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ニートから就職は可能?どんな仕事がおすすめ?正社員になるコツを解説
更新日
この記事のまとめ
- ニートから就職を成功させるには、なるべく若いうちに行動するのがおすすめ
- ニートから就職することで、収入が安定したり手厚い待遇を受けられたりする
- ニートから就職を目指すなら、広い視野をもって積極的に行動しよう
- ニートから就職するなら未経験OKの仕事や人手不足の業界がおすすめ
- ニートから就職するために、ハローワークやエージェントなどもうまく活用しよう
現在無職の方のなかには、「ニートから就活するのが怖い」「ニートから正社員はきついのではないか」と、正社員就職に踏み切れない方もいるでしょう。ニート経験があっても、適切な就活を行えば正社員として働くことは可能です。このコラムでは、ニートから就職するための方法や、就職活動のコツを解説しています。就職に対する不安や悩みを解消し、前向きに就活を行いましょう。
ニートとは
ニートについての明確な定義はありませんが、厚生労働省の「よくあるご質問について」によると、ニートは「15歳~34歳までの非就業者のうち、就学や家事、職業訓練などを行っておらず働く意志のない人たちのこと」と定義されています。
ここでは、ニートとフリーターの違いや、ニートになった主な理由などをまとめているので、参考にしてみてください。
ニートとフリーターの違いは?
ニートとフリーターの違いは、「働いているかどうか」と「働く意志の有無」です。フリーターは特定の職にはつかず、非正規社員として生計を立てている人を指します。一方、ニートは、先述したような働く意志がない人のことです。
ニート期間が長くなると就職に影響する?
ニート期間が長くなると、企業側は「働く意欲はあるか」「長く働けるのか」といった懸念から採用に慎重になり、就職のハードルが上がると考えられます。
また、「ニートから就職できるのだろうか」「なぜニートになったのか面接で聞かれたらどうしよう」などと悩んでいるうちに不安が大きくなり、就職活動に踏み出せなくなる恐れも。まずは自己分析や企業研究など、できることから始めてみましょう。
既卒を新卒として扱う企業もある
大学を卒業してから就職していない既卒者の場合、新卒として応募できる企業もあるようです。政府の統計窓口 (e-Stat)の「労働経済動向調査 / 報告書 令和5年」によると、既卒者も新卒枠に応募可能とする企業は40%でした。
ただし、卒業後の経過期間に上限を設けていた企業はそのうちの54%。半数以上が「2年を超え3年以内」としているものの、なかには1~2年としている企業もあるようです。
大学卒業後にニートになった方が正社員就職を目指す場合は、「学校卒業後3年以内」に行動するのが得策といえます。
参照元
政府の統計窓口 (e-Stat)
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ニートになった理由は?
ニートになる理由は個人の事情によって異なりますが、主に挙げられるのは「自分に合った仕事が見つからない」「健康上の理由」「介護や育児などの家庭事情」などです。
総務省統計局が発表した「労働力調査 (詳細集計)2024年(令和6年)1~3月期平均」では、求職希望者が就活をしない理由について、以下のような結果が出ています。
理由 | 人数 |
---|---|
適当な仕事がありそうにない | 81万人 |
出産・育児 | 35万人 |
介護・看護 | 11万人 |
健康上 | 59万人 |
その他 | 43万人 |
引用:総務省「労働力調査 非求職理由別就業希望者数(2024年(令和6年)1~3月期平均)」
上記の結果から、求職活動をしない理由で最も多いのは「適当な仕事がありそうにない」であることが分かります。また、「適当な仕事がありそうにない」の内訳は、以下のとおりです。
内訳 | 人数 |
---|---|
総数 | 81万人 |
近くに仕事がありそうにない | 19万人 |
自分の知識・能力に合う仕事がありそうにない | 13万人 |
勤務時間・賃金などが希望に合う仕事がありそうにない | 26万人 |
今の景気や季節では仕事がありそうにない | 2万人 |
その他 | 21万人 |
引用:総務省「労働力調査 非求職理由別就業希望者数(2024年(令和6年)1~3月期平均)」
多くを占めているのは、勤務時間や賃金などが合わないといった条件面の理由です。しかし、自分の希望に合った仕事があるかどうかは探してみないと分かりません。ニートから就職したい方は、まずは就職・転職サイトをチェックしてみるところから始めてみましょう。
ニートから就職することを目指している方は、「若者のニートが増える理由とは?解決策や就活を始める方法も紹介」や「ニートとフリーターの違いとは?就職に向けてできることと行動を起こすコツ」をご覧ください。
参照元
総務省統計局
統計局ホームページ
ニートから就職することは可能!
