある場合は、規則正しい生活を送っておくのがおすすめ。また、可能であれば読書や資格取得などに取り組むと、療養後の社会復帰や就職する際に役立つ可能性があります。
大学中退のメリット
大学中退後の目標が明確であれば、メリットに感じることも多くなるでしょう。大学中退のメリットは、以下のとおりです。
大学中退のメリット
- 就職すればいち早く社会経験を積める
- 学業や大学生活のストレスがなくなる
- やりたいことに集中できる
- 学費を払う必要がなくなる
- 人間関係や環境をリセットできる
1.就職すればいち早く社会経験を積める
大学中退後すぐに就職する場合、同級生に比べて早く社会経験を積めるのはメリットの一つ。大卒者より早く入社することで、早く役職についたり昇給したりできることもあるでしょう。
特に、経済的な困難に直面している場合には、就職して安定的な収入を得られることは大きなメリットといえます。
2.学業や大学生活のストレスがなくなる
学業や大学生活が大きなストレスになっている方は、大学中退によりストレスが軽減される点がメリットです。学業が上手くいかなかったり、大学生活で人間関係に悩んだりして中退する方も。大学中退によりストレスが軽減されれば、次のステップに前向きに取り組めるようになることもあるでしょう。
3.やりたいことに集中できる
やりたいことが明確にある方は、大学中退することで目的に集中できたり、多くの時間を割けたりするメリットがあるでしょう。大学に通うと、学業や学校生活に一定時間は拘束されます。
「中退しなくても自由時間はあるだろう」という考えもありますが、学部によっては単位数が多かったり、卒業要件に向けての取り組みで忙しかったりすることも。実習や研究が多い大学では、常に勉強に追われることも考えられます。
大学を中退すると、これらの制約から解放され、自分の興味ややりたいことに集中する時間をもてるでしょう。
4.学費を払う必要がなくなる
大学の授業料は、途中で留年や休学をしても免除されないのが一般的です。そのため、大学に行く意欲が低い場合、留年や休学より中退を選択したほうが経済的な負担は減らせるでしょう。
なお、「中退したくないけど、経済的な理由で辞めざるを得ない」という場合は、大学に一度相談してみるのも手。大学により対応はさまざまですが、たとえば支払期限を延ばしてくれたり、学費の支払いを複数回に分けてくれたりすることもあるようです。また、奨学金制度や大学独自の支援制度の情報を得られることもあるでしょう。
5.人間関係や環境をリセットできる
大学中退により人間関係や環境をリセットできる点に、メリットを感じる方もいるでしょう。大学は人が多く広いため、特定の人間関係に悩んでいても、接触を避けることは可能です。しかし、耐え難い場合や環境が合わない場合は、大学中退も選択肢の一つとなるでしょう。
大学中退のデメリット
大学中退は、その後の進路に大きな影響を与えることもあるため、慎重に検討する必要があります。後悔を防ぐために、大学中退のデメリットを把握しておきましょう。
1.卒業しなかったことを後悔する恐れがある
大学中退のデメリットの一つに、「卒業しなかったことに対して後悔する恐れ」が考えられるでしょう。大学中退後の生活が上手くいかなかったり、就職できなかったりすると、大学に通っていれば良かったと後悔することも。大学を中退する際には、「本当に後悔しないか」を自問自答する必要があるでしょう。
2.最終学歴が高卒になり応募できない求人が増える
「大学中退者が正社員として就職するのは厳しいのか」でも触れたように、大学を中退すると卒業資格を得られないため、一部の求人に応募できない可能性があります。就職すること自体は大学中退後も可能ですが、選択肢が制限される可能性があることを考慮しておきましょう。志望企業や目指す職種がある方は、学歴や必要なスキルなどを確認したうえで大学を中退するか検討することをおすすめします。
3.面接で中退理由を聞かれる
大学中退のデメリットとして、面接で中退理由を聞かれることが挙げられます。特に、就職活動中は、履歴書の学歴欄と年齢を照らし合わせて、大学中退の経緯を詳しく聞かれることがあるでしょう。
その際、大学中退の理由が明確でなかったり、ネガティブな内容だったりする場合は、説明が難しくなることも。人によっては「大学中退の経緯を追求されること」「理由をどう説明するか悩むこと」をデメリットに感じる場合があるでしょう。
4.就職活動で印象が悪くなることもある
就活の際に、大学中退の理由によっては悪い印象に捉えられる可能性がある点はデメリットです。
病気や経済的な理由により大学を中退した場合は、やむを得ない事情として印象が下がることは少ないでしょう。しかし、留年や人間関係が理由の場合、「努力が足りなかったのではないか」「困難な状況に直面したら逃げるのではないか」といった点を懸念される可能性もあります。
大企業へ就職を目指す場合の難易度が上がる可能性も
