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将来が不安…悩む原因や解消に向けた対処法を解説
更新日
この記事のまとめ
- 将来に不安を感じるのは、未来のことは誰にも分からないから
- 将来に不安を感じる原因には、収入面やキャリアの悩みが挙げられる
- 将来に不安を感じたときは、スキルや経験を身につけ市場価値を上げるのが大事
- 適度な運動は心身ともに疲労を軽減させ、将来の不安を解消する助けになる
- 将来のキャリアに不安を感じるなら、就職や転職を視野に入れるのも一つの方法
「将来が不安だけど、どのようにしたら良いか分からない…」と悩んでいる方もいるでしょう。将来が不安になる原因には、老後資金の問題や現状への不満などが考えられます。必要な対処法を講じるためにも、まずは自身の現状を把握しましょう。このコラムでは、「今後の人生や将来が不安」と感じる要因や不安を解消する方法を詳しく解説します。自分に合った対処法を探し、今後のプランを検討してみてください。
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将来への不安を感じている方は約8割以上
将来への不安は誰しもが抱えがちなものです。たとえば、「仕事への不安」「健康への不安」「結婚への不安」などが挙げられます。そもそも、将来どのようになるのかは、誰にも分かりません。分からないことに対して不安を抱えてしまうのは、仕方がないことです。
独立行政法人 労働政策研究・研究機構が公表した「不安の中の若者と仕事」によると、2,471人の男女を対象に実施した調査のうち、不安と感じる人の割合は82%。また、そのうち68%の方が「将来展望は暗い」と回答しています。
自分の将来展望が明るい | 自分の将来展望が暗い | 合計 | |
---|---|---|---|
自分の将来が不安 | 26% | 56.9% | 82.9% |
自分の将来が不安ではない | 12.1% | 4.9% | 17.1% |
合計 | 38.2% | 61.8% | 100% |
参照:労働政策研究・研修機構(JILPT)「不安の中の若者と仕事(p.18)」
上記の結果から、不安を感じずに生活を送っている方のほうが珍しいといえるでしょう。
生活に不安を感じてしまう理由については、「今後の生活に不安を感じる原因とは?対処法とあわせて紹介」のコラムで解説しています。不安の原因が分かると、対処もしやすいのでぜひ参考にしてみてください。
参照元
労働政策研究・研修機構(JILPT)
日本労働研究雑誌 2011年7月号(No.612)
将来に不安や心配を感じる6つの原因
「自分の人生や将来が不安…」と感じる主な原因として、収入の少なさや周囲との差、理想と現実のギャップなどが挙げられます。ここでは、将来が不安になる主な原因についてまとめました。
将来に不安や心配を感じる原因
- 収入が少なくお金がない
- 友人が次々と仕事で昇給や昇進している
- 自分のやりたいことができていない
- 日々の生活が退屈だと感じている
- ライフイベントや老後の見通しが立っていない
- いつまで働き続けるのか先が見えない
1.収入が少なくお金がない
将来に不安を感じる原因として、収入面での問題が考えられます。お金がなければ生活に苦しむことが予想されるので、「このままで生きていけるだろうか」と悩んでしまうでしょう。
正社員として会社に勤めていても、すぐに給料が上がるわけではありません。「いつまでこの生活を続けるのだろうか」「本当にこの仕事で良いのだろうか」と悩み、苦しくなる場合もあります。
収入を増やすためにはどのようにすれば良いか知りたい方には、「今より収入を増やすには?お金の増やし方や注意点を解説」のコラムがおすすめです。お金は自分の生活を安定させ、不安を解消するためにも大切なので、ぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの生活費
「一人暮らしの生活費をシミュレーション!平均支出額や節約方法も紹介」のコラムによると、年収200~300万円の勤労単身者の生活費は居住費を除いて毎月平均13万円ほど。居住費は地域にもよりますが、月の手取り額のおよそ25%ほどが妥当と考えられています。
たとえば、手取り額を18万円とした場合、家賃の目安は約4万5,000円が目安となるでしょう。したがって、一人暮らしの生活費は16万5,000円ほどが必要となります。年齢が上がるにつれて生活に必要な金額も増えると予想されるため、十分に備えておくことが重要です。
