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転職回数の平均は?多いと不利になる?20代・30代のデータをもとに解説!

更新日2025/03/28

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この記事のまとめ

  • 転職回数の平均は、20~34歳までの年齢で1回程度
  • 転職回数が平均より多くなる原因には「企業研究」「自己分析」の不十分さが挙げられる
  • 「転職回数が平均より多いと不利」といわれるのは、早期離職のリスクを懸念されるため
  • 転職回数が平均より多い状態から選考を通過するコツは、前向きな転職理由を伝えること
  • エージェントを利用すれば、転職回数の多さをカバーする選考対策をしやすくなる
「転職回数の平均は?」「多いと転職に不利になる?」と不安に思う方もいるでしょう。転職回数が多いことで生じるデメリットはありますが、必ずしも選考で不利になるわけではありません。

 

このコラムでは、転職回数の平均を年代・男女別に紹介します。転職回数が平均より多くなる原因や不利といわれる理由も解説。転職回数が平均より多くても選考を通過するコツや自分に合う仕事に就く方法もまとめているので、ぜひお役立てください。

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目次

  • 年代別に見る転職回数の平均
  • 男女別に見る転職回数の平均
  • 転職回数が平均より多くなる原因
  • 「転職回数が平均より多いと不利」といわれる理由
  • 転職回数が平均より多くても選考を通過する7つのコツ
  • 転職回数が平均より多い場合に選考で気をつけること
  • 転職回数が平均より多い人が自分に合った仕事に就く方法
  • 転職回数の平均に関するよくある質問

年代別に見る転職回数の平均

転職回数の平均は、年齢を重ねるほど多くなるのが特徴です。ここでは、政府統計の総合窓口(e-Stat)の「雇用の構造に関する実態調査」をもとに、転職回数の平均をご紹介します。20代~40代にかけての転職回数を年代別で表にまとめたので、「同年代の人はどれくらい転職しているんだろう?」と疑問をおもちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

20代の場合

20代の平均的な転職回数は、1〜2回ほどといわれています。なかでも、20代で転職した回数は1回という人が最も多いようです。

年齢/回数1回2回3回4回5回6回以上
20~24歳69.7%16.9%9.9%1.2%-1.2%
25~29歳49.3%23.9%17.8%5.9%2%1%
参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「雇用の構造に関する実態調査 転職者実態調査令和2年報告書統計表個人調査 第6表性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」

 

25歳以降になると、2〜3回転職している人の割合が増えていることが分かります。4回以上転職している人の割合は、20〜24歳、25〜29歳ともに10%以下です。

30代の場合

30代の平均的な転職回数は、2〜3回ほどといわれています。20代では1〜2回に偏っていた転職回数も、30代になると1〜3回でばらつきが見られました。

年齢/回数1回2回3回4回5回6回以上
30~34歳27.1%24.9%23.6%14.8%3.5%5.7%
35~39歳14.6%22.2%25%17.5%8.3%12.2%
参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「雇用の構造に関する実態調査 転職者実態調査令和2年報告書統計表個人調査 第6表性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」

 

30〜34歳では転職回数が1回の割合が最も多く、35〜39歳になると3回の割合が最も多くなっています。30代の転職では、20代よりもスキルや経験が求められやすくなるでしょう。

40代の場合

40代の平均的な転職回数は、3〜4回ほどです。40代は20代や30代と比べ、転職回数が増える傾向にあります。

年齢/回数1回2回3回4回5回6回以上
40~44歳14.9%12.9%20%15.4%11.5%25.1%
45~49歳13.9%14.1%22.6%17.1%11.7%20.6%
参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「雇用の構造に関する実態調査 転職者実態調査令和2年報告書統計表個人調査 第6表性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」

 

40代になると、転職回数全体の割合にばらつきが見られるのが分かるでしょう。40代の応募者に対しては、転職回数よりこれまでの実績や身についているスキルを重要視して採用する企業が多いようです。
参照元
政府統計の総合窓口(e-Stat)
雇用の構造に関する実態調査

男女別に見る転職回数の平均

男女別の平均的な転職回数は、1~3回ほどとなっています。ここでは、前述の同調査をもとに、男女別の転職回数を表にまとめました。

性別/回数1回2回3回4回5回6回以上
男性32.7%19.5%18.5%11%6.7%11.4%
女性20.8%18.2%20.9%16%7.5%16.1%
参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「雇用の構造に関する実態調査 転職者実態調査令和2年報告書統計表個人調査 第6表性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」

