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仕事をズル休みする理由とは?バレるリスクや当日休みたいときの対処法
更新日

この記事のまとめ
- 仕事をズル休みしたい理由には、「仕事や人間関係の悩み」「寝坊」「疲れ」などがある
- 休む理由に限らず、欠勤する際は勤務の開始時間までに電話で速やかに連絡をする
- 欠勤の際は、なるべく早めに申し出て具体的に理由を説明することが大切
- ズル休みをして嘘の理由が発覚すれば、信用を失うだけでなく処分を受けるリスクがある
- 職場環境の見直しやリフレッシュにより、ズル休みをしたい気持ちが解消することもある
「ズル休みをしたいものの、会社へ伝える理由が思い浮かばない」とお考えの方もいるでしょう。会社を休む理由にはさまざまなものがありますが、ズル休みを行うのはリスクがあります。
このコラムでは、ズル休みをしたいと思う理由や嘘をついて休むリスクをご紹介。ズル休みをしたい気持ちへの対処法も解説しているので、「仕事に行きたくない」とお悩みの場合はぜひ参考にしてみてください。
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仕事をズル休みしたいと思う理由とは
「仕事をズル休みしたい」と思う背景には、労働環境や仕事内容、人間関係の悩みが潜んでいる可能性があるでしょう。
ここでは、「仕事をズル休みしたいと思う理由」の例を紹介するので、ご自身の状況に当てはまるかをチェックしてみてください。
会社や業務が合わない
会社や業務が自分に合わないことでモチベーションの維持が難しくなり、「仕事をズル休みしたい」という気持ちにつながる場合があるでしょう。
入社後、「事前情報と実際の業務量が異なっていた」「実際に働いてはじめて自分と合わないことに気づいた」と感じることも。会社の雰囲気や業務内容とのミスマッチがあると、仕事に対する目標を立てにくくなります。
その結果「何のために頑張っているのかが分からない」と働く目的を見失い、前向きな姿勢で仕事に向き合えなくなることも考えられるでしょう。
人間関係の悩みがある
人間関係の悩みも「仕事をズル休みしたい」と感じる理由に挙げられます。業務に必要な情報共有をする際は、仕事に関わる人とのコミュニケーションが必要です。例えば、人間関係の悩みがあると「相手に話し掛けにくい」と感じて、業務の進行に影響を及ぼすこともあり得るでしょう。
人間関係の悩みは職場の同僚や上司に対するものだけでなく、社外の取引先や顧客との関わりのなかで感じる場合もあります。人間関係の悩みによるストレスで、相手との関わりを避けるために休みたいという思いにつながる可能性も否定できません。
寝坊してしまった
「寝坊」が「ズル休みをしたい」と思う原因になる場合もあります。寝坊により会社の始業時間に間に合わないと、「正直に報告したら職場での評価が下がってしまうかもしれない...」「今から急いで出勤の準備をするのが億劫」などの理由で欠勤を選択してしまうこともあるようです。
寝坊につながる原因は、「仕事の疲れ」「睡眠不足」「目覚ましのアラームの掛け忘れ」「前日のお酒の飲み過ぎ」などが挙げられるでしょう。なかでも、「仕事の悩みが原因で十分な睡眠がとれなかったこと」が寝坊の理由である場合は、出社する意欲を持てず、「ズル休み」を選択してしまうこともあり得ます。
出社が始業時間に遅れる際は、職場へ速やかに報告と謝罪をすることが大切です。詳しくは後述しますが、仮に事実と異なる理由を伝えて欠勤をした場合、嘘がバレて職場からの信頼を失ったり、懲戒処分につながるリスクがあります。嘘をつかずに素直に寝坊してしまったことを謝罪して、出社をするのが得策でしょう。
寝坊で遅刻する際の会社への連絡の仕方は、「寝坊で遅刻したときの言い訳は?会社への伝え方や注意点も紹介」のコラムでご紹介しているので、チェックしてみてください。
体に疲れが残っている
「体に疲れが残っていること」も、休みたいと思う原因の一つです。疲れが残る背景には、長時間労働や不規則な勤務体制、プライベートの予定の遊び疲れなどによる生活の乱れがあることも。疲労の回復が不十分だと、仕事における集中力や判断力に影響したり、体調不良につながったりする恐れがあるでしょう。
疲労が蓄積して、仕事の意欲やパフォーマンスに悪影響をおよぼす前に、しっかり休息をとることが大切です。
仕事を休んだほうが良いのはどんなとき?
