「ニートになりたい」と考える心理は?必要な準備と費用などを解説

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この記事のまとめ

  • ニートになりたいと思う理由は、労働環境や人間関係などが要因
  • ニートになりたいときは、まず原因の解決を試みる
  • ニートになると、収入はなくなるが生活費は必要になるので金銭面の準備が必要
  • ニートになると空白期間が生まれるので、再就職は難しくなりやすいことを理解する

「ニートになりたい!」と心の中で思っている人は少なくありません。一見気楽なニート生活は、デメリットも多いので安易に選択するのは注意が必要。デメリットの少ないニート生活を送るには、それなりに準備が必要となります。また、ニートになりたい理由によっては、ニートにならずとも問題を解決できる可能性があるので、検討しましょう。このコラムでは、ニートとして生活するうえで必要なお金のことも解説しているので、参考にしてください。

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ニートになりたいと思う6つの理由

ニートになりたいと思う6つの理由

  • 職場環境にストレスを抱えている
  • 人間関係に悩みがある
  • 心に余裕がない
  • 自分の時間が足りないと感じている
  • 長期的な休みから復帰できなくなった

ニートになりたいと思う理由は人によって異なるものの、中にはいくつか定番となるものがあるようです。ニートになりたいと思っている場合は、まず自分がニートになりたいと思う理由を把握しましょう。「ニートになりたい社会人の特徴は?事前準備や気持ちの改善方法を解説!」も、あわせてご確認ください。

1.職場環境にストレスを抱えている

職場環境に悩んでいると、それがストレスとなり、ニートになりたいと考える原因になってしまう場合があります。具体的には、休みが少ない、残業が多い、パワハラ・セクハラを受けているなどです。

また、前職で同じような悩みを抱えていた場合、「転職しても同じようなことがあるのではないか」と不安が募ってしまうでしょう。そのため、再就職に踏み切れない方も少なくありません。
職場環境の悪さは、悲観的な思考に陥りやすくなります。努力を認められない・収入アップできない・出世が期待できないといった要素は、ストレスの原因になるでしょう。こういった経緯で働く意欲を失い、ニートになりたいと考える人も多いようです。

2.人間関係に悩みがある

人間関係に関する悩みは、ニートになりたい理由の中で定番です。
社会人になると、苦手だと感じる人と関わらなければいけない場面も多くあります。学生時代のように自分が好む交友関係のみでは行動できないことも。仕事と割り切れず人間関係がストレスとなれば、精神的な負担が大きくなってしまいます。

人間関係の構築は、社会人にとって必要不可欠です。しかし、コミュニケーションスキルは人それぞれ。もともと得意という人もいれば、コミュニケーションを図ること自体が苦痛に感じる人もいるでしょう。人間関係の辛さは精神的な負荷をかけやすく、ニートになりたいと願う人を増加させる要因にもなり得ます。

3.心に余裕がない

毎日の仕事が忙しく、心身ともに疲弊してしまう人が見受けられます。仕事から解放され、ニートになりたい、という考えが生まれることもあるでしょう。公私ともに充実した生活を送るためには、心に余裕を持つことが重要です。

しかし、そのまま無理を続けて、体調を崩してしまう人も少なくありません。心身の限界を超えてしまった結果、休職や退職を選ぶ人もいます。「仕事に限界を感じるサインは?能力不足やストレス?相談先もご紹介」で解説しているような、ストレスを原因とした体調不良が現れたら、無理をせず早めに専門の医療機関を受診しましょう。

4.自分の時間が足りないと感じている

ニートになりたいと考える理由の一つとして、自分の時間が足りていないことが考えられます。仕事に注力することは大切ですが、仕事を生活の中心にし過ぎると、自分の時間が足りないと感じストレスになることも。自宅と職場を行き来するだけのような生活が続いてしまうことで、仕事をする意味を見失ってしまう人もいます。

仕事をする意味を見失うと、「仕事より自分の時間が欲しい」と思う可能性もあるでしょう。仕事をすることの価値が見出せない場合、ニートになりたいと考えることも考えられます。