大手企業は応募者数が多くなることもあるため、効率化から学歴をもとに選考通過を判断することも。応募が多いと履歴書すべてに目を通す時間が取れず、やむを得ず学歴フィルターをかけてふるい落とさざるを得ないというケースもあるでしょう。そのため、大企業や優良企業など倍率が高い企業の選考では、大学中退が不利になる可能性がある点はデメリットといえます。
「学歴フィルターとは?転職・就職時にどう影響するのか解説」では、就活における学歴フィルターの影響について解説しています。
5.大学の就職支援サービスを利用できなくなる
大学中退をすると、学校が提供する支援やサービスを受けられなくなるデメリットがあります。たとえば、学習相談室やキャリアセンターでの支援、図書館の利用などが制限されるでしょう。
大学のキャリアセンターを利用したことがない方は、「キャリアセンターを就職活動で活用する方法!サポート内容やメリットを紹介」のサポート内容やメリットを参考にしてみてください。
6.奨学金の返済が始まる
奨学金を利用している方は、大学中退とともに返済が始まるため、すぐに就職しない場合は大きな負担になることもあるでしょう。大学中退をした場合、適切な手続きをして奨学金の受給を停止する必要があります。
一般的に、中退後に奨学金の返済が始まり、滞納すると利子が加算され支払額が増える可能性も。返済が困難な場合は、返済額を減額したり、一時的な支払猶予を得たりすることが可能です。
7.空白期間ができると就職に影響が出る場合がある
進路が確定する前に大学中退をすると、空白期間が発生します。空白期間が長引くと就職の難易度も上がる傾向があるため、注意しましょう。
また、就活では空白期間について、「何をしていたのか」と質問をされることも考えられます。空白期間に何もしていないと、印象が下がる可能性もあるでしょう。
8.学び直したい場合は再び受験勉強が必要になる
大学へ再入学したいと思っても、金銭面や勉強時間の確保などを考慮すると、簡単なことではありません。中退後に再び大学へ行きたくなった場合、再び受験勉強が必要になります。
お金や時間に限りがあったり、途中でやる気を失ったりして、再び大学に進学することを諦めざるを得ない場合もあるでしょう。
9.大学の友人と気軽に会いにくくなる
大学中退後は、気軽に大学の友人に会えなくなることもあります。大学中退後は、就職や専門学校の入学など、新たな進路で忙しくなる可能性も。また、「中退したのが気まずい…」という思いから、大学の友人に連絡しづらいと感じることもあるでしょう。
10.大卒者より生涯年収が減る可能性がある
高卒の方と大卒の方で、初任給や昇給に差を設けている企業もあり、場合によっては生涯賃金に大きな差が生まれることもあるでしょう。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2023」によると、高卒と大卒の生涯賃金の差は、男性が4,400万円、女性が4,900万円となっています。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
高校卒 | 2億300万円 | 1億4,900万円 |
大学卒 | 2億4,700万円 | 1億9,800万円 |
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2023 図21-1 生涯賃金(定年まで注、退職金を含めない、2022年)」
大学を中退すると早く働き始められますが、生涯年収は下がる可能性があります。なお、生涯賃金は企業や職種、転職回数によっても異なるため、参考程度におさえておきましょう。
「高卒と大卒の生涯賃金の差はいくら?学歴が就職や年収に影響する理由」では、高卒と大卒の生涯賃金の差について詳しく解説しています。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集―
本当に大学中退したほうが良いか見極めることが大事
大学を中退するかどうかの判断は非常に重要です。自分のなかで理由や原因を考え、ほかの人に相談することも大切。最終的な決断は自分自身で下すことになりますが、「大学中退後に後悔する人としない人の違い」でも触れたように、後悔しないためには信頼できる人に相談することをおすすめします。大学中退後のキャリア形成を考えるポイント
大学中退後のキャリアを考える際のポイントには、「長期的な視点で続けられそうな仕事を選ぶ」「今後やりたいことを考えてみる」などが挙げられます。
以下でそれぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
長期的な視点で続けられそうな仕事を選ぶ
大学中退後に自分に合ったキャリアを築くためには、将来を見据えた長期的な視点が重要です。急いで就職しても、その職場が自分に合わなかったり、転職を余儀なくされたりする場合もあります。
