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就活しないで正社員になる方法はある?考えられる選択肢やリスクを解説!
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この記事のまとめ
- 就活をしない理由は、就職や仕事に対するマイナスイメージが原因の一つ
- 就活しないのが逃げとは限らないが、目的がない場合は努力を避けたと見なされやすい
- 就活しないで就職する方法として、フリーランスから正社員を目指す道もある
- 就活しないで卒業し、その後の就職に失敗すると経済的に自立できない恐れがある
- 就活に不安があるなら、就職支援サービスを利用して自信をつけよう
就活しないで正社員になれたら楽だと考えたことがある人もいるでしょう。就活しないのが逃げとは限らないものの、目的なくワーホリに行ったり、とりあえず大学院に進学したりすると努力を避けたと見なされる恐れがあります。このコラムでは、就活しないまま卒業した場合の選択肢や、既卒から正社員を目指す方法をご紹介。就活しないで失敗した際の末路についてもまとめたので、支援を受けて就職するのも検討してみてください。
就活しないまま卒業するのは逃げ?
就活しないまま学校を卒業する人は少数派でしょう。そのため、就活しないことに後ろめたさを感じる人もいるようです。しかし、就活しないのが必ずしも逃げとは限りません。この項では、「そもそも就活はしなければならないのか」といった前提について解説します。
就活するのが正解なわけではない
就活は義務ではありません。実際に、就活しないまま卒業する人は一定数います。卒業後の進路には、進学や留学、起業などさまざまな選択肢があり、どれが正解ということはないでしょう。大事なのは、将来の目標に合った選択をすることです。
たとえば、「5年以内にバンドでデビューしたい」という人に就活は必要ありません。一方、「将来は結婚してマイホームを持ちたい」という人は、正社員として就職するのが近道といえます。『「就活しない」生き方はアリ?大学生が就職以外で選べる進路を紹介』のコラムでは、大卒における就活しない人の割合を紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
目的が明確なら逃げではない
就活しない目的が明確なら、そのまま卒業するのも逃げではないでしょう。たとえば、「正社員就職する前に、いろいろな職種を経験してみたい」という目的があるなら、まずはアルバイトや派遣社員になったほうが良い場合もあります。
一方、「就活が面倒」「自由でいたいからフリーターが良い」というように、明確な目的がなく就活しないのは「逃げている」と見なされても仕方ありません。就活しないまま卒業しようと考えている人は、なぜしないのかを自問自答してみてください。
就活は誰にとっても大変なもの
「履歴書を何枚も書くのが大変」「面接が緊張する」など、就活を大変と感じる人は少なくありません。そのため、「就活しないで正社員になれたら楽なのに…」と思うのも自然なことといえます。しかし、就活対策は業界・業種によって傾向があり、コツを掴めば効率的に内定獲得を目指すのも可能です。就活に不安があって一歩踏み出せない人は、就職支援サービスを活用するのがおすすめ。詳しくは「就活に不安があるならサポートを受けて正社員になろう」の項で解説するので、参考にしてみてください。就活しないで逃げていると見なされるパターン
前述の通り、目的がないまま就活しないのは「逃げている」と見なされる恐れがあります。この項では、就活から逃げた場合にありがちな進路について解説。ただし、どのような進路にも正解・不正解はなく、問題は目的の有無であることを念頭に置きましょう。
とりあえず大学院に進学する
「就活したくないから」という理由で大学院に進学するのは避けたほうが良いでしょう。大学院卒での就活は、かえって厳しくなる可能性もあるためです。特に文系の場合、専門性と企業の採用ニーズが合わないケースも少なくありません。そのうえ年齢が高い分、大卒よりも就職先の選択肢が減ってしまう恐れがあります。
また、理系の大学院卒は就職に有利というイメージを持つ人もいるようですが、研究職・技術職は倍率が高い傾向です。企業側も研究内容やスキルを厳しくチェックするため、「とりあえず大学院でも行こう」という気持ちでは、研究熱心なライバルに負けてしまうでしょう。
