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正社員になれない原因とは?フリーターから就職するためのコツを紹介
更新日
この記事のまとめ
- 2023年時点で、日本における非正規雇用者の数は約2,124万人
- 正社員になれない理由は、「自ら行動していない」「スキルが不足している」など
- アルバイト先に正社員登用制度がなく、正社員になりたくてもなれない場合もある
- 正社員として就職するには、スキルを身につけたり面接対策を徹底したりするのが有効
- 正社員になれないと悩んでいる人は、ハローワークや就職エージェントを活用しよう
「なかなか正社員になれない」と悩んでいるフリーターの方もいるでしょう。アルバイトやパート、契約社員などの非正規雇用から正社員になるには、スキルや知識を身につけたり、企業分析や面接対策を徹底したりするのが有効です。
このコラムでは、正社員になれない理由や内定に近づくためのポイントを紹介します。未経験から就職しやすい職種もまとめているので、正社員を目指したい方はぜひご覧ください。
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正社員になれない若者の割合はどれくらい?
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要 第1 就業状態の動向」によると、2023年時点で、日本で非正規雇用として働く人は約2,124万人でした。また、同調査によると、非正規雇用で働く人の男女別の割合は以下のとおりです。
男性 | 女性 | 男女計 | |
---|---|---|---|
15~24歳 | 47.8% | 53.1% | 50.5% |
25~34歳 | 14.6% | 31.4% | 22.5% |
35~44歳 | 9.3% | 47.5% | 27.0% |
45~55歳 | 8.4% | 54.3% | 30.4% |
参考:総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要 表Ⅰ-6-2 雇用形態、年齢階級別役員を除く雇用者の推移(割合)」
上記より、15~24歳の約半数が正社員ではなく非正規雇用として働いていることが分かります。また、女性の非正規雇用率はすべての年齢において男性に比べて高めです。背景としては、女性が正社員になれないというわけではなく、家事や育児とのバランスをとるためといえます。
自分の都合の良い時間に働きやすいことから、アルバイトやパートを選択する女性が多いことが考えられるでしょう。
非正規から正社員に以降する人はどれくらいいるか
厚生労働省の「労働経済の推移と特徴 第1-(2)-9図 非正規雇用から正規雇用への転換」では、15~54歳の「非正規雇用から正規雇用へ転換した者」と「正規雇用から非正規雇用へ転換した者」の差が明記されています。データによると、2013年以降は非正規から正規になった人数のほうが多く、年平均で増加傾向だったものの、2022年には年平均で0となっています。
なお、2020年の年平均は19万人、2021年の年平均は12万人でした。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)平均結果
厚生労働省
令和5年版 労働経済の分析 -持続的な賃上げに向けて-
フリーターから正社員になれない主な6つの原因
フリーターから正社員になれない理由としては、「自主的に行動していない」「社会人としてのマナーが身についていない」「スキルが不足している」などが挙げられます。正社員になれない人の特徴を以下で詳しく解説していくので、自分に当てはまる要素がないかを確認してみましょう。
フリーターから正社員になれない原因
- 自主的に行動していない
- 社会人としてのマナーが身についていない
- スキルが不足している
- 企業選びの視野が狭い
- 自分に自信がない
- 就職活動の対策が不十分
1.自主的に行動していない
正社員になれない理由として、自ら考えて行動していないことが挙げられます。フリーターや学生であれば、指示に従って仕事をするよう求められることも多いでしょう。働くうえで、指示通りの業務を正確にこなす能力は必要です。
