- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- お役立ち記事TOP
- ニートからの就職のコツを紹介!支援機関を使って就活を有利に進めよう
ニートからの就職のコツを紹介!支援機関を使って就活を有利に進めよう
更新日
この記事のまとめ
- 正社員を目指すニートの方は、少しでも若いうちに就職活動を開始するのがおすすめ
- 就職できるか不安なニートの方は、未経験者を歓迎している会社に応募しよう
- 介護職や警備員などは未経験者歓迎の求人が多く、ニートから挑戦しやすい
- ニートの経歴は隠さず、就業意欲をアピールして就職活動を成功させよう
- ニートの方は、ハローワークやエージェントといった就職支援サービスを活用しよう
「ニートから正社員就職を目指すべき?」と悩んでいる方もいるでしょう。ニート生活を長く続けるほど正社員として就職する難易度は高くなるので、早めに行動を起こすのが大切です。このコラムでは、ニートの方が就職に対して感じる不安とその対処法や、正社員になるメリットを解説しています。ニートの方が就職活動を成功させるポイントやおすすめの職種も紹介しているので、ぜひお役立てください。
ニートとは
ニート(NEET)とは、「Not in Employment、Education or Training」の略称で、「就業や就学をしていない若者」を指す言葉です。
ここでは、ニートの定義やフリーターとの違い、世間からのイメージなどを解説します。就職市場における自分の立ち位置を理解するためにも、ぜひご一読ください。
ニートの定義
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書(p.63)」では、ニートを「15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」と定義しています。
年齢が限定的であることに加えて、通学や家事に従事している人はニートに該当しない点に留意しておきましょう。ニートの定義は、「ニートの定義とは?フリーターとの違いや就職を目指す際のコツも解説」でも紹介しているので、参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」
慢性的な人手不足解消のため、採用活動において「経験がない方を歓迎する風潮」が生まれています。そのため、採用難易度は下がり、内定獲得は以前と比べるとしやすくなっているといえるでしょう。
未経験者向けにマニュアルやサポート体制を手厚く準備している企業が増えているといった非常に良いタイミングとも考えられます。ぜひ「今が就職のチャンス!」と考え、調べることから始めてみてください。
既卒や第二新卒に当てはまる人も
「自分は仕事をしていないからニートだ」と思っていても、実は既卒や第二新卒に該当することもあります。既卒とは、学校卒業後に一度も正社員として就職した経験がない人のこと。第二新卒とは、学校卒業後に新卒として入社した会社を数年で退職した人のことを指します。企業によっては「既卒枠」や「第二新卒枠」が設けられている場合もあるので、就職活動を始めるまえに自分自身の立場を明確にしておくことが大切です。
ニートとフリーターの違い
ニートとフリーターの大きな違いは、「働く意思の有無」です。働く意思があり、実際にアルバイトやパートとして働いている人がフリーター、働く意思がなく就業していない人がニートと判断できます。そのため、先ほどご紹介したニートの定義に当てはまっても、働く意思がある人は、フリーターであるといえるでしょう。
ニートとフリーターの違いは、「ニートとフリーターの違いとは?就職に向けてできることと行動を起こすコツ」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
世間のニートに対するイメージ
ニートに対する一般的なイメージは、「親から自立できていない」「消極的」など、マイナスなものが多いようです。企業側も、ニート状態の人に対して、「なぜ働かないのか」「就業意欲がないのではないか」という懸念を抱きやすい傾向があります。
そのため、ニートから就職活動を成功させるためには、企業側の不安を払拭するようなアピールをすることが重要です。アピール次第で就職することは十分可能なので、「ニートだから就職は無理…」と諦めずに行動を起こしましょう。
ニート人口の変化
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2019年~2023年のニート人口は以下のとおりです。
年 | ニート人口 |
---|---|
2019年 | 56万人 |
2020年 | 69万人 |
2021年 | 58万人 |
2022年 | 57万人 |
2023年 | 59万人 |
引用:総務省統計局「表15 若年無業者及び35~44歳無業者の数及び人口に占める割合の推移」
ニート人口は2020年に一度増加したのち、2021年には10万人以上減少。それ以降は50万人台後半で推移しています。2020年ごろにニート人口が大幅に増加した原因として挙げられるのは、新型コロナウイルス感染症の影響です。アルバイト先が営業時間短縮・休業・閉店といった対応を取ったことによる失業で、ニートになった人が増加したと考えられます。
