転職エージェントは使わない方がいい?不使用のメリット・デメリットを解説
「転職エージェントは使わない方がいい」との意見を聞き、相談に迷う方もいるでしょう。転職エージェントは効果的なアドバイスをくれるため、活用すると転職成功の可能性を高められます。ただし、人によっては使わない方が進めやすい場合もあるでしょう。
このコラムでは、「転職エージェントは使わない方がいい」といわれる理由を解説。また、転職エージェントを使わないメリット・デメリットもまとめたので、参考にしてください。
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転職エージェントを使わない方がいいといわれる5つの理由

転職エージェントとは、転職を希望する人と人材を求めている企業の仲介役として、転職活動を支援するサービスのことです。応募者の希望に基づいた求人の紹介や転職に関するアドバイスなど、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートを受けられます。
転職エージェントを使わなくても転職活動はできますが、サービスの使い方により転職成功の可能性がアップする場合があるため、必ずしも「使わない方がいい」とは限りません。
そのうえで、「転職エージェントを使わない方がいい」といわれる背景には、希望に合うサービスが受けられなかったり、利用すること自体が負担になったりする場合があることが影響しているようです。
ここでは、転職エージェントを使わない方がいいといわれる理由を5つ紹介します。
1.自分のペースで転職活動を進めにくい場合がある
転職エージェントは、求人紹介や面接対策など手厚いサポートが揃っているぶん、自分のペースで転職活動を進めたい人にとっては負担に感じる場合があるでしょう。
転職エージェントは、求人探しや面接日の調整などを代行してくれますが、場合によっては短期間での決断や対応を求められることもあります。
また、担当のキャリアアドバイザーと転職活動の状況を細かくやりとりしていく必要があるため、常に連絡を取り合うことにプレッシャーを感じる人もいるようです。
「じっくり時間を掛けて決めたい」「マイペースに情報収集がしたい」と考えている人は、転職エージェントを使わない方法が向いている可能性があるでしょう。
2.求人サイトより求人の量が少ない傾向があるため
転職エージェントで扱う求人は、求人サイトと比較すると掲載している求人の量が少ないため、「使わない方がいい」といわれることがあるようです。特に、厳選した優良企業の求人を扱っているエージェントの場合は、求人サイトより取り扱っている数が少ない可能性があるでしょう。
また、ターゲットを絞って求人を紹介する転職エージェントもあります。たとえば、ハイクラス転職を扱うエージェントでは、新卒や第二新卒向けの求人は網羅していないことがあるでしょう。
ただし、求人が豊富だからといって自分にマッチする求人を見つけやすいとは限りません。厳選した求人を扱う転職エージェントだからこそ、自分と相性の良い求人を早く見つけられる可能性があります。エージェントにより紹介される求人の量や特徴は異なるため、事前にサービスを調べて自分にマッチしているかどうかを確認しておくのがおすすめです。
地域によって求人が少ない場合もある
転職エージェントは、地域によっては求人数が少ない可能性があります。転職エージェントは都市部をメインにオフィスを構えている傾向があるため、地域によっては「希望に合う求人が見つかりにくい」と感じる場合も。
転職エージェントを利用する際は、「働きたい地域の求人をどれくらい扱っているのか」の確認が必要になるでしょう。
3.関心がない求人を提案される場合がある
転職エージェントではヒアリングをもとに求職者の希望に沿った求人を紹介されますが、稀に興味・関心がない求人を提案されることもあります。求職者の希望を最優先としつつも、プロ目線で適性を判断して求人を紹介することも少なくありません。関心がない求人を紹介された場合は、自分に合うかどうか検討してみましょう。
ただし、「せっかく紹介されたから」と自分に向いていない求人を受け入れてしまうと、あとになって「ミスマッチの応募先を選んでしまった」と後悔してしまう恐れがあります。希望に合う転職先を選ぶためにも、紹介された企業の情報を慎重に確認することが大切です。
4.キャリアアドバイザーと合わない場合がある
「転職エージェントを使わない方がいい」といわれる理由として、担当に付いたキャリアアドバイザーと相性が合わないと感じる場合があることも挙げられます。キャリアアドバイザーが自分の志望業界に詳しくなかったり、希望に合うサポートの仕方ではなかったりすることがあるためです。
キャリアアドバイザーと相性が悪いと感じるのは、希望がしっかりと伝わっていない可能性も考えられます。話した内容をメールに残すなど、コミュニケーションの取り方を工夫することで改善される場合があるでしょう。それでも難しい場合は、担当のキャリアアドバイザーを変えてもらうのも一つの手です。詳しくは、後の項で解説します。
5.エージェントとの面談が負担に感じる場合があるため
転職エージェントとの面談が負担となれば、「使わない方がいい」と感じる理由になることもあります。転職エージェントを利用する際は、はじめにこれまでの経歴やスキル、仕事に求める希望条件などに関するヒアリングを受けるのが基本です。
特に対面式の場合、スケジュールの調整が負担でサービスを利用しにくいと感じることも考えられるでしょう。
しかし、近年では電話やオンラインによる面談を行うエージェントも増加傾向にあります。自分の都合に合わせて利用できるエージェントを選ぶことで、面談による負担を抑えられるでしょう。
使わない方がいい転職エージェントの特徴は?