心身の疲労やストレスが蓄積して体調へ影響している場合は、仕事を休むのも手です。無理に出社することで、体調が悪化したり回復までの期間が長引いたりする恐れがあるでしょう。仕事を休む判断基準は、「体調不良で仕事を休む判断基準は?会社に連絡する方法や例文もご紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
仕事のズル休みで使用される、当日欠勤によくある理由
仕事をズル休みする理由の多くは、当日欠勤をしても違和感のないものが選ばれるようです。ここでは、当日欠勤の場合によくある理由をご紹介します。
1.体調不良のため
当日欠勤によくある理由には、「体調不良」が挙げられます。体調不良の状態で出社すれば、担当業務を遂行できなかったり、感染症の場合はほかの社員へうつしてしまったりするリスクが考えられるでしょう。周囲への影響を避けるために、会社側から休むことを指示される場合もあります。
以下は、当日欠勤につながる体調不良の例です。
熱
体調不良による当日欠勤のなかでも、「発熱」は代表的な症状といえます。「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による基準では、「発熱とは体温が37.5℃以上を呈した状態」とされています。発熱で仕事を休む場合、会社によっては「病気休暇」の扱いになることもあるため、事前にルールを把握しておく必要があります。
発熱の程度や期間によっては、病院受診後に診断書の提出を求められる場合があるでしょう。
風邪
「風邪」も当日欠勤によくある理由です。風邪の状態で出勤をすることで、社内で感染が拡大して、会社全体に影響を与える可能性もあります。ただし、症状の程度によっては、出勤が可能な場合もあるため、職場へ相談してから欠勤をするか検討するのが無難です。
風邪も病院の診断書の提出を求められる場合があるため、休みの相談をする際に確認しておきましょう。
風邪により会社を休む際の対応の仕方は、「会社を風邪で休むのは問題ない?連絡方法や2日目以降の休み方を知ろう」のコラムで詳しく解説しているので、ご参照ください。
腹痛・嘔吐・下痢
「腹痛」「嘔吐」「下痢」などの胃腸症状の程度によっては、業務に取り組むのが難しく、当日欠勤が必要な場合もあるでしょう。胃腸症状は感染症が原因である場合もあるため、症状が落ち着いてから出勤するのが賢明です。
腰痛
腰痛は、出勤自体が困難な場合があり、当日欠勤が必要になることも。立ち仕事や物を運ぶ機会が頻繁にある仕事は、出社できたとしても業務に支障が出るでしょう。
「腰痛」は、腰への負荷が掛かりやすい仕事に携わっている方に、ありがちな欠勤理由といえます。
頭痛
頭痛により業務に集中できないために当日欠勤を選択する場合もあるでしょう。体温のように数値を示せる症状ではないため、「薬を飲んだものの、痛みが治まらない」「起き上がるのも難しい」など、仕事への影響を具体的に伝えて、状況を理解してもらうことが大切です。
通勤時の体調悪化
車や電車などによる通勤時に体調が悪化して、当日欠勤につながる可能性もあり得るでしょう。普段の通勤時に体調不良がみられなくても、満員電車による影響や疲労の蓄積、睡眠不足などで乗り物酔いをしてしまう場合もあるようです。ただし、体調が回復してから出社できることもあるため、職場へ相談してから欠勤をするか決めることをおすすめします。
生理痛や歯の痛みは休む理由になる?