上記のように、ニート人口は社会情勢によって変動する場合があります。その一方で、人手不足によって採用の間口を広げている企業があるのも事実なので、あまり心配し過ぎずに就職活動を進めましょう。人手不足の業界を知って就職のチャンスを広げたい方は、「深刻な人手不足はなぜ起こる?転職時に知っておきたい原因と対策法」のコラムをご覧ください。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2023年(令和5年)平均結果
ニートが正社員就職するメリット
ニートから正社員就職するメリットには、「生活が楽になる」「社会的な信用度が高まる」などがあります。「なかなか一歩踏み出せない…」というニートの方は、以下を読んで就職活動のモチベーションを高めましょう。
ニートのときよりも生活が楽になる
正社員として就職し、自分で収入を得られるようになれば、ニートのときよりも生活が楽になります。正社員は雇用が安定しているうえにボーナスや昇給の機会もあるため、老後に備えて貯蓄することも可能です。金銭的な不安を軽減できるという点は、ニートから正社員就職する大きなメリットといえるでしょう。
やりがいを感じる仕事が見つかる可能性がある
やりがいを感じる仕事に出会える可能性があるのも、ニートから正社員として就職するメリットの一つです。やりがいを感じる仕事であれば、楽しみながら長く働き続けられる可能性があります。働き始めた時点では不安のほうが大きくても、スキルを身につけたりさまざまな業務を経験したりすることで、達成感や充足感を得られるようになっていくでしょう。
社会的な信頼度が高まる
ニートから正社員として就職することで、社会的な信頼度が高まるというメリットも。社会的な信頼度は、地位や経済力によって決まるため、雇用・収入が安定している正社員のほうが、ニートよりも信頼度は高いといえます。
社会的信頼度が低い場合に起こり得るのは、「クレジットカードやローンの審査にとおりにくくなる」「結婚を相手の家族に反対される可能性がある」などです。「車が欲しい」「家族をもってマイホームを建てたい」のように、実現したいライフプランがあるニートの方は、確実性を高めるために正社員を目指したほうが良いでしょう。
人との関わりが増えて人脈が広がる
就職すると、ニートのときよりも人との関わりが増えて人脈が広がるのもメリットです。仕事では、同僚や上司、取引先、顧客などとの関わりが生じます。さまざまな立場の人と関わることで自分の知見を広げられ、新たな世界を知るきっかけになることも。また、話が合って楽しいと思えたり、いざというときに力を貸してくれたりする人と出会うチャンスは、ニートのままでは得にくいといえるでしょう。
ニートが就職に対して感じる不安と対処法
ここでは、ニートの方が抱えがちな就職への不安と、その解決策をご紹介します。
「就職したほうが良い」と頭で分かっていても動き出せないのは、就職に対する不安や恐怖心が原因の可能性も。就職に抵抗があるニートの方は、以下を参考にしながら原因を分析し、対処法を考えましょう。
ニートも採用してもらえるか
採用してもらえるかどうかを不安に思い、就職に踏み出せないニートの方もいます。選考でアピールできるスキルや経験がないと、「応募しても雇ってもらえないのでは…」と後ろ向きな気持ちになってしまうでしょう。就職をためらっているニートの方は、以下の解決策を試してみてください。
対処法:未経験者歓迎の会社に応募する
正社員経験がなくて採用してもらえるか不安なニートの方は、未経験者歓迎の求人に応募しましょう。未経験者を歓迎している会社は、経歴やスキルよりもポテンシャルや意欲を重視する傾向があるためです。また、入社後の教育制度が充実していることも多く、就職後に無理のないペースで仕事を覚えられます。
就職サイトを使う場合は検索の仕方を工夫しよう
ニートの方が就職サイトを使って求人を検索する際は、検索ワードを工夫しましょう。初めから「残業なし」「土日祝休み」といった希望条件で探すのではなく、「ニート歓迎」「未経験者歓迎」「経歴不問」など、職歴に依存しない求人のなかから、希望条件に合った就職先を探すのがおすすめです。就職サイトでの詳しい検索方法は、「ニート向けの求人はどう探す?仕事探しのポイントと活用すべき支援サービス」でチェックしてみてください。
面接対策では「面接官目線」を大事にしましょう!
人事の方が面接において見ているポイントの1つに「過去・現在・未来をきちんと振り返り言語化できているか」があります。
・過去:ニートになったきっかけ
・現在:就職を決意した理由
・未来:これからどんな姿勢で働きたいのか
例えば、現在のことしか考えておらず、就職を決意した理由として「経済的に自立したいので」「危機感を感じた」のみを面接で話された場合、面接官は「ではなぜニートになったのか?(過去)、その期間を踏まえてこれからどんな姿勢で働きたいのか?(未来)」が気になってしまうでしょう。
面接の通過率や合格率を上げるためには、「自分が何を話したいか」だけではなく、「自分が面接官だったら自分に何を質問するだろう?」といった面接官目線を持つことが重要になってきますが、言語化することは実際簡単ではありません。そのため、就職エージェントサービスを利用し言語化を手伝ってもらうのもオススメです!
