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アパレル業界とは?現状と将来性・主な職種や年収を紹介

#業界図鑑#アパレル・ファッション#職種図鑑#サービス#販売・サービス#年収

更新日2025.05.28

公開日2021.11.24

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ひとことポイント
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アパレル業界では、海外市場やECサイトの売上が伸びている

アパレル業界に興味があるものの、「現状と将来性は?」「仕事内容が厳しいって本当?」と不安を感じる人もいるでしょう。アパレル業界の国内市場は縮小傾向にある一方、海外市場やECサイトは伸びるとの見方もあります。
このコラムでは、アパレル業界の市場規模や今後の課題について解説。また、アパレル業界の職種と仕事内容、向いている人の特徴なども紹介します。就活成功のポイントや志望動機の例文もまとめたので、アパレル業界に挑戦してみたい人は参考にしてください。

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  • アパレル業界とは
  • アパレル業界の仕事は川上・川中・川下に分類できる
  • アパレル業界の主な職種一覧
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

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    目次
    アパレル業界の現状
  • アパレル業界の課題
  • アパレル業界の将来性
  • ​​​​​​​​​​​​​アパレル業界の魅力とやりがい
  • アパレル業界の大変なところ
  • ​​​​​​​アパレル業界に向いている人の特徴とは
  • ​​​​​​​アパレル業界への就職に成功するポイント
  • ​​​​​​​アパレル業界の志望動機の例文
  • アパレル業界に関するQ&A
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    アパレル業界とは

    アパレル業界とは、衣料品の生産・卸・販売などを行う産業を指します。もともとは、衣料品の企画・製造を事業として行う「アパレルメーカー」と、小売店に衣料品を卸す「卸売業」をアパレル産業と呼んでいました。

    しかし、現在はメーカーが製造から小売まで行ったり、商社が洋服を製造したりする場合も。そのため、現在では衣料品関連の産業全体を指す言葉として「アパレル業界」と呼ばれています。

    そもそもアパレルとは?

    「アパレル」とは、衣料品のなかでも既製服を指す言葉であり、「準備する」を意味するラテン語の「apparare(アパラーレ)」が語源になっています。アパラーレは儀式などに参加するための正装として用意される衣服を指しており、英語の「apparel(アパレル)」に派生して衣服を指す言葉となったようです。

    日本では主に「アパレル企業」や「アパレル販売員」など、衣料品を取り扱う業界や職種を指す言葉として使用されています。

    「アパレル」と「ファッション」の違い

    「アパレル」と「ファッション」の違いは、衣服を取り扱っているか、それ以外も取り扱っているかです。

    先述したとおり、日本における「アパレル」は主に衣料品を扱う業界や職種に用いられます。一方、「ファッション」は服だけでなく、髪型やアクセサリー、靴などコーディネート全般を指す言葉です。さらに広義になると、インテリアや雑貨、音楽など、ライフスタイルに関わるもの全般を指します。

    アパレル業界の構造

    アパレル業界は流通の流れに合わせて「川上」「川中」「川下」と、会社の業種を分けています。分類は以下の表のとおりです。

    分類川上
    (原材料の製造)
    川中
    (商品化・卸し)
    川下
    (商品の販売)
    該当する企業の業種・テキスタイルコンバーター
    ・テキスタイルメーカー
    ・繊維メーカー
    ・アパレル商社
    ・アパレルメーカー
    ・OEM
    ・ODM
    ・小売
    ・ファッション系ECサイト
    ・古着
    ・リサイクルショップ

    川上・川中・川下に分類されている各会社の業種については、後述の「アパレル業界の仕事は川上・川中・川下に分類できる」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

    アパレル業界の市場規模

    経済産業省の「2030年に向けた繊維産業の展望(4p)」によると、2021年の繊維産業の市場規模は8.6兆円でした。新型コロナウイルス感染症の流行前である2019年は11兆円でしたが、2020年に8.6兆円に落ち込み、2021年も引き続き停滞している状況です。

    輸出額においては、衣料品は405億円前後でほぼ横ばいが続いているものの、生地は減少傾向にあります。生地の輸出額は2018年には3,000憶円を超えていたのが、2020年には2,279憶円まで落ち込みました。また、繊維工業の事業所数も減少しており、後継者不足の現状が垣間見えます。

    参照元
    経済産業省
    「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」をとりまとめました

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    アパレル業界の仕事は川上・川中・川下に分類できる

    「アパレル業界の構造」で述べたように、アパレル業界は川上・川中・川下で業種や会社を分類しています。代表的な業種は、「製造」「卸」「小売」です。

    ここでは、川上・川中・川下と企業について詳しく解説するので、就職・転職活動の参考にしてみてください。

    川上(原材料の製造)

    川上とは、糸や生地の製造または卸業者のことです。衣料品を作るための素材を企画・調達・製造し、これらが川中へ渡って商品が作られます。

    テキスタイルコンバーター

    テキスタイルコンバーターとは、工場とアパレルメーカーを仲介し、商品に最適な生地を提供する卸売業者です。アパレルメーカーから発注を受けると、紡績メーカーや染色業者に糸や染めを依頼します。ファッションの流行や社会的なニーズも理解したうえで、色や材質などで生地に付加価値をつけるのが仕事です。

    テキスタイルメーカー

    テキスタイルメーカーは、織物やニットの企画・製造を行う会社です。アパレルメーカーだけでなく、テキスタイルコンバーターから発注を受けることもあります。使用する糸や織り方を決め、依頼主から求められる生地を完成させる重要な業種です。

    「素材メーカーの仕事」のコラムで素材メーカーの主な職種や仕事の魅力について紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

    繊維メーカー

    繊維メーカーはコットンやシルクといった天然繊維から、ナイロンやポリエステルなど合成繊維まで、繊維全般を開発・製造する業種です。近年はリサイクル可能な素材を開発したり、自動車や防護服に使われる繊維を製造したりする会社もあります。

    繊維業界の仕事については「繊維業界の仕事」のコラムでも詳しく解説しているので、こちらもあわせてご一読ください。

    川中(商品化・卸し)

