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1年未満に転職すると不利になる?メリットやデメリットと成功のコツ
更新日
この記事のまとめ
- 転職して1年未満の退職は、次の採用選考でネガティブな印象を持たれる可能性がある
- 現職が合っていない、過重労働を強いられているなどの場合は1年未満での転職もあり
- 新卒入社後1年未満の転職なら第二新卒として扱われる
- 1年未満で転職する場合は、転職回数を問わない企業の求人を検討するのがおすすめ
- 面接で好印象を与えるためには、ネガティブな転職理由をポジティブに言い換えよう
「転職して1年未満で仕事を辞めても大丈夫?」と疑問に思う方もいるでしょう。1年未満での退職はマイナスイメージを持たれる恐れがありますが、状況によっては短期での転職が望ましい場合もあります。このコラムでは、転職後1年未満の場合に退職を検討したほうが良いケースや転職するメリット・デメリットを解説。転職を成功させるコツも紹介します。1年未満で転職する不安や悩みを解消し、自分に合った仕事に就きましょう。
転職までとりあえず1年は続けた方が良い?
「転職後1年未満で辞めると求職活動時のマイナス要因になるのでは?」と悩む方もいるかもしれませんが、現職を続けるべきかどうかは状況によって異なります。たとえば、「現職が明らかに自分に合わない」「パワハラやいじめに遭っている」といった場合は、入社後1年未満でも再転職が望ましいでしょう。
中途採用の選考においても1年未満の転職によってマイナスイメージを持たれるとは限らないため、現状を把握して自分に合った選択肢を見つけることが大切です。
1年未満で退職を繰り返すと中途採用で不利になる?
1年未満での転職を2回以上繰り返している場合、中途採用の選考で不利になる可能性があります。企業は、短期転職の経歴が多い応募者に対して「採用してもすぐに辞めそう」と考えることがあるようです。
しかし、企業が選考の際に確認するのは職歴だけではありません。転職回数や在籍期間に不安がある方は、書類選考や面接の対策をしっかりと行い、企業に対して積極的に自己アピールするのがおすすめです。短期間での転職を繰り返している場合の原因を知りたい方は、「短期間で転職を繰り返す理由は?自分に合う会社を見つける方法も解説!」もご一読ください。
転職して1年未満でも退職を検討した方が良いケース
現職が自分と合っていない場合は、入社後1年未満でも退職を考えてみましょう。また、企業から過重労働を強いられたり、職場でパワハラがあったりする場合も転職を考えるのがおすすめです。「とりあえず1年頑張ろう」と無理をして働き続けると、体調不良につながりかねません。転職の採用選考の際にやむを得ない理由で退職した旨を伝えることで、入社から1年未満でも面接官からの理解を得やすくなるでしょう。
現職が自分の適性やビジョンと明らかに合わない
現職が自分と明らかに合っていない場合は、入社後1年未満でも転職を検討することをおすすめします。合わない仕事を無理に続けると、モチベーションの低下やストレスにつながる可能性があるでしょう。
たとえば、大学で学んだことを仕事で活かせなかったり、現職を続けても理想のキャリアプランを叶えられなかったりするなら、仕事が自分と合っていないとも考えられます。「スキルを活かせない」「成長できない」と感じたら、思い切って転職するのも一つの手段です。
過重労働を強いられている
過重労働を強いられている場合は、転職を検討しましょう。労働基準法の第36条では、時間外労働(残業)の上限が月に原則45時間と定められており、これを超えると違法の可能性があります。
また、36協定が結ばれていない場合は、基本的に1日8時間、週40時間以上の労働はできません。そのため、過重労働かどうかの判断は、特別な事情や契約の締結がなく月平均の残業時間が45時間を超えるかが目安の一つになるでしょう。勤め先で残業が多く、労働時間の管理が曖昧な場合は、「残業70時間は問題ない?毎月続くと体調に影響がでる可能性も?」も参考にしてみてください。
参照元
e-Gov法令検索
労働基準法
パワハラやいじめに遭っている
社内でパワハラやいじめがあれば、転職を検討してみましょう。職場環境によっては、体調を崩してしまう場合があります。具体的には、職場で暴力を振るわれたり、暴言をはかれたりすることなどがパワハラの一例。また、集団で特定の個人を無視して孤立させるといった状況は、いじめに当たるでしょう。
このような状況を自分だけの力で変えるのは難しいもの。辛い環境で働き続けると心身の不調にもつながるため、転職に向けた行動を起こすのがおすすめです。職場のパワハラに悩んでいる人は「パワハラはどこに相談する?24時間無料の窓口や労働基準監督署などを紹介」を参考にしてください。
1年未満で転職した人の割合
