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学歴不問とは?応募する際の注意点や中卒から高収入を目指せる職種を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 学歴不問とは、応募や採用において「中卒」「高卒」などの学歴を一切問わないこと
- 学歴不問と書かれていても、高学歴者が優先的に採用されることもある
- 学歴不問の求人のなかで高収入を目指しやすいのは、営業や製造業など
- 学歴不問の求人応募には、履歴書で採用担当者を惹きつける工夫が必要
- 「学歴に自信がないけど正社員を目指したい」という方は、プロに相談するのがおすすめ
中卒・高卒の方が仕事を探す際に、学歴不問の求人を目にすることがあるでしょう。学歴不問は応募や採用において学歴を一切問わないことを意味します。学歴ではなく、スキルや経験を評価してくれる魅力的な求人です。このコラムでは、企業が学歴不問で求人する意図や応募する際の注意点を解説します。また、応募するメリット・デメリットや高収入を得られる職種もご紹介するので、参考にしてみてください。
学歴不問とはどういう意味?
学歴不問とは、応募や採用において学歴を一切問わないことを意味しています。この条件が設けられていることで、企業側が学歴を採用基準としていないことが分かります。以下で、「中卒以上」との違いや求人における応募条件の違いを解説するので、理解を深めてみましょう。
「学歴不問」と「中卒以上」の違い
求人票に書かれている「学歴不問」と「中卒以上」には、条件としての違いはありません。日本では中学校卒業までを義務教育としているため、基本的に中学校を卒業していない人はいないと考えられるためです。
特に、高校生も採用したいと考える企業の場合、求人票に「中卒以上」「高校生OK」と記載する場合も。ほかにも、経験やスキルに関係なく「中卒者に焦点を当てた求人である」と伝える目的を持つ企業もあるでしょう。
求人における応募条件の違い
求人に記載されている応募条件には、学歴不問や中卒以上のほかに「高卒以上」「大卒以上」「大学院卒以上」があります。自分が応募できる条件が分かれば、求人の選択肢が広がり採用される可能性が高まるでしょう。以下で、応募条件ごとに応募対象の学歴をまとめたので、自分が応募できる条件の求人を探すときの参考にしてみてください。
応募可能 | 応募不可 | |
---|---|---|
学歴不問 | 中卒、高卒、短大卒、専門卒、大卒、大学院卒 | なし |
中卒以上 | 中卒、高卒、短大卒、専門卒、大卒、大学院卒 | なし |
高卒以上 | 高卒、短大卒、専門卒、大卒、大学院卒 | 中卒、高校中退 |
大卒以上 | 短大卒、大卒、大学院卒 | 中卒、高校中退、高卒、専門卒、(短大卒) |
大学院卒以上 | 大学院卒 | 中卒、高校中退、高卒、短大卒、専門卒、大学卒 |
上記は、あくまで一例なので、企業のなかには、「短大卒は大卒扱いしない」とする場合もあります。求人に応募できるか分からないときは、応募先企業に確認してみましょう。
学歴不問の条件を設ける企業側の目的
学歴不問の条件を設ける企業側の目的は、「学歴に囚われない採用を行いたい」ためであることがほとんどです。企業側の意図が分かれば、就活でどのようにアピールすれば採用されやすくなるかが見えてくるでしょう。以下で、詳しく説明するので、参考にしてみてください。
学歴不問の条件を設ける企業側の目的
- 実力や経験重視の採用をしたい
- 年齢を重視した採用がしたい
- 募集の範囲や条件を広げたい
実力や経験重視の採用をしたい
応募者の実力や経験、ポテンシャルなどを重視して採用したい企業は、応募条件に学歴を設定しない傾向があるでしょう。学歴を必要としない業種では、それ以上に必要なコミュニケーション能力や対応力などが評価されます。就職したい業種で必要なスキルや活かせる経験をあらかじめ確認しておくと、自分のアピールポイントになるでしょう。
年齢を重視した採用がしたい
「若年層の採用を強化したい」と考えて、学歴不問にする企業もあります。特に、体力を必要とする肉体労働や長いキャリアが求められる技術職の業種ではより若い人材が必要であり、学歴よりも年齢を重視する傾向があるでしょう。
体力や忍耐力に自信のある方は、年齢重視の意図がありそうな企業に応募してみると自分の強みを活かせる仕事が見つかりやすくなります。「体を動かす仕事には何がある?就職するメリット・デメリットを紹介」のコラムでは、体を動かす仕事の種類や就職するメリット・デメリットをまとめているので、興味がある方はチェックしてみてください。
募集の範囲や条件を広げたい
学歴を限定してしまうと対象となる人材は自ずと減るため、学歴不問として募集の範囲や条件を広げる企業もあります。特に、福祉業界や物流業界など、人手不足が社会問題となっている業種では学歴不問の求人を出すことがあるでしょう。人手が不足しているからこそ、採用されやすく、さらに活躍できれば重宝される可能性は高くなります。
学歴不問の求人に応募するメリット