    川中とは、生地を購入して製品化し、小売店などに卸す業種です。なかには、企画やデザインまで自社で行う会社もあります。

    アパレル商社

    アパレル商社には、専門商社のほか繊維事業部がある総合商社なども含まれます。アパレル商社は、海外から素材を輸入してアパレルメーカーに卸したり、海外ブランドのライセンスを取得したりする業種です。大手のアパレル商社では、商品の企画から生産、販売まで流通全般に関わるケースもあります。

    総合商社や専門商社の仕事内容は、「総合商社とは何かわかりやすく解説!仕事内容や就職・転職成功のコツも紹介」や「専門商社とは?就職のメリット・デメリットや総合商社との違いを解説!」のコラムも参考にしてみてください。

    アパレルメーカー

    商品を企画・製造し、小売店に卸すのがアパレルメーカーです。自社工場を持つメーカーは少なく、縫製は外部に委託するのが一般的。また、メーカーでありながら、自社ブランドのショップを出すアパレルメーカーもあります。消費者の声を自社ブランドに効率的に反映させたいとの考えから、小売まで手掛けるアパレルメーカーが増えつつあるようです。

    「アパレルメーカーとは?具体的な業務内容や就職方法などをご紹介」のコラムでは、アパレルメーカーの業務内容や現状について解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

    OEM

    OEMとは、「Original Equipment Manufacturing」の略で、他社ブランドの製品を生産すること、またはその企業を指します。本社は国内にあり、縫製工場は海外に持つという会社も多いようです。OEM企業に就職すると、多種多様なブランドの生産に関われるのが魅力の1つ。OEM企業は、ブランドと小売店をつなぐ橋渡し役といえます。

    ODM

    ODMは、企画・デザイン・設計を代行することです。正式には「Original Design Manufacturing」といい、生産のみならず、企画やデザインも行うのがOEMとは異なります。ODM企業を活用すると、依頼主はデザイナーやパタンナーを抱える必要がないため人件コストを削減でき、製造工程もシンプルになるのがメリットです。

    川中~川下のSPA(製造小売業)が増加している

    SPAとは、企画から製造、販売まですべてを一貫して行うビジネスモデルのことを指します。
    SPAの特徴は、顧客ニーズに素早く対応できること。製造から販売を行うことで、SCM(サプライチェーン・マネジメント)の無駄が省け、効率的に顧客へ商品を届けることが可能です。 マーケティング効果があることから、アパレル業界では、SPAの考えをもつ会社が増加傾向にあります。

    川下(販売・流通)

    川下は完成した製品を販売する業種です。アパレルショップや百貨店、ECサイトなど、アパレル業界のなかでも消費者にとって身近な存在といえるでしょう。

    アパレル小売

    メーカーや商社から商品を仕入れて販売するのが「小売」です。代表的な例に、セレクトショップやブランドの専門店、百貨店やファッションビルなどがあります。

    販売員が消費者に商品を薦めたり、コーディネートを提案したりして、商品の魅力や価値を伝えるのが小売業の役割です。

    セレクトショップ

    独自のコンセプトやテーマに沿って商品を仕入れ、販売するのがセレクトショップです。たとえば、ヴィンテージスタイル、ストリートファッション、高級カジュアルなど特定のスタイルに特化して商品を揃えています。国内外、ブランドの知名度を問わず、幅広いファッションスタイルやブランドの特徴を把握しておくことが大切です。

    アパレル店員の仕事については「アパレル店員の仕事」のコラムで詳しく紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。

    ファッション系ECサイト

    Webサイトで衣料品を販売するのが、ファッション系ECサイトです。アパレルメーカーが運営するサイトや、複数のブランドの商品を販売するプラットフォーム型のECサイトもあります。

    経済産業省の「令和5年度 電子商取引に関する市場調査(55p)」によると、ファッション系ECサイトの売上は拡大傾向です。ECサイトで予約した商品を店舗で試着したり、アプリでオンライン接客を受けられたりするなど、サービスの拡充が売上アップの要因とされています。

    参照元
    経済産業省
    令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

    古着・リセール・二次流通

    中古の衣料品を扱う古着屋やリサイクルショップも、アパレル業界の小売業の1つです。消費者が持ち込んだ古着の買取や、海外での買い付けなど、お店によってさまざまな仕入れ方法があります。

    また、オンラインでブランド品の買取・販売を行うECサイトのリサイクルショップも。近年は環境問題の観点から、衣料品のリサイクル・リユースへの関心も高まっているようです。

    環境省の「令和4年度循環型ファッションの推進方策に関する調査業務-マテリアルフロー-(p.7)」によると、国内衣服のリサイクルは、2020年には15.6%でしたが、2022年には17.4%へと伸長。一方で、リユースは2020年の19.6%から2022年の18.2%と微減しています。

    参照元
    環境省
    サステナブルファッション

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    アパレル業界の主な職種一覧

    アパレル業界にはデザイナーやバイヤー、営業やショップスタッフなど、さまざまな職種があります。志望する職種によって、就職のしやすさや求められるスキルが異なるため、自分に合ったファーストキャリアを選ぶのが重要です。

    以下でアパレル業界の主な職種をご紹介するので、自分に合っていそうと感じる仕事や興味のある仕事があるか、チェックしてみてください。

    アパレル業界の主な職種

    • デザイナー・パタンナー
    • MD(マーチャンダイザー)
    • バイヤー
    • 広報・プレス
    • 生産管理
    • VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)
    • 販売員(ショップスタッフ)
    • SV(スーパーバイザー)・エリアマネージャー
    • EC(イーコマース)
    • アパレル物流の関連職
    • ディストリビューター
    • 営業職
    • 事務職

    1.デザイナー・パタンナー

    アパレル業界のデザイナーは、商品企画や縫製仕様書作成、納期管理などを行います。センスやデザイン力が求められるだけでなく、素材や縫製に関する専門知識が必要な職種です。