ニートから就職し正社員として就業することは可能です。ただし、新卒や職務経験のある転職者に比べて、就職活動の難易度が上がる傾向にあることを理解しておきましょう。
ニートから就職するなら年齢に注意
ニートから就職を目指す場合は、1日でも早く就活を始めることが大切です。年齢が上がるほど採用までのハードルが上がり、応募できる求人も減る傾向にあります。また、就職活動時の年齢が高くなると、「年相応の経験が足りない」「既存社員とのバランスが難しい」といった理由で内定が遠のく恐れも。
ニートから就職して正社員になることを目指しており、なおかつ未経験でやりたい仕事や入りたい業界があるという場合は、20代のうちに就職活動を始めましょう。
資格があれば就職しやすくなる?
資格の有無のみで採用の結果が決まることは少ないでしょう。とはいえ、資格があれば保有スキルの証明やアピールになるのと同時に、「資格取得の目標に向けて取り組める人」「向上心のある人」という印象を採用担当者に与えられる可能性もあります。
「将来性のある資格はコレ!キャリアアップも望めるスキル」では、仕事に役立てやすい資格をご紹介しています。資格を取得するか迷っている方は、ぜひご参照ください。
ニートから就職して正社員になる4つのメリット
ニートから就職して正社員になるメリットは、安定して働けたり、アルバイトより良い待遇が期待できたりすることです。メリットを具体的に知れば、ニートから正社員への就職を前向きに考えられるでしょう。以下で詳しくご紹介します。
1.安定した雇用と収入を得られる
ニートから就職するメリットの一つは、収入や社会的地位が安定することです。正社員は「無期雇用」のため、会社が倒産したり、自己都合で退職したりしない限り基本的に定年まで勤め上げられます。時給制のアルバイトとは異なり、給与も一定額が支払われるので、安定した収入を得られることもメリットといえるでしょう。
2.昇給や福利厚生などの好待遇が受けられる
ニートから就職すると、福利厚生が充実したり昇格・昇給の機会があったりと、手厚い待遇を受けられるでしょう。会社によるものの、正社員として就職すると勤続年数や勤務評価によって昇給制度が設けられている傾向にあります。
さらに、毎月の給与に加えてボーナスや各種手当、プライベートでも使用できる福利厚生などが用意されていることも。非正規社員の待遇は限られているため、正社員ならではのメリットでしょう。
福利厚生についてはこちらのコラム「福利厚生には何がある?企業が用意する目的と対象となる条件について解説」をご参考ください。
3.キャリアアップのチャンスが豊富にある
正社員は責任のある仕事を任されることが多いため、働くなかでスキルや経験を積みキャリアアップを目指せる点がメリットといえます。妊娠や出産といったライフイベントや家庭の事情でキャリアが途切れた場合も、実績とスキルがあれば復帰や転職を叶えやすいでしょう。
また、社内でスキルアップセミナーを実施したり、資格取得を支援したりとキャリアアップを支援する企業もあるようです。制度が充実している企業を選べば、ニートから就職した場合もスキルアップのチャンスは豊富といえます。
4.社会的信用を得られる
ニートから就職することで、社会的信用を得られる点もメリットです。人間関係を築くときには仕事をしているかどうかで信頼度が変わることもあるため、正社員として働いていることで印象が良くなるでしょう。また、社会的信用があると、ローンを組んだりクレジットカードを作ったりする際もスムーズになります。
仕事のやりがいは働きながらでも見つかる
「やりがいをもてないまま就職しても良いの?」と思うニートの方もいるでしょう。しかし、仕事のやりがいは、働きながらでも見つけられます。
やりがいを感じるためには、自分の仕事に対する意義や成果を感じることが重要です。自分の能力を活かして成長や達成感を得られれば、就職後に仕事のやりがいを見つけることができるでしょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
「ニートから就職するのが難しい」といわれる3つの理由
ニートから就職するのが難しいといわれる主な理由は、「スキル不足」「働く意欲に対する考え方」「ストレス耐性への懸念」が挙げられます。以下で詳しく説明します。
1.スキルや経験不足を懸念されている
企業がニートの採用を不安視する理由の一つとして、スキルと経験の不足が挙げられます。社会経験が不足しがちなニートの方に対して、基本的なビジネスマナーやスキルに不安を抱く企業は多いでしょう。「採用するなら基本ができている人がいい」「働いた経験がある人のほうが安心」という考えから、就活で不利になってしまうこともあるようです。