仕事についていけるか
「就職しても自分の能力で仕事についていけるか不安」「周囲に迷惑を掛けるのではないか」と心配しているニートの方もいるでしょう。ミスや退職に対する考え方を変えることが、不安の解消につながります。以下の対処法を参考にしてみてください。
対処法1:最初は失敗して当たり前と考える
ミスを恐れ過ぎるのではなく、「最初は失敗して当たり前」と前向きに考えるようにしましょう。就職したばかりの人が、仕事を思うように進められないことは十分にあり得ます。仕事を覚える早さや成長するスピードは人によって異なるので、自分のペースで徐々に慣れていけば問題ありません。どうしても失敗が怖いニートの方は、ミスが発生しにくい単純作業の仕事から始めてみるのも手です。
対処法2:万が一合わなかったら辞める選択肢もあると考える
就職後に万が一「仕事が合わない」と感じたら、辞める選択肢もあります。仕事についていけるか不安なニートの方は、「どうしても職場環境や仕事内容が合わない場合は、次の仕事を探せば良い」と捉えるようにしましょう。
ただし、早期退職があまりにも多いと、次第に採用されづらくなる可能性があるので注意が必要です。ニートの方が仕事をすぐ辞めるメリットやリスクは、「仕事をすぐ辞めるのは甘え?主な理由や転職のための改善策を紹介!」で詳しく解説しています。
ブラック企業に就職してしまわないか
「以前ブラック企業で働いていた」というニートの方のなかには、「再びブラック企業に就職してしまわないか」と不安を抱いている人もいるでしょう。また、「就職経験がなく会社に対してのイメージが漠然としている」という場合、「そもそもブラック企業の見分け方が分からない」と悩むこともあるようです。以下で、ブラック企業かどうかをチェックする方法を解説します。
対処法:求人をよく見て不自然さがないかチェックする
ブラック企業を避けたいニートの方は、求人内容をよく確認しましょう。たとえば、以下のような特徴がある求人には要注意です。
- ・具体的な業務の説明がない求人
- ・不自然に給料が高過ぎる求人
- ・従業員数に対して募集人数が多過ぎる求人
ブラック企業では具体的な業務内容を説明すると応募者が集まらないため、求人の詳細説明を省いている可能性があります。また、ほかの求人に比べて給料が高過ぎる求人の場合、残業代を基本給に含んでいるか、入社後に昇給がないリスクが考えられるでしょう。
ブラック企業は労働環境が悪く離職率が高い傾向にあるので、大量採用を行う場合があります。ただし、事業拡大のために人員を増やそうとする企業もあるので、「採用人数が多い=ブラック企業」と決めつけないことも大切です。
企業選びに不安を感じるニートの方は、「ブラック企業の見極め方は?求人から分かることや面接で注意すべきポイント」で、ブラック企業によくある特徴をご確認ください。
ニートであることを面接で責められないか
面接で採用担当者に責められるのが不安なニートの方は、以下の解決策を参考にしてみてください。
対処法1:ニートになった理由を聞かれたときの回答を事前に用意しておく
「なぜニートをしていたのか」は高確率で採用担当者から聞かれるので、事前に回答を用意しておきましょう。
病気やケガといったやむを得ない事情でニートになってしまった場合は、その旨を伝えれば企業側に納得してもらえます。特に事情がない方は、「過去の反省」や「なぜ就職しようと思ったのか」「これからどのように仕事へ取り組みたいのか」を順に述べましょう。反省点を述べたうえで入社後の目標やキャリアプランを具体的に説明すれば、就業意欲が伝わりやすくなります。
「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」では、面接で空白期間について聞かれたときの回答方法をまとめているので、あわせてご参照ください。
対処法2:面接は「相互理解の場」と捉えよう
面接は応募者と企業との「相互理解の場」と捉え、必要以上に恐れないようにしましょう。企業は応募者との相性を確かめるために面接を行うので、無闇に責められることは基本的にありません。ニート期間について聞かれるのは、応募者の考え方やポテンシャルを知りたいからであって、責めているわけではないと認識しましょう。実際には威圧的な面接官のほうが少ないので、過度に心配する必要はありません。
ニートの方は、面接の時にどのような受け答えやアピールをすると効果的でしょうか?
事前の情報収集を行い、意欲をアピールしましょう!
ニートの方の面接対応で、よく人事の方からは「素敵な人柄だけれども、ウチで続けて働いてくれるか心配です…」というご相談をいただきます。そのため、ニートの方は、面接官に好印象を持ってもらいつつ、安心して内定を出そうと思ってもうことが重要に。「事前に御社のことを調べてくるほど、長く働く意欲がありますよ!」という「事前の情報収集アピール」が効果的となります。
ただ「ホームページのどこを見て情報を集めれば良いんだろう…」と思われる方も多いかと思いますので、下記ポイントをご紹介します。
・企業理念や企業ミッション
・会社概要(創業何年か、社員は何名で、拠点はどこか)
・社員インタビュー
志望理由を話すときにも「御社のホームページで△△さんという方の社員インタビューを見て…」と少し触れて話すだけで、「よく調べてくれている!この方なら長期的に働いてくれそう」と、アピールにつながります。ぜひ事前に情報を集めて、働く意欲をアピールしてみましょう!