 

男性の転職回数は1回が最も多く、女性は1回と3回がほぼ同率というデータ結果です。女性は結婚や出産・子育てなど、ライフステージの変化で仕事を変える機会が発生しやすいため、男性に比べて転職回数が多い傾向にあります。
参照元
政府統計の総合窓口(e-Stat)
雇用の構造に関する実態調査

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転職回数が平均より多くなる原因

転職回数が多くなる原因として、企業研究が不十分であったり、自己分析ができていなかったりすることが考えられるでしょう。ここでは、転職回数が平均より多くなる原因について詳しく解説するので、自分に当てはまるものはあるか確認してみてください。

1.企業研究が不十分で入社後にギャップを抱いてしまう

転職回数が平均より多くなる理由として、企業研究が十分にできていない可能性が挙げられます。企業について深く理解しないまま転職したことにより、入社後にギャップを感じたり、自分のやりたい仕事や適性にミスマッチが起こったりしている場合があるでしょう。
転職を繰り返すのを防ぐには、企業のWebサイトや転職サイトなどを利用し、会社や業界全体についてリサーチすることが大切です。実際に自分が働いている姿をイメージしやすくなるでしょう。

企業研究のやり方が分からない方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムを参考にしてみてください。

2.自己分析がしっかりできていない

自己分析がしっかりできていないと自分の適性が分からず、得意分野ではない仕事を選んでしまう場合があります。早期離職を避けるためには、自分のことをよく理解しておかなければなりません。自己理解を深めれば、自分の特性や希望に合う仕事を見つけられる可能性が高まるでしょう。

自己分析のやり方については、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで詳しくまとめています。ぜひご一読ください。

3.キャリアプランを立てられていない

転職回数が多い原因の一つに、「キャリアプランを立てられていない」ことがあります。明確なキャリアプランがないと、今後の目標ややりたい仕事が定まらないため、「今の職場はなんとなく違う気がする…」と早期離職を繰り返してしまう場合があるでしょう。
キャリアプランを設計することで、自分の進むべき道が明確になり、本当にやりたい仕事ができる企業を見つけやすくなります。

「面接向けのキャリアプランを作るコツと答え方は?新卒・転職者の例文を紹介」では、キャリアプランの立て方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

4.現状の不満を解消するためだけに転職を繰り返している

現在抱えている不満を解消するためだけに転職を繰り返していると、転職回数が平均より多くなりがちです。たとえば、「もっと楽に稼ぎたい」「苦手な業務を任されるから辞めたい」のように、今ある不満をなくすために転職する場合が挙げられます。
すぐに転職へと踏み切る前に、今の会社で部署異動や給与の相談をできないか考えてみると、転職回数を抑えられる可能性があるでしょう。

5.転職の際に譲れない条件が多過ぎる

転職先に対して譲れない条件が多過ぎると、入社しても妥協ができず、より好条件の企業を探して転職回数が多くなってしまう場合があります。こだわりや希望条件をもつことは大切ですが、要望が多過ぎると、すべてを満たす企業を見つけるのは難しくなるといえるでしょう。

希望条件が複数ある場合は、どうしても譲れないものから順に優先順位をつけておくのがおすすめです。ある程度妥協できるポイントを作ることで、自分に合った転職先を見つけやすくなります。

転職活動を始めた理由

転職活動を始める理由は人それぞれですが、正社員では金銭面を理由に転職を検討する人が多いようです。ハタラクティブの「若者しごと白書2025 3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ」によると、正社員が転職活動を始めたきっかけとして最も多い回答は「給与が低い(43.4%)」でした。

他社で働く同職種の友人と自分の給与を比べたときや、転職市場で職種の給与相場を調べたときに「自分の給与が低い」と感じる場合があるようです。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
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「転職回数が平均より多いと不利」といわれる理由

「転職回数が平均より多いと不利」といわれる理由には、「早期離職のリスクを懸念されるため」「会社や業務に不満を抱えやすい印象をもたれる可能性があるため」などが挙げられます。転職理由や状況によって必ずしも不利になるとは限りませんが、主な理由を以下で解説するので、ぜひご一読ください。

