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仕事がつまらない!転職すべき?やりがいある職業に就くための方法を紹介
この記事のまとめ
- 仕事がつまらないときは、悩みの理由を明確にしてから転職すべきかどうか考えよう
- 20代の転職理由には、人間関係や仕事内容のへの不満が多い傾向がある
- 仕事がつまらないときは、配置転換の要望や目標探しなど今の環境でできることを考えよう
- 転職先で「仕事がつまらない」と感じないためには自分への理解を深めることが大切
- 仕事がつまらない状況が解決しないときは転職も検討しよう
あなたにおすすめ!
仕事がつまらないと感じると、仕事に集中できなかったり面倒だと感じてしまったりしますよね。しかし、「つまらないだけで転職して良いの…?」と不安に感じ、行動に移せない方もいるでしょう。仕事がつまらないときはその理由を明確にし、できる対処法や工夫から試してみるのがおすすめです。
このコラムでは、「仕事がつまらない」と感じる原因とその対処法について解説します。また、転職後に「仕事がつまらない」と感じないためのポイントも紹介するので、状況の改善を目指すための参考にしてみてください。
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仕事がつまらない!転職する?しない?
「仕事がつまらない」と感じて転職するかどうか悩んでいる際は、つまらない理由を明確にして慎重に判断する必要があります。たとえば、慣れや一時的な気持ちの変化が原因で漠然と「つまらない」と感じている場合は、すぐに転職を決断するべきではないことも。一方、仕事や職場に原因がある場合、状況が改善されないようであれば、転職を検討すべきタイミングである可能性があります。
以下で転職すべきタイミングとそうでないタイミングについて解説するので、自分自身の現状を判断する際の参考にしてみてください。
転職を検討すべきタイミング
転職を検討すべきタイミングは、仕事が適性やキャリアの方向性と合っていない場合といえます。以下では、転職を検討する主なタイミングについてまとめました。
- ・現在の仕事内容に対して興味や関心がない
- ・違う分野の仕事や職種に挑戦したい
- ・スキルアップが難しく成長する機会がない
- ・自分のキャリアプランや目標と合わない
自分の将来やキャリアプランを見据えたうえで、現状維持を続けても成長がないと感じたときが転職を検討するタイミングといえるでしょう。職場環境に問題があると感じている場合は、上司に相談してみるのもおすすめです。相談後に状況の改善が見られない場合は、転職を視野に入れて行動しましょう。
転職すべきではないタイミング
漠然と「仕事がつまらない」と感じる場合は、慎重に検討し判断する必要があります。以下では、転職をすべきではないタイミングについてまとめました。転職を迷っている方は、参考にしてみてください。
- ・転職先が未定でやりたいことが決まっていない
- ・一時的な感情によりモチベーションが低下している
- ・人間関係に対する不満はあるが今後改善の余地がある
- ・転職するよりも現職でいたほうがメリットがある
一時的な感情に起因する場合や今後改善の余地がある場合は、転職に適したタイミングとはいえません。たとえば、職場の人間関係に不満があっても、異動や転勤で解決する可能性もあります。また、プロジェクトで組まれた一時的なチームに不満を頂いている場合も、短期的な付き合いとなるため、今後は改善の余地があると判断できるでしょう。
仕事がつまらないときに転職を考える6つの理由
「仕事がつまらない」と感じる原因には、「自分の適性に合っていない」「仕事にやりがいや目標がない」「自分の仕事を正当に評価されていないと感じる」などがあります。まずは、何が原因で「仕事がつまらない」と感じ転職を検討しているのか、理由を明確にしましょう。
仕事がつまらないときに転職を考える理由
- 仕事が自分の適性と合っていない
- 仕事に目標がなくやりがいを感じない
- 自分の仕事を正当に評価されていないと感じる
- 仕事をするうえで理想と現実にギャップがある
- 人間関係が上手くいっていない
- 今の仕事ではやりたいことをできていない
1.仕事が自分の適性と合っていない
仕事が自分の適性と合っていない場合、「つまらない」と感じる原因になり得ます。たとえば、「体を動かす仕事が好きなのにデスクワークの仕事に就いてしまった」「やり方が決まっている仕事が得意なのに臨機応変な対応が求められる」などの状況が挙げられるでしょう。就職後にミスマッチに気づいたり、「安定性を重視した」「夢や憧れで選んだ」など自分の性格や能力の適性を考慮せずに現在の仕事を選択したりしたことで、このような状況に陥るケースがあるようです。
