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仕事を辞める決断ができないのはなぜ?対処法と決意した後の流れもご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 仕事を辞める決断をする主な理由は、「給料が低い」「良好な人間関係が築けない」など
- 仕事を辞める決断ができない原因は、「転職に対する不安」「経済面の心配」など
- 仕事を辞める決断ができない場合は、退職理由や転職の目的をはっきりさせると良い
- 仕事を辞める決断をしたら、在職中に転職活動を始めよう
仕事を辞める決断ができず、なかなか一歩を踏み出せないという方もいるでしょう。仕事を辞める決断をするのは、残業が多かったり良好な人間関係を築けなかったりする場合が多いようです。今の職場で解決しないようであれば、転職を視野に入れても良いでしょう。
このコラムでは、仕事を辞める決断ができない理由と対処法についてまとめました。自分の気持ちと向き合って、前向きな決断ができるようにしましょう。
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仕事を辞める決断をする基準はどのようなものがある?
ハタラクティブの「若者しごと白書2023 2-4. 仕事に満足していない理由」によると、正社員が仕事に満足していない理由は以下のとおりです。
1位:給与(34%)
2位:仕事におもしろみを感じない(21.6%)
3位:人間関係の悪さ(9.2%)
4位:成長しにくい環境(6.8%)
5位:勤務時間(5.6%)
5位:仕事の裁量(5.6%)
※回答者数:250人
ここでは、仕事を辞める決断をする理由やきっかけについて、詳しくご紹介します。仕事を辞めるか悩んでいる場合は、参考にしてみてください。
1.良好な人間関係が築けない
職場で良好な人間関係が築けないのは、仕事を辞める決断をする理由の一つです。ただし、人間関係が悪いからといって勢いで仕事を辞めるのは避けましょう。「どういうときに関係が悪いと感じるか」「なぜ関係が悪くなったのか」を分析し、解決するために動くことが重要です。
状況によっては、上司に相談したり部署を移動したりすれば、転職の必要がなくなる場合があります。
2.給料が低い
「給料が働きぶりに対して低い」「頑張っても給料が上がらない」と不満を感じて、仕事を辞める決断をする方もいるでしょう。働いている企業で給料を上げるには、成果を残したり勤続年数を積んだりするなど、ある程度の時間がかかります。しかし、昇給の基準や評価制度が明確ではなく、今後も待遇改善が見込めない場合は、自分の希望する給料が得られる転職先を探すと良いでしょう。
3.会社の経営が危うく不安
企業の経営が危うく倒産する可能性があると、将来を不安に思い仕事を辞める決断をする場合もあるようです。ただし、経営が悪化しているのが会社の将来に関わるものかどうか、よく確認する必要があります。これから経営の回復が見込まれる可能性もあるからです。
また、曖昧な気持ちで退職してしまうと、就職活動で退職理由を述べる際、面接官に納得してもらいにくい恐れがあります。本当に会社が倒産するリスクがあるのか、辞めたい理由は本当に会社の経営悪化なのかよく考えましょう。
4.残業が多い
仕事を辞める決断をするきっかけの一つとして、残業が多く、心身に影響を及ぼしていると感じていることが挙げられます。ただし、残業時間は仕事のやり方や与えられたタスクの量によって変わるもの。まずは先輩や上司にタスクの進め方を改めて教わったり、業務量を調整できないか相談したりしてみてください。効率の良いやり方を一緒に考えてもらったり、仕事量を変えてもらったりすることで、残業時間の削減が期待できます。
相談しても残業が減らない場合は、休職もしくは仕事を辞める決断をしても良いでしょう。効率良く仕事をする方法は「効率の良い仕事の進め方を知りたい!業務が早い人は何をしている?」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
5.仕事にやりがいを感じられない
業務内容にやりがいを感じられないことがきっかけで、仕事を辞める決断をする人もいます。「仕事のやりがいがない」と思う場合は、なぜそのように感じるのか考えることが大切です。深掘りしてみると、仕事内容そのものには問題がなく、自分の仕事への考え方や取り組み方が原因の可能性もあります。
また、入社してしばらくは仕事を覚えることやこなすことに必死で、やりがいを感じられないこともあるでしょう。仕事の取り組み方を工夫したり、仕事に慣れるまで様子を見たりしてみて、それでも仕事にやりがいを感じられない場合は辞める決断をすることをおすすめします。
6.新しい職業に挑戦したい
新しい職業に挑戦したいと思うのも、仕事を辞める決断をする理由の一つです。仕事を続けていると、「もっと○○な職業に挑戦したい」「取引先で関わっている△△業界に興味がある」という気持ちが出てくることもあるでしょう。
