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エントリーシートの書き方は?通過するコツや例文を解説
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この記事のまとめ
- エントリーシートとは、採用試験での書類選考をスムーに進めるための書類のこと
- 応募者の説明力や企業とのマッチ度を確認するために、エントリーシートが用いられる
- エントリーシートの作成時には、自己分析や業界研究を怠らないことが大切
- エントリーシートでは話し言葉は使用せず、記号や顔文字は使用しない
- 魅力的なエントリーシートとは、要点が整理されていて読み手が分かりやすいことが条件
就職活動の際、エントリーシートの書き方に迷う方もいるでしょう。エントリーシートは就活で必要な書類で、「結論から書く」「分かりやすく簡潔な文章にする」などを意識するのがポイントです。このコラムでは、エントリーシートの書き方や注意すべきマナー、企業が注目するポイントなどを解説。志望動機やガクチカなど、よくある質問に回答する際のポイントや例文についても紹介します。コツを掴んで、企業に好印象を与えられるエントリーシートを作成しましょう。
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エントリーシートとは
エントリーシートとは、採用活動において会社側が提出を求める書類のこと。「Entry Sheet」の頭文字をとって「ES(イーエス)」とも略され、主に新卒の就職活動で使用されます。
エントリーシートには、応募者の氏名や連絡先、学歴、職歴といった基本情報を記載。そのほか、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れていたこと(ガクチカ)、趣味・特技などを記載するのが一般的です。エントリーシートは書類選考で応募者を絞り込むために使われるため、しっかり準備して記載する必要があります。
企業側にとって、エントリーシートは選考試験をスムーズに進めるためにも重要な書類です。エントリーシートの志望動機や自己PRなどを見ることで、応募者の人となりや自社とのマッチ度をある程度判断できます。エントリーシートがあれば書類選考の段階で面接試験に進むべき人材かどうかを見極められるため、採用コストの削減や企業に適した人材の選定に役立っているといえるでしょう。
転職でもエントリーシートは必要?
エントリーシートは、一般的に新卒向けの書類と位置づけられているため、転職で必要になるケースは少なめです。中途採用枠で転職する場合は「職務経歴書」の提出が求められることが多いでしょう。職務経歴書とは、これまでの経歴や職務経験をまとめた書類のこと。企業は中途採用者に対して即戦力を求めているため、職務経歴書が重視される傾向があります。
ただし、既卒や第二新卒で新卒枠に応募する場合は、エントリーシートの提出を求められることも少なくありません。応募要件や必要書類をよく確認し、提出書類に漏れがないように注意しましょう。転職時に必要な書類は「転職の必要書類とは?スムーズに入社するために欠かせない手順」のコラムで確認してみてください。企業が見ているエントリーシートのポイント
エントリーシートは、就活時の書類選考に大きく影響する重要な書類です。企業がエントリーシートを確認するときに、どのような点を重要視しているのか把握しておきましょう。
性格や能力
企業は、エントリーシートを通じて「応募者がどういう人物なのか」「自社で発揮できる能力があるか」を確認しています。たとえば、社員同士の積極的なコミュニケーションを重要視している企業に対して、「協調性がある」「傾聴力がある」と伝えればプラスに評価される可能性があるでしょう。
そのため、自己PRを考える際は、自身の複数ある強みの中から、企業の求める人物像や能力を踏まえてアピールすることが重要です。
企業とのマッチ度
エントリーシートに記入された志望動機や自己PRの内容を通じて、「自社が求める人材に合っているか」も判断されます。早期離職を防いで長く活躍してもらうには、企業との相性が重要です。「企業理念と同じ考え方か」「社風に馴染めそうか」「既存の社員と相性が合いそうか」といった観点で、自社との相性を確認する採用担当者は多いでしょう。
インターンシップ応募時にエントリーシートが必要な場合も