適性に合わない業務だと、仕事に面白みを感じられなかったり、仕事に馴染んだりスキルアップするまでに時間が掛かってしまいやすいもの。無意識のうちに不満を募らせ、「仕事がつまらない」と感じてしまうことが考えられます。
自分に合う仕事の探し方については、「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムで詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
2.仕事に目標がなくやりがいを感じない
仕事がつまらないのは、仕事に目標がなくやりがいを感じないことが理由の場合もあります。「目の前の仕事を何のためにやっているのか分からない…」と感じると、前向きに取り組めないものです。また、毎日ルーティン化した業務を行っていると、仕事に飽きて「つまらない」と感じる可能性もあるでしょう。
しかし、このような場合は、自分にとって適切な目標設定を行うことで状況が改善されることも。「人生の目標の立て方やメリットを紹介!日々の生活を充実させよう」のコラムでは、目標を設定する意味と目標の立て方について詳しく解説しています。転職を考える前に仕事上の目標を設定し、つまらないという気持ちが改善するかどうか試してみましょう。
3.自分の仕事を正当に評価されていないと感じる
仕事に意欲的に取り組んでも、上司から正当な評価をされていないと感じる場合は、「仕事がつまらない」と感じる原因になります。特に、給与やボーナスに関わる評価について不満を感じると、転職を検討したくなりやすいようです。
実際に、ハタラクティブの独自調査「若者しごと白書2025」でフリーター・正社員の方に仕事に満足していない理由を聞いたところ、以下のような結果が得られました。
引用:「若者しごと白書2025 2-4. 仕事に満足していない理由(p.20)」
ほかにも、評価制度に対する不満もフリーターの方の4.5%、正社員の方の4.6%が抱いていると分かりました。正当な評価が得られないと、「頑張っても意味がない」「こんなに頑張っているのに還元されない」と感じ、不満が溜まってしまいます。結果的に仕事の面白さを感じられなくなり、「つまらない」という気持ちにつながるようです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
4.仕事をするうえで理想と現実にギャップがある
仕事がつまらないことで転職を考える人のなかには、「仕事が合っていない気がする」「自分のやりたい仕事ではない気がする」と、今の仕事内容に違和感を抱いている方もいるでしょう。また、「仕事を進めるペースが周りの人と合わない」「職場の環境が整っていない」など、理想どおりに業務を進められず不満が蓄積する場合も考えられます。
こうした悩みは、今の自分と仕事で実現したい姿が合致していなかったり、環境が自分に合っていなかったりする理想と現実のギャップが原因といえるでしょう。理想と現実に大きなギャップがあると、不満やストレスから「仕事がつまらない」と転職を考える原因となります。
5.人間関係が上手くいっていない
「周りの社員と会話が弾まない」「ジェネレーションギャップがあり、仕事のやり方が合わない」など人間関係が上手くいかないことで、仕事がつまらないと感じる人もいるでしょう。多くの場合、仕事を進めるうえでは同僚とのコミュニケーションが不可欠です。コミュニケーションが上手くいっていないと仕事もスムーズに進められず、「仕事がつまらない」「楽しくない」と感じる原因になります。
「仕事の人間関係に疲れた!ストレスによる影響と辛くて辞めたいときの対処法」のコラムでは、苦手な人との付き合い方をご紹介。人間関係に悩み転職を検討している方は参考にしてみてください。
6.今の仕事ではやりたいことをできていない
今の仕事ではやりたいことをできていないために、「仕事がつまらない」と感じる場合もあります。たとえば、「表現することが好きでデザイン職を選んだが、仕事では制約が多く思いどおりにできない」「もっと大規模なプロジェクトに携わりたいのに任せてもらえない」といった状況が考えられるでしょう。
また、スキルや知識を身につけたにも関わらず難易度の低い仕事しか任せてもらえず、「つまらない」「自分の力を試したい」と感じるケースも。自分のやりたいことが今の職場では実現できない場合、仕事にやりがいや面白さを見いだせずに転職を考える方もいるようです。
「仕事がつまらない?」20代の転職理由とは
転職を検討している人が抱える悩みは、仕事内容や賃金、人間関係などさまざまです。以下では、厚生労働省の調査をもとに、20代の方がどのような理由で転職しているかを紹介します。
20代の転職理由は自己都合が87%以上
20代の転職理由は自己都合が多く、仕事への不満を理由に転職した人も少なくないようです。厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、20代で転職した人の離職理由は、自己都合の割合がほとんどを占めており、20~24歳で87.3%、25~29歳で87.4%でした。