5.長期的な休みから復帰できなくなった

休み明けは気分が落ち込み、仕事へのモチベーションが下がりやすいタイミングです。働く意欲を失い、ニートになりたいという考えに結びつく場合もあるでしょう。特に、年末年始やゴールデンウィークのような長期的な休みであれば、モチベーションはさらに下がりやすくなります。

また、ケガや病気の療養など、やむを得ない理由で長期的に休んだあと、働く意欲がなくなる方もいるでしょう。モチベーションが大きく下がることで仕事をしたくなくなり、復帰できなくなってしまう人もいます。

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ニートとは?

ニート(NEET)とは、イギリスの労働政策で生まれた「Not in Education, Employment or Training 」の頭文字をとった言葉で、「就労、就学、職業訓練のいずれも行っていない人」という意味を持ちます。一般的には、「学校卒業後に仕事をしていない人」を表す言葉として浸透しています。

日本におけるニートの定義

総務省や内閣府では、ニートの定義を「15歳から34歳の非労働力人口で家事・通学をしていない人」としています。この定義に沿うと、フリーターや家事手伝い、求職者などはニートに含まれません。つまり、働く意欲があれば、たとえ仕事がなくてもニートではないととらえられるでしょう。

ニートは、「働く気がない」「ニートになりたい」と自発的になる場合を指すと考えられます。しかし、世間一般では、働く意欲があっても「無職ならニートである」と認識している人もいるでしょう。

フリーターとニートの違いは?

無職とフリーターの違いは?将来のために有効的に時間を使おう!」のコラムによると、フリーターは34歳未満でパートまたはアルバイトとして働いている人が該当します。また、パートやアルバイトといった雇用形態での就業を希望する人もフリーターに当てはまるようです。つまり、ニートは働く意欲がなく、働いていなくてもアルバイトやパートの仕事を探していればフリーターといえることに。
ただ、一般認識として就業意欲については浸透しておらず、「ニートは働いていない人、フリーターはアルバイトで生計を立てている人」と考えられるでしょう。

ニートを含む「若年無業者」の数は平均約57万人

総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要(17p)」によると、若年無業者の数は2022年時点で平均約57万人います。前年より1万人減少となりました。
日本のニート率を男女・年代別に紹介!就職事情や就活成功のコツも解説」のコラムでは、ニートの割合だけでなくニートからの就職についてもまとめています。合わせて参考にしてください。

参照元
総務省統計局
労働力調査

ニートになりたいと思ったときに準備すること

ニートになりたいときに準備すること

  • ニート期間と目的を定める
  • ニート期間中に必要な生活費を算出する
  • ニート生活のための貯蓄をする
  • ニートになるために退職する

ニートになりたいと考えているなら、ニートになる準備をしましょう。収入のない状況だと、長くニート生活を続けることやこれまでの生活レベルを保つことなどが難しくなる場合が多いようです。ニートになるのであれば、その後の生活を守っていけるよう、しっかりと準備を整えておきましょう。

1.ニートになる期間と目的を定める

一口に「ニートになりたい」といっても、実際にどのような生活をイメージしているかは人それぞれでしょう。まずは、ニートとして過ごす期間と目的を明確にして、再就職や経済面の計画を立てやすくすることが大切です。

誰にも頼らずニートになりたいなら、自分の貯蓄で生活できそうな時期を現実的に考えましょう。一生ニートで暮らすには、膨大な金額が必要になります。収入がなく、支出のみの生活を続けることに対して苦痛を感じる可能性もあるでしょう。

どのくらいの期間ニートとして生活するのかを計画し、その期間に必要となる生活費を用意しておくと、金銭的な不安を減らせます。ニート生活を送ったあと再就職を目標に、転職準備として業界・企業研究をしたり、資格取得の勉強を進めたりすると、有意義な時間を過ごせるでしょう。