インターンシップに応募する際に、エントリーシートの提出が求められる場合もあります。インターンシップとは、企業で一定の期間、就業体験ができる制度のことです。企業側にも「自社とのマッチ度が高い人材を受け入れたい」という意図があるため、応募時にエントリーシートの内容を確認する企業は少なくないようです。応募するときには、必要書類をよく確認するようにしましょう。
インターンシップへの応募方法は「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」で紹介しているので、チェックしてみてください。志望意欲やポテンシャル
採用担当者はエントリーシートを見て、応募者の志望意欲やポテンシャルも確認しています。企業や業界に対する理解が示されていたり、志望動機から企業で働きたいという熱意が感じられたりすれば、好意的に受け止められるでしょう。
過去の経験から得た気付きや学びを企業でどのように活かしたいのかが示されていれば、ポテンシャルが高いと評価される可能性もあります。また、困難を乗り越えたエピソードなどがあると、問題解決能力や成長意欲があると判断されるでしょう。
エントリーシートの書き方と例文
エントリーシートに記載する内容は、企業によって異なりますが、「基本項目」「志望動機」「自己PR」などが問われることが一般的です。ここでは、よくある項目の書き方のコツと回答例を紹介します。ポイントを押さえ、効果的な回答を目指しましょう。
基本項目
エントリーシートには、「氏名」「住所」「電話番号」などの基本情報を記載する欄があります。以下の点に注意しながら、記入しましょう。
- ・日付は提出日もしくはその前日で統一する
- ・氏名の「ふりがな」「フリガナ」表記は指示に従う
- ・住所は都道府県から書き、番地やマンション名を省略せず記入する
- ・電話番号は日中連絡がとりやすいものを記入する
- ・固定電話がない場合は、携帯電話の記入のみ記入する
学歴・職歴
明確な決まりはありませんが、特に指示のない限り、学歴は中学卒業から記入するのが一般的です。高校は「高等学校」と記入する、私学の場合は学校名の前に「私立」と記入するなど、学校名は省略せず正式名称で記入しましょう。アルバイトは職歴に含まず、正社員としての勤務経験がない場合は「なし」と記入します。
保有資格や免許の書き方は?
資格や免許を保有している方は、資格・免許欄に記入しましょう。応募企業と関連性の高い資格を持っている場合は、業界への理解を企業にアピールできます。
ただし、なかには「最終学歴と見合わない」と判断されてしまう資格もあるので注意が必要。たとえば、英検3級や漢検3級などは、一般的に高校在学中に取得可能と考えられています。大卒者がこれらをエントリーシートの資格欄に記入すると、「なぜ大学在学中により高いレベルの資格取得を目指さなかったのか」といったイメージを与える可能性があるので記入は避けるのが無難です。
資格・免許は取得順に並べ、正式名称で記入しましょう。資格・免許の書き方については、「履歴書の免許・資格欄はどう書けばいい?記入例とあわせて紹介」で詳しく解説しているので、ご確認ください。趣味・特技
企業は、応募者の人物像や興味、自社との相性などを図るために、趣味や特技について質問しています。また、会話のきっかけとして質問することもあるようです。「なし」と記入するのは避け、人柄や適性をアピールするといいでしょう。
面接で深く質問される可能性があるため、具体的なエピソードを盛り込み分かりやすく記入しましょう。趣味・特技の詳しい書き方は「エントリーシートの趣味・特技欄の書き方は?選び方や例文も紹介!」もチェックしてみてください。
志望動機
エントリーシートに限らず、履歴書や面接で問われるのが志望動機です。数ある企業から応募先を選んだ理由を記入しましょう。
企業は志望動機の内容から、仕事に対する熱意や適性などを確認します。入社したい理由と入社後の目標やビジョンが、明確に分かるように記入しましょう。どの企業にも共通する内容でまとめず、志望する企業ならではの具体的な要素を取り入れるのがポイントです。
エントリーシートの志望動機の書き方は「エントリーシートの志望動機の書き方は?構成や例文をご紹介」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
「志望動機を教えてください」への回答例
「貴社」と「御社」は何が違う?
