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面接の流れを知っておこう!転職活動で必要なマナーやよくある質問もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 転職活動の面接は、基本的に「受付→待機→面接」という流れで進む
- 面接当日は、約束時間の5~10分前に会場に到着するように行動しよう
- 転職活動の面接では転職理由や志望動機、自己PRなどを聞かれるケースが多い
- 転職活動の面接でよくある質問は、「キャリアプラン」「活用できるスキル」などもある
- 転職活動の面接では、これまでの実績や就業意欲をアピールするのがおすすめ
「採用面接の流れが分からず、転職活動を失敗しないか不安…」という方も多いでしょう。転職活動の面接は、「入室→自己紹介→転職理由→志望動機→自己PR→条件確認→逆質問→退室」という流れで進むのが一般的です。このコラムでは、各段階におけるマナーやよくある質問、アピールすべき事柄などを解説しています。転職活動の面接を控えている方は、ぜひお役立てください。
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転職活動における面接の大まかな流れとマナー
転職活動の面接は、基本的に「受付→待機→面接(入室~退室)」という流れで進みます。以下では、各段階におけるマナーを紹介しているので、面接をスムーズに受けられるようにポイントをしっかりと押さえておきましょう。
1.到着は面接時間の5~10分前
面接当日は、時間に余裕をもって会場に到着するのが基本。到着の目安は、指定された面接時刻の10~15分前です。なお、あまりに早い到着は企業側の準備が整っておらず、迷惑になってしまう可能性も考えられます。そのため、最寄駅に早めに着いたときは、面接会場の近くで時間を調整しましょう。万が一、遅刻しそうなときは、担当者にすみやかに連絡します。どのような事情でどれくらい遅れそうかを具体的に説明し、担当者の指示に従いましょう。
2.受付で約束内容を簡潔に伝える
受付では自分の名前とともに「何時に誰と」約束しているかを伝えます。「本日〇〇時に、人事部の〇〇様と面接のお約束をしております、△△と申します」といったように、要件を簡潔に述べましょう。受付の方法は企業によって異なり、「受付から内線をかける」「直接部署まで行ってインターフォンを鳴らす」などさまざまです。基本的には事前に案内があるので、その指示に沿って受付を行いましょう。
3.入室の流れは「ノック→挨拶→着席」
入室前は扉を3回ノックします。面接官に、「どうぞ」と声をかけられたら「失礼いたします」と言い、軽く会釈をして中に入りましょう。このときのお辞儀の角度は、30度が最適とされています。なお、扉を閉める際は、後ろ手にならないよう気をつけましょう。部屋に入ったら椅子の横に立ち、「本日はよろしくお願いいたします」と言ってから一礼します。自己紹介時の会釈は、男性は体の脇に、女性は体の前に手をそろえ、45度の最敬礼で行いましょう。挨拶後は、面接官に「どうぞ」と促されてから着席します。入室を含む面接時のマナーは、「対面面接の流れやマナーを解説!入退室の仕方や持ち物も確認しよう」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
4.面接中の基本マナー
転職活動における面接の基本マナーとして、「名刺の受け取り方」「表情と声のトーン」「視線や姿勢」の3点が挙げられます。以下では、それぞれのマナーについて解説します。
名刺の受け取り方
転職活動では、面接官から名刺を渡される場合があります。名刺を差し出されたら両手で受け取り、「頂戴いたします」や「ありがとうございます」と言って一礼しましょう。このとき、机を挟んだまま受け取らないように気をつけます。なお、受け取った名刺はしまわずに、自分から見て左側の机の上に置いておきましょう。
表情と声のトーン
面接中は口角を少し上げ、柔らかい表情を意識しましょう。表情が硬過ぎると暗い印象を与える可能性があるので、リラックスして面接に臨むことが大切です。また、小さい声でボソボソと話すと、自信がないイメージを持たれてしまう恐れも。話すときはハキハキとした明るい声を出すように心がけましょう。
姿勢や視線