しかし、正社員は指示を待つだけではなく、問題点を自主的に探し、解決に向けて積極的に行動できる人材が求められるでしょう。そのため、指示待ちの傾向が見て取れると「仕事を任せられるか不安」と思われ、なかなか内定を得られない可能性があります。
2.社会人としてのマナーが身についていない
ビジネスマナーが身についていないことが原因で、フリーターから正社員になれない場合もあるようです。社会人としてふさわしい言葉遣いや振る舞いができていないと、面接官のなかには「取引先に連れていけない」「社会人としての基礎ができていないのでは」と不安に感じる人もいるでしょう。
正社員になると社外の人と関わる機会が増えるため、自分の行動やマナーが直接企業の評判につながります。日ごろから社会人としてのマナーを意識することが、内定獲得への第一歩になるでしょう。
3.スキルが不足している
正社員になれないのは、「スキル不足」も理由の一つとして考えられます。
中途採用枠では、即戦力になる人材を求める企業も多いのが現実です。そのため、社会人としての経験が浅いフリーターの場合、スキルを重視する会社を受ける際に選考で不利になってしまう可能性があります。
4.企業選びの視野が狭い
企業選びの視野が狭いため、正社員になれない場合もあります。たとえば、「希望や理想が高過ぎる」「人気企業ばかり応募している」といったパターンが挙げられるでしょう。
特に、人気企業や大手企業は競争率が高く、応募者も多い傾向にあります。そのため、経歴やスキルが不十分なままだと内定を獲得するのは難しく、正社員になれない状態が続くことも考えられるでしょう。
5.自分に自信がない
「正社員になれない」と感じるのは、自己肯定感の低さや自信のなさが影響している可能性もあります。「フリーター期間が長かった」「責任のある仕事を任せられるのが怖い」など、自分に自信をもてない理由は人によってさまざまです。
自信のなさが不安につながり、「自分は正社員になれない」という気持ちから、就職活動に踏み出せなかったり自分自身を上手くアピールできなかったりする人もいるようです。
6.就職活動の対策が不十分
選考対策が不十分であることから、正社員になれない場合もあるようです。書類選考をはじめ、面接選考や最終選考など、就職活動においては複数の選考を突破する必要があります。そのため、対策が万全でないと、選考を通過するのは難しく、正社員になれないという状態に陥ってしまうでしょう。
選考対策に不安を感じている方は、「就職活動の選考とは?いつから始まる?内定獲得までの流れや注意点を解説」のコラムをあわせてご覧ください。就職活動における「選考」の意味について解説しています。選考を通過するためのヒントを得られるはずです。
フリーターから正社員になりやすい人の特徴とは
正社員になりやすい人は、自分の強みや弱みが明確になっているという特徴があります。自分のことを客観的に理解していると、強みを活かす働き方、あるいは弱みを改善するための行動を自らとれるでしょう。このような姿勢は、会社側から「伸びしろがある」と評価されやすいため、正社員として採用してもらえる可能性が高まります。
「フリーターから正社員になった人の特徴!就職できた人の成功ポイントとは?」のコラムも参考になるので、あわせてチェックしてみてください。
正社員になりたくてもなれないアルバイト先の特徴
アルバイト先で正社員になりたいと考えていても、「職場に正社員登用制度がない」「登用制度はあるが条件が厳しい」といった理由により、正社員になれない人もいるようです。また、無期転換ルールによって正社員になれないという場合もあります。
正社員登用の制度がない
現在勤めているアルバイト先に正社員登用制度がないと、正社員になりたくてもなれないでしょう。アルバイトや派遣社員、契約社員など非正規雇用で勤務している方のなかには、その会社で正社員として長く働きたい人もいます。
しかし、正社員登用制度がない場合、そこで正社員就職するのは難しいため、「アルバイト先で正社員になれないなら辞める」と考えるフリーターの方もいるようです。
アルバイト先で正社員になれないなら辞めるのはあり?