転職した方のなかには、入社後に短期間で退職する方もいるようです。以下では、転職者のうち1年未満で前職を辞めた人の割合をまとめました。1年未満での退職に躊躇いや不安を感じる場合は参考にしてみてください。
前職を1年未満で退職した20代・30代の割合
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」から転職した20代・30代のうち、前職を1年未満で退職した人の割合を表でご紹介します。
【直前の勤め先の通算勤務期間】
6ヶ月未満 | 6ヶ月以上1年未満 | |
---|---|---|
20~24歳 | 14.6% | 21.5% |
25~29歳 | 7.9% | 10.5% |
30~34歳 | 4.8% | 7.7% |
35~39歳 | 4.3% | 10.9% |
参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況(16p)」
調査によると転職した人のうち前職を1年未満で退職した人の割合は、20代前半で3割以上、20代後半から30代後半までで1割以上です。特に20代前半の場合、1年未満で退職した人の割合は35%以上にもおよびます。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
新卒入社後に1年未満で退職した人の割合
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」から2022年3月に卒業し、新卒として就職した人のなかで1年目に退職した人の割合をまとめました。
【新規学校卒業就職者の1年目の離職率(2022年3月卒業)】
学歴 | 1年目の離職率 |
---|---|
中学 | 31.9% |
高校 | 17.8% |
短大等 | 19.2% |
大学 | 12.0% |
参照:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」
調査の結果、高校や短大、大学などを卒業後に新卒として働いた人のうち、1割以上が入社から1年までの間に退職していることが分かりました。中学校を卒業後に就職した人は、3割以上が1年以内に退職しています。新卒として入社した方の離職率については、「新卒入社の離職率はどれくらい?理由についても解説」のコラムもあわせてご参照ください。
参照元
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
1年未満で退職したフリーターの割合
「若者しごと白書2024」によると、正社員として働いた経験のあるフリーターの退職までの期間は次のとおりです。
【就職してから退職までの期間(フリーター)】
退職までの期間 | 退職した人の割合 |
---|---|
3ヶ月未満 | 7.4% |
3~6ヶ月未満 | 11.7% |
1年未満 | 14.3% |
2年未満 | 22.9% |
3年未満 | 16.9% |
3年以上 | 26.8% |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書(9p)2024」
表を見ると、正社員の経歴を持つフリーターのうち、33%以上が1年未満で退職しているようです。就職後3年未満に辞める人が約75%いることからも、早期退職の割合が低くないことが分かるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
転職して1年未満で「退職したい」と感じる理由
就職・転職して1年未満で退職を考える理由として、入社前後のイメージのギャップが挙げられます。また、職場の雰囲気や社風とのミスマッチ、人間関係や労働条件の悩みも、新卒や中途採用で入社した方が1年未満で退職する原因の一つです。
仕事内容がイメージと異なった
入社前に想像していた仕事内容と実際の業務の違いは、1年未満で退職を考える理由の一つです。たとえば、一口に「事務職」といっても、事務作業だけを担当する企業があれば、総務的な業務を行う企業もあるでしょう。職種に対するイメージだけで就職先や転職先を選ぶと早期離職につながりやすくなってしまいます。
転職先の環境や社風と合わない
自分の考え方や性格、理想の働き方と企業の社風や環境が合わないことも1年未満の転職につながる理由です。企業の内情は、実際に働いてみないと分かりません。業務に適性があっても職場の雰囲気や考え方が自分に合わないと、働き続けることが難しくなってしまうでしょう。
人間関係に悩みがある
一般的に職場の人とは一日約8時間をともに過ごします。そのため、人間関係が良くないと仕事にも影響をきたす可能性があるでしょう。人間関係のトラブルが大きなストレスになれば、1年未満であっても「合わない」と感じた時点で転職を決意する方がいるようです。「人間関係で仕事を辞めるのはあり?ストレスになる理由や対処法などを解説」のコラムで人間関係と退職について説明しているので、あわせてご確認ください。
