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履歴書の学歴欄の正しい書き方は?記入例とポイントをご紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の学歴欄に休学や中退を書く場合は、理由を簡潔に書く
- 履歴書の学歴欄を記入するときは、西暦か和暦どちらかに統一する
- 履歴書の学歴欄では、学校名や学部・学科名は正式名称を書く
- 履歴書の職歴欄は所属部署や雇用形態も書く
- 履歴書の学歴欄でも自分の強みをアピールできる
「履歴書の学歴欄の書き方が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。学歴欄では年表記を統一し、学校名や学部・学科名などを正式名称で記載します。このコラムでは、履歴書の学歴の基本的な書き方やマナー、注意点を解説。留学や転校経験がある場合の記入方法や職歴の書き方、学歴欄で何を見られるかについてもまとめています。正しい書き方を知って、高評価につながる履歴書に仕上げましょう。
履歴書の学歴欄の書き方
以下で、履歴書の学歴欄の記入例をご紹介します。学歴欄を正しく書くための参考にしてください。
<例>
学歴
平成27年3月 東京都立◎◎中学校 卒業
平成27年4月 東京都立◇◇高等学校 入学
平成30年3月 東京都立◇◇高等学校 卒業
平成30年4月 ●●大学経済学部経済学科 入学
令和4年3月 ●●大学経済学部経済学科 卒業
上記の例のように、履歴書の学歴欄では、学校名を正式名称で書き、「入学」と「卒業」を分けて記入するのが基本です。就職・転職活動時は履歴書を作成する際のマナーを守り、採用担当者に良い印象を与えられるようにしましょう。
履歴書の学歴欄に留学や転校経験などを書く場合
履歴書の学歴欄に留学や転校、中退などを記載する際にも、書き方のルールが存在します。それぞれの記入方法を知り、正確な履歴書を作成しましょう。
以下で、留学や転校などの経歴がある場合の書き方と記入例をご紹介します。
中退
中退した場合は、中退の事実を学歴欄に記載しましょう。
以下のように記入してください。
<例>
平成30年4月 △△大学経済学部経済学科 入学
令和2年9月 △△大学経済学部経済学科 中途退学
履歴書に記入する際には、学校名と学部・学科名を正式名称で記載し、その右側に「中途退学」と書きます。「中退」は略語であり正式には「中途退学」です。
履歴書内に中退の理由を書く必要はありませんが、面接の際に聞かれる場合があります。スムーズに受け答えできるよう、中退理由について質問された際の回答を事前に用意しておくのがおすすめです。
中退理由についてどのように回答するかについては「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」のコラムを参考にしてください。
休学
休学の場合も、休学した年月を明確に学歴欄に記載してください。
以下で、休学の記載例をご紹介します。
<例>
平成30年4月 ◎◎大学経済学部経済学科 入学
令和2年4月 ◎◎大学経済学部経済学科 休学(短期留学のため)
令和2年9月 ◎◎大学経済学部経済学科 復学
令和4年3月 ◎◎大学経済学部経済学科 卒業
休学について記載する際には、復学時期についても書きましょう。履歴書内で簡潔に休学理由を書き、休学の原因となった問題が解消している場合は、その旨もあわせて記載しておくのがおすすめです。
休学理由が書かれていないと、面接官に「問題なく働けるのだろうか」と思われてしまう恐れがあります。履歴書内に理由を書き、働くうえでの不安要素はないことをアピールしましょう。
浪人・留年
浪人や留年の経歴がある場合は、「浪人」「留年」と履歴書に記載する必要はありません。入学と卒業に期間が空いてしまっても、そのまま書きましょう。
<例>
平成30年4月 △△大学経済学部経済学科 入学
令和5年3月 △△大学経済学部経済学科 卒業
浪人や留年の理由を履歴書内に記載する必要はないものの、面接で理由を確認される場合もあるでしょう。中退と同様、面接前に回答を用意しておくと焦らず回答できます。
留年についての面接での回答のコツは「留年すると就職が厳しい?後悔しない過ごし方や面接のコツを解説」のコラムで解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