20~24才 | 25~29才 | |
---|---|---|
自己都合 | 87.3% | 87.4% |
契約期間の満了 | 3.3% | 4.4% |
出向(移籍出向) | 0.2% | 0.5% |
倒産・整理解雇・人員整理による動奨解雇 | 2.5% | 5.3% |
その他 | 1.2% | 1.9% |
不明 | 5.6% | 0.5% |
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況 表15(18p)」
20代の転職理由は仕事内容や労働環境の不満が多い
ハタラクティブの「わかもの白書2025」によると、18歳から29歳までの正社員経験のある男女が正社員の仕事を退職した理由は以下の通りです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
思っていた仕事内容と違った | 20.9% | 6.7% |
人間関係がうまくいかなかった | 16.3% | 15.3% |
労働環境・時間が不満 | 15.1% | 15.7% |
健康上の理由 | 11.6% | 12.1% |
給与が低かった | 7.0% | 7.4% |
希望の仕事ができなかった | 7.0% | 2.0% |
社風が合わなかった | 5.8% | 4.7% |
家庭の事情 | 3.5% | 6.3% |
新型コロナウィルスの影響で職場環境が変わったため | 3.5% | 1.6% |
上司や経営層の仕事の仕方が気に入らなかった | 2.3% | 3.6% |
業界や企業の将来性が見えなかった | 2.3% | 1.3% |
キャリアアップができなかった | 1.2% | 1.6% |
結婚・出産などのライフステージの変化 | 0.0% | 15.1% |
評価が不平等だった | 0.0% | 0.7% |
福利厚生が悪かった | 0.0% | 0.7% |
その他 | 3.5% | 5.2% |
参照:ハタラクティブ「わかもの白書2025 1-3. 正社員の仕事を退職した理由(p.7)」
この結果から、「仕事が楽しくない」「つまらない」と感じて転職を決意した人も一定数いることが推察できます。ただし、仕事がつまらない現状を変えるには、まずは今の職場でできることがないか探してみるのがおすすめ。このコラムの後半で対処法を解説しているので、ぜひ試してみてください。
今の職場で努力してもつまらない気持ちが消えない場合は、改めて転職を検討するのがおすすめ。ハタラクティブは未経験や無資格から挑戦できる求人が豊富なので、ぜひご相談ください。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
【状況別】仕事がつまらないときの主な悩み
ここでは、「入社数ヶ月の社会人」「入社3年以上の社会人」「フリーター」の仕事に関する悩みと転職する場合のポイントをそれぞれご紹介します。転職を検討している方や転職事情について知りたい方は参考にしてみてください。
入社数ヶ月の社会人の場合
入社数ヶ月の新入社員の場合、夢や目標、やりがいをもって入社したにも関わらず、思い描いていた仕事と現実にギャップを感じ「日々の業務がつまらない」と悩むこともあるでしょう。また、働き始めてから自分の理想とする仕事や働き方が見つかる場合もあります。より自分に合った職場で働きたいという思いから転職を希望する人もいるでしょう。
入社数ヶ月で仕事を変えるのは可能?
入社数ヶ月の場合も対策次第で転職は可能です。会社によっては第二新卒をはじめとした若い世代を積極的に採用している場合もあり、20代であれば未経験分野にも十分に挑戦できる可能性があります。
ただし、入社数ヶ月での転職活動では、面接官から「忍耐力がないのでは」「自社もすぐに辞めてしまわないか」といった不安や懸念を抱かれることも。退職後にやりたいことをできるだけ詳しくイメージし、「本当に今の職場でできないことか」「転職する必要があるか」を慎重に判断する必要があります。「新卒が3ヶ月で辞めるとどうなる?退職理由やその後の転職のコツを解説!」のコラムでは、入社して間もない時期に転職活動を行う場合の影響や対策を紹介しているのでチェックしてみてください。
入社3年以上の社会人の場合
入社3年以上の社会人の場合、業務や環境にも慣れてきたことで「今の業務がつまらない」と物足りなさを感じ、「そろそろ次のステップに進みたい」「新しい物事に挑戦したい」と意欲が湧いてくるころです。今の職場で頑張りを評価してもらえなかったりスキルアップを望めなかったりすると、「ここに在籍することで自分の望むキャリア形成ができるのか」と不安に思い転職を検討することもあるでしょう。
入社3年以上の場合も未経験の職種に挑戦できる?
