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怒られるのが怖いのはなぜ?考えられる要因と克服方法を解説
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この記事のまとめ
- 仕事で怒られるのが怖いのは、他人の目が気になる気持ちやトラウマが原因と考えられる
- 仕事で怒られるのが怖いときは、まず怒られないようにミスを減らそう
- 自分を認めたり成功体験を重ねたりすることで、怒られるのが怖いと感じにくくなる
- 怒られるのが怖いときは、相手が怒る理由を考えてみよう
「仕事で怒られるのが怖い」と感じて仕事が嫌になっている人もいるでしょう。怒られることに対して必要以上に恐怖を感じてしまうなら、怖いと感じる原因を突き止めて適切な方法で対処することが大切です。このコラムでは、怒られる要因や怖い気持ちを克服する方法を解説します。上司の説教や叱責に恐怖心を抱きやすい方は、参考にして仕事への向き合い方を変えてみましょう。
怒られるのが怖いと思う6つの要因
怒られることに対して過剰な恐怖を感じる場合は、以下の6つの要因が考えられます。自分に当てはまる要因があるか、ぜひチェックしてみてください。
怒られるのが怖いと思う要因
- 怒られることにトラウマがある
- 存在を否定されたように感じる
- 相手との関係が悪化するのを恐れている
- 攻撃されていると感じる
- 他人の目が気になる
- ミスを繰り返してしまう
1.怒られることにトラウマがある
幼少期に家族から過剰に怒られた経験がある方は、「怒られること」自体がトラウマになってしまっている可能性があります。子どもが大人に怒られると、体格や声色、声量の差から威圧感を覚えやすいようです。そのときの記憶が大人になっても忘れられず、怒られるのが怖いと感じてしまうことがあるでしょう。
2.存在を否定されたように感じる
他人から怒られると、「自分の存在を否定されている」と感じてしまう方もいます。自己肯定感が低い方や自信のない方は、怒られること自体が自分の存在否定につながってしまいがちです。たとえ存在を否定するような言葉遣いでなくても、大きなショックを受けてしまうでしょう。
3.相手との関係が悪化するのを恐れている
相手との関係が悪化してしまう恐れから、怒られるのが怖いという気持ちを抱えている可能性があります。自分と相手との間で信頼関係が築けている場合は別ですが、そうでない場合は怒られるとネガティブな感情が芽生えてしまうことがあるでしょう。「嫌われたくない」という感情から、トラウマに近い感覚を抱いてしまうようです。
4.攻撃されていると感じる
恐怖心を感じる要因の一つとして、攻撃されていると感じる場合があります。ミスをしたりやるべきことを失念していたりと、仕事において人が怒るのは何かしらの理由や原因があるでしょう。しかし、恐怖心に囚われてしまうとその原因が何かを追求できず、正常な判断ができなくなってしまうようです。
5.他人の目が気になる
職場で怒られると、周囲も同じような気持ちなのではないかと不安を感じてしまうものです。
特に、大勢の前で怒られたときは、まるで全員の総意であるかのように思えてしまうこともあるでしょう。大勢の前での説教や叱責は、必要以上に人を傷つけるものです。
6.ミスを繰り返してしまう
仕事上のミスを頻繁にしてしまう方のなかには、トラウマに陥っている方もいます。「ミスをしたらまた怒られる」というプレッシャーから、失敗を繰り返しやすくなる場合もあるでしょう。
その結果、怒られるのが怖くて仕事に身が入らないという悪循環に陥ってしまう可能性があります。
「職場で毎日怒られるのはなぜ?仕事のストレスで辛いときの対処法」では仕事のミスを減らすアイデアをご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
怒られるのが怖いと感じる人にみられる3つの特徴
怒られるのが怖いと感じる人には、「コミュニケーションを苦手に感じる」「自分に自信をもてない」などの特徴がみられます。ここでは、怒られるのが怖いと感じる人にみられる特徴をまとめました。
1.コミュニケーションを苦手に感じる
怒られるのが怖いと感じる人には、コミュニケーションを苦手に感じる特徴がみられます。周囲とのコミュニケーションが不足すると良好な信頼関係を築けない恐れがあり、注意を受けた際に「怒られた」と勘違いしてしまうようです。
コミュニケーション能力を向上させたいと考えている方は、「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」のコラムもあわせてご一読ください。