求人内容と労働条件が異なった
求人情報を見て応募し、実際に働いてみると条件や給与などが異なった場合、転職後1年未満でも退職を考えるきっかけになるでしょう。労働条件について上司や人事担当者と話し合っても問題が解決されないことも。特に求人情報と比べてあまりにも待遇が悪いと「ブラック企業なのでは…?」と心配になり、退職を検討する方がいるようです。
1年未満で転職するメリット
1年未満で転職することで、より自分に合う企業や仕事を見つけて、長く働き続けられる可能性がある点はメリットといえます。また、新卒で入社し1年未満で転職する方は、「第二新卒枠」を設けている企業の求人に応募が可能です。前向きな気持ちで転職活動するためにも、あらかじめメリットを確認しておきましょう。
早い段階で自分に合った仕事に変えて経験を積める
前職をミスマッチや適性がないという理由で転職する場合、1年未満での退職はメリットになると考えられます。自分に合っている仕事に早い段階で取り組めると、より長い期間を掛けてスキルや経験を積めるでしょう。
また、自分の適性に合う仕事なら成長のチャンスを掴みやすい可能性があります。自分に向いていないと思う仕事を長く続けるよりも、「合っていない」「適性がない」と分かった時点で早めに転職活動をするのも一つの選択肢といえるでしょう。新卒入社1年未満での転職を考えている方は、「新卒ですぐ転職は厳しい?離職率や気を付けるべきポイントを解説」もあわせてご覧ください。
新卒入社後の転職であれば第二新卒として扱われる
新卒として入社し1年未満で転職する場合は、一般的に「第二新卒」として扱われます。第二新卒の方は社会に出て間もないため、企業から「豊富な経験や実績がなくても大丈夫」と判断されやすいでしょう。志望度の高さを評価されたり企業が求める人材に合致したりすれば、前職での成果が少なくても第二新卒枠で採用される可能性が高いといえます。
基本的なビジネスマナーが身についている
前職の勤務歴が1年未満の場合も、正社員として働いた経験があることは第二新卒の強みの一つに挙げられます。社会人として働いた期間に身につけた一定のビジネススキルがあれば、面接で積極的にアピールしましょう。電話応対やメールの返し方など、ビジネスに必要なマナーが身についた第二新卒の方は、企業にとって魅力的な存在といえます。「新卒」と比べて教育コストがかからない点で、「第二新卒」であることがプラスに評価される場合も十分にあり得るでしょう。
1年未満で転職するデメリット
就職・転職して1年未満で退職する場合、転職に活かせるスキルが十分に身につかなかったり、ローンの審査に通りにくくなったりする恐れがあります。デメリットを踏まえたうえで、転職について考えてみましょう。
転職に活かせる十分なスキルが身につかない
スキルが少ない状態で転職活動を行うと、前職の経験を志望先の企業にアピールしにくくなります。たとえば、先輩の補助として仕事をした経験しかない場合、「強みになるスキルや知識が少ない」と判断される可能性があるでしょう。
また、前職で身につけたスキルがあったとしても、経験が1年未満の場合、企業に理解してもらいにくい可能性も。転職活動をするにあたって、自分の強みをアピールするために自己分析や企業研究をして、業務で活かせることを明確にする必要があります。
30代以降はスキルがないと転職で不利になりやすい
20代の場合は若さが強みの一つとなるため、ポテンシャルで採用してくれる企業も多いようです。しかし、30代や40代以降になると即戦力としての活躍を求められる傾向があります。そのため、前職でのスキルや知識が十分でない場合は、転職で不利になることも考えられるでしょう。
アピールできるスキルに自信がない場合は、未経験者歓迎の求人に絞って探してみるのがおすすめ。また、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力など、幅広い仕事に役立つスキルをアピールするのも一つの手段です。
1年未満で転職を検討している30代の方は「30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ」のコラムをご覧ください。未経験から挑戦しやすい職種を紹介しています。
住宅ローンや自動車ローンなどが通りにくくなる
就職・転職してから1年未満で退職した場合、ローンの審査が通りにくい可能性があります。自動車や住宅のローンを組むときは、年収のほかに勤務先と勤続年数も審査の対象です。就職・転職後1年未満で退職すると「安定した収入が見込めない」と判断される恐れがあるため、審査の通過が厳しくなる可能性が考えられます。金融機関によっては、勤続年数が1年未満だと審査対象外になることも。これから車や家の購入を検討している方は、ローン審査の条件も把握しておきましょう。
転職して1年未満でも産休や育休を取れる?