早期離職のリスクを懸念されるため

企業によっては、短期間で何度も転職を繰り返している人に対して「入社してもすぐに辞めるのでは」と懸念を抱くことがあります。特に20代の若年層の場合、転職回数が多いと在籍期間が短くなりがちです。一般的に、在籍期間が3年未満の離職は短期離職とみなされるため、結果的に早期離職のリスクが高いと判断される可能性があります。
4回の転職経験がある20代の人と、4回の転職経験がある40代の人とでは、同じ転職回数であっても印象が異なるでしょう。

「会社や業務に不満を抱えやすい人」と思われる傾向にあるため

転職回数が多く在籍期間が短い場合、企業は応募者に対し「会社や業務に不満を抱えやすい人」という印象を抱く可能性があります。転職の理由は人それぞれのため、介護などやむを得ない事情やキャリアチェンジのようなポジティブなきっかけで短期離職をする人もいるでしょう。

しかし、あまりにも頻繁に転職している場合は、「不満から突発的に転職しているのでは」と捉えられるリスクも。企業は安定して長く働いてくれる人材を求めているため、短期間での転職が多い応募者の採用をためらうことがあるでしょう。

ネガティブな転職理由は企業に好印象を与えない

転職理由がネガティブだと、企業に好印象を与えるのは難しい可能性があります。ハタラクティブの調査「若者しごと白書2025 1-3. 正社員の仕事を退職した理由(p.7)」では、正社員経験のある方が仕事を退職した理由をまとめており、「人間関係」「労働環境・時間」「健康上の理由」といった回答が多く見られました。

面接においては、このような退職理由をポジティブに言い換えることが重要です。過去の経験で何を学んだか、学んだことをどのように活かすかを伝えると、転職経験を前向きに捉えてもらいやすくなるでしょう。

転職理由のポジティブな言い換えについて知りたい方は、「前向きな退職理由で好印象を与えよう!転職時の面接のコツや例文を紹介」を参考にしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025

「仕事のスキルがない」と思われることがあるため

転職回数が平均より多いと不利といわれる理由の一つに、採用担当者から「仕事のスキルが身についていない」と思われることが挙げられます。入社して間もない社員は簡単な業務から始める場合が多く、経験や年数を積むうちに、徐々に重要な作業を任されるようになるのが一般的です。
そのため、転職回数が多いと「どの業務も表面的な部分にしか触れていない」と思われ、十分なスキルが身についていないとみなされる可能性があるでしょう。

企業が「転職回数が多い」と感じる目安

企業の文化や採用担当者の感覚によって異なるため一概にはいえませんが、一般的に転職回数が4〜5回以上になると、企業側は「転職が多い」と感じる傾向にあります。特に若い年代で転職回数が多い方の場合、企業から「自社に入社してもすぐ転職をするのでは」と不安を抱かれる恐れがあるでしょう。

ただし、転職の理由やキャリアビジョンが明確であれば、回数が多くてもポジティブな評価を得られる可能性も。たとえば、キャリアアップや新しいスキルの習得を目指して転職した経験がある場合、前向きな姿勢を示せると好評価につながりやすくなりますよ。重要なのは、転職の背景や目的をしっかりと説明することです。

ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
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転職回数が平均より多くても選考を通過する7つのコツ

転職回数が平均より多い方が選考を通過するコツには、「転職理由をポジティブに変換する」「転職の軸をもっていることを伝える」などが挙げられます。
ここでは、「転職回数が多いせいか内定をもらえない…」とお悩みの方に向けて、選考を通過するための7つのコツを解説。選考を控えている方をはじめ、これから転職を検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。

転職回数が平均より多くても選考を通過するコツ

  • 転職理由はポジティブに変換する
  • 転職の軸をもっていることを伝える
  • 魅力的な職務経歴書の書き方を意識する
  • 転職の目的やキャリアビジョンを明確に伝える
  • 身につけたスキルや経験をアピールする
  • 面接では履歴書の内容と矛盾のない回答をする
  • 長期的に働く意思を伝える

1.転職理由はポジティブに変換する

選考を通過するためには、転職理由をポジティブに変換することが重要です。「仕事が合わなかった」「人間関係が面倒だった」のようなネガティブな退職理由をそのまま伝えると、企業側に「同じ理由でまたすぐに辞めるのでは」とマイナスなイメージを与える可能性があります。