人と上手にコミュニケーションを取れるか
人とコミュニケーションを取るのが苦手なニートの方は、「人と話すのが苦手だから」と就職を諦めず、自分に合った職場を探すことが大切です。職場の探し方は以下をご覧ください。
対処法1:人と接することが少ない仕事を選ぶ
人と接するのが苦手で就職するか迷っているニートの方は、コミュニケーションの機会が少なく、できるだけ自分のペースでできる仕事を選ぶのがおすすめです。
たとえば、事務職や工場作業員といった職種は、コミュニケーションを取る頻度が少なく、接客する必要もありません。特に、工場作業員は梱包や検品といったルーティン作業が多いので、簡単な仕事から徐々に慣れていきたいニートの方にも向いています。
対処法2:コミュニケーションを難しく考え過ぎない
人と関わることに不安があるニートの方は、「笑顔で挨拶ができれば大丈夫」と考えましょう。コミュニケーションが苦手な人ほど、「何か気の効いたことを話さなければ…」と自分を追い込む傾向にあります。しかし、「上手にコミュニケーションを取らなければ」と思うほど緊張感は大きくなってしまうもの。無理に話を振る必要はないので、相手の話に笑顔で耳を傾けてみてください。
就職前にコミュニケーション能力を高めておきたい方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムをチェックしてみてください。
ニートが早く就職活動を始めるべき3つの理由
正社員になるか迷っているニートの方は、早めに就職の決意を固めましょう。早めに行動すべき理由は、以下にまとめています。
ニートが早く就職活動を始めるべき理由
- ニート期間が長いと企業から不安に思われる可能性がある
- ニート向けの公的な就職支援サービスには年齢制限がある
- ニート期間が長引くほど就職したくなくなる恐れがある
1.ニート期間が長いと企業から不安に思われる可能性がある
ニート期間が長ければ長いほど企業側の不安は強くなるため、就職活動が難航しやすくなります。ニート期間が長い人に対して、企業側は「本当に働く意欲があるだろうか?」「長く働いてくれるだろうか?」といった不安を抱くためです。就職を検討しているニートの方は、空白期間が長引かないうちに早めに行動を起こしましょう。
2.ニート向けの公的な就職支援サービスには年齢制限がある
ニート向けの公的な就職支援サービスの利用に年齢制限があるのも、早めに就職活動を始めるべき理由です。前述の厚生労働省の資料でニートの年齢が「15~34歳」と限定されているように、ニート向けの就職支援も20〜30代を対象としているサービスが多い傾向にあります。一人で就職活動を進める自信がないニートの方は、就職支援サービスの対象年齢に当てはまる年齢のうちに行動を起こすのがおすすめです。
ニート向けの就職支援サービスは、このコラムの「7.支援機関を利用する」で後述しているので、ご一読ください。
3.ニート期間が長引くほど就職したくなくなる恐れがある
ニート期間が長引くほど、就職への抵抗感は増していきます。ニート生活に慣れてしまうと、人と接するのが億劫になったり、外に出て働く自信がなくなったりするからです。
しかし、「実際に経験してみたら大したことなかった」と感じる場合もあるので、就職への抵抗感が募る前に行動を起こしてみましょう。
何から始めたら良いか分からない方は、このコラムの「ニートが就職活動を始める前にすべき5つのこと」を参考にしてみてください。
ニートを続けることで生じるリスク
ニートを続けることで生じるリスクには、親の高齢化に伴う経済的な不安や、「自分だけが働いていない」という負い目で社会や周囲から孤立しやすくなることなどが挙げられます。また、結婚やマイホームの購入といったライフプランの実現が難しくなるというリスクも考えられるでしょう。
「ニートやひきこもりのままだとどうなる?末路や脱出方法をご紹介」では、ニートを続けるリスクをより詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
ニートが就職を決意する4つのきっかけ
この項では、ニートが就職を決意するきっかけを4つご紹介します。きっかけがなく就職活動を始められずにいる方は、以下を参考にしてみてください。
ニートが就職を決意するきっかけ
- 経済的な危機を感じた
- 罪悪感に耐えられなくなった
- 自由に使えるお金が欲しくなった
- 社会的な地位や信頼が欲しくなった
1.経済的な危機を感じた
ニートの就職の動機に多いのは、「経済的な危機を感じたから」という理由です。
今は親に頼って生活できていても、親はいずれ高齢になって退職するときが来ます。将来的に介護が必要になる可能性もあるでしょう。一定の年齢までは親の年金や遺産で生活できたとしても、残りの人生をすべてそれで賄えるとは限りません。最近では「高齢ニート」と呼ばれる人も増えていますが、40〜50代で実績やスキルがない場合、仕事を探す難易度が高くなります。
上記を踏まえたうえで、「取り返しがつかなくなる前に就職しよう」と考えるニートの方は多いようです。
2.罪悪感に耐えられなくなった
働いていないことに対する罪悪感に耐えられず、働くことを決意するニートの方もいます。
周りの人は働いているのに、自分だけ働いていないことへの不甲斐なさが、就職のきっかけになるようです。養ってくれている親への申し訳なさから就職を決意する方もいるでしょう。
3.自由に使えるお金が欲しくなった
「自由に使えるお金が欲しい」というのも、ニートの方が就職するきっかけの一つです。
収入がない、もしくは少ないニートの方は、自分の趣味に使える金額が限られてしまいます。充実した趣味や生活を送りたい気持ちが、就職へのモチベーションにつながるようです。
4.社会的な地位や信頼が欲しくなった
同年代との収入や社会的な地位、生活の差などに焦りを感じて就活を始めるニートの方もいます。また、「結婚して家庭を持ちたい」という願望から脱ニートを目指す場合もあるようです。
「社会的な信頼度が高まる」で述べたように、ニートから正社員になることでライフプランの選択肢が増えたり実現度が高まったりします。「豊かな人生を送りたい」という気持ちが、就職活動へのやる気につながるといえるでしょう。