ニートの方が行う就職活動では、将来性や意欲といったポテンシャルを評価してくれる企業を探すことをおすすめします。ポテンシャル採用のメリットや企業がチェックしているポイントを解説しているコラム「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」を参考にしてみてください。
2.働く意欲を懸念されている
就職しておらず、アルバイトも職業訓練もしていない状態だと、その間は空白期間となってしまいます。空白期間が長ければ長いほど、企業側に「働く意欲がないのでは?」と懸念される可能性は高まるでしょう。企業は、仕事に対して意欲的な人材を求めています。ニートから就職を目指すなら、「働きたい」という気持ちを積極的にアピールすることが大切です。
3.ストレス耐性を懸念されている
ニートから就職活動をする際、「仕事のストレスに耐えられるのか」と懸念される恐れもあるでしょう。就職後は、毎日決まった時間に起きて仕事に向かうことになります。また、同僚や取引先とコミュニケーションを取る機会があるほか、仕事の質や納期など守るべきことも多いもの。そのため、ニートから就職を希望する人は、意欲や忍耐力をアピールしてストレス耐性への懸念を払拭する必要があります。
ニートから就職するための3つの行動
ニートから就職活動を始めて内定を取るためには、自分自身と向き合って行動する必要があります。なかなか結果につながらない場合は、就職を叶えるための3つの行動を確認し、就職活動を見直してみましょう。
1.自分自身や将来と向き合う
ニートから就職を目指すなら、「なぜニートになったのか」「将来についてどのように考えているか」にしっかりと向き合う必要があります。理由や考え方について分析することで、就職活動の指標になったり、自身の強みや反省点を客観的に把握できるでしょう。
また、将来の展望は面接も聞かれる可能性が高い質問でもあります。ニートになった理由や就職後のビジョンを明確にし、論理的に伝えられるようにしておくのがおすすめです。
2.積極的に行動する
ニートから就職を目指して就活を行うときは、積極的に行動することを意識しましょう。ニートから就職を目指す場合、学生のように学校のサポートを受けることはできません。そのため、積極的に仕事を探したり就職支援機関を活用したりするなど、自ら行動する力が内定への一歩です。
たとえ不採用になってしまっても、気持ちを切り替えて次に踏み切る行動力が大切。積極的かつ前向きな行動を心掛ければ、就職活動を進めやすくなるでしょう。「何から始めたら良いか分からない」という方は「ニートが辛い…そんな悩みから脱出するための行動や就職活動のコツをご紹介」のコラムを参考に一歩を踏み出すきっかけにしてください。
3.広い視野をもつ
やりたい仕事を目指すのはモチベーションアップにつながる一方で、特定の分野にこだわり過ぎてしまうと視野が狭まり、良い求人を見逃してしまうこともあります。ニートから就職を目指して就活を行う際は、広い視野で求人を探すことが大切です。
「絶対に譲れない」という条件以外は妥協し、視野を広げて仕事を探すと、思わぬところから自分に合った仕事が見つかることもあります。ときには、別の視点から就職先を考えてみましょう。
ニートから就職を叶えるための8つのコツ
ニートから卒業して就職を叶えるためには、「現実を受け止める」「早めに行動を起こす」「規則正しい生活を送る」といった考え方のコツをつかむ必要があります。この項では、ニートから就職を実現するために意識したい項目をまとめました。
1.ニートになったことを受け止める
「就活がうまくいかなかった」「最初の就職先が合わなくて休息のつもりがニートになってしまった」「なぜ働くのかが分からない」など、ニートになる理由は人によって異なります。
どのような理由であっても、ニートからの就職を叶えるには、なぜ自分がニートになったのかを正しく理解して受け入れることが大切です。理由を正しく知れば、対処法や解決法が見つかるでしょう。
2.自己分析を徹底する
ニートから就職を目指すなら、自己分析を徹底的に行いましょう。自己分析によって自分の現状と向き合い、ニートから就職したいと思ったきっかけや、就職してからやりたいことを明確にできます。また、これらを掘り下げておくことで、仕事に何を求めているか、働くことで成し遂げたいかを見つけられる可能性があります。