転職エージェントによっては、提供しているサービスが求職者の希望と合っていない場合があります。以下は、利用を避けた方が望ましい転職エージェントの特徴の例です。
- ・希望や意見を聞いてくれない
・質問した内容に対する回答が得られない
・希望条件とかけ離れた求人を紹介される
・登録したものの1週間経っても返信が来ない
・強引に面接を勧めてくる
上記の特徴にあてはまる転職エージェントを選んでしまうと、希望に合う応募先を見つけるのに時間が掛かったり、ミスマッチの仕事を選んでしまったりする恐れがあります。
スムーズに転職活動を進めるためにも、自分の希望に寄り添ったサポートをしてくれるエージェントを選ぶことが大切です。
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「使わない方がいいエージェント」を見分ける5つのポイント

自分に合うサポートを受けるのが難しい転職エージェントかどうかは、扱っている求人の種類や数、サポート内容などに注目することで見極められるでしょう。
ここでは、「使わない方がいい転職エージェント」を見分ける方法を5つご紹介します。
1.総合型か特化型かを見極める
転職エージェントの利用を考えるときは、総合型なのか特化型なのか、または両方なのかを見極めましょう。前述したとおり、転職エージェントは種類によって扱っている求人の分野が異なるのが特徴です。
| 総合型 | ・幅広い求人を取り扱っている ・書類添削や面接対策など、転職活動全般をサポート ・全国に支社を持つ大手が多い ・多種多様な企業を比較したい方におすすめ |
|---|---|
| 特化型 | ・特定の分野に特化した求人を取り扱っている ・各分野に精通したキャリアアドバイザーから、専門性の高いアドバイスが受けられる ・各業界・職種に特化した選考対策が充実 ・自分に合った求人を効率的に探せる |
転職エージェントの種類を確認せずに利用をしてしまうと、希望に合う求人を探すのに時間が掛かってしまいます。「志望業界や職種が明確に決まっているかどうか」をエージェントを選ぶ判断軸にするのがおすすめです。
2.求人数の多さに注目する
求人数の多さに注目することも、自分に合う転職エージェントなのかどうかを見極める方法の一つ。
求人数は、転職エージェントによって数万〜数十万件もの差があります。広い選択肢のなかから自分に合いそうな企業を探したい方や、場数を踏んで面接の成功率を高めたい方は、求人数の多い転職エージェントを使うのが望ましいでしょう。
反対に、選択肢が多過ぎると迷ってしまう方は、求人数だけで転職エージェントを選ぶのは避けるのが無難です。
3.サポート内容が希望と合っているかをチェックする
「転職エージェントのサポート内容が自分と合っているか」をチェックすることもポイントです。模擬面接を行えたり、志望業界の特徴に合った選考対策のアドバイスを受けられたりするなど、エージェントによってサポートの強みは異なります。
たとえば、「面接で上手く答えられるようにフォローしてもらいたい」といった希望があるのなら、対応するサポートがあるかをチェックしたうえで、エージェントを選びましょう。
4.自分がサービスの対象か確認する
使用する転職エージェントを選ぶ際は、自分がサービスの対象なのかどうかを確認することが大事です。前述のとおり、転職エージェントには「若年層向け」「ミドル・シニア世代向け」「年収1,000万円以上の転職を希望する人向け」など対象者を絞っているものもあります。
自分が対象外の転職エージェントに登録しても、希望に合った求人はなかなか見つかりません。「未経験の職種に挑戦したいのであれば、未経験者を対象としているエージェントを利用する」のように、自分に合った転職エージェントを選んでみてください。
5.口コミ情報を参考にする
転職エージェントの口コミ情報を参考にするのも手です。口コミサイトでは、転職エージェントの特徴や利用者の感想などを把握できるので、比較検討に役立ちます。
ただし、ネガティブな感想が書いてあっても、それが自分にとって同じ意見になるとは限りません。口コミは鵜呑みにせず、参考程度に確認するようにしましょう。
オンライン面談に対応できるかもチェックしておこう
転職エージェントを選ぶ際は、オンライン面談に対応できるかどうかも確認しておきましょう。
昨今では、多様な働き方やライフスタイルにおいて、「現職が忙しくて時間が取りにくい」「育児や介護で外出が難しい」という方も少なくありません。また、転職エージェントの所在地が遠方にある場合、移動時間が掛かるぶんスケジュールが調整しにくいと感じる人もいるでしょう。
このように対面の面談が難しい人にとって、オンライン面談は有効な手段といえます。
オンラインに対応している転職エージェントであれば、場所を問わずにキャリアアドバイザーとやりとりが行えます。スムーズな転職活動を進めるためにも、転職エージェントに登録する前にオンラインでのサポートを行っているかどうかを調べておくのがおすすめです。
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転職エージェントを使わない方がいい人の特徴

転職活動の進め方にこだわりがあり、自分だけで応募先の決定や選考対策が可能な場合は、「転職エージェントを使わない方がいい」と感じる可能性があるでしょう。ここでは、無理に転職エージェントを使わなくてもいい人の傾向をご紹介します。
何事も自分で決めたい
前述のとおり、「自分のペースで転職活動を進めたい」「求人を自分で探したい」など、何事も自分で決めたい方は、転職エージェントのサポートが合わないと感じる可能性があるでしょう。
転職エージェントは早めに内定を獲得できるようにサポートしてくれるため、人によってはペースが早いと感じる場合も。比較検討のために複数の求人を紹介するのが一般的ですが、一つひとつじっくり検討したい場合には煩わしさを感じる場合があります。
転職エージェントを使いながら自分の希望を優先してもらうためには、キャリアアドバイザーへその旨を最初に伝えておくことが大切です。
キャリアアドバイザーとのやりとりが面倒に感じる
先述しているように、キャリアアドバイザーとのやりとりが面倒に感じる場合は、転職エージェントは使わない方がいいでしょう。
