ニートは結婚できない?男女でハードルが違う?脱却方法も解説!

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この記事のまとめ

  • ニートで結婚はできるが、その後の生活が不安定になる心配がある
  • 共働きの夫婦が増えており、ニートでの結婚はハードルが高い可能性がある
  • ニートから結婚に向けてすべきことの一つとして生活習慣の改善が挙げられる
  • ニート期間が長くなると就職が難しくなる可能性が考えられる
  • 結婚を考えているなら、早めに雇用が安定している正社員を目指すのがおすすめ

ニートの方が結婚することは可能ですが、結婚後に主に金銭面で不安を抱えやすいでしょう。結婚を考えているなら、生活を安定させるために正社員として働くことがおすすめ。このコラムでは、ニートの方が結婚しにくい理由や改善点を紹介します。自分がニートになった理由を改めて考え、結婚に向けて前向きに動き出す参考にしてください。

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ニートも結婚できる?

厚生労働省の「図表1-1-3 共働き等世帯数の年次推移」から分かるように、共働きをする夫婦が増加しています。これは、女性の社会進出が進んだことにくわえ、世帯収入を増やしたい人や共働きを望む人が増えたことなどによるところが大きいでしょう。結婚して家族を作り生活していくためにはお金がかかるため、ニートのままでの結婚は難しい側面も。婚活自体はニートからでも始められますが、無職のまま結婚を目指すのはハードルが高い可能性があるでしょう。

男女で結婚のハードルに差が出ることも

厚生労働省の「第9回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)の概況(5p)」によると、無職のまま結婚している割合は男女で差が出るようです。

 結婚前後で仕事なし結婚前後で仕事あり
男性17.6%99.3%
女性59.0%81.9%

引用:厚生労働省「第9回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)の概況

この結果から、男性よりも女性の方が無職のまま結婚できる可能性が高いといえます。ただし、表から分かるように、女性も仕事をしている方が結婚確率が上がるでしょう。女性の結婚について「大卒女性の結婚事情!男性は女性に高学歴を求めてる?」でも触れています。また、「女性がニートになる理由は?働かない4つのリスクや就職のメリットも解説!」のコラムも参考にしてください。

ニートのまま結婚することに親が難色を示す可能性も

結婚後は、生活費や養育費などで多くのお金が必要になります。ニートは収入がなく、社会的信用もないことから親が結婚に難色を示す場合も。婚約相手がニートであった場合、両親は生活していけるか心配になる可能性もあるでしょう。具体的な生活費用について「フリーターの結婚は難しい?」のコラムで解説しています。

参照元
厚生労働省
令和3年度版厚生労働白書 本編図表バックデータ
第9回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)の概況

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ニートとは

ニートとは、「Not in Employment,Education or Training」の略称です。主に就業や就学、家事をしていない15歳から34歳までの若者を指す言葉で、就職の意思がある失業者やフリーターとは異なる存在であるといえます。

全国のニート人口

総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)平均結果の概要(17p)」によれば
2021年のニート人口は57万人でした。前年の2020年は69万人なのでニート人口が12万人減少していることが分かります。また、2011年~2013年までニート人口は60万人ほどで推移していたことから、2021年時点で減少傾向にあるといえるでしょう。

ニート期間が長引くと男女問わず就職が難しくなる?

ここでは、フリーターに関するデータを参考にしながら、ニートで無職期間が長引いた場合の就職について考えてみましょう。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』(128p)」によると、フリーター期間が4年以上になると就職率が一気に下がっています

フリーター継続期間正社員になれた割合
1年以内68.8%
1~2年61.2%
2~3年56.6%
3~4年61.1%
4~5年37.9%
5年以上32.3%

引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213 『大都市の若者の就業行動と意識の変容』

働く意思のあるフリーターも、期間が長引くと就職が難しいことが分かります。ニートで無職のまま年齢を重ねてしまうと、フリーターよりもさらに就職しにくい可能性が考えられるでしょう。

なぜニートになる?

