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新卒1年目の時期に転職するのは厳しい?成功しやすいタイミングはある?
更新日
この記事のまとめ
- 新卒1年目の時期の転職では、第二新卒として採用されるチャンスがある
- 第二新卒の転職に適した時期は、採用活動が活発化する1~3月と7~9月
- 第二新卒は、転職に適した時期ばかりを気にせず積極的に行動することも大事
- 第二新卒者は、在職中の時期に転職活動をするのがおすすめ
「新卒1年目の時期に転職を考えているものの、成功させるのは難しいのでは」と不安に思う方もいるでしょう。新卒1年目の転職は難しいと思われがちですが、第二新卒として採用される可能性がある時期です。
このコラムでは、第二新卒として転職する場合に適した時期や、避けるべきタイミングなどを紹介しています。また、第二新卒として転職する際の注意点についてもまとめているので、参考にしてみてください。
新卒1年目の時期に転職するのは厳しい?
新卒1年目は第二新卒として採用される可能性があるので、必ずしも転職に厳しい時期であるとはいえません。ただし、就業期間の短さを不安視されやすいのも事実です。
以下で詳しく解説しているので、新卒1年目の転職状況を把握するための参考にしてみてください。
第二新卒として採用されるチャンスがある
新卒1年目は、第二新卒として採用されるチャンスがあります。第二新卒として扱われる時期や、採用で重視されるポイントは以下のとおりです。
そもそも第二新卒とは?
第二新卒とは、学校卒業後に一度正社員として就職してから、数年以内に転職活動をする人のこと。年数に明確な決まりはありませんが、学校を卒業してから約3年以内の場合を指すことが多いようです。そのため、新卒1年目で転職する人も、第二新卒として扱われる可能性があるといえます。
第二新卒はポテンシャル採用の可能性がある
第二新卒は社会人経験が浅いため、即戦力となるスキルよりも将来性を期待されて採用される可能性があります。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「調査シリーズNo.43 企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査 1-4. 採用選考での重要項目(p.10)」によると、第二新卒者の採用で企業側が最も重視するのは「熱意・意欲(60.5%)」。次いで「コミュニケーション力(47.7%)」と「協調性(32.8%)」です。
新卒1年目で転職を成功させるには、技術や知識よりも人柄や価値観をアピールすることが大切だといえるでしょう。
第二新卒の採用ニーズは「転職する時期は社会人何年目がベスト?判断するポイントを解説」で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.43 企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査
上司に転職を伝える時期はいつ?
上司に退職の意思を伝える際は、退職希望日の1〜3ヶ月前までに伝えるようにしましょう。退職希望日までに引き継ぎや書類の受け取りなどを済ませておく必要があるため、あらかじめ余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。上司に転職を伝えるのに適した時期は「転職を上司に相談するのに適したタイミングはいつ?伝え方や注意点を解説」で解説しているので、ぜひご覧ください。
在職期間の短さを不安視されやすいのも事実
新卒1年目は第二新卒採用の可能性があるものの、在職期間の短さを不安視されやすい時期であることも事実です。たとえば、新卒1年目よりも、在職経験が長い社会人3年目の転職者のほうがビジネスマナーやスキルを身につけているとして、選考では有利になる傾向があります。
さらに、新卒1年目での転職は、短期間で退職に至っている経歴から、再び早期離職するリスクを懸念されやすいという場合も。新卒1年目での転職を成功させるには、企業側の不安を払拭するようなアピールが必要といえるでしょう。
企業側からの不安要素を払拭する方法
新卒1年目に対する企業側の不安要素を払拭して転職を成功させるには、仕事に真面目に取り組み、主体的に行動できる人材であることを印象づけるのが大切です。応募書類や面接をとおして、退職の必然性や転職後の前向きなビジョンを伝えましょう。また、精神状態や体調不良といった差し迫った理由がない場合、少なくとも1年は新卒入社した企業に留まって実績を作るのも一つの手です。
第二新卒の転職に適した時期はいつ?
第二新卒の転職に適しているとされている時期は、1〜3月と7〜9月です。最適といわれる理由と、それぞれの時期に行われる選考の特徴を以下で解説します。
求人数が増える1~3月
1〜3月が第二新卒の転職に向いているのは、4月入社を見込んだ求人が増える時期だからです。年度が切り替わる4月は異動や退職に伴って人員補充を目的とした求人が増えるだけでなく、新卒者の入社月でもあります。教育コストの削減を目的として、新卒と同じタイミングで第二新卒を採用したいと考える企業は多いようです。
新卒と同じ時期に入社すれば研修を一緒に受けて、スキルやビジネスマナーを基礎から身につけられるでしょう。
第二新卒の採用ニーズが高まる7~9月
7〜9月は、第二新卒の採用ニーズが高まる時期です。4月に入社予定だった新卒者が内定を辞退したり、早期に離職したりして足りなくなった人員を補うために、第二新卒の求人を出す企業が増加傾向に。また、下半期が始まる10月に合わせて、7〜9月に中途採用の求人を増やす企業もあるようです。
7~9月の選考では即戦力を期待されやすい
7〜9月に求人を出している企業は即戦力を必要としている場合が多く、応募者に実践的な知識や技術を期待する傾向があります。手厚い研修や指導を受けられる機会は4月入社の場合よりも少ないため、未経験の職種への転職を目指す第二新卒には向かない時期といえるでしょう。
「転職する時期は何月が良い?おすすめや避けるべきタイミングを解説」では1年のなかで転職に適した時期はいつなのかを解説しているので、ぜひご一読ください。
結婚を機に転職する場合はどうする?