転職エージェントは、基本的にキャリアアドバイザーとの綿密なやりとりのもと、書類添削や面接対策などの転職活動を進めていきます。求人への応募や選考結果の連絡など、常にキャリアアドバイザーを通じて行われるため、「いちいち連絡をとるのが面倒…」と感じる方は、転職エージェントのサービスが合わない可能性があるでしょう。
ただし、転職エージェントを使わない場合、応募や選考対策、企業との面接日程の調整などをすべて自分で行う必要があります。転職が初めての方や、一人でできるか不安な方などは、転職エージェントの力を借りるのがおすすめです。
応募先が決まっている
「すでに転職したい明確な企業がある」という方は、転職エージェント経由で応募する必要があるとは限らないでしょう。特に前職と同じ業界・職種に転職する場合、業界の事情に精通しているなら転職エージェントのサポートがなくても選考通過できる可能性があります。また、転職エージェントに希望する企業の求人がなければ紹介してもらうことはできません。
一方、「幅広く検討したい」「第二志望・第三志望の企業も探したい」といった場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントのサポートがあれば、第一志望の選考対策に集中しつつ、ほかの企業も検討できます。
転職のマナーや進め方を熟知している
転職に慣れており、教えられなくてもマナーや進め方を理解しているという方は、無理に転職エージェントを使わず、自分で準備を進めるのも手です。
ただし、「短期間で転職を複数回繰り返しているため、自分の経歴が不安」といった場合は、これまでと同様に準備を進めても、選考通過をするのが難しいことも。転職エージェントを使えば、応募先に合うアピール方法のアドバイスを受けることが可能です。転職活動に関する悩みや不安を解消しながらスムーズに内定を獲得できる可能性があるでしょう。
転職エージェントを使った方がいい人の特徴

転職活動に慣れていなかったり、転職市場に詳しい第三者からのアドバイスを求めていたりする人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ここでは、転職エージェントがおすすめな人の特徴をまとめています。「エージェントを使わない方がいいと言われたため利用するべきか迷う」とお悩みの方は参考にしてみてください。
転職エージェントの利用がおすすめの人の特徴と、そのポイントを教えてください
「自分に合った転職をしたい」「スキルを最大限に活かしたい」と考える方にとって、伴走して支援するエージェントは心強い存在になるでしょう
もし転職時の意思決定に不安がある方は、キャリアアドバイザーの伴走により安心して活動を進められます。転職エージェントでは、あなたがこれまでに得た経験やスキルをもとに、職場の雰囲気などの相性を踏まえた提案を受けることが可能なためです。
たとえば「何が向いているのか自分ではわからない」「選考で何を伝えるべきかが定まらない」と感じている場合でも、対話やアドバイスを通じて方向性を整理しやすくなるでしょう。
また、転職回数の多さやブランクなどにより「転職が難しい」と感じている方にとって、プロの視点によりこれまでの経験に価値を見出しながら、活動を支援してもらえることで心強さを感じるはずです。そのほか、面接スケジュールの管理や企業との交渉を負担に感じる方にも、エージェントは力強い味方となるでしょう。
「自分では気づけない可能性を広げたい」「転職活動の伴走者が欲しい」方には、転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントを使った方がいい人の特徴
- 転職活動に慣れていない
- 第三者からアドバイスが欲しい
- 自分の経歴に自信がない
転職活動に慣れていない
転職活動に慣れていない方は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。転職活動では、応募企業ごとにやりとりや選考準備が発生します。応募企業が多ければその分選考の対策をしていかなければいけないため、一人で転職活動を進める場合は負担が大きい可能性があるでしょう。
転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが選考対策をサポートしてくれるほか、面接の日程調整や交渉などの企業とのやりとりも代行してくれます。自分のタスクが整理され、スムーズに選考通過まで進める可能性があるでしょう。
第三者からアドバイスが欲しい
転職活動をするうえで、第三者からのアドバイスが欲しいと感じる場合にも、転職エージェントのサービスが役立ちます。転職に精通したキャリアアドバイザーが、企業に合わせた対策を丁寧に教えてくれるでしょう。選考に受からなかった際は改善策をアドバイスしてもらえるため、反省を活かして転職活動を進められます。
自分の経歴に自信がない
「自分の経歴に自信がない」と感じる場合にも、転職エージェントの利用がおすすめです。経歴に自信がもてなかったり、スキルや経験が乏しかったりすると「企業にアピールできるようなことがない…」と思い込んでしまうこともあるでしょう。転職エージェントはプロによるアドバイスがあり、自己分析を一緒に行ってくれるところもあるため、自分では分からなかった強みを発見できる可能性があります。
転職の目的が定まっていない場合にも利用できる
転職エージェントは、希望の働き方や条件が定まっていない場合にも利用可能です。キャリアアドバイザーが、あなたの強みや適職を見つけるサポートをしてくれます。
「自分がどのような仕事へ転職したいのかが曖昧で分からない…」とお悩みの場合も、キャリアアドバイザーとのやりとりを行うことで、希望のキャリアビジョンが定まる可能性があるでしょう。
転職エージェントを使う11のメリット

転職エージェントは企業ごとの転職事情を把握しているため、サービスを利用することで、自分に合った応募先や選考対策が見つかりやすくなります。
ここでは、転職エージェントを利用する11のメリットをご紹介するので、「転職エージェントは使わない方がいいのか判断に迷う」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントを利用するメリットは、あなたの希望や適性を活かせる企業を見極めてくれることです
転職エージェントの真の価値は、自分では気づきにくい「強みや経験を活かせる企業を見極めてくれること」にあります。