アルバイト先で正社員になることが難しい場合、辞めて就職活動をするのも一つの手です。年齢が若いうちであれば、ポテンシャルを見込まれて採用される可能性は十分にありますよ。
とはいえ、いきなりアルバイトを辞めるのはおすすめできません。収入がなくなり焦る気持ちから、企業選びが疎かになってしまう恐れがあるからです。
若年層の就活・転職支援に特化したハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがあなたをサポートします。アルバイトと並行して就職活動を行いたいという方はぜひご相談ください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
正社員登用制度はあるが条件が厳しい
会社にアルバイトやパートからの正社員登用制度はあっても、条件が厳しく正社員になれない人もいるようです。一般的に、正社員登用制度を使って正社員になるには、一定の勤続期間を経たあとに会社規定の面接や試験に合格しなければなりません。
また、会社によっては「一定期間中に資格の取得が必須である」「仕事である程度の実績を出す必要がある」といったように、条件が設けられていることも。
このように、正社員登用の条件が厳しい場合、正社員になりたいと思っていても実際に登用されるのは難しい可能性があります。
無期転換ルールによって正社員になれない場合もある
無期転換ルールによって有期労働契約から無期労働契約に転換されたとしても、必ずしも正社員になれるわけではありません。
厚生労働省の「無期転換ルールのよくある質問(Q&A)Q12.」によると、無期転換後の雇用区分は企業ごとの制度によって決まります。また、就業規則や労働契約での取り決めがある場合を除いて、給与や待遇などの労働条件は転換前のものが引き継がれるようです。
無期転換ルールには、雇用期間の定めがなくなり雇止めの心配がなくなるというメリットがあります。ただし、上記の事情から雇用形態や待遇の向上を図りたい場合は、別の会社で就職活動をしたほうが確実といえるでしょう。
参照元
厚生労働省
労働契約(契約の締結、労働条件の変更、解雇等)に関する法令・ルール
正社員になれない状態から内定に近づく5つのポイント
正社員になれない状態から内定に近づくためには、「正社員になるためのスキルや知識を身につける」「企業分析を行う」など5つのポイントを押さえましょう。以下で、ポイントの詳細を解説していきます。
正社員になれない状態から内定に近づくポイント
- 現在の職場で正社員になれるか確認する
- 正社員に必要なスキルや知識を身につける
- 企業分析をしっかりと行う
- 経験不問や未経験OKの求人に応募する
- 面接対策を徹底する
1.現在の職場で正社員になれるか確認する
まずは、現在のアルバイト先で正社員になれる可能性があるかを確認しておきましょう。確認するポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
- ・正社員登用制度の有無
・正社員登用制度の実績があるかどうか
・正社員採用に積極的かどうか
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年2月)の概況(p.14)」によると、正社員登用制度を設けている企業は全体の76%。そのうち、登用実績がある企業は42%です。
登用制度があっても実績が少ないので、正社員になれないケースも考えられます。実績の有無も含めて慎重に判断する必要があるでしょう。
正社員になれないまま年齢を重ねると、就職活動が難しくなるというリスクがあります。現在の職場で正社員を目指すか、または辞めて就職活動を始めるかを判断して早めに行動を起こしましょう。
2.正社員に必要なスキルや知識を身につける
正社員になれないと悩んでいる方は、スキルや知識を身につけるのも重要なポイントです。中途採用は新卒と異なり、「即戦力になる人材か」が重要視されやすい傾向にあります。 20~30代で正社員になれないと悩む方も、希望の就職先に必要なスキルや知識を得れば、内定の可能性は上がるでしょう。
たとえば、事務職で正社員を目指すのであれば、ExcelやWordなどのパソコンスキル、IT関連の業界であれば、プログラミング言語やWebデザインなどの資格を取得するのも一つの手です。即戦力としての能力を評価してもらうためにも、希望する就職先に求められるスキルは事前に確認しておきましょう。
3.企業分析をしっかりと行う
正社員への就職を考えている方は、企業研究をしっかりと行いましょう。応募を検討している企業の特徴はもちろん、扱っている商品やサービス、雇用条件などさまざまな観点から見ることが大事です。