    厚生労働省のjob tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「ファッションデザイナー」によると、製造と販売をつなぐ役割をする場合もあるため、コミュニケーション能力のほか、予算管理やスケジュール管理も求められます。

    パタンナーはデザイナーが作成したデザイン画を実際に形にするのが仕事です。工場に指示を出してサンプルを作ってもらい、デザイナーの意図に合っているかチェックします。専門知識はもちろん、デザイン画を読み取る能力も必要です。

    jobtagの「パタンナー」によると、デザインだけではなく着やすさやシルエット、素材の強度なども確かめながら、何度も作り直すことで完成に近づけていきます。そのため、未経験で挑戦するのは難しい職種といえるでしょう。

    デザインの仕事に興味がある方は「デザインの仕事を未経験から目指すのは厳しい?必要な能力やなり方を解説!」のコラムで職種の解説や就職・転職の方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

    2.MD(マーチャンダイザー)

    MDは、マーケットやトレンド分析、売上分析や予算管理などを行います。jobtagの「マーチャンダイザー、バイヤー」によると、MDがバイヤーを兼任することも多いようです。展示会への出席やメーカーから既製品を探して仕入れたり、生地や製造工程などをデザイナーやパタンナー、メーカー担当者などと協力したりして自社ブランドのイメージに合った商品を作ることもあります。

    商品企画や販売計画に顧客ニーズを反映させる役割なので、会社の売上に大きく関わる職種といっても過言ではありません。分析力や語学力、ファッションに関する深い知識が求められるでしょう。

    3.バイヤー

    MDが立てた企画・計画に沿って、生産元から商品を買い付けるのがバイヤーです。売れる商品を見極めるため、トレンドを把握し、見る目を養う必要があります。

    商品の購入が決まった後は、金額設定や販売スタッフへ商品説明を行うのもバイヤーの役割。海外への買い付けを行うこともあるため、会社によっては英語力があると有利です。アパレル業界では花形職種の一つで、販売や営業などを経験してからバイヤーになるのが一般的といわれています。

    jobtagの「マーチャンダイザー、バイヤー」によると、今日では商品を買い付けるだけではなく、MDとして生産者とともに商品を開発したり、販売戦略を考えたりする場合もあるようです。

    4.広報・プレス

    アパレル業界の広報は、ブランドの顔として、商品の宣伝やブランディングを行い、取材応対や商品のリースなどを担当する仕事です。jobtagの「広報・PR担当」によると、広報の仕事では会社(ブランド)のイメージを高めることを目的として、マスコミや自社のWebサイト、PR誌などで幅広い広報活動を行います。

    豊富な知識と人脈が求められる職種のため、就職後にいきなり配属されるのは極めて稀でしょう。会社に就職して広報を経験した後、独立を目指す人もいます。広報の年収や業務内容については「広報の仕事」のコラムで詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

    5.生産管理

    生産管理は、納期までに商品を完成させるため工場の進捗管理を担当します。jobtagの「生産・品質管理技術者」によると、高品質で安全な製品を効率的に生産するため、具体的な生産計画を立案。品質管理や原価交渉も生産管理の役割です。

    アパレル業界の生産管理は縫製工場とのやり取りが多いため、コミュニケーション能力が求められます。また、納期を守るためのスケジュール管理能力や正確性なども必要な職種です。

    6.VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)

    店舗のディスプレイやレイアウトを担当するのがVMDです。jobtagの「ディスプレイデザイナー」によると、シーズンごとのコンセプトやブランドのイメージに沿って、商品の陳列プランや店内演出などを考え売り場を作り込みます。

    また、ショップスタッフに売り場の作り方を指南することも。レイアウトによって売上が変わる場合もあるので、VMDの知識とセンスが必要です。

    7.販売員(ショップスタッフ)

    接客を中心に、商品検品や返品作業、顧客管理などを行います。jobtagの「衣料品販売」によると、顧客にアドバイスをする立場のため、商品の特性を理解し、素材や色、形、流行などを十分に把握していることも大切です。アパレル業界のなかでは消費者に近い重要な役割を持つ職種のため、ブランドのコンセプトや意図をしっかりと理解し、それを発信する第一人者として活躍します。

    販売員はアパレル業界のなかでも求人数が多く、比較的採用されやすい職種です。また、アルバイトや他業界での販売経験があれば、就活の選考で評価される場合もあります。

    「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムでは、接客の仕事で身につくスキルを紹介しているので、販売員を目指す人はこちらもあわせてご覧ください。

    8.SV(スーパーバイザー)・エリアマネージャー

    複数の店舗を統括する責任者として、本社と店舗の橋渡し役を担います。エリアごとにSVを配置する会社も多く、エリアマネージャーと呼ばれる場合もあるでしょう。店舗ごとの特徴や、ショップスタッフの能力などを把握し、人員配置や育成について考える場合もあります。マネジメント能力が必要となる仕事です。

    9.EC(イーコマース)

    オンラインショッピングのサイト運営、商品管理、受注・発送、コンテンツデザインなどを担当します。jobtagの「ネット通販の運営」によると、在庫管理や売上の管理、顧客からの問い合わせや商品交換などにも随時対応。PCスキルはもちろん、担当する仕事によってはWebデザインやデジタルマーケティングの知識も必要です。

    アパレル業界のなかでは、今後の需要が増える職種と考えられます。

    10.アパレル物流の関連職

    生地やアパレル商品の仕入れや検品、運搬、保管など、商品の入荷から出荷までを管理する役割です。同じデザインであってもカラーやサイズごとに分けて扱うため、管理が複雑になりやすいのが特徴。

    また、季節やトレンドによって流通量を調節したり、商品によって保管の温度や湿度を変えたりします。タグ付けや不良品の補修など、製品やブランドに関する知識や技術が必要とされることもある仕事です。

    11.ディストリビューター

    ディストリビューターは、MDやバイヤーが仕入れた商品を、各店舗の在庫数や売上などに応じて各店舗に適切に分配する役割を担います。店舗ごとに売り場の特徴や客層などが異なるため、商品のレビューやSNSでの反応などさまざまな角度から情報収集し、分析して分配を調整する能力が求められる仕事です。