たとえば、自己分析や適職診断をすれば、自分の強みを活かした仕事を選べることも。また、キャリアプランを立ててみれば、いますべき行動が見えてくるでしょう。
仕事選びに迷う方は、「仕事で何がしたいか分からない…自分に合った仕事を探す方法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
今後やりたいことを考えてみる
大学中退後、将来の方向性が定まっていない場合は、「やってみたいこと」を挙げてみましょう。大学中退後の進路は、就職だけではないため、資格取得やアルバイト経験がキャリア形成の第一歩となることもあるでしょう。
やりたいことが見つからない場合は、やりたくないことから選択肢を絞っていくのもおすすめ。また、興味のあること、好きなことを制限なく紙に書き出してみれば、やりたいことにつながる傾向や特徴が見えてくる可能性もあります。
「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」のコラムでは、やりたいことの見つけ方について詳しく解説しているので、ご一読ください。
大学中退後に就活を成功させる7つのヒント
大学中退後に就職を成功させるには、「若さやポテンシャルをアピールする」「汎用性の高いスキルや資格を得る」「未経験者歓迎・学歴不問の求人に応募する」などが効果的です。以下でそれぞれ解説します。
1.若さやポテンシャルを武器にする
大学中退者は、若さやポテンシャルを武器に就活を進めましょう。若い人材を求める企業では、スキルや経験より将来性を評価する傾向にあるからです。
そのため、大学中退後は就職に向けてできるだけ早く行動を起こすのはもちろん、面接時には就業意欲や熱意をアピールしましょう。アルバイト経験のなかで、応募先企業に活かせるスキルを身につけている場合はアピールすると効果的です。
2.汎用性の高いスキルや資格を取得する
大学中退後、志望企業や目指す職種が定まっていない場合は、汎用性の高いスキルや資格を得るのも手。たとえば、日商簿記検定やMOS、ITパスポート、TOEICなどは、幅広い企業の営業職や事務職などで役立つ可能性があるでしょう。
また、秘書検定は、秘書を目指す方はもちろん、基本的なビジネスマナーを身につけたい方におすすめの資格です。
詳しくは「就職に役立つ資格8選!効果的なアピール方法も解説」のコラムでご紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。
3.未経験者歓迎・学歴不問の求人に応募する
大学中退から正社員就職を目指す場合は、「未経験者歓迎」や「学歴不問」の求人を探してみましょう。未経験者歓迎や学歴不問とする求人は、企業側が応募者に特別な資格やスキルがないことを想定して募集しているのが特徴です。
そのため、入社後に一からスキルを身につける教育体制を整えている場合が多く、大学中退から挑戦するのに適しているといえるでしょう。
4.面接対策を徹底する
よくある質問への回答準備や面接練習など、面接対策は徹底しましょう。特に、大学を中退した理由については、前向きな表現で伝えられるようにしておくのが重要です。
面接や応募書類での言い回しや自己紹介の工夫によって、採用担当者に好印象を与えられることも。「一人で面接対策をするのは不安…」という場合は、就職エージェントを活用すると良いでしょう。
5.スケジュールや心に余裕をもつ
就職を成功させるためには、スケジュールに余裕をもつことが重要です。特に、大学中退者は履歴書に空白期間ができることを避けるために焦ることがあるでしょう。
ただし、就活セミナーや面接などスケジュールを詰め込み過ぎると、心の余裕がなくなり、求人情報を見逃したり自分に合わない職場に就職してしまったりすることも。リラックスする時間を取りながら、焦らずに就職活動を進めましょう。
6.社会とのつながりを完全に絶たないようにする
大学中退後は、アルバイトや趣味、ボランティアなどで、社会や人とのつながりを絶やさないようにしましょう。社会とのつながりが薄れると、就職に関する情報が入りにくくなったり、働けるか不安になったりする可能性があります。
また、大学中退後もアルバイトやボランティアなどで日中活動していれば、就職してフルタイム勤務になる場合も、スムーズに移行しやすくなるでしょう。
7.複数の就職支援サービスを活用する
大学中退から就職を目指す場合、求人サイトや就職エージェント、ハローワークなど、複数の就業支援サービスを利用してみるのがおすすめ。複数の就業支援サービスを利用すれば、出会える求人が増えるだけでなく、自分に合った就活の進め方を見つけられるでしょう。
たとえば、ハローワークでは地域に根差した企業の求人を見つけやすいため、地元で就職したい方におすすめ。就職エージェントでは、求人紹介に加えて、応募書類の添削や模擬面接などの手厚いサポートが受けられます。一人で就活を進めることに不安がある方は、利用を検討してみましょう。
