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転職の悩み

「転職したいけど何がしたいかわからない」解決策は?適職探しのコツを紹介

職種

2025.06.30

この記事のまとめ

  • 転職したいけど何がしたいかわからない主な原因は、自己分析の不足や職業をあまり知らないことなど
  • 転職で叶えたいことや自分の「好き」「得意」を整理すれば、したいことが明確になりやすい
  • 何がしたいかわからないまま転職活動をすると、仕事探しが長引いたりミスマッチが生じたりする
  • どうしても何がしたいかわからないなら、転職エージェントに相談するのがおすすめ
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「転職したいけど何がしたいかわからない」という悩みを抱えている方もいるでしょう。自分を客観視できていなかったりなりたい姿が明確でなかったりすると、したいことも見えづらいもの。まずは転職理由や自分の強みを整理することから始めてみましょう。

このコラムでは、転職したいものの何がしたいかわからない方がやりたい仕事を見つけ出す方法を解説します。年代別の転職成功のコツもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  • 転職したいのに何がしたいかわからない…その原因とは?
  • 転職したいのに何がしたいかわからないときの解決策
  • 転職したいけど何がしたいのかわからない人の特徴
  • 年代別!何がしたいかわからない状態から転職を成功させるコツ
  • 転職を考え直したほうが望ましい人の特徴
  • 何がしたいかわからないまま転職活動を進めるリスク
  • 転職活動を行う前に確認しておきたいポイント
  • 転職で何がしたいかわからないときによくある質問

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  • 沼田 絵美
    沼田 絵美
    国家資格キャリアコンサルタント
    プロフィール詳細
  • 大久保 圭祐
    大久保 圭祐
    国家資格キャリアコンサルタント / 国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
    プロフィール詳細

転職したいのに何がしたいかわからない…その原因とは?

 

転職したいのに何がしたいかわからない…その原因とは?の画像

 

「転職はしたいものの、何がしたいかわからない」と悩んでしまう原因として、自分自身への理解が足りていなかったり、仕事のやりがいや目標を見いだせていなかったりすることなどが考えられます。「何がしたいかわからない」現状を変えるには、まず原因を明確にすることが大切です。
ここでは、何がしたいかわからなくなる主な原因を紹介するので、自分に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

沼田 絵美

沼田 絵美

「転職したい!……けど転職して何がしたいかはわからない……」こんなときは、今の仕事や生活に欠けているものが何か、それを言葉にするところから始めてみましょう。現職で欠けているものは「やりがい」?「お金」?「時間」?「成長」?
「したいこと」はまだぼんやりしていても、「今の自分の人生に欠けているもの」は言葉にしやすいことがあります。

転職で何がしたいかわからない原因

  • 自分の強みを理解できていない
  • 仕事にやりがいや意義を見いだせていない
  • キャリアビジョンがはっきりしていない
  • 「現在の仕事が嫌」という理由で転職しようとしている
  • 転職を本気で考えていない
  • 世の中の業界や職種の知識が不足している

1.自分の強みを理解できていない

自分の強みを理解できていないと、「何がしたいかわからない」という悩みが生じやすくなります。自分自身のもっているスキルや特性を客観視できず、それを活かせる仕事やキャリアの方向性も見失ってしまう恐れがあるためです。
たとえば、今の仕事に大きな不満がなくても漠然と「何か違う気がする」「もっと自分に合う仕事がある気がする」という気持ちを抱いている場合は、転職活動で迷ってしまうことも考えられます。

大久保 圭祐

大久保 圭祐

自分の強みを見つけるには、周りから評価されたことを具体的に整理することが大切です

自分の強みを見つけにくいと感じるときは、日々の経験を振り返る機会が少なく、あなた自身の特性を客観的に見られていない可能性があるでしょう。自分の強みは「自然にできたこと」や「周囲から褒められたこと」に隠れています。

たとえば、過去に「頼りにされた経験」や「成功した仕事」があれば、それを掘り下げてみましょう。「なぜそのとき上手くいったのか」を考えると、自分の特技や特性が見えてきます。
また、「自分の良いところを教えてほしい」と友人や同僚に聞いてみることも効果的です。たとえば接客業なら「顧客対応力」、チームワークなら「リーダーシップ」など導き出せるかもしれません。

まずは「褒められたこと」「成果を出したこと」をリストアップし、共通点を探してみてください。なかなかわからない場合は周囲に意見を求めたり、診断ツールを活用して自己理解を深めたりすることをおすすめします。自身の強みを自覚できれば自信が育まれ、転職に向けて次のステップを踏み出す力になるでしょう。

2.仕事にやりがいや意義を見いだせていない

「仕事にやりがいや意義を見いだせていない」というのも、転職で何がしたいかわからない原因としてありがちなパターンです。現職で仕事の面白さや達成感を得られていないと、転職に対しても前向きになれないでしょう。

仕事にやりがいを感じられない原因としては、「働きぶりを正当に評価してもらえないと感じている」「入社したばかりで上手く業務を進められない」などが挙げられます。また、仕事に対して消極的だったり目的をもてなかったりする場合も、やりがいを感じにくいでしょう。
現職にやりがいを感じられない方は、「仕事にやりがいがないと感じる原因とは?対処法も合わせて紹介」のコラムで自分なりの原因を探ってみるのがおすすめです。

3.キャリアビジョンがはっきりしていない

「転職後に何がしたいかわからない」という方は、理想のキャリアビジョンがはっきりしていない可能性があります。「将来こんな風に仕事をしていたい」という長期的なビジョンがあると、「そのために今何をすべきか」「目標実現のためにどういったキャリアを積めば良いか」がわかりやすいもの。しかし、将来像が明確でないと目標までの道筋が見えず、次に取るべき行動が不明瞭になってしまいます。

