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ホワイト企業の探し方7選!自分に合った職場を見つける基準やコツを解説
この記事のまとめ
- 離職率の低さや休暇の取りやすさは、ホワイト企業・優良企業にみられる特徴の1つ
- 人によって何が「ホワイト」と感じるかは異なるため、自己分析で自分なりの基準を決める
- ホワイト企業を探す際は、「企業の安定性」や「国が認定しているか」をチェックしてみよう
- ランキングやおすすめ情報だけに注目せず、自分の軸をもって探すことが大切
- ホワイト企業の探し方に悩んだら、エージェントに相談してプロのサポートを受けよう
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就職や転職をする際に、「ホワイト企業に入社したいけど探し方が分からない」と悩む方もいるでしょう。ホワイト企業だと思う基準は人によって異なるものの、一般的には年間休日数や福利厚生の充実度、働きやすい環境が整っている点などが挙げられます。
そこで今回は、ホワイト企業にみられる特徴や探し方で押さえておきたいコツをご紹介します。また、国が認定・表彰する制度の解説もするので、自分がホワイト企業だと思える会社を探すための参考としてお役立てください。
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ホワイト企業にみられる9の特徴
ホワイト企業には、休暇の取りやすさや福利厚生の充実、社員の心身の健康を守る制度を導入しているといった特徴がみられます。ここでは、一般的にホワイト企業・優良企業と呼ばれる企業の特徴をご紹介します。
なお、ホワイト企業を探すなら、世間一般の情報や評価だけに囚われず、自分の価値観に合った企業を探すことが大切です。以下で紹介する特徴を参考にしつつ、自分にとってのホワイト企業を探しましょう。
ホワイト企業にみられる特徴
- 従業員の離職率が15.4%以下である
- 休暇が取りやすい
- 残業時間が少ない
- 年間休日の数が平均を上回っている
- 福利厚生の内容が充実している
- 働きやすい環境が整っている
- 公平な評価制度がある
- 従業員の安全と健康を守るための制度がある
- 労働基準法を遵守している
1.従業員の離職率が15.4%以下である
厚生労働省の「雇用動向調査結果の概要-令和5年雇用動向調査結果の概況-入職と離職の推移」によると、令和5年の1年間における労働者全体の離職率は15.4%でした。離職率の平均は、ホワイト企業を見極めるための指標の1つといえるでしょう。
平均と比べて離職率が低い企業は、従業員が「この会社で長く働きたい」と感じている可能性が高いと考えられます。同資料の「図3-1 産業別入職率・離職率(一般労働者)(令和5年(2023))」では、産業別に離職率を公表しているので、自分が働きたいと思っている業界の平均を確認するための参考にしてみてください。
なお、気になる企業について調べる際は、離職率の数字を見るだけでなく、その背景にある「働きやすさの要因」を具体的に探っていくと、自分に合った企業を探すうえで役立ちます。
2.休暇が取りやすい
ワークライフバランスの整った生活を目指すなら、有給休暇の取得率に注目することも大切です。厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査の概況(4) 年次有給休暇(P.8)」によると、令和5年の1年間に企業が付与した有給休暇の平均日数は16.9日で、労働者が取得した有給休暇の日数は11日でした。
有給休暇が取得しやすい企業では、社員が心身ともにリフレッシュできるため、仕事へのモチベーション維持につながります。ホワイト企業を探す際は、有給休暇の取得率もチェックしながら探してみましょう。
また、リフレッシュ休暇や夏季休暇、ボランティア休暇といった特別休暇制度が設けられている企業もあります。志望企業の有給取得率と合わせて、特別休暇の種類を調べてみてください。
3.残業時間が少ない
残業時間の少なさは、ホワイト企業の特徴の1つに挙げられます。厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和7年5月分結果確報 第2表 月間実労働時間及び出勤日数(P.8)」では、全産業における所定外労働時間の平均は9.7時間と公表されました。就業する業界や職種によって異なるものの、平均値を大幅に超えない企業は、従業員のワークライフバランスを重視していると考えられます。