「新しい挑戦を求めて転職を決意した」といった前向きな表現に変換することで、相手の懸念を払拭しつつ、自己成長やキャリアアップを目指している印象を与えられるでしょう。

在職期間が短い場合は一貫性のある転職理由を説明しよう

選考では、転職理由に一貫性をもたせることも大切です。特に在職期間が短い場合、「A社は希望する業務ができなかったから」「B社は職場環境が合わなかったから」など転職理由がバラバラだと、採用担当者に不信感を抱かせる恐れがあります。

2.転職の軸をもっていることを伝える

選考通過のコツとして、自分のなかに「転職の軸」があることを伝えましょう。「転職の軸」とは、転職を通して改善したい点を整理したうえで、応募先企業を探すために設けている基準を指します。「転職に求めるものは何か」を明確にし、しっかり把握できていれば、早期離職の防止にもつながるでしょう。

転職の軸についてさらに詳しく知りたい方は、「転職の軸の例文や面接での答え方を解説!作り方や具体例の一覧も紹介」をご参照ください。

3.魅力的な職務経歴書の書き方を意識する

転職回数が多い場合はもちろん、そうでない場合も、採用担当者の目に留まる魅力的な職務経歴書を作成するプロセスは非常に重要です。転職先で活かせる経歴を積極的に記載することで、企業に「この応募者と会ってみたい」「一緒に働いてみたい」と思わせられる効果が期待できます。

経歴は業務内容別に整理し、得意分野や業務に対する姿勢を具体的に示すのがポイントです。職種別にまとめることでアピールしたい内容が際立ち、「転職回数が多い」というマイナス面を軽減できる可能性があります。

4.転職の目的やキャリアビジョンを明確に伝える

転職回数が多くても面接を通過するコツとして、転職の目的やキャリアビジョンは明確に伝えるようにしましょう。「応募先企業に入社したら何をしたいか」「将来的にはどのようになっていたいか」などの具体的なビジョンを示すことで、採用担当者も「応募者が実際に働いている姿」をイメージをしやすくなります。
また、「なぜその企業を選んだのか」という理由をしっかり説明できれば、入社意欲のアピールにもつながるでしょう。

5.身につけたスキルや経験をアピールする

身につけたスキルや経験をアピールすることで、転職回数が平均より多い場合であっても、選考を通過できる可能性があります。たとえば、「前職で発見した問題点に対し具体的な解決策を提示し、2年目に売上を△△%向上させた」といった実績は、多様な職種で役立つ「問題解決能力」です。応募先企業でも活かせることを示せば、内定獲得のカギとなるでしょう。

実際のエピソードに詳しい数字や事例を盛り込むことで説得力が増すだけでなく、転職回数の多さに対するネガティブな印象を軽減でき、採用担当者に自分の価値を伝えやすくなります。

キャリアを振り返り具体的なエピソードを用意しておく

自身のスキルや経験をアピールする際は、これまでのキャリアを振り返り、根拠となるエピソードを用意しておきましょう。ただ経歴の棚卸しをするだけでなく、一つひとつの業務で得た学びや仕事に対する姿勢、それらがどのような評価につながったのかを洗い出すことで、より一貫性のあるエピソードになります。

6.面接では履歴書の内容と矛盾のない回答をする

面接を受ける際は、用意した履歴書の内容と矛盾のない回答をすることが大切です。一般的に、面接は持参した履歴書や職務経歴書の内容に沿う形で行われます。履歴書に記載した内容と面接での回答が異なっている場合、面接官に不信感を与える恐れがあるでしょう。

面接が決まったら、履歴書の内容を改めて整理し、口頭でも的確に答えられるようにしておく必要があります。

7.長期的に働く意思を伝える

長期的に働く意思があることを伝えるのも、選考を通過するためのコツの一つです。転職回数が多い場合、採用担当者から「すぐに辞めてしまわないだろうか」と懸念されやすい傾向にあります。
前述のとおり、企業は求人募集をするにあたって、長く勤めてくれる人材を探したいというのが本音です。そのため、「3年後には●●の資格を取得し、上流工程を担当したいと考えています」のように明確な人生設計や将来像を示すことで、「長く働いてくれる」という安心感を与えられる可能性があるでしょう。