面接中は背筋をまっすぐ伸ばして座りましょう。男性は手を軽くにぎって両膝の上に、女性は両手を重ねて閉じた膝の上に乗せます。また、質疑応答時に視線が泳いでいると落ち着かない印象を与えてしまう可能性も。質問に答える際は、面接官の顔を見るように意識しましょう。
ジェスチャーを交えて話すときの注意点
転職活動の面接で、話の流れに合わせて身振り手振りを交えるのはマナー違反ではありません。ただし、あまりにもジェスチャーが多いと、どこが重要なポイントなのか伝わりにくくなってしまいます。ジェスチャーを交えて話すときは、強調したいポイントに絞って使うようにしましょう。「面接中のジェスチャーは効果的?好印象を与える所作とは」では、ジェスチャーを使うポイントや好印象を与える所作などを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。5.退室するときのマナー
面接が終わったら椅子から立ち上がり、お礼を述べて45度の最敬礼でお辞儀をします。お礼の言葉は「本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました」といったシンプルな言葉でOK。ドアの前まで歩いたら振り返り、面接官に「失礼いたします」と挨拶します。入室時と同じように30度の会釈をしたら、部屋から退室しましょう。なお、退室後、建物を出るまでは「コートを着る」「携帯を触る」などの行為は控えます。いつ誰に見られても問題ないよう、礼儀正しい振る舞いを意識しましょう。
面接官にマイナスな印象を与える行為はある?
面接官にマイナスな印象を与える可能性がある行為は、「遅刻」「香水をつけ過ぎる」「基本的なマナーがなっていない」などです。特に、遅刻は時間にルーズな印象を抱かれ、「入社後も約束を守れないのでは」という懸念を持たれてしまう恐れも。ただし、早く着き過ぎるのも「時間の管理ができない」と思われる可能性も考えられるので注意が必要です。そのほか、香水の臭いがきつ過ぎたり、正しい言葉遣いができていなかったりする場合も、マイナスイメージにつながる可能性があります。6.面接のお礼状を送る
面接後、企業にお礼がしたい場合はお礼状を送りましょう。お礼状には、面接の機会を頂いたことに対するお礼や、面接で感じたことなどを書きます。なお、お礼状を送る場合は、当日中を目安に投函しましょう。送るのが遅過ぎると、かえって失礼になる場合があるので注意が必要です。面接後にお礼状を送ろうと考えている場合は、「面接後のお礼状は必要?正しい書き方や送る際のマナーを解説!」のコラムもあわせてご覧ください。
転職活動中の面接の具体的な進み方
前項で紹介した面接の流れをより細かくすると、以下のようになります。
・入室
・自己紹介
・転職理由
・志望動機
・自己PR
・条件確認
・逆質問
・退室
以下では、自己紹介から逆質問までのポイントを詳しく解説するので、選考対策にお役立てください。
1.自己紹介
転職の面接における自己紹介では、以下の例文のように氏名や現職の情報を伝えます。
例文
「私は〇〇(フルネーム)と申します。大学卒業後は、株式会社〇〇で〇〇職として〇年間業務に従事しました。そこで身につけた〇〇のスキルを御社でも活かしたいと感じ、この度応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
上記のように、自己紹介は、簡潔さを心掛けて話すことが大切です。自己紹介をするときのポイントや例文は、「面接の自己紹介では何を言う?自分なりの内容を考えて好印象につなげよう」のコラムでも紹介しているので、あわせてご覧ください。
2.転職理由
転職活動の面接では、転職理由を聞かれる可能性が高いといえます。企業が転職理由を聞くのは、「転職後に活躍してくれそうか」「長く働いてくれそうか」などを確かめる目的があるようです。転職理由が「人間関係が良くなかったから」「給料が低かったから」といった後ろ向きな内容だと、「入社しても同じような理由で退職してしまうのでは」と懸念されてしまう恐れも。そのため、転職理由を伝えるときは、具体的なキャリアプランを盛り込みつつ、できるだけポジティブな内容にすることを心掛けましょう。転職理由の伝え方や例文は、「面接で転職理由をどう伝える?答え方や回答例を紹介!」のコラムでも詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
3.志望動機