また、残業時間を削減するためのノー残業デーの導入や、業務効率化への積極的な取り組みも、ホワイト企業を見分ける際の重要なポイントです。残業代が適切に支払われるかどうかも、あわせて確認するといいでしょう。
4.年間休日の数が平均を上回っている
ホワイト企業の特徴として、年間休日の数が平均を上回っていることが挙げられます。厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査の概況(3) 年間休日総数(P.7)」によると、1企業あたりの平均年間休日総数は112.1日です。また、企業規模が大きいほど年間休日が多い傾向にあり、従業員1,000人以上の企業では117.1日が平均でした。
また、年間休日が120日以上の企業は、もともとの休日に加えて、夏季休暇や年末年始休暇などの特別休暇を設けている可能性が高いと考えられます。年間休日数を確認しつつ、希望する働き方と照らし合わせて自分にとってホワイトだと思える企業を探しましょう。
5.福利厚生の内容が充実している
福利厚生が充実している点も、ホワイト企業の特徴の1つです。福利厚生とは、企業が従業員へ提供するサービスのことで、大別すると「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。それぞれの内容は以下のとおりです。
福利厚生の種類 | 内容 |
---|---|
法定福利厚生 | 法律によって定められている 健康保険や雇用保険、厚生年金保険など |
法定外福利厚生 | 従業員の働きやすさを目的として、企業独自に定めたもの 通勤手当や住宅手当、結婚・出産祝い金など |
法定外福利厚生は、会社によって内容や充実度が異なります。表に記載した以外にも、自己啓発支援や資格取得支援といった、社員のスキルアップをサポートする制度を導入する企業もあるので、ホワイト企業を探す際は福利厚生の種類と内容をチェックしましょう。
6.働きやすい環境が整っている
働きやすい環境が整っていることも、ホワイト企業を見分けるポイントです。たとえば、フレックスタイム制や、自宅などオフィス以外の場所で働くことを認めるテレワーク制度があると、個人のライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。また、キャリアアップを支援するための研修制度や資格取得支援、仕事と育児・介護を両立させるための制度などが整っているかも確認しておくと安心です。
このような制度が整っていれば、企業が社員の生活やキャリアを大切に考えていると分かります。働きやすい環境が整った企業に入社すれば、ライフステージが変化した際も柔軟に働けるでしょう。
7.公平な評価制度がある
公平な評価制度が整っていることも、ホワイト企業の特徴です。努力や成果が正しく評価される仕組みが整っていれば、働く人はやりがいを感じやすく、さらなる成長を目指せます。
企業によっては、公平な評価をするために「目標管理制度(MBO)」を導入しているところもあるようです。目標管理制度とは、従業員が自ら仕事の目標を立てて進捗を管理することを指します。自分の目標達成度が評価に直結するため、納得感のある評価につながるでしょう。
上司の主観に左右されにくい客観的な評価制度を導入している企業は、従業員の成長を尊重し、公平なキャリア形成を支援する姿勢があるといえます。ホワイト企業を探すなら、評価制度にもしっかりと注目しましょう。
8.従業員の安全と健康を守るための制度がある
ホワイト企業には、従業員の安全と健康を大切にする制度が整っています。たとえば、ストレスチェック制度の導入や、メンタルヘルスに関する相談窓口の設置は、従業員の心の健康を守るための取り組みです。また、長時間労働を抑制するための厳格な勤怠管理システムや、業務効率化を促すツールの導入も、従業員を守る制度の例として挙げられるでしょう。
こうした制度が整っている企業は、従業員を大切な「資本」として捉え、長期的に活躍してもらうことを考えているといえます。安心して長く働くためにも、制度の有無や内容を確認して自分に合った企業を探しましょう。
9.労働基準法を遵守している
ホワイト企業の条件として、労働基準法を遵守している点は欠かせません。労働基準法とは、労働者の権利を守る目的で国が定めた法律のことです。労働時間や最低賃金、休憩時間、休日数などが定められています。
厚生労働省(東京労働局)の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」では、労働基準関係の法令に違反した企業と概要をリストで公開しているため、参考として目を通してみましょう。ただし、リストに載っていなければ優良企業であると判断できる訳ではないので、サイトの情報だけを頼りにせず徹底した企業研究を行いましょう。
