ニートはどんなときに不安を感じる？将来や就職で悩んだときの対処法

今ニート状態で将来が不安な方もいるでしょう。ニート生活が長いと「働きたいのに怖い」「できる仕事がない」「初出勤が不安」といった悩みを抱えやすいため、しっかり対処する必要があります。このコラムでは、ニートの方が将来に不安を感じる理由と解消法を解説。不安を克服して就職する方法やおすすめの仕事、転職・就職活動での面接対策についても紹介します。まずは今できることから始めて、ニート脱却を目指しましょう。

ニートの人が将来に不安を感じる5つの理由

ニートの人が感じる不安は、大きく「経済」「就職」「年齢」「格差」「人間関係」に分けられます。働かなければ収入を得ることはできず、無職期間が長くなれば就職も難しくなるのが現実です。ニートのまま年齢を重ねれば、周囲の同年代との社会的・精神的な格差も生まれやすいでしょう。

1.経済面の不安

ニートの方が「先が見えない」と不安になるのは、生活できなくなるのではないかという経済的な理由が大きいといえます。就業も就労もせずニート状態だと収入がありません。両親などが働いていて支援を受けられる間は良いですが、退職後は今までどおりの生活が難しくなることもあります。

経済的に厳しくなった場合は、生活保護制度の利用も可能です。しかし、生活保護の受給を認めてもらうためには、以下の4つの条件をクリアする必要があり、ニートの方には難しい可能性があります。

• ・生活費に充てられるような資産がないこと
  ・働くことが不可能であること（病気やけが等）
  ・親族などからの援助を受けられないこと
  ・年金や各種手当など、そのほかの制度で活用できるものがないこと

両親が亡くなったり働けなくなったりした場合でも、家や土地といった財産があると、まずはそれを処分して生活するよう求められます。心身ともに健康であれば、まずは働くよう説得されるでしょう。つまり、生活保護を受給して、ニートの状態を続けるのは特別な理由がない限り難しいのが現実です。ニートからの正社員就職が難しいと感じる場合は、アルバイトをしたり資格取得を目指したりと、できることから始めてみましょう。

2.就職に対する不安

ニートの方は仕事をしていない空白期間が長引くと、就職への不安が強くなることがあります。「面接で空白期間のことを聞かれるのが怖い」という不安から、二の足を踏んでしまうニートの方もいるでしょう。実際に空白期間が長いと就職で不利になりやすい傾向が見られます。

しかし、空白期間があるからといって就職できないわけではありません。面接では、ニートになった理由を正直に話し、仕事への熱意を示すことが重要です。特に、年齢が若ければ、ポテンシャルで採用される可能性は十分にあります。就職できないと決めつけずに挑戦してみましょう。ポテンシャル採用については「ポテンシャル採用とは？何歳まで適用される？新卒・中途との違いも解説」で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

3.年齢に対する不安

ニート生活が長引いてしまい、年齢が高くなると就職先の選択肢がなくなるという不安を抱える人も少なくありません。「まずはアルバイトから始めてみよう」と思っても、実際に働いているのが若い人ばかりだと応募しにくいこともあるでしょう。特に正社員の場合は、年齢が高くなるほどスキル・経験のある転職希望者がライバルとなり、実務未経験のニートの方は不利になりやすいのが現実です。

しかし、年齢が高くなると選択肢が減りやすいとはいえ、人手不足の業界などでは採用される可能性が十分にあります。就職を目指すなら、少しでも若いうちに行動を起こすことが重要です。

4.周囲との格差による不安

順調に出世している正社員の友人と比べてしまうと「それに比べてニートの自分は…」と不安に陥ることがあるでしょう。正社員の場合、社歴や年齢に比例して年収が上がることが多いため、年齢が高くなるほど格差を感じやすくなる傾向があります。

正社員の友人と比べて悲観したり、不安が増したりしてしまうなら、就職を目指して動き始めましょう。就職すると経済的な不安が減少し、自信が持てるようになるはずです。これからのキャリアプランも立てやすくなり、将来に対する不安の軽減が期待できます。

5.人間関係に対する不安

ニートのままでは結婚のハードルが高くなり、孤独を感じることもあるでしょう。2019年に労働政策研究・研修機構が行った調査「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③（17p）」の「男性の就業状況・年収別有配偶率の推移」をみると、正社員の男性は30歳を過ぎると結婚する人が増えるのに対し、無職の人は微増するもののほぼ横ばいです。35〜39歳の男性で結婚している人の割合は、正社員では約70％弱ですが、無職の場合は約12％と、正社員の6分の1程度にまで低下します。