「貴社」と「御社」は、どちらも相手の企業を表す尊敬語ですが、状況によって使い分ける必要のある言葉です。「貴社」は書き言葉で、履歴書やメールなどの文書で使用します。一方、「御社」は話し言葉で、面接や電話など対面で話す際に使用します。エントリーシートは文書にあたるので、書き言葉である「貴社」を使用しましょう。自己PR
志望動機と同様に、多くのエントリーシートに設けられているのが自己PRです。自己PRには、企業が求める人物像にマッチする自分の強みや、アピールポイントを記しましょう。企業に好印象を与えるには、入念に企業研究を行い、求める人物像をしっかり把握することが大事です。
自己PRの内容を見た採用担当者に「自社の理念や社風に合う人材」「自社が求めるスキルや能力を持つ人材」と判断されれば、選考結果にも期待が持てます。自己PR文の具体的な書き方は「就活で差をつける!エントリーシートの自己PRの書き方」のコラムも参考にするとよいでしょう。
「あなた自身の自己PRをしてください」への回答例
長所と短所
エントリーシートでは、応募者の長所と短所を問う質問もよく記載されているようです。自己PRと長所は似ていますが、視点が異なります。自己PRが業務を遂行するうえでの強みや能力を伝える項目であるのに対し、長所は自分の視点から見た自身の性格や人柄を伝える項目です。長所の例としては「責任感が強い」「協調性がある」「行動力がある」が挙げられるでしょう。
一方、短所は前向きな表現で伝えるのがポイントです。たとえば「頑固」という短所は「粘り強い」「忍耐力がある」と言い換えられます。「優柔不断」は、見方を変えると「柔軟性がある」「慎重である」ともいえるでしょう。応募先の企業の社風に馴染み、既存の社員と良い関係を築ける人材だと思われるよう、アピール方法を工夫するのが大切です。
「長所と短所を教えてください」への回答例
性格や価値観が問われることも
「就活の軸はなんですか」「これまでで最も失敗した経験はなんですか」など、応募者のパーソナリティや価値観を知るための質問も多く見られます。エントリーシートの回答内容を見て、自己分析の度合いや企業との相性、応募職種への適性などが判断されるでしょう。就活の軸の詳しい説明は「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムでチェックしてみてください。学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」は、新卒や既卒向けのエントリーシートでよくある問いかけです。ガクチカには、学業はもちろん、サークル活動やボランティア、アルバイトも含まれます。特にアピールしたいことを1つに絞り、エピソードを交えながら伝えましょう。
学生時代に多くの経験を積んだからといって、たくさんのことをアピールするのは避けるのが無難です。限られた文字数で複数の経験を記入すると、一つひとつの内容が薄くなり経験した内容を羅列するだけになりかねません。ガクチカの内容を通じて、応募者の強みや人柄を把握する企業も多く見られます。一番伝えたい経験に焦点を当てて、自分の強みをアピールしましょう。
ガクチカの書き方のコツは「履歴書の『学生時代に力を注いだこと』の例文をご紹介!書き方のコツも解説」のコラムで触れているので、チェックしてみてください。
「学生時代に力を入れていたことを教えてください」への回答例(学業)
「学生時代に力を入れていたことを教えてください」への回答例(部活動)
「学生時代に力を入れていたことを教えてください」への回答例(アルバイト)
業界に関する質問
エントリーシートでは、業界に関する知識や志望理由を問われることもあります。たとえば、「なぜ△△業界を志望したのか」「最近の△△業界についてどう考えるか」といった質問です。
採用担当者は、この質問から、応募者の志望度や業界研究をしっかり行ったかどうかをチェックしています。応募企業について調べるだけでなく、業界全体の動向にも目を向けましょう。業界研究の方法は、「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」で解説しています。
「業界に関するニュースで気になるものを教えてください」への回答例1
「業界に関するニュースで気になるものを教えてください」への回答例2
企業に伝わるエントリーシートの書き方
どれだけ経歴や人柄が魅力的でも、採用担当者に正確に伝わらなければ書類選考を突破するのは難しいでしょう。好印象なエントリーシートを作成するため、以下のポイントを参考にしてみてください。
好印象なエントリーシートを作成するポイント
- 結論から書く
- 具体的なエピソードや数値を盛り込む
- 分かりやすく簡潔な文章にする
- 質問の意図に沿った回答をする
- 伝えたい内容を絞る
結論から書く
エントリーシートに限らず、説明や提案の文章は結論から書き出すのが基本です。冒頭で「自分の強みは△△です」「△△という理由で、貴社を志望しました」のように、質問に対する結論から書き出すことで、内容が明瞭になり相手が理解しやすくなります。
「Point(結論)」「Reason(理由付け)」「Example(具体例・エピソード)」「Point(結論)」の順で文章を組み立てる「PREP法」を活用すると、まとまりのある分かりやすい文章になるでしょう。PREP法については「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラム内で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
具体的なエピソードや数値を盛り込む
具体的なエピソードを理由に盛り込むことで、結論により説得力を持たせることができます。数値を示せる場合は、積極的に使用するといいでしょう。たとえば、「アルバイト先の売上を向上させた」よりも「アルバイト先の売上を月50,000円向上させた」と記入したほうが、採用担当者に実績や規模が正確に伝わりやすくなります。
高校時代のエピソードを使用してもいい?