参照元
厚生労働省
令和5年 雇用動向調査結果の概要
令和6年就労条件総合調査 結果の概況
毎月勤労統計調査 令和7年5月分結果確報
令和6年就労条件総合調査 結果の概況
厚生労働省(東京労働局)
労働基準関係法令違反に係る公表事案
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ホワイト企業の探し方で押さえておきたい7つコツ
ホワイト企業の探し方のコツは、自己分析を行ったり、企業について事前に調査したりすることです。以下でご紹介するコツを参考に、ホワイト企業への就職を成功させましょう。
ホワイト企業の探し方で押さえておきたいコツ
- 自己分析をして自分なりの基準を決める
- 就職・転職エージェントに相談する
- Webサイトにある優良企業リストを参考にする
- 求人サイトで希望の条件を絞り込む
- 企業について事前に調べる
- 知人に仕事を紹介してもらう
- 気になることは面接で確認する
1.自己分析をして自分なりの基準を決める
ホワイト企業を探す前に、まずは自己分析を行い、働くうえで重視するポイントや条件をリストアップして、自分なりの基準を決めることが大切です。「どのような働き方をしたいか」「仕事を通して何を実現したいか」といった点をじっくり考えてみましょう。
人によって仕事に求めるものは異なります。たとえば、給与よりも人間関係を重視する人もいれば、安定性よりも挑戦できる環境を求める人もいるでしょう。そのため、自分にとっての「ホワイト」が明確になれば、世間の評価やランキングだけに惑わされることなく、本当に自分に合った企業を見つけやすくなります。自分自身の価値観に合った企業こそが、長く働き続けられる「ホワイト企業」といえるでしょう。
2.就職・転職エージェントに相談する
ホワイト企業を見つけるうえで、就職・転職エージェントに相談することも有効な手段です。エージェントは、企業の採用担当者と直接やり取りしているため、求人票だけでは分からない職場の雰囲気や社風、残業時間などのリアルな情報を把握していることがあります。
求職者がもつ「ホワイト企業」のイメージや希望条件を伝えることで、それに合致する企業の求人を紹介してもらえるでしょう。また、エージェントはキャリアの専門家です。自分の強みや適性を見つめ直し、自分にとって本当に働きやすい企業を見つけるためのアドバイスもしてもらえるでしょう。
また、応募書類の添削や面接対策など、就活全般をサポートしてもらえる点も大きなメリットです。プロの力を借りながら、自分に合ったホワイト企業を探してみてください。
3.Webサイトにある優良企業リストを参考にする
ホワイト企業を探す際は、Webサイトで公表されている優良企業リストを参考にするのも手です。国や官公庁などが認定・表彰している企業リストは、客観的な基準を満たしているため、信頼性があるといえるでしょう。
たとえば、経済産業省が発表している「健康経営銘柄」や「グローバルニッチトップ企業100選」、厚生労働省が認定する「くるみんマーク」や「えるぼし認定」などがあります。このような認定を受けている企業は、従業員の健康や働きやすさに配慮し、事業の安定性や将来性を評価されているケースもあるので、ホワイト企業を探すうえで参考になるでしょう。
ただし、あくまでリストは参考情報の1つとして捉え、個々の企業について多角的に情報収集を行い、自分の価値観に合った企業を探すことが大切です。
4.求人サイトで希望の条件を絞り込む
求人サイトを活用する場合は、やみくもに求人を探すのではなく、希望の条件を細かく設定して絞り込むことが重要です。まずは給与や福利厚生、休日、勤務地といった項目で、自分が譲れない条件を明確にしましょう。明確になったら、希望の条件で検索して、自分に合った求人を絞り込んでいきます。
求人情報を見るときは、基本給やみなし残業代といった給与の内訳が細かく記載されているか、福利厚生はどのような制度があるのかなど、詳細に見ていくことが大切です。このように希望条件を絞り込み、記載された情報を細かくチェックしていくと、多くの求人の中から、自分に合った企業を効率的に見つけやすくなります。
5.企業について事前に調べる
興味のある企業が見つかったら、四季報やOB・OG訪問を利用して、会社の基本情報や社内の雰囲気などを事前に調べましょう。就職や転職で自分にとってのホワイト企業を選ぶためには、自分の希望と企業のマッチ度を測るための情報収集が欠かせません。