「早くニートを脱却したい」という思いから気持ちが焦ってしまう方もいるかもしれませんが、自分に合った仕事を見つけるためにも、自己分析は念入りに行いましょう。
「自己分析のやり方が知りたい!簡単にできる方法や就活に活かせるコツを紹介」のコラムで自己分析のやり方について詳しく解説しているので参考にしてください。
3.ニート期間は長引かせない
ニートから就職を目指す方は、ニート期間を長引かせないよう早めの行動を心掛けましょう。年齢が上がればその分マネジメント経験や専門性など、即戦力となる要素が求められます。
社会経験がないニートのまま年齢を重ねると、応募できる求人が減ってしまうことも。ニート期間を長引かせないためにも、すぐに行動に移すようにしましょう。
4.面接で伝えるニート期間の理由を考えておく
就活では、面接でニート期間の理由を説明できるようにしておくことも大切です。面接官は応募者の過去の経歴や行動から、入社後のパフォーマンスを予測しようとします。
ニート期間がある場合、その理由を明確に説明し、自己成長や将来の目標に向けた取り組みを示すことで、面接官に自身の意欲や準備の状況を伝えることができるでしょう。
5.生活習慣を改善する
ニートになると、出勤や通学をしなくなるため、生活が不規則になる方もいるでしょう。運動不足や昼夜逆転が習慣になっていると、せっかく就職できても生活リズムについていけず、辛く感じることも。ニートから就職したことを後悔しないためにも、これまでの生活習慣とリズムを見直し、支障なく労働できる体力を身につけることが大切です。
6.企業研究を行う
ニートから就職するためには、企業研究を行い、志望する企業や業界について深く理解することが必要です。企業研究を通じて、その企業のビジョンや価値観、事業内容、業績などを把握し、自身がその企業でどのように貢献できるかを考えましょう。
また、企業研究を行うことで、面接で自己PRをする際に具体的な事例や理由を挙げることができ、面接官へのアピールがより効果的になります。企業研究の重要性とやり方について詳しく解説しているコラム「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」をぜひ参考にしてください。
7.求める条件に優先順位をつける
ニートからの就職を叶えるには、求める条件に優先順位をつけることも大切です。企業に求める条件が多いほど希望の就職先を見つけづらくなるので、妥協できる条件とそうでない条件を決めておきましょう。優先順位をつけることで、自身の希望を叶えられるかどうかだけでなく、目標や価値観に合った職場も見つけやすくなります。
8.「正社員」以外も視野に入れる
社会経験が少ないなかで、いきなりニートから就職して正社員を目指すのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。その場合、まずは正社員以外の働き方で仕事を経験してから、段階を踏んで正社員を目指すのも一つの手です。
無理のない働き方から仕事に慣れれば、就職に対して前向きになれることも。正社員以外では、アルバイトや契約社員、派遣社員といった働き方があります。
アルバイト
アルバイトとして会社に直接雇ってもらう働き方で、働いた分だけ給与が発生する時給制が多くなっています。仕事に対しての責任範囲が限られており、シフトに融通が利きやすいため、できる範囲から仕事を始められるのがメリットでしょう。
契約社員
契約社員とは、雇用期間が定められている社員のこと。アルバイトと比べ、より正社員に近い業務を担当することが多いようです。給与形態は月給制が一般的ですが、正社員のような昇給やボーナスの機会がないのが基本となります。
派遣社員
派遣会社に登録し、勤務先に派遣される働き方です。契約は派遣会社と結ぶため、勤務先から直接雇用される訳ではありません。ただし、紹介予定派遣という制度を利用すれば、正社員登用前提で雇ってもらえることも。給与形態は時給制が基本で、昇給やボーナスはありません。
なお、アルバイト、契約社員、派遣社員のいずれの雇用形態も「有期契約」であることに注意しましょう。正社員と異なり、契約期間に限りがあるため、契約が更新されずに雇い止めとなる可能性はゼロではありません。
また、どれも正社員に比べて責任や業務量が少ないため、人によっては「働きやすい」「このままで良いかな」と思うこともあるでしょう。しかし、非正規雇用は安定性や給与の面で不安が残ります。あくまでもニートから就職することを見据えて、「正社員になるためのステップ」と捉えましょう。
ニートから就職可能な職種や業界とは?