企業を分析するときは、Webサイトやパンフレットなど一般公開されている情報のほか、OB・OG訪問やインターンシップ制度を利用する方法もあります。企業の魅力を知れば、正社員として働くイメージがしやすくなるでしょう。また、企業への理解が深まることで志望動機に説得力が増すため、面接の際にアピールしやすくなるという効果もあります。
「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで企業研究の詳細を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4.経験不問や未経験OKの求人に応募する
「キャリアやスキルに自信がない」「なかなか正社員になれない…」とお悩みの方は、経験不問や未経験OKの求人も検討してみましょう。経験不問や未経験OKとしている会社は、経験やスキルを重視しない傾向にあり、フリーターから正社員を目指しやすいといえます。
通常の中途採用枠は、業界未経験の若者だけでなく、正社員としての実績とキャリアがある人も応募するので、内定を獲得するのが難しいことも。正社員になれないけれど目指したい方は、経験不問や未経験者歓迎の求人に注目してみましょう。
5.面接対策を徹底する
「正社員の求人に応募してもなかなか受からない」と悩んでいる方は、面接対策を徹底しましょう。家族や友人に協力してもらい、模擬面接を行うのがおすすめです。模擬面接を行う際は、自分の話し方や言葉遣い、話すスピードなどをチェックしてもらってください。話し方の印象や癖を理解して改善できれば、面接官に好印象を与えやすくなるでしょう。
印象の良い言葉遣いや自己PRの詳細については、「面接対策のやり方は?押さえておきたいポイントと注意点を解説」のコラムで紹介しています。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査
紹介予定派遣制度を利用する方法もある
正社員になりたくてもなれない場合は、紹介予定派遣制度を利用する方法もあります。紹介予定派遣とは、正社員になることを前提に、非正規雇用という形で職場を経験する制度です。
紹介予定派遣の期間は最長6ヶ月で、会社側はこの間に紹介予定派遣の方を正社員として受け入れるか否かを見極めます。正社員として働く前に、仕事を通して自分の働き方をイメージできるので、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。
未経験のフリーターから正社員になりやすい4つの職種
ここでは、未経験から正社員になりやすい職種を紹介します。「なかなか正社員になれない」とお悩みのフリーターの方は、ぜひ参考にしてみてください。
未経験のフリーターから正社員になりやすい職種
- 営業職
- 接客・販売スタッフ
- エンジニア
- 介護職
1.営業職
営業職は、未経験から正社員を目指せる職種の一つです。営業職として働いた経験や実績がなくても、コミュニケーションスキルや提案力を活かして活躍できます。
また、営業は自分の実績が数字として目に見える形で出るので、仕事のやりがいが大きいといえるでしょう。
営業職の年収は、業界によって異なります。厚生労働省のjobtagによると、「食品営業(食品メーカー)」の全国平均年収は579万5,000円となっています。「自動車営業」は533万5,000円、「保険営業」は469万2,000円です。
正社員
ITソリューション営業スペシャリスト
-
年収 700万円
-
残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.接客・販売スタッフ
接客・販売スタッフは、常に人員を一定数配置する必要があります。未経験歓迎の正社員求人も多い傾向にあり、なかなか正社員になれない若者も挑戦しやすい職種です。商品知識や接客スキルを身につけられるので、「人と話すことが好き」という方に向いているでしょう。
また、売り上げを伸ばすためには、顧客の好みや流行などに合う商品を仕入れたり、要望に合わせて提案したりしなければなりません。そのため、時代の流れをキャッチする力や先を読む力を身につけることも可能です。
接客・販売スタッフも、属する業界によって年収には幅があります。厚生労働省のjobtagによると、「接客担当(ホテル・旅館)」の全国平均年収は329万6,000円。「化粧品販売/美容部員」は361万円、「ブライダルコーディネーター」は394万3,000円です。
正社員
【総合職】セールスプロモーション
-
年収 300万円 ~ 420万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
3.エンジニア
エンジニアと聞くと、「専門的な知識が必要なのでは」と感じる方もいるでしょう。
しかし、未経験者を採用している会社もなかにはあります。未経験者を受け入れている会社では、入社後に知識と技術を身につけられるよう、研修制度が整えられている場合もあります。そのため、入社前にスキルがなくても、勉強しながら実務経験を積むことが可能です。