    12.営業職

    アパレル業界の営業職はアパレルメーカーやブランドに就職し、百貨店やセレクトショップに自社商品を売り込むのが仕事です。イベントにバイヤーを招いて接客し、受注を獲得することで商品が店頭に並びます。バイヤーと信頼関係を作り、自社ブランドの知名度を高めるうえで重要な役割といえるでしょう。

    営業職のやりがいや求められる能力は「営業の種類別にやりがいを解説!求められる能力や仕事の魅力を知ろう」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    13.事務職

    アパレル業界にも経理部や人事部、総務部などがあります。仕事内容はほかの業界と概ね同じで、書類作成や経費精算、労務管理などです。また、ECサイトの運営部門では、在庫管理や商品発送なども行います。

    業界未経験の方も、事務系職種の経験があれば採用される可能性があるでしょう。アパレル業界への足がかりとしてまずは事務職で就職し、経験・スキルを身につけてほかの職種を目指す方法もあります。

    「未経験から事務職を目指すのは難しい?役立つ資格や転職成功のコツを紹介!」のコラムでは事務職として就職するために役立つスキルや資格を紹介しているので、こちらもあわせてご一読ください。

    参照元
    厚生労働省
    job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

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    アパレル業界の現状

    前述の「アパレル業界の市場規模」で解説したとおり、アパレル業界の市場規模は減少傾向にあり、現状は厳しいといえます。しかし、海外でアパレル業界の収益が伸びていることや、国内でもファッション系ECサイトのニーズ増加の動向から、改善の見込みはあると考えられるでしょう。

    衣料品への支出金額は年々減少している

    総務省統計局の「家計調査(家計収支編) 3.時系列データ(総世帯・単身世帯)」によると、消費者の衣料品に関する支出額は減少傾向にあると分かります。主な衣料品の年間の平均支出金額の推移を以下にまとめました。

     2000年2010年2020年2023年
    男子用洋服2万2,458円1万6,241円1万1,413円1万2,573円
    婦人用洋服4万1,290円2万8,864円2万1,204円2万249円
    子供用洋服8,138円5,819円4,532円3,852円

    引用:総務省統計局「家計調査(家計収支編)総世帯 支出金額」

    2000年と2023年を比較すると、衣料品の年間支出が大幅に減っているのが分かります。特に、婦人用服と子供用服は約半分です。2020年以降の減少は新型コロナウイルス感染症の影響もあると考えられるものの、それ以前から減り続けているのは、一時的な要因だけではないといえるでしょう。

    参照元
    総務省統計局
    家計調査

    低価格商品の需要の高まり

    消費者の衣料品への支出が減少傾向にある理由の一つとして、低価格商品に対する需要の高まりが考えられます。

    消費者庁の「『サステナブルファッション』に関する消費者意識調査_衣服の入手先(p.8)」によると、衣服の入手先として「ファストファッションブランド店」が53.9%と最多でした。また、衣服の購入時には「価格」や「デザイン」が重視される傾向にあることも分かります。

    近年では、高品質でデザイン性の高い商品を低価格で販売し、ニーズを伸ばしているファストファッション企業も少なくありません。高品質なものが安く買えるため、消費者が高い洋服を選ぶ必要性を感じなくなっている可能性が考えられます。

    また、オフィスでの服装の軽装化やビジネスカジュアルが取り入れられるようになり、オフシーンでも使用可能な低価格スーツへの需要が増加。そのため、紳士服市場でも低価格化が進んでいるようです。

    参照元
    消費者庁
    エシカル消費に関する意識調査

    ECサイトの市場規模は拡大傾向

    アパレル業界の市場規模が縮小傾向にあるなか、ファッション系ECサイトの市場は拡大しています。経済産業省の「令和5年度 電子商取引に関する市場調査報告書」によると、BtoC-EC(いわゆるオンラインショッピングサイト)の市場規模は右肩上がりに伸びており、そのなかでも物販系分野は高い伸び率です。

    ECサイトの市場規模は拡大傾向の画像

    引用:経済産業省「令和5年度 電子商取引に関する市場調査 報告書(7p)」

    物販系分野のなかで「衣類・服飾雑貨等」の市場規模は2兆6,712億円で、2022年に比べて4.76%増加しています。

    また、物販系分野のなかで「衣類・服装雑貨等」のEC化率は22.88%。前年の21.56%から微増ではあるものの、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いてもなお伸びていることが明らかになっています。もともとECサイトの市場は拡大しつつあったようですが、新型コロナウイルス感染症の流行がさらに拡大を後押しした形となりました。

    ECサイトのほうが在庫を確保しやすかったり、「オンライン限定商品」があったりするなど、ブランド側もECサイトでの顧客獲得を進めているようです。

    参照元
    経済産業省
    令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

    事業の多角化やM&Aを実施する企業も

    アパレル業界では、事業の多角化やM&Aを行う企業も増えています。自社ブランドの特性を活かして複数の事業に展開することで、ブランド価値の向上を図れるとともに、経営リスクの分散が期待できるためです。たとえば、ブランド家具の販売やカフェの運営などがこれに当たります。

    また、消費者の低価格志向や市場の縮小などにより業界内の競争が激化しているため、ターゲット層を拡大したり、新たな分野に展開したりして企業価値を高めようとM&Aを実施する企業もあるようです。

    就職・転職活動で企業研究をする際には、M&Aの実績も調べておくと、企業の今後の方向性などを考えるのに役立つでしょう。また、調べた内容を踏まえて回答や逆質問でアピールできれば、採用担当者に「自社についてよく調べている」「志望度が高い」という印象を与えることも可能ですよ。
    ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

    2025年は明るいニュースもある

    アパレル業界の現状において、衣料品を取り扱う百貨店・スーパーの販売額が回復傾向にあるといった明るいニュースもあります。

    経済産業省の「百貨店・スーパー販売の動向(2025年2月速報)」によると、百貨店の販売額は前年同月比3.4%で、42ヶ月連続で前年同月を上回りました。衣料品はマイナス傾向ではありますが、百貨店・スーパー全体で見ると順調に販売額を伸ばしていることが分かります。

