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仕事をばっくれたらどうなる?その後に生じるリスクや対処法をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 職場にストレスを感じると、仕事をばっくれたいと思う人もいる
- 仕事をばっくれると、職場とトラブルになるリスクがある
- 仕事を辞める場合は、ばっくれずに正しい退職手順を踏むのが基本
仕事のストレスや不満から、「会社に行きたくない」「仕事をばっくれたい」と思う方もいるかもしれません。しかし、退職手続きを踏まずに仕事を欠勤する、いわゆる「ばっくれ」という行為は、職場とのトラブルに繋がる恐れがあります。
このコラムでは、仕事をばっくれたいと思う理由や、そう感じたときの対処法をまとめました。さらに、仕事をばっくれた場合のリスクについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事をばっくれたいと思う6つの理由
「仕事をばっくれたい」と思う原因になりやすい事柄には、「職場の雰囲気や人間関係が苦手」「労働環境が良くない」「仕事でミスをした」などが挙げられます。
ここでは、仕事をばっくれたいと思う理由をご紹介するので、自分に当てはまるストレス要因がないか確認してみましょう。
1.職場の雰囲気や人間関係が苦手
職場の雰囲気や人間関係が自分に合っていないと、居心地の悪さにストレスを感じながら働くことになります。些細なストレスであっても毎日のように積み重なれば、自身の許容量を超えてしまう場合も。そうなれば、「仕事をばっくれたい」と思うようになる可能性があります。
職場のストレスで退職したいと思ったときは、「ストレスで退職したいときの5つの対処法!円満退社をするコツは? 」のコラムを一読ください。
2.労働環境が良くない
残業や休日出勤が多く労働環境が良くない場合、無理に仕事を続けると心身が疲弊することがあるでしょう。心身が疲弊しきれば、「仕事をばっくれたい」と思うようになることも。心身の状態が悪化して仕事の継続が困難になるリスクを避けるためにも、休暇を取る、退職や転職を検討するなど、早めの対処を心掛けることをおすすめします。
3.一度休んで仕事に行きづらくなった
急な体調不良で休んだことをきっかけに、出勤するのが憂鬱になってしまう場合もあるでしょう。たとえば、うっかり寝坊して無断欠勤や遅刻になり、精神的なストレスを感じることもあるようです。
しかし、「ばっくれ」のリスクを踏まえれば、多少注意されることは覚悟のうえで、すぐに職場へ連絡を入れて仕事に出たほうが良いと考えられます。
無断欠勤をしてしまったときの対処法を知りたい方は、「連絡なしで会社を無断欠勤するとどうなる?問題点や正しい対処法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
4.仕事でミスをしてしまった
不慣れな業務で上手くいかなかったり、上司や先輩に叱られたりして、メンタルが落ち込みばっくれたくなることもあるでしょう。とはいえ、仕事でまったくミスをしない人はいません。特に新人のうちは、失敗が多くても仕方ない部分があります。そのため、ミスをしてもばっくれずに、気持ちを切り替えて前向きに努力するのが得策です。
仕事でミスをしてしまったときの対応については、「仕事が失敗続きで辛い…ミスが続く際の対処法と気持ちの切り替え方を解説」や「仕事でミスをしたときの対応方法は?防止策や気持ちの切り替え方などを解説」のコラムでも解説していますので、あわせて読んでみてください。
5.辞めたくても辞めさせてくれない
企業体質がブラックだと、退職の意思を示しても受理されず、仕事をばっくれてしまおうか考える人もいるようです。しかし、強引な引き止めは法律違反にあたります。そのため、会社が辞めさせてくれないからといって自分にリスクが生じる行動はできるだけ避けるのが無難。自分が安心して退職できる別の方法を模索したほうが良いでしょう。
6.なんとなく仕事に行きたくない
仕事をばっくれたことがある人の中には、特に明確な理由はないものの、なんとなく働くのが億劫になり、漠然と会社を辞めたくなってしまう人もいるようです。このタイプに当てはまる場合は、転職や退職を決断する前に、自身の仕事に対する考え方や人生設計を明確にさせる必要もあるでしょう。
出勤するのが憂鬱で「仕事をばっくれたい」と考えている方は、「どうしても仕事に行きたくない理由と乗り切る方法!会社を休むのは甘え?」もあわせてご覧ください。
仕事をばっくれる人の特徴は?