2.友人が次々と仕事で昇給や昇進している
友人が昇給や昇進をしている場合、自分の待遇や給料と比べてしまい焦ることも考えられます。「自分の給与は全く増えていない」「仕事で成果が出ないから昇進もしない」と考え、将来のキャリアが不安になるでしょう。
焦燥感に駆られる一方で、状況を変える方法が分からないと、さらに将来への不安が募ることにもなり兼ねません。昇進に向けて仕事を頑張ったり、キャリアアップのために転職したりと行動を起こすことが必要です。
昇進や出世をしたいという方は、「出世する人の特徴は?仕事への向き合い方や習慣についても解説!」をご一読ください。
3.自分のやりたいことができていない
自分のやりたいことができていない場合、「このままで良いのだろうか」と不安になる可能性があります。現状に満足できず、モチベーションも下がっていくでしょう。
やりたいことができない状況が続くと、自分の人生を諦めてしまう恐れも。「どうせ無理だ」と思ってしまう前に、やりたいことに挑戦するのが大切です。
4.日々の生活が退屈だと感じている
「目標がない」「毎日同じことの繰り返しで退屈だ」と思う場合も要注意。充実感を得られず「この生活を続けて良いのか?」と考える可能性があります。
特に社会人は生活の中心が仕事となりがちなため、職場と家を往復する生活に嫌気が差すこともあるでしょう。自分が退屈だと感じる生活が続けば、将来が不安になる可能性もあります。
5.ライフイベントや老後の見通しが立っていない
結婚や子育てには経済的負担が伴うため、収入や支出の見通しが立っていないと将来に不安を感じるでしょう。さらに、老後の生活資金や医療費の増加も不安の原因と考えられます。年金制度の不安定さや平均寿命の延伸により、退職後の生活が計画どおりにいかない可能性があるためです。
6.いつまで働き続けるのか先が見えない
「人生100年時代」といわれるように平均寿命が伸びているため、「いつまで働けば良いのか」「いつまで働けるのか」といった労働そのものに対する不安を感じる方もいるでしょう。さらに、少子高齢化の影響で労働人口が減少しており、定年の年齢も引き上げられると見込まれています。定年後の生活資金が必要なことから、社会人として働き続ける期間は長くなっているようです。
考え過ぎて不安になっている
物事を考え過ぎていることで、不安になっている場合もあります。未来のことは考えても分からないので、ときには考えないことも必要でしょう。
たとえば、キャリアプランを明確に作ったとして、そのとおりになるとは限りません。仕事をするうえで、「別の仕事が良い」「自分には向いていなかった」と自分の考えが変わる場合もあります。将来のことは考えても分からない部分があるので、深く考え過ぎないようにしましょう。
将来への不安を感じたときにできる7つのこと
ここでは、自分の人生や将来に不安を感じたときにできることを紹介します。やりたいことに挑戦したり、自己投資したりと行動を起こしてみましょう。
将来への不安を感じたときにできること
- 自己投資しスキルを身につけ市場価値を上げる
- やりたいことや現状の不満を書き出す
- 勉強や趣味などやりたいことに挑戦する
- 将来について家族や友人に相談する
- 健康でいることを心掛ける
- 自分ができることから着実に行動していく
- 不安の原因を追求する
1.自己投資しスキルを身につけ市場価値を上げる
貯金や収入面で将来や人生に不安を感じている人は、経験や知識、スキルを蓄えて自分の市場価値を上げましょう。キャリアの選択肢を増やすことにもつながるほか、収入を増やしたいのであれば、副業によってお金を稼ぐことが可能です。本業以外に収入があれば貯金も増え、お金の面での不安も解消できるでしょう。
さらに、経験を積んで自分のスキルや能力を高めれば本業でも役立つはずです。仕事での成果が上がることで周囲からの評価が上がり、自分の市場価値や収入のアップにつながるでしょう。
将来が不安で副業を考えている方は、「正社員は副業してOK?働く際の注意点と確定申告の基礎知識」をぜひご参照ください。
2.やりたいことや現状の不満を書き出す
実現できるかどうかに関係なく、チャレンジしたいこととその理由を書き出してみましょう。「現時点で自分は何に不満を感じているのか」「なぜ満足できないのか」も考えることで、これからどのような行動を取るべきかが見えてくるはずです。