4.「現在の仕事が嫌」という理由で転職しようとしている

「とにかく現職が嫌だから」という転職理由の場合、「転職後に何がしたいかわからない」という状態に陥りがちです。現職への不満やいらだちを原動力に転職活動をしても、やりたい仕事はなかなか見つからないでしょう。

相性の良い転職先を見つけるには、「給料を最優先に考えたい」「充実した仕事を追求したい」「ワーク・ライフ・バランスを整えたい」などのように、仕事において重視したいことを明らかにする必要があります。無理に仕事探しをするのではなく、転職の軸を明確にすることから始めるのがおすすめです。詳しくは、「転職の軸の例文や面接での答え方を解説!作り方や具体例の一覧も紹介」のコラムをご参照ください。

仕事に満足していない理由は「給与」の割合が高い

ハタラクティブの「若者しごと白書2025 2-4. 仕事に満足していない理由 (p.20)」によると、正社員が仕事に満足していない理由の1位は「給与(33.6%)」。2位が「仕事に面白みを感じない(17.2%)」、3位が「人間関係の悪さ(11.8%)」と続きます。

転職活動を成功させるには、今の仕事に不満を感じている理由や背景を客観的に把握したうえで、「どうすれば今の悩みが解消するのか」「自分にとって満足できる仕事や働き方は何か」を探すことが大切です。まずは上記を参考に、今の仕事に満足していない自分なりの理由を整理してみましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025

5.転職を本気で考えていない

「何となく環境を変えたいが転職活動が大変そうなので行動に移せない」というように、転職を強く希望していない場合、何がしたいかわからない状態からなかなか脱せないこともあります。本気で転職を考えていないと、仕事を変えたあとに自分が何を成し遂げたいのかまで具体的に考えるのは難しいでしょう。

6.世の中の業界や職種の知識が不足している

世の中にある業界や職業の知識が不足していることが理由で、何がしたいかわからなくなることもあります。自分の適性や希望にぴったり合う職業があったとしても、その仕事の存在自体や仕事内容、働き方などの情報を知らないと転職先の候補として選べないためです。
結果的に、限られた選択肢のなかから仕事を選ばざるを得なくなり、興味のある仕事や自分に合っている仕事がないと感じてしまうでしょう。

自分が何がしたいかはわからないけれど、環境や待遇を変えるために転職活動をしたい人は、どのような軸・基準で転職活動をするのが良いでしょうか?

ハタラくん

沼田 絵美

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「自分の経験を高く買ってくれる会社」を考えてみましょう

「職場の雰囲気になじめない」「今の仕事にもう飽きてしまって熱意をもつのが難しい」「仕事そのものに不満はないが、給与など待遇面を同世代の友人たちと比較すると劣ることに気がついてしまった……」このようなきっかけで転職を考え始めた場合、転職して自分は何がしたいのだろう?と悩んでしまうのはよくあることです。

しかも、一度転職を考え始めると、現状を受け入れること自体がストレスになることも。そんなときは「自分のこれまでの経験や身についたスキル、磨いてきた能力を今よりも高く買ってくれる会社を探してみる」ことをおすすめします。

給与水準は業界や会社規模によっても異なるものです。「何がやりたいか」をいったん横において、社会人経験年数や経験職種、資格などさまざまな視点で年収や休日、勤務地などの条件に当てはまる会社を検索してみましょう。今よりも好条件の会社で、その新しい仕事にチャレンジしてみようと思えるかどうか、考えてみてください。

転職したいのに何がしたいかわからないときの解決策

 

転職したいのに何がしたいかわからないときの解決策の画像

 

「転職して何がしたいかわからない」という状態から抜け出し、やりたい仕事を見つけるためには、「転職理由や転職で叶えたいことを明確にする」「自己分析を行う」などの方法が有効です。
ここでは、何がしたいかわからないときに試したい、9の解決策をご紹介します。自分がやりたいことを見つけるヒントにしてみてください。

転職したいのに何がしたいかわからないときの解決策

  • 転職したい理由や転職で叶えたいことを明確にする
  • 自己分析で「好き」「得意」と感じることを整理する
  • 仕事のやりがいを見つける
  • キャリアの棚卸しをして現在の自分の市場価値を把握する
  • キャリアプランやライフプランから逆算する
  • 「やりたくない・なりたくない」ことを探してみる
  • 「何がしたいか」ではなく「何ができるか」を考えてみる
  • 視点を変えて新しい体験を積んでみる
  • 世の中にどのような仕事があるか調べる
  • 家族や友人といった身近な人に相談してみる
  • ハローワークや転職エージェントのサポートを受ける

1.転職したい理由や転職で叶えたいことを明確にする

転職したいものの何がしたいかわからなくなってしまったときは、転職したい理由や転職をして叶えたいことを明確にすることが大切です。今の仕事に不足していることや転職先に求めることがわかれば、やりたい仕事のヒントを見つけられる場合があります。

たとえば、「今の仕事がつまらない」という理由で転職を考えている場合は、「なぜつまらないのか」を深掘りしてみましょう。理由を突き詰めて考えると「単調な仕事ばかりで張り合いがない」「チームプレイが好きなのに個人主義の職場で物足りない」など、人によってそう感じる背景はさまざまです。
転職したい理由の背景を考えることで、「臨機応変な対応が必要な仕事が向いているかも」「協調性が重視される仕事を探してみよう」など、仕事探しの手がかりを得られる可能性があるでしょう。