また、企業の基本情報を調査するだけでなく、実際に働く人の声を聞いて情報を集める方法もおすすめです。以下で企業について調べる方法について紹介するので、参考にしてみてください。
四季報で企業の基本情報を得る
四季報では、企業の社名や住所、事業内容といった基本情報を得ることが可能です。また、会社の業績や株価、離職率なども知れるので、将来性のある企業を探す際に役立ちます。
上場企業の情報が分かる「会社四季報」をはじめ、就活生向けの「就職四季報」や中小企業について記載した「就職四季報 優良・中堅企業版」、女性向け企業について取りまとめた「就職四季報女子版」といった種類も存在するので、自分の希望に合わせて選びましょう。
テレビや新聞で企業の情報を取り入れる
企業のWebサイトや求人票だけでなく、テレビや新聞などのメディアからも情報を集めてみましょう。特に経済ニュースや業界特集、企業特集などは、企業の動向や将来性を知るうえで貴重な情報源となるのでおすすめです。
たとえば、新しい技術やサービスが取り上げられていれば、業界のなかでの企業の位置づけや、今後どのような成長戦略を描いているのかを把握できます。メディアから得る情報は、企業が社会から評価されている印象を客観的に知る際に役立つでしょう。1つの情報源に頼るのではなく、日ごろから多角的な視点をもって情報を集めることで、より安心して働ける企業を見つけられる可能性が高まります。
OB・OG訪問を行い社内の雰囲気を掴む
OB・OG訪問を行うと、社内の雰囲気を掴むことが可能です。Webサイトに掲載されている情報だけで企業のすべてを知るのは、なかなか難しいでしょう。志望先の企業で働く先輩に話を聞くことで社内の雰囲気を掴めるだけでなく、実際に働く人の気持ちや目標など、Webサイトだけでは知りえなかった情報を集められます。
OB・OG訪問で質問する際は、「どのようなときに働きがいを感じますか?」「入社前と入社後でギャップを感じた点はありますか?」など、具体的な内容を尋ねてみましょう。
口コミサイトで企業の評判をチェックする
ホワイト企業を探す際に便利なのが、口コミサイトの活用です。口コミサイトでは、現在働いている社員や元社員から企業に関するリアルな情報が得られます。求人票や企業のWebサイトだけでは分からない、残業の実態や職場の雰囲気、人間関係、給与体系の透明性など、具体的な情報を得られることも。
ただし、口コミはあくまで個人の主観に基づいた意見であることを忘れてはいけません。口コミサイトは匿名で掲載でき、信頼性が低い特徴があるため、参考程度に捉えるようにしましょう。
6.知人に仕事を紹介してもらう
ホワイト企業を見つけるうえで、身近な人のつながりを活用する方法も有効な手段です。友人や家族、先輩など、信頼できる知人に仕事を紹介してもらうことで、求人票やWebサイトでは得られないリアルな情報を得られる可能性があります。
紹介によって教えてもらう際は、その企業で実際に働いている、あるいは働いた経験のある人に話を聞くことが大切です。給与や福利厚生はもちろん、職場の人間関係や仕事のやりがい、会社の将来性など、率直な意見を聞くことで、その企業の内情を深く理解できるでしょう。
ただし、知人からの紹介だからといって、安易に企業を決めてしまうのは危険です。教えてもらった企業についてもしっかりと情報収集を行い、自分の目で確かめることが大切です。
7.気になることは面接で確認する
企業のWebサイトや求人票などで情報を集めたら、最後に面接で気になることを直接確認することが大切です。面接では、給与や休日、残業時間など、自分が気になっていることはすべて質問しておきましょう。たとえば、「繁忙期と閑散期の業務量の違い」や、「有給休暇の取得実績」など、具体的な数字や事例を尋ねることで、より現実的な情報を引き出せる場合があります。
また、面接官の態度や話し方、会社の雰囲気からも、その企業の社風や働く人々の様子を推測できるでしょう。事前に調べた情報と、面接で感じたギャップを比較すると、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
先入観を捨てて幅広い視点で企業を探そう
ホワイト企業は、先入観をもたずに広い視野で探すのがポイントです。ホワイト企業と聞くと、有名で規模が大きい企業をイメージする方もいるでしょう。しかし、企業の規模や知名度だけで判断すると、思わぬ優良企業を見逃してしまう可能性があります。
ホワイト企業に対する自分の先入観を捨て、さまざまな角度から企業探しに取り組みましょう。これまで候補にしていなかった業界や企業にも目を向けると、意外な業界で自分に合ったホワイト企業が見つかることもあります。