引用：独立法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③（17p）」

ニート状態だと人との付き合いや新しい出会いが少ないうえ、無収入で結婚するのは難しくなります。正社員としての就職に不安がある場合は、まずアルバイトやボランティアなどを始めて、人との関わりを持つことから挑戦してみるのも一つの手です。

ニートの方はいろいろな悩みを持ちやすいですが、不安を抱えるのは決して悪いことではありません。不安を抱えてしまうのは、将来の自分のことを真剣に考えているからです。今の自分の状況をなんとかしたいという気持ちの表れが「不安」という形で出ているのでしょう。

自分が何に対して不安を抱いているのか、具体的なポイントを知って対策を練ることで、将来に向けた一歩を踏み出せるはずです。ニートが抱える不安をさらに詳しく知りたい場合は「ニートが抱える悩みとは？解決の糸口をつかむには？」のコラムを確認してください。

参照元
独立行政法人　労働政策研究・研修機構
若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③－平成29年版「就業構造基本調査」より－

ニートの方が抱えている就職への不安

ニートの方が就職に不安を感じるのは、面接や初出勤など、越えなければならないハードルが複数あるのも理由の一つです。面接でニート期間について聞かれることへの不安はもちろん、新しいことへの挑戦という不安もあるでしょう。「今まで働いていないのに仕事を続けられるだろうか」と、就職前から不安に思う人も少なくありません。ニートの人が就職への不安を感じる理由について、さらに詳しく解説します。

面接への不安

面接でニート期間について聞かれるのが不安という人は多いでしょう。正直に答えたら採用されないのではないかと思ってしまうからです。しかし、嘘をつくと話に矛盾が生じて面接官に見抜かれる可能性もあります。面接でニート期間について聞かれたときは、正直に答えることが重要です。

面接官がニート期間について質問するのは「真面目に働いてくれそうか」「すぐに辞める可能性はないか」を確認するためです。ニート期間があるからといって即不採用になるわけではありません。不安を抱え過ぎず、準備を万全にして臨みましょう。面接対策については「ニートの就職面接対策！ブランクの説明の仕方や自己紹介の例文を紹介」のコラムを参考にしてください。

スキル不足への不安

一度も仕事に就いたことがなかったり、就職に役立つ資格などがなかったりすると、スキルや知識不足を不安に思う人もいます。なかには、就職に向けて少しでも採用率を上げるために、資格を取得しようと考える人もいるでしょう。確かに資格を持っていることは、知識やスキルの証明になります。しかし、ニート状態から就職を目指す場合、資格取得に時間を割くよりも、就職活動を優先させるのがおすすめです。

ニート歴があったり職歴がなかったりする人は、若さが最大のアピールポイントになります。1年を資格取得に費やしてから就活するより、無資格でも1年早く就職活動を行ったほうが採用される可能性が高い傾向があるためです。ニートの方を採用するとなれば、企業側は「未経験」を前提とすることが多いでしょう。資格がなくても、就職後に研修や実務を通じてスキルや知識を身につけられるので、過度に心配する必要はありません。「ニートは資格を取れば就職できる？おすすめの勉強法もご紹介！」のコラムにもぜひ目を通してみてください。

初出勤への不安

ニート期間が長いと初出勤に不安を感じるのも無理はありません。ニート生活では人と接する機会が少ないうえ、新しいことに挑戦することも多くないでしょう。初出勤は初対面の人ばかりで緊張するものです。会社のルールに慣れたり、仕事を覚えたりするのに時間がかかる可能性もあります。

しかし、初出勤が不安なのはニートの方だけに限りません。経験豊富な転職者でも緊張するのは同じです。「ニートだったから不安が大きい」と思わずに、どのような人でも不安はあると考えましょう。久しぶりの仕事で不安な場合は、家族や友人などに気持ちを打ち明けて、話を聞いてもらうのも一つの手です。「転職が怖いと感じるときとは？理由や対処法を紹介」のコラムでは、入社初日に怖いと感じるときの対処法を解説しています。ぜひ参考にして、不安を和らげましょう。

仕事を続けることへの不安

働いた経験がなかったり、過去に早期離職をしたりしてニートになった場合「仕事を続けられるだろうか」と不安を感じやすくなります。またすぐにニートに戻るのではと心配する人も少なくありません。仕事を続けられるか不安に思う背景には「失敗したらどうしよう」「上司に怒られるのが怖い」といった気持ちがあると考えられます。特に正社員だと、責任が重い仕事をすることへの不安もあるでしょう。