20代であれば、入社3年以上であっても未経験の職種への転職を目指すことは可能です。20代ならではの柔軟性や将来性だけでなく、一定の社会人経験があるため社会人としてのマナーやビジネススキルが備わっていることも評価されやすいでしょう。ただし、未経験者を募集している求人は、キャリア形成の観点から年齢制限を設けていたり、ポテンシャルを重視して若手人材を積極的に募集していたりする可能性も。年齢を重ねるにつれ選べる求人が減っていく恐れがあるため、できる限り早い段階で転職活動に踏み出すことをおすすめします。
フリーターの場合
フリーターの方の場合は、毎日同じ仕事を繰り返すことや裁量のある仕事ができないことに「つまらない」と感じる可能性があります。アルバイトは働き方を自由に選びやすいぶん、ルーティンワークや責任範囲の限定的な仕事を中心に任される傾向があるためです。
アルバイトとして長期間勤めていれば、責任のある仕事を任される可能性もあるものの、正社員と比較すると限定されやすいのが実情。「もっとこういう風に仕事をしてみたい」「自分が社員ならこうするのに」などの思いから、今の仕事がつまらないと感じることがあるでしょう。
フリーターから正社員は目指せる?
フリーターから正社員を目指すことは可能です。昨今は少子高齢化による労働力不足から、経歴を問わず若手人材を広く募集している企業も増加傾向にあるといえます。既卒やフリーターの方も、選考対策をしっかりと行えば正社員就職を実現できるでしょう。
フリーターからの転職活動では、「チャンスの多い若いうちに活動を始める」「自己分析や企業研究で適職を見極める」などを実践するのがポイント。「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」のコラムでフリーターから転職するコツを詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。仕事がつまらない現状を変えるためにやるべきこと
仕事がつまらない現状を変えるには、自分なりの理由を突き止めたうえで、今の環境でできることや自分がやりたいことを考えてみることが大切です。仕事がつまらないのは当たり前と割り切るのではなく、日々の仕事が楽しくなる工夫をすることで、悩みを解消できる可能性があります。
1.仕事が楽しくない自分なりの理由を突き止める
まずは、仕事が楽しくない自分なりの理由を突き止めましょう。つまらないと感じる本当の理由が分からないままだと、対処法を試しても悩みの根本的な原因が解消されず、再び「つまらない」と感じる恐れがあるためです。
たとえば、今の仕事がつまらないと感じる理由が「人間関係が上手くいっていないから」であれば、「具体的に何に不満を感じているのか」と掘り下げてみましょう。「上司によく指摘される」→「仕事に正確さを求められる」→「正確性の必要な業務が苦手」など、自分への理解を深められます。理由を深く掘り下げることで、自分の適性をもとに解決策や対処法を試せるでしょう。
また、仕事がつまらないと感じる理由が分からない場合は、仕事をするうえで感情が大きく変化する場面を思い返してみるのがおすすめ。楽しかった場面や達成感をおぼえた場面、嫌だと感じた場面など、感情の種類別に考えてみましょう。感情の動きを客観的に把握することで、「なぜ今の仕事はつまらないと感じるのか」を突き止めるヒントになります。
2.今の環境で自分にできることを考える
仕事がつまらない理由が分かったら、今の環境で自分にできることを考えてみましょう。「同じ仕事をしている人にやりがいや目標を聞いてみる」「配置転換の希望を出してみる」など、今の職場でできることはいくつかあります。誰かに相談するのが難しい場合は、「今の仕事で感じたやりがいを書き出す」といった小さいことから始めてみましょう。仕事に取り組む姿勢を変えるきっかけにつながります。
以下で一つずつ解説していくので、行動する際の参考にしてみてください。
同じ仕事をしている人にやりがいや目標を聞いてみる
