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面接の自己紹介で効果的な答え方を例文でご紹介!自己PRとの違いとは
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この記事のまとめ
- 面接で自己紹介を求める企業側の意図は「コミュニケーションのきっかけをつくる」など
- 面接での自己紹介と自己PRは全くの別物なので、混同しないように注意しよう
- 自己紹介では「氏名」「面接で深堀りされたいこと」「趣味特技」などを簡潔に述べる
- 自己紹介は応募書類の内容と合致させ、1分程度で話せるようまとめておくのがポイント
- 転職活動の面接では自己紹介のほかにも、「退職理由」「志望動機」などを聞かれやすい
面接で自己紹介を考えている方に向けて、このコラムでは、就活生・既卒者・転職者といった状況別に例文をまとめました。面接で自己紹介を求められたときは、伝えた方が良い内容があります。どう答えたら良いか分からないという場合は、企業側が質問する意図を理解した上で、事前に自己紹介の内容をまとめておきましょう。また、自己紹介と自己PRとの違いも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
面接で自己紹介を求める企業側の意図とは?
面接で自己紹介を求める企業側の意図としては、大きく分けて以下の2つが考えられます。
コミュニケーションのきっかけにしたい
企業側が面接の冒頭で自己紹介を求める理由として、面接官が候補者に話しかけるきっかけを探すためという意図が考えられます。面接は初対面の人同士で顔を合わせて行うもの。候補者が緊張して普段の調子を出せないこともあるでしょう。そのため、候補者に自己紹介をしてもらい、コミュニケーションのきっかけをつくることで、和やかな雰囲気を作ろうとしていると考えられます。
人柄を見たい
「自己紹介から候補者の人柄が見たい」というのも面接官の狙いの1つといえるでしょう。候補者の詳しい情報は、履歴書やエントリーシートといった応募書類で確認できます。しかし、「コミュニケーションが得意な人物か」「相手に合わせて話せる人物か」といった人柄については、実際に話してみないと分からないことも。面接での自己紹介は単純に自分について述べるだけではなく、「応募書類だけでは見えない部分をチェックされる質問」と捉えておくと良いでしょう。
面接における自己紹介と自己PRの違い
自己紹介と混同されやすいものに「自己PR」が挙げられます。どちらも自分について述べるものですが、これらは全くの別物です。以下では、自己紹介と自己PRそれぞれの特徴をまとめているので、違いをしっかり理解しておきましょう。
自己紹介の特徴
自己紹介は、「自分の基礎的なプロフィールを簡潔に伝えるもの」です。回答する際は、大学名と氏名に加えて、趣味や面接への意気込みを伝える程度で完結にまとめます。もし、面接官から「学校名と氏名をお願いします」と言われた場合は、指定された内容のみを答えて次の質問を待ちましょう。聞かれていないことまで答えると、「質問の意図を理解できない」と思われてしまう恐れがあるので注意が必要です。
自己PRの特徴
自己PRは「自分を企業に売り込むためにアピールするもの」です。自分のプロフィールを簡潔に伝える自己紹介とは違い、「自分の強みや能力が入社後にどう活かせるか」「働く意欲やモチベーションはどれだけ高いか」といったことを企業へアピールします。なお、アピールポイントを伝える際は、根拠となる具体的なエピソードも一緒に説明しましょう。事前に企業研究をし、応募先の企業が求める人物像をしっかり把握したうえで、自己PRすると効果的です。
質問の意図を理解したうえで回答しよう
先述したとおり、自己紹介の目的はコミュニケーションのきっかけ作りといえます。面接官から「自己紹介をお願いします」と言われているにも関わらず「自己PR」として回答してしまうと、「質問の意図を理解していないのでは?」という印象を与えかねません。また、面接の最初の質問である自己紹介で必要以上にアピールしてしまうと、あとで自己PRを聞かれたときに同じ回答を繰り返してしまう可能性も。面接官に「同じアピールポイントについて話している」と思われないためにも、質問の意図を正しく理解して答えることが大切です。
面接の自己紹介で伝えると良い5つの項目
「面接の自己紹介で何を伝えたら良いか分からない」という人もいるでしょう。以下では、面接の自己紹介で伝えると良い内容を5つ紹介するので参考にしてください。
