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ニートの就活で失敗する原因は?何から始めるか成功のコツを解説
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この記事のまとめ
- 就活をするうえで働きたい理由や自身の強みが曖昧だと、失敗につながりやすい
- 就活では、自分や応募先に対する理解を深めることが大切
- 面接で「空白期間」の過ごし方を答えるときは、前向きに伝えるのがポイント
- ニートから就職を目指すときは、未経験者歓迎の求人に注目するのがおすすめ
- ニートからの就活の進め方に不安を感じるときは、就職支援サービスを活用するのが有効
このコラムでは、ニートでの就活で失敗につながりやすい原因や就職成功のコツを解説。就活の具体的な流れやおすすめの就職支援サービスも紹介するので、ニートから正社員を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
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ニートとは
総務省統計局の「16A-Q10 ニートの人数」によると、ニートとは「年齢15歳~34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」を意味すると示されています。就業・就学・職業訓練のいずれも行っていない状態の人があてはまるため、無職であっても職業訓練を受けている人はニートに該当しません。
なお、職業訓練を受けている人や、パートやアルバイトなど非正規雇用社員として働いている人は「フリーター」と呼ばれます。
ニートやフリーターの定義は「ニートの社会への影響や問題点とは?定義やフリーターとの違いも解説」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
参照元
総務省統計局
労働力調査
ニートでの就活で失敗する原因
ニートの状態から正社員を目指す場合、働く目的や自身のアピールポイントが明らかでないと、就職活動が難航する恐れがあります。ここでは、ニートからの就活で失敗する原因を解説するので、「仕事がなかなか決まらない」とお悩みの方はあてはまるものがないかチェックしてみましょう。
就職をする理由や目的が定まっていない
就職する理由や目的が定まっていないと、就活に失敗する場合があります。「就職をすること」がゴールとなり、応募先に伝える志望理由や自己PRの内容が曖昧になるためです。
また、就職後のビジョンが定まっていないと、企業とのミスマッチを生じさせる恐れがあり、採用担当者の懸念材料になることも。ニートの状態から就職活動を始める際は、「働くうえで何を実現したいのか」を明確にしておきましょう。
自分のアピールポイントを明確に伝えられていない
ニートの方が就活に失敗する原因には、面接や履歴書で企業への自己アピールが十分にできていないことも挙げられます。社会人未経験または実務経験が浅い場合は、経歴をアピールするのが難しいからこそ、人柄や長所などの強みを企業へ伝えるのが望ましいでしょう。
企業へアピールポイントを伝える際は、どのように仕事に活かせるかを、根拠となる経験談とあわせて話すようにしましょう。
企業の特徴を十分に理解できていない
企業研究不足も、就活の失敗につながる原因の一つです。応募企業についての情報収集ができていないまま選考に進んでしまうと、面接での受け答えを通してそれが伝わり、「自社に興味がない」とみなされてしまう恐れがあります。
応募企業に意欲や熱意を伝えるためにも、企業研究を徹底して「業務内容」「活躍している人材の特徴」「社風」などの情報を把握しておきましょう。
ニートの就活での企業研究のポイントは、このコラムの「企業研究で応募先への理解を深める」で後述するのでご一読ください。
内定を獲得できなくても振り返ることが大切
就職活動で内定を獲得できなかったときは、振り返りをして課題や改善策を明らかにしましょう。ニートの方に限らず、就職活動では必ずしも自分が思うような結果が得られるとは限りません。内定獲得に至らなかった場合は、過去の選考での経験を学びにして次に活かすようにしましょう。
「このまま就職できないのでは」と不安になったときは、「これまでの企業は縁がなかっただけ」と気持ちを切り替え、前向きに就職活動を継続することが大切ですよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