同僚や先輩、上司など、同じ職場の人に、どのようなやりがいや目標があるのか聞いてみましょう。可能であれば、ほかの会社で同職種に就いている人にも聞いてみるのがおすすめです。
相手の目標ややりがいを聞き出したら、それを自分の業務にも取り入れてみましょう。やりがいを感じられるかどうか試したり、自分にとって価値があるものなのかを確認したりすることで、つまらないという気持ちが軽減される可能性があります。
配置転換の希望を出してみる
「新しい環境でチャレンジしてみたい」「今の環境ではこれ以上のレベルアップは望めない」という場合は、配置転換ができるか上司に相談してみるのも方法の一つ。新しい環境に飛び込んでみることで、刺激を受けたり発見があったりしてモチベーションを上げられる可能性があります。
配置転換について上司に相談する際のポイントは、自分がどのようなキャリア形成を目指しているのか、具体的なビジョンを示すことです。会社側の理解を得るためにも、自分の理想とするキャリアプランを立ててから配置転換の希望を出しましょう。
ただし、配置転換の条件は会社によって異なります。事前に社内規定をチェックし、自分が対象となるのか確認しておくことが大切です。
今の仕事で感じたやりがいを書き出す
仕事がつまらないと感じる現状を変えるためには、今の仕事で感じたやりがいを書き出してみることもおすすめの方法の一つ。小さなことでも良いので、「嬉しかったこと」「楽しかったこと」「やりがいを感じたこと」など、仕事中に感じた出来事を整理してみましょう。文字に起こして客観視することで仕事に対する思いを再確認できるほか、仕事への慣れから忘れてしまっていたやる気や目標を思い出せる可能性があります。
3.自分のやりたいことを探る
自分のやりたいことを探ることも、仕事がつまらないときにやるべきことです。特に、「仕事がつまらない」と感じているものの自分のやりたいことが分からず悩んでいる方は、試してみましょう。
たとえば、自己分析を行い自分の能力やアピールポイントを確認したり、気になる職種や企業を調べてみたりすると、自分の理想の仕事や働き方が見つかる可能性があります。「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」のコラムでは、やりたいことを見つける方法と具体例を詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
4.転職して仕事や人間関係を変える
今の環境で自分にできることをしても「仕事がつまらない」という状況が改善されない場合は、転職も検討しましょう。職場を変えることで仕事や人間関係の悩みが解決できる可能性もあります。
転職を検討する際は、この項の冒頭で考えた仕事がつまらない理由を参考に、「どんな職場なら今の悩みを解消できるか」をよく考えてみるのがポイントです。このコラムの後半で、転職後に仕事がつまらないと感じないための方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「つまらない」と感じながら仕事を続けるリスク
「つまらない」と感じながら仕事を続けることには、いくつかのリスクが考えられます。たとえば、スキルアップの機会を逃しかねないことが挙げられるでしょう。「仕事がつまらない」と感じているとなかなか仕事に前向きになれず、日々最低限の仕事をこなすだけの状態になってしまうことも。そうなると仕事のスキルも最低限しか身につかなかったり、スキルアップの機会を逃してしまったりする恐れがあります。
また、「つまらない」という気持ちが態度に表れてしまうと、同僚や上司との関係性や評価にも影響が生じることも。意欲や積極性などの前向きな姿勢は周囲からの好印象を得やすく、仕事をするうえで評価されやすいポイントでもあるためです。
上記の状態が続くと、結果的に評価や待遇に周囲と差がついてしまったり、スムーズなキャリアアップが実現できなくなったりするリスクがあります。こういったリスクをなくすためにも、仕事がつまらないと感じたらできるだけ早めに対処することが大切です。
「仕事はつまらないもの」と割り切るのはあり?
