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26歳で就職するコツを解説!遅いと決めつけずに正社員を目指そう
更新日

この記事のまとめ
- 26歳で就職していない人は、ほかの年代に比べて多い傾向にある
- 26歳からの就職では、企業に求める条件が多過ぎると求人が見つかりにくい可能性がある
- 26歳からの就職に成功するためには、伸びしろをアピールするのがコツ
- 職歴なしの26歳の方が就職するなら、未経験者歓迎かつ強みを活かせる仕事を選ぼう
26歳から就職を目指しているものの、「年齢的に手遅れなのでは…」「職歴なしで就職に成功できる?」と不安に思う人もいるでしょう。しかし、前向き姿勢や意欲をアピールできれば、26歳から正社員就職は十分可能です。
このコラムでは、26歳で就職を成功させるポイントやおすすめの仕事を解説します。正社員を目指す流れも紹介しているので、前向きに就活するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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26歳の就職事情
日本では新卒の一括採用が一般的なため、「既卒者が26歳で就職することは難しい?」、「26歳で正社員経験なしから就職するには年齢的に遅い?」と心配になる方もいるようです。
しかし、26歳から正社員就職を目指すことは可能です。「26歳で就職は遅い」と思い込まずに、前向きに就活に挑戦しましょう。
26歳で正社員就職をしていない割合
総務省統計局の「労働力調査(詳細集計) 2023年(令和5年)平均結果の概要(表Ⅱ-2)」によると、失業者の総数は198万人。その内26歳を含む25〜34歳の年齢帯は44万人で、全体の22.2%と最も高い割合でした。
また、同調査「労働力調査(詳細集計) 2023年(令和5年)平均結果の概要(表Ⅱ-13 )」によると、15〜34歳のフリーターは134万人という結果に。その内25〜34歳は80万人で、59.7%を占めています。
上記を踏まえると、26歳を含む25〜34歳はほかの年齢層に比べて、正社員として就職していない人口が多いといえるでしょう。そのため、就職していないことを過度に気にする必要はないといえます。
26歳のフリーターは減少傾向にある
前述の「労働力調査(詳細集計) 2023年(令和5年)平均結果の概要(図Ⅱ-2)」において、2013年からの推移を見ると、25〜34歳のフリーター率は減少傾向にあります。労働力人口における25〜34歳の非正規の職員・従業員の割合は、2013年時点では27.4%でしたが、2023年には22.5%に減少していました。
以上の結果から26歳は、「フリーターであり、就職していない人」や失業者の割合が高い年齢ではあるものの、状況は少しずつ改善されており就職のチャンスがある年齢だと考えられます。
25歳〜29歳のフリーターが正社員に就職した割合について詳しくは、「26歳の就活は遅い?職歴なしのフリーター・ニートから就職する方法を解説」のコラムで解説していますので、あわせてご覧ください。
就職できない理由は「希望の仕事がない」が最も多い
同調査によると、25〜34歳の失業者が仕事につけない理由は「希望する職種・内容の仕事がない」が31.8%(統計より算出)で最も多い結果です。続いて、2位は「勤務時間・休日などが希望とあわない」が13.6%という理由で就職が困難であることが分かります。
この結果から、26歳の就職活動では、仕事探しに難航している求職者が多いことが読み取れるでしょう。就職活動ではこの点を踏まえて、希望職種に必要なスキルを満たしているか、若手が求められる仕事は何かを見極めるのも大切といえます。
参照元
総務省統計局
労働力調査(詳細集計) 2023年(令和5年)平均結果
26歳の就職活動において失敗しやすいパターン
26歳の就職活動においては、「就職していないことに劣等感をもっている」「行動力が足りない」など失敗しやすいパターンの傾向があるようです。ここでは、失敗しやすいパターンについて解説するので、「就職活動がうまくいかない」「失敗を防ぎたい」という場合は自己チェックをしてみてください。
1.就職していないことに劣等感をもっている
26歳で就職経験がないことに過度な劣等感を抱いてしまうと、面接で自信がなさそうに見える恐れがあります。「26歳では就職できないのでは?」といった自信のなさや不安な気持ちがあると、自信をもって面接に挑めず、採用担当者にマイナスに伝わる恐れがあるでしょう。また、26歳になると周囲の友達が正社員として働いていることも増え、自分と周囲を比べてしまい、劣等感をもつ人もいるようです。
正社員経験がなくても、「アルバイトで身につけたスキルがある」「ボランティアを頑張った」といったアピール材料があれば、自信や面接官からの評価につながる可能性があるでしょう。「△△という強みを活かして御社に貢献したい」というように、前向きに自分自身を売り込む姿勢が大切です。
2.行動力が足りない
転職サイトを見ても「この会社は自分には合わなそう」「こっちの会社は残業が多そう」と理由をつけてなかなか応募しなかったり、企業や業界の情報収集を行わなかったりなど、行動力が足りないのも就職に失敗しやすいケースといえます。
就職成功のためには、幅広く求人を見て仕事探しを行い、興味のある企業は積極的に応募するのがおすすめです。また、いつまでに内定を獲得するか目標を決め、逆算して計画的に行動するのもポイントになります。