2.ニート期間中に必要な生活費を算出する

ニート期間中に必要な予算は、事前に計算しておきましょう。
生活費はもちろん、支払い義務のある税金も忘れずに計算します。ニートになりたいなら、退職後の生活に支障をきたさないよう、細やかな見積もりを出すことが大切です。転職活動や資格取得を行う場合は、その費用も計算に入れましょう。

失業保険の受給

仕事を辞めて失業者と認定されれば、失業保険をもらえるでしょう。失業保険がもらえる時期や期間、金額などは、条件によって異なります。
収入がなくなるニートにとって、受け取れるお金は重要です。失業保険の受給には手続きや決まりが細かく定められているので、しっかり理解しておきましょう。詳しくは「失業保険の受け取り方のステップとは?支給額のルールと注意点も紹介」をご参照ください。

3.ニート生活のための貯蓄をする

ニート期間中に必要な額を把握したら、実際にその金額を用意しましょう。
あらかじめ算出した額に対して十分なお金を用意しておけば、ニート期間中の経済的な心配がなくなります。

総務省統計局の「2022年次・家計調査結果(家計収支編・単身世帯)」によると、単身世帯の1ヶ月あたりの平均総支出は、およそ16万円前後。半年分なら100万円ほど必要になります。余裕を持ってニート生活を送りたいなら、半年に対して150万円程度は用意しておくと良いでしょう。
なお、後述しますが上記の金額に税金や保険料は含まれていません。また、退職時期によっては住民税の支払い期間に大きな差ができてしまうため、注意が必要です。

参照元
総務省統計局
家計調査(家計収支編) 調査結果

4.ニートになるために退職する

ニート生活への準備がしっかりと行き届いてから、退職準備をしましょう。
一般的に、退職する1ヶ月前までには退職届を提出します。早めに対応できるようなら2~3ヶ月前に提出するのが望ましいようです。余裕を持った退職相談は、のちの仕事の引き継ぎや、周囲への影響を最小限に抑え、円満な状態での退職につながります。

ニートになりたいと考えていても、退職日までは社会人です。仕事は、責任を持って行いましょう。「退職後の必要書類にはなにがある?アルバイトでも離職票はもらえる?」に、退職に際してやるべきことがまとめてあります。ぜひ参考にしてください。

ニートになりたいときに用意するべきお金

ニートになりたいときに用意するべきお金

  • 食費
  • 水道光熱費
  • 通信・交通費
  • 国民年金
  • 国民健康保険
  • 住民税

ニートになれば、収入がなくなります。収入がなくなっても生活していくためにはある程度のお金が必要なため、実際にニートになるのであれば、しっかりとお金の面も考えなくてはなりません。

ニートになりたいと考えている方は、ニートとして生活する際に必要なお金を事前に把握し、無収入になってから困らないようにしましょう。ここでは、総務省統計局の「2022年次・家計調査結果(家計収支編・単身世帯)」を引用し、一般的な支出について解説します。

総務省統計局の調査によると、単身世帯における1ヶ月あたりの消費支出は161,753円でした。以下は、同資料をもとにした支出費目の表です。

費目単身世帯(1ヶ月あたりの支出)
食料43,276円
居住23,322円
水道・光熱費13,098円
家具・家事用品5,613円
被服および履物5,280円
保健医療7,441円
交通・通信19,344円
教育2円
教養・娯楽18,700円
その他25,678円

引用:総務省統計局「家 計 調 査 報 告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 Ⅱ 総世帯及び単身世帯の家計収支 表Ⅱ-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率(15p)」

1.食費

食費は、節約して費用を抑えることはできても0円にすることは難しいでしょう。食費は人によってかかる金額が異なりますが、一般的には月に2〜4万円となっています。

上記の資料によると、単身世帯における1ヶ月あたりの平均食費は4万円強。ニート以外の単身者も含まれているので一概にはいえませんが、ニートになりたいなら、最低2万円程度のお金がかかると想定しておきましょう。