ニートになる理由は人によって異なりますが、若年層の場合は人間関係や進学・就職における挫折などが要因として考えられます。また、責任感をもって働いていたが労働環境や人間関係などのストレスから退社し、ニートになってしまったという人も。就職難や不景気が原因となる場合もあるので、ニートになった人は必ずしも「働きたくない」という理由ばかりではないといえるでしょう。

参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)平均結果
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

ニートが結婚できないといわれる理由

ニートになると社会との関わりが少なくなり、コミュニケーション能力が低下しやすいでしょう。また、安定的な収入がないため、結婚がしにくいといわれるようです。以下で詳しく説明していきます。

社会との接点が少ない

ニート期間は金銭的に余裕がないことから家に閉じこもり、社会との接点が少なくなると考えられます。また、働いている友人に会うことに後ろめたさを感じ、縁遠くなってしまうことも。その結果、コミュニケーション能力が乏しくなり結婚に向いていないといわれる要因になるでしょう。

生活習慣が乱れている

ニートは、自分の時間を好きなように使えます。そのため、就寝時間や食事の時間が不規則になったり、喫煙・飲酒が多くなったりと生活が乱れやすいでしょう。結婚すると夫婦で一緒に生活するのが一般的です。乱れた生活習慣は相手にストレスを与えてしまう可能性もあり、結婚に向いていないといわれるのでしょう。

収入の心配がある

人によってはニートを続けるために、金銭面を両親に頼ってしまう場合も。しかし、親が高齢になれば一定の収入がなくなり、経済的に困窮するリスクがあるでしょう。結婚をすると、生活費や養育費をパートナーと協力して賄っていく必要があります。そのため、ニートのままだと将来に不安が残り、結婚しにくくなる可能性があるでしょう。

ニートが結婚に向けて改善すべき5つのこと

ニートの方が結婚を叶えるためには、まず生活習慣の改善をするのがおすすめ。家族から援助を受けている場合は、援助を断ることで自立に向けて動き出せる可能性があるでしょう。身なりにも気を使うと、人から好印象を持たれやすくなります。ニートが仕事に就くポイントなどを紹介している「ニートを脱出できない理由とは?きっかけや得るものについても紹介」も参考にしてください。 

1.生活習慣を改善する

前述したように、ニートとして生活していると、昼夜逆転しやすくなります。しかし、結婚して家族を持てば、そのような生活は難しくなるでしょう。結婚相手とともに健康的な生活を送れるよう、今から生活習慣を改善させておくことがおすすめ。まずは早起きし、太陽の光を浴びてみましょう。生活サイクルが整うだけでなく、前向きな気持ちで1日を迎えられるはずです。

2.親からの援助を断ち切る

ニート生活をしていると、金銭的な余裕がなく食事や家事を親に頼ってしまうこともあるでしょう。しかし、結婚して家族を持てば、親から自立して生活していく必要があります。そのため、結婚したいと考えている方は、一度親からの援助を断ち切って生活してみるのも一つのやり方です。

3.身なりを清潔にする

ニートで1日中家の中にいると、自分の身なりに関心がなくなることがあるでしょう。ただし、結婚に向けて就職をするとなれば、一般的に人から好感を持たれる身だしなみを意識することが求められます。人と会う際の最低限のマナーとして清潔な服装・髪型を心掛けてみると良いでしょう。

4.働く意思を固める

親から自立して結婚を叶えるには、働く意思を持つことが大切です。先述したとおり、ニートであることで、結婚から遠ざかってしまっていることもあるでしょう。しっかりと働く意思を持って行動に移すことで、自分に自信がつくだけでなく、職場での出会いや交友関係の広がりにも繋がります。

5.結婚に対する強い意志をもつ

「結婚する」という強い意思が、結婚に向けて進んでいく原動力になることもあるでしょう。「ニートの自分に結婚は無理なのでは」や「良い相手が現れるまで待とう」などと考えていると、なかなか一歩を踏み出せません。ネガティブで受け身な姿勢は控え、結婚に対する前向きさを心掛けると良いでしょう。

ニートが結婚するために行うべき3つのこと

ニートから就職をすれば、結婚へのハードルが下がる可能性があります。いきなり正社員になることに抵抗がある場合は、アルバイトから始めると働くことに徐々に慣れていけるでしょう。

1.外出する

ニートで家に閉じこもるのではなく、外出すると気分をリフレッシュできます。外の空気に触れることで、結婚に向けて何をすれば良いか前向きに考えられるでしょう。家の周りの散歩やスーパーへの買い出しなどからはじめると、気軽に外出できます。

2.人と交流する機会をもつ

人と交流を持つことで、結婚への考え方や選択肢が広がったり、新しい発見があったりと、良い影響が期待できます。ニート生活が長く、人との交流が少なくなっている場合は交流を持つ機会を作ると良いでしょう。

3.アルバイトをする

ニートからいきなり正社員就職を目指すのが難しければ、まずはアルバイトから始めるのがおすすめです。仕事やお金がないと、外出の機会が減少し、結婚相手にも巡り会いにくいでしょう。アルバイトをすることで、コミュニケーション能力の向上も図れます。できることが増えてくると自分に自信がつき、1日中家にいるより充実した気持ちになれる可能性があるでしょう。