同様に、転職して叶えたいことも考えてみるのがおすすめ。「自分に合った仕事を見つけてつまらないと感じる現状を変えたい」という場合は、自己分析を丁寧にやり直してみたり世の中の仕事を調べてみたりと、解決のためにやるべきことが明確になる効果が期待できます。

仕事内容より待遇やプライベートを重視する考え方もある

就職・転職活動では、仕事内容より待遇やプライベートを重視する考え方もあります。特に、「仕事に面白さややりがいを求めていない」「給与・待遇やプライベートとの両立が大切」という場合、無理にやりたい仕事を探そうとすることで、かえって「したいことがない」と悩みが深まってしまうこともあるでしょう。

そのため、割り切って条件面を重視する選び方をするのも一つの手です。給与や労働環境、ワーク・ライフ・バランス、福利厚生などの労働条件を調べ、転職して特に改善させたい項目や転職に求める条件を明確にすれば、転職活動の方向性が見えてくるでしょう。
ただし、条件面を重視する場合も、仕事との適性や相性を確認する必要はあります。この項では適性や仕事でできることを見極める方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

転職を考えるきっかけになりやすいポイント

ハタラクティブの「若者しごと白書2025 3-4. 就職活動・転職活動を始めたきっかけ」によると、正社員が転職を考えるきっかけの上位5つは、以下の通りでした。
  • ・給与が低い(43.4%)
    ・やりがい・達成感がない(25.6%)
    ・人間関係が悪い(22.2%)
    ・残業や休日出勤が多い(15.2%)
    ・企業や業界の将来性が不安(12.9%)
上記より、給与面や仕事のやりがい、人間関係の悪さなどが転職を考えるきっかけになりやすいことがわかりました。いずれも仕事の満足度やモチベーションに直結する要素であり、仕事をするうえで重視されやすい項目でもあります。転職を考えている方は、上記も参考に、自分にとって重要度の高い項目を考えてみましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025

2.自己分析で「好き」「得意」と感じることを整理する

何がしたいかわからない状態から抜け出すには、自己分析で「好き」「得意」と感じることを整理するのも有効です。仕事での経験や性格を客観的に見つめ直すことで自分自身の能力や強み、仕事に対する価値観が明確になり、自分に合った転職先を探す手がかりを得られます。

自己分析では、まず仕事やプライベートの経験で「好き」「得意」と感じた作業や出来事を振り返り、リストアップすることから始めましょう。次に、一つひとつのエピソードに対して「なぜ好きと感じたのか」「なぜ得意なのか」と深掘りします。
たとえば、「受付業務が好き」という場合、「なぜ好きと感じたのか→人と接する仕事が楽しいから」というように少しずつ掘り下げてみるのがポイント。「接客の仕事が向いているかも」「人と関わる機会が多い仕事を探してみよう」のようなヒントを得られるでしょう。

また、自己分析では自分を主体として好きや得意を掘り下げる「自分軸」と、身近な第三者の評価や意見から物事の向き不向きを判断する「他人軸」があります。転職活動では他人軸を参考にしつつ、自分軸での考え方を優先することが大切です。「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムも参考にしつつ、ぜひ取り組んでみてください。

何がしたいかわからないときは適職診断も有効

転職で何がしたいかわからないときは、適職診断を活用するのもおすすめです。適職診断とは、考え方や性格に関するいくつかの質問から、適性に合っている仕事を提案してくれるツールのこと。無料で試せるサービスもあるので、気軽に活用できるのが魅力です。

ただし、適職診断では、「やりたいこと」ではなく「向いていること」を軸とした結果が出ます。また、限られた質問から適職候補を分析するため、必ず自分に合っている仕事を紹介してくれるとは限らないことも。あくまで参考として捉えつつ、自分の興味関心が向く仕事がないか探す際の手助けとして活用してみましょう。

ハタラクティブでも、1分程度でできる適職診断をご用意しています。このコラムの上部から診断できるので、ぜひ試してみてください。

3.仕事のやりがいを見つける

現在の仕事内容のなかでどのような作業にやりがいを感じるのかを見極めるのも、「転職後に何がしたいかわからない」という状態から脱する方法の一つです。仕事をするうえで、「取り組んで良かった」と充実感や喜びを得られた出来事を思い出してみましょう。たとえば、「チームで一つのプロジェクトを成し遂げた」「自分のスキルを活かして仕事で褒められた」など、小さな出来事でも構いません。

やりがいを感じる瞬間を探してみることで、今の仕事の楽しさや自分のやりたいことに気づき、前向きに仕事に取り組めるようになる可能性があります。また、転職する場合も、やりがいを軸に仕事を探すことで、ミスマッチや「何がしたいかわからない」状態のまま転職することを防げるでしょう。

4.キャリアの棚卸しをして現在の自分の市場価値を把握する

社会人としてのキャリアを棚卸しして自分の市場価値を把握することで、仕事探しの方向性が明確になる可能性があります。仕事で得た知識やスキルを一つずつ書き出し、「自分に何ができるのか」「転職活動でアピールできるスキルは何か」を整理にしてみましょう。

自分の現在地を確認することで、今後自分が伸ばしたい能力や、さらに専門性を高めたいスキルが明確になることも。結果的に、「何がしたいかわからない」という現状を変えるヒントや、転職先に求めるものが見えてくる可能性があります。

また、現在の自分の市場価値を把握することで、選考でどのようなアピールをすれば効果的かが見えてくるのもメリットの一つ。履歴書の職歴欄や職務経歴書をまとめやすくなるのもポイントです。