ただし、興味のある業種や職種へ転職したい場合は、仕事を辞める決断をする前によく調べることが必要です。曖昧な知識のまま転職すると、「考えていたよりも大変な職業だった」と、入社後のミスマッチを起こす可能性があります。ほかの業界への知識を深める方法は、「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」をご覧ください。
上記を読んでも仕事を辞める決断ができなかったり、辞めたい理由が分からなかったりする場合は、「仕事の辞めどきを見極めるポイントを解説!簡易的な診断方法もご紹介」のコラムで、自分が当てはまるものがないか確認してみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
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仕事を辞める決断ができない3つの理由
仕事を辞める決断ができないのは、「転職先が見つからないかも…」「退職したことで評価が下がりそう…」といった、不安を抱えていることが多いようです。ここでは、仕事を辞める決断ができないときに考えられる理由と、それぞれの対処法を紹介します。
1.退職後に転職先が見つからないのではと不安だから
「今の仕事を辞めても転職先が見つからなかったらどうしよう…」と不安に思うこともあるでしょう。現在の職場に不満があっても、転職に対して不安があるとなかなか仕事を辞める決断ができません。しかし、求人のなかには「未経験者や第二新卒歓迎」「学歴・経歴不問」など、幅広い募集案件があります。自分自身の職歴や状況に合う条件の求人を探すようにすれば、豊富な選択肢から転職先を見つけることも可能でしょう。
在職中に転職活動をしよう
「転職先が見つかるか分からない」と不安な方は、在職中に転職活動をするのがおすすめです。時間に余裕をもちにくく大変なことですが、仕事を辞めてから転職活動をするよりも、安定した生活を送りながら仕事探しができます。
在職中に転職活動をする方法は「転職活動は在職中と退職後のどちらですべき?伝えるタイミングはいつ?」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.「退職=良くないこと」というイメージがあるから
「退職したことで自分の評価が下がりそう…」という不安から、仕事を辞める決断ができない場合もあるでしょう。特に、入社して間もないころは、「すぐに辞めたら今後の転職活動に影響するのでは…」と、なかなか退職に踏み出せないことも。
しかし、仕事を辞める理由が長時間労働やパワハラなど、自身で解決できない問題の場合は早めの対処が必要となります。退職に対してネガティブなイメージがある方は、「「仕事から逃げたい」と感じたときに気をつけるべきこととは?」のコラムを読んでみてください。仕事を辞める決断ができない人の背中を押してくれるでしょう。
退職理由と志望動機が一貫していれば問題ない
退職理由と志望動機に一貫性があれば、採用担当者に退職した事実を疑問視されることはないでしょう。たとえば、「月に60時間ほど残業していて心身に影響が出ていた」というのが主な退職理由の場合、転職先は残業の少ない業種や職種を選ぶのがポイントです。
前職の問題を解決できる会社を選べば、企業側から「残業が少なめの会社だから問題なく働いてもらえそう」と、良い印象をもってもらえるでしょう。退職理由を伝える重要なポイントは、「前職の退職理由や反省を踏まえて仕事を探している」と示すことです。これが志望先企業に伝われば、内定をもらえる可能性が高まるといえます。
3.退職後の経済面が心配だから
転職先が決まる前に仕事を辞める場合は、金銭面で生活が不安になることもあるでしょう。退職後は収入がなくなるため、少なからず貯金を切り崩す必要が出てきます。貯金をせずに退職してしまうと、徐々に生活が苦しくなり、気持ちに余裕のある転職活動が難しくなってしまうことも。焦って転職先を決めるのは、入社後のミスマッチを引き起こす原因となるので注意が必要です。
転職活動中の資金を貯金しておこう
転職活動に必要な期間は、3ヶ月~半年程度が一般的だといわれています。そのため、余裕をもって転職活動を行うには、最低3ヶ月は収入がなくても生活できる貯蓄が必要です。転職活動では、面接のための交通費が掛かるほか、人によってはスーツや靴などを揃える必要もあるでしょう。
3ヶ月分の生活費と、転職活動で必要な費用をしっかり考えて貯蓄しておけば、退職後の生活の不安が軽減されるため、仕事を辞める決断もしやすくなるでしょう。「スーツ代に交通費…転職にかかる費用はどれくらい?」のコラムでは、転職活動中の費用についてご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
退職を決断するのが早過ぎるのは危険?