ニートでの就活で感じやすい不安
ニートの状態から就職活動を進める際、企業選びや選考対策・入社後の働き方などに対して不安を感じるのは、ニートの方だけではありません。
以下は、ハタラクティブの「若者しごと白書2025」に記載されている「フリーター・正社員の就職・転職活動中の不安度」のデータです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)」
ニートの方に限らず、フリーターや正社員の方も就職・転職活動に対するさまざまな不安を抱えていることが分かります。いずれの状況であっても「どのような部分に自信がないのか」を明らかにして適切な対策をとることで、不安の解消につながるでしょう。
ここでは、ニートの方が就職活動で感じやすい不安について解説するので、自身にあてはまるものがないか考えてみてください。
ニートであることをマイナスに捉えられないか
「ニートであることを企業にマイナスに捉えられないか」といった不安は感じやすいでしょう。しかし、企業により求める人材の条件は異なるため、必ずしも企業側がニートの経歴をマイナスに捉えるとは限りません。ニートの経歴があっても、応募先に対する熱意をアピールすることで選考を通過できる場合もあります。
ただし、経験年数やスキルを重視する企業も存在するため、就職先を選ぶ際に求人情報をしっかりと確認することが大切です。
面接で上手く受け答えができるか
面接での受け答えに不安を感じるニートの方もいるでしょう。面接では、ニートでいた理由や働く目的などに関して質問される傾向があります。
面接に関する不安を解消するためには、事前の対策を念入りに行い、自信につなげることが重要です。面接の受け答えのポイントは、このコラムの「面接で応募先に合う志望理由を明確に伝える」で解説するので、ご一読ください。
自分に合う企業選びができるか
ニートからの就職活動では、企業選びに関する不安も生じやすいでしょう。働く経験が不足していることで、自分に合う仕事のイメージが浮かびづらいためです。
労働環境に対する理解が不十分な状態で応募先を決めてしまうと、入社後にブラック企業であると気づき、後悔する可能性もゼロではありません。ミスマッチの企業を選ぶことを避けるためにも、求人情報をすみずみまで確認して応募先に対する理解を深めましょう。
ブラック企業を見抜く方法は「ブラック企業かも…面接を受けるべき?特徴や質問例を把握して不安を解消!」のコラムで紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
周囲と人間関係を築けるか
社会との関わりの機会が減っていることで、周囲との人間関係の築き方に関する不安を抱える場合もあるでしょう。
いずれの職業も、少なからず周囲とのコミュニケーションが必要です。入社する前から過度に恐れてしまうと、就職活動に対する意欲の低下につながりかねません。ネガティブに考え過ぎないようにし、「自分のペースで人間関係を構築していけば良い」「業務に関係ないことは、無理に人と話さなくて良い」などと前向きに捉えてみましょう。
また、選ぶ職種によってコミュニケーションの頻度が異なるため、「自分に合った周囲との関わり方ができるか」といった点に着目して応募先を選ぶのも手です。
担当の業務をこなせるか
ニートの方が不安に感じやすいポイントとして、「入社後に担当業務を上手くこなせるか」といった点も挙げられるでしょう。社会人未経験もしくは実務経験が浅いと、自身の働く姿のイメージが浮かびづらいことがあります。また、「与えられた役割を果たせずマイナス評価を受けるのでは」といった不安を感じる場合もあるでしょう。
しかし、すべての企業が即戦力の人材を求めているわけではありません。教育体制が整っている企業を選べば、先輩社員や上司のフォロー体制のもと業務に取り組めます。入社後の働き方に不安を感じる場合は、企業の教育体制に注目して仕事探しをするようにしましょう。
働くことが怖いときは非正規雇用から始めるのも手
「ニート期間が長くブランクがある」「これまで就業した経験がない」という場合は、就活の前に非正規雇用社員として働くのも一つのやり方です。アルバイトやパートなどの非正規雇用社員は、あらかじめ業務範囲を定められているのが一般的。短時間で働くことが可能な職場もあり、非正規雇用社員は正社員よりも業務負担を抑えやすい特徴があります。
最初から正社員で働くことに不安を感じる場合は、非正規雇用社員で実務経験を積んでから正社員になる方法も視野に入れてみましょう。
