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好きなことを仕事にするには?辛いって本当?メリットや就職の実現方法
更新日
この記事のまとめ
- 好きなことを仕事にするメリットには、やりがいとスキルアップのしやすさがある
- 好きなことを仕事にすると、理想と現実のギャップに悩み辛いと感じることもある
- 好きなことを仕事にするのに向いているのは、自発性や行動力のある人が挙げられる
- 在籍している会社や副業などで、好きなことを仕事にすることは可能
好きなことを仕事にするのは「楽しい」といわれる一方で、「辛い」という捉え方もあり、どうすべきか悩むこともあるでしょう。好きなことを仕事にするメリットとデメリットを理解すれば、就職・転職の失敗を回避しやすくなります。
このコラムでは、好きなことを仕事にする楽しさや向いている人をご紹介。また、好きなことを仕事にするステップも解説します。仕事選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
好きなことを仕事にするのは楽しい?辛い?
好きなことを仕事にすると、対象を好む気持ちが原動力になったり、興味関心がある物事に携われたりするため「楽しい」と感じることがあるでしょう。仕事で迷うときや思うようにいかないときも、「好きなことだから頑張れる」と前進させてくれることもあります。
一方、仕事にすると好きなこと以外にも取り組む必要があるため、素直な気持ちで楽しめなくなり「辛い」と感じる場合も。趣味で好んでいた分野を仕事にすると、プライベートとのメリハリがつかなくなることも考えられます。
好きなことを仕事にするか迷っている方は、楽しさと辛さの両面を理解したうえでの判断が必要です。実際に好きなことを仕事にするには、実現に向けた行動力も求められます。
好きなことを仕事にしている人の割合は?
ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、仕事で一番やりがいを感じることはなにかの質問に対して、「興味のある仕事ができること」と答えた正社員の方は5.8%となっています。
この調査においては、「やりがいを感じることはない(11.4%)」「人の役に立つこと(15.6%)」などのほうが割合が高いことがわかります。好きなことや興味関心があることを仕事にできている人は、1割程度と少ないのが現状といえるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
後悔しないように挑戦したい気持ちを大切にしよう
好きなことを仕事にするのは楽しいことばかりでなく、向き不向きもあるため、自分の適性に合うのか不安に思う方もいるでしょう。好きなことを仕事にしたいと考えるなら、希望の仕事について調べたうえで、思い切って挑戦してみるのがおすすめです。もし、生活面での不安がある場合は、期間を決めて活動するというやり方もあります。はじめからやらずに後悔するよりは、挑戦したい気持ちを大切にすることで、納得のいく仕事選びにつなげられるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
好きなことを仕事にしたい主な理由は?
「仕事をするなら楽しく働きたい」「好きなことなら努力していけそう」というような理由で、好きなことを仕事にしたいと考える場合があります。ここでは、好きなことを仕事にしたい理由を掘り下げてみましょう。
楽しく働きたいから
「毎日楽しく働きたい」「勤務時間を充実したものにしたい」という気持ちから、好きなことを仕事にしたいと考える場合があります。
仕事は1日のなかで長い時間を占めるので、「仕事の時間も楽しく過ごしたい」と考えるようです。興味のないことで時間を消費するよりも、好きなことを仕事にして自分らしく過ごしたいと捉える人もいます。
好きなことなら努力していけそうだから
「好きな分野なら、仕事のための努力も続けていける」という考えから、好きなことを仕事にしたい方もいるようです。
どのような仕事でも、ステップアップしていくためには相応の努力が必要になります。好きなことであれば成長のための努力も惜しまない、挫折せずに続けていけると思う方もいるでしょう。
嫌いな仕事をしたくないから
嫌いな仕事に就くのを避けるために、好きなことを仕事にしたいと考える場合もあります。
嫌いなことを仕事にすると、モチベーションが上がらず本来のパフォーマンスを発揮できないという場合もあり得るでしょう。どのみち働かなければならないなら、好きなことを仕事にしてストレスを減らしたいという希望を抱える人もいます。
ほかにやりたい仕事がないから