3.企業に求める条件が多い
企業に求める条件が多過ぎると、就職に失敗する可能性があるでしょう。給料や残業時間、通勤時間などの希望をある程度決めておくのは大事ですが、条件の数が多過ぎたり、理想が高過ぎたりすると、当てはまる求人が見つからなくなる恐れがあります。
企業に求める条件をいくつかピックアップしたら、「譲れない条件」と「妥協できる条件」を決めましょう。すべてが希望どおりの企業は基本的にないと考え、「残業は多そうだけれど、挑戦してみたい」というように、柔軟な考え方をもつのが大切です。
26歳で就職を成功させるポイント
ここでは、26歳で就職を成功させるポイントをご紹介します。企業に「採用したい」と思ってもらうためにも、ぜひチェックしてみてください。
26歳で就職を成功させるポイント
- 職歴なしの26歳は伸びしろをアピールする
- 転職の場合は面接官が納得のいく退職理由を説明する
- 早めの行動を心掛ける
1.職歴なしの26歳は伸びしろをアピールする
26歳で職歴がない方は、自分自身の人柄や熱意を示して伸びしろをアピールしましょう。たとえば、営業職に応募するなら、「初対面の人と打ち解けるのが得意」「聞き上手」といった人柄をアピールすることで、入社後の活躍を期待してもらいやすくなります。
さらに、「5年後には売上を△△%上げたい」といった将来の目標を示すと、意欲・熱意を感じてもらえるでしょう。職歴なしの場合は、他社の色に染まっていない点もアピール材料になるようです。
働く目的をもつのが大切
「就職さえできれば良い」「仕事の種類は問わない」などの考えをもつのは、働き始めてからモチベーションが低下する恐れがあるためおすすめしません。「何をしたいか」「なぜこの仕事を選んだのか」をしっかり念頭に置いて求職活動を行いましょう。
また、多くの採用担当者は、応募者が受け身ではなく能動的に判断し動ける人材であるかをチェックします。「自ら学び成果を上げる」という、社会人としての心構えがあることをアピールするのが大切です。
働く目的を見つけたいという方は「働く意義とは何?面接での回答例文や働きがいのある会社の見つけ方を解説!」を参照ください。
2.転職の場合は面接官が納得のいく退職理由を説明する
26歳の転職者は、面接で退職理由を聞かれることがあるでしょう。
企業側は退職理由から「自社とのミスマッチがないか」「すぐ辞めてしまわないか」といった点を知ろうとしています。そのため、自分自身のキャリアプランと応募先企業が合っている点や、前の会社で努力したが叶わなかったという背景を説明するのがおすすめです。
たとえば、「希望の仕事に就けなかった」という場合は、「やりたい仕事があり、資格取得や異動願いを出すなど努力もしたが叶わなかった」といったことや、そのうえで「資格を活かせる職場で頑張りたい」と前向きな姿勢を示しましょう。
転職理由の例文は「転職理由の好印象な伝え方は?状況別の例文とポイントを紹介!」のコラムで紹介していますので、参考にしてみてください。
26歳大卒・大学院卒の転職活動で想定される質問
大学の新卒時に就職している場合、26歳の年齢では3〜4年の職歴があると考えられるので、前職での実績や身につけたスキルを聞かれる可能性もあります。また、大学院卒の場合は卒業して間もないため、研究内容について詳しく聞かれる場合もあるでしょう。
応募先企業で活かせそうな内容を整理しておき、面接でアピールできるように準備しておくのが大切です。面接対策に不安がある場合は、転職エージェントを利用して模擬面接を行うのも良いでしょう。
3.早めの行動を心掛ける
正社員になるには、早めの行動を心掛けるのがポイントです。
前述のとおり、26歳であれば伸びしろで採用される可能性もありますが、年齢を重ねるとスキル・経験・実績などが問われやすくなるもの。そのため、未経験で正社員を目指す難易度が高くなる傾向があります。
26歳の就職でおすすめな仕事とは
26歳から正社員として仕事を始めるなら、未経験歓迎が多い仕事や、若手を必要としている業界がおすすめです。また、体力が必要な仕事も若い年代が採用されやすい傾向にあります。
以下でそれぞれの特徴をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
26歳の就職でおすすめな仕事
- 未経験歓迎が多い業種・職種
- 若手人材が不足している業界
- 体力や筋力が必要な仕事
未経験歓迎が多い業種・職種
「未経験歓迎」の求人が多い業種・職種は、職歴なしから採用されやすい可能性があります。たとえば、必須のスキルがない営業職や販売職、事務職などは未経験を歓迎していることもあるでしょう。
企業側が未経験者を採用する理由には、「長く働いてくれる若者を増やしたい」「人手不足のため人材を確保したい」などがあるようです。そのような業種・職種では、未経験者を育てるための教育制度や研修が充実している企業が多い傾向にあるので、26歳からスキルアップを目指したい方にも向いているといえます。
未経験歓迎の業種や職種については、「採用されやすい仕事とは?未経験者OKの求人が多めな企業の特徴や業界を紹介」のコラムでも紹介していますので、参考にしてみてください。
若手人材が不足している業界
若手の人材を欲しがっている業界は、技術継承や管理職候補育成を目的としている場合があります。たとえば、高齢化や従事者の減少が問題となっている専門知識が必要な仕事では、26歳の若手を求める企業は一定数あるでしょう。