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
ニートから正社員へ就職するメリット
ニートの状態から正社員就職をすると、収入や雇用の安定だけでなく、仕事を通して経験やスキル・社会とのつながりを得られます。ここでは、ニートから正社員へ就職するメリットを解説するので、就活を始めるかお悩みの方は参考にしてみてください。
収入や雇用が安定する
正社員に就職するメリットには、収入や雇用が安定することが挙げられます。
ニートの状態では収入を得られず、生活費や将来の過ごし方などに不安を抱える方もいるでしょう。正社員になると、安定的に収入を得ることが可能です。また、無期雇用であることから、突然職を失ったり収入が途絶えたりすることはほぼなく、生活や将来に対する安心感を得られるでしょう。
スキルアップやキャリアアップがしやすくなる
正社員として経験を積むと、スキルアップやキャリアアップがしやすくなります。正社員は広範囲の業務に携わったり、裁量権をもって仕事に取り組めたりするためです。経験を積むほどスキルアップができるでしょう。
また、スキルアップが成果につながれば、評価されてキャリアアップのチャンスが訪れる可能性があります。それにより昇給となり、収入アップにつながる場合もあるでしょう。
社会的信用度が高まる
ニートから正社員になると、社会的信用度が高まるメリットもあります。たとえば、ニートの状態でローンの借り入れを申請する際、無収入だと審査に通過するのは難しいのが一般的です。
一方で、正社員は安定した収入があり支払い能力を示せるため、ニートの状態よりもスムーズに借り入れ審査に通過できます。車や家の購入といったライフプランも叶えやすくなるでしょう。
社会とのつながりができる
社会とのつながりをもてることも、正社員として働くメリットの一つです。正社員は、仕事を通して同僚や上司、取引先などさまざまな人と関わります。
ニートの場合、通学・就労の機会がないために社会との関わりが減りやすいものの、正社員として働くことで人脈が広がれば、新たな価値観を得られるでしょう。
正社員として働くメリットは「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
就活をせずにニートを続けるデメリット
ニートの状態を続けると、収入を得られないだけでなく就職が遠のく恐れがあります。ここでは、ニートを続けるデメリットを紹介するので、将来の過ごし方を考えてみましょう。
収入や雇用が安定しにくい
ニートの状態を続けると、収入や雇用を安定させられません。親族による経済的支援がある場合などを除き、無収入だと生活が成り立たなくなるリスクがあります。一時的にアルバイトやパートといったフリーターとしての働き方を選んだとしても、正社員とは異なり有期雇用のため、安定して働くのは難しいでしょう。
生活や将来に対する不安を解消するためには、就活を始めて正社員を目指すことをおすすめします。
年齢を重ねるごとに就職しにくくなる
ニートを続けていると、年齢を重ねるごとに就職が難しくなる傾向にあります。年齢が若いうちは、経歴やスキルよりも将来性を評価され、就職できるチャンスが生まれやすいのが特徴です。
しかし、年齢を重ねていくと経験やキャリアが重視されるようになります。就活を始める年齢が遅くなるほど、選考通過のハードルが上がりやすいでしょう。
年齢を重ねるほど就職が難しくなる理由は「ニートが就職するには?おすすめの職種や支援サービスをご紹介!」のコラムでも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
ニートからの就活は早めに始めるのがおすすめ
ニートからの就活はできるだけ早く始めるのがおすすめです。企業側は、採用する人材に対して「長く働いてくれること」を求める傾向があります。年齢が若いほど、「長く勤めて貢献したい」といった熱意をアピールしやすいでしょう。
また、空白期間が伸びるほど、「正社員として働くことに耐えられないのでは」と懸念される可能性があります。就活を成功させるためにも、早めに行動を開始しましょう。
ニートでの就活を始めるための準備
就活を始めるためには、生活リズムを整えたり、準備物をそろえたりする必要があります。ここでは、ニートでの就活を始めるための準備を紹介するので、「何から取り組めば良いか分からない」とお悩みの方はぜひチェックしてみてください。
生活リズムを整える
就職する前から生活リズムを整えましょう。ニート生活を続けるうちに、起床時間が決まっていないことから夜ふかしをしたり、昼夜逆転の生活になったりと不規則な生活が常態化している場合があります。