2.自分に自信をもてない
自分に自信がもてないことも、怒られるのが怖いと感じる人にみられる特徴の一つ。自信がもてないと、周囲からの評価を極端に気にして怒られるのが怖いと感じるようです。
ミスを防ぐために教わったことをメモしたり、成功体験を積み重ねたりすることを意識して取り組んでいくと、自己肯定感を高められるでしょう。
3.気持ちを切り替えるのに時間が掛かる
怒られるのが怖いと感じる人は、気持ちを切り替えるのに時間が掛かる特徴があります。一度注意されたことを引きずるとのびのびと仕事ができず、ミスにつながり再度怒られる恐れがあるでしょう。
仕事にはミスはつきものですが、同じ失敗を繰り返さないために、作業ごとに確認をしてミスがないか確認する癖をつけるのがおすすめです。
「仕事で怒られるのが怖い」を克服する7つの方法
怒られるのが怖いと、消極的になったりコミュニケーションが苦手になったりしてしまい、仕事に支障をきたす恐れがあります。ここでは、「仕事で怒られるのが怖い」を克服する方法をご紹介。怒られることに対する考え方をプラスに変えていきましょう。
「仕事で怒られるのが怖い」を克服する方法
- 自分を認める
- 成功体験を重ねる
- 怒られることを成長の糧と考える
- 身近な人や職場のカウンセラーに相談する
- 相手が怒っている理由を分析する
- やるべきことを見極める
1.自分を認める
「自分は怒られるのが怖い人間である」と受け入れると、必要以上の恐怖を感じにくくなるでしょう。怒られることを怖がってしまう自分を否定する必要はありません。誰でも、大きな声で責められたり失敗を追及されたりするのは嫌だと感じるものです。「自分だけがだめな人間だ」というような、否定的な考えをしないように意識してみてください。
2.成功体験を重ねる
怒られるのが怖いのを克服するには、成功体験を重ねて自分に自信をつけるのが効果的です。成功体験は、人に自慢できるような大きなものではなくても問題ありません。「電車で高齢の方に席を譲った」「毎日やると決めたことが1週間続いた」というように、日々の成功体験を重ね、少しずつ自己肯定力を上げていきましょう。
3.怒られることを成長の糧と考える
仕事で怒られることや失敗に対する意識を変えてみるのも、恐怖心を克服する方法の一つです。過去の指摘から、学んだことや気づきを得たこともあるでしょう。相手はイライラして怒っているのではなく、注意の意味や相手のためを思って言葉にしている場合も多くあります。
「自分のために怒ってくれている」と捉え成長の糧にできれば、怒られるのが怖いという考え方も変えられるでしょう。
4.身近な人や職場のカウンセラーに相談する
働く環境や上司の言動に少しでも疑問を感じたときは、仲の良い同僚や先輩に相談しましょう。周囲に相談すると、上司や先輩に関する情報や対処法を得られる可能性があります。
また、職場カウンセラーのカウンセリングを受けるのも一つの手です。職場カウンセラーは、従業員に対してカウンセリングを実施しており、人間関係や仕事での悩みに関する相談を受けています。
昨今では、オンラインカウンセリングを導入しているカウンセラーも多いようです。オンラインカウンセリングのメリットには、「時間の都合がつきやすい」「カウンセリングの場所を選ばない」などが挙げられます。
5.相手が怒っている理由を分析する
相手がなぜ怒っているのかを知るのも、怒られるのが怖い気持ちを克服する方法の一つです。原因が分かれば、再び同じことで相手を怒らせないよう対策を講じられます。
たとえば、仕事で自分がミスをしてしまい、それが原因で怒られているなら、相手は自分への指導や愛情をもって怒っていることも考えられるでしょう。
場合によっては、相手の機嫌が悪くて怒られてしまうこともあります。この場合は、「この人は機嫌によって意見や考えが左右される人なんだ」と考え、相手の怒りを必要以上に受け止めないのが得策です。怒られる理由が分からなければ相手に直接聞くか、できなければ客観的に自分の行動を振り返ってみましょう。
6.やるべきことを見極める
怒られるのが怖い人は、「△△をしなければいけない」という考えを捨て、やるべきことを見極めることが大切です。「こうしないといけない」と思い込むと円滑に業務が進められず、時間が掛かってしまうことで「仕事が遅い」と相手に悪い印象を与える恐れがあります。
たとえば「1週間で△△を終える」と自分のなかでのゴールを設定し、ゴールを達成するために何をしたら良いのかやるべきことを整理すると、円滑に仕事を進められるでしょう。
仕事で怒られるのが怖い…これってパワハラ?