ニートの方が就職するきっかけは、「ニートが働くきっかけとは?具体的な理由やおすすめの職業を紹介」のコラムにも載せているので、気になる方はチェックしてみてください。
ニートが就職活動を始める前にすべき5つのこと
ニートの方が就職活動に臨む際には、生活リズムを整え、社会人としてふさわしい身だしなみをすることが大切です。以下を参考に、就職活動に向けて準備を進めましょう。
ニートが就職活動を始める前にすべきこと
- 規則正しく健康的な生活を送る
- インターネットに依存し過ぎない
- 家族や友達など身近な人とコミュニケーションをとる
- 身だしなみを整える
- 求人サイトをチェックして世の中の仕事を知る
1.規則正しく健康的な生活を送る
ニートの方は、就職活動を始める前に自分の生活リズムを一度見直してみましょう。社会人として働くうえで、規則正しい生活を送り、体調管理をすることが基本です。また、面接は日中に行われるため、就職活動を本格的に始める前に「夜に寝て昼に活動する」というリズムに慣れておく必要があります。
ニート期間に夜型になってしまった方は、就職活動を始める前に朝型の生活に切り替えましょう。いきなり早起きするのが難しい場合は、毎日1時間ずつ起床時間を早くしていき、次第に朝型に切り替える方法がおすすめです。
食事や運動にも気を配ろう
就職を考えているニートの方は、食事や運動にも気を配りましょう。食事は毎日同じ時間に摂るのがポイントです。ジャンクフードやお菓子ではなく、栄養バランスのとれた食事を意識してみてください。運動は、ウォーキングや軽いジョギングから始めるのがおすすめです。普段外出をしない方は、散歩や近くのコンビニに行くというように、外出習慣をつけることから挑戦してみてください。外の空気を吸うのは気分転換にもなるので、短い時間であっても毎日出掛けるようにすると良いでしょう。
2.インターネットに依存し過ぎない
就職したいニートの方は、インターネットに依存し過ぎないようにしましょう。
ネットサーフィンやオンラインゲームをしていると、1日があっという間に過ぎてしまいます。時間の制約を設けないままダラダラとインターネットを使用し続けていると就職活動に取り掛かるのが遅れたり、準備が進まなかったりしてしまう恐れも。「インターネットは1日○時間だけ」「パソコン(スマートフォン)を触らない日をつくる」といったルールを設け、空いた時間で就職活動の準備をしましょう。
3.家族や友達など身近な人とコミュニケーションをとる
家族や友達など、身近な人とコミュニケーションをとる機会を積極的に設けてみましょう。
ニートの方が就職活動で高度なコミュニケーションスキルを求められる可能性は低いものの、「相手の目を見て話す」「ハキハキと受け答えする」といった必要最低限のマナーは押さえておく必要があります。まずは身近な人と気楽に会話をし、対面で話すことに慣れておきましょう。
4.身だしなみを整える
ニートの方が就職活動をする際は、身だしなみを清潔に整えることも大切。面接では、第一印象が合否に影響する可能性も十分にあるからです。
前髪は目にかからない長さにカットし、髪は落ち着いた色にします。男性の場合は髭を剃る、女性の場合は長い髪を束ねるなど、男女それぞれのポイントも押さえておきましょう。
面接における身だしなみのポイントは、「就活の髪型も選考対象!男女別おすすめのヘアスタイルや印象アップのコツ」で詳しく解説しています。
自分に合ったスーツを購入しよう
就職活動をするニートの方は、自分の体に合った就活用のスーツを買いましょう。サイズが合わないスーツを着ているとだらしない印象になってしまうので、お店で試着してみてください。お店の方にフィッティングしてもらいながら、就職活動にふさわしいスーツを選びましょう。
5.求人サイトをチェックして世の中の仕事を知る
空いた時間で求人サイトをチェックして、世の中にどのような仕事があるのかを知っておくのもおすすめです。業界や職種に関する知識を身につけておくことで、いざ就職活動を始めた際に、自分の興味のある仕事を絞りやすくなるでしょう。
さまざまな求人情報に目を通すことで、ニートとして生活するなかで接点のなかった仕事に興味を惹かれて就職活動へのモチベーションが高まる可能性もあります。「応募先を必ず見つけなければ」と構え過ぎず、気楽な気持ちで求人サイトを使ってみましょう。
ニートが就職しやすいおすすめの10の職種
ニートの方がチャレンジしやすい職種の具体例は、「介護職」「警備員」「工場作業員」などが挙げられます。以下でそれぞれの特徴を解説するので、就職先を考える際の参考にしてみてください。
1.介護職
介護職はニートから就職しやすい職種であるといえます。介護業界は高齢化の進行により慢性的な人手不足の状態なので、未経験者の採用に積極的な傾向にあるためです。
食事・入浴・排泄介助といった身体介護を行う機会があるので、体力がある方や細かいことに気付ける方に向いています。人生の先輩である利用者さまから直接話を聞けることや、感謝の言葉をかけてもらえることなどが介護職のやりがいです。
介護の仕事は、利用者さまの自宅を訪ねる「訪問介護」と、施設に入所している方をサポートする「施設介護」の2種類に大きく分かれます。「就活アドバイザーが教える!社会福祉士・介護士・ホームヘルパーのお仕事」も参考にしながら、自分に合った働き方を選んでみてください。
2.警備員
警備員は未経験OKの求人が多いため、ニートの方がチャレンジしやすい職種といえます。
警備の仕事の種類は、ビルや商業施設などで働く「施設警備(1号警備)」、交通整理を行う「交通誘導警備、雑踏警備(2号警備)」、現金輸送車の警備を行う「輸送警備(3号警備)」、ボディーガードとして依頼主を警護する「身辺警備(4号警備)」の4つです。
種類ごとの具体的な働き方は、「警備員の仕事内容を解説!きついって本当?やりがいは?」で解説しています。仕事内容や勤務時間、収入などは警備の種類によって異なるので、求人票をよく確認しましょう。
3.工場作業員
工場作業員は学歴不問の求人が多いため、ニート歴があっても問題ありません。また、「人と上手にコミュニケーションを取れるか」で記載したとおり、工場作業員は人と関わる機会が比較的少ないので、人間関係を築くのが苦手なニートの方もチャレンジしやすいでしょう。