また、介護業界のように需要が伸び続けている仕事の場合、若手を一から育てたいと考える会社もあります。
体力や筋力が必要な仕事
長距離ドライバーやホテルスタッフといった体力勝負の仕事も、26歳から就職しやすい仕事の一つです。意欲や適性をアピールできれば、正社員経験なしから採用されるチャンスがあります。
体力勝負の仕事は、年齢を重ねると続けるのが難しい側面がありますが、昇進して管理者を目指せば長期的に活躍することが可能です。また、将来的に同業界・異職種で転職できることもあります。たとえば、ドライバー経験で身につけた運輸業界の知識を活かし、いずれは営業職や事務職へ転職するといったケースが考えられるでしょう。
26歳で正社員就職をするコツ
26歳で正社員を目指す際は、自己分析で自分自身の長所や短所、やりたいこと、できることなどを見出しましょう。以下で就活のコツを確認してみてください。
1.自己分析を行う
26歳の方が就職をするコツは自己分析を行い、自分自身の強みやアピールにつながる経験を書き出すことです。就職活動がうまくいかないときは、自己分析が足りなかったり、客観視できていなかったりして、アピールすべき強みを見出せていない可能性があります。自己分析を行う際は、以下の点に注意して自分自身を振り返ってみましょう。
- ・長所と短所
- ・過去の成功体験
- ・人から褒められたこと
- ・やりたくないこと
自己分析を行ったら、第三者の意見を聞くと分析をより深められるでしょう。自身が認識している長所と第三者から見た長所が異なっていたり、自分では特技と思っていなかったことが、第三者から見ると得意分野に見えていたりする場合もあります。
友人や家族に意見を聞くだけでなく、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就職エージェントのアドバイザーなら一緒に自己分析を行ってくれるので、相談してみると良いでしょう。
2.企業研究を徹底する
企業研究を行うことで、自分の適性に合った企業を探せるだけでなく、面接で企業理解ができていることをアピールできるでしょう。
企業研究を行う際は、コーポレートサイトや広報誌などを見て情報を得るのも大事ですが、実態を知るためには企業説明会や職場見学などを積極的に利用するのがおすすめです。
企業研究でチェックすべきポイントには、以下のようなものがあります。
- ・企業理念
- ・経営状況
- ・競合他社との違い
- ・力を入れている事業
- ・社風
- ・業界内での立ち位置
自分で調べても分からないことがあれば、OB・OG訪問や口コミサイトなどを活用し、実際に働いた経験がある方の意見も参考にしてみましょう。
企業研究のやり方については「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムでも詳しく解説していますので、ご一読ください。
3.就職支援サービスを利用する
26歳で初めて正社員として就職するなら、就職支援サービスを利用するのが成功のコツです。就職支援サービスには、ハローワークや就職エージェントなどがあります。
ハローワークは、求人検索や求職者相談、職業訓練などが受けられる公的機関です。求人数が多く、特に地元の中小企業に強いといわれています。
また、就職エージェントは民間の就職支援機関で、カウンセリングから内定後のフォローまで一貫してサービスを受けられます。紹介する求人の詳細を事前に知れるため、ミスマッチが起きにくいのが特徴です。
就職エージェントをおすすめする理由や注意点については、「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」のコラムで解説していますのでご覧ください。
26歳で正社員を目指す方や、初めて就職活動をする方は、ハタラクティブにご相談ください。
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26歳での正社員就職に関するQ&A
ここでは、26歳での正社員就職に関する不安や悩みをQ&A方式で解決していきます。
26歳のニートが就職を目指すには?
まずは生活習慣を改善し、できるだけ早めに就活に取り掛かりましょう。ニートから正社員を目指すなら、空白期間を長引かせないのが大事です。また、働くことに慣れるため、まずはアルバイトや派遣社員、契約社員などからスタートするのも良いでしょう。
ニートから就活を行うコツは「ニートから就職は実現できる!働くメリットや正社員になるためのコツを解説」のコラムで紹介しているため、就活対策を行ってみてください。
26歳で就職活動する際に院卒者は新卒扱いになる?
大学院卒ですぐに就職するなら、新卒扱いになります。就活では、大学院で学んだ専門知識をアピールし、即戦力をアピールするのがおすすめです。
大学院卒が企業から求められることは、「院卒と学部卒の違いは?就職におけるメリット・デメリットも紹介」のコラムで解説していますので、参考にしてみてください。
「26歳職歴なし」では就職できない?
26歳なら職歴なしから就職は可能です。
26歳は転職市場では若く、ポテンシャルで採用される可能性があります。職歴がない場合は、営業職や販売職など、未経験から就職しやすい仕事に注目してみましょう。
未経験者におすすめの仕事は「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムでまとめていますのでご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。