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ホワイト企業であるか確認する際にチェックしたい項目
ホワイト企業を見極めるためには、企業がもつ特徴をしっかりとチェックしましょう。ここでは、ホワイト企業を見つけるために注目すべきポイントを解説するので、参考としてご覧ください。
安定性や需要があるか
ホワイト企業であるか確認する際は、「企業に安定性があるか」「展開している事業に今後も需要があるか」に注目しましょう。安定性や需要を見極めるためには、業界全体の動向を把握したり、企業の事業が社会から継続的に必要とされているかを確認したりすることが大切です。
業界研究を行い、企業がどのような立場で業界内に存在しているのかを確認しましょう。企業のWebサイトで公開されている事業計画や財務情報、業界ニュースなどを参考にする方法もおすすめです。
健康経営銘柄
「健康経営銘柄」とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定し公表する制度を指します。
健康経営銘柄に選ばれる企業は、従業員の心身の健康づくりに配慮した施策を積極的に行っていると評価された「健康経営の優良企業」です。健康診断の受診率向上やメンタルヘルス対策、働き方改革など、多岐にわたる項目で高い評価を得ています。
求職者にとっては、このような企業に注目することで、社員の健康を大切にする文化や、働きやすい環境が整っている企業を見つけやすくなるでしょう。企業の安定性や将来性を考えるうえでも、従業員の健康を資本として捉えている企業は、健全な経営を行っている可能性が高いと考えられます。
グローバルニッチトップ企業100選
「グローバルニッチトップ企業100選」とは、国際市場のニッチ分野で高いシェアを誇り、優れた経営を行っている企業を顕彰する制度を指します。グローバルニッチトップ企業は、特定の分野に特化することで、他社が追随しにくい高い技術力や競争力を確立している点が特徴です。
このような企業は、特定の分野で世界的に認められていることから、事業基盤が強固であると考えられます。求人情報だけでは見えにくい企業の安定性や将来性を判断するうえで、このリストは一つの参考になるでしょう。
ただし、選定されたすべての企業が必ずしもホワイト企業であるとは限りません。このリストを参考にしつつ、企業の働き方や社風について、さらに深く調べるように心がけましょう。
国が認定している企業か
ホワイト企業を見極める1つの基準として、国が認定・表彰する制度に注目してみましょう。国が設ける認定制度は、働きやすい環境づくりや従業員の健康を大切にする取り組みなど、特定の基準を満たした企業に与えられます。
認定を受けている企業は、企業のWebサイトやパンフレットなどでその証明となるマークを掲載していることが多いため、チェックしてみてください。
ただし、国が認定していないからといって「ホワイト企業ではない」とは限りません。ホワイト企業を探すときは、自分のなかで決めている基準に当てはまるかを確認しましょう。
安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)
「安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)」は、企業が従業員の安全や健康管理に取り組む優れた実績を、厚生労働省が認定する制度です。従業員の健康診断の実施やストレスチェック、作業環境の改善など、労働者の安全や衛生に対する高い水準をクリアした企業に与えられます。ホワイトマークを取得している企業は、法令を遵守していることはもちろん、それ以上の取り組みを行っている証といえるでしょう。
この認定を受けている企業は、従業員を大切にする姿勢をもっていると考えられます。求人情報や企業のウェブサイトでこのマークを探してみることで、働く環境が整っている企業を見つけるヒントになるでしょう。
ユースエール認定制度
ユースエール認定制度は、若者の採用や育成に積極的に取り組む中小企業を対象に、厚生労働大臣が認定する制度です。ユースエール認定を受けるためには、残業時間や有給休暇の取得率、育児休業の取得状況など、複数の厳しい基準をクリアする必要があります。
認定企業は、厚生労働省のWebサイトで公表されており、認定マークを広告や求人票に表示できます。このマークは、働く環境の客観的な指標として信頼できるものです。若手社員としてキャリアを築きたいと考えている方は、求人票や企業のWebサイトでユースエール認定マークを探してみることをおすすめします。