2024年10月現在、転職後1年未満の場合も産休や育休を取得できます。ただし、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の第6条によると、労使協定で「雇用期間が1年未満の人は育児休業の取得対象外」と定められている場合は、育休を取れません。なお、出産手当金は、健康保険の加入期間に関係なく支給されるため、転職してから1年未満でも要件を満たせば受け取ることが可能です。ただし、退職で資格がなくなった後に受け取る場合は、被保険者の期間が1年以上ないと支給対象外になるため、注意しましょう。参照元
e-Gov法令検索
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律
転職して1年未満での退職が面接時に与える影響
1年未満で退職した場合、次の転職先で「すぐに辞めてしまうのでは」と面接官にマイナスな印象を持たれる可能性があります。早期離職に対するイメージを払拭するためには、1年未満での転職理由を明確に伝えることが重要です。
「すぐに辞めてしまうのでは?」と懸念されやすくなる
早期転職を繰り返した場合、「すぐに辞めてしまいそう」と思われやすくなります。履歴書を見ただけでは「1年未満で退職していること」しか伝わらないことも。たとえ、短期間での退職の原因が企業側にあっても、「ストレス耐性がない」「継続力がない」といった印象を抱かれてしまう可能性があるでしょう。
さらに、面接時には「なぜ1年未満で退職したのか」と質問されることも。企業は、採用コストを考えて長く働いてくれる人を積極採用する傾向にあります。そのため、すぐに辞めやすい印象を払拭できるような志望動機や転職理由を考えてみましょう。
履歴書に空白期間があっても中途採用の選考は大丈夫?
退職してから次の企業に転職するまで期間が空くと、履歴書の職歴欄に空白期間ができます。空白期間が長くなると中途採用の選考の際に採用担当者の理解を得られず、採用が見送られる可能性も。ブランクがある場合は、空白期間に何をしていたかを面接で説明できるように準備しましょう。履歴書の空白期間が心配な方は「履歴書に空白期間はどう書く?フリーターやニートなど状況別に解説」もご一読ください。
1年未満の職歴で転職を成功させる6つのコツ
職歴が1年未満の場合も「転職の目的を明確にする」「発言はポジティブな内容にする」といったコツを押さえれば、転職の成功は可能です。また、転職回数を問わない企業の求人に応募すると、1年未満の退職や2回以上の転職でも不利になりにくいでしょう。
1.転職の目的を明確にしてミスマッチを防ぐ
長く働ける企業への転職を成功させるためには、ミスマッチを防ぐことが大切です。「何のために転職するのか」「どのような企業に転職したいか」をしっかりと考え、目的を達成できる企業への入社を目指しましょう。
現職の環境や仕事内容が合っていないと感じる場合は、企業分析や情報収集に力を入れるのがおすすめです。目的や希望を明確にしておけば、理想に合った企業への転職に近づけるでしょう。
2.転職理由と志望動機はポジティブな内容にする
転職理由や志望動機はポジティブな内容にして、面接官に前向きな転職であることを伝えましょう。転職理由が「やりたい仕事を任せてもらえなかった」「職場に馴染めなかった」といったネガティブな内容では、「入社しても環境のせいにしてすぐ辞めそう」と面接官が懸念する可能性があります。
前職への不満が原因で転職したとしても、表に出さない方が無難です。ネガティブな理由はできるだけポジティブな転職理由や志望動機に変えて、面接官から「魅力的な人材だ」と思われるような工夫をしましょう。
ネガティブな理由をポジティブに言い換える場合の例
転職理由を「ネガティブ」から「ポジティブ」へ言い換える場合の例を以下に挙げました。
- ・人間関係が嫌で退職をした→より強固なチームで協調性を持ちながら働きたい
- ・ノルマが厳しくて退職をした→丁寧な仕事がしたい
- ・残業や休日出勤が嫌で退職をした→ワークライフバランスを保ちながら長く働きたい
転職の選考では、現職で叶えられないことをポジティブな転職理由にして伝えるのがコツです。
3.将来図を具体的に伝える
入社後1年未満の転職では、志望先企業で実現したい具体的な将来図を伝えるよう意識してみてください。具体的な将来図を伝えることで、面接官に「長く働いてもらえそう」と印象づけられる効果があります。