エージェントに在籍するキャリアアドバイザーは、求職者に寄り添うだけではなく“伴走”しながら、冷静に労働市場の視点から適切な案件を選び、紹介してくれます。数多くの成功事例を見てきたプロだからこそ、求職者の希望や適性を踏まえたうえで採用確率が高い案件を選ぶポイントやアプローチの仕方を熟知している点が大きな強みです。
一人で転職活動を行うと、ときに「とりあえず応募しよう」となる場面もあるでしょう。しかし、エージェントを活用することで一定のスクリーニングがかかり、採用の可能性が高い求人に集中できます。
情報収集や応募先との連絡・調整などのサポートも受けられるため、就職・転職活動にかかる時間のロスが軽減されることも特徴です。特に、在職中に転職先を探したい人にとって大きな助けとなるでしょう。
また、未経験の業種・職種にチャレンジしたい場合、未経験求人を取り扱っているエージェントであれば、これまでの経験やスキルを活かせる選択肢を一緒に探してくれるため、新たな可能性が広がります。
転職エージェントは企業とのやりとりを通じて、求人票だけでは分からない「職場の雰囲気」や「企業風土」を把握しているので、あなた自身に適した職場を選べる確率が高くなります。
転職エージェントを使うメリット
- 無料でサービスを利用できる
- 大企業の求人を見つけやすい
- 未経験の業界・職種にも転職しやすい
- 転職市場の実態を教えてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 応募先の職場環境や内部事情を詳しく知れる
- 応募書類の添削をしてもらえる
- 面接対策をしてもらえる
- 企業とのやりとりを任せられる
- 面接での失敗をフォローしてもらえる
- キャリアプランを踏まえた相談ができる
1.無料でサービスを利用できる
キャリアアドバイザーによるアドバイスや求人紹介といったサービスを無料で受けられるのは、転職エージェントの大きなメリットです。無料なので気軽に相談しやすく、転職に慣れていない人も疑問や悩みを解消しながら活動できるのが魅力といえます。
ハローワークや求人サイトも無料ですが、自分から動かないと転職活動が進まないのがデメリット。転職エージェントはキャリアアドバイザーが主導してくれるため、より効率的に進められるのが特徴です。
2.大企業の求人を見つけやすい
転職エージェントを使うメリットには、大企業の求人を見つけやすいことも挙げられます。厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」によると、事業所規模が1,000人以上の大企業ほど民間の職業紹介機関に求人を出していることが分かりました。
| 転職者の募集方法 | 1,000人以上 | 300~999人 | 100~299人 |
|---|---|---|---|
| ハローワーク等の公的機関 | 49.9% | 61.1% | 63.2% |
| 民間の職業紹介機関 | 52.6% | 45.0% | 37.4% |
| 求人サイト・求人情報誌など | 59.9% | 53.4% | 52.3% |
| 自社のWebサイト | 66.6% | 58.5% | 47.1% |
| スカウト | 18.0% | 6.7% | 4.8% |
| 縁故(友人、知人等) | 27.6% | 26.6% | 31.8% |
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況 2.転職者の採用状況(表5、p.9)」
大企業は経営が安定している傾向があり、収入や雇用の安定が期待できます。大企業の求人を数多く扱っている転職エージェントを使うことで、好待遇の条件の職場で働ける可能性が高まるでしょう。
参照元:厚生労働省「雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査):結果の概要」
3.未経験の業界・職種に転職しやすい
未経験の業界・職種への転職を希望する方は、転職エージェントを使うのがおすすめです。1人で集められる情報には限界がありますが、転職エージェントを使えば業界・職種の将来性や求められる人材像など、詳細を教えてもらえます。
また、前職で身につけたスキルを応募先でどのように活かすか、異業界・異職種だからこそアピールできるポイントは何かなど、効果的なアドバイスを受けられるのもメリットです。
4.転職市場の実態を教えてもらえる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは幅広い人事担当者と接しているため、転職市場に詳しい特徴があります。そのため、志望業界の動向や志望先企業の職場の雰囲気などの詳細な情報を得られるでしょう。
「職場で同世代の人が多く活躍している」「業界全体の働き方改革が進んでいる」といった豊富な情報をもとに応募先企業を絞れるため、ミスマッチの予防に役立ちます。
5.非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると、非公開求人を紹介してもらえる可能性があるのもメリットの一つです。非公開求人とは、通常の転職サイトには公開されていない求人のことであり、優良企業や大手企業が含まれている場合があります。
非公開求人は一般公開されていないため、転職エージェントなどの紹介を受けなければ応募することはできません。必ず紹介してもらえるわけではないものの、選択肢を増やせるのは、応募者にとってメリットとなるはずです。
6.応募先の職場環境や内部事情を詳しく知れる
応募先の職場環境や内部事情の情報を得られることも、転職エージェントを利用するメリットといえるでしょう。転職エージェントは扱う企業の詳細や職場環境について、事前に取材している場合があります。
「真面目な人柄の社員が多い」「アットホームな雰囲気」といった会社の実情を応募前に教えてもらえることも。応募先で働く環境を具体的にイメージするのに役立つため、より自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。
7.応募書類の添削をしてもらえる
転職エージェントを利用すれば、履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削をしてもらえます。書類の不備や誤字脱字などは企業側の印象低下につながる恐れがあるため、できる限り避けるよう注意することが大切です。