2.水道光熱費

水道光熱費は、電化製品の使用状況や自炊の頻度、節約などの条件によって費用が変わります。前出の資料によると、単身世帯の光熱費と水道代は月あたり1.3万円ほど。節約次第ではこれを下回ることも可能でしょう。ニートになりたい場合は、ある程度節約をした質素な生活となることを覚悟してください。

3.通信・交通費

通信費は、スマートフォン代やネット料金などのことを指します。現代においては必要不可欠な費用となるでしょう。これらは、プランや利用量によって料金が変わります。

前出の資料によると、単身世帯の交通費・通信費は月2万円ほどです。この数字には交通費も含まれていますが、費用を抑えるプランを利用していたとしても、一定額はかかってしまいます。ニートになりたい方の中には、インターネットのヘビーユーザーもいるでしょう。通信費の節約は、大きな課題となりそうです。

4.国民年金

示した表には記載がないものの、企業に勤めていると一般的に「厚生年金」へ加入しますが、ニートになった場合は、自分で支払いを行う「国民年金」へ加入する必要があります。国民年金機構によれば、2023年度の国民年金保険料は、月額16,520円。この金額を毎月支払う必要があります。

ニートになりたいと考えるなら、退職後の年金の手続きと支払いをきちんと行いましょう。支払いを忘れると将来受け取れる年金が減るだけでなく、督促状が届いて最終的に財産を差し押さえられます。なお、支払いが難しい場合は国民年金の「失業等による特例免除」により、保険料の納付を免除または猶予できる場合があります。詳しくは、国民年金機構Webサイトの該当ページをご確認ください。

参照元
日本年金機構
トップページ

5.国民健康保険

こちらも上記の表に記載はないものの、支払い義務のあるもの。国民健康保険は、国民年金と同様に「公的年金制度」によってすべての国民への加入が義務付けられているからです。

企業に勤めている場合は、「社会保険」の加入によって企業が保険料の半額を負担してくれます。しかし、社会保険に加入できないニートや自営業の方が対象となる国民健康保険の保険料は、個人で全額を支払わなければなりません。そのため、会社員よりニートのほうが高い保険料になる場合が多いでしょう。

退職後に健康保険に入らない選択肢はある?加入方法や必要手続きを解説」のコラムでは、退職後に加入する保険についてまとめています。

6.住民税

住民税は、自分が住む自治体に納付する税金です。ニートになりたい人は、自分が納めるべき税金を正しく理解し、適切に納税しましょう。住民税は、前年度の所得に応じて支払額が決まる税金です。そのため、ニート1年目は離職前の所得に応じて、比較的高額な住民税が課されるでしょう。一方、無職期間の収入が各自治体が定める金額以下であれば、翌年の住民税はかかりません。

なお、税金や保険料はは固定された金額で請求がくるので、食費や水道光熱費などと違って節約できない項目。支払いを後回しにしたり滞納したりすることも考えられますが、滞納すると督促や滞納金が発生するので、住民税を支払える程度のお金の余裕を持っておきましょう。住民税については、「退職後に住民税を納付する方法は?払い方や注意したいポイントを解説!」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

参照元
総務省統計局
家計調査(家計収支編) 調査結果

ニートになった場合の4つのデメリット

ニートになった場合の4つのデメリット

  • 社会と疎遠になり孤独を感じる
  • ブランクができて再就職の選択肢が狭まる
  • 30代でニートになると復帰が難しくなる
  • 経済面での不安が大きくなる

ニートになりたいと考えている人は、ニートのデメリットも正しく把握しておきましょう。ニートのデメリットは、収入がなくなることだけではありません。ニートになりたいのであれば、事前にそれらのデメリットについても把握し、準備しておく必要があります。

1.社会と疎遠になり孤独を感じる

長期的にニート生活を続けると、友人や家族とのライフスタイルや話題がずれてくるでしょう。人との関わりが少なくなることで社会との距離を感じ、焦りや孤独を覚える人も多いようです。

さらに、ニート生活を続ければ収入がなく支出のみが続くことになります。社会人として働く以上に、経済的な不安感も抱えやすいでしょう。ニートになりたいと気軽に考えがちですが、不安になる点が多いことは理解しておきましょう。