5.キャリアプランやライフプランから逆算する

キャリアプランやライフプランから逆算することで、自分の進むべき道が明らかになることもあります。たとえば、「△△年後に△△を成し遂げたい」と具体的な目標を定めれば、「そのためには○○のスキルや経験が必要」と今後の仕事での道筋を立てられるでしょう。

また、「転職後に何がしたいかわからない」という方は、理想のライフプランを先に考えてみる手もあります。「マイホームを購入するためにしっかり稼ぎたい」「子育てと仕事を両立したい」など、自分が希望するライフプランを実現するために必要な待遇や働き方を考えることで、理想の転職先がわかる場合があるでしょう。

6.「やりたくない・なりたくない」ことを探してみる

「やりたくないこと」や「将来なりたくない自分」をイメージし、消去法で仕事を見つけるのも手です。苦手な分野を除外して候補を絞ることで、マイナスな気分にならずにこなせたり、「この仕事ならやってみても良いかも」と思えたりする仕事と出会える可能性があります。
何がしたいかわからない状態であっても、合わない環境や苦痛な作業を避けられれば、転職後にミスマッチを感じるリスクを回避しやすくなるでしょう。

7.「何がしたいか」ではなく「何ができるか」を考えてみる

何がしたいかわからないときは、「何ができるか」を考えてみるのもおすすめです。「パソコンが得意」「人と話すのが苦ではない」など、自分が得意とすることを考えてみましょう。たとえば、パソコンが得意ならデータ入力やプログラミング、人と話すのが好きなら接客や営業の仕事で能力を活かせる可能性があります。

「できること」を探すときのポイントは、始めから物事を「できない」と決めつけないことです。「自分にはできない」と諦めてしまうと、やりたいことやできることが見つからず、転職にいつまでも踏み切れない恐れがあります。自己分析の結果も参考にしつつ、客観的な視点から自分にできることを探してみましょう。

8.視点を変えて新しい体験を積んでみる

新たな体験を積んで自分自身の引き出しを増やすのも、効果的な対処法の一つです。経験不足や知識不足から転職したくても何がしたいかわからなくなっていた場合は、体験してみることで視野が広がる可能性があります。

具体的には、業界・企業研究を行いながら、今まで関わってこなかった分野のイベントやセミナーに足を運んでみましょう。また、プライベートで習い事や旅行などを始めるのもおすすめ。自分でも予想していなかったやりたいことと出会えたり、得意なことを見つけられたりする可能性があるでしょう。

資格取得を目指してみるのも手

資格の取得を検討してみるのも、自分の視野を広げられる手段の一つです。資格の勉強をすることでその業界や職種への知識を深められるほか、転職前に向き不向きをある程度判断できるメリットがあります。また、資格取得に向けた努力や継続力、仕事への前向きな姿勢は転職活動でのアピール材料になり、採用担当者から意欲や積極性を評価してもらいやすくなるでしょう。

ただし、転職活動では、応募先の業界や職種に深く関係していない資格は評価対象になりにくいもの。また、未経験や無資格から挑戦できる仕事の場合、資格取得よりもポテンシャルを評価してもらえる若いうちの転職を優先すべき場合もあります。そのため、転職理由を整理したり自己分析をしたりしてある程度やりたいことが明確になった段階で、資格を取得する必要性や優先度の高さを確認したうえで検討してみましょう。
「26歳の転職は遅い?資格なしや未経験は大丈夫?転職成功のコツを解説」のコラムでは、資格なしから転職を成功させるコツや、おすすめの資格を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

9.世の中にどのような仕事があるか調べる

転職で「何がしたいかわからない」と感じるときは、世の中にある業界や職種について調べてみましょう。「世の中の業界や職種の知識が不足している」で述べたように、やりたい仕事がわからないのは自分の知識不足が原因の可能性があります。

自分が知らなかった業界や職種のなかに、適性のある仕事が隠れている場合も。ハタラクティブの「業界図鑑」や「職種図鑑」も参考に、さまざまな仕事に目を向けてみてください。

10.家族や友人といった身近な人に相談してみる

「転職したいけど何がしたいかわからない」と感じているときは、家族や友人に相談してみるのもおすすめです。家族であれば自分の特性がわかるエピソードを、友人であれば印象に残った出来事などを聞いてみましょう。身近な人から客観的に見た自分の姿を知ることで、今まで気づかなかった魅力や、興味関心や適性のある分野を知れる可能性があります。

沼田 絵美

沼田 絵美

自分に合う仕事を見つけるために、「自分と似たタイプの友達」の仕事について話を聞いてみよう

同じ中学を卒業して今もお正月には集まる地元の友達、高校のときに仲が良かった部活の先輩、お互いの結婚式には絶対呼ぼうと思っている大学時代のサークル仲間。このような「会える時間は昔より少なくなっていても、会えば昔のように盛り上がれる、自分と同じ時間を過ごしてきて同じ価値観を共有している仲間」の仕事の話をたくさん聞いてみるのがおすすめです。

単に会社名を聞くのではなく、毎日どのような人とどのような仕事に取り組むのか、その仕事を上手くこなせる人はどんなタイプか、どんなポイントが面白い仕事なのか。今まで「知らなかったから興味のもちようがなかった」新たな仕事の種類や業界に出会えることもあるでしょう。過去同じ時間を過ごしてきた仲間なら、その「属性や志向性」はあなたと似ている部分があり、仕事についても同じように興味をもてる可能性があります。友人があなたの視野を広げてくれるかもしれません。