転職エージェントの転職支援では、添削だけでなく盛り込むべきアピールポイントについても細かくチェックしてくれるので、完成度の高い応募書類を作成できるでしょう。
8.面接対策をしてもらえる
転職エージェントでは、面接対策に関するサポートも受けられます。応募する企業の特徴や転職市場の動向を踏まえて、よくある質問の回答方法や受け答えのコツを教えてもらうことが可能です。
自分の話し方や立ち居振る舞いを客観的にチェックしてもらうことで、自信をもって面接に臨めるでしょう。
9.企業とのやりとりを任せられる
担当のキャリアアドバイザーが、応募時の手続きや面接の日程調整を代行してくれるのも転職エージェントの魅力の一つです。なかには、自分では難しい年収交渉を代わりに行ってくれるところも。
希望する額よりも年収が少ない場合、これまでの経歴や実績をもとに希望年収に近づけるよう働きかけてくれる可能性があるでしょう。
10.面接での失敗をフォローしてもらえる
「面接で思うようにアピールできなかった」「用意していた内容を伝えそびれた」といった際、転職エージェントのキャリアアドバイザーが企業へフォローを入れてくれる場合もあります。採用担当者に面接の感想を聞き出してくれるうえ、求職者の強みやスキルといった情報を補足してくれるのは、求職者にとって心強いでしょう。
また、採用担当者の感触をフィードバックしてくれるので、内定を得られなかったとしても次の選考で活かせます。
11.キャリアプランを踏まえた相談ができる
転職エージェントでは、キャリアプランを踏まえた相談をすることも可能です。たとえば、「将来的に目指しているポストがある」「特定の職業を極めてスペシャリストになりたい」など、明確なキャリアプランがある場合は、希望に沿った求人を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。
また、キャリアプランが明確になっていない場合も、相談すればキャリアアドバイザーが一緒に考えてくれます。「将来どうなりたいのかよく分からない」と悩んでいる方は、転職エージェントを利用することで選択肢が広がるでしょう。
転職エージェントを使わないメリット・デメリット
前項では、転職エージェントを利用するメリットをいくつかご紹介しましたが、転職活動の目的や進め方の希望などによっては、あえて使わないという選択肢もあります。しかし、そのぶん情報収集や書類作成、企業とのやりとりなどはすべて自分で行う必要があるため、使わないデメリットを感じる人もいるでしょう。
ここでは、転職エージェントを使わない場合のメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。自分にとってどちらが合うのかを判断する参考にしてみてください。
メリット
転職エージェントを使わず転職活動を行う場合のメリットには、以下のようなものがあります。
自分のペースで転職活動が進められる
転職エージェントを使わない場合、自分のペースで準備を進められることをメリットに感じる方もいるでしょう。
先述しているように、転職エージェントに登録すると、面談や連絡、応募のスケジュールが決められることも多く、自分の都合と合わない場面もあります。一方で、直接応募や求人サイトを活用すれば、空いた時間に情報を探し、自分のタイミングで応募が可能です。
仕事が忙しい方や、自分でスケジュールを決めてじっくりと進めたい方にとっては、転職エージェントを使わない方が転職活動が捗る場合があるでしょう。
求人情報を自分で自由に選べる
転職エージェントを使わなければ、ハローワークや求人サイトなど複数箇所から自由に求人情報が選べるのもメリットの一つです。
転職エージェントの場合、担当のキャリアアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれます。しかし、たとえ自分の適性に合っていたとしても、なかには興味・関心がない求人があることも事実です。「自分が気になる求人だけをゆっくりチェックしたい」といった希望があるなら、エージェントは向いていない可能性があるでしょう。
キャリアアドバイザーと連絡を取り合わなくて済む
転職エージェントは、プロのキャリアアドバイザーとマンツーマンで採用を目指せるのが魅力でもありますが、細かいやりとりが苦手な方には向いていないサービスといえます。
転職エージェントに登録した場合、まずはキャリアアドバイザーとの面談があります。今後の方向性を決めるためにも、転職理由や希望する仕事などを詳しく伝える必要があるので、なかには「初対面で自分のことを話すのはしんどい」と思う方もいるでしょう。
また、手厚いサポート体制があるぶん頻繁に連絡を取り合う場面が出てくるため、「手間だ」と感じる人も少なくありません。ただし、チャットでの連絡が可能なエージェントも。「転職エージェントを使ってみたいけど、やりとりが不安」という方は、チャットが利用できるところを選ぶのも一つの手です。
デメリット
一方、転職エージェントを使わず転職活動を行う場合のデメリットには、以下のようなものがあります。
自分から積極的に行動を起こす必要がある
転職エージェントを使わない場合、自分から積極的に行動する必要があります。求人を探すだけでなく、履歴書や職務経歴書の書類準備や、応募後の面接日程調整など、すべて自分のみで進めなければなりません。特に、在職中に転職活動を始める場合、十分な時間がとれずなかなか仕事探しができなくなることも考えられます。
企業との交渉や日程調整などのサポートが受けられない
企業との連絡や日程調整、条件交渉などをサポートが受けられないのも、転職エージェントを使わないデメリットの一つです。
たとえば、面接の日程がなかなか合わないときや、給与・待遇面での希望を伝えにくい場合、自分だけでは交渉のハードルが高くなることも。また、企業側とのやりとりに不慣れな場合、失礼がないか不安に感じることもあるでしょう。
その点、細かな調整を代行してくれるのが転職エージェントの強みです。
非公開求人の情報が得にくい
転職エージェントを使わないデメリットには、一般には公開されていない「非公開求人」にアクセスしにくいことも挙げられます。
非公開求人は好条件や重要なポジションであることが多く、応募の殺到を避けるために一部のエージェントにのみ情報開示されているのが特徴です。そのため、転職エージェントを使わないと求人の選択肢の幅が狭くなったり、希望の条件に合った求人情報を逃してしまったりする可能性があるでしょう。