生理痛や歯の痛みも、症状の度合いによっては当日欠勤をする理由になり得ます。「貧血がひどい」「歯が傷んで食事をとれない」など、仕事に支障が出る理由もあわせて伝えましょう。
なお、労働基準法第68条では、「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない」と、生理休暇が認められています。自分の会社ではどのような手順を踏めば生理休暇がとれるのか、確認してみましょう。参照元
e-Gov法令検索
労働基準法
厚生労働省
○「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第12条第1項及び第14条第2項に基づく届出の基準等について」の一部改正について
2.家族の急病、怪我のため
家族の急病や怪我などにより、受診や看病が必要で急遽休まなければいけない場合もあります。予測しにくい理由であるため、当日の申し出であっても理解されやすいでしょう。
家族の看病
配偶者や子どもなどの家族が体調を崩した際に、自身以外に看病や受診の付き添いができる人がおらず、仕事を休まなければいけない場合があります。特に、子どもの体調不良だと休まざるを得ないことも少なくありません。「いつごろまで休む必要があるか」の見通しが分かり次第報告しましょう。
3.身内の不幸のため
身内の不幸も当日欠勤の理由として挙げられます。企業によっては、弔電を送る場合があり、通夜や葬儀の日時の報告が必要です。
また、欠勤ではなく、慶弔休暇の取得できる場合もあります。慶弔休暇を取得する際は、葬儀の証明ができる書類の提出を求められるのが一般的です。
慶弔休暇の取得方法は、「慶弔休暇とは?取得条件や日数について解説」のコラムでご紹介しているので、ご参照ください。
4.通勤時のトラブルのため
車や電車などの通勤手段のトラブルにより出社できなくなる場合もあり得ます。ほかに通勤手段がなければ、出社を求められにくいでしょう。
車の故障
「車が故障して動かないこと」が理由で出社できなければ、欠勤の必要があります。ただし、ほかの交通機関が利用できる場合には出社を命じられることもあるでしょう。自宅から会社までの通勤手段が車しかないといった場合にのみ有効な理由といえます。
事故や台風による交通機関の運休
事故や台風などにより交通機関が運休し、出社できず、当日欠勤せざるを得ない場合もあるでしょう。公共交通機関の遅延や運転見合わせはリアルタイムで公表されており、運転の再開も会社側は把握できます。運転再開の時刻によっては、遅刻での出社を求められる可能性があるでしょう。
5.予期せぬトラブルのため
予期せぬトラブルの対応により当日欠勤が必要となる場合があります。以下は、出勤へ影響するトラブルの例です。
水道・電気・ガスのトラブル
水道や電気、ガスに関するトラブルは、当日欠勤する理由になり得ます。生活するのに必要なライフラインに生じたトラブルは、早急に解決する必要があるためです。
当日欠勤の必要性を会社側に理解してもらうためには、「水漏れが生じて今日中に修理に立ち会わないといけない」のように、具体的な状況説明を心掛けましょう。
事故
事故にあった場合に、処理や病院受診のために当日欠勤となることがあります。なぜ1日休む必要があるかを会社側へ理解してもらうためには、現状を具体的に報告することが大切です。翌出勤日も欠勤が必要であるかも、分かり次第早めに伝える必要があるでしょう。
ズル休みに「私用」を理由にするのはOK?