1.学校名や氏名といった基本情報
自己紹介では、最初に自分の氏名や経歴を伝えましょう。在学中であれば、「◯◯大学◯◯学科で◯◯を専攻中の◯◯(氏名)と申します」といったように、通っている大学や学部、学科、専攻と氏名を簡潔に述べます。転職活動の場合は、前職で担当していたことなどを述べると良いでしょう。
2.面接で深堀りしてほしいこと
氏名や経歴を述べたら、面接中に深堀りしてほしい内容について触れましょう。たとえば、大学の部活動で努力した点をアピールしたい場合、「大学では◯◯部に所属し、リーダーを務めていました」などと伝えます。深堀りされるまでは軽く触れる程度にし、面接官に詳しい説明を求められたらアピールするのがポイントです。
3.自分の性格や強み
自己紹介で自分の長所や強みについて軽く触れておくのもおすすめです。ただし、長所や強みは履歴書やエントリーシートを見れば分かるうえに、面接でも質問されやすい内容といえます。そのため、自己紹介で詳しく伝えるのは避け、「◯◯が得意です」「◯◯が長所です」と一言で伝えると良いでしょう。
4.趣味や特技
面接官に興味を持ってもらえそうな趣味や特技があれば、自己紹介で伝えておくと良いでしょう。先述したとおり、自己紹介は、面接官にとってコミュニケーションのきっかけづくりである場合も考えられます。そのため、面接官と自分の趣味や特技の話をすることで、緊張感を和らげられる可能性もあるでしょう。また、自分の個性や強みをアピールできる趣味や特技を選び、自己PRの要素を盛り込むのもおすすめです。
5.挨拶
自己紹介の最後は、入社への抱負を簡単に伝えるとともに、「本日はどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶で締めくくりましょう。挨拶をしっかりすることで、ビジネスマナーが身についていることをアピールできる可能性があります。「以上です」と単に締めくくるのではなく、笑顔で挨拶することで、第一印象アップを目指しましょう。
面接での自己紹介の回答例文
面接で自己紹介を求められたら、先述した5つの項目を踏まえて回答しましょう。以下では、自己紹介の例文を「就活生向け」「既卒者向け」「転職者向け」に分けて紹介しています。「自己紹介でどう答えれば良いか分からない」という場合は、参考にしてみてください。
就活生向け
新卒の場合は、先述した5つの項目をできる限り盛り込むことを考えましょう。
例文
「◯◯大学◯◯学部◯◯専攻の、就活太郎と申します。大学ではサッカー部のキャプテンを務めていました。そこで培ったコミュニケーション能力と行動力は自分の強みです。趣味は旅行で、最近ではサッカーの聖地、イングランドのウェンブリー・スタジアムへ行ったことが印象に残っています。御社の営業職では、自分のコミュニケーション能力と行動力が活かせると考えています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
既卒者向け
既卒の場合は、卒業から現在までどのように過ごしてきたかを述べるのがポイントです。卒業後すぐに就職活動をしなかった理由を具体的に伝えると良いでしょう。
例文
「就活次郎と申します。本日は貴重な機会をいただきありがとうございます。私は、◯◯年◯月に◯◯大学を卒業いたしました。大学では、文学部のフランス文学を専攻していました。そこでフランスの文化について興味を持ち、卒業後、半年間パリへ留学していました。自分のやりたいことを優先して就職活動を後回しにしてしまったことに関して、やや見切り発車であったと感じています。しかし、パリのレストランで働いた経験は、その後の自分の価値観に大きな影響を与えていると思います。現在はパリでの経験を活かし、ホテルのアルバイトで基本的な接客マナーと観光客対応について勉強中です。本日は、どうぞよろしくお願いいたします」
転職者向け
転職者は、現在に至るまでのキャリアを伝えましょう。前職で学んだことや得たことを簡単に伝えたうえで、転職後の抱負を短くまとめるのがおすすめです。
例文
「就活花子と申します。私は5年間、アパレル会社の販売職として接客業務に従事しておりました。2年目で店長、3年目で新宿エリア全体のトレーナーとして、スタッフの教育とお店の売上向上に務めてまいりました。そこで私が学んだのは、従業員の満足度が低いと売上にも結びつかないということです。まずは、御社の販売職を通して教育担当を目指し、将来はスタッフ1人ひとりの個性を尊重した指導ができる人材になりたいと考えています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
