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面接でよく聞かれる質問集!想定されるものを状況別に紹介
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この記事のまとめ
- 新卒の面接でよく聞かれる質問は、学生時代の経験や就活の軸についてなど
- 中途採用の面接では、前職の業務や退職理由などを中心に質問されることが多い
- ブランクがある場合、その理由や空白期間中に何をしていたのかを伝える必要がある
- 面接の質問に回答するコツは、面接官が何が知りたいのかという意図を汲み取ること
面接対策を考えている方に向けて、当コラムではよく聞かれることを質問集にしてまとめました。「聞かれたことにどう回答したら良いか分からない」と不安に思う方は、事前に回答を準備しておくことが大切です。新卒・中途・ブランクのある場合など状況別の質問例と、回答のコツを紹介していますので、就職や転職活動にぜひお役立てください。
面接質問集:新卒の場合
新卒の面接では、どのようなことを聞かれるのでしょうか。以下で、想定される質問をまとめました。
学生時代に頑張ったことはなんですか?
この質問を通じて企業が知りたいのは、取り組みの内容自体ではなく、学生がどのように物事に向かい、どう問題に対処してきたのかということ。そのため、「何に力を入れたか」だけではなく、「なぜそれに力を入れたのか」「取り組みの中でどのような課題があったのか」「どう解決したのか」を伝える必要があります。また、「頑張った」という抽象的な表現では説得力に欠けるため、実績がある場合は具体的な数字で示せるとなお良いでしょう。
サークルや部活動にはどのように取り組んでいましたか?
この質問も前項と同じく、「何をしていたか」だけを説明するのではなく、「どこに力を入れてきたのか」「課題解決を行ってきたのか」という部分を見られると考えられます。たとえば、「サッカーは小学生の頃から○年間続けていて、毎日○分のトレーニングは今も欠かさず行っています」と継続力のアピールにつなげたり、「サークルの新入生を増やすために、××といった取り組みを行い、前年の120%の部員増加を達成しました」と課題解決のために取り組んだアピールをしたりというように、自己PRにつながる内容にするのがポイントです。
就活の軸はなんですか?
この質問が行われる意図は、「学生が単純な企業イメージや労働条件などをもとに企業選びを行っていないか」「きちんと仕事選びに基準を持っているか」といった点が見られていると考えられます。そのため、「社会貢献できる企業で働きたい」「仕事を通じて成長できる環境で働きたい」などの回答は、一見ポジティブで良い軸に見えますが、多くの企業に当てはまってしまうので避けたほうが良いといえるでしょう。どこにでも当てはまるような内容は、使いまわしているような印象を与えることが懸念されます。企業分析をしっかり行い、その企業にマッチした内容にすれば好印象を与えられるでしょう。
最近のニュースで気になるものは?
就職活動では、気になるニュースを尋ねられたり、指定された時事問題について意見を求められたりする質問も少なくありません。これは、学生が「社会に興味を持って物事を調べているか」「自分なりの意見を持っているか」などの点を見るための質問と考えられます。そのため、日々新聞やネットニュースに目を通し、話題のニュースについては自分の考えをまとめておくようにしましょう。企業によっては、業界に関するディープな質問が行われる場合もあります。もしも分からないことを質問されたら、「不勉強で申し訳ありませんが、そのニュースについては意見を述べるほど存じ上げません。次回までに必ず勉強して参ります」というように、素直に分からない旨を伝えましょう。
研究内容を教えてください
これは、特に理系の学生に聞かれることが多い質問で、「学業に真剣に取り組んでいたか」という点と、「自分のやってきたことを分かりやすく伝えるプレゼン能力」が見られていると考えられます。そのため、専門用語を並べて難しい内容にせず、できる限り分かりやすい言葉に置き換えて、相手が誰であっても理解できるような内容にすることが大切です。
上記が、新卒の面接時に聞かれることが多い質問の例です。回答のポイントを押さえ、自分なりの答え方を考えておくと良いでしょう。
面接質問集:中途の場合
中途採用の面接は、新卒の面接とは異なり、これまでの業務経験を軸とした質問が多くなる傾向にあります。以下で、よく尋ねられる質問の例と、答え方のポイントをまとめました。
転職理由は何ですか?