転職に限らず、面接で必ずといって良いほど聞かれるのが「志望動機」です。志望動機では、「なぜその会社に入りたいのか」を伝えます。ポイントは、「競合他社ではなくその会社を選んだ理由は何か」を明確に伝えること。どの企業にも当てはまるような志望動機だと、「転職できるならどこでも良いのでは」と捉えられる可能性があるので気をつけましょう。志望動機を考えるのが苦手な場合は、「転職の志望動機が思いつかないときの対処法!好印象な内容や例文を紹介」のコラムをお役立てください。
4.自己PR
転職活動の面接においては、自己PRを求められることが多くあります。自己PRとは、自分の強みやスキルを企業にアピールすることです。自己PRの際は、「どのスキルをどの業務に活かすのか」を明確に伝えましょう。どれほど魅力的な強みでも、企業の業務内容や求める人物像にマッチしていないと、うまくアピールできない可能性もあるので注意が必要です。「転職面接の自己PRとは?効果的なアピール方法とよくある質問をご紹介」のコラムでは、企業が自己PRを求める理由や自己紹介との違い、回答例などを紹介しています。「自己PRの作り方が分からない」という場合は、ぜひ参考にしてみてください。
5.条件確認
転職活動の面接では、企業から雇用条件の確認をされることもあります。たとえば、「転勤の有無」「平均残業時間」「給与額」「勤務地」などです。入社後のミスマッチを防ぐためにも、雇用条件に関する説明はしっかりと聞いておきましょう。説明に疑問点があれば、聞き方に配慮したうえで面接官に質問します。聞き方のポイントは、「雇用条件とは?通知書がないのは違法?もらえないときの対処法を解説」のコラムを参考にしてください。
6.逆質問
逆質問とは、求職者が面接官に質問することを指します。面接で質疑応答を終えたあとに、「何か質問はありますか?」と尋ねられるのが基本的な流れです。面接官は、応募者の就業意欲や熱意などを確認するために逆質問を求めているといえます。そのため、企業のWebサイトや求人に載っているような、「聞かなくても分かること」を質問すると、研究不足と判断される恐れも。逆質問では、「入社までにやっておくべきこと」や「業務に役立つ本はあるか」など、意欲的な印象を与えられる質問を心がけましょう。「面接で役立つ逆質問例!質問の意図は?目的や状況に応じた回答で選考を突破」のコラムでは、面接時の逆質問で好印象を与える回答例を紹介しています。逆質問でのアピール方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動の面接でよくある質問
転職活動の面接で聞かれやすい質問には、どのようなものがあるのでしょうか。以下では、面接で聞かれやすい質問を紹介しています。事前に面接で想定される質問の回答を用意しておき、当日に慌てずに答えられるようにしておきましょう。
将来の夢やキャリアプランについて
転職活動の面接では、将来の夢やキャリアプランについて聞かれることがあります。企業が面接で将来の夢やキャリアプランについて質問するのは、応募者の就業意欲をチェックする目的があるようです。たとえば、将来の夢や目標を持たずに何となく転職しようとしている人と、将来の夢を持ち、その実現を目指して転職しようとしている人がいた場合、「熱意を持って働いてくれそう」と思われやすいのは後者といえます。面接で将来について聞かれたときの回答例は、「面接でキャリアプランを質問されたときの答え方は?例文もご紹介!」のコラムを参考に考えてみてください。
活用できるスキル・経験・実績
転職後に活用できるスキルや実務経験、実績があるかどうかも、面接の際に聞かれやすい質問といえます。自分のスキルや実績を効果的にアピールするためには、具体的なエピソードを盛り込みながら回答するのがおすすめです。「〇〇のスキルを持っています」と伝えるだけでは、そのスキルによってどのように貢献できるのか企業に伝わらず、十分なアピールにならない可能性もあるので注意しましょう。
雇用条件について
「転勤の可否」「残業の許容時間」「希望給与額」「勤務地の希望」といった雇用条件に関しても、転職活動の面接で質問される場合があります。雇用条件の質問には正直に答えるのが大前提ですが、自分の希望をそのまま伝えてしまうとマイナス評価につながる可能性もあるので注意が必要です。たとえば、転勤ができない場合、単に「転勤はできません。」と答えると、志望度が低いと捉えられる恐れも。そのため、「現在の状態では転勤が厳しいと感じております。その理由は~~」といった具合に、クッション言葉を入れたり説得力のある理由をつけたりして、前向きに回答しましょう。