なお、将来図を具体的にするには自己分析や企業研究をし、自分のやりたいことや志望先企業に求めることを明確にすることが重要です。自己分析や企業研究が十分にできていないと、新しい転職先でもミスマッチが起こり、また1年未満で退職してしまうことも考えられるでしょう。将来図は、転職を成功させるだけでなく、自身が長く働く職場探しにも役立ちます。転職によって自分がどのように成長したいかイメージし、なるべく具体的な内容にしましょう。
4.前職の批判は避ける
労働環境や仕事内容などへの不満が原因で退職した場合でも、志望企業の面接ではなるべく前職の批判を控えましょう。批判を中心に話すと、「文句ばかり言いそう」というイメージを持たれる可能性があります。前職に問題があった場合は、「どのような対処法を見つけたか」を伝えて問題解決力をアピールするのがおすすめです。
5.転職回数を問わない企業の求人を探す
人材募集している企業のなかには、転職回数不問の求人を出しているところがあります。転職回数を問わない企業なら、1年未満の経歴や2回目の早期離職でも、マイナスイメージを持たれることは少ないでしょう。1年未満で転職を繰り返している方や自分の職歴に自信がない方は、転職回数を問わない企業の求人に注目することをおすすめします。
6.転職エージェントを活用する
1年未満で退職した経歴が不安な場合は、転職エージェントを活用するのも一つの手。転職エージェントは、志望動機の添削や面接対策などのサポートを行ってくれるため、1人で転職活動するのが不安な方には特におすすめです。また、面接スケジュールの調整や条件交渉を代行してくれるサービスもあり、在職中でも効率的な転職ができるでしょう。
転職エージェントの利用を考えている方は、「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く使い倒すコツ」もぜひチェックしてみてください。
1年未満の転職理由を聞かれたときの答え方の例文
中途採用の選考では、前職を辞めた理由を聞かれることがあります。1年未満で転職する場合は、理由を明確に答えたうえで向上心や意欲を伝えると、志望企業の採用担当者に「採用しても辞めてしまうのでは」と思われにくいでしょう。以下では、1年未満で転職した理由を聞かれたときの答え方を例文付きで解説します。
労働環境が理由で辞めた場合の例文
「現職では、入社してから残業時間が●時間を超える日が続いています。増員やリモートワークも提案しましたが受け入れられませんでした。休日出勤もあり、スキルアップのための勉強に時間をかけられないと退職を決意した次第です。ワークライフバランスを重視している御社では、休日に資格取得の勉強を行い、事業に貢献したいと思います」
たとえば、残業時間が長く1年未満で退職した場合、具体的な時間を伝えると理解を得やすいでしょう。「時間ができたら勉強したい」と伝えることで、向上心のアピールにもつながります。短期間で退職し、中途採用の面接を受ける場合は、「早期退職の理由を聞かれたら?面接での伝え方や回答例を9つ紹介!」もチェックしてみてください。
やむを得ない理由で退職した場合の例文
「●ヶ月前に父の介護が必要となり退職いたしました。現在、父は日常生活を送れるほど回復しましたので、私は業務に集中できます。前職で培った△△の知識を活かし、御社に貢献したいと考えて志望しました」
親の介護のようにやむを得ない理由で退職した場合は、志望企業の採用担当者へ正直に伝えるのがおすすめです。1年未満で退職した経験があるなら、「状況が改善した」「スキルを活かして頑張る」などと伝えると、企業側が「早期退職するのではないか」と不安を抱きにくいでしょう。
自分に原因があった場合の例文
「自己分析が不足し、向いていない●●の仕事に就いて上司や同僚に迷惑をかけてしまいました。自分自身を見つめ直し、転職活動に取り組んでいます。自己分析により△△職で御社の事業に貢献したいと感じたため、転職を決意いたしました」
自分に原因があり1年未満で転職することになったら、正直に非を認めることも大切です。反省点に加えて、今後同じ失敗をしないように改善に向けて取り組んでいることを伝えると、企業に理解してもらえる可能性があるでしょう。
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転職後1年未満の場合によくある疑問
以下では、転職後1年未満の場合によくある疑問をまとめました。転職したあとに疑問点がある方はぜひ参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。