ここでは、ニートから就職可能な職種や業界をそれぞれご紹介します。どのような職種や業界で働くかお悩みの方は、参考にしてみてください。
営業職
営業職は、企業や組織が提供する商品やサービスを顧客に販売するための職種です。営業職では前職の経験や特別なスキルを求められることが少ないため、ニートの方を含め営業未経験から就職・転職を目指せます。
営業職の主な業務内容は、顧客とのコミュニケーションや商談、営業計画の立案、営業先の開拓、売上目標の達成など。営業職にはコミュニケーション能力や交渉力、説得力、問題解決能力などが求められるため、自己表現力や人間関係構築能力が重要です。また、営業職は成果が数字で表れるため、目標達成意識や責任感も必要とされます。
営業職の詳しい仕事内容については「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」を参考にしてみてください。
事務職
ニートや未経験から就職を目指す際、事務職を目指す方もいるでしょう。事務職は、一般的にオフィスでの事務作業を担当する職種です。基本的な業務を通じて仕事の基礎を学ぶことができるので、未経験者からスキルを身につけやすい仕事といえます。
さらに、事務職は幅広い業種や企業で求人があり、選択肢が豊富であるため、自分に合った職場を見つけやすいこともメリットといえるでしょう。事務職に求められるスキルについては「事務員は未経験から目指せる?業務内容と求められるスキルをチェックしよう」のコラムで詳しく解説しています。
介護職
ニートから就職可能な職種には、介護職も挙げられます。介護職は高齢者や体が不自由な方の生活支援やケアを行う職種で、社会貢献度が高くやりがいを感じられる仕事です。
介護職は人間関係やコミュニケーション能力が重要とされるため、人と接することが好きな方や他者と協力して働くことが得意な方に向いているでしょう。さらに、日本の少子高齢化社会の加速によって介護職は需要が高まると予測されており、安定した雇用を見込めるというメリットもあります。
接客業
接客業も、ニートや接客未経験から就職可能な仕事の一つです。接客業はお客さまと直接コミュニケーションを取りながらサービスを提供する職種のため、人と接することが好きな方やコミュニケーション能力を活かしたい方に向いています。
また、接客業ではお客さまとのやり取りを通じて自己成長やスキルアップも期待できるため、未経験から成長できる機会も豊富です。さらに、接客業は幅広い業種や職場で求人があり、自分に合った環境を見つけやすいメリットもあります。
倉庫・工場作業員
倉庫や工場での作業員も、ニートから就職する際におすすめな仕事の一つとして考えられます。倉庫・工場作業員の仕事は未経験者から働きやすい職場も多く、経験者はもちろん初めて就職する方にも向いているといえるでしょう。
倉庫や工場での作業は体力を要する可能性があるため、自身の能力や興味に合っているかどうかをよく考えることが重要です。
清掃員
清掃員の仕事も、経験者・未経験者を問わず始めやすい職種の一つです。清掃員として働くことで、責任感や効率的な作業方法など、さまざまなスキルを身につけることができるでしょう。
ただし、清掃員の仕事も体力を使うことが多いため、就職を検討するニートの方は、その点を考慮する必要があります。
IT業界
IT業界は現代社会において需要が高い分野で、近年では経験者だけでなく未経験者も幅広く募集しています。職種はプログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナーなど多種多様なので、IT業界に興味のある方は、自分に合う仕事を見つけることが大切です。
IT業界では柔軟な働き方やキャリアの成長が期待できることが魅力ですが、常に新しい技術や知識を学び続ける必要があるため、勉強が苦にならない方に向いているでしょう。IT業界について具体的に知りたい方は「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
建築業界
建築業界は、ニートからの就職においておすすめの選択肢の一つです。建築業界では、建築設計や施工管理、CADオペレーターなどさまざまな職種があり、建築物や空間をデザインすることで社会に貢献できる仕事といえます。建築業界は比較的安定した需要があり、将来的なキャリアの成長も期待できる点も魅力的です。