会社の理念や事業内容について
転職活動の面接では、会社の経営理念や事業内容に関する質問をされることもあるようです。たとえば、「会社の経営理念についてどう感じますか」「弊社の事業内容を簡単に説明してください」などといった質問が挙げられます。こういった質問には、「応募者が企業理念に賛同してくれるか」「企業のことをよく調べているか」を確かめる意図があると考えられるでしょう。必ずしも聞かれるとは限りませんが、企業理念や事業内容は、面接を受けるうえで十分に理解しておく必要がある項目といえます。自身と応募先の企業との相性も確認できるので、事前にしっかりとリサーチしておきましょう。企業研究の方法が知りたい場合は、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムをご覧ください。
転職活動の面接では実績や就業意欲をアピールしよう
転職活動における面接では、これまでの実績をしっかりとアピールしましょう。企業は、事業の展開に伴う増員や、前任者の退職による人員補充の目的で中途採用を行う場合が多く、求職者に即戦力を求める傾向があるからです。転職活動の面接を成功させる方法は、「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」のコラムにも載せているので、あわせてチェックしてみてください。
スキルに自信がなければ「ポテンシャル採用」を行っている企業もおすすめ
年齢が若く、スキルに自信がない場合は、「ポテンシャル採用」を行っている企業に応募するのもおすすめです。「ポテンシャル採用」とは、若さや就業意欲を評価する採用方式のことを指します。ポテンシャル採用の定義や利用するメリットを知りたい場合は、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?重視されるポイントを解説」のコラムをチェックしてみてください。「転職の面接の流れが分からない」「転職を成功させたいけど不安がある…」という方には、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用がおすすめです。
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面接時の悩みに関するFAQ
ここでは、面接マナーに関するよくある疑問をQ&A形式でご紹介します。
面接中、カバンはどこに置けば良い?
カバンは、着席後に椅子の横に置きます。寝かせて置くとだらしない印象を与えてしまうので、リュックやトートタイプは避け、自立型の鞄を使うようにしましょう。カバンの選び方については、「面接時に最適なカバンの色・サイズ・デザインは?」のコラムで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
コートなどの防寒具や傘はどうしたら良い?
コートやマフラーといった防寒具を着用している場合は、建物に入る前に脱いでおくのがマナーです。脱いだコートは裏地が表になるように腕にかけ、面接中はカバンの上に畳んで置きます。また、傘は会社に傘袋や傘立ての用意があれば利用してOK。ない場合はカバンと一緒に持ち歩き、面接中は横に並べて置きましょう。コートや傘の扱い方は、「面接時のコートのたたみ方や置き場所を解説!冬の就活ならではの注意点とは」や、「面接当日の天気は雨!持って行く傘の種類やマナー・注意点は?」のコラムで詳しく解説しています。
控室ではどう過ごす?
控室では、ほかの応募者がいても雑談しないように注意しましょう。携帯の電源が切れているか最終確認したあとは、いつ呼ばれても良いように姿勢を正して待ちます。緊張して体が堅くなってしまうときは、深呼吸を繰り返すと少し気持ちが落ち着くでしょう。
面接官以外の社員と社内で遭遇したときはどうする?
エレベーターや廊下などで面接官以外の社員と遭遇したときは、軽いお辞儀とともに挨拶をしましょう。挨拶は「こんにちは」が無難です。「お疲れさまです」は社外の人間からの声掛けとしてふさわしいとはいえず、「ご苦労さまです」は目上の人から目下の人にかける挨拶なので避けましょう。面接時のマナーに自信がない場合は、ぜひ「ハタラクティブ」の利用も検討してみてください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。