たとえば、「職場環境の居心地の悪さや収入面での不安を感じている」「自分がやりたい仕事ができていない」などキャリアに対する不満があれば転職を考えるのも手。転職を機に人間関係が改善されたり、収入アップにより貯金が増え充実した休日を過ごせたりすることもあるでしょう。
やりたいことや不満が曖昧なままだと、何をすれば良いか分からず複雑な心境が続き、将来に不安を感じてしまう場合もあります。現状を書き出すことで、自身の本音と向き合えて、次のステップにも進みやすくなるでしょう。
3.勉強や趣味などやりたいことに挑戦する
「理想のキャリアを実現したい」「好きなことに没頭したい」など、自分がやりたいことが明確な場合は積極的に挑戦しましょう。「また今度でいいや」と考えていると、後伸ばしになり結局行動できず、後悔する恐れがあります。
チャレンジすると「この仕事は向いていると思ったけれど、実際にやってみて合わないと分かった」と、新しい発見につながることも。「あのとき行動していたらどのようになっていたのだろう」とモヤモヤすることもなく、前向きに考えられるでしょう。
失敗しても問題ない
不安になりがちな人の特徴として、「失敗したらどうしよう」と考える傾向があります。しかし、人は失敗や経験を重ねて成長していくものです。失敗してもそのあとフォローできれば問題はありません。
詳しくは、「『失敗してもいい』と思うことが成功に近づく秘訣!ミスの対処法を紹介」をご一読ください。
4.将来について家族や友人に相談する
自分の将来に不安を感じた際は、第三者に相談するのも一つの方法です。悩みを誰かに話すだけでも、不安が解消されたり前向きな気持ちになるでしょう。家族や友人に話しにくい場合には、カウンセラーやキャリアアドバイザーを頼るのもおすすめです。プロに相談することで専門的な回答やアドバイスに期待できます。
「仕事の悩みを抱えたら誰に相談すれば良い?解決方法も紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
5.健康でいることを心掛ける
将来への不安を感じたら、健康を維持できるよう心掛けましょう。その理由は、健康維持が生活の質や安定性に直結するからです。将来への不安が募ると、ストレスで眠れなかったり食欲も減ったりすることが考えられます。
健康な体を維持するには、適度な運動が効果的です。なかでもウォーキングは、手軽に始められるので継続しやすいでしょう。また、1日7時間以上の睡眠も重要。睡眠には、ストレスホルモンのバランスや食欲を整える効果があるようです。
「朝活とは?健康維持やキャリアアップを目指して取り組もう」では、健康維持のための運動について触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
将来が不安で眠れないときは休むのも大事
不安で夜眠れない場合は、しっかりと休む時間を作るのも大切です。悩みやストレスを解消できないまま過ごしていると、体調不良も起こしてしまう可能性があります。
たとえば、キャリアに不安を抱えたまま仕事をしても、仕事が辛くなるだけです。一旦仕事のことは忘れて、リフレッシュしてみてください。十分にリフレッシュができたら、再度将来について考えてみましょう。「どのような生活を送りたいか」「キャリアプランはどのようにするか」など、自分の理想を考えることが大切です。
6.自分ができることから着実に行動していく
まずは自分ができることから、一つずつ行動していきましょう。自分ができることや興味のあることを追求すれば、新たな価値観が芽生え、将来に対する視野が広がる可能性があります。
経済産業省の「社会人基礎力」によると、個人の企業・組織・社会との関わりのなかで、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力を「人生100年時代の社会人基礎力」と新たに定義しました。社会人基礎力では、「何をどのように学びどのように活躍するかを考えること」が、自分のキャリアを切り拓いていくうえで重要だとしています。
未来のような分からないことや、できるかどうか分からないことに目を向けていても不安で苦しくなる場合は、不安を解消するために、自分ができることを一つずつこなしていきましょう。
参照元
経済産業省
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7.不安の原因を追求する