留学
1年以上の正規留学の経験がある場合は、学歴欄に留学先の国や期間、学校名を記入しましょう。
たとえば交換留学の経験がある場合、以下のように記載すると良いでしょう。
<例>
令和2年4月 ●●大学教育学部英語英文学科 入学
令和4年9月 令和5年8月までイギリス△△大学□□学部□□学科に交換留学
令和6年3月 ●●大学教育学部英語英文学科 卒業
語学留学やホームステイなど正規留学ではない場合や、正規留学であっても期間が1年未満の場合は基本的に「学歴」として認められないため、学歴欄には書かず自由記入欄に記入する必要があります。また、語学力をアピールしたいときも、自由記入欄に「どの言語をどれぐらい話せるか」といったことを書くと良いでしょう。
留学の履歴書への書き方は、留学方法によって異なります。留学の種類ごとにどのように書くかは「履歴書への留学経験の書き方は?学歴欄に書いていい?語学学校は対象?」のコラムで紹介していますのでご確認ください。
在学中
アルバイトを始めるために、在学中に履歴書を作成する場合もあるでしょう。
以下のように書くことで、在学中であることを明確に示せます。
<例>
令和6年3月 ▲▲大学経済学部経済学科 入学
令和6年7月 ▲▲大学経済学部経済学科 在学中
在学中であることを書く際の年と月は、履歴書記入時点での日付を記載しましょう。
なお、大学卒業を前に就活している場合は、「在学中」ではなく「卒業見込み」と書く必要があります。年と月の欄には、現在通っている学校の卒業予定月を記載してください。
転校
転校した経験がある場合にも、正確に転校の事実を記載する必要があります。
以下の例を参考に、転校経験を履歴書に記入しましょう。
<例>
平成30年4月 ●●高等学校 入学
平成31年4月 ◇◇高等学校 転入学
令和3年3月 ◇◇高等学校 卒業
上記の例のように、転校先の学校名の右に「転入学」と記すのが一般的です。
転校の記入パターンについては「履歴書における転校歴の書き方は?高校や大学などパターン別で解説!」のコラムで詳しく解説しています。
大学の編入学も同じように記載しよう
短大や専門学校を卒業してから大学の3年次に入学したり、2年課程を修了したあとに別の大学などに入学する「編入学」をしたりする場合も、転入と同じように記載します。履歴書に学歴を書くときの注意点
履歴書に学歴を書くときの注意点として、「学校名を省略しない」「年表記を西暦か和暦で統一する」などが挙げられます。
履歴書の学歴欄を書く際に注意すべきポイントを以下で押さえて、正確で魅力的な履歴書作成を行いましょう。
学校名や学部・学科名は略さない
履歴書に学歴を書く際は、通っていた学校名は略さず正式名称を記入します。学校名はもちろん、学部や学科、専攻なども略したり省いたりせず記載してください。間違いが多いのが「高校」。正式には「高等学校」です。地元以外の人にも分かるよう、「県立●●高等学校」「私立●●高等学校」などの公私の記載も忘れずに行ってください。
学歴は中学卒業から書く
履歴書の学歴は、中学校卒業時から記入するのが一般的です。ただし、特に決まりがあるわけではないため、転職経験があって職歴欄に記入する内容が多いといった場合には、高校入学や高校卒業から記入しても問題ありません。
もし、履歴書に職歴を書ききれない場合は、「履歴書に職歴を書ききれないときの8つの対処法!書き方の見本付き」のコラムでも対処法を紹介しているので、参考にしてみてください。
履歴書内の年表記を西暦か和暦で統一する
履歴書に記載する年表記は、西暦・和暦どちらを使用しても問題ありません。ただし、履歴書全体でどちらか一方に統一することが大切です。職務経歴書など別の書類がある場合はそれも含めて年表記を統一すると、読み手に対する配慮がうかがえる書類を作成できるでしょう。
早見表や計算ツールの使用もおすすめ
履歴書を作成する際には、年表記を間違ってしまわないよう、早見表や計算ツールを使うのもおすすめです。インターネットで検索すると、自分の生年月日を元に入学・卒業年度を計算してくれるサイトや早見表を見つけられるので、活用すると良いでしょう。入学と卒業は分ける
履歴書の学歴欄では、入学と卒業を分けて書くのがマナーです。入学と卒業でそれぞれ一行を使用します。同じ学校名などを繰り返し書くのは手間にはなりますが、学歴を丁寧に表記することで、一般常識やマナーを守れる人物であることをアピールできるでしょう。
履歴書の学歴欄で「同上」は使える?