11.ハローワークや転職エージェントのサポートを受ける

ハローワークや転職エージェントといったプロのサポートを受けることで、何がしたいかわからない現状が改善する可能性があります。
ハローワークとは、厚生労働省が運営する公共職業安定所のこと。全国500ヶ所以上に設置されており、仕事を探している方は年齢や職歴を問わず誰でも利用できるのが特徴です。ハローワークでは窓口で職員に相談でき、仕事の探し方や応募書類の書き方などのアドバイスをもらえます。自己分析に関するセミナーが開かれていることもあり、「何がしたいかわからない」という悩みを解消できる可能性があるでしょう。

一方、転職エージェントは民間企業が運営している就職支援機関です。転職エージェントでは、転職活動を熟知したプロのキャリアアドバイザーから希望職種や条件などのヒアリングを受けたあと、適性に合った求人を紹介してもらえます。ハローワークと異なりマンツーマンの担当者制なので、転職や仕事探しの悩みを継続して相談でき安心です。
「気になる職場が見つからない…」「転職活動の悩みがあるけど、誰にも相談できない…」という方は、転職エージェントの利用を検討してみてください。

大久保 圭祐

大久保 圭祐

「何がしたいかわからない」と感じるのは自然なことです。まずは自分の過去の経験を振り返り、「楽しかったこと」や「得意なこと」を紙に書き出してみましょう。

また、求人サイトで興味のある職種を探したり、転職エージェントに相談して職業適性をチェックしてもらうことも効果的です。勇気を出して行動を起こすことで、新しい可能性が広がるでしょう。焦らず少しずつ取り組むことで、自分に合った道が見つかります!

転職したいけど何がしたいのかわからない人の特徴

 

転職したいけど何がしたいのかわからない人の特徴の画像

 

転職活動中に「何がしたいのかわからない」と悩む人は、「自信がない」「何がしたいか決められない」といった特徴があるようです。以下でよく見られる特徴について紹介するので、自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。

自分に自信がもてない

自分に自信がないと、転職活動をしても何がしたいかわからない状況に陥る可能性があります。自分の経歴やスキルに自信がないと、気になる求人があっても「自分には無理だ」と諦めてしまいやすいためです。
自己評価を下げてしまう理由としては、以下のようなものが挙げられます。

他人のスキルや経歴と比較してしまうから

他人と自分とのスキルや経歴を比較してしまうと、自分に自信がもてなくなりやすいといえます。周囲に優秀な人が多いと、つい比較して「あの人はあんなにできるのに」と考えてしまうこともあるでしょう。

しかし、転職活動で大切なのは、他人ではなく過去の自分と比較してどれくらい成長したのかを客観視することです。「今の自分は何ができるのか」「どのような苦労や努力があって成長できたのか」を整理することで、自分のスキルや経歴を前向きに捉えられるようになる可能性があるため、ぜひ意識してみてください。

挫折や失敗を恐れているから

過去の挫折や失敗の経験から、自信を喪失してしまっている場合もあるでしょう。再び挫折したり失敗したりするのを恐れる気持ちが強いと、転職そのものに踏ん切りがつかないことがあります。

慎重さは大事ですが、転職を不安に捉え過ぎると自分の成長や待遇面の改善を図る機会を逃してしまう可能性も。「転職したい」という気持ちが少しでもあるなら、一歩前に踏み出す勇気が必要です。

自分で「何がしたいのか」を決められない

「自分でやりたいことを決めるのが苦手」という場合、「転職して何がしたいのかわからない」という状態に陥る可能性があります。たとえば、これまで自分の考えよりも周囲の意見を優先してきた場合、いざ自己判断が必要な状況になるとなかなか決断を下せないことも考えられるでしょう。

転職活動では、「どのタイミングで入社したいか」「どの仕事で働きたいか」「将来どのような道を歩みたいか」など、自分で決断する場面が連続します。判断に迷ったら、紙に自分の考えを書き出してみましょう。可視化して整理することで、自分の本心を把握しやすくなります。

「転職はこうあるべき」という理想が高過ぎる

「転職はこうあるべき」といった高い理想を掲げている場合、現実とのギャップに悩んでしまい「何がしたいかわからない」という状態に陥ることもあります。たとえば、「転職は人生に関わるので大きな目標を定めておくべきだ」という思いが強過ぎると、理想に見合う目標が見つかるまで転職活動に踏み切れない可能性があるでしょう。

理想をもつことやそれに向かって努力することは必要ですが、理想に囚われ過ぎているとかえって動きづらくなる場合もあるため、ほど良いバランスで考えることが大事です。

自分が何をやりたいか見つけたい場合にはどのようにしたら良いでしょうか?

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大久保 圭祐

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自分の経験を振り返ってリストアップすることが、やりたいことを見つける1歩目に

やりたいことを見つけるには、あなたの過去の経験を振り返りながら、楽しめたことや周囲から評価されたことを具体的に整理するなど、客観的な視点を取り入れることが重要です。
自分の価値観や興味を見つけるには、客観的に自分を見つめ直すことがポイント。ただし、一人で考え過ぎると思い込みや選択肢の狭さにより、自分の可能性に気づきにくいことがあります。

そんなときには、キャリア相談や適性診断ツールを活用することで、新しい視点を得られることも。まずは過去の「楽しかったこと」「成果を出したこと」をリストアップし、それが自分のどんな特性に関連しているのかを考えてみましょう。

キャリア相談では「この特性はこの職種に向いている」など具体的なアドバイスが得られます。適性診断ツールも、強みや興味を発見する有効な方法です。キャリアのプロフェッショナルの意見や有用なツールを活用して、客観的な視点を取り入れましょう。自分のやりたいことがより明確になれば、自信をもって次のステップに進めます。

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年代別!何がしたいかわからない状態から転職を成功させるコツ

 