事前に連絡して休む場合は私用でも問題ありませんが、当日欠勤の場合は避けるのが無難です。当日欠勤の場合は、休む理由について具体的なものを求められるのが一般的。会社側へ当日欠勤の必要性を理解してもらうためにも、詳しく理由を伝えるようにしましょう。仕事のズル休みで使われる、事前連絡の休みによくある理由
ここでは、生活上の手続きや家庭の事情、私用など、事前連絡で休みを申し出る際によくある理由をご紹介します。
有給休暇の取得の際は理由を伝える義務はありませんが、欠勤の場合は説明する必要があるでしょう。事前連絡であっても嘘の理由で休みを申し出るのは、「虚偽申告」に該当する行為です。処分につながるリスクを避けるためにも、嘘の理由で休まないようにしましょう。
1.生活に必要な手続きをするため
生活に関連した手続きが必要な場合、事前に申し出ることで休みを調整できる可能性があります。以下は、生活に必要な手続きとして代表的なものです。
役所や銀行での手続き
役所や銀行での手続きは平日しかできないのに加えて、本人が出向かなければならないものもあります。欠勤をしなければ対応できない場合は、手続きの内容や日程を具体的に報告して相談することが大切です。
工事・点検の立ち合い
水道やガス、電気の工事・点検の立ち合いも、事前に休みの申し出ができます
ただし、工事や点検の時期は調整できるのが一般的なため、「なぜ休日や勤務時間外にできないか」を明確に説明する必要があるでしょう。
健康診断や定期通院
健康診断や定期通院も、仕事を休む理由になります。会社側は、従業員の健康維持に配慮する必要があるためです。通院する日時を事前に上司に報告し、了承を得ておきましょう。
2.家庭の事情のため
「子どもの学校行事への参加」や「家族の病院受診の付き添いや介護」などの家庭の事情により、休まなければならない場合もあります。以下に、家庭の事情で休みが必要になる場合の例をまとめました。
学校行事への参加
仕事を休む理由になる学校行事としては、入学式や卒業式、運動会などが挙げられます。学校行事は早めに日程が発表されるのが一般的なため、日程を把握できた時点で申し出ることで、勤務が調整しやすくなるでしょう。
学校のトラブル
子どもがいる家庭の場合、トラブルが理由で学校に行かなければならないこともあり得ます。学校の開校日は平日であるのが一般的。休日での対応ができないことを納得してもらいやすい理由といえます。
病院への付き添い
家族の病院受診の付き添いが必要なことを事前に把握できている場合もあるでしょう。「家族一人では通院が難しい」「自分のほかに付き添う人がいない」といった、自身が休まなければいけない理由を説明することで、会社側に納得してもらいやすくなります。
介護
家族の介護が理由で仕事を休まなければいけないこともあるでしょう。ただし、介護は長期的に必要となる傾向があり、「その日だけ手伝わなければならない理由」の説明が必要です。
冠婚葬祭への参列
冠婚葬祭は先送りしたり出席を見送ったりするのが難しいイベントが理由で休みが必要となることも。コラム内の「仕事のズル休みによくある理由【当日欠勤の場合】」で前述したように、通夜は急遽決まる場合もありますが、結婚式や葬儀は事前に日程が把握できます。予定が分かり次第速やかに相談することで、休みを調整しやすくなるでしょう。
3.私用のため
場合によっては、私用のために休みをとることも可能です。
プライベートでのイベント
「プライベートでのイベント」が出勤日であるために、休みの申し出が必要な場合もあるでしょう。
たとえば、自分自身や親族の結婚式や資格試験の受験などは、事前に予定を把握できるため、有給休暇の取得が可能です。ただし、労働基準法の第三十九条五項より、「請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる」と記載されています。有給休暇を取得する時期が会社の繁忙期で代替要員が確保できず、事業の正常な運営を妨げてしまう場合は、希望するタイミングや日数で休めない可能性があるでしょう。代替要員を確保しやすくするためにも、予定が分かり次第、早めに申し出ることが大切です
休みを申し出る際のマナーは、コラム内の「仕事を休む際に意識するマナー」で後述するので、参考にしてみてください。
有給を取らせてくれない・取りにくい場合は転職を考えよう
事前に連絡をして休む場合、基本的には有給休暇の日数が残っていれば使用可能です。しかし、前述したとおり、代替要員が確保できず、事業の運営を妨げられる場合、会社側は労働者の有給休暇の取得時期を変更できます。希望のタイミングで取得できないことが続く場合は転職を検討するのも手です。有給休暇の取得については、「有給とは何かを分かりやすく解説!取得条件やもらえないときの対処法」のコラムで詳しく解説しているので、チェックしておきましょう。