目的なくワーホリに行く
目的なくワーキングホリデーに行くのもリスクがあります。「就活しないでワーホリに行けば、帰国後に就職しやすい」と考える人もいるようですが、そのためには高い英語力や評価に値する就労経験が必要です。就活の選考では、「海外でフリーター生活を送っただけなのでは」とマイナスイメージで見られる可能性も。また、ワーキングホリデーに行くことで新卒として就職することができなくなり、かえってデメリットとなる恐れもあります。
逃げではなく前向きにワーキングホリデーに行くなら、ビジネス英語を身につけたり、海外で正社員並みに働いたりするなど、就活に役立つ経験を積むのが重要です。
就活しないで正社員を目指す方法
就活しないで学校を卒業すると、すぐに正社員として就職するのは難しくなります。ただし、卒業後に正社員以外の経験を積み、就職を目指す方法はあるでしょう。
1.フリーランスとして経験を積む
就活しないで卒業した後、フリーランスになるのも一つの方法です。趣味でアプリ開発やHP制作を行っている人は、それを仕事にするのも良いでしょう。ただし、フリーランスには一定の専門スキルやビジネスマナーが必要です。また、自ら営業活動を行い、仕事を獲得しなければなりません。
最初は思うように仕事が来ない場合もあり、ある程度の成果を挙げるには時間がかかる可能性があります。しかし、成果を挙げられれば就活で評価され、正社員になる道が開けるでしょう。
2.大学院から推薦してもらう
大学院で意欲的に勉強し、専門知識やスキルを身につければ企業に推薦してもらえる場合があります。特に理系の大学院では、研究職・技術職として毎年一定数の学生が推薦によって就職しているケースもあるようです。
正社員就職を目指して大学院に進学するなら、事前に研究室の内定獲得率やどの分野の企業に強いかといった情報を調べておきましょう。ただし前述の通り、大学院卒の就活では研究成果や実験スキルなどを問われるため、新卒の就活より厳しくなる場合がある点に注意が必要です。
3.フリーターから正社員登用を目指す
いきなり正社員になるのが不安なら、フリーターから始める方法もあります。フリーターは正社員に比べて採用基準が低く、憧れの仕事にも挑戦しやすいのがメリットです。仕事ぶりが認められれば、正社員登用のチャンスもあります。
ただし、フリーターは雇用が不安定で収入にもバラつきがあり、長く続けるのは厳しい側面も。フリーター期間が長引くと正社員就職は難しくなるため、期限を決めておくのがポイントです。また、正社員登用制度があっても実績はゼロという会社もあるので、事前に正社員になる条件などを確認しておきましょう。
4.公務員になる
就活しないで正社員を目指すのに、公務員という選択肢もあります。ただし、公務員試験の対策には半年~1年かかるといわれており、職種によっては倍率も高いです。また、面接対策は行う必要があるため、まったく就活をしなくて良いわけではありません。
公務員試験の面接では、「なぜ民間企業ではなく公務員なのか」といった点を問われるため、自己分析や志望動機、キャリアプランの作成などは必須といえます。「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」のコラムで、公務員試験について詳しく解説していますので、ご覧ください。
就活しないで失敗した場合の末路とは
就活しないで卒業し、その後の就職に失敗した場合は経済的に厳しい状況になるでしょう。若いうちは正社員との差を感じにくいものの、年齢が上がるにつれて給料の差が開き、焦りを感じる人も多いようです。この項では、就活しないで学校を卒業したものの、その後の就職も決まらなかった場合の末路について解説します。
自立した生活を送れない
就活しないで卒業し、無職の状態が続くと経済的に自立できなくなります。1人暮らしや結婚も実現しにくく、両親に養ってもらう生活になってしまうでしょう。
若いうちはフリーターとなってアルバイトを掛け持ちしたり、深夜・早朝のシフトに入ったりすることで正社員並みに稼ぐこともできます。しかし、そのような働き方をいつまでも続けられるわけではありません。30代・40代になれば体力的に厳しくなり、病気やケガでシフトに入れなくなる恐れもあります。また、アルバイト先の経営が傾けば急に仕事を失う可能性もあり、雇用・収入ともに不安定な状態が続くでしょう。