具体的な業務内容は、製品の組み立てを行うライン作業や検品、梱包作業などです。フォークリフトや生産管理士といった資格を取れば、キャリアアップを目指せる場合もあります。
工場作業員についてより詳しく知りたい方は、「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」のコラムをご覧ください。
4.プログラマー
急速に成長が進むIT業界も、若手の人材が足りていないといわれています。そのなかでもプログラマーは、特別な資格は必要なく、新しい知識を学び続ける意欲が選考で重視されやすいので、ニートの方にも就職のチャンスがあります。パソコンが好きな方やプログラミング経験がある方は、ぜひ検討してみてください。
プログラマーに興味がある方には、「未経験からプログラマーを目指せる?主な仕事内容とは」のコラムが役立ちます。
5.営業職
営業職は選考でポテンシャルや人柄を重視されやすいので、職歴がないニートの方におすすめの職種です。
営業には「個人営業」と「法人営業」があります。営業方法は、飛び込み営業や店舗での営業、電話営業とさまざまです。飛び込み営業に不安のある方は、既存の顧客に商品・サービスを届けたり新しい提案をしたりするルート営業がおすすめ。営業スタイルは会社によって異なるので、求人内容をよく確認し、自分に合った働き方を見つけるのが大切です。
営業職として就職したい方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」も参考にしてみてください。
6.接客スタッフ
人と話すのが好きなニートの方には、接客スタッフをおすすめします。接客スタッフも未経験者歓迎の求人が多く、ニートの方が就職しやすい職種です。
就職先としては、アパレルショップや飲食店、ホテルなどが挙げられます。美術館やテーマパークのチケット売り場、案内所といった勤務先もあるので、自分が興味のある分野から仕事を探してみましょう。
「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」では接客スタッフに必要なスキルもご紹介していますので、ご一読ください。
7.清掃スタッフ
清掃の仕事も経歴やスキルを問われにくいため、ニートの方が挑戦しやすい職種といえます。
清掃スタッフの仕事場は、オフィスビルやホテル、レジャー施設などさまざま。人とコミュニケーションをとる機会も少ないため、黙々と作業をしたいという方におすすめです。「ビルクリーニング技能士」「清掃作業監督者」といった資格を取得すれば、未経験からのキャリアアップも望めます。
清掃の仕事について詳しく知りたい方は、「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人もご紹介」のコラムもお役立てください。
8.ドライバー職
ドライバー職も、ニートの方が就職しやすい職種の一つ。物量の増加によって物流業界においても労働力不足は深刻化しており、「経歴不問」「未経験者歓迎」の求人が増加傾向にあるためです。
ドライバー職には、大型自動車で荷物を運ぶ「大型トラックドライバー」、決まったルートを回る「ルート配送ドライバー」、乗客を目的地まで運ぶ「タクシードライバー」などがあります。
就業するには普通自動車運転免許が必須ですが、企業によっては入社後に取得をサポートしてくれる場合もあるようです。求人の応募条件をよくチェックしておきましょう。
9.事務職
事務職も経歴やスキルを重視されにくいため、ニートの方におすすめです。基本的なパソコンスキルが備わっていれば、採用される可能性があるでしょう。
事務職には、経理事務や総務事務、貿易事務などの種類があります。そのなかで未経験から挑戦しやすいのは、書類作成や電話対応などを行う一般事務です。
とはいえ、事務職は人気が高い職種のため、未経験からの就職難易度は高め。就職を成功させるには、十分な選考対策をしておく必要があるでしょう。未経験から事務職を目指したい方は、「未経験から事務員を目指して大丈夫?業務内容と求められるスキルをチェック」のコラムもチェックしてみてください。
10.建築関係の職種
建築業界では労働者の高齢化が進んでおり、若手人材を積極的に採用している企業が増加しつつあります。年齢が若く体力や意欲があれば、未経験のニートも採用される可能性があるでしょう。
建築関係の職種として挙げられるのは、「設計」や「施工管理」、「職人」などです。なかでも、施工管理の仕事は特別な資格を必要としないため、ニートの方も挑戦しやすいといえます。施工管理職について詳しく知りたい方は、「施工管理の仕事」をご一読ください。
ニートが就職活動をするときの注意点
ここでは、ニートの方が就職活動をするときの注意点を解説します。就職成功の確率を少しでも高めるために、以下のポイントを意識してみてください。
希望条件を挙げ過ぎない
ニートの方が仕事探しをする際は、就職先に対する希望条件を挙げ過ぎないようにしましょう。「給料が高くて、残業もなくて、福利厚生も充実していて…」など、希望する条件を挙げ過ぎると、合う求人を絞り切れなくなってしまいます。また、好条件が揃った求人ほど競争率も高く、難易度が上がりやすいのもデメリットです。
仕事に対する条件をいくつかリストアップできたら、それぞれに順位付けをしてみましょう。「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」に分けておくことで、仕事探しもしやすくなります。
身だしなみやビジネスマナーの基礎は押さえておく
職歴がなかったり少なかったりするニートの方も、就職活動の際は身だしなみやビジネスマナーの基礎を押さえておく必要があります。前述したように、面接での応募者の身だしなみや振る舞いは、採用担当者の第一印象を左右するためです。
具体的には、「清潔感のある身だしなみを心掛ける」「はきはきと話す」などのポイントを意識しましょう。家族や友人に第三者目線でチェックしてもらうのもおすすめです。面接時のマナーや身だしなみに関しては、「対面面接の流れやマナーを解説!入退室の仕方や持ち物も確認しよう」のコラムで紹介しています。
焦らずに落ち着いて就職活動に取り組む