しかし、仕事を覚えるまでは、上司や先輩が指導・指示をしてくれます。最初は「勉強しながら仕事を覚えよう」「失敗しても仕方がない」といった前向きな気持ちで取り組みましょう。ニートから就職する場合、自分自身にやる気があっても、周囲から「どうせ続かないだろう」という目で見られるケースもあります。つい周囲の声を気にしがちですが、最初から不安になる必要はありません。「まずは1ヶ月」「クリアできたら次の3ヶ月」と、スモールステップで自身の目標を定めましょう。目標を達成した際には自分をねぎらう気持ちも大切です。周囲の心ない声は気にせず「自分がどれくらい成長できたのか」を基準にものごとを判断しましょう。

ニートの方が面接の不安を解消するためのポイント

ニートの方が就活をするにあたって抱える大きな不安要素が面接です。面接でニート期間について聞かれることを不安に思う人は多いでしょう。ニートの方が面接を通過するためのポイントを解説します。

空白期間について正直に話す

前述のとおり、仕事をしていない空白期間について聞かれた場合は、正直に話すことが重要です。面接官は多くの人を見てきた経験があるため、嘘やごまかしは見抜かれる可能性があります。

面接では、空白期間をポジティブに話すことがポイントです。たとえば、「やりたい仕事を見つけるため、単発のアルバイトをいくつか経験しました」など、ニートになった理由と具体的な行動を説明しましょう。具体的に説明すれば「空白期間に何もしていなかったわけではない」「ニート生活から得たものがあった」というアピールができます。空白期間の答え方に不安がある方は「空白期間を面接で聞かれたら？「何もしてない」はOK？答え方や例文を紹介」のコラムも確認しておきましょう。

真面目に働く意欲をアピールする

面接では、これから真面目に働く意欲があることをアピールすることも大事なポイントです。「働く意欲がないからニートになったのでは」と不安に思う面接官もいるでしょう。採用してもすぐに辞められては困るので、企業側も熱意や意欲を確認する必要があります。

働く意欲をアピールするには、明確な志望動機が重要です。企業研究をして「なぜこの会社で働きたいのか」という動機に説得力を持たせましょう。ニート生活中に得た情報や特技の中で、仕事に活かせそうなものがあればアピールするのも良い方法です。企業研究の方法については「企業研究ってどうやるの？基本的なやり方と目的を解説」でも詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

コミュニケーション能力があることを示す

面接ではハキハキと回答し、コミュニケーション能力があることをアピールしましょう。ニートの方に対して、ほかの社員とうまくやっていけるか不安に思う面接官もいます。良好な人間関係が築けないと早期就職につながりやすいため、コミュニケーション能力を重要視する企業は多いでしょう。

面接ではできるだけ笑顔で受け答えをし、大きな声で話すように心掛けるのがポイントです。明るくハキハキと受け答えできれば、コミュニケーション能力に問題がないことをアピールできるでしょう。ニートからの就活のコツは「ニートから就職を目指したい方へ！就活のポイントをご紹介します」のコラムでも詳しく解説しています。一歩前へと踏み出すことを決めたら、ぜひチェックしてみてください。

ニートの方が不安を克服して就職する方法

ニートの方が不安を克服するためには、アルバイトから始めたり、経験がなくてもできる仕事に就職したりするなど、まずは仕事を経験して自信をつけることが重要です。職歴ができれば就職・転職もしやすくなり、希望の仕事に正社員で就職するための足がかりになるでしょう。

まずはアルバイトや派遣で働いてみる

いきなり正社員になるのが不安というニートの方には、まずはアルバイトや派遣社員で働くのが良い方法です。正社員として責任の重い仕事を任されることに負担を感じる人にも向いています。

簡単な仕事でも「できた」と思えるのは大切なことです。アルバイトでも派遣でも「実際に仕事をした」「周囲の人から働きぶりを認められた」という経験は、自信につながります。不安の理由が、仕事への漠然とした恐怖である場合、克服を目指しましょう。ニートからアルバイトに挑戦するなら「ニートはバイトが怖い？面接の不安解消法とおすすめ職種をご紹介！」のコラムで不安解消のコツをチェックしてください。