年代別!何がしたいかわからない状態から転職を成功させるコツの画像

 

「やりたいこと見つけて頑張っている同年代と比べてしまい不安を感じる」「もう●●歳なのに、何がしたいかわからなくなった…」と不安に思う方もいるでしょう。このような不安を抱えている場合は、年代ごとの強みや注意点を把握することで、転職に踏み出しやすくなる可能性があります。ここでは、転職活動を成功させるためのコツを、20代と30代に分けてまとめました。

20代の場合:キャリアビジョンを明確にする

「転職後に何がしたいかわからない」という20代の方は、「将来どうなっていたいのか」というビジョンを考えることから始めてみましょう。
「管理職になりたい」「専門スキルを身につけてバリバリ働きたい」「ワーク・ライフ・バランスを実現させたい」など、ざっくりとした希望で構いません。そのビジョンを叶えられる環境や自分が身につけるべきスキルなどを考えることで、辿るべきキャリアパスが次第に見えてくるはずです。

20代のうちは未経験分野への転職にも挑戦しやすい

20代は、未経験の業界や職種へ転職しやすい傾向があります。年齢が若い20代のうちは、スキルや経歴よりもポテンシャルや熱意を評価してもらいやすいためです。就業意欲や入社後の意気込みを具体的にアピールすれば、未経験分野への転職を成功させられる可能性があるでしょう。興味を惹かれるのであれば、未経験の業界や職種にも積極的に応募してみるのがおすすめです。

20代の転職活動を成功させるコツは、「20代の転職でおすすめの職種や業界は?未経験から目指せる仕事をご紹介!」でも触れているので、あわせてご一読ください。

何がしたいかわからない状況から就職を成功させたTさんの体験談

大学卒業後、観賞魚の専門店でアルバイトとして働いていたTさん。やりがいを感じていたものの体調を崩し退職、療養しているうちに、「正社員になりたい」と思ったそうです。

しかし、就活を始めるもやりたいことがわからず、熱を入れて就職活動に取り組めなかったとのこと。そんなとき登録したハタラクティブで、キャリアアドバイザーから仕事内容や業界・職種の詳しい説明を受け、興味をもったITエンジニアの仕事への就職に成功しました。

Tさんの詳しい体験談は、「「やりたい仕事」が分からなかった僕が選んだのは、ITエンジニアの道」でご覧いただけます。

30代の場合:これまでの経験やスキルをアピールする

30代の転職活動では、これまでの仕事で身につけたスキルや経験をアピールするのがおすすめ。30代以降は、企業から即戦力となるスキルや経験を求められる傾向にあるためです。転職後に何がしたいかわからないとお悩みの30代の方は、今までの実績や成功体験を「なぜ企画が通ったのか」「なぜ営業成績を挙げられたのか」のように振り返り、自分の強みを探してみましょう。

30代での転職難易度は「30歳で転職は厳しい?未経験の職種にも挑戦できる?成功させるコツも紹介」で紹介しているので、チェックしてみてください。

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転職を考え直したほうが望ましい人の特徴

 

転職を考え直したほうが望ましい人の特徴の画像

 

ここでは、転職を考え直したほうが望ましい人の状況を解説します。「何がしたいかわからない状態で転職しても大丈夫だろうか…」とお悩みの方は、以下を判断基準としてお役立てください。

転職を考え直したほうが望ましい人の特徴

  • 現在の収入や働き方の条件に不満がない
  • 異動や昇進でやりがいを維持できる見込みがある
  • ワーク・ライフ・バランスが取れている
  • 現在の職場で良好な人間関係を築けている

現在の収入や働き方の条件に不満がない

現在の仕事に大きな不満がなく、生活が安定している方は、何がしたいかわからないままの転職をおすすめしません。転職すれば今よりも自分の希望に合った環境で働ける可能性はありますが、同時にミスマッチの職場に入社してしまうリスクも伴います。転職の目的がはっきりするまでは、今の職場で仕事を続けるのが望ましいでしょう。

異動や昇進でやりがいを維持できる見込みがある

異動や昇進でやりがいを維持できる見込みがある場合、転職は慎重に判断すべきといえます。たとえば、「別の部署でなら現在の課題を解消できそう」という場合は、上司に異動を相談してみましょう。また、実務経験を重ねて昇進すれば携われる業務範囲が広がったり、資格取得によって昇給したりすることもあります。
すぐに転職に踏み切るのではなく、現職への向き合い方を変えることで満足度を向上できないか検討してみましょう。

ワーク・ライフ・バランスが取れている

「定時で退社しやすい」「仕事とプライベートの両立ができている」というように、現職でワーク・ライフ・バランスが取れているのなら、焦って転職する必要はないでしょう。何がしたいかわからないまま転職して企業との相性が悪かった場合、「前の職場のほうが働きやすかった」と後悔してしまう恐れも。ライフステージが変化することも考慮するなら、無理に転職するより自分らしい働き方を実現できる現職で働き続けたほうが安心といえます。

現在の職場で良好な人間関係を築けている

現職で良好な人間関係を築けている場合も、目的が定まっていない状態から転職するのは控えるのがおすすめといえます。厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、人間関係が理由で職場を退職した人は男性で9.1%、女性で13.0%。「その他」を除くと最も多い転職理由です。

転職先では、一から人間関係を構築しなければいけないうえに、必ずしも良好な人間関係を築けるとは限りません。今の仕事の人間関係が良好な場合、もう少し現職に留まって今後のキャリアについて考えてみるのも一つの手でしょう。

転職するかどうかの判断基準は「転職するか迷うときはやめたほうがいい?判断基準や注意点を紹介!」でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