くるみんマーク・プラチナくるみん
「くるみんマーク・プラチナくるみん」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、子育てサポートに積極的に取り組んでいる企業を厚生労働大臣が認定する制度です。「くるみんマーク」は、子育て支援に力を入れている企業であることを示します。評価基準は育児休業の取得状況や時短勤務制度、残業削減といった取り組みなど。
さらに上位の「プラチナくるみん」は、より高い水準で子育て支援を実現している企業に与えられます。企業の育児支援制度がさらに充実している証として、社会的な信頼を得られるでしょう。
くるみんマークやプラチナくるみんの認定を受けている企業は、従業員がライフステージの変化に合わせて柔軟に働けるよう配慮していると考えられます。育児と仕事の両立を考えている方にとって、このマークは安心して働ける企業を探す際の有効な指標となるでしょう。
えるぼし認定
「えるぼし認定」は、女性の活躍を積極的に支援する企業に与えられる認定マークです。えるぼし認定は、5つの評価項目で一定の基準を満たしているかによって、3段階で評価されます。評価項目の種類は以下のとおりです。
- 1.採用
- 2.継続就業
- 3.労働時間等の働き方
- 4.管理職比率
- 5.多様なキャリアコース
認定を受けている企業は、女性が能力を十分に発揮し、継続して働きやすい環境づくりに力を入れていると考えられます。また、女性の働きやすさは、職場の多様性や柔軟性にもつながることがあり、性別を問わず誰もが働きやすい環境である可能性が高いでしょう。
なでしこ銘柄
「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた上場企業を選定する制度で、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施しています。なでしこ銘柄に選ばれる企業は、女性のキャリア支援や両立支援、ワークライフバランスの推進など、多様な働き方を可能にするための具体的な取り組みを行っていると評価された企業です。女性が管理職として活躍できる土壌や、育児休業後の復帰をサポートする体制が整備されている企業も含まれています。
このような取り組みは女性だけでなく、男性にとっても働きやすい環境づくりにつながることが期待できます。性別に関係なく、誰もが能力を発揮し、長期的にキャリアを築ける企業を探すうえで、なでしこ銘柄は参考になるでしょう。
エコ・ファースト制度
「エコ・ファースト制度」は、環境に対して先進的かつ独自的な事業活動を行う企業を、環境大臣が認定する制度です。この制度に認定される企業は、地球温暖化対策や化学物質対策など、環境に関する目標を自ら設定し、その達成に向けた具体的な行動計画を策定しています。
環境への配慮はボランティア活動ではなく、長期的な視点に立った経営戦略とも考えられるでしょう。持続可能な社会を目指す取り組みは、企業の安定性や将来性にもつながることがあります。環境問題に関心があり、社会貢献にも力を入れている企業で働きたいと考える方にとって、この認定制度は企業選びの参考となるでしょう。
グッドキャリア企業アワード
「グッドキャリア企業アワード」とは、従業員の自律的なキャリア形成を支援し、そのための環境を整備している企業を表彰する制度です。グッドキャリア企業アワードを受賞している企業は、従業員一人ひとりのキャリアプランを尊重し、能力開発をサポートする仕組みをもっていると考えられます。具体的には、キャリア相談窓口の設置や、専門的な知識・スキルを習得するための研修制度、社内公募制度などを積極的に導入している企業です。
従業員の成長を組織全体でサポートする文化は、働きがいのある職場環境につながります。長期的な視点でスキルアップやキャリア形成を考えている方にとって、グッドキャリア企業アワードの受賞歴は、企業選びの参考になるでしょう。
参照元
経済産業省
健康経営銘柄
2020年版グローバルニッチトップ企業100選
女性活躍に優れた上場企業を選定「なでしこ銘柄」
厚生労働省
安全衛生優良企業公表制度について
ユースエール認定制度
くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて
女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)
グッドキャリア企業アワード
環境省
エコ・ファースト制度とは?