学歴不問の求人は、自分の努力次第で未経験から正社員も目指せます。実力が伴えば、自分より高い学歴の人よりも責任ある仕事を任される可能性もあるでしょう。以下で、それぞれのメリットを詳しく解説します。
中卒・高卒など経歴を問わず正社員を目指せる
学歴不問の求人は文字通り学歴を問われないため、誰でも正社員を目指すことが可能です。前項で解説したように、学歴よりもスキルや経験を重視したい企業があるため、「学歴がないから正社員になれない」とネガティブになる必要はありません。
企業研究をしっかり行い、入社後に活かせるスキルや経験をアピールすれば、正社員として就職できる可能性があります。企業研究のやり方が分からない方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムで取り組み方や実施するメリットを解説しているので、参考にしてみてください。
実力で勝負できる
学歴不問の求人では学歴に関係なく、これまでに培ってきたスキルや経験を武器に就職活動を行えます。仕事に活かせる過去の経験があれば、全面的にアピールすると評価を得られるでしょう。
入社後も頑張りに応じた評価を受けられる可能性が高く、仕事へのモチベーションも保ちやすくなります。具体的な職種は後述しますが、「学歴に左右されない仕事には何がある?高収入が得られるものを紹介」も参考にしてみてください。
学歴不問の求人が持つデメリット
学歴不問の求人には複数の応募者がいた場合に高学歴の人が優先されやすかったり、仕事が限定されていたりするデメリットも存在します。メリットと比較して、自分が希望する働き方ができるか考えてみましょう。
高学歴者が優先的に採用される可能性がある
学歴不問の求人に応募するデメリットには、高学歴者が優先的に採用される可能性があることが挙げられます。学歴不問という条件には法的拘束力はないため、業界経験がなくても同じスキルを持っていたりする応募者が揃った場合、残った判断材料が学歴になる可能性もゼロではありません。
なかには、「応募人数を増やしたい」という理由から学歴不問で募集し、より学歴の高い人材を採用しようと考える企業もあるようです。表向きには学歴を重要視していないようにみ見える求人も、学歴フィルターで選別される可能性があることは頭に入れておきましょう。
体力の必要な仕事が多い
体力の必要な仕事が多いのも、学歴不問の求人がもつデメリットといえるでしょう。一概にはいえないものの、学歴不問の求人では体力を必要とする業務が目立ちます。力仕事は疲弊しやすく、無理をすると事故やケガの原因になりかねません。
体力に自信のない方は「正社員になれるから」という理由だけで自分に合わない仕事に就くと、挫折につながりやすくなるため注意してください。長く働き続けられる仕事を見つけるためには、業務内容が自分に適しているか事前に調べることが大切です。
学歴不問の求人に応募する際の3つの注意点
学歴不問の求人は誰でも応募できるがゆえに、競争率が上がりやすい特徴があります。企業に選ばれるためには、以下3つのポイントを押さえましょう。
学歴不問の求人に応募する際の注意点
- 自己分析でアピールポイントを明確にしておく
- 嘘の学歴や経歴を書かない
- 履歴書の準備は入念に行う
1.自己分析でアピールポイントを明確にしておく
応募前には自己分析を行い、アピールポイントを明確にしておきましょう。学歴不問の求人にはさまざまな経歴を持つ人が応募しており、なかには自分より高学歴や経験豊富なライバルもいます。
学歴不問の求人には、それ以外の素質を持っている人を採用することを目的とする企業も。あなたの強み・弱みなどを明確に把握して、企業が求めている人物像に沿ってアピールすることを心掛けましょう。
2.嘘の学歴や経歴を書かない
学歴不問の求人であっても、嘘の学歴や経歴を書くのは避けましょう。学歴が応募条件となっていなくても、面接時に聞かれる可能性も。履歴書に実際とは異なる学業の経歴を記載すると、「学歴詐称」や「経歴詐称」となり違法行為になります。
虚偽の申告が発覚した際には、入社後でも解雇となる可能性があるので、学歴にコンプレックスを抱いていたとしても正しい内容を記載しましょう。「学歴詐称は犯罪になる?バレたときの責任や転職活動への影響とは」のコラムでは、学歴詐称がバレる理由や問われる可能性がある犯罪を解説しているので、チェックしてみてください。
3.履歴書の準備は入念に行う
就活を始めるときは、履歴書の準備は入念に行うことが大切です。学歴不問の求人とはいえ、条件に対する姿勢は企業によりさまざま。学歴以外の部分で勝負するために見やすく、分かりやすい履歴書を用意しましょう。
特に、志望動機で熱意や入社後に活かせる経験やスキルがあることを分かりやすく伝えられれば、企業から評価を得やすくなります。「中卒の履歴書はこう書く!学歴欄や志望動機の書き方の基本を押さえよう」では、具体的な書き方をご紹介。中卒から就職を目指す場合は、履歴書を準備する際の参考にしてみてください。
学歴不問の求人で高収入を目指しやすい3つの職種