退職を決断するのが早過ぎると、仕事を辞めてから後悔する可能性があります。退職理由が「なんとなく辞めたい」といった曖昧なものであったり、退職後の生活や再就職先について考えていなかったりすると、同じ理由で退職を繰り返す恐れも。「自分がなぜ仕事を辞めたいのか」「本当に今の会社を辞めて後悔しないのか」などを良く考えて、後悔しない決断をしましょう。
仕事を辞める決断ができたらどうする?退職までの流れ
仕事を辞める決断ができたら、転職先を探したり職場へ退職の意思表示をしたりするなど、やるべきことはたくさんあります。円満に退職するために、辞めるまでの流れを確認しておきましょう。
1.退職の時期を決める
仕事を辞める決断をしたら、退職時期を決めましょう。なるべく会社に負担を掛けないよう、繁忙期や人事異動の直後を避けるのがポイントです。また、辞めるタイミングによってはボーナスが出ないこともあるので、規定を確認しておくと良いでしょう。
2.退職前に転職先を見つける
仕事を辞める決断をしたら、退職する前に転職活動を始めましょう。有給や隙間時間を上手く使えば、在職中でも転職活動が可能です。また、在職中であれば給料を得ながら活動できるので、生活が安定し、焦らず自分に合った転職先を見つけられるでしょう。
辞める前にやりたいことを決めておくと転職しやすい
退職する前に、仕事を辞める決断に至った経緯を深掘りし、「転職したら何がしたいか」を明確にしておきましょう。仕事を辞める前であれば、「今の仕事の何が不満で、どのような職場であれば不満が解消されるか」を働きながら考えられます。不満を解消できる仕事がはっきりしていれば、求人も探しやすくなるでしょう。
退職願は転職先が決まってから提出しよう
退職願は、転職先が決まってから提出すると良いでしょう。仕事を辞める決断をしたからといって、すぐに退職願を出すのはおすすめできません。なぜなら、先述したように会社を辞めてから仕事探しを始めると、収入がないため焦って希望通りの仕事へ就けない可能性があるからです。また、転職先がなかなか決まらずブランクが長引くと、ブランクがない場合と比べて選考で不利になる恐れもあります。
3.会社に退職の意志を伝える
仕事を辞める決断をしたら、その意思を早めに会社へ伝えましょう。会社を辞める場合は、約3ヶ月前に伝えるのが一般的とされています。会社に伝える際のポイントは、以下の3つです。
- ・直属の上司に意思表示をする
・会社の愚痴や悪口は言わない
・上司と話すときは忙しい時間帯を避ける
直属の上司よりも先に、上の役職の人に仕事を辞める意思を伝えるのは、失礼な行為にあたります。また、パワハラや労働環境など企業側に非があって辞める場合でも、会社の愚痴を言うのは避けたほうが無難です。辞めるからといって愚痴を言うと、円満退職をしにくくなる可能性があります。
民法上は2週間前に意思表示すれば退職できる
会社へ仕事を辞める意思表示をするのは、3ヶ月前が一般的ではあるものの、「民法第627条」によれば、2週間前に意思表示をすれば辞められるようです。健康や家庭の事情などのやむを得ない理由で「3ヶ月も働けない…」という方は、最短2週間前でも辞められることを知っておきましょう。
参照元
e-Gov 法令検索
民法
4.退職理由が会社都合か自己都合か確認する
仕事を辞める場合は、退職理由が会社都合なのか自己都合なのか確認しておきましょう。なぜなら、失業給付金が受け取れる期間や、退職金の金額に関わるためです。
会社都合とは、会社の倒産や経営悪化など、会社側の理由で退職する場合のこと。ほかにも、月45時間以上の残業が3ヶ月続いたり、パワハラやセクハラを受けたりして退職する場合も、会社都合に該当する可能性があります。自分の退職理由が会社都合か自己都合か分からない方は、「希望退職は会社都合退職になる?応じるメリットとデメリットを解説」を参考にしてみてください。
転職できるか不安で仕事を辞める決断ができない方は、ハタラクティブのご利用がおすすめ。ハタラクティブは、若年層に特化した就職支援を実施している転職エージェントです。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングし、一人ひとりに合った求人をご紹介します。面接対策や就職後のアフターフォローも行っているので、転職したことがない方も安心です。サービスはすべて無料なので、お気軽にご登録ください。
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仕事を辞める決断ができないときのお悩みQ&A
ここでは、仕事を辞める決断ができないときのお悩みをQ&A方式で解決します。
仕事を辞める決断ができません…
仕事を辞める決断ができないときは、「なぜ仕事を辞めたいのか」「なぜ辞める決断ができないのか」の2点をよく掘り下げて考えましょう。退職理由がはっきりしないまま勢いで辞めてしまうと、転職の面接で退職理由を聞かれた際、説得力のある理由を答えることが難しくなるでしょう。「仕事を辞めたいのは甘え?辞めるべきかどうかの判断基準を解説」では、仕事を辞めるか悩んだときの対処法を解説しているのであわせてご覧ください。
仕事を辞めると決めたら気持ちは楽になる?
仕事を辞める決断をすると、仕事の悩みから開放されたり心身ともにリフレッシュできたりして、気持ちが楽になる方もいます。しかし、早く気持ちを楽にしたいからといって、仕事を辞める決断を急ぐのは危険です。「仕事を辞める理由は?退職を伝えるタイミングや伝え方を解説」のコラムで、仕事を辞めないほうが良い状況についてまとめているので、参考にしてください。
退職を決断するきっかけとは?
「給料が低い」「ほかにやりたい仕事が見つかった」「良好な人間関係が築けない」などが、退職を決断するきっかけで多いようです。ほかにも、残業時間が多かったりパワハラを受けたりしたことが原因で、心身に影響が出て仕事を辞める決断をする人も。よくある退職を決めるきっかけは、「退職理由は建前を伝えてもいい?仕事を辞める本当の理由」のコラムでも紹介しています。
仕事を辞める決断ができたら何をする?
仕事を辞める決断ができたら転職活動を始めて、退職時期の目安を決めておきましょう。おおよその目安を決めることで、メリハリをもって行動できます。一人で転職できるか不安な方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。求人の紹介や面接対策など、初めての転職も手厚くフォローします。また、「仕事を辞める決断ができない…」といった就職に関する相談も可能です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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