仕事をばっくれる可能性があるのは、「仕事にやる気がない」「新しいことを覚えようとする意欲がない」「遅刻や急な休みが多い」「熱しやすく冷めやすい」などの特徴があるようです。年齢が上がると責任感が増し、家庭や子どもなどの責任も増えるので、仕事をばっくれることは少なくなることも。とはいえ、個人の状況や性格、職場環境などが影響しているといえるでしょう。
仕事をばっくれる6つのリスク
ここでは、仕事をばっくれた場合に起こり得るリスクを詳しく解説します。仕事をばっくれることは、社会人としてマナー違反とされるのが一般的です。会社に非がある状況でも、正式な退職の手続きを踏まずに仕事をばっくれると、思いも寄らない問題を引き起こすリスクがあるため注意しましょう。
仕事をばっくれるリスク
- 会社から何度も電話やメールが来る
- 親や親戚などの緊急連絡先に連絡がいく
- 給料を減らされる
- 懲戒解雇になる
- 転職活動が難しくなる
- 損害賠償を請求される可能性がある
1.会社から何度も電話やメールが来る
社員からの連絡がなく出勤時間を過ぎても出社してこない場合、会社は該当社員に電話やメールをして、状況を確認します。これは単純に仕事が回らなくなるからというだけでなく、事故や事件に巻き込まれていないかといった安否確認をする意味もあります。
会社から何度も連絡が来ることで事態が深刻化しているように感じ、余計に連絡が取りづらくなる人もいるでしょう。しかし、仕事をばっくれて会社からの連絡を無視し続けても、状況の改善は見込めません。気が進まないかもしれませんが、事前・事後に連絡をすることは大事なことといえます。
2.親や親戚などの緊急連絡先に連絡がいく
メールも電話をしても音沙汰がないとなれば、社員名簿に記載されている親や親戚といった緊急連絡先に連絡がいきます。両親や親族を巻き込むことになり、大きな心配と迷惑を掛けてしまうでしょう。特に、あなたが仕事をばっくれた理由を知らされていない場合、突然の連絡に困惑させてしまうことも考えられます。
捜索願を出される可能性もある
長期間連絡がつかないと、事件や事故に巻き込まれた可能性を考慮して、警察に相談する事態になるかもしれません。場合によっては捜索願を出されることも考えられます。仕事をばっくれることで、会社だけでなく社会的に大きな迷惑を掛けることになることもあるため、後先考えずに仕事をばっくれるのは避けましょう。
3.給料を減らされる
ばっくれて仕事に行かなくなったとしても、その企業に社員として所属をしていれば給料は支払われます。ただし、無断欠勤により減給される可能性があるので、金銭的ダメージは大きいといえるでしょう。
4.懲戒解雇になる
企業のなかには、「2週間以上の無断欠勤をした場合に懲戒解雇とする」と就業規則に明記している場合があります。そのため、仕事をばっくれると処分を受ける可能性があるでしょう。
懲戒解雇とは、企業が従業員に対して行う処分の中で最も重いものです。従業員が会社の秩序を乱す行為や犯罪を起こすと下される処分で、経歴書類にも懲戒解雇されたことが記載されます。懲戒処分について詳しくは、「懲戒処分とは?種類や解雇されることで生じる影響について解説」のコラムで解説しているので、興味のある方はご覧ください。
5.転職活動が難しくなる
仕事をばっくれて懲戒解雇の処分を受ければ、その後の転職活動が不利になるリスクもあるでしょう。前述したとおり、懲戒解雇は非常に重い処分のため、転職活動で応募先企業に懸念を抱かせてしまう恐れがあります。
また、解雇理由は離職票や退職証明書に記載されるので、いずれはバレてしまうでしょう。転職活動で不利にならないよう経歴をごまかしても、それらの書類を介して応募先にバレる可能性も。そうなれば、経歴詐称となり不採用や内定取り消しなどもあり得ます。
6.損害賠償を請求される可能性がある
仕事をばっくれたことで会社が被害を被った場合、損害賠償を請求される可能性もゼロとはいえません。人材育成には莫大なコストが掛かるため、ばっくれによって業務の引継ぎがスムーズにいかなければ経営に支障が出ることもあります。状況次第では、多額の損害賠償を請求される恐れがあるでしょう。
仕事をばっくれるリスクについては、「会社をバックレるとどうなる?損害賠償は請求される?転職への影響とは」でも詳しく説明しているので、ご参照ください。
仕事をばっくれたいと思ったときの対処法
仕事をばっくれた場合に背負うリスクを回避するためにも、思考を切り替えたり第三者に相談したりして、自身の現状を打開する方法を探ることが大切です。仕事をばっくれてしまってから後悔しないよう、以下を参考にして自分に合った対処法を講じましょう。