自分に非がない過剰な叱責は、パワハラに該当する可能性があります。厚生労働省の「2020年(令和2年)6月1日より、職場におけるハラスメント防止対策が強化されました!」によると、パワハラは以下のすべてを満たすものと定義されています。
- ・優越的な関係を背景とした言動
- ・業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
- ・労働者の就業環境が害されるもの
業務外のことにも干渉して怒られたり、誰かが同じミスをしても自分だけひどく怒られたりする場合は、相手の怒り方や言っている内容をよく確認してみましょう。
参照元
厚生労働省
職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)
仕事で怒られるのが怖い人向け!パターン別の対処法
ここでは、仕事中にどのようなことをすると怒られてしまいやすいかを紹介します。また、怒られないようにするためのアドバイスも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.仕事でミスをしたとき
ミスの原因が自分にあるなら、まずは素直に受け入れて謝ることが大切です。謝罪をしたあとは、ミスの経緯や原因を書き出したり、同じ作業をするときの注意点をメモにまとめたりして、再発防止に尽力しましょう。
2.遅刻をしたとき
やむを得ない事情を除き、社会人の遅刻は厳禁です。万が一遅刻をしてしまった場合は、嘘をついたり言い訳したりせず、誠意をもって謝罪しましょう。
また、再発防止のために目覚まし時計を早めの時間に設定したり、1本早い電車に乗ったりするといった対策をするのがおすすめです。
3.仕事のノルマを達成できなかったとき
仕事のノルマが達成できなかった場合も、怒られる原因になることがあります。怒られたときは、なぜノルマを達成できなかったのかを明らかにし、達成のために必要なことを考えて上司に反省点を伝えましょう。
また、自分の考えを述べたら相手の意見を求め、業務に反映していく姿勢をもつことも大切です。
4.忘れ物をしたとき
会議や取引に必要な資料やファイルなどの忘れ物をすることも、怒られる理由の一つといえるでしょう。忘れ物をする主な原因は、事前の確認不足やメモの取り忘れが当てはまります。
「メモを取る」「リマインダーを活用する」といった改善策を取りつつ、今後は決して忘れないという意識をもちましょう。
「仕事で怒られやすい人の特徴を解説!怒られてばかりのときの対処法もご紹介」では、仕事で怒られやすいと感じたときの対処法を解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
怒られるのが怖い人が仕事で意識したい3つのポイント
仕事で怒られるのが怖い場合、普段から相手を怒らせないように意識すれば怒られること自体を避けられる可能性があります。ここでは、仕事で怒られないために注意したいポイントをまとめました。
怒られるのが怖い人が仕事で意識したいポイント
- 作業ごとの確認を習慣にする
- 報連相を徹底する
- 社会人としてのマナーを守る
1.作業ごとの確認を習慣にする
普段から小さなミスが積み重なって怒られてしまう人は、一つひとつの業務ごとにミスがないかどうか確認する癖をつけましょう。資料やデータを作成したときは、提出する前に数字が間違っていないか、誤字脱字がないかをチェックすると、ミスの原因を減らせます。
2.報連相を徹底する
報連相(報告、連絡、相談)は漏れのないように行いましょう。「仕事の進捗や成果の報告」「新しい情報や問題が発生したときの連絡」「疑問点が生じたときに先輩や上司の意見を仰ぐ相談」の3つを行うと、トラブルが起きても早い段階で対処でき、怒られる原因を減らせます。
3.社会人としてのマナーを守る
「遅刻や欠勤をしない」「締め切りを守る」など、社会人としてのマナーは守りましょう。基本的なマナーを守れないと怒られる原因になるだけでなく、今まで積み重ねてきた上司や同僚との信頼関係も失われてしまいかねません。
怒られるのが怖い気持ちを払拭できないときは
怒られるのが怖いという気持ちが長期間払拭できない場合、仕事や会社が自分の適性に合っていない可能性も考えられます。そのようなときは、自分の強みを活かせる部署への異動や職場への転職を検討するのがおすすめです。
人事や上司に異動を申し出る
パワハラやいじめの可能性がある場合、会社の人事や労働組合に相談することで異動を検討してくれるでしょう。異動により部署が変われば、自分の適性に合った仕事ができることもあります。
異動を申し出る際の伝え方は、「仕事でストレスを感じて異動をしたい場合の伝え方を解説」のコラムを参考にしてみてください。
転職を検討する
人事や上司に相談しても改善されなかったり、会社の社風が合わなかったりするなら、転職で労働環境を変える方法もあります。転職する際は、前職で怒られる要因となっていたことを参考に転職先を選びましょう。たとえば、仕事内容が合わずに怒られやすかった場合、前職とは異なる職種への転職を検討するのがおすすめです。
自分に合った仕事が分からない方は、キャリアカウンセリングを受けるのも良いでしょう。「キャリアカウンセリングとは?実施する目的と就職する方法」では、キャリアカウンセリングの概要やメリットを解説しています。ぜひご一読ください。
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怒られることが怖いことに関するQ&A
ここでは、怒られることに関してよくある質問にお答えします。
怒られて怖いと感じるのはおかしい?
怒られて怖いと感じるのはおかしいことではありません。怒られて落ち込んでしまうのも、怒りっぽい人を避けたいと考えるのも自然なことです。
誰でも何かのミスで怒られることはあるため、自分に対して必要以上に落胆する必要はありません。怒られ過ぎて自分に自信をなくしている方は、「取り柄がないと悩む人が自信をつけるには?原因や見つけ方を解説!」をぜひご覧ください。
怒られるのが怖いときの対処法は?
怒られるのが怖いときは、成功体験を積み重ねたり信頼できる人に相談したりしましょう。目の前の一つひとつの業務をこなし、成功体験を積み重ねることで自信につながります。また、一人で抱え込まず同僚や上司、社内の相談窓口など信頼できる人に相談することも大切です。
相談相手がいないときはどうすれば良い?
友人や親、恋人など、信頼できる人に相談することで気持ちを落ち着かせられます。また、悩みやストレスは何らかの形で吐き出すのが効果的とされますが、紙に書き出して可視化するだけでも頭の中が整理されます。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。