苦手なことを避けて仕事を選ぶ

仕事を選ぶ際は、苦手なことを避けて職種を選ぶと長く続けられる可能性が高まります。ニート状態になった背景には「規則正しい生活が苦手」「人と話すのが苦手」など、さまざまな理由があるでしょう。人と話すのが苦手なのに販売職や営業職に就いた場合、早期就職で再びニートになる可能性が高まります。無職期間を長引かせると、就職がさらに難しくなるので悪循環です。

仕事選びは、できる限り不安を減らすのがポイントといえます。規則正しい生活が苦手なら、シフトで働ける仕事やフレックスタイム制がある会社に就職するのがおすすめです。ニート状態から就職を目指す方は「ニートの仕事の探し方とは？おすすめの職種や就活のポイントも紹介！」のコラムにも目を通して、仕事探しのポイントをつかみましょう。

未経験で採用されやすい仕事を選ぶ

働いた経験がないニートの人には、未経験で採用されやすい仕事がおすすめです。高齢化の影響で若手の人材が不足していたり、IT環境の変化で仕事が急増していたりして、経験よりもポテンシャル重視で採用している業界もあります。

たとえば、介護職や配送ドライバー、ITエンジニアなどは、業界全体で人手が不足している仕事です。未経験から採用されやすい仕事については「未経験でもできる仕事は？正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」をご覧ください。

＜不安別＞ニートの方におすすめの仕事

ニートの方はそれぞれの苦手なことが不安の原因となっていることが多いでしょう。ニートの方がよく抱えている不安の種類ごとにおすすめの仕事を紹介します。

人間関係が不安な方には一人で作業する仕事がおすすめ

人間関係が不安な方には、1人で黙々と作業をする仕事が向いているでしょう。仕事である以上、人と全く関わらないのは難しいのが現実です。しかし、データ入力や検品など、人との関わりが少ない仕事はあります。自分の興味関心のある分野から、人との関わりが少ない仕事を探してみましょう。

人間関係に不安がある方は「人と関わらない仕事31選！正社員や一人で在宅勤務できる職種をご紹介」のコラムを参考にしてください。

仕事を覚えるのが不安な方にはルーチンワークが狙い目

複雑な仕事や工程の多い仕事を覚えるのが不安な方は、マニュアル化された仕事やルーチンワークがおすすめです。具体的には、ルート営業や工場のライン業務などが挙げられます。集中力がある人なら、即戦力になれる可能性があるでしょう。

そのほかのルーチンワークは「ルーティンワークとは何？向いている人の特徴や具体的な仕事の例をご紹介！」のコラムで紹介しています。興味のある方は、あわせてチェックしてみてください。

規則正しく働くのが不安なら時間が自由な仕事に注目

規則正しい働き方に不安があるニートの方には、出勤時間・労働時間が自由な仕事が適しています。デリバリースタッフやライターといった仕事が良いでしょう。飲食業・販売業などのシフトで働く仕事や、ITエンジニアなどのフリーランスになりやすい仕事もおすすめです。

自宅でできる仕事であれば、自分の都合の良い時間に合わせて働けます。「自宅でできる仕事とは？雇用形態や職種をご紹介」のコラムにも目を通して検討してみてください。

体力が不安な方にはデスクワークがぴったり

体力に不安があるニートの方には、デスクワークがおすすめです。事務やコールセンターなどの仕事から探すと良いでしょう。ニート生活では外出の機会が少ないため、体力が落ちてしまいがちです。いきなり体力勝負の仕事をするとケガをしたり、体調不良で休みがちになったりする可能性もあります。仕事を長く続けるためにも、無理をしないことが重要です。「デスクワークの仕事とは？メリット・デメリットやお悩み解消法も紹介！」のコラムも、仕事探しの参考にしてみてください。

就職できるニートの特徴を知って不安解消へ

ニートからの就職活動に対して、不安を抱くのは当たり前のことです。どうしても不安な場合は成功事例から就活のコツを学びましょう。ニートから就職できる人は、以下のような共通点があります。

• ・考え方が前向きである
  ・物事を論理的に考え、他者に伝えられる
  ・体力がある
  ・自分の強みや弱みを徹底的に分析している
  ・特定の職種に対して偏見がない

物事を論理的に、かつ前向きに考えられる人は、ある程度の社会性やコミュニケーション能力を評価されやすい傾向があります。体力がある人なら、体を動かす仕事も良いでしょう。体力勝負の職種は「仕事内容がきつそう」というイメージから敬遠されやすいため、ニートから就職しやすい仕事の一つです。自己分析がしっかりとできていれば、面接で自身の魅力をアピールしやすく、職種に対する偏見がなければチャンスの幅も広がるでしょう。