不規則な生活リズムのままでいると、就活や就職後の仕事に支障が出る恐れも。今のうちに規則正しい生活を習慣づけるよう意識してみてください。
スーツや鞄など必要なものをそろえる
就活を始める前に、スーツや鞄・靴などといった必要なものを確認してそろえておきましょう。
就活ではスーツを着用するのが基本です。服装は第一印象にも影響するため、自分に合ったサイズか、シャツやネクタイの柄は派手過ぎないかなど、細かくチェックしましょう。
就活での服装の選び方や着こなしのマナーは「就活時に相応しい服装を解説!ボタンダウンシャツを着ても良い?」のコラムで詳しく紹介しているので、ぜひご参照ください。
ニートの就活の進め方とは
ニートから就活を始める際の基本的な流れは、以下のとおりです。
1.仕事に求める条件を考える | 自己分析や業界研究・企業研究などを行い、就職先に求める条件を考える |
2.志望先を選ぶ | 就職情報サイトや企業の求人情報を確認し、自分に合う企業を選ぶ |
3.応募書類を作成する | 志望先の応募に必要な履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成する |
4.志望先企業へ応募する | 企業のWebサイトや求人サイト、就職支援サービスなどを通じて応募する |
5.面接対策をする | 志望先の特徴や求める人材の条件に合うアピール内容を考え、面接での受け答えの練習をする |
6.採用試験や面接を受ける | 筆記試験や面接などの選考を受ける |
7.内定を獲得する | 選考に通過後、志望先から内定の連絡を受ける |
就活の進め方は「就職活動の選考とは?いつから始まる?内定獲得までの流れや注意点を解説」のコラムで詳しく解説しているので、こちらも確認してみてください。
ニートが就活を成功させるための7つのポイント
正社員就職を成功させるためには、自身や応募先に対する理解を深め、企業が求める人材の条件に合うアピールをすることが大切です。
ここではニートでの就活を成功させるための7つのポイントを解説します。就活の進め方に不安を感じる方はぜひご一読ください。
1.自己分析をして自分への理解を深める
ニートからの就活を成功させるためには、自己分析を通して自身への理解を深めることが重要です。ニートにつながった原因や自身の強みを整理することで、自分に合う働き方を明らかにするのに役立ちます。
以下で紹介するポイントを意識して、自己分析を行ってみましょう。
ニートにつながった理由を整理する
自己分析を通して「ニートになった理由」を整理します。「やむを得ない事情があったのか」「働くのが難しい理由があったのか」などを振り返ってみましょう。理由を明らかにすることで、企業へ問われた際も説明しやすくなります。
また、ニートになった理由を整理する過程で「働きにくさを感じやすい環境」が分かれば、「このような職場は避けたい」といった特徴を明確にできるでしょう。
自分のやりたいことや強みを確認する
自分のやりたいことや強みを確認しておくことも大切です。働く目的や自身の強みを発揮しやすい環境を選べると、仕事のモチベーションを維持できるためです。
また、「自身の強みを企業でどう活かすか」や「入社後に実現したいこと」を面接でアピールする際にも役立ちます。
自己分析のポイントは「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご活用ください。
2.就活中の過ごし方の計画を立てる
就活をスムーズに進めるために、日々の過ごし方の計画を立てましょう。就活を進めるときは、応募先の選考スケジュールに合わせて準備を進める必要があります。行き当たりばったりだと、準備に漏れが生じるリスクがあるでしょう。
あらかじめ時期ごとに何に取り組むかを決めておけば、着実に準備を進められます。落ち着いて選考の日を迎えるためにも、就活は計画的に行いましょう。
就活の時間配分の目安は「就活の時間配分は?自己分析・企業研究にかかる期間や面接の長さを解説!」のコラムで解説しているので、計画を立てる参考にしてみてください。
3.就職サイトを活用して広い視野で求人を確認する
就職サイトを活用して求人探しをするのも、ニートの就活を成功させるのに役立つポイントです。就職サイトでは豊富な求人を扱っており、希望条件や職種などを絞り込んでチェックできます。ニートの方向けの求人に特化している就職サイトもあり、利用することで効率的に志望先を見つけられるでしょう。
