日本のニート率を男女・年代別に紹介!就職事情や就活成功のコツも解説

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この記事のまとめ

  • 日本のニート率は、約20年間で1.0%ほど上昇している
  • ニート率の6割を高校卒業の学歴者が占めている
  • ニートが就職の成功率をあげるには、働く目的を明確化することがおすすめ
  • ニート向けの就職支援サービスを利用する手もある

日本のニート率や就職率が気になることもあるでしょう。2021年時点で日本には、57万人ニートがいることが分かっています。ニートが就職することは可能ですが、ブランク期間が長引くと、成功率が低くなることも。社会人経験の少ないニートは、年齢が若いうちに就職を目指すことがおすすめです。このコラムでは、ニートの就職率や成功させるコツを紹介します。就職するのか考える参考にしてみてください。

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【男女別】日本のニート率

内閣府の「令和4年版 子供・若者白書(全体版)(PDF版)」によると、2021年の15~39歳人口に占めるニート(若年無業者)の割合は、男性が2.8%、女性が1.9%でした。ニート率の推移は下図でご確認ください。ニートの定義については「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説!」で紹介しています。

内閣府「第3-3図 若年無業者数」の画像


引用:内閣府「第3-3図 若年無業者数

 

2000年のニート率は、男性が約1.6%、女性が約0.8%でした。2021年時点の割合を見ると、男女ともに、2000年から1.0%以上上昇しているといえます。2000年からの約20年間、どのような割合でニート率が推移していたのか詳しく見てみると、2000年から2002年にかけてニート率は上昇傾向にありました。その後、2010年から2019年まで、ほぼ横ばいで推移しています。2020年の新型コロナウイルス流行の影響により、再度ニートの割合が急上昇したといえるでしょう。また、ニート率と推移には男女差があるようです。約20年間変わらず、男性の方が高い数値となっており、2021年では男女で0.9%の差ができています。

参照元
内閣府
令和4年版 子供・若者白書(全体版)(PDF版)

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【年代別】日本のニート率

総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2021年度(令和3年度)平均結果」によると、年代別のニート率の推移は以下のとおりです。

総務省統計局「図11 若年無業者及び 35~44 歳無業者の数及び人口に占める割合の推移」の画像



引用:総務省統計局「図11 若年無業者及び 35~44 歳無業者の数及び人口に占める割合の推移

 

この表から、2011年に102万人だった無業者が、2021年には93万人に減少していることが分かります。無業者のうち、若年無業者であるニートの人数は、2010年で61万人、2021年で57万人です。35歳から44歳までのニートに定義されない無業者の割合は、2011年から2021年までの間になだらかに推移しています。その一方、ニート率は2011年からほぼ横ばいで推移していましたが、2020年に急上昇しました。特に、15~24歳のニート率が2020年に大幅に増加しています。2019年には24万人だった15~24歳のニートが、2020年には37万人。13万人の増加となりました。2021年に27万人に減少しましたが、約20年間の推移を見ると依然として高い数値であるといえるでしょう。

参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計)2021年度(令和3年度)平均結果

ニートの最終学歴は何が多い?

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「資料シリーズ No.217 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より」によると、高校卒業学歴がニート率の6割近くを占めています。次いで、中学卒業学歴となっており、早い段階で学校教育から離れた人がニートになる割合が高いといえるでしょう。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217 若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―

ニートの就職事情

ニートは社会人経験が少ないため、年齢が上がるにつれて就職が難しくなるでしょう。ニートが就職する成功率を以下で説明します。

ニートから就職を目指す人の割合

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「資料シリーズNo.217全文」によると、2017年におけるニートの就職希望者の割合は以下のとおりです。

 15-34歳計の就職希望者の割合35-39歳の就職希望者の割合
男性42.7%48.9%
女性41.8%41.8%

引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「図表3-4 非求職無業者に占める就業希望者の割合の推移【年齢階層別】

15~34歳の就職希望者は、男女の比率にほぼ差がなく4割程度となっています。しかし、35~39歳と年齢が上がると、男性の就業希望者のみ5割程度まで上昇しました。一方で、35~39歳女性の就業希望者は41.8%と一定の数値であることから、女性は年齢に左右されなていないことが分かります。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―

1年前にニートで現在正社員として働いている人の割合

ニートの就職率について公的なデータがないため、フリーターに関するデータを参考に考えてみます。同機構の「労働政策研究報告書No.213 本文」によると、フリーターの継続期間によって以下のように就職率に違いが出てくるようです。