「同上」には、前や上と同じという意味があります。履歴書内では、連絡先や帰省先の欄で使用することが可能です。ただし、学歴欄では使用しないよう注意しましょう。「『同上』の正しい意味と使い方を解説!履歴書に記載する際の注意点とは」では、履歴書で「同上」を使用して良い部分や注意点などを紹介しています。こちらも合わせてチェックしてみてください。
履歴書の職歴欄の書き方
履歴書における職歴の記入方法も、学歴欄と大きな違いはありません。
以下の例のように職歴を書くと良いでしょう。
<例>
職歴
平成25年4月 株式会社▲▲ 入社
平成28年11月 株式会社▲▲ 一身上の都合により退社
平成29年5月 株式会社◎◎ 入社
平成31年1月 株式会社◎◎ 総合事務職として在職中
一般的に職歴は学歴と合わせて記入します。学歴と職歴が一目で分かるよう、分かりやすさを重視した書き方を心掛けましょう。
履歴書の職歴欄にアルバイト経験を記載しても良いか知りたい方は、「履歴書にバイトの職歴は書かない?書き方やポイントについて解説」で詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
履歴書に職歴を書くときの注意点
一般的に、職歴はこれまでのすべての経歴を履歴書に書きます。履歴書に職歴を書く際にも、学歴欄と同じように年表記を統一し、会社名や所属部署は正式名称で記載しましょう。アルバイトや派遣社員の場合は、「◇◇社アルバイト勤務」「●●社から△△社へ派遣」のように、雇用形態を明記します。このようなポイントを押さえることで、一目で分かりやすい履歴書を作成できるでしょう。
履歴書の学歴欄で見られるポイント
採用担当者は履歴書で応募者の学歴のほか、留年や中退の経歴を確認しています。特に、応募者に十分な職歴がない場合は、学歴からポテンシャルや物事への取り組み方を判断する可能性もあるでしょう。浪人や中退、ブランクがある際は、経歴に関する質問を想定しておくのがおすすめです。
また、専門的な知識や技術を要する業務であれば、専門学校や専門の学科で学んだ経験があるかを見られます。応募する業種・職種で活かせる経験があればきちんと記入し、高評価につなげましょう。
学歴欄をただ単に、入学・卒業した学校名を書くためだけの場所と考えていては他応募者との差別化を図れません。履歴書のすべての欄において、「どうすれば自分の強みをアピールできるか」を意識することが大切です。
「履歴書の学歴の書き方は、これで合ってる?」「学歴に自信がない」など、履歴書の書き方でお悩みの方は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。就職・転職エージェントを利用すれば、自分に合った求人情報を提供してもらえます。
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履歴書の学歴欄の書き方に関するFAQ
ここでは、履歴書の学歴欄の書き方に関する質問にお答えします。
履歴書の学歴欄はどこから書きますか?
一般的には中学の卒業時点から学歴欄に記載しますが、特に決まりがあるわけではないため、高校入学や高校卒業から記入しても問題ありません。
転職経験があって職歴欄に記入する内容が多いといった場合には、高校入学や高校卒業から記入すると、職歴を書くスペースを確保できます。
職歴が多く履歴書の書き方に悩んでいる方は、「履歴書の職歴欄にはどこまで書くの?すべて記入できないときの工夫」もあわせてご覧ください。
アルバイト用の履歴書に学歴はどう書きますか?
高校や大学在学中にアルバイト用の履歴書を書く場合は、「令和6年7月 ▲▲大学経済学部経済学科 在学中」のように、在学中であることがはっきりと分かるようにしましょう。
在学中でない場合は、アルバイト用の履歴書も一般的な履歴書と同じように書いてください。
在学中の履歴書の書き方については、「履歴書に『在学中』と書くときは?『卒業見込み』との違いを解説」のコラムで詳しく解説しています。
履歴書に書く数字は算用数字と漢数字のどちらですか?
履歴書の記入欄は横書きのため、算用数字で書くのが一般的です。履歴書に数字を書く際に大切なのは、年表記を西暦か和暦のどちらかで統一すること。履歴書と一緒にほかの書類を提出する場合は、その書類の年表記も履歴書のものと統一しましょう。
履歴書内の数字の書き方については、「『算用数字』と 『漢数字』、履歴書で使うのはどっち?」のコラムで解説しています。
就職・転職活動の書類審査時点では書類が唯一の情報源であり、アピールの場です。年表記や数字の書き方に関するマナーを守り、魅力的な履歴書を作成しましょう。
学歴だけでなく履歴書全体の書き方が分かりません…
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。