    前述のとおり、2015〜2023年にかけて衣料品の家計支出は減少傾向にありましたが、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきたことで流れが変わる可能性も。楽観視はできませんが、ここ数年の低迷期を抜け出せるチャンスの時期に差し掛かっている可能性があります。

    参照元
    経済産業省
    百貨店・スーパー販売の動向(2025年2月速報)

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    アパレル業界の課題

    アパレル業界では、国内の人口減少や消費者ニーズの多様化の影響を受け、課題は山積しているようです。ここでは、主に経済産業省の「2030年に向けた繊維産業の展望」をもとに、アパレル業界の主な課題を解説します。

    国内市場は縮小が進むと予想される

    日本は人口が減少しているため、アパレル業界の国内市場は縮小が進むと考えられます。さらに、低価格・高品質なファストファッションが人気を高めているという動向も、市場規模の縮小に影響しているようです。そのため、海外事業をいかに展開するかが課題となっています。

    余剰在庫と大量廃棄の対策

    余剰在庫と大量廃棄の対策も、アパレル業界の課題といえます。余剰在庫とは、新品のまま倉庫に保管されている在庫のことです。環境への影響やコスト面の問題で、余剰在庫をどのように処分するか、大量廃棄を軽減するためにどのような対策をするかが課題になっています。

    余剰在庫の対策としては、アウトレットとして販売する、ECサイトを活用するといった対策をしている会社もありますが、解決には至っていないのが現状のようです。

    仕入れや郵送費などのコスト上昇

    アパレル業界の課題の1つには、円安の影響による原材料の仕入れや郵送費などのコスト上昇も挙げられます。原材料費などのコストが上がったにも関わらず、消費者の低価格志向が高まっていることもあり販売価格に反映するのが難しいのが現状です。

    また、ECサイト利用者の増加や、厚生労働省の特設サイトにあるとおり、2024年4月からの配送トラックを含めたドライバーの労働時間基準の改正などから、ドライバーの人手不足による人件費の高騰もコスト上昇に影響していると考えられます。

    参照元
    厚生労働省
    はたらきかたススメ トップページ

    人手不足が進んでいる

    人口減少による人手不足・後継者不足もアパレル業界の課題の一つです。

    経済産業省の「繊維産地を有する地方公共団体における課題と対応策等について_2.各地方公共団体における主な課題と対応(2)事業承継(p.11)」によると、繊維産地において、少子高齢化にともなう後継者不足が課題となっており、自分の代で事業を辞めようと考えている経営者も少なからずいることが分かります。

    紡績・織物・縫製において、日本の品質や技術は高いといわれていますが、技術を引き継ぐ人材の不足が進むと、新しい技術の開発や海外市場への事業展開に影響が出てしまうでしょう。分野を超えた新しいビジネスモデルを構築し、さらなる発展を目指せるかどうかが課題といえます。

    参照元
    経済産業省
    第2回 繊維産地ネットワーク協議会

    ニーズの多様化

    低価格商品が人気を集めている一方で、サステナビリティに配慮した商品は高額でも売れるなど、消費者のニーズは多様化しています。また、フリマアプリやハンドメイド通販を利用した個人間の取り引きが増え、消費行動も多様化しているでしょう。近年はファストファッションやフリマアプリを利用し、安くて良いものを求める消費者が増えています。

    このような動向から、大規模な市場を一つ作るよりも、小規模な市場を多数作ることが、アパレル業界の今後の課題と考えられています。

    アパレル業界が抱える課題の解決策

    アパレル業界で生き残りを図るには、新たな収益減を探すことが必要とされます。たとえば、海外市場への積極的な参入がその1つです。今後は、経済成長や人口増加が見込まれる東南アジア市場への展開や、海外で拡大しているオンライン事業への参入などによる市場の拡大も期待できるでしょう。

    そのほか、デジタル化への対応も求められています。生産から販売までの工程をデジタル化し、人手不足のなかで生産性を高めていくことが重要となるでしょう。デジタル化が進むことで、在庫管理に関する課題の解決やコスト削減にもつながると考えられます。

    参照元
    経済産業省
    「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」をとりまとめました

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    アパレル業界の将来性

    アパレル業界の厳しい状況を打破するためには、IT技術の促進や海外展開に向けた改革が必要といえるでしょう。改革がうまく進めば、新しいビジネスチャンスの可能性は広がっているとも考えられます。

    ここでは、経済産業省の「2030年に向けた繊維産業の展望」をもとに、アパレル業界の将来性を考察します。

    デジタル技術の活用が進む見込みがある

    ファッション系ECサイトの市場拡大が進むなか、「サイズが合うか分からない」「質感が確かめられない」といった声があるのも事実です。そのため、今後は仮想空間での試着や、メタバースでのイベント開催といった、デジタル技術の活用が進むと見込まれます。ショップにはないサービスをECサイトで提供できれば、店舗とECサイトの併用で相乗効果が期待できるでしょう。

    ​​​​​​​バーチャルコミュニティの活用

    昨今進化しているゲームやメタバース空間など、バーチャルコミュニティを活用したアパレル業界の参入も活発になっています。

    バーチャル空間内で、アバターが身につけるバーチャルファッションの開発に乗り出す企業が増加傾向にあるようです。バーチャル上の市場に参入することで新たな顧客層を獲得し、利益を上げることが期待されています。

    グローバル市場の展開が必須になる

    アパレル業界の国内市場を拡大するのは難しいため、グローバル市場の展開は必須です。日本の人口が減っているのとは反対に、世界的には人口爆発といわれており、欧米や東南アジアの市場は今後も拡大する可能性が高いといえます。

