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中途採用面接の流れやマナーは?要点を押さえて就職・転職を成功させよう!
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この記事のまとめ
- 中途採用の面接では5分前までに受付を済ませるのがマナー
- 面接中は、適度に面接官の目を見て話すのがポイント
- 中途採用の面接では「転職理由」「志望動機」などをよく聞かれる
- 転職理由は「成長につなげたい」といったポジティブな内容にする
- 自己分析や企業分析をきちんと行ったうえで中途採用面接に挑む
- 中途採用の面接の場合、即戦力になることをアピールすると効果的
中途採用面接の流れやマナーを知りたいという方もいることでしょう。中途採用の面接は「自己紹介→質問→企業の説明→逆質問」の流れで進むのが一般的です。また、面接の際は社会人として相応しい服装や髪型、言葉遣いなどのマナーを守る必要があります。このコラムでは、中途採用面接の概要やよく聞かれる質問、事前準備などについてまとめているので、転職の際の参考にしてください。
中途採用面接の基本的な流れとマナー
中途採用面接の基本的な流れは、受付・入室・自己紹介・面接官からの質問・企業の説明・逆質問・退室です。以下で中途採用面接の詳細とマナーを紹介します。
1.受付
中途採用面接では、面接開始時間の5分前までに現地へ到着し受付を済ませるのがマナーです。あわせて、以下の項目を確認してから受付へ向かいましょう。
- ・髪型やネクタイが乱れていたら整える
- ・服装(スーツ、靴)の汚れやシワを取る
- ・中途採用面接で訪れた旨と面接担当者の氏名を正確に伝える
「中途採用面接は受付のときから始まっている」と考え、社会人として相応しい振る舞いを心掛けることが大切です。身だしなみや事前の準備については、「中途採用の面接を受ける前の準備」の項目で詳しく解説しています。
2.入室
入室の際は、面接室のドアを3回ノックするのがマナーです。面接官の「どうぞお入りください」という声が聞こえてからドアを開けます。入室後は静かにドアを閉めて姿勢を正し、面接官に向かって一礼。椅子の横まで歩いて行き、立ったまま「よろしくお願いします」と元気良く挨拶をしましょう。面接官に「どうぞ」と促されたら、「失礼します」と言って着席します。椅子に座っている間は猫背にならないよう意識し、手は膝の上に置きましょう。
3.自己紹介
自己紹介では、自分の名前を名乗ったあとに前職での経験や実績などを端的に伝えます。その際、「自分の経験を活かせると思い応募しました」「御社の●●に魅力を感じたので応募しました」など、前向きな意欲を示すのがポイント。なお、自己紹介は1~3分程度に収めるのがマナーです。中途採用面接に臨む前に、自分で時間を計りながら自己紹介の練習をしておきましょう。中途採用面接の自己紹介については、「中途採用面接の自己紹介の役割は?伝えるべき3つの要素や例文を紹介」でも詳しく取り上げているので、ぜひご覧ください。
4.面接官からの質問
中途採用面接では、「転職理由はなんですか?」「志望動機を教えてください」「自己PRをしてください」の3つをよく聞かれます。これらを面接官が質問する理由は、「応募者と会社の相性」「すぐに退職してしまわないか」「自社で活躍できるか」などを確認するためです。
質問に答えるときのポイント
面接で転職理由を答える際は、前職では何に対して不満を感じたのか、そして改善するためにどのような努力をしたのかを具体的に伝えましょう。自身のわがままではなく、成長を考えたうえでの転職ということを伝えることでポジティブな印象を与えられます。志望動機は、「他社ではなく御社でなければならない理由」を明確に答えることが大切です。企業研究をしたうえで、応募企業が自身のキャリアプランと合っている点をアピールしましょう。自己PRでは、応募企業で活かせる自身のスキルや経験を伝えるようにしてください。その際、具体的な数字を挙げて、これまでの実績や目標達成に向けて行ったことなどをアピールするのも有効です。
面接中は適度にアイコンタクトをとろう
中途採用面接で面接官からの質問に答えるときは、適度にアイコンタクトをとりながら笑顔で話すと好印象を与えられます。面接官の目を見ずに小さな声で話すと、「コミュニケーション能力が低いのでは?」といった懸念を抱かれてしまう可能性があるので注意しましょう。
5.企業の説明