「仕事がつまらないのは当たり前」と感じる状況を変えないままで、仕事を続けるのはおすすめできません。「つまらない」と感じながら仕事をしていても、仕事には前向きになりにくいでしょう。結果的に、上記で紹介したようなリスクが生じる恐れがあります。「仕事に興味が持てない…続けるデメリットは?パターン別の対処方法も解説」のコラムでは、業務に興味が持てない原因と対処法を詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
仕事がつまらないときに控えるべき3つのNG行動
仕事がつまらないと感じつつも、一時的な感情を口にしたり無理して勤務したりすると、悪化する恐れがあるため、注意が必要です。以下では、仕事がつまらないと感じる際のNG行動について解説します。
1.仕事に対する不満を漏らす
仕事がつまらないと感じているときに、周囲に不満を漏らすのは控えましょう。不満ばかりを口にしていると、同僚のモチベーションを下げたり、上司からマイナスイメージを抱かれたりする恐れがあります。感情的に仕事に対する不満や愚痴をこぼしても、根本的な解決には至りません。適切な場で個別に上司に相談するにとどめ、人の目がある場では社会人らしい振る舞いを心掛けましょう。
2.解決方法を考えずに仕事を続ける
仕事がつまらないと自覚しているにも関わらず、解決策を講じずに勤務を続けるのは、事態を悪化させる可能性があります。無理に勤務を続けると精神的にも辛くなり、ストレスが蓄積されてしまう恐れも。仕事がつまらない現状から脱するためには、前項で解説した対処法を試してみるなど、前向きに取り組む姿勢が大切です。
3.一時的な感情で退職を決断する
仕事がつまらないからといって、一時的な感情で退職を決意するのは避けましょう。退職後、すぐに転職先が決まるとは限りません。転職先ややりたい仕事が決まっていなければ、退職後に経済的な不安から焦って転職活動を進めてしまい、適性に合っていない仕事に転職してしまう恐れも。一時的な感情に流されず、将来設計などを考えたうえで退職にふさわしいタイミングかどうかを見極めましょう。
転職後に「仕事がつまらない」と感じないためには
「今の仕事がつまらない」という理由で会社を辞めたいと考えている場合は、自分の適性を見極めたりキャリアビジョンを明確にしたりし、慎重に転職先を決めることが大切です。以下では、転職先で同じ悩みを抱えないためのポイントをご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
1.転職を考える前に自分を知ろう
転職先のミスマッチを防ぐためにも、まず自分について知りましょう。自分について知るための代表的な方法には、自己分析があります。自己分析とは、過去の経験を振り返って自分について知る作業のことです。今の仕事でのエピソードや学生時代の出来事を深堀りし、「なぜこの仕事は得意だったのか」「反対に苦手な仕事は何か」を整理してみましょう。
自己分析を行うことで自分自身の適性や強み、価値観が明確になり、「仕事に何を求めるか」という転職活動の軸も見えてきます。転職後に「つまらない」と感じるリスクを抑えられるでしょう。
自己分析の詳しい方法は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にしてみてください。
適職診断を活用してみるのも手
自己分析に加えて、適職診断を活用してみるのも手です。適職診断とは、いくつかの質問から考え方や性格、強みに合った職業を紹介してもらえるサービスのこと。Web上の適職診断サービスのなかには、無料で気軽に試せるものもあるので、試してみましょう。
ただし、適職診断は限られた質問からその人の傾向を診断するものであり、結果は必ず正しいとは限りません。自己分析や仕事探しの補助的な役割として活用し、最後は自分で判断することが大切です。適職診断については、「やりたいことがない人向け!仕事探しで適職診断を活用してみよう」のコラムをご覧ください。また、ハタラクティブでも1分程度でできる適職診断をご用意しています。ぜひ活用してみてください。
転職後のキャリアビジョンを明確にしよう
次は、転職後のキャリアビジョンを明確にします。キャリアビジョンが定まっていないと転職して成し遂げたいことが明確にならず、長い目線で見てのミスマッチにつながりかねないためです。
キャリアビジョンを描く際は、5年後や10年後に仕事で何をしていたいのか、どういったポジションにいたいのかなどを、できる限り詳しく言語化してみましょう。「先のことは考えつかない」「どう考えれば良いの?」という方は、「キャリアビジョンとは?思いつかないときの考え方や書き方の具体例を解説」のコラムを参考にしてみてください。
2.転職先に求める条件を整理しよう
今の仕事が「つまらない」と感じた原因を参考に、転職先に求める条件を考えましょう。すべての条件にマッチする会社を見つけることは難しいため、優先順位をつけておくのがポイントです。
たとえば、「仕事が適性に合っていなくてつまらない」という場合は、仕事内容を優先に考えてみましょう。また、「頑張りが評価されないからつまらない」という場合は、給与や待遇、評価制度の優先順位を高めにする方法もあります。