「エントリーシートで高校時代のエピソードは使用していいの?」と悩んでいる方もいるでしょう。指定されている場合を除いて、高校時代のエピソードはエントリーシートでは使用しないのが無難です。採用担当者に「大学時代に努力していたことがない」「高校時代に固執していて向上心がない」という印象を与えてしまう可能性があるためです。
ただし、「高校から大学まで継続して行っている」「高校時代の経験が今に影響している」などの場合は、高校時代のエピソードを盛り込んでも問題ありません。大学時代の努力や成果に高校時代の背景が加わることで、より説得力を持ってアピールできるでしょう。分かりやすく簡潔な文章にする
採用担当者は多くのエントリーシートを確認する必要があるため、分かりやすく簡潔な文章であると好印象につながります。びっしりと文字が詰まった書類は読みにくく、短時間で情報を確認するのも難しくなるでしょう。改行や改段落を適宜使用したり、箇条書きや見出しをつけたりして工夫しましょう。
また、一文が長い文章は読みにくく、相手に正しく意図が伝わらない可能性があります。句読点を適切に使用したり、接続詞で文章を区切ったりして、簡潔な文章を目指しましょう。
質問の意図に沿った回答をする
エントリーシートに記載された質問の意図をしっかり把握し、企業が求める回答をすることも重要です。たとえば、「あなたの長所はなんですか」という質問は、単に応募者の良いところを把握するための質問ではありません。「自分の長所を理解している=自己分析が十分にできている=自分に合った企業を選べている」のように、志望企業で仕事をするにあたって役立つ長所を伝えるのが理想です。
長所を聞く質問に対し「運動が好きなところ」と回答しても、企業が本当に知りたいことからはズレてしまいます。「運動が好き」よりも「体力に自信がある」「粘り強い」などのように言い換えると、企業の意図に添った回答に近づけられるでしょう。それぞれの問いに対し、企業がどのような回答を求めているのかを理解して回答するよう意識してみてください。
伝えたい内容を絞る
アピールポイントを分かりやすく伝えるためには、要点を絞ることが重要です。あれもこれもと話を広げると、結局何が言いたいのか分からない文章になってしまいがちです。各質問に対する結論を明確にしたうえで、その結論に至った理由やエピソードを一つに絞って伝えれば、読んだ人の記憶に残りやすくなります。魅力がより伝わりやすいエピソードに絞ってアピールしましょう。
エントリーシートを書く際の基本的なマナー
エントリーシートを書く際は、守っておきたい基本的なマナーも覚えておきましょう。常識的なマナーが守られていないと、企業側に社会人としての自覚が足りないと判断される可能性があります。エントリーシートに限らず、就活で使用する書類を記入するときは、以下の点に注意が必要です。
話し言葉・ら抜き言葉を使用しない
エントリーシートを記入する際は、話し言葉を使わないよう注意しましょう。話し言葉はフランクな印象を与えるため、採用担当者によっては不快に思われる可能性があります。たとえば「やっぱり」「ちゃんと」「でも」のような話し言葉は、「やはり」「きちんと」「しかし」のように書き言葉で記載するのが基本です。
また、「見れる」「来れる」のような「ら抜き言葉」にも注意しましょう。話し言葉ではよく使われますが、本来は「見られる」「来られる」が正しい表現です。「見る+ことができる=見られる」のように「動詞+ことができる」に当てはまる場合は、ら抜き言葉にならないように気をつけましょう。
ほかにも注意したい言葉の使い方は「履歴書の言葉遣いは重要!就活で注意すべき敬語の使い方を徹底解説!」で詳しく解説しています。エントリーシートを記入する前に、目を通しておきましょう。
余白を作り過ぎない
志望動機や自己PRなど文章を書き込む欄では、できるだけスペースを空け過ぎないこともポイントです。文章を詰め込み過ぎても読みにくくなるため、枠の8割以上は埋めるよう意識しましょう。
文字数が少なく空白が目立つと「第一志望ではないのでは」「アピール要素がないのでは」と、採用担当者にネガティブな印象を持たれる可能性があります。適度な文字の大きさと文量で、読みやすい書類を意識しましょう。
記号や顔文字を記入しない
エントリーシートは企業に提出する公式書類のため、記号を使用するのはできるだけ避けましょう。
メールやチャットなどで、友人とやり取りする際に用いるような顔文字の使用も厳禁です。たとえば「!」「☆」のような記号はもちろん、「(^^)」といった顔文字は、書類に使用しないようにしましょう。特に「!」は、意欲をアピールするために使ってしまう方もいるので注意が必要です。