中途採用の面接で、必ずと言っていいほど尋ねられるのが、転職理由、または退職理由です。ここで気をつけたいのが、退職したきっかけがネガティブな内容に偏らないようにすること。前職に不満があって仕事を辞めた場合、愚痴や文句を言ってしまうと、ネガティブな印象を与えかねません。「○○が嫌だったから退職した」といった後ろ向きな動機ではなく、「××に挑戦したかったから転職を決めた」というような前向きな動機に変換できるようにしましょう。「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」では、退職理由を聞かれる意図や伝え方、前向きに変換するポイントなどを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
今までの職歴を教えてください
これまでの経歴については、簡単にまとめて説明できるようにしておくのがポイントです。「どのような企業でどういった仕事を任されていたのか」「どのようなスキルを身に着けたのか」「どの程度成果を出せたのか」などの内容を、1~3分程度に短くまとめておくと良いでしょう。たとえば、「1社目は○○メーカーで、個人営業の業務に従事しました。入社1年目で前年度比150%の売上を出して会社の新人賞を受賞しました。2社目は…」というように、簡単な概要だけを伝えるような内容がおすすめです。このとき、あれもこれもと詰め込みすぎて分かりづらい内容にならないように注意しましょう。
仕事上の失敗について教えてください
この質問では、企業は応募者の問題解決能力を見ていると考えられます。そのため、「どのような失敗をしたのか」だけではなく、「それを挽回するためにどう行動したのか」をしっかり伝えましょう。また、「失敗した経験はありません」と回答してしまうと、「問題に対して当事者意識がない人なのかも」といった印象を与えかねません。たとえば、「私は業務の中で○○という失敗をしてしまったことがあります。それにより××という問題が起こってしまったため、解決のために××に取り組みました。今後はこの失敗で学んだ経験を活かし、○○の際には事前に××を行うというような対策を取ることを徹底しています」というように、失敗から何を学んだのかまで説明できると良いでしょう。
上記が中途採用時の面接でよく尋ねられる質問の例です。自分の経歴について改めて整理し、簡潔に答えられるよう準備しておきましょう。
面接質問集:正社員経験がない・少ない場合
正社員経験がない方や非正規雇用の期間が長かった方は、そのことについて掘り下げた質問をされることが多いようです。また、転職活動が長引いたり、そのほかの理由があったりして、ブランクが長引いてしまったという方も同様と考えられます。そのようなときの回答のポイントを以下にまとめました。
ブランクの理由は何ですか?
履歴書に空白期間がある場合、その理由を尋ねられることは少なくありません。たとえば、「病気の療養のため」「家族の介護のため」「転職活動が長引いてしまったため」などの理由であれば、基本的には正直に答えましょう。病気のような理由だった場合、「現在は完治しているため就業に問題はありません」というように、就業に不安がないことも併せて述べると良いでしょう。また、「業務に関連する○○の資格取得に向けて勉強していました」「英会話のスクールに通ってビジネス英語を身に着けました」など、再就職に向けて何か活動していた場合は、それもアピールしておくのがおすすめです。「ブランクがあると就職に不利?内定につながる空白理由の伝え方」では、ブランク期間を聞かれたときの回答のポイントやアピール方法などを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
なぜ正社員にならなかったのですか?
フリーターや派遣社員などの期間が長い状態から正社員の面接を受けた場合、このような質問を受けることがあります。「なにか正社員になれない事情があるのでは?」と懸念されている可能性もあるので、基本的には正直に理由を答え、今後は正社員として会社に貢献したい気持ちがあることを伝えましょう。フリーターから正社員を目指す場合については、「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」のコラムでも、よくある質問や回答例、身だしなみなどについて紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
身につけていきたいスキルは何ですか?
前向きに仕事に取り組む姿勢があるかどうかを見られている質問です。このような質問をされた場合は、「業務を通じて××のスキルを高めていきたいです」など、仕事を通じてどんなスキルを身に着けたいか、どう成長したいかを述べるようにしましょう。このとき、その企業の方向性と合わないものを挙げないよう注意してください。また、「特にありません」といった回答は、「やる気がないのではないか」などと思われてしまう可能性があるため、避けるようにします。
上記が、経験が少ない場合やブランクのある場合の面接で聞かれると想定される質問です。「ブランクがあることで不利になるのでは」とネガティブに考えず、その期間にも前向きに就業に向けて取り組んでいたことを伝えられると良いでしょう。
面接の質問は意図を考えて回答しよう
面接の質問に回答する上で大切なのは、その質問の意図を考えることです。「なぜこの質問をしてきたのか」「その質問を通じて何が知りたいのか」を考えた上で回答すれば、好印象を与える答え方ができるでしょう。
たとえば、「あなたの趣味はなんですか?」「ご自身を動物に例えると何だと思いますか?」などの質問は、面接官が応募者の人柄や長所などの点を知りたくて尋ねているものです。それを理解すれば、自分の長所を交えたエピソードを話せば良いことが分かります。
そのほか、「座右の銘」や「尊敬する人」といった質問では応募者の価値観を知りたい、「短所はなんですか」「失敗経験はありますか」などの質問では、自分を客観的に見ることができているか、課題解決能力があるかを見られている、と考えることができます。このように、面接では意図のない質問というのはありません。答え方に悩む質問であっても、面接官の意図を汲み取ることで良い回答ができるはずです。悩んだときには、「この質問を通じて何を知りたいと思われているのだろうか」と考える癖をつけておくと良いでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。