仕事で無断欠勤したら言い訳せず理由を伝えよう!リスクや対処法を紹介
無断欠勤時、どのような言い訳をして乗り切ろうかと考えてしまう人もいるでしょう。しかし、言い訳は信頼を損ねる恐れがあります。正社員かアルバイトかに関わらず、無断欠勤をしてしまったら正直に事情を伝えることが大切です。
このコラムでは、無断欠勤をしてしまう理由や無断欠勤してしまった場合の対処法を紹介します。また、無断欠勤をするリスクや会社側の対応についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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無断欠勤は言い訳しない方が自分のため!
無断欠勤をしてしまった場合、上司や先輩、同僚はあなたを心配しています。欠勤している理由が分からないので、「事故や事件にあったのでは…」など必要以上の憶測をし、あなたの身を案じているのは間違いありません。
無断欠勤をすると心配をかけるだけでなく、業務にも影響が出てしまい迷惑がかかってしまいます。無断欠勤には多くのマイナス点があることを理解して、会社に連絡していないと気づいた時点ですぐに連絡し、下手な言い訳はせず、正直な事情を説明しましょう。その場しのぎの言い訳をすると、後になってバレてしまい信頼を失うことにつながるからです。
無断欠席をしてしまったら、言い訳をせず誠意をもって謝罪し、信頼を取り戻せるように努力しましょう。謝罪は上司だけではなく、迷惑をかけた同僚にも忘れずにしなくてはなりません。仕事が精神的・体力的にきついときは、正直に相談するのがおすすめ。限界になるまで一人で抱え込んだ結果、心身に大きな負担がかかって仕事ができる状態ではなくなってしまっては手遅れです。
アルバイトや派遣の無断欠勤でも言い訳せず謝罪する
アルバイトや派遣で無断欠勤をしてしまった場合も、誠意をもって謝罪しましょう。同じ職場で働く従業員は、無断欠勤により事故や病気なのではと心配します。また、休んだ人の業務をカバーする必要もあります。
雇用形態に関係なく心配や迷惑をかけてしまうため、無断欠勤をしてしまったら、心からの謝罪を伝えることが大切です。
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無断欠勤してしまう理由と対処法
無断欠勤の理由として考えられるのは、寝坊や体調不良、予期せぬトラブルなどです。また、一度無断欠勤をしてしまい、会社に行きづらいと感じて無断欠勤を繰り返してしまうこともあるでしょう。
ここでは、意図的な無断欠勤から、予期せぬ事態に見舞われ結果的に無断欠勤になってしまったケースまで、具体的な理由をご紹介します。無断欠勤の予防策や対処法を知りたい方は、以下をチェックしてみてください。
無断欠勤してしまう理由
- 寝坊
- 過労
- 会社での悩みによるメンタルの不調
- 不測の事態・予期せぬトラブル
寝坊
「起きたらすでに就業時間になっていた」など、寝坊は誰にでも起こり得ること。正直に「寝坊した」と連絡できず、無断欠勤してしまうこともあるようです。しかし、1、2度までなら言い訳の余地があるかもしれませんが、繰り返すたびに信頼は失われていくでしょう。
何度も寝坊を繰り返すようであれば、会社の上司や同僚から、「社会人としての自覚がない」「責任感がなさ過ぎる」と判断されてしまう可能性があります。注意や指導を受けたにもかかわらず寝坊による遅刻や無断欠勤が続くと「悪質性が高い」と判断されて解雇になる恐れもあるでしょう。
【対処法】生活リズムを整える
度重なる寝坊を防ぐためには、睡眠時間の確保や快適な入眠対策が必要です。自分が起床しやすい睡眠時間を把握し、それに合わせて生活リズムを調整してみてください。また、不眠を防ぐため、毎日の生活にリフレッシュできる時間を取り入れ、できるだけストレスを解消しましょう。
努力しても改善できない場合は、体の不調が寝坊につながっていないかも確認する必要があります。
過労
残業や休日出勤が続き、過労による疲弊から、無断欠勤をしてしまうことも考えられます。「出社しなくては」と思っているのに身体が思うように動かないほど疲れている場合は注意が必要です。
「労働基準法第32条」によると、所定労働時間は1日8時間、週に40時間までと定められています。ただし、「労働基準法第36条」に従って協定を結べば、原則として月45時間、年360時間(限度時間)以内の時間外労働が認められます。
上記のような法律で定められた制限を超えて働いている場合、過労で心身のストレスが蓄積し、出社できなくなってしまうことがあるでしょう。
【対処法】会社に相談する