大学中退の理由が傷病なら就労移行支援の利用も可能
障がいや病気などによりやむを得ず大学を中退した場合、就労移行支援を受けられることも。就労移行支援とは、障がいのある方が一般企業で働けるようにするための福祉サービスです。就労移行支援では、職業訓練で自立を目指すだけでなく、仕事探しや企業とのマッチング、選考対策といったサポートも受けられます。大学中退から正社員を目指すための方法
ここでは、大学中退から正社員を目指す方法について3つ紹介します。大学中退から正社員を目指すのが難しいと感じる場合は、アルバイトや契約社員、派遣社員などで経験を積んだ後に正社員を目指すといった方法も視野に入れてみましょう。
アルバイト先の正社員登用制度を利用する
大学中退から正社員を目指す方法として、アルバイト先の正社員登用制度を利用する方法があります。正社員登用制度とは、アルバイトやパート・契約社員といった非正規雇用の労働者を、正社員雇用に切り替える制度です。
正社員登用の有無や実績は、企業によって異なります。また、正社員登用制度があっても、要件によっては利用できなかったり、実績がなかったりすることも。利用したい場合は、実際に非正規雇用から正社員になった割合を確認してみるのが無難です。
「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」では、正社員登用制度の実情や試験について紹介しています。
派遣・契約社員として働き経験を積む
正社員への就職が難しい場合は、雇用形態の選択肢を広げて派遣や契約社員を検討してみましょう。先述したように、派遣社員や契約社員の方も、正社員登用制度を利用できます。また、派遣社員や契約社員として身につけたスキルや経験が、正社員への転職に役立つこともあるでしょう。
雇用形態別の特徴や違いについては、「正社員になるべきか?雇用形態を比較して自分に合った働き方を見つけよう!」のコラムを参考にしてみてください。
高卒者向けのキャリアアドバイザーに相談する
大学を中退して正社員を目指す場合は、高卒向けの就職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに相談してみるのも手。就職エージェントでは、求人紹介に加えて、就職に関する悩みや不安をプロに相談できます。
転職者向け、第二新卒向けなどさまざまなサービスがあるため、高卒の方を対象とした就職エージェントを選ぶのがおすすめです。自分に合った就職エージェントを利用すれば、求人紹介や正社員求人の選考対策など、手厚いサポートを受けられるでしょう。
大学中退者向け!履歴書の書き方
大学中退後に正社員として就職するには、履歴書の完成度を高めることが成功のカギ。採用選考は、「書類選考→面接」の順に進むのが一般的であるため、面接確約の企業でない限り、書類選考を通過しなければ面接には進めません。
そのため、記入漏れや誤字脱字をなくしたり、応募企業に合わせた内容にしたりして、完成度の高い履歴書を作成しましょう。
学校名のあとに「中途退学」と明記する
学校名のあとに「中途退学」と記載します。記載例は以下のとおりです。
先述したように、大学を中退した場合は「高卒」となります。大学に入学したとしても、卒業に至らず中退した場合は最終学歴とはみなされないので、注意しましょう。
中退理由は簡単に記載する
履歴書に大学中退の理由を記載する際は、「志望進路の変更のため」「病気療養のため(現在完治しています)」のように、簡単に記載しましょう。詳しい内容は、面接で聞かれたときに答えれば問題ありません。ただし、大学中退の経歴そのものを書かないことは学歴詐称にあたり、内定取り消しや解雇のリスクがあるので、書き忘れに注意しましょう。
学歴を偽ることが法律上で罪に問われる理由を知りたい方は、「大学中退を履歴書に書かないとバレる?好印象を与える書き方や例文を紹介」のコラムをご一読ください。
大学中退の理由を面接で伝えるときのコツ
面接で大学中退の理由を伝える際は、「嘘をつかない」「反省点とそれに対する取り組みを伝える」「前向きな表現にする」などのポイントをおさえましょう。基本的な内容ですが、面接本番で緊張しているとつい余計なことを言ってしまうことがあるので、あらかじめ考えておくことをおすすめします。
1.噓をつかない
大学中退の理由を伝えるときは、嘘をつかないようにしましょう。面接中に嘘をつくと、話している内容に矛盾が生じたときに、印象が悪くなる可能性があります。また、採用後に嘘がばれると内定取り消しに繋がる場合もあるので、質問には正直に答えるようにしましょう。
2.反省点と今後の課題を述べる