当日欠勤をする際に理由を伝えるポイント
欠勤の理由を職場へ伝える際は、適切なタイミングに、どれくらい休まなければいけないかを伝えることが大切です。
ここでは、仕事を休むときに理由を伝えるポイントをご紹介します。
1.当日の場合は勤務の開始時間までに電話連絡する
当日仕事を休むための連絡をする際は、勤務の開始時間までに連絡をしましょう。欠勤者が出たら、業務分担の変更やスケジュール調整が必要となります。連絡が早いほど業務の進行への影響を減らせるでしょう。
また、連絡は電話ですることをおすすめします。メールだと、勤務の開始時間までにチェックされない場合も。電話だと相手に伝わったかどうかをその場で確認できます。「なぜ仕事を休む必要があるのか」「休むことにより業務にどのような影響があるか」などの会社側の疑問にも速やかに返答できるため、状況把握がスムーズになるでしょう。
電話連絡時に上司が不在であったり、つながらなかったりした場合は、それに次ぐ役割の方へ伝言を依頼します。上司への報告は、時間を置いてから再度連絡するようにしましょう。
2.いつまで休む必要がありそうかを伝える
会社側へ当日欠勤の連絡をする際は、いつまで休む必要がありそうかも伝えることが大切です。欠勤の理由によっては、数日休まなければいけないこともあるでしょう。前述したように、休みの申し出が早いほど、会社側の調整がスムーズになります。
現時点の状況を報告して、出勤できる日がいつごろになるかを予測可能な範囲で伝えましょう。連絡の時点で予測できない場合は、「分かり次第速やかにご連絡します」と、伝えるのも手です。
3.休む頻度に気をつける
同じ理由で何度も欠勤している場合は、会社側へ「なぜこのような頻度で休まなければならないか」を伝えましょう。同じ理由で休む頻度が高いと、「出社する意欲が低いのでは」とマイナスのイメージを与える恐れがあります。
同じ理由での欠勤が続く場合は、「なぜ調整が難しいのか」を具体的に説明することで、会社側の理解を得やすくなるでしょう。
ただし、欠勤の回数によっては、就業規則に沿って指導や処分を受けることになる場合もあり得ます。給与や評価への影響を避けるためにも、欠勤の回数や頻度に気をつけて、休みを申し出ることが大切です。
仕事をズル休みする7つのリスク
仕事のズル休みをすると、嘘をついたことに対する罪悪感につながったり、職場での自身に対する評価や業務の進行へ悪影響を与えたりする恐れがあるでしょう。ここでは、仕事をズル休みする7つのリスクをご紹介します。
1.罪悪感につながる
嘘の理由で仕事を休むことは、罪悪感につながりかねません。「嘘をついてまで休んでしまった」「ほかの社員は業務に取り組んでいるのにズル休みしてしまった」と後悔してしまうこともあります。
反対に、会社側へ嘘のない理由を伝えて休めば、うしろめたさを感じずに済むでしょう。仕事を気にせずに休みを取得するためにも、嘘のない理由で伝えることが大切です。
2.信頼を失う
仕事を休んだ理由が嘘であることが会社側へ分かれば、信頼を失う可能性があります。「また嘘をつくかもしれない」と仕事を任されなくなることもあり得るでしょう。
周囲との人間関係を円満に保つためにも、信頼を失うことにつながる行動を控えるのが基本です。
3.処分対象になる場合がある
前述したように、嘘の理由で休んだり、欠勤の頻度が高かったりすると、処分対象になる場合があります。「戒告」「減給」と段階を追って行われるのが一般的であり、改善されなかったり、悪質と判断されたりすれば、懲戒解雇もあり得るでしょう。懲戒解雇を一度でも受けてしまうと、その後の転職活動へ悪影響を与えるリスクもあります。
懲戒処分の種類や処分による影響は、「懲戒処分とは?種類や解雇されることで生じる影響について解説」のコラムでも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4.仕事へのモチベーションが低下する
一度のズル休みを経験することで、「仕事がしんどくなったら休めばいい」といった考えにつながり、モチベーションが低下する場合もあります。モチベーションが低下すれば、仕事に対する向上意欲をもちにくくなり、「何のために働いているのか分からない」と悩む原因にもなり得るでしょう。
5.有給が減る