ほかにやりたいことがないという理由から、好きなことをそのまま仕事にしたいと考える場合もあります。世の中にどのような仕事があるのか、業界研究や企業研究が不足していると、働くうえでの選択肢が見えてこないことも要因として挙げられるでしょう。
やりたいことがない状態のまま就職・転職活動をすると、「何から始めたら良いのか分からない」「自分の強みを見つけられない」「応募したい仕事が見つからない」などの状態に陥る可能性があります。
好きなことを仕事にする3つのメリット
好きなことを仕事にすると得られるメリットは、仕事に対してストレスを感じにくかったり、熱意をもって業務に取り組めたりする点です。また、熱意をもてるためスキルアップにも積極的になれるでしょう。
好きなことを仕事にするメリット
- 仕事を楽しいと感じストレスを溜めにくい
- 情熱とやりがいをもって働ける
- スキルアップしやすい
1.仕事を楽しいと感じストレスを溜めにくい
好きなことを仕事にすると業務に前向きに取り組みやすくなるため、ストレスを感じにくくなります。嫌いな仕事や苦手な業務を続けるとストレスが積み重なり、体調を崩してしまう恐れも。好きなことであれば、「仕事をやらされている」というネガティブな感情は抱きにくく、精神的な負担を抱えにくいというメリットがあります。
2.情熱とやりがいをもって働ける
好きなことを仕事にすれば情熱をもって働けるうえ、ポジティブなフィードバックがあるとやりがいにつながります。生涯で多くの時間を費やす仕事に対して意欲的になれれば、モチベーションも維持しやすくなるでしょう。
3.スキルアップしやすい
好きなことを仕事にすると意欲的になりスキルアップしやすくなります。好きなことは「知識をさらに深めたい」「スキルアップしたい」という気持ちが自然に湧き出てくるため、常に情報に関するアンテナを張るようになるでしょう。仕事で活かせる情報やスキルアップに関わる情報も集まりやすくなり、インプットとアウトプットを繰り返すことで上達スピードが上がる可能性があります。
また、自身のスキルが磨かれれば、それを活かしたキャリアアップの道も見えてくるでしょう。「キャリアアップとは?メリット・デメリットや実現させる5つの方法を解説!」のコラムでは、キャリアアップを目指すメリットや実現するための方法を紹介しているので、ぜひご覧ください。
好きなことを仕事にする3つのデメリット
好きなことを仕事にするメリットがある一方で、「好きなことを仕事にすると失敗する」といわれることもあります。理想だけで好きなことを仕事にすると後悔するリスクもあるため、デメリットについて把握しておきましょう。
好きなことを仕事にするデメリット
- 理想と現実のギャップに悩む可能性がある
- モチベーションを保てなくなる場合がある
- リスクやほかの選択肢を見逃す可能性がある
1.理想と現実のギャップに悩む可能性がある
好きなことを仕事にするとやりがいを感じられる反面、理想と現実のギャップに悩む場面が出てくる可能性もあります。理想と現実にギャップを感じることが増えると、好きなことを嫌いになる恐れも。たとえば、「好きなことだけを自分の思いどおりに進められない」といった出来事がきっかけとなり、気持ちが冷めることもあるでしょう。
好きなことを仕事にしても実績が伴わなければ収入は不安定になり、楽しさよりも不安が押し寄せる可能性もあります。理想と現実のギャップで挫折しないためには、あらかじめ成し遂げたい目的を設定したり、自分のスキルアップのために必要なことと捉えたりする心構えが必要です。
理想と現実のギャップを埋める対処法は、「仕事が続かない人の特徴とは?長続きしない原因と対処法11選をご紹介!」のコラムでも触れているので、ぜひご覧ください。
2.モチベーションを保てなくなる場合がある
好きなことだからといって、仕事にしても上手くいくとは限りません。失敗や挫折によりモチベーションが保てなくなることもあります。
モチベーションは、業務経験を積んだり自ら学んだりすることで向上させられます。相手ではなく「自分自身の成長」に目を向け、仕事に向き合う姿勢が大切です。
3.リスクやほかの選択肢を見逃す可能性がある
好きなことだけで仕事を選ぶと、「得意なこと」「できること」といった選択肢を見逃す可能性があります。好きなことを仕事にするという目的に集中しすぎると、「収入アップが目指しにくい」「需要が少なく将来性が不安」などのリスクを見逃すこともあるでしょう。
好き嫌いだけで仕事を選ぶことにより、かえって視野が狭くなるリスクもゼロではありません。
好きなことを仕事にするための8ステップ
ここでは、好きなことを仕事にするためのステップを8つ解説します。自分の好きなことを仕事にできるか、ステップを参考に検討してみましょう。
1.自分のなかの「好き」を明確にする