ニートが結婚を見据えて就職するなら正社員がおすすめ

前項で紹介した方法を試してニートから仕事に就くことができても、非正規雇用のままでは結婚は厳しいことも。安定的な結婚生活を叶えるなら正社員として就職するのがおすすめです。

正社員は雇用が安定している

アルバイトをはじめとする非正規雇用は、あくまでも臨時的に雇用されている状態のため、事業者の事情によっては急な解雇や契約更新がされないこともあるでしょう。
一方、正社員は基本的に雇用期間の定めはないため、自己都合で仕事を辞めたり会社の経営が厳しくなったりしない限り雇用契約は継続されます。
また、非正規雇用は「働いた分だけ」給与が発生するのに対し、正社員は月給や年俸制など「固定」の給与です。長期休暇や体調不良でも基本的な給与額は変わらないため、正社員のほうが生活が安定します。そのため、ニートから就職して結婚を目指すなら、雇用が安定している正社員として働くことがおすすめです。「フリーターから就職する方法は?正社員になるメリットとおすすめの職種!」では、給与以外にも正社員とフリーターの違いについて解説しています。

ニートが結婚するために利用したい3つのサービス

結婚に向けて就職活動を始めたいが、「進め方がわからないとき」や「自分の適性に合った仕事がわからないとき」は、就職支援機関によるサポートを受けてみるのがおすすめ。ニートを専門的に支援するサービスも増えているため、上手に活用すると良いでしょう。

1.ハローワーク

ハローワークは厚生労働省が設置している就職支援機関です。年齢や経験を問わず就職を目指す人は誰でも利用できます。「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」でも詳しく解説していますが、その地域の求人に強く、求人数も多いのが特徴です。ニートから脱却をして、結婚に向けて地元で働きたいという方に向いている探し方でしょう。

2.地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションとは、15~49歳までの若者向けの自立支援をしている就職支援機関です。ハローワークと同様に厚生労働省が主導となり、厚生労働省認定のNPO法人・社団法人・株式会社・学校法人が運営しています。ハローワークでは就職にフォーカスした支援を行っているのに対し、サポステでは「仕事に対する気持ち」に寄り添っているのが特徴。ニートからの就職に不安がある場合は、結婚に向けてサポステへ相談してみると良いでしょう。詳しくは「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」で解説しています。

3.就職エージェント

就職エージェントは、民間企業が運営を行う就職支援機関です。サービス内容は基本的にハローワークと同じですが、民間企業ならではのきめ細やかな支援や独自求人などが特徴。エージェントごとに得意分野や対象年齢を定めていることも。詳しくは「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」を参考にしてください。

結婚に向けて安定した就職を目指すなら、就職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、ニートやフリーターなど若年層に特化した就職支援を行っています。求職者の就職に対する不安を取り除けるよう、アドバイザーがマンツーマン体制でサポート。ヒアリングを通して、自分では気がつかなかった適性や強みに合った求人を紹介します。すべてのサービスが無料なのでお気軽にお問い合わせください。

ニートの結婚に関するFAQ

ニートのままで結婚できるのか不安になることもあるでしょう。ここでは、ニートの結婚について想定される疑問にお答えします。

ニートだと結婚に不利になりますか?

近年、共働きの夫婦が増加しており、男女ともに結婚相手が働いていることを望む場合が増えつつあるようです。そのため、ニートのままだと結婚が難しくなる可能性があります。詳しくはこのコラム「ニートも結婚できる?」をご覧ください。

無職のまま結婚したら懸念されることとは?

無職のまま結婚すると、金銭面で不安がのこるでしょう。結婚をすれば生活費や養育費が必要になります。収入がないことで将来困窮するリスクも考えられるでしょう。そのほか、ニートの結婚で気になることを「ニートが結婚できないといわれる理由」で解説しています。

就職に年齢の制限はある?

長期的なキャリア育成に鑑みて、30歳前後までが就職しやすい目安と考えられます。30代以降になると、経験やスキルを重視されることがあり、未経験職種への挑戦が難しくなるでしょう。就職年齢について詳しくは「就職できる年齢に制限はある?早めに行動するべき理由や職探しのコツを解説」のコラムを参考にしてください。

ニートを脱却して結婚するために何をしたら良い?

ニートを脱却するためにはアルバイトからはじめて、徐々に働くことに慣れると良いでしょう。働くことに慣れてきたら、正社員就職を目指すことがおすすめ。就活に不安を覚える方は、ぜひハタラクティブへお問い合わせください。一人ひとりに寄り添って、就職活動をサポートします。

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