有給休暇を使用すれば、その分だけ残数が減ってしまいます。休みが必要になった際に有給休暇の日数が足りなければ、欠勤しなければならず給与が下がってしまうこともあるでしょう。予測できない理由で休みが必要になる場合もあるため、有給休暇は計画的に使用することがポイントです。
6.自分のタスクが溜まる
会社をズル休みすると、休んでいた分こなせなかったタスクが溜まります。タスクが溜まれば、次に出勤したときに、通常業務に加えて対応しなければならないことも。業務の負担を余計に増やさないためにも、休むタイミングに気をつけましょう。
7.上司や同僚に迷惑が掛かる
自分が仕事をズル休みした結果、上司や同僚の業務量が増えてしまう恐れがあります。頻繁に休むと、人間関係のトラブルに発展することもあり得るでしょう。周囲の人に迷惑が掛からないようにする配慮も大切です。
ズル休みはバレることもある
会社へ伝える理由が違和感のないものであったとしても、ズル休みが必ずバレないとはいい切れません。嘘の理由で会社を休んだことが会社側へ伝わってしまった場合は、速やかに誠心誠意謝罪をしましょう。謝罪をしたとしても、前述したように周囲の信頼を失ったり、処分の対象になったりする恐れがありますが、社会人としての礼儀を尽くすことが大切です。
仕事を休む際に意識するマナー
仕事を休む場合、理由によっては会社側への配慮が難しいことはあるものの、できるだけ事前に上司へ伝えたり、繁忙期を避けたりするのが望ましいといえるでしょう。
ここでは、仕事を休む際に意識するマナーを解説します。「休みを取得したいものの、どのようなマナーに気をつけるべきか分からない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
できるだけ事前に会社へ休むことを伝える
仕事を休む場合は、できるだけ事前に上司に伝えましょう。早めに休みを申し出ることで勤務の調整ができれば、職場への影響を抑えられるでしょう。
プライベートな理由なら繁忙期を避ける
プライベートな理由で休みを取得したい場合は、繁忙期やプロジェクトの進行中を避けたタイミングがおすすめ。業務量が多かったり納期が迫っていたりするタイミングで休暇を申請すると、周囲の人にしわ寄せがいってしまう恐れがあるためです。
円満な人間関係を維持していくためには、休みをとるタイミングを見極めることも重要といえます。
休み中にフォローしてくれた人がいればお礼を伝える
休んだことによりフォローしてくれた人がいたり、迷惑をかけてしまったことがあったりした場合は、休み明けにきちんとお礼や謝罪を伝えるのがマナーです。もし上司や同僚が休むことがあれば、自分が業務をフォローする立場になることも考えておきましょう。
仕事をズル休みしたい気持ちの解消法
どうしても「ズル休みをしてでも仕事に行きたくない」と感じる場合は、原因を改善できるよう環境を見直したり、疲労回復のためにリフレッシュをしたりするのがおすすめです。
ここでは、仕事をズル休みしたい気持ちの解消法をご紹介します。
職場に問題がある場合は環境を見直す
仕事をズル休みしたいと感じる理由が職場にあるときは、労働環境を見直してみるのも一つの手です。
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、「給与」が原因で仕事に満足していないと感じる正社員の方の割合が最も多いことが分かりました。続いて、「仕事におもしろみを感じない」「人間関係の悪さ」などといった内容に不満を感じているようです。
仕事に満足していない理由 | 割合 |
---|---|
給与 | 34.6% |
仕事におもしろみを感じない | 20.4% |
人間関係の悪さ | 10.8% |
休日休暇日数 | 7,7% |
成長しにくい環境 | 6.9% |
雇用形態 | 3.1% |
仕事の裁量 | 4.2% |
勤務時間 | 4.6% |
働き方の自由度 | 2.7% |
評価制度 | 3.1% |
福利厚生の充実度 | 0.4% |
その他 | 1.5% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2024/2-4. 仕事に満足していない理由(p.21)」
仕事をズル休みしたいと感じる原因が職場にある場合、具体的にどこが改善されれば働きやすくなるかを考えてみましょう。業務の進め方が原因となっている場合は、上司へ相談したり、周囲へ働きかけたりすることで改善できる可能性があります。また、業務内容と自分のスキルにミスマッチを感じる際は、部署異動を希望するのも手です。
それでも「仕事をズル休みしたいと感じる原因」が解消されない場合は、転職を検討してみましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