好きなことができる職業を見つけるためには、自分の興味関心やその理由など、「好き」の要素を具体化してみるのがおすすめです。たとえば、「ファッションが好き」という場合、「コーディネートを考えるのが好き」「生地の色味や触り心地に惹かれる」というように、人によってさまざまな理由があるでしょう。
具体化した要素を満たす業務に携われる業種や職種、その仕事をすることで相手に与えられる価値などを考えてみるのも良い方法です。
2.目標や目的を決める
好きなことを仕事にするときは、叶えたい目標や目的を定めましょう。目標や目的が定まっていれば、挫折しそうになったときに仕事を続ける理由を見いだせることもあります。
目標や目的を達成する際は、最終的なゴールに対して小さな目標を立てたり、期限を決めたりするのがコツです。小さな目標をクリアしながら進めていけば、最終的なゴールまでモチベーションを維持しやすくなります。また、「▲▲は3ヶ月で達成する」「最終的なゴールは1年後にする」というように、明確な期限を決めておけば、目標に向けての活動を進めやすくなるでしょう。
目標の立て方が分からない場合は「目標で仕事の成果が変わる!成功に繋がる設定の仕方とは」を参考にしてみてください。
3.譲れないポイントや優先事項を書き出す
目標や目的が決まったら、仕事をするうえで譲れないポイントや優先事項も書き出しましょう。いくら好きな仕事であっても、働き方や職場環境が合わなければ、長く続けるのが難しくなるからです。たとえば、以下の項目を参考にして考えてみてください。
- ・給料
・勤務地や転勤の有無
・勤務形態(正社員、契約社員、パート、アルバイト)
・シフトや勤務時間
・社風
・人間関係
・キャリアパス
すべての条件を完全に満たす仕事を見つけるのは難しいこともあるため、特に優先したい項目を3つほどに絞っておくと、譲れないポイントを踏まえたうえで探しやすくなります。
4.生産的な好きなことができる職業を見つける
好きなことには2種類あり、「生産的な好きなこと」と「消費的な好きなこと」に分けられます。「生産的な好き」はスキルを使って人の役に立つなどの「価値があるものを生み出す」こと。「消費的な好き」は、買ったり食べたりなどの「誰かが創造した価値を消費する」ことです。
好きなことを仕事にして成功するためには、「生産的な好きなこと」ができる職業を見つけると良いでしょう。
5.仕事や業界への理解を深める
目標や譲れないポイントが定まったら、好きな仕事や業界について理解を深めましょう。「好き」という気持ちだけでやみくもに行動すると、結果的に遠回りになってしまうことも。働き方に納得したうえで就職できるよう、興味のある仕事や業界を調べて実情を知ることが大切です。
6.実際に働く人の声や実態を調べてみる
仕事や業界への理解を深めるためには、実際にその仕事をしている人の声や働き方を調べてみるのがおすすめ。その仕事で活躍しメディアで取り上げられている人や、SNS上で発信している人などを見つけ、身につけてきたスキルや実際の働き方などを参考にしましょう。
また、学校のキャリアセンターやOB・OG訪問を利用し、実際に現場で働く人から直接話を聞くという方法もあります。
7.必要なスキルや資格を取得する
好きなことを仕事にするためにスキルや資格が求められるなら、積極的に身につけましょう。また、業務に必要だったりスキルアップに役立ったりする資格があれば、取得することで就活や転職などでアピールできます。
好きなことを仕事にする前に一定のスキルや知識が身についていれば、就職・転職先での即戦力としての活躍が見込めるでしょう。
8.少額でも稼ぐ力をつける
知識をインプットするだけでなく、アウトプットして少額でもお金を稼いでみると、好きなことを仕事にするうえでの自信につながります。実際の働き方や、業務に対する向き不向きも判断しやすくなるでしょう。
好きなことを仕事にできるか不安に感じている場合も、クライアントから高評価を受けられれば、意欲的に行動できる可能性があります。最近では、隙間時間を使って簡単に働けるサービスや、未経験者も案件を受けやすいサービスも展開されているので、有効的に活用するのも手です。
好きなことを仕事にするための5つの働き方
好きなことを仕事にするためには、正社員以外にもアルバイトや副業などの働き方もあります。下記で詳しく解説するので、参考にしてみてください。
1.好きなことを仕事にできるかアルバイトで確かめる
就職や起業などに比べてリスクが少なく、挑戦しやすいのがアルバイトです。趣味で好きなことをするのと、アルバイトとして仕事をするのでは、責任感が異なります。アルバイトを通じて好きなことを仕事にする決心ができてから、就活や転職を検討しても良いでしょう。
2.好きなことができる企業へ就職・転職する