一人称は「私」を使用し、語尾を統一する
エントリーシートでは、性別に関わらず一人称は「私」を使用しましょう。「私」はビジネスシーンで広く使用される「自分」の尊敬・謙譲語で、就活の場面でも適しているといえます。一方、「僕」や「自分」は、話し言葉として捉えられる可能性もあるので、避けるのが無難です。
語尾は「です・ます調」「である調」のどちらを使用しても問題ないとされています。文章の途中で語尾を変えてしまうと、読みにくい印象を与えてしまうため、語調を決めてから書き進めるといいでしょう。
誤字・脱字に注意する
書類に誤字・脱字がないことは、社会人としてのマナーです。採用担当者に「注意力がない」「仕事が雑」といったマイナスな印象を与えかねないため、注意が必要です。手書きでは気をつけていても、パソコンで作成すると予測変換で変換ミスをすることもあります。記入後は何度か見直しをして、文章に誤りがないかチェックしましょう。
エントリーシートを手書きするときの注意点は?
エントリーシートを手書きで記入する際は、黒のボールペンか万年筆を使用し、消せるインクのボールペンは使用を控えましょう。また、書き損じた場合は、最初から書き直しましょう。修正液や修正テープを使うと文書としての信頼性を損なう恐れがあるため、避けるのが無難です。就活で必要な応募書類を手書きするときの注意点は「履歴書はパソコンと手書きのどっちで作成すべき?作り方の注意点も解説」でも解説しているので、チェックしてみてください。効果的なエントリーシートを仕上げるには?
エントリーシートをより効果的に仕上げるためには、「自己分析や企業研究を十分に行っておく」「面接を見据えた内容にする」「第三者に添削してもらう」といった3つのポイントを押さえておくといいでしょう。以下で、詳しく解説していきます。
自己分析や企業研究を十分に行っておく
選考に参加する時点で、自己分析や企業研究を十分に行っておくのが基本です。しっかりと自己分析を行っておけば、自分の長所や短所、自己PRを効果的にアピールできます。同様に、企業研究を入念に行っておくと志望動機に説得力が増し、整合性に欠ける心配もありません。自己分析や企業研究が不十分だと、入社後にミスマッチを感じて悩みを抱える可能性もあるため、入念に取り組みましょう。
企業研究の具体的な方法を知りたい方は「企業研究は意味ない?無駄に感じる理由や有意義なやり方を解説!」を、自己分析の具体的なやり方を知りたい方は「自己分析とは?実施するメリットや簡単に行う方法をご紹介」を参考にしてみてください。
面接を見据えた内容にする
エントリーシートは、書類選考だけでなく面接でも使われることを踏まえて作成しましょう。書いた内容が深掘りできていないと、面接で質問されたときに企業側の納得が得られる回答をするのが難しくなります。
面接ではエントリーシートで書いた内容がさらに深堀りされることを念頭に置き、自信を持ってアピールできる理由やエピソードを記入しておくのがポイントです。面接の際は、エントリーシートに記載した内容と、質問に対する回答に一貫性を持たせることも意識するといいでしょう。
第三者に添削してもらう
エントリーシートをより魅力的に仕上げるためには、第三者に添削してもらうのもおすすめです。大学や専門学校に在学中であれば、就職キャリア支援センターで見てもらうこともできるでしょう。転職活動では、家族や友人、先輩などに頼るのも一つの手です。
しかし、身近な人による添削は、プロ目線での評価とは異なる場合もあります。より応募企業の採用担当者に近い意見を取り入れたい場合は、就職・転職エージェントを利用すると良いでしょう。就職・転職エージェントであれば、自分や身内では気づかなかったアドバイスをもらえます。
エントリーシートを送る前のチェックポイント
エントリーシートが完成したら、送る前に最終チェックを行いましょう。チェックする項目は以下のとおりです。
- ・誤字、脱字はないか
- ・記入漏れがないか
- ・応募書類全体で西暦か元号表記かを統一できているか
- ・顔文字や記号を使っていないか
- ・日付はエントリーシートの送付日もしくは前日になっているか
- ・話し言葉を使用していないか
- ・面接準備のためにコピーをとったか
どれもチェックを怠ってしまうと、マイナスな印象を与えかねない重要なポイントです。提出期限に余裕をもって、しっかりと確認する時間を確保しましょう。
手書きのエントリーシートのチェックポイントは?