心身や生活に悪影響が出ているなら転職も検討すべき

心身や生活に悪影響が出ている場合は、「何がしたいかわからない」状態での転職も検討すべきといえます。たとえば、「長時間労働で睡眠不足が続いている」「人間関係が悪く、ストレスから体調を崩しがち」などの場合は、我慢して無理に仕事を続けることで、さらに体調が悪化してしまうリスクがあるでしょう。自分の心身の健康を守るために、転職は有効な手段といえます。
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何がしたいかわからないまま転職活動を進めるリスク

 

何がしたいかわからないまま転職活動を進めるリスクの画像

 

「何がしたいかわからない」「どのような仕事が自分に合っているかわからない」という状態で転職活動をしても、思うような結果は得られません。希望が不明確なまま転職活動を始めると、転職活動が長引いたり、早期離職してしまったりするリスクを抱える恐れがあります。

就業意欲が伝わらずなかなか内定をもらえない

何がしたいかわからない状態で転職活動をすると、採用担当者へ仕事に対する意欲が伝わらず、なかなか内定をもらえない可能性があります。
企業側は応募者の就業意欲を確かめるために、面接で「なぜ転職をするのか」「なぜほかではなくこの仕事を選んだのか」といった動機に関する質問をすることがほとんどです。何がしたいかわからない状態では説得力のある説明ができず、選考が上手くいかないリスクがあるでしょう。

ミスマッチによる早期退職のリスクにつながる

何がしたいかわからないまま転職すると、入社後にミスマッチを感じて早期退職するリスクが高まります。「どのように働きたいか」をよく考えずに転職した結果、苦手な作業を任されたり適性の低い部署に配属されたりする可能性があるためです。

自分がどのような仕事内容や職場環境を希望しているのか整理し、それに見合った会社を探すことが転職を繰り返さないためのポイントといえます。「転職を繰り返す人の心理は?長続きする職場に採用されるコツも解説」のコラムでは、転職を繰り返す理由やデメリットをご紹介。「何がしたいかわからず転職を繰り返している」という方は、あわせて参考にしてみてください。

転職活動が長期化してキャリアに影響を及ぼす恐れがある

何がしたいかわからないまま現職を退職すると、転職活動が長引くリスクも考慮する必要があります。転職活動が長期化すると、採用担当者から離職期間の長さを不安視されることもあるでしょう。また、なかなか転職先が決まらず「とりあえずこの仕事で良いか」と妥協した結果、マッチ度の低い会社に入社してしまう場合も考えられます。

「仕事で何がしたいか分からない…自分に合った仕事を探す方法を解説」では、ビジョンがないまま転職活動を始めるリスクを解説していますので、あわせてご覧ください。

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転職活動を行う前に確認しておきたいポイント

 

転職活動を行う前に確認しておきたいポイントの画像

 

この項では、転職活動を進めるときのポイントを5つまとめました。前述のとおり、「何がしたいかわからない…」と感じたまま転職活動をするのはリスクが伴います。「それでも何か行動を起こしたい!」という場合は、下記の点に注意しながら転職活動を進めてみましょう。

転職活動を行う前に確認しておきたいポイント

  • 憧れの分野や好きなことが適職とは限らない
  • 妥協せずに自分に合う転職先を探す
  • 仕事内容だけでなく労働条件や職場環境も確認する
  • 未経験での転職はゼロからのスタートになる
  • 転職は思いつきで行動せず計画的に行う

1.憧れの分野や好きなことが適職とは限らない

仕事として憧れている分野や好きなことが、必ずしも適職であるとは限りません。憧れや好きなことを仕事にしたことで、「思っていた仕事と違った」「仕事にしたことで嫌いになってしまった」と感じる可能性も十分にあります。
また、「何がしたいかわからないけど、華やかな美容やファッション業界はなんとなく楽しそう」というように、抽象的なイメージで転職先を決めることも、ミスマッチにつながりかねません。

ただし、なかには「好きなことを仕事にすれば頑張れる」「憧れの仕事が自分に向いていた」という場合もあります。転職の際に大切なのは、自己分析をしっかりと行ったうえで憧れの仕事や好きなことへの理解を深め、「プロとして仕事にできるか」「適性に合っているか」を確認すること。イメージだけで職業を決めず、自分の仕事として長く続けられるか、自己分析をもとに検討してみてください。

2.妥協せずに自分に合う転職先を探す

転職活動をするときは、妥協せずに自分に合う転職先を探しましょう。「何がしたいかわからないからとりあえずこの会社で良い」と妥協すると、ミスマッチによる早期離職につながる恐れがあるためです。
ここでは、妥協せずに自分に合った転職先を探すための注意点をご紹介します。

仕事内容だけでなく労働条件や職場環境も確認する

仕事探しをする際は仕事内容だけでなく、労働条件や職場環境にも注目しましょう。何がしたいかわからないからといって給与や働き方といった条件だけに着目したり、「社風が魅力的だから」と仕事内容や労働条件をよく確認せずに仕事を選んだりすると、ミスマッチが生じる可能性があります。

仕事を選ぶなら、志望企業に関するさまざまな情報を集めたうえで、自分が希望する労働条件に当てはまるか、長期的に働ける環境かなどを総合的に判断しましょう。情報収集には求人サイトや企業の公式サイトのほか、転職者向けのインターンシップといった職場の内情を知る機会も活用するのが効果的です。

特に重視する条件を3~4個に絞ろう

条件に優先順位をつけるときは、特に譲れない条件を3~4個に絞るのがおすすめです。たとえば、「勤務形態の希望はないが、職場が遠いのは嫌だ」「給与は多少低くても土日休みが良い」など条件同士を比べ、より自分にとって妥協できない条件を選んでみましょう。