転職事情に詳しい人のアドバイスがもらえない
転職エージェントは、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、社内環境の状況把握など、プロの視点から幅広いサポートをしてくれます。そのため、転職エージェントを使わない場合、効率的な選考対策を講じることができない可能性があるでしょう。
また、初めての転職やブランクがあると、「うまく転職活動ができるだろうか…」「本当にこれで進めていいの?」などの不安や迷いを一人で抱えることにもなりかねません。客観的なアドバイスが得られないぶん、自主的な行動力や徹底した事前準備が重要になるでしょう。
転職エージェントを利用する際の5つのコツ

転職エージェントを利用するときは、利用するサービスやキャリアアドバイザーの提案が自身の希望に合っているかに注目することが大切です。ここでは、転職エージェントを利用するコツを解説するので、効果的にサービスを活用するために参考にしてみてください。
転職エージェントを利用する際は、担当者との相性を見極めることが重要です。たとえば、面談時に自分のキャリアについて興味をもち、積極的に質問をしてくれる担当者は、良い相性が期待できます。
逆に、一方的に提案ばかりしてくる場合は、合わない可能性もあるでしょう。また、候補者起点のエージェントかどうかを見極めることも大切です。求職者の意向を重視し、柔軟にサポートを提供してくれるエージェントを選びましょう。
転職エージェントを利用するコツ
- エージェントを併用して目的ごとに使い分ける
- 受けられるサービスはすべて活用する
- 転職時期の希望ははっきり伝える
- 非公開求人やオファーに積極的に応募する
- 担当者が合わない場合は相談する
1.エージェントを併用して目的ごとに使い分ける
転職エージェントによって得意な分野は異なるので、いくつか登録して自分の目的ごとに使い分けるのがおすすめです。たとえば、業界特化型と対象者特化型を併用したり、求人数の多いエージェントを複数登録して選択肢を広げたりする方法があります。
ただし、あまりにも登録数を増やしてしまうと混乱する恐れがあるため、自分の許容範囲を意識することが重要です。
2.受けられるサービスはすべて活用する
応募書類の添削や面接練習など、転職エージェントで受けられるサービスはすべて利用して転職活動に役立てましょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業が求めている人材、転職を成功させるノウハウなど、豊富な情報と知識をもっています。
きめ細かなサポートが受けられるため、転職サイトを利用して自分1人で転職活動を進めるよりも、スムーズに進めることが可能です。内定獲得率を高めるためには、プロのサポートを無料で受けられる機会を活用することをおすすめします。
3.転職時期の希望ははっきり伝える
担当のキャリアアドバイザーに、転職時期の希望をはっきり伝えることも大切です。転職エージェントの担当者へ明確に伝えることで、お互いの認識のずれを予防でき、希望に沿ったサポートを受けられます。「すぐに転職したい」「2ヶ月以内に転職したい」など、転職の希望時期をなるべく具体的に伝えましょう。
4.非公開求人やオファーに積極的に応募する
転職エージェントでしか扱っていない非公開求人や、企業から来たオファーに積極的に応募することも転職の成功率アップに役立つポイントです。キャリアアドバイザーから紹介される非公開求人や企業からオファーされた求人は、求める人材の条件が自分の強みと合致している可能性があります。「自分に合う求人を逃してしまった」とならないように、非公開求人の紹介やオファーがきたときは、前向きに検討してみるようにしましょう。
5.キャリアアドバイザーが合わない場合は相談する
キャリアアドバイザーが合わない場合は、早めにエージェントに相談すれば担当を変更してもらえます。担当するキャリアアドバイザーが合わないと、余計なストレスを抱えてしまい、転職関連の相談が思うようにできなくなる可能性も。担当を変更してもらうことで、転職に関する希望や悩みを伝えやすくなる可能性があるため、我慢せずに相談してみましょう。
転職エージェント面談の賢い使い方
転職エージェントの利用を迷っている方のなかには、「緊張する」「どこまで正直に話せばいい?」と面談への不安がある方もいるでしょう。転職エージェントでは、最初の面談をもとにサポートを進めるため、正直に現状や希望を伝えることが重要です。
ここでは、面談を賢く使うためのポイントを紹介します。
1.現状を正直に話す
転職エージェントの面談では、自分のスキルや経験、希望条件、転職に対する考え方を正直に伝えることが大切です。企業面接ではないので、正直に伝えて自分に合ったサポートを受けることが目的といえます。
スキルを過大に伝えたり、遠慮して希望条件を低めにしたりすると、マッチ度の低い求人ばかり紹介される可能性があるため注意しましょう。
2.希望に合わない場合は理由を伝える
紹介された求人が希望と異なる場合は、理由を具体的に伝えることが重要です。「勤務地が遠過ぎる」「仕事内容が自分の強みと合わない」など、気が進まない理由を明確に伝えることで、キャリアアドバイザーはより適した求人を提案しやすくなります。
理由もなく断ることが続くと、どんな求人を紹介すべきか分からなくなってしまうので注意しましょう。
希望に合わないのに応募するのはやめよう
「紹介されたら応募しなければいけないのでは…」と、希望に合わない求人に無理して応募するのはやめましょう。無理に応募してしまうと、入社後にミスマッチが起きやすく、早期離職につながる可能性があります。
きちんと理由を伝えれば、応募を断ること自体は問題ありません。キャリアアドバイザーはフィードバックをもとに求人を探してくれるため、結果的に満足度の高い転職につながりやすくなります。
ハタラクティブでは、丁寧なカウンセリングをもとに求人を紹介しているので、興味のある方はぜひご相談くださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.修正点を教えてもらう
履歴書や職務経歴書、面接での話し方など、改善すべき点を面談でキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。第三者の視点から指摘してもらうことで、自分では気づきにくい課題を改善でき、転職成功の可能性を高めることができます。