もし、今の時点で上記の特徴に当てはまらない点があっても問題はありません。人間の考え方の癖は、少しずつ変えていけるものです。就職活動に向けた準備として、社会復帰に向けた考え方や、就職後の毎日を乗り切るための体力を身につけていきましょう。

ニートの不安から抜け出すために

ニートの人は就活や将来の生活など、さまざまな不安を抱えています。不安を解消するには、現状を変えるために早く行動を起こすことが重要です。1人で就活するのが不安なニートの人は、第三者に相談するのも良いでしょう。ニートの人が就職への不安を解消するための方法を3つ紹介します。

1.できるだけ早めの行動を目指す

空白期間は短いほうが就活には有利です。年齢が若いほうが柔軟に対応できるイメージがあることから、ポテンシャルが期待されるでしょう。ただし、希望の仕事がすぐに見つかるとは限らないため、少しでも早く開始するのがポイントです。

ニート生活が長かった人は、いきなり就活を始めるのが難しいこともあるでしょう。「規則正しい生活をする」「人と会話する機会を増やす」など、社会人としての基本から始めるのもおすすめです。

2.考え過ぎず前向きに取り組む

就活では誰しも失敗を経験するものと認識し「失敗しても次がある」という気持ちで前向きに取り組みましょう。ニートの方の中には「不採用が続いたらどうしよう」「面接で怒られるのではないか」など、考え過ぎて行動できなくなる人もいます。

自己分析や面接対策をするのは重要ですが、考え過ぎて不安ばかりが募るのは良くありません。応募前から不採用になるのを不安がったり、就職前から続けられないかもしれないと悩んだりするのはやめましょう。

3.一人で悩まずエージェントに相談する

ニートの方が就職に不安を感じるときは、エージェントに相談するのも良い方法です。一人で悩むと不安が増幅してしまうことがあるので、プロに相談してみましょう。エージェントは就活のマナーやノウハウを教えてくれるほか、個別のカウンセリングがあるのもメリットです。話を聞いたうえで、一人ひとりに合った求人を紹介してくれます。人との会話を増やす機会にもなるので、まずは相談してみるのがおすすめです。

一人で就活するのが不安なニートの方は、ハタラクティブに相談してみませんか？ハタラクティブは20代の若者に向けた就職エージェント。就業経験がないニートの方の就職もお手伝いしています。これまでに11万人以上のカウンセリングを行ってきた実績がありますので、あなたのお悩みをぜひお聞かせください。就職後のお悩みも無料で相談可能なので、無職期間が長いニートの人も安心して就職しやすいでしょう。カウンセリングは面接ではないので、お気軽にご登録ください。

ニートの不安に関するFAQ

ニートから抜け出したい方がよく抱える就職への不安や疑問にQ&A方式で回答します。

ニートだとできる仕事がないですか？

ニート経験があるからといって、仕事ができないわけではありません。
人と関わることが苦手であれば接客を避けて、黙々と取り組める仕事を選ぶなど、自分が働きやすいものを探しましょう。「20代のニートが就職する方法は？正社員の目指し方やおすすめの仕事を紹介」のコラムでは、20代のニートの方におすすめの仕事を紹介しています。自分ができる仕事を探す参考にしてください。

今ニートなのですが将来が不安で仕方ないです。

今ニートでいることに漠然とした不安があるなら、将来に向けてできることから始めましょう。
毎日の生活で小さな目標を設定して自己管理能力を高めたり、関心のある分野の知識を深めたりするのもおすすめです。アルバイトやボランティア活動を始めるのも、ニート脱却への一歩を踏み出すのに役立ちます。何から始めたら良いのかわからない場合は、ハローワークや地域の就職支援センターなどに相談するのも一つの手です。支援センターの利用を検討したい方は「ニートに向けた就労支援機関とは？サービス内容や仕事選びのコツも解説」のコラムをチェックすると良いでしょう。

働くのが怖いのは甘えですか？

働くのが怖いと感じるのは、必ずしも甘えとは言えません。
ニートから就職を目指すときには、人間関係や業務に対する不安から怖いと感じる人は多いでしょう。しかし、働くことへの怖さから行動に移せずにいると後悔する可能性もあります。「働くのが怖いのは甘え？理由は？克服する対処法やおすすめの仕事を解説」のコラムを参考に、就職に向けてできることから始めましょう。一人で就活することが不安なら、ハタラクティブをはじめとした就職エージェントにご相談ください。