結婚を機に転職する場合、新しい生活に慣れてから行動するのがおすすめです。仕事と家庭を両立させるための条件を明確にでき、希望に合う職場を探しやすくなります。「転職時期として最適なのはいつ?女性におすすめの年代やタイミングを紹介」では結婚を機に転職する場合におすすめの時期を紹介しているので、ぜひご覧ください。
第二新卒として転職する際に避けたほうが良い時期とは
第二新卒として転職する際に避けたほうが良い時期は、4〜6月と10〜12月です。
企業が新卒者の対応で忙しい4~6月
4〜6月は入社した新卒者の対応や研修で人事が多忙な時期のため、第二新卒が転職活動をするのには向きません。翌年度に入社する新卒者の選考が始まる時期でもあるので、第二新卒の採用を積極的に行う企業は少ないでしょう。
次年度に向けた準備が始まる10~12月
10〜12月は新卒採用者の入社準備が行われる時期のため、第二新卒の採用に力を入れる企業が減少します。社員の年末調整で人事や総務が忙しい時期でもあり、年末年始に長期休暇を設けている企業も多いことから、第二新卒が転職活動するのに適しているとはいえないでしょう。
転職する際に避けるべき時期は「転職するのに悪いタイミングとは?最適な時期を見極めて成功につなげよう」でも紹介しているので、ご覧ください。
第二新卒として転職する時期に関する注意点
第二新卒として転職する時期に関する注意点は、「タイミングばかりにとらわれず積極的に行動すること」と「ボーナス支給のタイミングを把握しておくこと」の2つです。
以下で解説しているので、希望どおりの転職を実現するための参考にしてみてください。
時期ばかりにとらわれず積極的に行動する
第二新卒としての転職では、時期ばかりにとらわれず積極的に行動することが大切です。第二新卒に有利とされている時期に絞って転職活動をした結果、希望に沿った求人を見落としたり、選考期間に間に合わなかったりする恐れがあります。
また、時期を気にし過ぎて行動を起こせないうちに、第二新卒として転職できるタイミングを逃してしまう可能性も。転職を思い立ったら、なるべく早く行動し、企業や求人に関する情報のチェックは欠かさないようにしましょう。
ボーナス支給のタイミングを把握しておく
第二新卒の転職に向いている時期だけでなく、ボーナス支給のタイミングも把握しておくのがおすすめです。「△月のボーナスを受け取ってから転職しよう」と、退職する時期を決めやすくなります。なお、ボーナスの受給資格は「支給日に企業に在籍していること」のように就業規則に明記されている場合があるので、確認しておきましょう。
「転職のタイミングはいつが良い?見極める方法を年代別に解説!」では、転職の時期を決める前に確認しておくべきことを紹介しているのでご一読ください。
いつまでに転職するかを決めておく
転職活動は、「△月までに内定をもらう」のようにあらかじめ期限を決めて行うことが重要です。具体的な期限を決めず、「もっと良い条件の求人があるかもしれない」と考えてばかりいると、転職活動の期間はどんどん長引いてしまいます。事前にしっかりとスケジュールを立て、限られた期限のなかで集中して転職活動を行いましょう。
第二新卒の転職活動を行う時期は在職中がおすすめ
第二新卒の転職活動は、在職中の時期に行うのがおすすめです。仕事をしながらであれば収入が減る心配がなく、余裕をもって就職先を選べます。ただし、転職活動に割ける時間が少なく、スケジュール調整が大変なのも事実。
在職中の転職活動に不安がある人は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。
在職中に転職活動をするメリット
在職中に第二新卒として転職活動をするメリットは以下のとおりです。
- ・収入が減る心配がない
・内定がなかなか得られなくても現職を続けられる安心感がある
仕事をしながら転職活動をするメリットは、収入が途切れる心配がないこと。転職に失敗しても仕事を続けられるという安心感もあるため、精神的、金銭的な余裕を感じながら転職活動を進められるでしょう。
在職中に転職活動をするメリットは「働きながら転職活動をするのは無理?メリット・デメリットや成功のコツを紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
在職中に転職活動をするデメリット
第二新卒者が在職中に転職活動をするデメリットには、以下のようなものがあります。
- ・業務後や休日に転職活動をするため時間が限られる
・現職の予定を考慮しながら面接のスケジュール調整をするのが大変
仕事と並行しての転職活動は業務後や休日に行わなければならないため、使える時間が限られることがデメリットです。企業とのやり取りや面接なども業務の合間を縫って行わなければならず、上手くスケジュールが組めずに転職活動が滞ってしまう可能性も考えられます。
転職エージェントを活用しよう
在職中の時期に転職活動を行いたい第二新卒者は、転職エージェントを活用してみましょう。転職エージェントとは、専任のアドバイザーが仕事探しから内定獲得までをマンツーマンでサポートするサービスのこと。面接の日程調整や条件交渉といった企業とのやり取りはすべてアドバイザーが代行してくれるので、仕事と並行しての転職活動も安心して進められます。
第二新卒として転職活動を行う時期についてお悩みの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒など若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、所要時間1分程度でできる無料の適職診断や希望や適性に沿った求人の紹介、選考対策などを実施。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。