あまりにも労働時間が長い場合や心身に悪影響が出ている場合は、欠勤の連絡をするとともに現在の状況も相談してみてください。上司に相談することで、退勤時間や業務内容の調整をしてもらえる可能性があります。上司に相談できない状況であれば、会社の人事に相談することもできるでしょう。
参照元:e-Gov 法令検索「労働基準法」
会社での悩みによるメンタルの不調
職場での悩みによるメンタルの不調が原因で無断欠勤をしてしまう人は多いもの。人間関係の悩みや仕事の内容自体が合わず、出社が億劫になってしまうことが考えられます。
人間関係が良くないと業務に支障が出るだけでなく、会社で過ごす時間も辛く感じるでしょう。仕事内容が合わないと、努力しているにもかかわらず結果につながりにくく、自己嫌悪に陥ってしまう可能性もあります。
【対処法】異動や長期休暇を検討する
職場の人間関係や仕事内容が合わずに無断欠勤をしてしまう場合は、異動や長期休暇、休職を検討するのも一つの手です。
部署異動をすることで職場の人間関係が変化し、悩みがなくなることもあるでしょう。仕事内容も変わるので、より適性に合う業務に携われるようになる可能性もあります。また、長期休暇や休職では、仕事から離れてリフレッシュできるため、復帰後は気持ちを新たに業務に取り組めるようになるかもしれません。
不測の事態・予期せぬトラブル
不測の事態により会社に連絡できず、無断欠勤になってしまうこともあるでしょう。急な体調不良や事故に巻き込まれたりしたときは、会社に連絡をする心の余裕がないことも考えられます。トラブルの対応に追われ、あとになって自分が無断欠勤をしていることに気づく場合もあるようです。
【対処法】現状を正直に伝える
いくら不測の事態とはいえ、無断欠勤は良くありません。連絡できるときに速やかに事情を伝えましょう。やむを得ない理由のためあえて言い訳を考える必要はありません。正直に身に起こった事態の説明をし、今後の指示を仰ぎましょう。
会社への電話が怖くて無断欠勤してしまったら?
会社に欠勤の電話をするのが怖くて、無断欠勤をしてしまう人もいるかもしれません。欠勤時の連絡方法は会社によって異なるので、電話以外での欠勤連絡が認められている場合には、メールやチャットツールなどを利用しましょう。
欠勤連絡が電話のみの場合は、事前に話すことをメモしておくのがおすすめです。メモがあれば落ち着いて話せる可能性があるでしょう。
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無断欠勤が仕事に及ぼす影響・リスク
無断欠勤をしてしまった場合、職場の人に仕事で迷惑をかけるだけではなく、周囲との信頼関係が崩れてしまうことも考えられます。特に、事前に回避できるような理由で無断欠勤をした場合や繰り返し無断欠勤が続く場合は、企業からの信頼を失うリスクが高いでしょう。
以下では、無断欠勤が仕事に及ぼす影響やリスクをご紹介します。無断欠勤を続けてしまう前に、以下をご確認ください。
無断欠勤が仕事に及ぼす影響・リスク
- 職場の社員や顧客の信用を失う可能性がある
- 給与や昇給に影響を与える可能性がある
- 自分のメンタルや生産性に影響を与える可能性がある
職場の社員や顧客の信用を失う可能性がある
無断欠勤を繰り返すと、職場内の社員や取引先、顧客との信頼関係に悪影響を及ぼす恐れがあります。無断欠勤により、ほかの社員はスケジュールを調整して休んだ人の分の業務を担わなければなりません。急に業務の負担が増加するため、無断欠勤を繰り返していると、ほかの社員の不満がつのり、職場の雰囲気が悪化してしまう可能性があるでしょう。
また、無断欠勤は納品の遅延や取引先との打ち合わせのスケジュール変更が発生し、社外の人にも迷惑をかけてしまいます。無断欠勤が繰り返されればトラブルが多発し、組織全体の信用が損なわれ、取引先や顧客が離れていくリスクも避けられません。
給与や昇給に影響を与える可能性がある
無断で仕事を休むと欠勤扱いになるため、休んだ分の賃金は差し引かれます。また、無断欠勤をしたことで評価が下がり、ボーナス査定など人事評価に影響する可能性も。理由によっては、キャリアアップや昇格のチャンスを逃すことにもつながりかねません。
自分のメンタルや生産性に影響を与える可能性がある
無断欠勤をすることで自分の気持ちにも影響が出るでしょう。やむを得ない事情ならともかく、一時的な感情や怠慢で無断欠勤をしてしまった場合、「同僚と会うのが気まずい」「ずる休みをして周囲に迷惑をかけてしまった」など、自己嫌悪になる可能性が考えられます。その結果、自信を失ったり業務パフォーマンスが下がったりと、仕事そのものにネガティブな影響が出る可能性があります。
無断欠勤は減給や解雇につながる?