1人で転職活動を行う場合、客観的なアドバイスを受けにくいのが課題となることも。転職エージェントを使うことで、適切なタイミングで軌道修正できるのが利点です。
転職エージェントを使わないで仕事を探す方法

転職のために仕事探しをする方法は、「転職エージェントを使うこと」だけではありません。
ここでは、転職エージェント以外で仕事を探す7つの方法をご紹介します。「転職エージェントは使わない方がいいかな」と感じる場合は、ほかにどのような選択肢があるかを確認してみましょう。
転職エージェント以外で仕事を探す方法
- ハローワークを利用する
- 求人サイトや転職サイトを利用する
- 企業のWebサイトから直接応募する
- リファラル採用を活用する
- 職業訓練校や学校から紹介を受ける
- キャリアコーチングサービスを利用する
- ビジネス特化型のSNSを利用する
1.ハローワークを利用する
ハローワークでは、求人探しはもちろん、職業相談・書類の添削・面接練習など、転職エージェントと同様に総合的なサポートを受けられます。ハローワークとは、厚生労働省が主導で運営している公共職業安定所の通称です。仕事を探す人なら誰でも無料で利用できます。
ハローワークで扱う求人は、その地域の企業が多い点が特徴です。また、政府主導機関で企業側が求人を掲載する際の手数料が掛からないため、求人数も豊富に取り扱っています。ただし、掲載が無料のためブラック企業の求人が紛れていることもある点に注意しましょう。
2.求人サイトや転職サイトを利用する
転職エージェントを使わないなら、仕事情報をまとめて掲載している求人サイトや転職サイトを利用するのがおすすめです。勤務地や職種など希望条件で絞り込んで探せるので、効率良く転職先を見つけられるでしょう。求人・転職サイトによっては、選択した企業に一括応募できたり、サイト上で書類作成ができたりすることもあります。
また、求人情報はスマートフォンやパソコンでいつでも閲覧が可能です。仕事の合間や通勤時間などを活用して情報収集ができるため、自分のペースに合わせて仕事探しをしたい方に向いている方法といえます。
3.企業のWebサイトから直接応募する
企業のWebサイト内の「採用ページ」から応募することも転職の方法の一つです。企業のなかには、転職サイトや転職エージェントなどの媒体を使用せずに、自社のWebサイト上だけで募集を行う企業もあります。気になる企業の採用情報が転職サイトやエージェントで扱われていない場合は、公式Webサイトを確認してみましょう。
4.リファラル採用を活用する
転職をする方法には、「リファラル採用」を活用することも挙げられます。
リファラル採用とは、会社関係者からの紹介で採用活動を進める方法のことです。「採用コストが掛からない」「事前に企業情報を伝えられる」「離職につながりにくい」など、企業と求職者の双方にメリットがあります。
転職を周囲の人に相談することで、リファラル採用につながりやすくなるでしょう。
5.職業訓練校や学校から紹介を受ける
ハローワークの職業訓練校や資格のための学校が就職先を紹介してくれる場合もあります。企業にとっては即戦力の確保につながるので、毎年一定数の卒業生を採用している場合もあるようです。
「学校で身につけたスキルを活かせる仕事へ就きたい」という方に向いている方法といえます。
6.キャリアコーチングサービスを利用する
転職エージェント以外の選択肢として、キャリアコーチングサービスを利用するのも手です。
「キャリアコーチングサービス」とは、キャリアコーチから自己分析やキャリアプランニング、面接対策などのサポートを受けられるサービスを指します。求人紹介は行っていないものの、サポートを通して自分の強みにあった適職が見つかる可能性があるでしょう。
ただし、サービスが有料の場合もあるため、希望する内容が予算内で受けられるかを確認したうえで利用を検討してみてください。
7.ビジネス特化型のSNSを利用する
転職エージェントを利用せずに仕事探しをする場合は、ビジネス特化型のSNSを活用することもおすすめです。ビジネス特化型のSNSは、あくまで交流が目的のツールのため、転職活動のサポートはありません。しかし、プロフィール欄に記載されている内容が企業の目に留まり、スカウトにつながる場合もあります。
企業の関心を得るためには、プロフィール欄に経歴や実績などを記載し、内容を充実させておく必要があるでしょう。
転職エージェントを使わないで仕事探しをするポイント

転職エージェントのサポートなしに転職活動を進める場合は、準備に漏れがないように注意して計画を立てたり、広い視野をもって準備に取り組んだりすることが重要です。
ここでは、転職エージェント以外で仕事探しをするポイントを解説します。エージェントを利用する場合との違いを把握したうえで、「サービスを使わない方がいいのかどうか」を考えてみましょう。
転職する理由と志望動機に一貫性をもたせる
転職エージェント以外で仕事探しをする際は、「転職理由」と「志望動機」に一貫性をもたせられるよう準備しましょう。
転職理由と志望動機がつながっていることで、自分の考えや将来像が企業側に伝わりやすくなります。たとえば、「成長できる環境を求めて転職する」としながら、「安定した企業に惹かれた」という志望動機では説得力がありません。
一貫性のある転職理由と志望動機にするには自己分析を丁寧に行い、「なぜ転職したいのか」「どんな職場でどのように働きたいのか」を明確にすることが重要です。
転職活動の計画を綿密に立てる
転職エージェントを利用しない場合、自分1人で準備を進めなくてはならないため、計画を綿密に立てることが大切です。転職活動では、求人探しから選考対策、スケジュール調整や雇用条件の確認などを行う必要があります。選考対策に集中できる時間を確保するためにも、計画的に進める必要があるでしょう。
求人の選択肢の幅を狭めないよう意識する
仕事探しをするときは、求人の選択肢の幅を狭めないよう意識することも重要です。1人で求人を探す場合、客観的な目線に欠けてしまい、マッチしそうな求人を見逃してしまう場合があります。
仕事探しの際に希望条件を定めておくことは大切ですが、「自分の理想に合う求人であるか」だけを重視してしまうと、挑戦できる機会が減ってしまうことにつながる恐れがあるでしょう。
自分に合う求人を見つけやすくするためにも、視野を広くするよう意識してみてください。