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転職回数が平均より多い場合に選考で気をつけること

転職回数が平均より多い場合、面接では「嘘をつかないこと」「言い訳をしないこと」を意識しましょう。以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。

嘘の転職回数をいわない

転職回数が平均より多く、過去の職歴の一部を隠したいと思ったとしても、面接で嘘をつかないようにしましょう。選考の場で自身の学歴や職歴などについて嘘をつくのは、経歴詐称にあたります。転職回数を誤魔化して書類選考を通過できたとしても、面接の段階で矛盾が生じたり嘘がバレたりするリスクがあるでしょう。

万が一嘘がバレずに内定を獲得した場合も、入社後に嘘が発覚したら、何らかの処分を受ける可能性もあります。

転職回数の多さに対する言い訳をしない

転職回数が多いことについて、面接では言い訳をしないようにしましょう。面接で「上司との相性が合わなかったから」「給与が低かったから」のような他責思考とも捉えられる発言をすると、「自己中心的な考えをする人」「コミュニケーション能力に問題がある人」とマイナスな印象を与える恐れがあります。

大切なのは、転職の理由を明確にし、「自身に何が足りなかったのか」を正直に伝えることです。そのうえで、新しい職場では前職の反省点をどのように活かすのかを示し、成長意欲や前向きな姿勢をアピールしてみましょう。

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転職回数が平均より多い人が自分に合った仕事に就く方法

転職回数が平均より多い方は、今までに転職してきた理由や原因を洗い出したり、転職回数を気にしない傾向の企業に絞ったりすると、長く働ける会社に出会える可能性があります。
ここでは、自分に合った仕事に就く方法を紹介するので、転職回数が平均より多いことに悩んでいる方は参考にしてみてください。

退職する前に転職活動をスタートする

転職を検討している場合、できるだけ退職前に転職活動をスタートするのがおすすめです。転職活動を始めても、すぐに内定を獲得できるとは限りません。退職してから転職活動をすると収入源がなくなり、なかなか仕事が決まらなかった際に生活に対する不安が生じるリスクがあります。
「金銭面に余裕がないため早く転職したい」のように、焦りや不安で企業選びを妥協してしまうよりも、資金不足の心配がない在職期間中に転職活動を行うのが望ましいでしょう。

今までに転職してきた理由や原因を洗い出す

自分に合った仕事に就くには、これまでどのような理由や原因があって転職してきたのかを洗い出すことが大切です。業務内容や人間関係、待遇面など、転職する理由は人それぞれ異なります。まずは思いつくままに過去の転職理由を書き出し、振り返った内容を深掘りして、根本的な原因を見つけ出しましょう。
抽象的だった理由が具体的になれば、転職を繰り返してきた原因の解決策が見つかり、自分に合った仕事に出会いやすくなります。

転職回数を気にしない傾向の企業に絞る

転職回数が平均より多い方は、「転職回数を気にしない傾向の企業」に候補を絞るのが有効な手段です。企業にもよるので一概にはいえませんが、具体的には以下のような例が挙げられます。

  • ・郵送、運送関連の企業
  • ・接客、サービス関連の企業
  • ・清掃関連の企業
  • ・保安関連の企業

上記の企業は転職者が一定数活躍している傾向にあるため、転職回数が採用に影響しにくいと考えられるでしょう。とはいえ、企業研究や面接対策などは欠かせないので、選考の際はしっかり対策を行う必要があります。

大手や有名企業にばかりこだわらない

長く働ける職場を見つけるためには、大手や有名企業にばかりこだわらないことも大切です。大手や有名企業へのこだわりが強過ぎると、自分に合った仕事に就く機会を逃してしまう可能性があります。「その企業でなければ自分の望むキャリアを実現できない」という場合を除いて、広い視野で転職先を探すのが望ましいでしょう。

専門性の高いスキルを身につける

転職回数が多い場合、専門性の高いスキルを身につけることで、選考で有利に働くケースがあります。特定の分野で専門性を身につけると、自分の市場価値を高められ、ほかの候補者との差別化を図れるでしょう。

具体的には、資格の取得や専門学校での勉強を通して、客観的に証明できるスキルを習得するのが効果的です。経験やスキルに対する企業からの信頼感が生まれ、転職成功の可能性が高まるでしょう。