    日本の素材品質は高い評価を得ているので、海外事業における展開の仕組みや販路を作れば、市場を開拓できる可能性は十分にあるでしょう。

    サステナビリティへの取り組みが求められる

    アパレル業界は、シーズンごとに新しい商品を発売し、セールで売れ残ったら廃棄するというビジネスモデルを続けてきました。しかし、昨今はリサイクル・リユースに注目が集まっており、アパレル業界にも厳しい目が向けられています。

    特に欧米では、繊維製品における生産工程がチェックされるようになっており、日本のアパレル業界も環境配慮への取り組みは避けられないでしょう。

    収益を増やすためにコスト削減が進む

    アパレル業界では会社の垣根を超えて売上・在庫の情報を共有したり、AIに倉庫の発送作業を任せたりするなどの改革が進められています。

    素材メーカーや縫製工場、物流会社や小売業者など、多種多様な会社を含めた全体の流れを効率化し、コストを削減する狙いです。これをSCM(サプライチェーン・マネジメント)といいます。価格競争が激しくなるなか、商品価格を上げるのは難しいので、SCMの改革は加速度的に進むでしょう。

    参照元
    経済産業省
    「2030年に向けた繊維産業の展望(繊維ビジョン)」をとりまとめました

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    ​​​​​​​​​​​​​アパレル業界の魅力とやりがい

    ここでは、アパレル業界の魅力とやりがいを紹介します。以下で確認し、自分の価値観やキャリアプランに合っているかを検討してみてください。

    ​​​​​​​洋服に携われる環境

    洋服やおしゃれへの関心からアパレル業界を目指している人にとって、常に洋服に携われる環境は仕事へのモチベーションにつながるでしょう。好きなものだからこそ積極的に知識を学べたり、商品の魅力を効果的にアピールできたりすれば、働くうえでの強みにもなります。その結果、売上アップや顧客の満足度が向上すれば、さらにやりがいを感じられるでしょう。

    また、自社ブランドの商品を社員割引で安く購入できることが多いのも、アパレル業界で働く魅力の1つです。

    ​​​​​​​ファッションやトレンドに詳しくなる

    アパレル業界では、日々ファッションに携わって仕事をするため、最新のファッションやトレンドに詳しくなります。トレンドを捉えたうえで商品を考えたり、コーディネートを組んだりする仕事が日常的にあるためです。また、職場の人もおしゃれやファッションに関心が高いことも多いため、互いに刺激を受けながら、自分の知識やファッションセンスを磨ける点も魅力といえます。

    「ショップ店員の仕事内容とは?メリット・デメリットやなり方、将来性を解説」のコラムではショップ店員として働くメリットを紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

    ​​​​​​​コミュニケーション能力を高められる

    アパレル業界のなかでも、店舗の販売員は特に顧客との関わりが多く、ニーズに合わせた提案を求められるため、コミュニケーション能力が高められるといえます。ほかの職種であっても、商品づくりや物流、管理、PRなどをするうえでコミュニケーションは欠かせません。

    「どのような商品が求められているか」「どうアピールするか」などに日々向き合うことで、顧客のニーズを汲み取る力や効果的な伝え方などのコミュニケーション能力も向上するといえます。

    「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムでは販売員に向いている人の特徴や活躍できる場を紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

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    アパレル業界の大変なところ

    アパレル業界で働くうえでの魅力ややりがいがある一方で、大変な場面もあります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、以下で確認しておきましょう。

    体力が必要とされる

    アパレル業界では、商品の持ち運びや売り場づくりなど、体力が必要とされる場面も少なくありません。特に店舗の販売員は、基本的に一日中立って接客したり商品棚を整えたりするほか、ヒールの高い靴を履いて店内を動き回ることもあります。

    また、店舗に入荷した商品の段ボールやマネキンを運んだり、季節や商品に合わせて売り場のディスプレイを変えたりもするため、ある程度の体力が求められるでしょう。

    ​​​​​​​勤務が不規則になりがち

    アパレルショップで働く場合は、基本的に土日祝日に営業することも多いため、勤務が不規則になりがちです。シフト制で平日が休みになったり不定休だったりすると、友人や家族との予定がなかなか合わせられないこともあるでしょう。

    また、販売職以外であっても、展示会などのイベント前や新作発表に向けた準備で残業が必要になったり、遠方への買い付けで不規則な勤務になったりする場合もあります。

    ​​​​​​​身だしなみが重視される

    アパレル業界で働く場合、ファッションやおしゃれを楽しめる魅力があると同時に、常に身だしなみが重視される点は大変なところといえるでしょう。特に、直に顧客に接する販売員やマスコミなどにPR活動を行う広報は、ブランドの顔として認識される存在のため、身だしなみやセンスに手を抜けません。

    また、トレンドや最新のファッションを取り入れるため、シーズンごとに新しい服を用意する必要があります。社員割引で通常より安く商品を購入できたとしても、定期的に衣服代がかかる点は大変なところかもしれません。

    平均年収が低い場合がある

    アパレル業界では、業種や職種によっては平均年収が低い場合があります。

    ここでは、jobtagを参考に、職種別の平均年収を一部ご紹介するので、自分の希望する条件やキャリアプランに合っているかを確認してみてください。

    職種平均年収
    ファッションデザイナー509万3,000円
    マーチャンダイザー、バイヤー515万7,000円
    パタンナー462万円
    衣料品販売361万円
    出荷・受荷事務497万3,000円
    ネット通販の企画開発645万5,000万円

    参照:job tag「ファッションデザイナー」「マーチャンダイザー、バイヤー」「パタンナー」「衣料品販売」「出荷・受荷事務」「ネット通販の企画開発」

    業種や職種だけではなく、企業やブランド、国内外への展開などによっても年収は異なるため、上記は参考の一つとして考えましょう。

    参照元
    job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
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    ​​​​​​​アパレル業界に向いている人の特徴とは

    アパレル業界に向いている人は、世の中のトレンドに敏感な人や、コミュニケーション能力が高い人です。また、裏方の地道な作業も楽しめる人が向いています。

    ファッションが好きで関心がある

    ファッションに関心がある、ファッションが好きな人は、アパレル業界に向いているといえるでしょう。ファッションへの興味関心があれば、仕事に必要な知識も積極的に身につけられる可能性があります。興味関心だけでは難しい面もありますが、好きな気持ちがスキルアップの糧になることもあるでしょう。