中途採用の面接では企業理念をはじめ、経営方針や事業内容に関する説明を受けることがあります。「弊社の経営方針についてどう思いますか?」と質問を受ける場合もあるので、自分の意見を事前にまとめておくと安心です。ただし、企業が求める人材とかけ離れた返答をしてしまうと、「募集内容を理解していない」「相性が悪い」と判断される可能性も。自分の意見を述べる際は、企業が求める人物像とズレていないか注意する必要があります。そのほか、企業説明では残業時間や休日、転勤など雇用条件についての説明および確認が行われることも。譲れない条件がある場合は、このタイミングで確認しておくと良いでしょう。
6.逆質問
逆質問とは、応募者から面接官へ向けて行う質問のことです。多くの場合、中途採用面接の最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれます。中途採用面接で企業が逆質問をする理由は、「入社意欲の高さ」や「入社後をイメージできているか」などを見極めるためです。逆質問の有無や質問の内容が採用に直接影響を与えることは少ないですが、「特にありません」と回答するよりも1つでも質問をするほうが好印象だといえるでしょう。中途採用面接で逆質問をするときの注意点や例文は、「中途採用面接の逆質問で好印象を与えよう!6つの注意点や例文を紹介」のコラムで詳しく解説しています。
7.退室
中途採用面接が終了したら椅子から立ち上がり、その場で「ありがとうございました」と言ってお辞儀をします。ドアの前まで歩き、面接官の方へ向き直ってから「失礼いたします」と言って再度一礼するのがマナーです。ドアを開けて退室し、静かにドアを閉めましょう。
オンライン面接の場合は?
オンライン面接も対面での面接と同様の流れで行われます。事前にマイクやカメラ、インターネット環境などの確認を行いましょう。企業から面接用のURLを指定されるので、面接開始時間よりも少し早めに入室しておくと安心です。面接終了後は、面接官に「退出してください」と言われてから「退出(ログアウト)」ボタンをクリックして退室しましょう。
中途採用の面接で聞かれやすい質問
中途採用の面接で、よく聞かれる質問は以下のとおりです。
- ・前職を辞めた理由
- ・志望動機
- ・自己PR
- ・長所/短所
- ・キャリアプラン
- ・労働条件
- ・会社の理念
- ・他社の選考状況
ほかにも、情報収集力や最新情報に対する感度の高さ、倫理的な思考の有無などを図るために、時事問題について聞かれる場合もあります。日頃から最新のニュースに関心を持ち、自身の考えを面接官へ伝えられるようにしましょう。「中途採用面接で聞かれやすい質問は?回答例や答えるときのポイントを紹介!」のコラムでは、質問の項目ごとに回答例やポイントを解説しているので、あわせてご覧ください。
中途採用の面接を受ける前の準備
中途採用の面接に向かうときは、忘れ物がないかきちんと確認します。面接前に身だしなみを整えるのも社会人のマナーの一つです。
必要なものをそろえる
中途採用の面接に向かうときは、履歴書・職務経歴書・筆記用具を持参します。書類を面接官に手渡しする場合、A4もしくは角形2号サイズの封筒に入れるのが一般的。シワや汚れがつかないようクリアファイルに入れてから、バッグにしまうとさらに安心です。履歴書と職務経歴書は、面接時に封筒から出して面接官に渡します。筆記用具は応募先企業の会社案内や電話番号、担当者の名前などをメモしたいときに必要です。
身だしなみを整える
身だしなみは、中途採用面接の第一印象につながります。面接官にマイナスな印象を与えてしまわないよう、以下を参考にして髪型や服装を整えましょう。
髪型
中途採用に限らず、面接時の髪型で押さえておきたいポイントは「清潔感」。自分の目や顔の表情がよく見える髪型がおすすめです。反対に、髪の毛が顔にかかるような状態だと表情が見えづらく、面接官に暗い印象を与えてしまう恐れがあります。また、髪の毛が顔にかかると、ついつい気になって触ってしまい、面接官に「落ち着きがない」と思われる可能性も。リスクを減らす意味でも、髪型はスッキリしたスタイルに仕上げましょう。整髪料に関しては、付け過ぎるとかえって清潔感を損なうこともあるので注意が必要です。
服装
中途採用面接の服装を選ぶときは、「清潔感があるか」「企業の社風に合っているか」「コーディネートに統一感があるか」を考えることが大切です。たとえば、個人のファッションセンスを重視する企業の面接であれば、スーツよりも私服で個性をアピールしたほうが良い場合もあります。ビジネスカジュアルを基本とする企業の場合は、襟付きシャツにジャケットを着用するのが一般的。もし服装に迷ったときはスーツ着用で問題ありません。ただし、「新卒者」というイメージが強いリクルートスーツは、中途採用面接では避けるのが無難です。中途採用面接の服装については、「中途採用面接の服装のポイントは?スーツの選び方や好印象を与えるコツ」のコラムでスーツの選び方やポイントなどを詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。
服装自由の場合は?