応募先企業の業務と関連性が高いものが望ましい

スキルを身につけようと考えるならば、志望する業種や応募先企業の業務と関連性の高いものが望ましいといえます。たとえば、外資系の企業ならばTOEIC、金融関係の企業ならばファイナンシャル・プランニング技能検定などを習得するのがおすすめです。

「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」では、転職時にアピールできるスキルをまとめています。あわせてご覧ください。

職業訓練を利用するのも一つの手

スキルを身につけるには、職業訓練を利用するのも一つの手です。厚生労働省の「ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)」によると、職業訓練とは就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練のこと。コースの種類は電気設備技術や造園、OA事務など豊富にあり、条件が合えば誰でも無料(テキスト代等は自費)で受講できます。

ただし、申し込みの締め切り日が設けられているほか、受講するには筆記試験や面接に受かる必要があるので、興味のある方は事前にハローワークで確認しておきましょう。職業訓練に関しては、「職業訓練とは?ハローワークで受けられるコース一覧と受講のメリットを紹介」でも解説しています。ぜひご一読ください。

参照元
厚生労働省
ハロートレーニング

転職エージェントを利用する

転職回数が平均より多い場合、転職エージェントを利用して自分に合った仕事に就く方法もあります。
転職エージェントとは、求職者の転職活動を支援する民間のサービスのことです。求職者と人材を募集する企業との間に立ち、マッチングを行います。担当のアドバイザーが求人紹介をはじめ、転職に関わるさまざまな相談に乗ってくれるので、「転職の回数が多く選考を通過できるか不安」という方も、安心して活動を進められるでしょう。

「長く働ける仕事に就きたい」「自分に合った会社で働きたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した転職支援サービスです。
経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの経歴や適性、希望条件をもとに、ぴったりの求人を厳選してご紹介。取り扱っている求人は実際に取材した企業のもののみなので、職場の雰囲気や業務内容を詳細に知ることで転職後のミスマッチを減らせるメリットがあります。

また、履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイス、面接対策、応募先企業とのやり取り代行といったサポートも充実。1分程度で簡単に受けられる適職診断を含めサービスのご利用はすべて無料のため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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転職回数の平均に関するよくある質問

ここでは、転職回数の平均や転職回数が多い場合によくある質問をQ&A形式で回答します。

転職回数が多いと「人生終わり」ですか?

転職回数が多いからといって「人生終わり」ではありません。選考を通過するためのポイントや書類・面接の対策をしっかり押さえることで、長く働ける仕事に就ける可能性は十分あります。
このコラムの「転職回数が平均より多くても選考を通過する7つのコツ」で押さえておくべきコツを解説しているので、転職活動にお役立てください。

女性の平均転職回数はどれくらいですか?

政府統計の総合窓口(e-Stat)の「雇用の構造に関する実態調査 転職者実態調査令和2年報告書統計表個人調査 第6表性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合」によると、女性の平均的な転職回数は1~3回ほどです。

男女問わず育児休業を取る方が増えつつあるものの、特に女性は、ライフステージの変化に伴って仕事を変える機会が発生しやすい傾向にあります。結婚や出産、子育てなどのライフイベントに合わせて、その都度働きやすい仕事を選択する方もいるようです。
参照元
政府統計の総合窓口(e-Stat)
雇用の構造に関する実態調査

転職回数が平均より多いと書類選考で不利ですか?

必ずしも不利になるわけではありません。企業によっては、転職回数の多さを気にしない傾向にある会社も存在します。企業研究をしっかり行ったうえで書類選考の対策を徹底すれば、選考を通過できる可能性があるでしょう。

応募書類を作成するコツについては、「転職3回目は厳しい?年代別のアプローチ方法や職務経歴書のポイントも解説」のコラムを参考にしてみてください。

転職回数が平均より多い場合も未経験の職種に挑戦できますか?

挑戦できます。特に年齢が若いうちは、転職回数が多くても就労意欲や業務への熱意をアピールできれば、ポテンシャルに期待されて採用してもらえる場合があるでしょう。

「未経験の職種に挑戦したいけど、経歴に不安がある…」という方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。未経験歓迎の求人を豊富に扱っているほか、専任のキャリアアドバイザーが応募から内定獲得まで手寧にサポートします。

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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
  • 働きたいだれもが就職できる社会を目指す「ハタラクティブ」
  • 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談
  • 定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ
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