大学中退の理由を伝える際は、反省点とそれに対する取り組みを伝えるのがおすすめです。「なぜ大学中退に至ったのか」「状況を変える努力はしたか」「反省点がある場合は今後それをどう活かしていくか」というように、段階的に説明していけばネガティブな印象を与えにくくなります。
3.前向きな表現にする
大学中退の理由はできるだけ前向きな表現で伝えましょう。「勉強についていけなくなったから」「人間関係のトラブルがあったから」などの後ろ向きな理由をそのまま伝えると、採用担当者にマイナスの印象を与える恐れがあります。
「早く社会に出て働きたいと感じたから」「新たな目標ができたから」というように、できるだけ前向きな表現に置き換えて伝えるようにしてみてください。
4.空白期間がある場合は具体的なエピソードを盛り込む
大学中退の理由と併せて、中退後の空白期間について質問された場合は、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。たとえば、「時間はかかっても、長く働き続けられる仕事を探したいと思い、▲ヶ月間就職活動をしていました」「事務職の仕事に役立てたいと思い、簿記の勉強をしていました」などです。
空白期間の答え方については、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
大学中退者におすすめの就職支援サービス
大学中退からの就職を成功させるには、就職支援サービスを活用してみることをおすすめします。大学中退者におすすめの就職支援サービスとして挙げられるのは、ハローワークやジョブカフェ、就職・転職エージェントなど。自分に合ったサービスを選び、就活の一歩を踏み出しましょう。
ハローワーク
ハローワークとは、厚生労働省管轄の公共職業安定所のこと。公共機関なので仕事を探している方なら誰でも利用することが可能です。
ハローワークで利用できるサービスは、求人検索端末を用いた仕事探し、職業相談など。窓口の職員に相談すれば、就活の方法や履歴書作成の相談などもできます。
ハローワークについて詳しく知りたい場合は、「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」のコラムをチェックしましょう。
参照元
厚生労働省
ハローワークインターネットサービス
わかものハローワークの利用もおすすめ
大学中退をした方には、わかものハローワークの利用もおすすめです。わかものハローワークとは、正社員になったことがない、または経験が浅い方のうち35歳未満を対象とする就職支援施設のこと。職業相談だけでなく、就職に役立つセミナーや職業訓練なども受けられます。詳しくは、「わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説」のコラムをご一読ください。
ジョブカフェ
ジョブカフェとは、正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、概ね34歳以下の若者を対象に就職支援を行っています。各都道府県が設置している施設で、地域に密着したサービスを提供しているのが特徴です。具体的には、就職セミナーや職場体験(インターンシップ)などを開催しています。
詳しくは、「ジョブカフェとは?利用できるサービスやハローワークとの違いを解説」のコラムをご覧ください。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。求人紹介をメインに、履歴書の添削や面接対策、内定後のフォローといった手厚いサポートを受けられます。専任のキャリアアドバイザーが就くので、細かな希望や条件を伝えれば、それを考慮したうえでピッタリの求人を紹介してくれるでしょう。
エージェントサービスに興味がある方は、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」のコラムもご一読ください。
大学中退後に就職を成功させた方の体験談
ここでは、高校・大学を中退後に就職・転職エージェントのハタラクティブを利用しながら、正社員として就職した方の体験談をご紹介します。中退した理由はどのようなことだったのか、就職・転職エージェントの支援サービスを利用してどのような感想をもったのかなど、ぜひ参考にしてみてください。
アルバイトから正社員になった方の体験談
T.Kさん(22・男性)は、単位が足りず留年するための学費も払えなかったため、大学を中退。大学中退後は就活をしましたが、上手くいかずアルバイト生活を1年間続けていたそうです。
その後、このままだとダメだと思い、ハタラクティブに登録。書類や面接対策を受けると、びっくりするぐらい早く就職が決まりました。対策をするかしないかだけでこんなにも違いが出るものなんだと体感し、「もっと早く登録しとけば良かった」と思ったそうです。
T.Kさんのように、「就活が上手くいかない」「選考対策の方法が分からない」といった方は、就職エージェントに相談してみましょう。就職エージェントでは、応募書類の添削や模擬面接などが受けられます。