ストレスや疲れが溜まっている場合はリフレッシュする
ストレスや疲れが「ズル休みをしたい気持ち」を引き起こしている場合、リフレッシュすることで解消される可能性があります。ゆっくり家のなかで過ごして休息をとったり、趣味をして気分転換をしたりなど、自分に合う過ごし方を考えてみましょう。
おすすめの休日の過ごし方は、「社会人の休日の過ごし方は?充実した日々を送るためのコツ」のコラムでご紹介しているので、ご一読ください。
疲れが溜まる前に休むことも大切
働き続けるためには、疲れが溜まる前に休むことも大切です。疲れが溜まり過ぎると自分で考えることすら億劫になり、休むタイミングを逃してしまう恐れもあります。疲労が軽いうちに休むことで体力や気力を回復できれば、仕事に対しても前向きな姿勢で考えられる可能性があるでしょう。何をしても解消されない場合は転職を検討してみる
どうしても「ズル休みをしたい」と思う気持ちが解消されない場合は、転職を検討するのがおすすめです。ただし、「なぜ今の職場では仕事に対して前向きに考えられないのか」が曖昧だと、転職先でも「ズル休みをしたい」と感じる可能性は否定できません。
転職を成功させるためには、「働きやすい職場の条件は何か」を明確にしておくことが重要といえます。
自身の働きやすい職場の条件を明確にするためには、自己分析が有効です。
仕事をズル休みしたい心理を分析しよう
仕事をズル休みしたくなったら、自分の気持ちを分析してみましょう。「なぜ休みたいと感じるのか」を具体化することによって、自分が取るべき行動の選択肢を考えやすくなります。場合によっては、長期休暇を取得したり転職したりといった具体的な解決策が見つけられるため、自身の気持ちに寄り添うよう意識してみてくださいね。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
自分の働きやすい職場への転職を目指す際は、転職エージェントのハタラクティブへぜひご相談ください。
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仕事をズル休みする理由に関するQ&A
ここでは、仕事をズル休みしたいときの理由に関するよくある疑問をまとめました。
会社を休んだらズル休みだと思われますか?
必ずしも「欠勤=ズル休み」と認識されるわけではありません。ただし、繰り返し同じ理由で休んだり、短いスパンで何度も休んだりするとズル休みを疑われることもあり得ます。「ズル休み」だと会社側へ疑われるのを避けるためには、「やむを得ないときにのみ休む」「休む理由を具体的に説明する」といったポイントを意識しましょう。
仕事を休む際のマナーは、このコラム内の「仕事を休む際に意識するマナー」の項で詳しく解説しているのでご参照ください。
会社への精神的なストレスではじめてズル休みをしてしまいました。
「精神的にしんどい...」「仕事がきつい」と感じるときは、悩みの原因を明らかにすることが大切です。会社を休むに至った原因を明確化することで、どのような対策をするべきかが見えやすくなります。
「仕事に限界を感じるサインは?ストレスを抱えやすい人の特徴や解決法を紹介」のコラムを参考に、自分の気持ちを分析してみましょう。
社会人が体調不良以外の理由でズル休みするとバレますか?
体調不良以外の理由においても、嘘をつけば申し出や次の出勤時に問われる際に不自然さが生じてバレる場合があるでしょう。バレなかった場合も、ズル休みを繰り返すと常態化する恐れがあるので注意が必要です。ズル休みがバレれば、職場や関係者の信頼をなくすなどのデメリットが多いので、正当な理由で休みを取りましょう。
入社1ヶ月の新人で仕事をズル休みするのは避けるべきですか?
勤続年数に関わらず、ズル休みをすること自体おすすめできません。ズル休みは、職場からの信頼を失ったり、処分の対象になったりといったリスクが伴います。場合によっては、仕事を失う可能性もあるため避けましょう。
このコラム内の「仕事をズル休みする7つのリスク」でズル休みのリスクを解説しているので、チェックしてみてください。また、職場が合わないと感じる場合は、転職を検討する方法もあります。転職エージェントのハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングを行い、あなたの理想の働き方に合う職場選びをサポートするので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。