    流行に敏感

    トレンドを追求することが好きな人は、MDやバイヤー、ショップスタッフ、広報などアパレル業界の多くの職種に向いています。ファッションに限らず、音楽やアート、インフルエンサーなど、さまざまな流行にアンテナを張るのが大事です。情報収集を楽しめる人は、アパレル業界に向いているでしょう。

    ​​​​​​​コミュニケーション能力が高い

    接客を中心とする業務のショップスタッフはもちろん、生産管理やデザイナー、バイヤーなどにもコミュニケーション能力は求められます。製造過程では、縫製工場との連携も必要なため、円滑な業務を行うにはコミュニケーション能力が必須です。特にショップスタッフは、初対面の人と話すのも苦でない人が向いています。

    コミュニケーション能力を鍛える方法は「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムで詳しく解説しているので、こちらもあわせてご一読ください。

    ​​​​​​​地道な作業が苦にならない

    アパレル業界の仕事では、商品の発注・検品・品出しなど、地道な作業も多いです。コミュニケーション能力がありながら、黙々と作業するのも好きな人が求められます。

    また、デザイナーやパタンナーは細部にこだわって仕様を決めたり、細かい図面を書いたりする仕事が多く、1人で作業する時間も長いでしょう。華やかなイメージの裏には、地道な作業があることを覚悟できる人が向いています。

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    ​​​​​​​アパレル業界への就職に成功するポイント

    アパレル業界への就職に成功するポイントとして「アパレル業界に特化した求人サイトを利用する」「業界や企業の特徴を把握する」といったことが挙げられます。以下で確認し、アパレル業界への就活対策に役立ててください。

    ​​​​​​​1.アパレル業界に特化した求人サイトを利用する

    アパレル業界の企業を探す際には、アパレル業界に特化した求人サイトを利用するのがおすすめです。業種や職種が絞られているために求人を探しやすくなったり、大手のナビサイトでは得られない情報を得られたりして、業界研究や企業研究に役立つこともあります。

    ​​​​​​​2.インターンシップへの参加

    アパレル業界への就活では、インターンシップに参加するのも有効な方法です。実際に働いている先輩に話を聞いたり、業務を体験したりするなかで、自分が働く姿をイメージしやすくなるでしょう。自分の希望の仕事内容や働き方にマッチしているかを確かめることもできます。まずは、志望企業のWebサイトや就活サイトから、インターンの募集を探してみましょう。

    アパレル業界のインターンは、店舗販売や説明会形式、与えられた課題に対してワークショップ形式で取り組むものなど種類はさまざまです。自分がインターンに参加する目的を明確にしてから参加するようにしましょう。

    インターンシップに参加するメリットや募集の見つけ方は「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムでも詳しく解説しているので、こちらもあわせてご一読ください。

    ​​​​​​​3.アルバイトや派遣社員で働く

    派遣社員やアルバイトから正社員登用を目指すのも一つの方法です。販売員のアルバイトや派遣社員であれば、正社員に応募するより比較的採用されやすく、挑戦しやすいといえます。企業によっては、正社員登用を導入しているところもあるため、確認してみるのがおすすめです。

    「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで正社員登用について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    また、アルバイト経験を通して身につけたスキルや感じたことを志望動機や自己PRに盛り込めば、面接時に説得力のあるアピールができるでしょう。実際に働いてみることで、自分の適性や希望の働き方とのマッチ度を判断するのにも役立ちます。

    ​​​​​​​4.業界や企業の特徴を把握する

    業界や志望企業の特徴を把握するのも、就活を成功させるための大切なポイントです。業界研究や企業研究を行い、志望動機や自己PRに盛り込むことで、企業への理解度や求める人物像に沿った強みのアピールにつながるでしょう。

    ​​​​​​​コンセプトやターゲットを理解する

    アパレル業界や企業の特徴を調べる際には、特に「ブランドのコンセプト」や「販売ターゲット」に注目するのがおすすめです。アパレル業界の場合、ブランドと自分の目指す方向性や感性が合っていることも就活成功のポイントになります。

    企業のWebサイトを見るだけでなく、実際の店舗に足を運んで、志望するブランドやショップの特徴・雰囲気などを確認してみましょう。

    5.業界の関連用語を調べておく

    アパレル業界に就職を目指すのであれば、業界の用語を調べて理解しておくのもポイントの1つ。業界図鑑やインターネットを利用して事前に調べておくことで、業界研究や企業研究がスムーズに進んだり、面接で関連用語を使われても理解できたりするので安心です。

    ただし、理解が浅いまま面接などで使用すると、業界研究が不十分なイメージを与える可能性もあるため注意しましょう。

    ​​​​​​​6.アパレル業界で役立つ資格を取得してアピールする

    アパレル業界で働くために必須の資格はありませんが、資格を取得することで、業界への関心の高さや熱意のアピールにつながります。

    業種や職種を問わず有用なポータブルスキルをはじめ、ファッションに特化した資格や品質管理の資格に注目してみるのがおすすめです。一例を挙げると、「ファッション販売能力検定」や「ファッション色彩能力検定」、「繊維製品品質管理士(TES)」などがあります。

    ポータブルスキルについては「転職に役立つスキル一覧!ポータブルスキルとそのアピール方法も紹介」のコラムで詳しく紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

    就職エージェントを活用するのもおすすめ

    アパレル業界の求人は、就職・転職エージェントを活用して探すのもおすすめです。エージェントでは、専任のアドバイザーが希望条件や適性に合った求人を紹介してくれます。また、応募書類の添削や面接対策も実施しているため、効率的に就活を進めることも可能です。

    「アパレル業界の詳しい情報が知りたい」「キャリアプランの立て方が分からない」と悩んでいるのであれば、エージェントに相談してみましょう。「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢い活用方のコツ」のコラムで就職・転職エージェントの活用方法について詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
    ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
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    ​​​​​​​アパレル業界の志望動機の例文