大学中退から正社員就職の目標を叶えた方の体験談は、「大学中退から正社員へ」をご覧ください。
派遣社員から正社員になった方の体験談
C.Kさん(22・女性)は、プロのフォトグラファーを目指して大学へ入学しましたが、カメラについてもっと勉強したいと考え中退。中退後はアルバイトで5年間、派遣社員として半年間働きながら、カメラの勉強を続けました。
しかし、親から「早く就職しなさい」と言われたり就活する友人をみたりして、カメラは趣味にしようと区切りをつけ、正社員への就職を目指しました。その後、いろいろな転職サイトを見比べ、ハタラクティブの「20代を中心に支援」「フリーター歓迎」が目に留まり登録。カウンセリングで目指す職種を絞り、保険会社のフォロー営業として正社員就職を叶えました。
C.Kさんは、就活アドバイザーから詳しい仕事内容や勤務時間・残業時間の目安も教えてもらい、具体的な働き方が想像できた点が良かったと話しています。
C.Kさんの体験談に関して詳しくは、「コンビニバイトの経験を活かし、カメラの道から保険会社営業に」のコラムをご覧ください。
大学を中退するか迷ったら後悔しない進路を選ぼう
大学中退については、その後の進路や目標を明確にしたうえで、後悔しないかどうか慎重に検討しましょう。また、大学中退に関する悩みは一人で抱え込まず、家族や大学に相談してみると解決策が見つかることも。就職を目指す場合、ハローワークや就職エージェントに相談すれば仕事探しや選考対策に関する不安を解消できるでしょう。
大学中退後に就職を考えている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブがお手伝いいたします。ハタラクティブでは、大学中退者の方はもちろん、既卒や第二新卒、フリーターといった若年層の就職支援を実施。専任のキャリアアドバイザーが、カウンセリングから内定まで一貫してサポートいたします。
一人ひとりに合った求人紹介や応募企業に合わせた面接対策、選考のスケジュール調整、企業との条件交渉などもお任せいただくことが可能です。就活が初めての方もしっかりフォローいたします。1分でできる適職診断も含め、サービスはすべて無料で受けられるので、まずはお気軽にご相談ください。
大学中退者によくあるお悩みQ&A
ここでは、大学中退者によくあるお悩みにQ&A形式でお答えします。「大学中退後はどうなるの?」と不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学を中退する理由や中退率は?
大学の中退理由には、「転学」「学生生活に馴染めなかった」「学費を払えなくなった」などがあるようです。また、このコラムの「大学中退すると後悔する?大学中退者の現状」によると、2021年度の大学中退率は1.95%となっています。
「大学中退は人生終了」といわれる理由は?
大学中退後に何もしないまま過ごすと、人や社会との関係が薄れたり、なかなか次のステップに進めなかったりして「人生終了」と思うことも。しかし、「大学中退=人生終了」というのはネガティブなイメージで、大学中退後に専門学校でスキルを身につけたり、正社員就職を目指したりして前向きに行動している方もいます。
大学中退後の将来について知りたい方は、「大学中退者の将来はどうなる?その後の進路をご紹介」のコラムも、ぜひ参考にしてみてください。
大学を中退して良かったことはありますか?
次のステップが上手くいけば、「早く就職してスキルを身につけられた」「専門学校へ通い資格が取れた」など、中退して良かったと思えることがあるでしょう。また、大学中退により「学費の負担がなくなった」「人間関係をリセットできた」といった点に良さを感じる場合もあります。
大学を中退して良かったことについては、このコラムの「大学中退のメリット」でも触れているので、ご一読ください。
大学中退から公務員になれますか?
試験や面接を突破すれば、大学中退から公務員になることは可能です。 ただし、公務員試験の種類によっては、年齢などの要件を細かく設けているので、あらかじめ確認しておきましょう。
詳しくは、「大学中退者は公務員になれる?面接の通過方法や給料事情をご紹介!」のコラムをご一読ください。
「大学中退して良かった」と思えません…
大学中退を後悔し、学生生活にやり残したことがあるのなら、再入学する方法もあります。ただし、また一から受験勉強をする必要があるため、簡単ではありません。しかし、気持ちを切り替えて資格を取得したり就活をしたりして、次のステップへ進むことで後悔の気持ちが消える可能性があるでしょう。
就活に関して一人で悩んでいる方は、就職・転職支援サービスのハタラクティブの利用をぜひ検討してみてください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。