好きなことを仕事にできる企業へ就職・転職すれば、雇用や収入を安定させながら働けます。ただし、同じ業種でも会社によって求められる業務が異なるため注意しましょう。
就活や転職活動では、情報集めが大切です。より効率的に失敗を回避するには、「好きなことを仕事にするのが難しいときの対処法」で後述する就職・転職エージェントの利用を検討してみてください。
3.在籍している会社で好きなことを仕事にする
在籍している会社の業務で好きなことがある場合には、上司に担当できるか相談する方法もあります。部署を異動したり、役職に就いたりして好きなことが仕事にできるなら、転職する必要はありません。転職を決意する前に、現職で好きなことに関連する業務はないか、在籍中の会社を離れる必要はあるのか確認するようにしましょう。
4.副業で好きなことに取り組む
在籍している会社や転職で好きなことを仕事にするのが難しそうなときは、副業を検討しましょう。副業を推奨している企業なら、会社員として安定した給与を得ながらリスクを抑えつつチャレンジできます。
副業はアルバイトやクラウドサービスの活用のほか、SNSでも受注可能。フリーランスや起業は、副業から始めて本業の収入ほど稼げるようになってから目指すと生活面でも安心です。
正社員の副業可否は注意が必要
近年は正社員も副業をOKとする企業は増えているものの、禁止している場合もあります。知らずに副業を行ってしまい、懲戒処分にならないよう、事前に就業規則で確認しておきましょう。また、「正社員は副業してOK?働く際の注意点と確定申告の基礎知識」のコラムでも触れているように、副業の収入が20万円を超えると確定申告が必要となります。手続きが増えることを理解したうえで、忘れずに対応しましょう。
5.フリーランスや起業で好きなことを追求する
会社に属さずフリーランスになったり、起業したりして好きな仕事をしていくのも一つの方法です。組織に属さないため、より自由度が高い働き方ができる点や好きなことに向き合って追求できる点は魅力といえるでしょう。
その一方で、仕事が軌道に乗るまでは安定した収入を得にくかったり、顧客開拓や事務作業などすべての業務を自ら担う必要があったりと、想像以上の努力が必要になる点も念頭に置いておくことが大切です。
好きなことを仕事にするときの8つの注意点
好きなことを仕事にするときは、前向きに行動しつつも意識しておきたいポイントがいくつかあります。以下の注意点を参考に、好きなことを仕事にして後悔しないようにしましょう。
1.すぐに上手くいくとは思わないようにする
好きなことだから上手くいく、成果が出せると考えている場合は注意が必要です。仕事で成果を出すには長期的な努力が必要であり、それは好きなことを仕事にした場合も同様といえるでしょう。「すぐに収益を得たい」「すぐに認められたい」といった考えで仕事に臨むと、思うような成果が得られなかった際に挫折してしまう可能性があります。
2.趣味とは違い結果や顧客のニーズが求められる
好きなことを仕事にするときは趣味で活動するのと異なり、求められるニーズに合わせる必要があります。自分の希望を押し通すことはできません。
世の中の需要に合わせて変化させていかなければ収入につながりにくく、仕事として続けることが難しくなるでしょう。自分のこだわりを大切にしながらも相手の求めているものに合わせて作業する意識が重要です。
3.こだわりが逆効果につながることもある
好きなことに対するこだわりは、仕事へ良い影響をもたらす反面、逆効果になることもあります。こだわりが強すぎると、効率的に作業ができなかったり、クライアントから柔軟な対応をしてもらえないと判断されたりする場合も。好きなことを仕事にするためには、こだわりよりニーズや生産性を優先する場合もあると認識しましょう。
4.好きなことばかりできるわけではない
好きなことを仕事にしても、気持ちの乗らない作業を任されるときもあるでしょう。たとえば、人に教えることが好きで教師になっても、授業の準備やテストの採点、生徒指導なども仕事に含まれます。好きなことを仕事にするときには、それ以外の業務が発生することも認識しておくことが重要です。
5.好きなことが嫌いになるリスクがある
好きなことを仕事にできたとしても、上手くいくことばかりではないため、嫌いになるリスクもあります。趣味とは違い、成果を出すためには努力が必要なため、途中で挫折して結果的に取り組みたくないと思ってしまう可能性も。好きなことを趣味や副業などにするのか、本業として仕事にしたいのかしっかりと検討してみましょう。
6.好きなことを仕事にする=幸せとは限らない