希望する条件が多過ぎると当てはまる求人数が少なくなってしまい、仕事探しに時間が掛かる恐れがあります。譲れない条件を4つまでに絞ることで、多くの求人のなかから、より効率的に仕事探しができるでしょう。

4.未経験での転職はゼロからのスタートになる

未経験の仕事に転職した場合、ゼロからのスタートとなります。一から勉強したりキャリアを積んだりしていくことになるので、転職後は一定の大変さを感じる可能性があるでしょう。

そのため、何がしたいかわからない状態で未経験分野に挑戦すると、転職後に「前の仕事を続ければ良かった」と感じてしまう恐れも。未経験の仕事に興味がある場合は、自己分析や企業研究などの下調べを入念に行ったり、メリット・デメリットを確認したりしたうえで慎重に判断する必要があります。

「未経験でもできる仕事20選!採用されやすい職種を一覧で紹介します」のコラムでは、未経験の仕事に転職する際の注意点や未経験から挑戦しやすい職種をご紹介。あわせて参考にしてみてください。

未経験から挑戦しやすい傾向のある業界・職種の特徴

未経験から挑戦しやすい業界・職種には、主に以下のような特徴があります。
  • ・人手不足の傾向がある
    ・入社後に仕事のスキルを身につけられる
    ・入社後の教育制度が整っている
具体的には、需要が高まっている一方で人材が不足しているIT業界や介護業界、接客業などが挙げられるでしょう。また、職業では営業職や事務職などが挑戦しやすいといえます。

5.転職は思いつきで行動せず計画的に行う

転職をするときは、思いつきで行動せず、計画的に行うことが大切です。「とりあえず転職したい」と衝動的に行動すると、転職がゴールになってしまうあまり自分の適性や本当にやりたいことが不明瞭になり、ミスマッチや後悔につながりかねません。どうしても避けられない事情がなければ、できるだけ在職中に転職活動を行うのがおすすめです。

前述したように、何がしたいかわからないままで転職活動を進めても、すぐに新しい職場を見つけるのは難しいといえます。目的が決まっていないうちは、現職を続けながら「やりたいこと」や「できること」を探してみましょう。
「転職活動に疲れた…仕事が決まらないときはどうする?原因や対処法を解説!」のコラムでは、転職活動を無理せず進める方法を解説しています。計画的に転職活動を行うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

「転職したいとは思うものの何がしたいかわからない」「何がしたいかわからないけど転職がしたい!」とお悩みの方は、ハタラクティブにご相談ください。若年層向け転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが仕事探しにおける不安や疑問に丁寧に回答し、お悩みを解決します。

マンツーマンで実施するカウンセリングをもとに、あなたの希望に合った求人をご紹介。また、強みを引き出す自己分析を一緒に行い、1人ひとりの好きなことや得意なこと、適性を明確にしたうえで転職支援を進めます。「何がしたいかわからない」「自分に合った仕事はどう探す?」と悩んでいる方も、自己理解を深めて納得しながら選考に取り組めるでしょう。
応募書類の添削や面接対策などのサービスも無料で実施しています。ハタラクティブのキャリアアドバイザーと一緒にやりたい仕事を明確にし、転職活動を成功させましょう。

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転職で何がしたいかわからないときによくある質問

転職したいものの、次に何がしたいかわからない人もいるでしょう。ここでは、やりたいことが見つからない人によくある転職のお悩みを、Q&A方式でご紹介します。

転職活動をしていたら何がしたいかわからなくなりました…

転職活動を進めるうちに、やりたいことがわからなくなることもあるでしょう。特に、情報収集をしているうちに、最初に考えていたことから方向性が変わることは珍しくありません。
転職活動の軸がブレたら、自己分析をやり直してみるのがおすすめです。転職したいと思ったきっかけや、将来のビジョンを改めて見つめ直せば、やりたいことが見えてくる可能性があります。
やりたいことがなくてお困りの方は、「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」でのコラムをご一読ください。

目先の条件だけで転職を決めないほうが良いですか?

転職先を目先の条件のみで決定するのは避けるべきです。就職後に社風や仕事内容とのミスマッチが生じ、早期離職につながる可能性があります。
仕事にやりがいよりも安定性や給与、ワーク・ライフ・バランスを重視するという場合も、自己分析や仕事内容の確認を丁寧に行い、「自分の適性に合った仕事内容か」「無理なく続けられそうか」は確認しておくことが大切です。

転職したいけどスキルがない20代・30代向けの仕事の探し方は?

「未経験者歓迎」「経歴不問」の求人に注目してみましょう。未経験者を積極的に採用している企業では、スキルや経験よりもポテンシャルや意欲を重視した採用活動を行っている傾向があるためです。また、未経験者向けを積極採用している企業の多くは、入社後の教育体制が整っているのも魅力といえます。
スキルなしから転職しやすい業界は「スキルなしから転職できる?就職しやすい業界・職種や成功させる方法を解説」で紹介しているので、チェックしてみてください。

転職はしたいけど何から取り組めば良いかわかりません

転職活動では、まず自己分析から取り組みましょう。仕事で何を大事にしたいのか、何を得意としているのかなどを明確にし自己理解を深めることで、マッチする仕事を見つけやすくなります。また、自己分析をきちんと行っておけば、応募書類の内容や面接での受け答えを充実させやすくなるのもメリットです。
「転職活動を一人で進めるのは不安…」という方は、若年層向け転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーがあなたの転職活動を全面的にバックアップします。

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  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
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