正当な事情がない場合の度重なる無断欠勤は、減給や解雇の対象になると考える人もいるでしょう。しかし、「労働契約法第16条」で解雇のルールを見てみると、就業規則や労働契約書に明示されていたとしても、解雇の理由が「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする」と法律で定められています。
「体調が悪く連絡できないまま無断欠勤をした」といったやむを得ない理由があった場合や、単に「営業成績が悪い」「服装がだらしない」といった理由だけで解雇はできません。
参照元:e-Gov 法令検索「労働契約法」
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
無断欠勤をしてしまったときの対応
何らかの事情で会社に連絡をせず無断欠勤をしてしまったら、そのままにせず必ず会社に連絡を入れます。無断欠勤について言い訳はせず正直に理由を伝え、会社からの指示を仰ぎましょう。
以下では、無断欠勤をしてしまったときの対応をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
無断欠勤をしてしまったときの対応
- 会社に連絡をする
- 上司に詳細を報告する
- 同僚への謝罪とフォローを行う
会社に連絡をする
冒頭でも述べたように、従業員が連絡なしに仕事を休んだ場合、企業はまず安否確認を行います。自宅や携帯への電話連絡はもちろん、会社の人が自宅へ確認に来たり、保証人へ連絡が行ったりすることもあるでしょう。
大ごとになってしまうと会社だけでなく親族や周囲の人に大きな迷惑をかけるため、会社に欠勤の連絡を入れていないと気づいた時点で速やかに連絡してください。
上司に詳細を報告する
会社への連絡を終えたら、上司に状況を報告します。連絡方法は、確実かつ直接伝えられる電話が望ましいでしょう。
体調不良や事故といった場合はもちろん、寝坊や自分のミスによる無断欠勤の場合も、言い訳せず正直に伝えましょう。言いづらいとは思いますが、嘘を述べたり連絡をしなかったりすると、後から真相が分かったときに大きく信頼を失うことにつながります。
無断欠勤を有給に変えることはできる?
当日の急な欠勤を有給として処理してくれるかどうかは、上司の判断や企業の規定によって異なります。欠勤ではなく有給になることで賃金が減ることを避けられるので、気になる場合は相談してみましょう。
同僚への謝罪とフォローを行う
欠勤した次の出勤時には、同僚へ謝罪とフォローを行いましょう。理由が何であれ仕事を休んだことにより、周囲が代わりに業務を進めてくれたり日程を調整してくれたりと、何らかの対応をしてくれているはずです。
しっかりと謝罪をし、欠勤したぶんを巻き返すように業務に取り組んだり、同僚が休むときは快く業務を引き受けたりと、信頼を失わないよう心掛けましょう。なお、取引先などに迷惑をかけていた場合は、電話やメールで謝罪を伝えます。かけた迷惑が大きければ対面で伝えましょう。
無断欠勤時に予想される会社側の対応
ここでは、無断欠勤をしたときに会社側がとる一般的な対応について紹介します。
無断欠勤時に予想される会社側の対応
- 社員の安否確認を行う
- 無断欠勤の理由を確認する
- 無断欠勤に対して注意や指導をする
- 正当な理由なく繰り返されれば懲戒処分を検討する
社員の安否確認を行う
無断欠勤が発生した際、会社側は社員の健康や安全を確認するために、連絡を試みます。無断欠勤であっても、サボりではなく事故や病気などのやむを得ない事情で連絡がない可能性もあるためです。本人と連絡が取れない場合は、緊急連絡先として登録されている社員の親族に連絡がいく場合もあります。
会社の人の業務を増やしてしまうので、欠勤をする際にはできる限り早く自らの状況を報告することが大切です。
無断欠勤の理由を確認する