ただし、建築業界は専門知識や技術が求められる分野でもあるため、自主的に勉強をしたり、関連する教育やトレーニングを受けたりなどが必要になる場合もあるでしょう。
物流業界
ニートから就職するなら、物流業界もおすすめの選択肢の一つです。物流業界では、倉庫管理、輸送管理、在庫管理などさまざまな職種があり、未経験者が比較的入りやすい業界といえます。
物流業界は未経験者にも研修制度や教育プログラムが整備されている企業が多いため、スキルを身につける機会が豊富です。物流業界での経験を積むことで、将来的に他の業界へのキャリアチェンジやスキルアップの機会も広がるでしょう。
女性・男性の比率も確認するのがおすすめ
ニートの方が就職先を選ぶ際は、仕事内容だけでなく、職場の女性・男性比率も確認しておくと良いでしょう。たとえば、男性中心の職場だと、女性にとって働きやすい環境が整っていない可能性もあります。すべての職場が当てはまるわけではありませんが、気になる方はチェックしておくのがおすすめです。
企業のWebサイトを確認したり、先輩社員から話を聞いたりするなど、職場の環境が自分に合うかどうか事前に確認しておくとミスマッチを防げるでしょう。
ニートから就職する際に面接で注意すること
ニートの方が採用面接で注意すべきなのは、「空白期間の説明」と「基本的なマナー」です。下記で解説することを参考に、面接対策をしてみてください。
面接でニート期間について質問されたら正直に説明する
ニートから就職活動を行う際、面接では高い確率で「ニート期間・空白期間は何をしていましたか」と聞かれます。回答するときは嘘をついたりごまかしたりせず、ニートになった理由や反省を正直に示したうえで、働くことへの意欲を伝えることが大切です。
「マイナスになるから」と空白期間を短く申請したり、していないアルバイトについて語ったりするのは経歴詐称に該当するため避けましょう。
面接では今後についての回答は前向きな内容を心掛ける
面接で今後について質問された際は、ポジティブな回答を心掛けましょう。ニート期間が長いと、面接官に「すぐに辞めてしまうのでは?」と不安を与えてしまう可能性があります。
空白期間については正直に回答し、今後のことについては「今まではニートだったが、今後は正社員として長く働いていきたい」と熱意をアピールするのが効果的です。
面接では基本的なマナーに注意する
面接を受ける際は、言葉遣いや姿勢、服装といった基本的なマナーを守りましょう。どれだけ面接での受け答えが良くても、基本的なマナーができていないと「会社の一員として恥ずかしい」「取引先で失礼を働きそう」とマイナス評価を受ける恐れがあります。
面接のマナーについては、「面接マナーを解説!就職・転職活動に必須の礼儀作法と身だしなみとは」で詳しく解説しています。コラムを参考にしながら面接対策を行い、万全の状態で面接に臨みましょう。
ニートからの就職におすすめの支援サービス
就職を目指すための就活は、1人で行うのが基本です。しかし、就活の進め方や仕事の選び方に不安を感じるなら、就職支援サービスを活用することで就活をサポートしてもらえます。
以下では、ニートからの就職におすすめの支援サービスをご紹介するので、1人で就活を行うことに不安がある方は参考にしてみてください。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営する公的な就職支援機関です。ニートからの就職に限らず、仕事を探すすべての人が利用でき、職業相談や求人紹介、職業訓練といったサービスを受けられます。34歳以下の若者を利用対象とした「わかものハローワーク」を開設しているところもあるので、自身のニーズに合わせて活用しましょう。
ジョブカフェ
ジョブカフェとは、都道府県が主導する、「若年者のためのワンストップサービスセンター」の通称です。職場体験や就職セミナー、求人紹介など地域ごとの特色を活かしたサービスを展開しています。地元で就職したいニートの方におすすめです。ジョブカフェについては「ジョブカフェとは?利用できるサービスやハローワークとの違いを解説」のコラムで詳しく解説しています。
サポステ