ホワイト企業を探すときの注意点
ここでは、ホワイト企業を探すときの注意点を紹介します。以下で紹介する内容を参考に、ホワイト企業を探すときは何に気をつければいいのか、どのように判断すればいいのか確認しましょう。
ランキングやおすすめ情報だけに注目しないこと
ホワイト企業を探す際は、インターネット上にある「ホワイト企業ランキング」や「おすすめ企業10選」といった情報に目が行きがちです。しかし、これらの情報はあくまで参考の一つとして捉えることが大切です。
ランキングの評価基準は、企業規模や平均年収、福利厚生など、表面的な情報に基づいている場合があります。また、個人の口コミや主観的な意見が反映されていることもあり、必ずしも客観的な事実に基づいているとは限りません。
大切なのは、自分にとっての「ホワイト企業」の定義を明確にすることです。給与や休日だけでなく、仕事内容、社風、人間関係、キャリアアップの機会など、自分が何を重視するのかを考えましょう。そのうえで、興味をもった企業について、企業のWebサイトや社員インタビューなどを通じて、多角的に情報を集めることが重要です。
ホワイト企業に囚われ過ぎず自分の軸を大切にすること
ホワイト企業を探すことは、安心して働ける職場を見つけるうえで有効な手段です。しかし、世間一般のホワイト企業のイメージに囚われ過ぎてしまうと、本当に自分の価値観に合った企業を見逃してしまう可能性があります。
給与や休日、仕事内容、人間関係、会社の成長性、社会貢献など、働くうえで何を重視するかは人それぞれです。世間で「ホワイト」とされている企業でも、自分にとって魅力的な仕事内容ではなかったり、社風が合わなかったりすることも。逆に、必ずしも「ホワイト企業」として認知されていなくても、自分の価値観に合い、やりがいを感じられる企業は存在します。
企業を選ぶ際は、ホワイト企業の言葉に惑わされず、まずは自分が仕事を通して何を実現したいのか、どのような働き方をしたいのかを明確にしましょう。自分の軸と照らし合わせながら、企業の情報を多角的に収集していくと、自分にとってホワイトだと思える企業に出会える可能性が高まります。
【まとめ】ホワイト企業の探し方
ホワイト企業を見つけるためには、さまざまな情報を多角的に確認することが大切です。企業の安定性や需要、事業の将来性について調べると同時に、国が認定する制度やマーク(健康経営銘柄、くるみんマークなど)に注目してみましょう。
しかし、このような情報だけに頼るのではなく、自分が仕事に何を求めるのか、自分自身の軸を明確にすることも忘れてはいけません。世間の評価だけに囚われず、自分の価値観に合った企業を見つけることが、納得のいく就職や転職につながります。
「ホワイト企業へ就職したい」「優良企業の探し方を知りたい」と考えている方は、ハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層の就活に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、経歴や希望に応じた求人を厳選してご紹介します。
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ホワイト企業の探し方に関するQ&A
ここでは、ホワイト企業を探す際の悩みに対してQ&A形式で回答しています。ホワイト企業の探し方が分からず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
新卒採用におけるホワイト企業の見分け方を知りたいです
新卒採用でホワイト企業を見分けるには、まず企業の新卒入社3年後の離職率や月の平均残業時間、有給休暇の消化率をチェックしましょう。このような情報は、社員が定着し、ワークライフバランスを保てる環境であるかを示す客観的な指標となります。
また、企業の文化や福利厚生、キャリア支援制度も重要な判断材料です。企業のWebサイトや採用ページを確認し、社員の育成制度や多様な働き方を支援する制度が整備されているかを確認しましょう。調べた情報を総合的に見て、自分にとって働きやすい環境が整っているかを判断することが大切です。
ホワイト企業であるかの求人票からの見分け方は?
求人票でホワイト企業かを見分けるポイントは、具体的な労働条件や福利厚生の詳細が明確に記載されているかどうかです。たとえば、残業時間や有給取得率、育休制度の充実度などを確認しましょう。
また、昇進制度や研修の機会がしっかりと説明されている企業は、社員の成長を大切にしている傾向があります。
ホワイト企業を探すときの注意点はありますか?
ホワイト企業を探す際は、世間的なイメージやランキング情報だけに頼り過ぎないよう気をつけましょう。なぜなら、自分にとっての「ホワイト」が必ずしも世間一般の「ホワイト」とは限らないからです。
給与や福利厚生だけでなく、仕事内容、社風、人間関係、キャリアアップの機会など、自分が何を重視するのかを明確にして軸を定めましょう。企業のWebサイトやSNS、OB・OG訪問などを通じて、実際に働いている人の声や職場の雰囲気を多角的にリサーチし、そのうえでホワイト企業の判断をすることが大切です。
ホワイト企業に転職したいので探し方を教えてください
ホワイト企業への転職を目指す際は、まず自分にとっての「ホワイト」が何かを明確にすることが重要です。給与や休日だけでなく、仕事内容や社風など、何を重視するかによって探すべき企業は異なります。
また、自分だけで探さずに転職エージェントを活用するのもおすすめです。エージェントは求人票には載っていない企業の内部情報や雰囲気を把握している場合があるため、客観的な意見を得られるでしょう。
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2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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