また、エンジニアは需要が高い職種の一つなので、「手に職をつける」という意味でも人気の職種です。
エンジニアの種類は、専門領域ごとにさらに細分化され、平均年収にも違いがあります。厚生労働省のjobtagによると、「データエンジニア」の全国平均年収は558万3,000円。「システムエンジニア(組込み、loT)」は557万6,000円、「システムエンジニア(基盤システム)」は684万9,000円です。
正社員
フルスタックエンジニア
-
年収 660万円 ~ 1,020万円
-
諸手当あり
4.介護職
高齢化が加速する日本では、介護職に多くの人材が必要とされており、就職の間口を広げて採用を行っている事業所や企業が多い傾向にあります。厚生労働省のjobtag「施設介護員」で、「入職前の実務経験は特に必要ない」と答えた人は41.7 %でした。フリーターをはじめとする未経験者や無資格者も、正社員として雇用されるチャンスが豊富な仕事の一つです。
事業所によっては、資格の取得をバックアップしてくれることもあります。今後も需要が高まることが見込まれるため、介護職で経験を積めば、さらに活躍の場は増えるでしょう。
厚生労働省のjobtagによると、特に資格を必要としない「施設介護員」の全国平均年収は371万4,000円、資格試験や実務研修が必要な「介護支援専門員/ケアマネージャ」は421万6,000円です。
正社員
介護職
-
年収 244万円 ~ 289万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
未経験のフリーターから正社員になりやすい職種について詳しく知りたい方は、「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムをチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイトjobtag
なかなか正社員になれない人におすすめの就職活動の方法5選
「正社員になかなかなれない」と悩む方におすすめの就職活動の方法は、「求人サイトで調べる」「ハローワークを利用する」「就職、転職エージェントに相談する」などの5つです。それぞれの就職活動の方法について、以下で解説していきます。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-7. 就職活動・転職活動の情報収集の方法」によると、フリーターの就職・転職活動の情報収集の方法は、「求人サイトや就職・転職情報サイト」と回答した方が最も多く81.7%を占めています。次いで、「企業のホームページ」が34.3%、「就職・転職エージェント」が24.1%でした。
なかなか正社員になれない人におすすめの就職活動の方法
- 求人サイトで調べる
- 求人誌を見る
- ハローワークを利用する
- 知人や友人に紹介してもらう
- 就職・転職エージェントに相談する
1.求人サイトで調べる
「正社員になれない…」と悩むフリーターの方は、求人サイトを利用するのがおすすめです。求人サイトでは、希望条件を絞って検索が可能なので、効率良く求人を探せます。「未経験OK」「経歴不問」といった条件で検索してみると、チャレンジしやすい求人が見つけられるでしょう。
また、求人サイトによっては、希望の条件をあらかじめ登録し、条件に合う求人が出たときにメールで通知するサービスやスカウト機能などを活用できることもあります。さまざまなサービスがあるので、複数のサイトを使い分けてみるのも良いでしょう。
2.求人誌を見る
なかなか正社員になれず悩んでいるときは、求人誌から求人を探すのも一つの方法です。求人誌は駅やコンビニ、書店などさまざまな場所に置いてあります。アルバイトやパートのほか、派遣や正社員の求人が掲載されている場合も。
また、「未経験OK」や「高卒・中卒OK」、「主婦歓迎」の求人も掲載されていることがあるので、正社員を目指すフリーターやパートの方におすすめです。
3.ハローワークを利用する
正社員を目指すフリーターの方は、ハローワークの利用も検討してみましょう。ハローワークでは、求人検索や紹介のほか、就活に役立つセミナーや職業訓練の紹介などのサービスも受けられます。全国に施設があり、地元の求人が多いのが特徴です。
ただし、なかには、労働環境が十分に整備されていない会社の求人が含まれている可能性もあります。そのため、気になる求人を見つけたら、応募前に企業のWebサイトや実際に働く社員の口コミなどを調べ、どのような会社かを読み取ることが大切です。
ハローワークでは、障害者雇用の支援にも力を入れています。有期雇用から無期雇用、正規雇用に転換する事業者への紹介も行っているため、正社員になれないと悩む方は相談してみましょう。