「好きなことを仕事にできたら、幸せになれる」とは限りません。幸せと感じる点は人それぞれであるため、成果や収入なのか、人の役に立つことなのかなど、仕事をするうえで重視したいことが満たされそうな職業を選ぶのも手。好きなことではなくても、できることや適した仕事で幸せを感じることもできるでしょう。
7.私生活に影響が出る可能性がある
好きなことを仕事にした結果、「熱中し過ぎて睡眠時間を削ってしまう」「家族や恋人といった身近な人との付き合いを疎かにしてしまう」など、私生活に支障が出てしまう可能性もあります。
好きなことを仕事にするのは良いことですが、私生活も大切にし、周りにもきちんと目を向けることが重要です。仕事と私生活を切り替えるコツは「仕事とプライベートの両立方法とは?切り替え方のコツやメリットも解説」のコラムで紹介しているので、ぜひご一読ください。
好きなことを仕事にするのに向いている人の特徴
「自分が好きなことを仕事にするのに向いているかどうか」を確認できれば、就職・転職の失敗を回避できます。以下で好きなことを仕事にするのが向いている人の主な特徴をまとめたので、参考にしてください。
1.自分で目標を立てて行動や努力ができる
自分で目標を設定して取り組める人は、成長やスキルアップにつながりやすいため、好きなことを仕事にするのに向いているでしょう。なかには、好きなことを仕事にすると現状に満足してしまい、高みを目指さなくなる人もいるようです。そのため、目標をもって貪欲に知識を深めようと努力する人ほど、成功する可能性は高まるでしょう。
仕事での目標の立て方は「目標が見つからない無気力な日々を変えるには?社会人が今日からできること」のコラムでも触れているので、こちらもぜひご覧ください。
2.好きな気持ちが強くスキルや知識がある
好きという強い気持ちに付随して、スキルや知識がある方は向いている可能性があります。スキルや知識が十分な場合はアップデートするだけで一から学びなおす負担がありませんが、好きだけど何も行動していない場合は意欲が継続していかない可能性もあるでしょう。
これからスキルや知識を身につけていきたいと考えている方は、自分が好きな分野で成功している人を調べ、その人が何を成し遂げてきたか、どのような勉強をしてきたかを参考にするのもおすすめです。
3.仕事と割り切れる
気持ちの切り替えが得意で、前向きに物事を捉えられる方は、好きなことを仕事にしても挫折しにくいでしょう。好きなことを仕事にするとうまくいかないときも出てくるため、「仕事なら仕方ない」と割り切れる気持ちをもつことが大切です。割り切れる人はストレスを抱えこみ過ぎずにポジティブに仕事に取り組めるでしょう。
好きなことを仕事にするのに向いていない例
好きなことを仕事にするのに向いていない傾向としては、「楽な仕事」という観点で考えている、仕事のモチベーションがお金を稼ぐことになっているといった点が挙げられます。以下で確認してみましょう。
「楽な仕事」という観点で考えている
好きなことなら「楽に仕事ができる」と考えている場合はスキルアップが見込めず、怠惰した態度が周りにも影響を及ぼす可能性があるため、好きなことを仕事にするのは向かないといえます。好きなことを仕事にするとしても、収益を得るには値する努力が求められるものです。
「楽な仕事」という観点で仕事を探している方は、「楽な仕事はない?特徴は?探すときの注意点やを適職を見極めるコツを解説」のコラムを読み、自分にとっての楽な仕事とは何かを考えるヒントや仕事探しの注意点を確認しましょう。
仕事のモチベーションがお金を稼ぐことになっている
仕事のモチベーションが「お金を稼ぐこと」という場合は、収入が見合わなければやる気を保てず挫折につながるため、好きな仕事にするのはおすすめできません。好きなことを仕事にしても高収入を得られる保証はなく、収入が減り生活に苦労する場合も。「好きなことをしていたらいつの間にか稼いでいた」というスタンスのほうがうまくいくこともあります。
好きなことを仕事にするときには収入の目安をつけておき、余裕のある状態で転職しましょう。
自分から積極的に行動できない
自ら積極的に行動せず、スキルアップの意欲や管理能力が不十分な傾向にあると、好きなことを仕事にするのは難しい場合があるでしょう。自発力がなければ知識やスキルを得るための機会を逃がしやすく、仕事で価値を見出されるレベルまでスキルアップするのは難しくなります。好きなことを仕事にする目標がある方は、行動力や自己管理などの能力を身につけておきましょう。
好きなことを仕事にするのが難しいときの対処法
好きなことを仕事にするのが難しいと考える場合は、得意なことを仕事にできるか探してみたり、周囲に向いている仕事について相談してみたりする方法を試してみましょう。下記で対処法を解説いたします。
得手不得手や向き不向きで仕事を探す