企業研究や求人情報のチェックを丁寧にする
仕事探しをするうえでは、企業研究や求人情報のチェックを丁寧にすることがポイントです。転職エージェントを使う場合は、応募先に関する情報をキャリアアドバイザーから教えてもらえますが、サービスを利用しない場合は自分1人で調べなくてはなりません。
応募先の業務内容や労働環境に関する情報収集が十分にできていないと、入社後にミスマッチに気づく恐れがあります。希望に合う仕事を探すためにも、しっかりと情報収集を行うようにしましょう。
転職エージェントの利用を迷う人は一度登録してみよう

「転職エージェントを使わない方がいいのか」と判断に迷う場合は、一度登録してみることをおすすめします。転職エージェントは無料で登録できるため、サービスを受けてから合う・合わないを判断してもリスクはありません。
「書類の書き方が分からない」「面接が上手くいかない」と壁にぶつかったときこそ、1人で悩まずに転職エージェントを使ってみましょう。
以下で転職エージェントを使った方の体験談をご紹介するので、参考にしてみてください。
転職エージェントに登録したからといって、必ずそのエージェントで転職を決めることはありません。複数のサービスを併用することも可能ですし、まずは話を聞いてみるだけでも問題ありません。
キャリアのプロであるアドバイザーとの対話を通じ、プロ目線でアドバイスを受けることで、これまで自分では気づけなかった可能性や選択肢が見えてくることもあります。
行動は無駄になりません。今後のキャリア形成に迷っている方は、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
【転職エージェントを使った人の体験談】
Sさん(25歳)は、転職エージェントのハタラクティブを利用して、エンジニアから営業職への転職を叶えました。メッセージアプリを活用し、キャリアアドバイザーと小まめにやりとりをしていたそうです。
もともとは営業職を希望していたのですが、大学が情報系の工学部だったので、学んだことを活かすためにエンジニアとして就職しました。エンジニアの仕事でも得るものは多かったのですが、やはり営業職をやりたいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。
しかし、一人で転職活動をすることに難しさを感じたため、4社ほどのエージェントに相談しました。そのなかにハタラクティブさんも入っていて、アドバイザーさんの対応が親身で丁寧だと思いました。
面接に苦手意識があったので、メッセージアプリでのやりとりを頻繁に行っていました。不安や疑問があったときはすぐにアドバイザーさんにメッセージを送っていましたね。
また、アドバイザーさんと面接の練習も何度も行い、結果A社から一次面接で内定をいただきました。入念な面接対策の甲斐もあり、本番で動揺せずスムーズな受け答えができました。
エージェントでは丁寧にサポートをしてもらえるので、ぜひ利用してみてほしいです。ただ、自分で考えて今後に向き合っていくことも大切だと思います。
【まとめ】利用を迷ったら転職エージェントに相談してみるのがおすすめ
転職エージェントを使わない方がいいかどうかは、人によって判断が異なるでしょう。しかし、迷っているなら一度相談してみるのがおすすめです。キャリアアドバイザーに話を聞いてもらうことで、自分では気づけなかった強みが見つかったり、希望条件が整理できたりと、転職活動が前に進むきっかけになることがあります。
サービスは無料で利用でき、相談したからといって必ず応募しなければならないわけではありません。気軽に面談してみることで、より納得のいく選択肢や働き方を検討しやすくなるでしょう。
「転職活動でサービスを使わない方がいいのか、進め方に迷う」とお悩みの方には、一度就職・転職エージェントのハタラクティブを利用してみませんか?ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェント。「未経験歓迎」「経験不問」「学歴不問」といった求人を多く扱っているのが特徴です。
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転職エージェントに関するQ&A
ここでは、転職エージェントに関する質問にQ&A形式で回答します。「転職エージェントは使わない方がいい?」「エージェントを利用するか悩んでいる」といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェント以外で内定を獲得する方法は?
「ハローワーク」「転職サイト」「企業のWebサイトからの直接応募」などの方法が挙げられます。近年では、会社関係者の推薦を受けて選考に進む「リファラル採用」も普及しつつあるようです。
転職エージェントを使わないと年収交渉は難しい?
転職エージェントを使わずに年収交渉することは可能ですが、業界の給与水準の把握はもちろん、自身の市場価値を明確にアピールすることを求められるため容易ではないでしょう。
一方で、転職エージェントのなかには、年収のほかにも有給や福利厚生など、待遇に関わる交渉や質問を代わりにしてくれる場合があります。企業とのやりとりや交渉に不安がある方は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。
転職エージェントはひどい会社もあるからやめとけと言われました
転職エージェントによっては、希望に沿った求人を紹介してもらえなかったり、応募を急かされたりする場合もあるようです。
しかし、すべての転職エージェントのサービスが希望の進み方と合わないとは限りません。転職エージェントの選び方に気を付けることで、転職活動の成功率がアップする可能性があります。
転職者におすすめのエージェントは?
転職に求める理想は人により異なるため、「自分に合う求人を選んでくれる」「強みを一緒に見つけてくれる」といった希望に沿ったサポートを受けられる転職エージェントを選ぶことをおすすめします。エージェントによって掲載されている求人やサービス内容は異なるので、複数のエージェントを併用するのも手です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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