4.知人や友人に紹介してもらう
フリーターの方が正社員の仕事を見つける方法として、知人や友人に紹介してもらうのも有効です。知人や友人が勤めている会社であれば、実際の職場の雰囲気や業務内容などを聞いたうえで、入社を決められます。事前に会社のイメージを掴めれば、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。
知人や友人に会う機会があれば、勤め先が正社員募集をしていないかどうかを聞いてみてください。
5.就職・転職エージェントに相談する
正社員になれないと悩んでいる方は、就職・転職エージェントの活用がおすすめです。就職・転職エージェントでは、求人の紹介だけでなく、面接対策や応募書類の添削も実施しています。就職活動に詳しいキャリアアドバイザーからのアドバイスを受けられるので、就職活動を効率良く進められるでしょう。
就職・転職エージェントの活用の仕方は「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く使い倒すコツ」を参考にしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、既卒や第二新卒、フリーターなど20代の若年層を中心に就職支援を行っています。プロのキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、求職者・転職希望者の長所や適性を見出したうえで、ぴったりの求人をご紹介。未経験者歓迎・学歴不問の求人を多数ご用意しているほか、1分程度でできる適職診断やチャットでの相談も活用できるため、自分に合った仕事をじっくり探せるでしょう。
カウンセリングはマンツーマンなので、男性・女性問わず、「なかなか正社員になれない」「面接が不安」という方も安心です。また、面接対策や応募書類の作成方法などに関しても細かくアドバイスを行います。サービスの利用はすべて無料ですので、正社員を目指したい方はお気軽にご相談ください。
正社員になれないと悩んでいる方によくある疑問Q&A
ここでは、「正社員になれない…」と悩んでいる方が感じる疑問にQ&A形式で回答していきます。正社員になれないとお悩みの方や、これから正社員を目指す方はぜひご覧ください。
フリーター歴が長いので正社員になるのが怖いです
怖いと感じる方は、原因を明確にすることが大切です。たとえば、「正社員は責任が大きい」「自分に向いている仕事が分からない」「人間関係が不安」など、正社員になることが怖いと感じる理由は人それぞれです。原因が分かれば、解決策が見えやすくなるはずです。
「正社員になるのが怖いと感じる原因を解明しよう!就職しないリスクも解説」のコラムでは具体的な対策を紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
正社員の経験がないフリーターも就職できますか?
できます。「未経験者歓迎」と記載がある求人なら、スキルや知識よりもやる気やポテンシャルを重視される傾向にあるので、検討してみてください。
フリーターから正社員になりやすい職種については、「フリーターは未経験から正社員に就職できる?おすすめの仕事や求人を紹介!」で詳細を解説しています。
何歳までに正社員になれば良いですか?
一般的には、30代前半までに正社員になるのが望ましいとされています。「40代で正社員になれない」というわけではないものの、年齢が上がるほど正社員として就職するのが難しくなるので、できるだけ早めに就職活動を始めるのが得策です。
20代であれば、実績や経験よりもポテンシャルを重視する会社が多い傾向にあるので、正社員として就職できる可能性が高まるでしょう。詳しくは「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」のコラムもご覧ください。
20代の契約社員ですが将来が不安です
正社員を目指すことは十分可能なので、落ち着いて就職活動を行いましょう。30代、40代と年齢を重ねるほど正社員になれない可能性も高くなるため、早めの行動が良いとされています。
働きながら効率良く就職活動を行うのであれば、就職・転職エージェントに相談するのがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。プロのアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行い、求人紹介をはじめ、面接対策や応募書類の書類添削などのサポートを実施しています。適切なアドバイスがもらえるので、1人での就職活動が不安な方も安心して利用可能です。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。