ばっくれた後のリスクをイメージし踏みとどまる
正社員でもアルバイトでも、仕事をばっくれることで受ける金銭的ダメージや社会的信用の損失が、今後の自分の人生にどう影響するかを冷静に考えてみましょう。先のことを考えずにその場の感情で行動してしまうと後悔につながります。
仕事をばっくれるリスクを把握したうえで、自分にとって最善の方法は何かを考えることで、気持ちや次の行動も変わる可能性があるでしょう。
素直に上司に相談する
「今の仕事がつらい、どうしても職場が合わない」と感じているなら、ばっくれるための方法やばっくれた後の言い訳を考えるのではなく、まずは上司に相談してみましょう。相談することで解決できる場合もあります。上司との折り合いが悪く、悩みの当事者に相談したくないという場合は、直属の上司でなくても問題ないでしょう。
第三者の意見を聞けば、新たな視点で問題を考察できるため、思いも寄らない対処法を見出せる可能性も。問題解決の糸口が掴めれば、仕事をばっくれたい気持ちが薄れることもあります。すでに会社を辞める意思が固まっている場合は、上司にその旨を伝えて正式な手順で退職しましょう。
休暇を取ってリフレッシュする
ストレスによって仕事をばっくれたいという気持ちが強い場合は、思い切って休むことも必要です。有給休暇を取って自分の好きなことをしたり少し遠出をしたりすると、心も体もリフレッシュできます。リフレッシュすれば気持ちが楽になり、「仕事をばっくれずにまた頑張ろう」と思える可能性もあるでしょう。
正式な手順で会社を辞めるには?
一般的には「退職願」を提出し、会社へ退職の意向を伝えます。その後に「退職届」を出しますが、引き止めにあったり退職願が受理されなかったりしたときに、より強い意思表示として提出することも可能です。法律上は「退職日の2週間前まで」に退職を申し出ればOKとされていますが、企業の就業規則に「退職は何日前までに申し出ること」のように記載されている場合があるので、そちらに準じたほうが円満に退職手続きを進められるでしょう。
仕事をばっくれてしまったときにできること
すでに仕事をばっくれてしまっている状態の場合は、後に会社との間にトラブルが発生しないよう、慎重に対処する必要があります。以下を参考に、自身の状況に応じた適切な対応に努めましょう。
1.素直に上司に謝る
仕事をばっくれてしまったときは、事態を悪化させないよう、まずは上司や仕事の関係者各位に対して素直に謝りましょう。仕事をばっくれたことにより、会社や職場の同僚、場合によっては取引先など、さまざまな人がフォローしてくれていたかもしれません。
謝罪する際は、仕事をばっくれた理由もきちんと説明することが重要です。誠心誠意謝罪することで、理解してもらえたり処分が軽減されたりする可能性もあります。
2.退職届を送付する
仕事を辞める決意を固めている場合は、「内容証明郵便」で退職届を送付する方法もあります。「内容証明郵便」とは、差出人と宛先、日付や内容を証明してくれる郵便局のサービスの一つです。郵便局によっては差出不可のため、事前に確認しておきましょう。
まず、郵送用、郵便局の保管用、自分の保管用と3通の退職届を用意します。郵便局の窓口で内容証明郵便として差し出し、オプションで「配達証明」をつけてください。配達証明は「宛先に郵便物を配達した」ことを証明してくれるため、会社の返答の有無にかかわらず、到着から2週間で退職できるでしょう。直接的に退職の旨を伝えない方法なので、あくまでも最終手段とするのが無難です。
3.退職代行サービスを利用する
仕事をばっくれてしまい、やむを得ない理由から上司や同僚と顔を合わせずに会社を辞めたい場合は、退職代行サービスを利用するのも方法の一つです。近年利用者が増えてきたサービスで、メールやSNSを通して相談と手続きを行い、あなたの代わりに企業と退職交渉をしてくれます。
仕事が辛い、辞めたいのに辞めさせてくれない、といった問題を抱えている場合、職場で退職の意志を伝えることは精神的な負荷が大きいでしょう。有料サービスのため安くはありませんが、退職代行サービスを利用すれば、弁護士やエージェントを通して退職の手続きを進めてくれるため、自分で直接上司と顔を合わせる問題が解決され、最低限のやり取りで退職できます。社員証や制服といった荷物の郵送は自分で行う必要がありますが、退職に伴う心理的負担は軽減できるでしょう。
必要に応じた退職方法を選択しよう!