中途採用面接の際に「服装自由」と言われた場合は、私服・スーツのどちらでもマナー違反ではありません。業種や社風によっては、スーツが無難という場合と私服のほうが効果的な場合があります。事前に応募先企業をよく調べてから決めましょう。ただし、「服装自由=普段着OK」ではないので、「中途採用の面接」ということを意識した清潔感のある服装で臨むことが大切です。面接の服装については「「服装自由」に普段着はNG!知っておきたい面接の掟」のコラムで詳しく解説しているので、ご一読ください。
中途採用の面接を成功させるポイント
中途採用の面接を成功させるポイントは、「自己分析と企業分析の徹底」「即戦力になることをアピールする」の2点です。以下で解説するので、自己アピールを考えるときの参考にしてください。
自己分析と企業分析を徹底する
中途採用の面接を成功させるには、自己分析と企業分析をしっかり行うことが大切です。面接官は、応募者の性格や人柄、あるいはコミュニケーションスキルなどを把握したいと考えています。きちんと自己分析をしたうえで自身の長所や短所、短所を克服するためにしていることなどを明確に答えられるようにしておきましょう。企業についても深く分析を行い、他社にはない魅力を熱意を持って面接官へ伝えるようにします。応募先企業の実績や従業員数を見るだけでなく、社長や従業員の言葉に注目してみても良いでしょう。
即戦力になることをアピールする
中途採用の面接では、自身が持つ経験とスキルを伝えたうえで、それらをどのように活かせるかをアピールするのが効果的。なぜなら、中途採用を行う企業は、即戦力となる人材を求めていることが多いからです。「御社の○○の業務では、私が前職で行っていた●●の経験を活かせると考えたため応募しました」というように具体例を挙げて伝えるようにします。
未経験の分野に挑戦する場合はポテンシャルをアピール
未経験の場合は、「物事を客観的に捉える視点」「交渉能力」「協調性」といったポテンシャルをアピールするのが効果的です。これらの能力が高い人材は、業界経験の有無に関わらず幅広い分野で重宝されるでしょう。
中途採用の面接対策を一人で行うことに不安を感じる方は、転職エージェントを利用するのも一つの方法です。若年層に特化したハタラクティブでは、経験豊富なプロのアドバイザーが、中途採用の面接時の服装やビジネスマナーなどのアドバイスを行っています。サービスはすべて無料なので、「中途採用の面接対策についてもっと詳しく知りたい」「自分に合う転職先を見つけたい」という方は、お気軽にご相談ください。
中途採用の面接に関するQ&A
ここでは、中途採用の面接でよくある疑問にQ&A形式で答えていきます。中途採用面接を受ける予定がある方は、ぜひ以下の回答をお役立てください。
中途採用の面接後はお礼メールを送る?
送らなくてもマナー違反ではありません。送信する場合は当日中に、「面接を行ってもらったことに対する感謝」と「面接によってさらに入社意欲が高まった」ということを記載すると良いでしょう。お礼メールの書き方は、「最終面接後のお礼メールは送るべき?」で紹介しているので参考にしてください。
中途採用面接の選考結果が遅いときは?
まずは、企業からの連絡を見逃していないかよく確認しましょう。多くの場合、中途採用の面接の際に「選考結果は○日までにメール(電話)で連絡します」と指示があります。その期間を過ぎても企業から連絡がない場合は、問い合わせてみましょう。連絡が遅いときの対処法は、「中途採用面接の結果が遅いときは不合格?連絡が来ない場合の対処法を解説」のコラムでも解説しています。
中途採用の面接に遅刻しそうなときの対処法は?
面接に間に合わないと分かった時点ですぐに連絡するのがマナーです。たとえ数分の遅刻だとしても、待っている企業に対して迷惑をかけていることに違いありません。正直に理由を伝えたうえで謝罪しましょう。具体的な対処法は、「面接に遅刻しそう…どう対応すればいい?」をご覧ください。
中途採用の面接で印象を下げる行動はある?
面接中に目を合わせなかったり、言葉遣いが適切でなかったりすると、マイナスな印象を与えてしまいます。中途採用の面接の場合、面接官は「社会人経験がある人」として見ているので特に注意が必要です。面接対策やビジネスマナーに不安がある方は、「ハタラクティブ」にぜひご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。