焦らずに落ち着いて就職活動に取り組むことも大切です。「ニート期間が長引かないように早く内定を得なくては」と焦り過ぎると、選考対策が疎かになってしまいます。対策が不十分だとなかなか採用されずに就職活動が長引いたり、いざ入社してもミスマッチを感じて早期退社せざるを得なくなったりする恐れも。「焦りは禁物」と肝に銘じながら、着実に就職活動を進めていきましょう。
ニートが就職活動を成功させる7つのポイント
ニートの方が就職活動を成功させるポイントは、「自分のことをよく知る」「経歴や職歴に関する嘘をつかない」「面接で就業意欲をアピールする」などがあります。そのほか、就職・転職エージェントやハローワークといった第三者のサポートを受けるのも効果的です。
正社員を目指すニートの方は、以下のポイントを参考にしながら就職活動をスムーズに進めましょう。
1.自己分析を行い自分のことをよく知る
就職を目指すニートの方は、入念に自己分析をして自分について知ることから始めましょう。自己への理解を深めることは、自分の特性に合った仕事や企業を見つけるのに必要な作業です。
具体的には、これまでの人生を振り返りながら自分の性格や得意分野、好きなこと、苦手なことなどを考えます。挫折経験を振り返るのも自分を知るヒントになるでしょう。
自分のやりたいことや得意なことを明確にする
自己分析を行って自分のやりたいことや得意なことが見つかったら、それらと結びつく仕事を探してみましょう。たとえば、「細かい作業が得意」という強みがある人は、ものづくりに関わる仕事やIT系のエンジニア職などに適性がある可能性があります。自分のやりたいこと・得意なこととマッチする仕事においては、意欲を示しやすいというのもメリットです。
自己分析の手順をより詳しく知りたい方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」のコラムも要チェックです。
適職診断や自己分析ツールも活用しよう
就職活動に際して自分のことをきちんと知りたいニートの方は、適職診断や自己分析ツールなどの気軽にできるツールもあわせて活用しましょう。スマホでできるWeb上のツールであれば、隙間時間も有効活用できます。
就職エージェントのハタラクティブでも無料でできる適職診断を設置しているので、ぜひ登録して気軽にお試しください。所要時間は1分程度で簡単にでき、自分に適した仕事を見つけるきっかけになります。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
2.経歴・職歴に関する嘘をつかない
就職活動の際、高卒なのに大卒と言ったり、就職した経験がないのに「社会人経験がある」と偽ったりするのは厳禁です。企業相手についた嘘は、事情を詳しく聞かれたときに答えられなかったり、矛盾が生じたりしてバレる可能性があります。職歴や学歴に関する嘘がバレると、経歴詐称として内定取り消しや解雇のリスクも考えられるでしょう。
ニートの経歴を受け入れたうえで採用してくれる会社はあるので、自分の経歴に自信がなくても素直に話し、反省点や就業意欲を伝えることが大切です。
3.ニートが就職しやすい職種や業界に注目する
ニートが就職しやすい職種や業界に注目するのも、就職成功のためのポイントです。ニートから就職しやすい職種や業界の特徴としては、「年齢や職歴を問われにくい」「有効求人倍率が高く人手不足」の2つが挙げられます。以下でそれぞれ解説しているので、参考にしてみてください。
年齢や職歴を問われにくい職種を選ぼう
年齢や職歴を問われにくい職種はニートの方におすすめです。年齢や職歴を重視しない職種においては、空白期間があるニートの方も、「意欲がある」と評価されれば採用される可能性があります。また、未経験者を積極的に採用している企業は、入社後の教育体制が整っている傾向にあるため、スキルに自信がないニートに方も安心といえるでしょう。
有効求人倍率が高く人手不足な仕事もおすすめ
有効求人倍率が高く、人手不足な仕事に注目するのも一つの手です。有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人数があるのかを示す割合のこと。有効求人倍率が高いほど人手不足のため、ニートから挑戦しやすい傾向があります。
たとえば、厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)」によると、「介護サービス職業従事者」の有効求人倍率は3.7倍、「建設躯体工事従事者」は9.0倍と高い値です。
有効求人倍率はハローワークの求人や利用者数をもとに計算されているため、就職市場全体の状況を反映しているとはいえません。とはいえ、狙い目の職種を知るためには大いに役立つでしょう。詳しくは、「有効求人倍率とは?簡単に解説!年度ごとの推移や職種別の値もご紹介」のコラムをご覧ください。
参照元
厚生労働省
一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)について
4.企業研究で得た情報を使って働く意欲をアピールする
ニートの方が経歴のハンデを挽回するには、企業研究で得た情報を使って働く意欲を強くアピールすることが大切です。応募企業の事業内容や社風をよく調べ、その企業だからこそ入社したい理由を説明すれば、採用確率は高まるでしょう。
企業研究をする際は、志望企業のことだけでなく、業界全体や競合他社の特徴についても調べておくことをおすすめします。業界内に数ある企業のなかでなぜその企業に興味を持ったのか、自分の強みをどう活かすかを答えられるようにしておくのがポイントです。
5.資格を取得して就職活動に臨む
ニート期間中に資格を取得してから就職活動に臨むのも有効です。資格取得のために努力した姿勢や身につけた知識は、企業側からプラスに評価されます。資格必須の仕事ではなくても、ほかの応募者と比較された際に有利になる場合もあるでしょう。
ただし、資格取得に時間を掛け過ぎるとニート期間が長引いてしまうため注意が必要です。取得したい資格の難易度や、応募先企業で活かせるかどうかを事前にチェックしましょう。
「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムでは、ニートの方におすすめの資格を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