    アパレル業界の志望動機では、「ファッションが好き」だけでは不十分です。就活の選考で印象を残すためには、数あるアパレル会社のなかで応募先を選んだ理由や、就職後に何をしたいのかを明確にする必要があります。

    ここでは、アパレル業界にマッチする人物像と志望動機の例文を紹介するので、参考にしてみてください。

    ​​​​​​​未経験者の志望動機

    未経験でアパレル業界を目指す場合は、「ファッションに関心がある」「応募先企業のブランドが好き」ということを具体的なエピソードで示すのがポイントです。トレンドへの知識や、ブランドが持つストーリーなどを志望動機に盛り込み、単に好きというだけではないことを伝えましょう。

    先ほど紹介したマッチする人物像をもとに、志望動機の例を挙げてみました。

    ​​​​​​​未経験者の志望動機の例文

    私は御社の「シンプルで良質なものを」というコンセプトに共感しています。流行を追いかけるのではなく、着心地や品質を重視してものづくりをしている点に惹かれ、実際に愛用してきました。

    良質な分、長く使える点も魅力で昨今の環境配慮にも適していると感じています。

    私は学生時代、Webデザインの会社でアルバイトをしていました。専用ソフトを扱って制作に携わっていたので、御社が力を入れているECサイトの運営に貢献できると考えております。
    御社製品の品質の良さをオンラインでも伝えられるように、新しい技術を使ったECサイトを作るのが将来の目標です。

    志望動機で商品に惹かれた理由を伝える場合は、企業理念や特徴を把握したうえで具体的に説明しましょう。数字やエピソードも入れると、より説得力のある説明につながります。企業研究のやり方は「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムを参考にしてみてください。

    また、未経験であっても、業務に活かせるスキルや資格を身につけている場合は積極的にアピールするのがおすすめです。

    経験者の志望動機

    経験者の志望動機では、なぜ前職を辞めて応募先企業を選んだのかを説明する必要があります。また、これまでに培ったスキルを今後どのように活かしたいのかを述べて、応募先企業へ貢献できることを示しましょう。

    ​​​​​​​経験者の志望動機の例文

    私はアパレルメーカーで営業を担当しておりました。憧れの百貨店に売り場を設けてもらったり、自社ショップを立ち上げたりすることにやりがいを感じてきました。

    しかし、サステナビリティへの取り組みを問われるようになり、このままで良いのかと疑問を持つようになったのが転職のきっかけです。

    御社はブランドでありながら、「私たちの仕事はサステナブルな素材を開発することといっても良い」と宣言し、循環型社会への取り組みを進めている点に共感しております。
    これまでに作った人脈やコミュニケーション能力を活かし、今後は広報としてこの活動を広め、業界全体の取り組みにしていきたいと考えています。

    志望動機は具体的なエピソードで応募先企業への熱意を伝え、就職後にどのような貢献ができるのかを示すのが大切です。「志望動機の書き方はどうする?履歴書で使える例文を新卒・転職別に紹介」のコラムで志望動機における注意点を解説しているので、参考にしながら実際に作成してみましょう。

    アパレル業界への就職を希望する方や迷っている方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは既卒や第二新卒、フリーターといった若年層を対象としている就職・転職エージェント。そのため、未経験からの正社員就職サポートにおける実績が豊富です。専任のキャリアアドバイザーと一緒に自己分析やキャリアの棚卸しを行い、就職の方向性を決めましょう。

    また、働き方や条件についての希望を聞いたうえで、あなたに合いそうな求人を厳選してご紹介。職場の雰囲気や働き方に関する詳しい情報もお伝えするので、ミスマッチに不安がある方も安心です。仕事での適性が簡単に分かる「適職診断」も用意しています。

    サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。

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    アパレル業界に関するQ&A

    アパレル業界の現状は厳しい?

    厳しい側面もあります。人口減少や低価格化の影響で、売上が下降傾向にあるためです。
    しかし、海外市場の拡大や、国内のECサイトの売上増加といった現状もあり、状況が変わる可能性はあるでしょう。

    アパレル業界の現状を調べるには、業界研究が欠かせません。「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムを参考にして、業界全体の動向を掴みましょう。

    アパレル業界のランキングは参考になる?

    売上や業界ニュースのランキングを企業研究の参考にするのもおすすめです。アパレル業界の現状や動向を知るために、ランキングは一定の指標になります。ただし、データの出所や調査元を確認して、信頼できるランキングを選ぶのが大切です。

    また、「ランキング上位だから」と安易に考えるのではなく、企業理念や社風などを確認して総合的に判断するようにしましょう。「転職活動に企業研究は欠かせない!情報の集め方と活用のポイントを解説」のコラムを参考にして、丁寧な企業研究を心掛けてみてください。

    ​​​​​​​アパレル業界の将来性は「やばい」って本当?

    新型コロナウイルス感染症の影響で売上が落ちたことから、「アパレル業界は衰退するのでは」というイメージをもつ人もいるようですが、売上が伸びている分野もあります。また、右肩上がりに業績を伸ばしている会社も。衣料品は生活必需品でもあるため、需要がなくなることはないでしょう。

    「10年後もなくならない仕事とは?特徴や代表的な職種を紹介!就職のコツも」のコラムでは将来性のある仕事の特徴を紹介しているので、ご一読ください。

    ​​​​​​​アパレル業界の就職に関する動向は?

    EC関連の職種は需要が伸びているようです。また、ショップスタッフは比較的就職がしやすく、そのほかの職種はハードルが高い傾向も。未経験の場合は、スキルを磨いてから就職を目指すことも検討してみましょう。「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」のコラムではアパレル業界の販売員におすすめの資格を紹介しているので、ご覧ください。

    就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人紹介だけでなく、気になる業界の就職事情や採用傾向についての情報もご紹介します。1人で情報収集するのが難しい方や就職・転職に不安な気持ちがある方は、ぜひご相談ください。