効果的な自己紹介にする3つのチェックポイント
自己紹介をより良い内容にするためにはどうすれば良いのでしょうか。以下では、自己紹介を作成する際の3つのポイントを紹介します。効果的な自己紹介を作成するための参考にしてください。
1.応募書類の内容と合致させる
自己紹介をするときは、エントリーシートや履歴書に記載した内容と合致させましょう。話したことと応募書類に書いた内容が食い違っていては、説得力に欠けてしまいます。また、場合によっては面接官から「嘘をついているのでは?」と疑われてしまう恐れも。自己紹介を回答する際に提出した応募書類の内容と食い違いが生じないよう、あらかじめアピールポイントなどをメモしておくと良いでしょう。
2.1分程度でまとめる
自己紹介は、1分ほどで話せるよう簡潔にまとめましょう。1分間で話すのに必要な文字数は、250文字から300文字程度が目安です。ただし、企業によっては30秒や2分、3分などと時間を指定される場合もあるので、それぞれのシチュエーションに対応できるよう事前に内容を考えておくと安心でしょう。
3.声の大きさや表情に気をつける
自己紹介は面接で最初に聞かれる質問のため、答え方次第で第一印象が決まるといっても過言ではないでしょう。そのため、回答する際は内容だけでなく、声の大きさや表情まで意識するのがポイントです。履歴書やエントリーシートの内容を丸暗記して淡々と話していると、面接官に熱意が伝わりにくくなってしまいます。明るくハキハキと話すのはもちろん、聞き取りやすい声の大きさやトーンを心がけましょう。また、適度なアイコンタクトを行い、笑顔や姿勢に気を配ることも大切です。
「面接の自己紹介で良い印象を与えられるか心配」という方は、鏡に向かったり、家族や友人を相手にしたりして練習を繰り返すと良いでしょう。また、エージェントを利用して、プロの視点でチェックしてもらうのもおすすめです。
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面接での自己紹介以外の質問に関するFAQ
採用面接では、自己紹介以外にも頻出されがちな質問が存在します。以下では、自己紹介以外でありがちな質問例と答え方のコツについてまとめているので、面接対策をする際の参考にしてください。
当社を志望した理由について教えてください
志望動機は、新卒・中途に関わらず面接で聞かれやすい質問の1つです。会社側がこの質問をする意図は、「候補者の入社意欲」や「企業との相性」を見極めるためと考えられます。そのため、熱意が伝わる内容にするのはもちろん、「応募先企業だからこそやり遂げたいこと」を伝えて、入社後に自分の能力をどう活かせるかをアピールすることが大切です。なお、履歴書などの応募書類にも志望動機欄が設けられている場合が多いため、回答内容との食い違いがないよう注意しましょう。効果的な志望動機の書き方については「志望理由・動機の例文を解説!書き方の流れや作成時のポイントも紹介」のコラムをご覧ください。
これまでの職歴を教えてください
中途採用の場合は、現在までの職歴を問われる可能性が高い傾向にあります。この質問から企業側がチェックしているのは、「候補者の能力」「仕事に活かせる経験があるか」「どのような採用メリットがあるか」などでしょう。職歴について答えるときは、前職の経歴を淡々と伝えるのではなく、「◯◯で売上15%アップに貢献した」など、具体的な数字を用いてアピールするのがポイントです。また、自分がどのように応募先企業へ貢献できるかを伝えることで、面接官は入社後に活躍する姿をイメージしやすくなるでしょう。職歴の答え方については、「面接での職務経歴の答え方を例文つきで紹介!転職が多い場合の対処法も解説」のコラムでも回答例を記載しているので参考にしてみてください。
差し支えなければ、前職の退職理由を教えてください
転職活動での面接の場合、前職の退職理由を聞かれることが多いようです。企業側が退職理由を聞く意図は、「採用してもまた辞めてしまうのではないか」「本人に問題があるのではないか」といった疑問を払拭するためといえるでしょう。前職の退職理由について答えるときは、「前向きな内容」「志望動機に繋がる理由」にするのがポイント。前職の会社に対する不満を述べるのは避け、「スキルアップのため」などのポジティブな内容に言い換えましょう。退職理由の答え方についてさらに詳しく知りたい方は、「転職理由と退職理由に違いはある?思いつかないときの対処法も解説」のコラムを参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。