仕事がつまらない悩みを解消するための条件をはじめとして、多くても3~4つまでに条件を絞るのがおすすめです。
数多くの求人を見て比較検討してみよう
転職先に求める条件が定まらない場合は、数多くの求人を見て比較検討してみるのが方法の一つ。求人によって仕事内容や給与、待遇、勤務地などは異なります。それぞれの条件を見比べてみることで、「給与はこのぐらいまでなら許容範囲」「勤務地は家の近くが良い」など、自分の求める条件が見えてくることもあります。3.仕事のモチベーションを高める工夫をしよう
転職後も充実感を持続させるには、仕事へのモチベーションを高める仕掛けを作るのもおすすめです。人は誰でも、時間が経過すると「慣れ」が生じます。入社直後は新鮮な気持ちで仕事に取り組めても、時間が経つと業務に慣れ、やりがいが感じられず「つまらない」と感じやすくなるでしょう。モチベーションを上げるための工夫としては、以下のような行動が挙げられます。
- ・ネガティブな言葉が浮かんだら、ポジティブな言葉に置き換える
- ・5年後、10年後の目標を立てる
- ・毎月1日に今月の目標を立てる
- ・誰の役に立っている仕事なのか、付箋に書いて目につく場所に貼っておく
- ・自分へのご褒美を設定する
仕事に対する意欲が高まれば、「つまらない」と感じずに日々の充実感を得られる可能性も。転職を考えている方はぜひ実践してみてください。
4.転職のプロと相談しながら仕事を決めよう
転職のプロと相談しながら仕事を決めることで、効率的に自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。特に、初めての転職活動の場合は、一人で転職先を探そうとしてもやり方が分からなかったり、選考対策でつまずいたりしてしまうことも。就職・転職エージェントやハローワークなどの転職のプロに相談することで、自分では気づけなかった情報やアドバイスを得ながら転職活動を進められます。
「今の仕事がつまらないから転職したい」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、既卒やフリーター、第二新卒など、若年層に特化した就職・転職支援を行っています。専任のキャリアアドバイザーが希望や適性を丁寧にヒアリングし、一人ひとりに合った求人を厳選してご紹介。経験や資格を問わず応募可能な求人を業界・職種問わず扱っているため、さまざまな仕事のな関らじっくりと仕事探しができます。
また、強みを引き出す自己分析を一緒に行い、今の仕事がつまらない原因の分析や選考対策もサポート。サービスはすべて無料で利用できるので、就職・転職活動でお悩みの際は、ぜひ一度ご相談ください。
仕事がつまらないと感じる人からよくある質問
以下では、仕事がつまらないとお悩みの方からよくある質問に回答しました。ぜひ、ご参照ください。
仕事がつまらないという理由から30代で転職できますか?
30代から転職を目指すことは可能です。転職前に自己分析や企業研究を行うことで、自分の能力や興味に気づける可能性があります。また、将来のキャリアプランを明確にし、資格取得などのスキルアップを図ると転職活動もスムーズに行えるでしょう。
ただし、30代以降は専門的なスキルや経験が求められることも。未経験者を積極的に採用している業界や職種を中心に、幅広く仕事探しをしてみるのがおすすめです。30代の転職活動については、「30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ」のコラムをご覧ください。
「仕事がつまらない症候群」とは何ですか?
「退屈症候群」や「ボアアウト(Bore out)」とも呼ばれ、仕事に対するモチベーションが低下する状態を指す言葉です。つまらなさ以外にも不安や悲しみなど、気分の落ち込みを感じる場合もあります。物事を前向きに捉える方法が知りたい方は、「ポジティブシンキングを身につけよう!メリットとデメリットについて解説」をご一読ください。
仕事がつまらなくてやる気が出ないときはどうすれば良い?
やる気を出す方法はさまざまです。たとえば、5年後や10年後の目標を立ててみたり、仕事が終わったら自分へのご褒美を用意したりする方法があります。また、服装や髪型を変えたり趣味に没頭したりと、プライベートで気分転換をするのも方法の一つです。
仕事のつまらなさに苦痛を感じている場合の対処法はある?
仕事がつまらなくて苦痛を感じている方は、「同じ仕事の人にやりがいや目標を聞いてみる」「配置転換を検討してみる」といった対処法を試してみましょう。意見を参考に自分なりのやりがいや目標を見出してみたり、環境を変えたりすることで、同じ職場のままで状況を改善できる可能性があります。詳しくは、このコラムの「仕事がつまらない現状を変えるためにやるべきこと」を参考にしてみてください。
上記の対策を試しても解決しない場合は、転職を検討するのも手です。ハタラクティブは、自己分析のお手伝いや丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりの適性や希望に合った求人を厳選してご紹介します。ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。