年齢が上がるとアルバイトの選択肢も減るので注意
アルバイトでも、年齢が上がると求人数は減少する傾向にあるのが実状です。明確に年齢制限の記載はなくても、「高年齢だと業務に必要な体力や能力と、その伸び代が期待できない」という理由から採用を控える企業が多め。現在は問題がなくても、将来的な雇用の不安定さは大きな心配要素といえるでしょう。時間が経つにつれて就職しにくくなる
無職期間が長引くと、就職は難しくなる一方です。日本における就活では、新卒採用が最も就職しやすく、年齢とともに未経験で正社員になるのはハードルが高くなる傾向にあります。
フリーターとして働いていたとしても、アルバイトは実務経験として認められず、無職期間と同様に見なされる可能性があるでしょう。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査「大都市の若者の就業行動と意識の変容(図表4-33、128p)」によると、フリーター期間が1年を超えると正社員になれる割合が下がり始め、5年で約半分になるという結果が出ています。「いつか就職すれば大丈夫」と就活しないでいると、高齢フリーターになってしまう恐れがあるでしょう。
新卒は就職のチャンスに恵まれている
日本には「新卒一括採用」の文化があり、新卒は実務上のスキルがなくても、さまざまな企業に入れるチャンスに恵まれています。企業は新卒に対して積極的に説明会やインターンを行い、採用に意欲的。社会人経験なしで大企業や有名企業に採用されるのは、新卒ならではでしょう。既卒を新卒枠で募集する企業は増加傾向にあるものの、中途と見なすケースもあります。気になる企業があるなら、採用される確率が高い時期を逃さないのが重要です。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
大都市の若者の就業行動と意識の変容 ―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
就活はするけれど対策に手を抜く人が「しない」こと
この項では、就活する気はあるものの、就活における「しないこと」「したくないこと」がある人に見られる例を紹介します。
大学3年生になっても就活しない
「就活っていつから始めるの?」「何をすれば良いのか分からない」といった理由で、大学3年生になっても就活しない人もいるでしょう。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和4年11月30日)」によると、大学生が最初に国内企業の内々定を受けたのは大学4年生の4月がピーク。外資系企業の場合は、大学3年生の3月が最も多いという結果です。つまり、多くの大学生は3年生の秋ごろから就活を始めていることになります。
「卒業まで1年以上あるから大丈夫」と就活しないでいると、新卒採用に乗り遅れる恐れがあるため、早めに準備するのがおすすめです。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
OB・OG訪問をしない
OB・OG訪問は企業側が設定した選考とは異なり、自らOB・OGに連絡を取って行うものです。義務ではないため、「見知らぬ先輩に連絡するのが億劫」「人見知りしてしまう」とOB・OG訪問をしない人もいるでしょう。
しかし、OB・OG訪問を行うことで職場の実態が分かり、ミスマッチを防ぎやすくなるのは大きなメリットです。また、志望動機や自己PRの内容に深みが増し、選考を有利に進められる可能性もあります。企業によっては、OB・OG訪問の有無によって、入社意欲を判断する場合もあるので可能な限り行ったほうが良いでしょう。
就活の面接でメイクをしない
日常的にメイクをしない人のなかには、「自然体の自分で面接したい」「メイクは強制ではないのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、メイクはビジネスマナーの一つとされています。
義務ではありませんが、身だしなみとして心得ておきましょう。就活のメイクについて知りたい人は、「面接のメイクはどうする?第一印象を良くする方法」のコラムをご覧ください。
就活でメイクをおすすめしない業界はある?