2.ブランクができて再就職の選択肢が狭まる

貯蓄が底をついたり、経済的な不安が募ったりするなどニート生活ののち再就職を考えたときに、ニート期間がマイナスに働くことが考えられます。しかし、ニート生活は履歴書において空白期間となってしまいます。経歴上のブランクとなり、再就職の難易度が上がってしまう恐れがあるでしょう。

また、年齢を重ねるごとに求人の選択肢が少なくなり、自分の希望に合わせた企業に出会うのも難しくなってしまいます。「仕事したくない…というニートの方に!将来のリスクや社会復帰の方法を紹介」のコラムも参考に、ニートからの就職事情について把握しておきましょう。

3.30代でニートになると復帰が難しくなる

30代は、20代と比べて社会人としての経験やこれまでの実績を反映した評価がなされるため、就職の選択肢が減っていきます。特に、30代で職歴なしや未経験の人を採用する企業は限られるでしょう。

介護や飲食など、人材不足の業界で採用してもらえる可能性もありますが、一般的な傾向として今後に期待できる若い人材のほうが採用されやすいようです。ニートになりたいと思いつつ、将来的に再就職を考えているなら、早めにニート期間を終え、就職活動に切り替えましょう。

4.経済面での不安が大きくなる

ニートになれば収入がなくなるため、お金を節約していく必要があります。
ニートになる前に貯金をしていたとしても、生活状況によってはあっという間に貯金が底をついてしまうことも考えられます。

お金がなくなっていくことに対して経済的な不安やリスクが大きくなる可能性がある点は、ニートになるデメリットといえるでしょう。仕事のストレスから離れるために「ニートになりたい」と考えていたのに、ニートになることで経済的なストレスを生んでしまう場合があります。

ニートになりたいと考えたら試したい3つのこと

ニートになりたい際に試したい3つのこと

  • 生活習慣を改善する
  • 考え方の癖を変える
  • 仕事を変える

ニートには先述したようなデメリットもあるため、「ニートになりたい」といっているものの、現実を考えると実行は難しいという方は多いはずです。ニートになりたい原因を探れば、ニートになる以外の選択肢が見つかることもあるでしょう。

1.生活習慣を改善する

運動不足や食生活の乱れ、睡眠時間が少ないなどの心当たりがある場合は、生活習慣を見直してみましょう。睡眠・運動・食生活は健康を維持するために重要な要素です。これらが崩れると、身体だけでなく、心にも支障をきたしてしまうことがあります。

健康的な生活ができるようになると、仕事に対する不満やストレスが減り、ニートになりたいという気持ちが薄れる可能性があるでしょう。心身の健康に考慮して、各要素のバランスをしっかり整えた生活を心掛けることが大切です。

2.考え方の癖を変える

完璧主義やネガティブ思考の人は、前向きで楽観的な考え方を意識してみましょう。仕事や生活を送るうえで自分へのマイナス評価が癖づいてしまうと、気持ちが沈み、やる気が起きず、ふさぎ込んでしまう可能性があります。

物事は、考え方によってさまざまなとらえ方ができるものです。ニートになりたいと考える前に、自身の成功体験に注目し、ポジティブな受け取り方を身につけましょう。

3.仕事を変える

ニートになりたい原因が今の仕事への不満やストレスである場合、転職することでその気持ちを軽減できる可能性があります。前述したように一度ニートになってしまうと、その後の再就職が厳しくなる可能性が。転職という選択肢なら、経歴にブランクができません。今後のキャリアにもマイナスに働くことが少ないでしょう。

インターンシップでほかの職種を体験してみる

ニートになりたい理由が仕事の場合、転職は有効な解決方法の一つとして挙げられます。しかし、転職先で同じ不満を抱かないかといった不安もあるでしょう。

そこでインターンシップに参加し、職場や仕事を経験して情報収集を行えば、実際の仕事内容や職場の雰囲気が分かります。職場で実際に働いたうえで、自分の中に「ニートになりたい」という気持ちが芽生えるかどうかを確かめられるでしょう。社会人が参加できるインターンシップもあるので、制度を活用して自分に合った職場を探してください。