学歴不問とする求人のなかには、高収入が狙える職種もあります。以下で、それぞれの職種の特徴や求められる人材について解説するので、あなたに合う職種がないか探してみましょう。
学歴不問の求人で高収入を目指しやすい職種
- 営業
- テレフォンオペレーター
- 製造業の工場スタッフ
1.営業
営業は、顧客に自社サービスや商品の購入を促して契約を取り付ける仕事です。営業はインセンティブを導入している企業があり、営業成績によっては高収入を目指せるでしょう。
営業職では、これまでの経歴よりも「強い精神力」や「フットワークの軽さ」などを求められる傾向にあるため、学歴を問わず活躍するチャンスは十分にあります。営業職は販売職や接客業の経験があると、コミュニケーション能力が評価されやすいのでアピールすると良いでしょう。営業職に興味がある方は、「営業に就職するには?自分に合った求人選びのコツやおすすめの業界をご紹介」のコラムでおすすめの業界や選ぶポイントをまとめているので、仕事を探すときに役立てみてください。
2.テレフォンオペレーター
テレフォンオペレーターはコールセンターで働く職種です。学歴不問の求人のなかでも、経験やスキルが求められにくいオフィスワークの一種。業務内容は、商品の注文受付やサービスについての問い合わせ、クレーム対応などがあり、任される仕事の範囲は会社によって異なるでしょう。
シフトの希望が通りやすい企業があり、プライベートとの両立もさせやすい点もテレフォンオペレーターの特徴です。高収入を得つつ、なるべくワークライフバランスも保ちたいという方は、検討してみてください。
3.製造業の工場スタッフ
製造業は未経験可・学歴不問の求人が豊富で、研修制度が充実している工場もあるので安心してチャレンジできます。夜勤のある工場は肉体的には負担となる面もありますが、そのぶん給料が高くなる傾向があるでしょう。なかには、寮完備の工場もあるので、家賃を節約したい、貯蓄したいという方におすすめです。
バイトにも学歴不問の求人はある?
アルバイトの求人のなかにも、学歴不問とする企業はあるでしょう。就活をするにあたって職歴がない場合、アルバイト経験を経歴として履歴書に記載できます。正社員を目指す際は、就職したい業界や業種で活かせる経験ができるアルバイトを選ぶと、アピールポイントとなるでしょう。学歴不問求人に応募して正社員を目指そう!
学歴不問のチャンスを活用して中卒から正社員を目指す場合、「なぜ進学しなかったのか」「協調性や忍耐力は問題ないか」といったネガティブな印象を払拭することが大切です。仕事への関心度合いや勤務意欲について、積極的にアピールできるようにしっかりと対策を取りましょう。
「学歴がない状態から正社員を目指せるか不安」「自分のアピールポイントが分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層への就職・転職支援に特化しています。
専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、学歴・職歴に応じた求人紹介をはじめ、就職や転職のサポートを実施。未経験の求人も豊富に保有しているので、学歴に自信がない方も納得して仕事を選べるでしょう。応募書類の添削や面接対策など、就職・転職活動の全面的なサポートも行っているので、一人でお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。
応募条件を学歴不問とする企業の就職に関するQ&A
ここでは、応募条件を学歴不問とする企業への就職でよくある不安やお悩みをQ&A方式で解決していきます。学歴不問の求人が気になっているけれど一歩が踏み出せない方は、ぜひご一読ください。
学歴不問の求人はやばいって本当ですか?
学歴不問の求人には正社員を目指せる業種もあるため、一概にはいえません。
なかには、体力が必要となる職種や深夜が勤務時間になる職種もあるでしょう。ただし、体力に自信がある方には、やりがいを感じられる仕事となる可能性も。学歴不問の求人から仕事を選ぶときは、自分の適性とのマッチ度を見極めることが大切です。
学歴不問の求人で選考が有利になるスキルは何ですか?
業種によって必要とされるスキルは異なります。
自分の持っているスキルや経験がある方は活かせる業種を選ぶと有利になりますが、ない方はより幅広い職種で活用できる基本的なパソコンスキルを学ぶのも良いでしょう。「就職に役立つ資格8選!就活で有利になるアピール方法も解説」でも詳しく紹介しているので、自分に合いそうなスキルや目指したい職種に活かせられる資格を見つけてみてください。
学歴不問の求人のなかにもホワイト企業はありますか?
あります。
ホワイト企業は待遇が充実しているのが特徴の一つ。学歴不問や未経験歓迎の求人からホワイト企業を探すときは、研修制度の有無を確認するのがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブで紹介する企業は、担当者がすべて足を運んだ優良企業なので、ブラック企業を避けたい方はぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。