保育所や介護施設で働く場合、仕事中はノーメイクという人もいます。子どもや高齢者のお世話をする際、ファンデーションがつくのは良くないと考える職場もあるでしょう。しかし、就活の面接ではメイクをするのが無難です。メイクをすると健康的で明るく見えたり、清潔感がアップしたりする効果があります。ただし、保育業界や介護業界の面接で華やかなメイクはふさわしくないので、ナチュラルメイクを心がけると良いでしょう。就活に不安があるならサポートを受けて正社員になろう
就活に不安がある人は、就職支援サービスでサポートを受けるのがおすすめです。フリーターと比べ、正社員の生活は仕事が占める割合が多く、自由な時間が減るというデメリットはあります。
しかし、正社員には安定した収入のほかに、仕事のやりがいや喜び、責任のある立場でしか味わえない充実感があることも事実。自分がやりたい仕事や希望に合う会社が見つかれば、今までのマイナスイメージを払拭するような結果が待っている可能性もあります。そのような企業に就職するためには、業界や企業研究、そして自己分析が不可欠です。この項では、ハローワークと就職エージェントで受けられるサポートについて紹介します。
ハローワーク
ハローワークは公的な就職支援機関で、全国各地に施設があります。履歴書の作成や面接対策をサポートしてくれるほか、職業訓練やセミナーの受講も可能です。また、若年層を対象とした「わかものハローワーク」や「ジョブカフェ」といった施設では、専任の相談員からマンツーマンでサポートを受けられます。
ハローワークで紹介する求人は地元の中小企業が多いので、勤務地の希望が決まっている人には良いでしょう。
参照元
厚生労働省
若者への就職支援
就職エージェントを利用する
就職エージェントは民間の就職支援サービスです。カウンセリングから内定後のフォローまで一貫してサポートしてくれるため、就活の心強いパートナーとなるでしょう。就職エージェントのアドバイザーは応募者の悩みや不安に合わせてアドバイスをしてくれるうえ、マッチ度の高そうな求人を紹介してくれます。また、応募先企業に合わせて面接対策を行うので、面接に不安がある人も自信をつけて本番に挑めるでしょう。
就職エージェントには既卒・フリーターを対象としたものや、志望業種を絞ったものなどがあるので、自分に合ったサービスを選んでみてください。
これからの自分の将来を考えたうえで就活をしてみようという方は、ぜひ就職・転職支援のハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、就活の経験が全くない、あるいは過去に挫折した経験がある方に対して、就活の初歩からサポートを行います。
就活アドバイザーによるカウンセリングはもちろん、面接対策や書類作成のアドバイスを実施。求人探しや面接日程を決める企業とのやり取りなどは代行します。
ハタラクティブはフリーターや既卒、第二新卒など若年層の就活に実績がありますので、「どんな仕事に向いているのか分からない」という方も、ぜひご相談ください。
就活しないで正社員を目指す方法に関するFAQ
ここでは、就活しないで正社員を目指すことについて、疑問や悩みをQ&A方式で解消します。
就活しないで内定を獲得しやすい職業はある?
就活しなくても内定を獲得できるといい切れる職業はありません。
どのような職業でも、履歴書や志望動機の作成など、一定の就活は必要でしょう。ただし、未経験歓迎の求人が多い業種や、スキルよりもポテンシャル重視の職業はあります。「未経験でもできる仕事は?正社員就職におすすめの業種と就活のコツを解説」のコラムで、未経験で挑戦しやすい職業を紹介していますので、ご覧ください。
就活スケジュールに乗り遅れてしまいました
遅れたと思ったら、すぐに行動を始めましょう。
同級生から情報を集めたり、就活セミナーに参加したりして、今からできることを探すのが大切です。遅れたからと諦めて、就活しないで卒業すると正社員就職は一層難しくなります。二次募集を行う企業もあるので、求人を細かくチェックしてみてください。「就活の二次募集に受かるには?応募時期や内定獲得のコツを解説」のコラムで紹介している、二次募集のスケジュールを確認しましょう。
就活は何から始めれば良い?
まずは自己分析を行いましょう。
自己分析によって長所・短所が明らかになるため、向いている職業が判断でき、応募先企業を決めやすくなります。実際に求人に応募する際には、志望動機や自己PRを考えたうえで面接練習が必要です。「フリーターの就活の流れがわからない人へ!手順や就職成功のコツを解説」のコラムで、就活の流れを詳しく解説していますので、ご一読ください。
どうしたら前向きに就活できますか?
就活はなりたい自分に近づくための一歩と考えましょう。
また、あまり自分に厳しくし過ぎず、「なんとかなる」と気楽に構えるのも必要です。面接やスケジュール調整など苦手な部分があるなら、人の力を借りる方法もあります。「就活はなんとかなるって本当?ポジティブに考える方法やメリットを解説」のコラムで、就活を乗り切るコツを解説していますので、参考にしてみてください。ハタラクティブでは、プロの就活アドバイザーが内定獲得に向けて全面サポートします。就活に不安や悩みがある方は、ぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。