ただし、希望条件ばかりを重視して求人探しをすると、選択肢が狭まるリスクがあります。自分では思いつかなかった分野から気になる求人が見つかることもあるため、視野を広げてチェックしましょう。
知名度や企業の規模に捉われないようにする
就活で仕事探しをする際は、企業の知名度や規模の大きさに捉われないようにすることが大切です。大手企業のなかから必ずしも自分に合う仕事が見つかるとは限りません。企業の知名度が低かったり、規模が小さかったりしたとしても、これからの成長が期待できる場合もあるでしょう。
中小企業に就職するメリットは「中小企業に就職するメリットは?後悔しない求人の探し方も紹介」のコラムで紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。4.未経験から挑戦できる求人を選ぶ
応募先を選ぶ際は、未経験から挑戦できる求人を選ぶのがおすすめです。未経験者を歓迎している企業は、ポテンシャルや熱意を重視する傾向があります。ニートの経歴があったとしても、仕事に対する意欲をアピールすることにより好印象を与えられるでしょう。
しかし、「未経験者歓迎」の記載があっても、社会人経験があることを応募条件に含めている場合もあります。応募条件をしっかりと確認し、自身の経歴で挑戦できる求人を選びましょう。
人材不足の業界にも注目してみよう
ニートからの就職先を決める際は、「人材不足の業界」にも注目してみてください。人材不足の企業はより多くの人材を求めており、ほかの業界よりも選考を通過しやすい可能性があります。
人手不足の業界のメリット・デメリットは「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムで詳しく解説しているので、ご参照ください。5.企業研究で応募先への理解を深める
企業研究で応募先への理解を深めることも、ニートの就活を成功させるカギです。企業の理念や強み・業界内での立ち位置といった情報を把握しておくことで、応募先に合う効果的なアピールをしやすくなるでしょう。
また、企業に対する理解が深まれば、「自分にとって働きやすい環境か」も見極められます。入社後のミスマッチを避けるためにも、企業のWebサイトや公式SNS、就職サイトなどを通して情報収集を行いましょう。
6.面接で応募先に合う志望理由を明確に伝える
面接では、応募先の特徴に合う志望理由を明確に伝えられると効果的です。志望理由が曖昧だと、企業側から「働けるならほかの会社でもいいのでは」と捉えられる可能性があります。
「なぜその企業を選んだのか」を具体的に答えることで応募先への熱意が伝わり、好印象を与えられるでしょう。効果的なアピールにつなげるためにも、応募先の特徴に合う志望理由を考えることが大切です。
空白期間の過ごし方を前向きに伝える
面接でニートの空白期間の過ごし方を答えるときは、前向きな伝え方をしましょう。ニートの期間で得た学びや今後に活かしたいことなどを伝えることで、成長意欲をアピールできます。
空白期間の答え方は「ニートの面接対策を解説!空白期間の答え方や自己紹介の例文を紹介」のコラムでも紹介しているので、チェックしてみましょう。
落ち着いて答えられるよう練習を繰り返し行う
面接本番で焦ってしまわないためにも、受け答えの練習を繰り返し行うのがおすすめです。練習を積み重ねることで自信につながれば、本番も落ち着いて答えられます。志望理由や空白期間の答え方を練習したり、就活の面接で聞かれやすい質問を調べたりして、面接対策に時間をかけましょう。
7.業務に役立つ資格を取得する
応募先の業務に役立つ資格を取得しておくと、選考でのアピール材料になり得ます。
ニートでの就活では、職務経験やスキルが不足していることが理由で「何をアピールすれば良いのか分からない」と感じる場合があるでしょう。応募先の仕事に合う資格取得ができれば、業務に役立つ知識やスキルを習得していることを証明できます。企業で働く意欲をアピールでき、好印象につながるでしょう。
ニートからの就職に役立つ資格は「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法や就活のコツもご紹介!」のコラムで紹介しているので、ぜひご一読ください。
ニートからの就活におすすめの4つの就職支援サービス
ニートから就職を目指すことに不安を感じる方は、一人で就活を行わずに就職支援サービスを活用するのがおすすめです。ここでは、ニートの方におすすめの就職支援サービスについてまとめました。
ニートからの就活におすすめの支援サービス