会社側は、本人や親族と連絡が取れたら、無断欠勤の理由を確認します。事故や病気以外にも、ハラスメントやメンタルヘルスの問題により、無断欠勤となってしまっている場合もあるでしょう。その場合、カウンセリングやメンタルヘルスのサポートなどを行う必要があるため、会社側はどのような事情で無断欠勤が発生したのか確認をするのです。
無断欠勤に対して注意や指導をする
無断欠勤の理由が明確になったら、会社側は内容に合わせて指導や支援を行います。事故や病気、メンタルヘルスの問題であれば、休職を勧める場合もあるでしょう。しかし、理由なく無断欠勤している場合は、社会人としての意識が低いとして、注意や指導を行います。
正当な理由なく繰り返されれば懲戒処分を検討する
正当な理由なく無断欠勤が繰り返され、注意や指導によって改善が見られない場合、会社側は懲戒処分も視野に入れます。始末書や顛末書の提出、一定期間の出勤停止、降格、場合によっては退職の勧告や懲戒解雇を実施する場合もあるでしょう。
なお、懲戒処分は就業規則に明記する必要があり、客観的な証拠や、処分内容が社会通念上妥当であると判断された場合に実施されます。
【まとめ】無断欠勤の理由よっては休職・転職を検討しよう
仕事の過度な負担や人間関係で無断欠勤してしまったという人は、休職や転職を視野に入れることも検討しましょう。仕事を休むことでリフレッシュにつながります。ただし、休職は法律で定められた制度ではないため、企業によっては単なる長期の欠勤になる可能性も。また、休職中の給与は支払われないと考えましょう。
「休職を経ても状況が変わらない」「休職せずとも今の会社を辞める気持ちが強い」といった場合は、転職活動を進めるのがおすすめです。転職をして働く環境を変えることで、無断欠勤の原因や理由が解消される可能性があります。
自分の希望や適性に合った仕事を見つけたいなら、転職エージェントの活用も一つの手です。若年層の転職に特化しているハタラクティブでは、知識と経験豊富なキャリアアドバイザーが、信頼できる企業をご紹介しています。求人票だけでは分からない職場の雰囲気や具体的な仕事内容を知ることができるので安心です。一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
無断欠勤してしまったときの言い訳に関するQ&A
ここでは、無断欠勤してしまったときの言い訳に関するよくある疑問にQ&A形式でお答えします。無断欠勤の経験がある方は、以下を参考にしてみてください。
入院を理由に無断欠勤してしまったときの対応は?
入院により無断欠勤してしまった場合は、言い訳をせず、会社に具体的な状況を報告しましょう。連絡が遅れてしまった場合でも、「家族にも連絡できておらず、代わりの連絡手段がなかった」といった正当な事情を説明してください。
無断欠勤する人に共通する特徴はありますか?
ストレスや過重労働、コミュニケーション不足などが挙げられます。職場環境に苦痛を感じている場合は、自分の働き方を見直すことも大切です。
職場で嫌がらせを受けて仕事に行きたくないと感じている方は、無断欠勤をするのではなく、上司や人事に相談し、適切な対応をとることを目指しましょう。
仕事で欠勤の連絡ができなかったときの言い訳はある?
そもそも言い訳はしないようにしましょう。言い訳や嘘は、バレてしまったときに信用を失ってしまいます。
言い訳を考えるのではなく、少しだけでも早く連絡することが大切です。
1週間無断欠勤してしまい会社に行きづらいです
会社に行きづらいと感じている場合でも、まずは直属の上司に連絡をとり、謝罪と正直な理由を伝えましょう。職場環境が理由で無断欠勤が続いてしまっていた場合は、転職を検討するのも一つの手段です。
しかし、無断欠勤によって職場に迷惑をかけてしまったことを自覚し、誠心誠意謝罪することが重要です。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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