「好きなこと」だけでなく、「自分の得意なこと」という観点で仕事を探してみましょう。好きなことであっても、実際に仕事にするとうまくできない、向いていないという可能性も考えられます。
普段から得意なことを仕事にすることで、成果を上げやすくモチベーションにもつながりやすいというメリットがあるので、難なくできることは何か、強みは何かを改めて振り返ってみましょう。
自分の得意なことや強みの見つけ方は「自分の強みの見つけ方!面接時の例文やアピールできる書き方を紹介」のコラムで解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
「やりたくないこと」を考えてみる
仕事を探すうえで「やりたいこと」「好きなこと」だけでなく、「やりたくないこと」も考えてみましょう。たとえば、「接客が苦手だからやりたくない」「ルーティンワークは自分に向いていない」など、やりたくないことを明確にすれば、ミスマッチを防げる可能性があります。取捨選択をしていくうちに、「この仕事ならやってみたい」と思える求人に出会えるかもしれません。
偶然任された仕事が「好きなこと」につながる場合も
現在の職場でたまたま任された仕事に取り組んでいるうちに、周囲から評価されたり頼られたりしてやりがいを感じることもあります。また、自身の希望とは異なる部署に配属されたが、思いがけず自分の強みや得意分野を活かせる業務だったという場合もあるでしょう。仕事へのポジティブな気持ちが積み重なることで、自然と「仕事が好き」という思いや充実感につながりやすくなります。
他己分析をお願いする
好きなことを仕事にするのが難しいときは、第三者の視点を挟んだ他己分析をしましょう。家族や友人など、身近な人に自分の性格や強みなどを聞いてみるのがおすすめです。客観的な視点を取り入れることで、今まで発見できなかった自分の得意分野やアピールポイントを見つけられる可能性があります。
適職診断を受けてみる
自分に向いている仕事を知りたいときは、求人サイトや就職・転職エージェントが提供している「適職診断」を受けるのも手。適職診断とは、複数の質問に回答することで自身の性格や行動特性に合った仕事を分析できるツールです。
「適職診断の結果=やりたいこと」とは限らず、「できること」から導き出された仕事が表示される場合もあります。適職診断を使用した仕事探しについては、「やりたいことがない人向け!仕事探しで適職診断を活用してみよう」のコラムを参考にしてみてください。
就職・転職エージェントに相談する
「好きなことを仕事にするのを諦めたくない」「無理のない働き方を実現したい」と考える方は、就職・転職のプロであるエージェントを利用するのもおすすめです。就職・転職エージェントなら、専任のアドバイザーから求人紹介や選考対策といったさまざまなサポートをしてもらえます。プロのアドバイスを取り入れることで、自分の希望に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。
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好きなことを仕事にしたい人のお悩みQ&A
ここでは、好きなことを仕事にしたい人のお悩みにQ&A形式でお答えします。
「好きなことを仕事にするな」といわれる理由は?
確実な成果が出たり満足な収入が得られたりするわけではないため、「好きなことを仕事にするな」といわれる場合もあるでしょう。一方で、好きなことを仕事にすれば、情熱をもって働けたりスキルアップに取り組みやすかったりするメリットもあります。好きなことを仕事にして後悔したくない方は、このコラムの「好きなことを仕事にするときの8つの注意点」を参考に検討してみましょう。
好きなことが分からないときの対処法はある?
自分が仕事で何をしたいか、どのような条件を叶えたいのかに焦点を当てるのがおすすめです。。仕事を探すうえでは、好き・嫌いのほかに得意・不得意や向き・不向きなど、さまざまな判断基準があります。
好きなことが分からず仕事探しに悩んでいる方は、「自分がしたい仕事が分からないときは?自己分析や適職診断も活用しよう」のコラムを参考に、自己分析や適職診断を活用してみましょう。
好きなことを仕事にした結果はどうなりますか?
好きな気持ちをもってモチベーションを維持できれば、専門的なスキルを磨けたり成果が評価されてキャリアアップにつながったりします。反対に、好きな気持ちが強くても、進んで行動できずに周囲と実力を比べてしまう場合は、将来的に挫折するリスクも考えられます。
好きなことを仕事にして成功させたい方は、このコラムの「好きなことを仕事にするための8ステップ」を参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。