不安を抱えている方の多くは自分の不安が漠然としていて、「何に不安を感じているか分からない」という方もいるでしょう。不安を感じたときには、まず原因を追求してみましょう。
紙に書き出して不安を言語化する
自分が抱えている不安を紙に書き出します。この過程では、漠然とした不安を具体化することが目的です。紙に書くことで客観的に不安の原因を見つけられるでしょう。きれいにまとめる必要はなく、思いつくままに箇条書きで書いてOK。不安の正体が明らかになれば、解決に向けた第一歩となり得ます。
原因を深掘りし、自分にできる解決策を考える
書き出した不安の原因を深掘りしてみましょう。「なぜその不安を感じるのか?」を問い続けて具体化することが大切です。
解決に向けた具体的な行動を計画する
不安解消のために取るべき具体的な行動を決めます。この段階では、「体力を取り戻すために、週に3回ウォーキングをする」など実現可能で具体的な行動にまで落とし込むことが重要です。
また、「健康診断を予約する」「食生活を見直してバランスの良い食事を心掛ける」といった行動も考えられるでしょう。明日から始められる具体策があることで、不安解消に向けて前進できます。
将来のキャリアが不安なら転職エージェントに相談しよう
将来のキャリアについて考える際におすすめなのが、転職エージェントです。転職エージェントとは、求職者の転職活動を支援する民間のサービスのこと。求職者と人材を募集する企業との間に立ち、マッチングを行っています。
担当のキャリアアドバイザーが求人紹介をはじめ、転職に関わるさまざまな相談に乗ってくれるので、将来のキャリアが不安な方も安心です。転職エージェントに相談することで、この先のキャリアをどのようにしていくかを明確にできるでしょう。
転職エージェントについて詳しく知りたい方は、「転職エージェントとは?利用の流れや使うメリットなどを紹介」をご一読ください。
「どこに相談しよう?」と迷う場合は、ハタラクティブがおすすめです。就職・転職エージェントのハタラクティブは、既卒や第二新卒、フリーターなどの若年層に向けた就職・転職支援サービスを行っています。
ハタラクティブでは一人ひとりの適性に合った求人を紹介するため、「思っていた仕事とは違う」と感じるリスクを減らせるメリットも。また、1分程度で簡単に受けられる適職診断もあるため、自分に合う仕事を探しやすいのもポイントです。そのほか、応募書類の作成や面接対策などのサポートを無料で受けられるので、ぜひお気軽にご相談ください。
将来への不安に関するQ&A
最後に、将来への不安がある人によくある質問をまとめました。Q&A方式でお答えしているので、ぜひチェックしてみてください。
将来が不安で泣く日もあります…
将来を不安に感じたときは、まずその原因を明らかにすることが必要です。将来に不安を感じる主な要因には、「収入が少ない」「やりたいことができない」などが挙げられます。自分が何に対して不安を抱いているかを明確にすれば、それを解消するための具体的な対処法を検討できるでしょう。
将来を不安に感じる原因については、「ニートはどんなときに不安を感じる?将来や就職で悩んだときの対処法」もあわせてご参照ください。
将来への不安を解消する方法はありますか?
将来への不安を解消する対処法としては、「スキルを身につける」「やりたいことや今の不満を書き出す」「第三者に相談する」などがあります。自分に合った対処法を実践し、現状の脱却を目指しましょう。
詳しくは、当コラムの「将来への不安を感じたときにできる7つのこと」をご覧ください。
ニートを続ける将来について不安視すべきですか?
ニートを続けていると、将来収入源に困り、経済面で生活を維持するのが難しくなるリスクがあります。自分の親が病気になったり、亡くなったりする可能性を踏まえると、できるだけ早めに行動し自立するのがおすすめです。
ニートでいるリスクについては、「ニートとひきこもりの違いは?このままだとどうなる?末路や脱出方法を紹介」を参考にしてみてください。
将来が不安で今の仕事を続けるか悩んでいます
現状を改善すべく行動したにもかかわらず、今の仕事に対する不安が拭えないときは、転職を検討するのも手です。
ハタラクティブでは、既卒や第二新卒、フリーターといったの若年層に向けた就職・転職支援サービスを行っています。「自分に合った仕事が分からない」「今の仕事を続けることに不安がある」とお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。