仕事のばっくれによるリスクを最小限に抑えるためにも、基本的には会社側と直接やり取りをして、円満退職を目指すことをおすすめします。ただし、どうしても円満退職が難しい、退職が言い出せない…といった状況に陥った場合は、退職届の送付や退職代行サービスの利用を検討してみても良いでしょう。退職手続きがスムーズにいかずお悩みの方は、「仕事を辞めさせてくれないのは法律違反?対処法や相談先をご紹介」もチェックしてみてください。
仕事をばっくれた際のリスクを理解しよう
仕事をばっくれてしまうと、多くの問題が発生します。そのため、心身ともに限界で一刻も早く仕事を辞めたいという方は、転職を視野に入れたうえで計画的に準備を進めるのが得策です。
「自分に合った仕事が見つかるか不安」「転職活動のやり方に自信がない」と悩んでいる方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをぜひご活用ください。ハタラクティブでは、20代を中心とした若年層の求職活動を支援しています。仕事に関するご希望やお悩みを丁寧にヒアリングしたうえで、社風や社内環境なども踏まえて、あなたにマッチする職場をご提案。応募書類の添削や面接でアピールできるスキルの棚卸しなど、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートいたします。退職の仕方や転職先の探し方にお悩みなら、ぜひ一度ハタラクティブにご相談ください。
仕事のばっくれに関するよくある質問
仕事を辞める際は、ばっくれずにきちんとした退職手続きを取ることが社会人としてのマナーです。ここでは、「仕事を辞めたい」という方によくあるお悩みをQ&A方式で解決していきます。
仕事をばっくれるとどうなりますか?
仕事をばっくれると、職場に迷惑をかけることになります。上司や同僚から「事故やトラブルに巻き込まれたのでは」「病気で動けなくなっているのでは」と心配の連絡をもらう可能性もあるでしょう。また、2週間以上無断欠勤すると、最悪の場合は懲戒解雇となり、再就職に悪影響を及ぼします。
「正社員がバックレるとどうなる?転職活動に与える影響とは」のコラムでも、ばっくれに関するリスクを解説していますので、参考にしてみてください。
仕事がつらいです…辞めても良いですか?
仕事がつらくなる原因は、「人間関係に不満がある」「今の仕事が向いていないと感じる」など、人によって異なります。もし、会社への相談や努力次第で今の状況が変わる場合は、多少つらくても現職に留まったほうが良いでしょう。反対に、自分ではどうにもできない場合は、退職して新しい職場で心機一転するのも手です。
退職の判断基準については、「仕事を辞めたいのは甘え?辞めるべきかどうかの判断基準を解説」で解説しているので、ご参考ください。
退職するにはどうしたら良いですか?
退職の決意が固まったら、退職したい日の1~3ヶ月前を目安に直属の上司へ相談しましょう。上司へ相談する際は、事前にアポイントを取り個別に話せる機会を設けてください。引き止めに合った場合は、毅然とした態度で丁重に断るのがポイントです。
不安な方は、退職相談についてまとめたコラム、「退職の相談は誰にする?伝えるときのポイントや辞めるまでの流れも解説」をチェックしてみましょう。
退職後の手続きについて教えてください
転職先が見つかっていない場合は、退職後すぐに「失業保険の受給」「年金の切り替え」「健康保険の切り替え」などの手続きを行いましょう。手続きの流れや必要な持ち物は「退職後に市役所の手続きでやることは?必要書類や持ち物も解説」で解説しています。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。