6.アルバイトから始めてみる
いきなり正社員として就職するのに抵抗があるニートの方は、アルバイトから始めてみるのがおすすめです。長期のアルバイトが難しく感じる場合は、1日や1週間の短期バイトにチャレンジするのも良いでしょう。
アルバイトで働くことに慣れれば、正社員として就職する自信につながります。また、アルバイトを通じて、自分が何に向いているのかを考えられるのもメリットです。
7.支援機関を利用する
ニートの方は、就職支援機関を利用しながら就職活動を進めるのがおすすめです。「自分のやりたいことが分からない」「仕事探しの基準が定まらない」というニートの方は、就職活動に詳しいプロからのアドバイスをもらうと、就活がスムーズに進むでしょう。
ハローワーク
ハローワークとは、国が運営する公共職業安定所のこと。ハローワークでは、仕事の探し方や求人の疑問点などを相談でき、就職先を効率良く探せます。1人で就職活動を進めるのが不安なニートの方は、活用してみるのも手です。
厚生労働省によると、ハローワークの開庁時間は原則として平日の8時30分~17時15分。なかには平日の夜間や土曜日にも開庁している施設もあるので、「サービス提供時間延長実施施設(令和6年3月26日現在)」で確認してみましょう。
サービス利用の流れは「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」でご紹介しています。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(通称:サポステ)は、15~49歳の、就職に対して悩みを抱えている人を対象とした就職支援機関です。厚生労働省の委託を受けた民間団体などが運営しており、すべての都道府県に設置されています。
サポステで受けられるのは、就職活動に役立つ講座や「ジョブトレ」と称した就業体験など。詳しいサービス内容は「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」で解説しているので、ご覧ください。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、仕事を探す人と、人材を求める企業を結びつけるサービスのこと。専任の担当者がつくことや、非公開求人の紹介を受けられるのがメリットです。応募企業に特化した書類作成や面接対策の指導も受けられます。
企業とのやり取りを専任のエージェントが代行してくれるのも、就職・転職エージェントの特徴です。「一人で就職活動を進めるのは不安…」と思っているニートの方に向いているサービスといえるでしょう。
ニートの就職に特化したエージェントを選ぼう
ニートの方が就職・転職エージェントを選ぶときは、ニートの就職に特化したサービスを選びましょう。エージェントと一口に言っても、「ハイクラス向け」「既卒・第二新卒向け」「職種特化型」「フリーター向け」などさまざまな種類があります。ニートの方は、実績や経歴に自信がない方のサポートに特化していたり、未経験者歓迎の求人を多数取り扱っていたりするエージェントを選ぶのがおすすめです。
就職・転職エージェントを使おうと考えているニートの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーター・ニート・既卒・高卒・中退者など、経歴に自信がない若年層の就職に特化したサービスです。未経験者歓迎の求人を多数取りそろえています。経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、求人紹介や書類添削、面接対策を実施するので、就職活動が初めての方も安心です。サービスはすべて無料で利用できるので、まずはお気軽にご登録ください。
ニートからの就職に関するQ&A
ここでは、ニートの方が抱える就職に対する不安や悩みを、Q&A方式で解決します。
ニートからの就職活動では資格を取得したほうが有利?
応募するために必須の資格でなければ、資格保有の有無が選考に影響することは少ないようです。とはいえ、「○○資格保有者優遇(歓迎)」とある場合は有利になることも。資格は持っていても不利にはならないので、業務に関連する内容なら取得を目指してみるのも良いでしょう。
詳しくは、「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ハローワークや就職エージェントを利用する際に必要なものは?
特別必要なものはありませんが、筆記用具を持っていくのがおすすめです。担当者からアドバイスをもらった場合に、記録しておくことができます。服装も基本的には普段着で問題ないものの、就職支援サービスによっては面接シミュレーションのためスーツの着用が指定されることもあるようです。
「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」で持ち物や服装についても触れていますので、ぜひご一読ください。
面接時にスーツ以外で揃えるべきものはありますか?
男性なら革靴とベルト、ネクタイを、女性はパンプスとストッキングを身につけて面接に臨みます。鞄はA4サイズの書類が入る大きさで、自立するタイプがおすすめです。手鏡やくしなど身だしなみを整えられるものも用意しておきましょう。
そのほか、提出書類や筆記用具、印鑑など、指定の持ち物も忘れないように準備してください。「知っておきたい!面接時に必須の持ち物について」のコラムでも、面接時の持ち物についてご紹介しています。
ニートから脱出できた人とできない人の違いは何ですか?
ニートから脱出できる人は目的意識を持って行動する傾向があります。自己分析や企業研究を入念に行い、選考に落ちた場合も原因を分析する努力を怠りません。一方、脱出できない人は視野が狭くなっていたり、就活対策が万全ではなかったりする可能性があります。
ニートからなかなか脱出できない方や、就職活動をスムーズに進めたい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用をご検討ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。