転職エージェントに相談してみる

転職活動で困ったときには、転職エージェントを利用するのも手です。
ニートにならないために転職しても、転職先で原因を解決できなければ再びニートになりたいと思ってしまうでしょう。そのような状況を避けるためにも、企業情報を収集して慎重に転職先を選ぶ必要があります。しかし、個人で集められる情報には限りがあり、うまく情報収集ができないでしょう。

転職エージェントを活用すれば、多くの求人情報を得られたり、企業とのマッチングを行ってもらえたりするなどの利点があります。また、仕事の悩みも相談できるため、ニートになりたいと思う原因が解決できることもあるでしょう。

ニートになることは、必ずしも悪いこととは限りません。しかし、ニートになることで、デメリットを抱えてしまう場合もあります。そのため、ニートになりたいと思ったときには、ニートになる以外の方法で問題が解決できないか考えてみましょう。

しかし、いくら考えても現状から抜け出せない人は、転職エージェントの活用を検討してみるのも手です。「仕事が憂鬱」「人間関係がうまくいかない」「ニートになりたい」という悩みがある方は、ハタラクティブにご相談ください。

多数のカウンセリング実績がある就活アドバイザーたちが、一人ひとりを全力でサポートし、あなたの不安を解消します。また、未経験者歓迎のお仕事も多く取り扱っているため、新しい環境でもう一度スタートしたいという方も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

ニートになりたいに関するFAQ

ニートになりたいと思っている人は、今の仕事に不満がある場合が多いでしょう。現状を変えたいけれど、ニートになっても良いのかと悩んでいる人に向けて、不安やお悩みをQ&A形式で解消していきます。

ニートでつらいことは何ですか?

ニートでつらいのは、社会的信用を失う可能性が高い点です。
クレジットカードを作れなくなったり、ローンを組めなくなったりするお金の面以外にも、結婚も難しくなる恐れがあります。また、年金や社会保険料の支払いができないと、将来もらえる年金が少なくなったり、医療費の全額が自己負担になったりすることもあります。「退職したあとニート生活が長引くと危険?早めの脱出を!」で、メリット・デメリットを確認しましょう。

ニートにならずに休む方法はありますか?

勤務先に休職制度があれば、長期で休める可能性はあります。
休職制度は雇用を継続しながら休める制度。休職の期間や、復帰の条件は会社によって異なり、医師の診断書が必要な場合もあるので、人事部や上司に確認が必要です。ニートになる前に、「休職の申請方法を解説!傷病手当はもらえる?仕事に疲れたときの対処法」を読んで、休職制度の利用を検討しましょう。

ニート生活で気をつけることはありますか?

ニート生活では、規則正しい生活や、社会とのつながりを心がけましょう。
ニートは時間の制約がなく、生活習慣が乱れがちです。人と会う機会が減り、孤独を感じることもあるでしょう。社会復帰が難しくならないよう、ニート期間中も早寝早起きをして、友人や職業紹介施設の相談員などと話す機会を作るのがおすすめです。「ニートを脱出して働く方法やメリットとは?きっかけや得るものも紹介」を参考にしてください。

一度ニートになると再就職は難しいですか?

ニート経験がない人に比べて、就職は難しくなる可能性が高いです。
ニート経験がある人に対し、面接官は「困難を克服する力はあるのか」「すぐに辞めてしまうのでは」と考えてしまいます。「ニートって何歳まで?20代のうちに就活すべき理由や注意点を解説!」で、ニートの就職を詳しく紹介しているので、参考にしてください。今の仕事がつらいなら、転職を考えるのも手。ハタラクティブなら、就活アドバイザーと一緒にキャリアの方向性を決められます。自分では気づけない強みを見つけて、新しい仕事に挑戦してみましょう。ニートになるのを迷っているなら、まずはご相談ください。

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