独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容 -「第5回 若者のワークスタイル調査」から-」の画像


引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容
-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-

 

1~2年目までは、就職希望者の5割以上がフリーターから正社員になれたと読み取れます。しかし、4年目を過ぎると就職できた割合が一気に下がり、就職しにくくなっているといえるでしょう。また、男女で比率に差があり、女性の方が就職希望を叶えにくいようです。この結果から、働いているフリーターであっても、4年目以降の就職が難しくなることが分かります。ブランクが長ければ長いほど、即戦力として活躍するまでに時間を要するためといえるでしょう。また、ブランク期間のほかに、年齢によって就職が難しくなることも。若いうちは時間をかけて育てられるため、未経験職種でも採用されやすいようです。しかし、年齢が上がるにつれて経験を求められ、ニートから就職を目指すのは大変になるでしょう。将来を考えると、少しでも早い段階で就職に向けて行動するのがおすすめです。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

ニートが就活を成功させるコツ

ニートが就職の成功率を上げるには、なぜ働くのか目的を明確にすることがおすすめ。一人で就活を進めるのが不安なときは、就職支援サービスを活用することもできます。

就職する目的を明確にする

就職する目的を明確にすることで、成功率をあげられるでしょう。働く目的が明確になっていないと、企業選びや志望動機でつまづいてしまうことも。また、入社できても求める働き方とマッチしておらず、ニートに戻ってしまうことがあるでしょう。もし、スキルを身につけたいという目的の場合、研修が整った職場で働くことがおすすめ。このように、自身の目的を明確にすることで、就職先を選択する助けになります。ニートから働くきっかけについて「理由や目的は?ニートが働くきっかけとおすすめの職業」で解説しているので、参考にしてみてください。

ニート向けの就職支援サービスを利用する

ニート期間が長く、就活をはじめるのに不安があるときは、就職支援サービスを利用すると良いでしょう。就職支援サービスには、ハローワークや民間の就職エージェントなどがあります。ハローワークは、フリーターやニートなど就労困難者を中心に支援を行っている公的機関です。職業紹介のほかに、就活セミナーや職業訓練などのサービスがあるので、一歩踏み出すために活用してみると良いでしょう。ハローワークのサービス内容について「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」で紹介しているので、参考にしてください。または、民間のエージェントを利用する手もあります。ハローワークに比べて企業とのつながりが強いため、応募したい会社について詳細を確認しながら進めることが可能です。また、専任のエージェントが担当してくれるため、気軽に相談できるでしょう。

就職エージェントのハタラクティブでは、ニート向けの求人を多く取り扱っています。未経験者歓迎や学歴不問の求人も多くあるので、社会人経験の少ない方でも効率良く就職先を探せるはず。また、面接対策や応募書類の添削もサービスの一環として行っています。就活がはじめてでも、安心して挑めるでしょう。内定獲得までエージェントがサポートするので、分からないことがあればお気軽にご相談ください。すべてのサービスが無料です。

ニートに関するQ&A

ニートを続けると就職率に影響するのか、気になる方もいるでしょう。ここでは、ニートの就職について想定される疑問にお答えします。

ニートになる理由で多いのは?

ニートになる理由として、学校での人間関係や仕事のストレスが原因になることが多いようです。そのほかに、親の介護や病気・怪我など、働きたくても仕方なくニートになることもあります。ニートになる原因について「ニートになる理由と脱出方法をご紹介」のコラムで詳しく紹介しています。

ニートが就活を効率良く進めるには?

ニートが効率良く就活を進めるには、就職支援サービスを利用するのがおすすめです。ハローワークやジョブカフェなどの公的な就職就職支援サービスや、民間の就職エージェントを利用すると良いでしょう。カウンセリングや求人紹介などのサービスがあり、一人では探せなかった企業に出会える可能性もあります。

ニートを続けるリスクは?

年齢を重ねると、経験を問う求人が増えます。そのため、経験の少ないニートは就職しにくくなるでしょう。また、ハローワークが主催する職業訓練にも、年齢制限が設けられることがあります。30代までを対象とすることが多いため、早めに動き出す必要があるといえるでしょう。

ニートが就活するときの注意点は?

求人票を隅々までチェックして、ブラック企業ではないか見極める必要があります。職歴が少ないニートは、条件が少ない企業を選びがちでしょう。しかし、詳細情報が分かりにくい求人はブラック企業の可能性もあります。就職エージェントのハタラクティブでは、リアルな職場を見学した求人をご紹介しています。ニートから就職を成功させるために、ぜひ一度お問い合わせください。

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