- ハローワーク
- ジョブカフェ
- サポステ(地域若者サポートステーション)
- 就職エージェント
1.ハローワーク
国が運営を行うハローワークは、ニートでの就活におすすめの支援サービスの一つといえます。「ハローワーク」は全国500ヶ所以上に設置されており、年齢や職歴を問わず仕事を探している人なら誰でも無料で利用できるのが特徴です。
施設内の端末や、ハローワークインターネットサービスの「求人情報検索・一覧」から求人情報を閲覧できるほか、求人探しや就活に関して職員に相談ができます。また、就職に向けた各種セミナーに参加することも可能です。
ハローワークの利用方法を知りたい方は、「ハローワークの使い方は?利用の流れとポイントを徹底解説」のコラムもあわせてご一読ください。
職業訓練を受けてみよう
ハローワークを利用するなら、ハロートレーニング(職業訓練)を受けてみるのもおすすめです。厚生労働省「ハロートレーニング」によると、ハロートレーニングとは、就職に必要な知識やスキルを習得できる公的な訓練制度のこと。職業訓練とも呼ばれており、ハローワークの求職者を対象に行われています。
身につけられるスキルは簿記や福祉系の事務、プログラミングなどさまざまです。なかには、訓練の期間内に資格を取得できるコースもあります。
職業訓練により専門的なスキルや知識を習得すれば、就職活動でのアピール材料にすることが可能です。基本的に無料で受講できますが、教材費など一部費用が掛かる場合もあるため、申し込む前に確認しておきましょう。
2.ジョブカフェ
ジョブカフェは、各都道府県が運営を行う就職支援サービスです。厚生労働省「ジョブカフェにおける支援」によると、「若年者のためのワンストップサービスセンター」が正式名称で、若年層の支援に特化しているのが特徴。職場体験や職業紹介、カウンセリングなど、就活で抱えがちな悩みに応じた多彩なサービスが無料で受けられます。
ジョブカフェの特徴は「ジョブカフェはニートも利用できる?年齢層やハローワークとの違いを紹介」のコラムでも紹介しているので、興味のある方は参考にしてみてください。
3.サポステ(地域若者サポートステーション)
サポステ(地域若者サポートステーション)は、就労期間にブランクがある15~49歳までの求職者を対象に、厚生労働省が地方自治体と協働で支援を行う施設です。
厚生労働省の「サポステとは」によると、専門スタッフのカウンセリングやコミュニケーション講座、ジョブトレなど豊富なサポートが展開されています。ニート期間が長く、社会参加や働くことに不安のある方も働くための自信をつけられるでしょう。基本的に費用は掛かりませんが、一部有料のサービスもあるので事前に確認が必要です。
サポステの利用方法は「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」のコラムで解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
4.就職エージェント
就職エージェントは、民間企業が運営を行う就職支援サービスです。プロのキャリアアドバイザーに求人探し・応募書類の作成・面接対策などをサポートしてもらえます。
民間のエージェントでは、扱う求人元の企業について事前調査を行っていることが多く、職場に関する詳しい情報を得ることが可能です。自分に合う企業かを見極めたり、応募先に合うアピールを準備したりするのに役立つでしょう。
就職・転職エージェントの詳細や活用方法については、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムでご確認ください。
ニートからの就活でエージェントを活用した方の体験談
アルバイトから無職になったあとに、就職エージェントを活用して正社員になった方の体験談を紹介します。
学生時代は、大手運送会社の配達と、ブライダルで教会内にある花屋さんでアルバイトをしていました。もともと、就職するならブライダル関係の仕事が良くて。
でも、早い段階で自分の体調面や仕事内容について行けないって気づいてしまって。短大2年の12月に、このままブライダルの仕事を続けるか一般企業に就職するか悩んでいる間に、一般企業1社から内定ももらいました。
でも、その会社で自分が楽しく働いているイメージができなかったんです。引き続き自分の進路に悩んでいたら、両親から「卒業したあとでも納得できる就活ができるのでは」と言ってもらえたので内定を辞退しました。 花屋さんのアルバイトは精神的にきつかったです。店長に相談したら、ほかの店舗に異動させてもらえたのですが、すでに最初の採用場所で仕事の基本を学んでいたので、異動先のやり方に慣れるまで大変でした。結局、1ヶ月お休みをもらったあと退職しました。