手書きのエントリーシートを送る際は、上記のチェックポイントに加えて、顔写真が正しく貼り付けられているかをチェックしておきましょう。また、万が一写真が剥がれてしまったときのために、裏面に名前・大学名・学部名を記入してあるといいでしょう。ハタラクティブは若年層を中心に、第二新卒や既卒の方の就職・転職活動を支援しているエージェントです。専任のキャリアアドバイザーが、エントリーシートの作成方法をお伝えするだけでなく、あなたならではの志望動機や自己PRを考えるお手伝いをします。
好印象を与えられる履歴書の書き方や面接対策など、就活において出てくるさまざまな悩みや疑問もしっかりサポート。経験豊富なプロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで対応するので、初めて利用する方も安心です。就活をより効率的に進めたければ、ぜひハタラクティブにお任せください。
エントリーシートの書き方に関するよくある質問
エントリーシートの書き方に関してよくある質問とその回答をまとめました。エントリーシートの作成時に気になったことを解決に役立ててください。
エントリーシートを入手する方法は?
履歴書と違い、エントリーシートは市販されていません。企業のWebサイトでテンプレートを配布していたり、応募後に企業からメールや郵送で送付されたりするので、各企業の採用試験に関する案内をよく読んで確認しましょう。エントリーシートの入手方法は、「エントリーシートは既卒も必要?ダウンロード方法や書き方のポイントを紹介」でも解説しているので、参考にしてみてください。
エントリーシートと履歴書は何が違う?
エントリーシートは、主に採用試験の選考をする際に使用する書類です。志望動機や自己PRなど、あくまでも選考に必要な質問を問う書類であり、内容も企業によって異なります。一方、履歴書は、応募者の基本的なプロフィールを企業に提供するための書類です。企業によって、記入する内容に大きな差はありません。
エントリーシートと履歴書の両方の提出を求められた場合は、履歴書では要点を簡潔に書き、エントリーシートでは具体的に書くなど、工夫して書き分けましょう。エントリーシートと履歴書の書き分け方は「エントリーシートと履歴書の違いとは?同じ内容でも良い?書き方の例も紹介」のコラムを参考にしてみてください。
エントリーシートの書き方は手書きじゃないとだめ?
企業からの指定がない場合は、パソコンで作成しても構いません。手書きだと人柄が伝わりやすく、誠意や丁寧な印象を与えられます。一方、パソコンだと簡単に作成できるうえ修正もしやすく、文字が整った読みやすい仕上がりになるでしょう。
企業に与えたい印象や、自分の作りやすさに合わせて判断することをおすすめします。老舗企業は手書きにし、IT企業はパソコンで作成するなど、応募先に合わせて変えるのも一つの手です。詳しくは、「履歴書作成はパソコンor 手書き?それぞれのメリットやデメリットも解説」のコラムも参考にしてみてください。
エントリーシートを郵送するときの注意点は?
エントリーシートを郵送する場合の注意点として、折らずに封筒に入れる、クリアファイルを使用する、宛先は省略しないなどが挙げられます。また、応募書類は、白い封筒に入れるのが一般的です。折り目がつくと読みにくくなったり扱いづらくなったりするため、折らずに入れられるサイズを選びましょう。詳しくは「就活の書類を郵送するときのマナーを知っていますか?」のコラムで解説しています。書類を郵送する場合は、目を通しておきましょう。
「です・ます調」と「である調」のどちらがいい?
エントリーシートでは「です・ます調」と「である調」のどちらを使用しても問題ありませんが、「です・ます調」を使用するとより丁寧な印象を与えられるでしょう。「である調」を使用する場合は、書き方によっては主張が強い印象を与える恐れがあるので注意が必要です。また、内容によって語調を変えると読みづらくなるので、語尾は統一するといいでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。