サポステは「地域若者サポートステーション」のことで、15歳~49歳の若者が就労に関するさまざまな支援を受けられる施設です。キャリアカウンセリングや就職支援だけでなく、教育支援や生活相談などのサービスも提供されることがあります。
サポステは、若者が就職の悩みや相談事を気軽に相談できる場所なので、49歳以下で就職にお悩みの方におすすめです。サポートステーションについて詳しく解説している「サポステとは?就職支援サービスの内容や利用方法を解説」のコラムも合わせてご覧ください。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、民間企業が運営する就職・転職支援機関のこと。サービスごとに得意分野が異なり、「若者向け」や「ITエンジニア向け」のように、特定の層に特化した支援を受けられるのが特徴です。求人紹介の前にキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、希望や適性に合った仕事を提案します。そのため、1人で仕事を探すよりもミスマッチの可能性が少なく、効率的な転職活動ができるでしょう。
ニートからの就職を目指している方は、ハタラクティブの利用をご検討ください。ハタラクティブは若年層に特化した就職・転職エージェントで、ニートの方の就職支援にも力を入れています。
ご紹介する求人の多くは、訪問調査を実施している企業なので、社内の雰囲気や実際の業務内容を細かくお伝え可能。未経験歓迎の求人も多いため、ニートから就職を目指す方も、複数の選択肢から自分に合った仕事を選べるでしょう。
また、応募書類の添削や面接対策などの支援サービスも実施しており、経験が少なくても安心して就職活動を進められるのがポイントです。サービスはすべて無料で受けられます。ぜひお気軽にご相談ください。
ニートから正社員就職を目指す方に向けたお悩みQ&A
ニートから就職して正社員になれると分かっても、不安や疑問は尽きないでしょう。以下に、想定される質問とその回答をまとめました。
ニートからの就職におすすめの仕事はありますか?
未経験者も積極的に募集している仕事や、人手不足の業界の仕事がおすすめです。具体的には、介護業界やIT業界、運送業界などが挙げられます。未経験であることを前提に募集している求人は、入社後の教育制度が整っている可能性が高いでしょう。
また、より多くの人材を集めるため、応募や採用のハードルを低くしている傾向にあります。詳しくは、このコラムの「ニートから就職可能な職種や業界とは?」をご覧ください。
ニートから就活を始めるのが怖いです…何から始めるべき?
まずは自己分析を行い、自分自身の適性や強みを把握しましょう。自己分析を行うことで、自分に合った仕事を探しやすくなります。また、就職後の生活を見据えて、生活リズムを整えたり人と話す機会を増やしたりして、身体を慣らしておくことも大切です。
正社員の目指し方に関しては、「ニートから正社員を目指そう!受かるための方法やおすすめの仕事を紹介」を参考にしてください。
正社員は大変そう…フリーターを続けたいです。
フリーターを続けた場合、将来的に選べる求人数が減ったり、体力の低下や急病などによって収入が安定しなくなったりといったリスクがあります。正社員になれば、収入や社会的地位が安定するメリットがあります。
「31歳フリーターは就職できる?今すぐ行動するべき理由と就活のコツ」で就職のコツを解説しているので、ぜひご一読ください。
資格さえあれば実務経験がなくても就職できますか?
有利になる可能性はありますが、必ず就職できるとは限りません。企業のなかには、資格の有無よりも、即戦力となる実務経験や将来性を重視しているところもあります。詳しくは、「未経験者が資格を取得すると就職・転職に有利になる?」のコラムをご覧ください。
「今から就職できるか不安…」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブの利用がおすすめです。丁寧なカウンセリングをもとに、キャリアアドバイザーが希望や適性に合った求人をご紹介いたします。
未経験歓迎の求人を多くそろえているので、ニートからの就職に不安のある方も安心です。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。