その後、一般企業に就職することを決め、上京を見据えてハタラクティブに相談。ハタラクティブを選んだ決め手は、未経験者でも安定して働けるっていう点です。 実際に利用してみて最初に思ったのは、チャットツールを利用するのが新しいなと。就職に対する不安一つひとつを的確に解決してくださり、それがきっかけとなってサクサク決まりました。参照元
厚生労働省
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みんなの就職エピソード
ニートからの就活を効率的に進めるなら、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用がおすすめです。ハタラクティブは、ニートやフリーターなど、学歴や経験に不安を抱える若年層の方を対象に、求人紹介を中心としたサービスを提供しています。
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また、求人紹介以外に書類の添削や面接練習なども行い、就活を全面的にサポート。企業への応募や選考日程の調整はアドバイザーが代行するため、選考対策に集中できます。
サービスはすべて無料なので、就活にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ニートの就活に関するお悩みQ&A
ここでは、ニートの方の就活に関するお悩みにQ&A形式でお答えします。「就活を始めるか迷っている」「就活について分からないことがある」というニートの方は、参考にしてみてください。
30代でのニートの就活は何から始めれば良いですか?
「どのような業界・職種だと就職しやすいか」を調べることから始めましょう。年齢を重ねるほど経験やスキルを求められる傾向があるため、未経験から挑戦しやすい仕事を就職先に選ぶのがおすすめです。
30代のニートの方が就職しやすい仕事は、「30代ニートから就職できる?エージェントを利用するメリットをご紹介!」のコラムで紹介しているのでご覧ください。
既卒のニートだと就活は難しいですか?
既卒のニートの方も、就活を成功させて就職するチャンスはあります。既卒はポテンシャルを評価されやすいほか、企業によっては卒業後3年以内であれば新卒枠に応募できる場合もあるようです。
既卒のニートからの就活のコツは、「既卒ニートから就職するのは厳しい?正社員を目指せる?就活のコツを解説」のコラムをご参照ください。
ニートでの就活で高卒や大卒といった学歴は重視されますか?
高学歴な人材を優先して採用している企業はありますが、必ずしも就活時に学歴を重視されるとは限りません。企業が求める人材の条件によって、重視されるポイントが異なるためです。
学歴や経歴に対する不安を感じる場合は、求人の応募条件に「学歴不問」「未経験者歓迎」と記載されているかに着目して就職先を選ぶことをおすすめします。
学歴を重視しない企業の特徴は「学歴フィルターとは?ない企業の特徴や就活を成功させるコツ!」のコラムでも解説しているので、参考にしてみてください。
就活で全落ちしてやる気が出ない場合はどうしたら良い?
内定獲得ができず意欲が湧かないときは、心身の休息の時間を確保するのがおすすめです。そのまま就活を進めると、焦ってミスマッチの企業を選んだり、「どこでもいいや」と深く考えずに内定を承諾してしまったりする場合があります。
自分の好きなことや趣味に取り組んでリフレッシュしたら、これまでの就活の課題を振り返り、次に活かしましょう。
内定を獲得できない場合の対策は「就活に失敗したら?その後の進路や就職を成功させる方法を紹介」のコラムで紹介しているので、こちらもご活用ください。
無職だったことを伝えたら、選考で不利にならないか不安です
企業により求職者に求めるポイントは異なるため、必ずしもニートの経歴が不利になるとは限りません。学歴や経歴を重視しておらず、未経験者を歓迎している企業も存在します。
ニートの期間で得た学びや今後に活かしたいことを前向きに伝えて、志望先への熱意をアピールしましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、応募先に合わせて選考対策を実施します。就活の進め方にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。